カテゴリー : 2016年 7月

Awesome Rock【07/15 O.A.】Playlist

Awesome Rock【07/15 O.A.】Playlist

7月15日の番組は、

全米全英制覇!Blink182「California」を紹介!

182.jpg

アホアホ度は減退したものの、何処かもの悲しさ漂うメロディは健在。

M01: SAMBA DE PRETO / Huaska※7月20日企画盤発売!
M02: Lucky Man / Laura Mvula
<コーナー: AwesomeRecommendation>
M03: First Date / Blink-182
M04: I miss You / Blink-182
M05: Built This Pool / Blink-182
M06: She’s Out Of Her Mind / Blink-182
M07: No Future / Blink-182
<コーナー: AwesomeRecommendation>終わり
M08: The Price Is Wrong / Periphery ※7月22日新作発売!
おしまい♪

【幻】モーニン・ブルーズ 2016/07/16

mb160716

 

TM : ヲーキン・ブルーズ(夜に近いアサー仕様)P.B.B.B.

 

おはようございます。アサー、ワツシイサヲです。蒸し暑かったり、逆に肌寒さを感

 じる位だったり、不安定な気候ですね。木曜日の土砂降りには、見事に直撃

 を喰らいました。でも今夜は涼しく過ごせるかな、あ、盆地はより暑くなり

 ますね。覚悟して甲府に行ってきます。その前にモ—ニン・ブルーズです。

  今朝はこれだ。ご存知かな。

 

M01.口笛天国(2’49”)ザ・カーナビーツ

-Cook, Greenway, K.Sazanami-   ビクター FS-1018

 

「口笛天国」、ザ・カーナビーツでした。これには「夜明けの・・・」という行り

 があると思って持って来たのですけど、漣健児の和訳にはなかったですね。

 毎度の思い違いかなあ。最後の部分でようやくコジ付け気味に口笛は出て来ま

 す。リ—ド。ヴォ—カルはアイ高野ではなくて、本来のヴォ—カル担当者、臼井啓吉でし

 た。「好きさ好きさ好きさ」のB面という事は、デビュ—・シングルのカップリング曲

 だったのですね。当時フィリップス同門のジャガーズと片面ずつ分け合ったLPがあ

 りまして、そこではジャガーズが唄っていたような記憶が・・・、絵画館前に

 全員が整列していた写真がジャケットの記憶が・・・これらもよくある思い違い

 でしょうか。

  さて、今のヴァ—ジョンではそれほどフィーチュアされていませんでしたが、これは

 口笛がメロディを執った珍しい楽曲。オリヂナルは作曲者で制作者のロジャー・グリーナウェ

 イとロジャー・クックが一発ヒットを当てたノヴェルティ曲です。「口笛ジャック」というのはデ

 ッチ挙げのア—ティスト名です。ヒットした後で慌ててリヴァープール出身のビリー・モローラーを本

 人に仕立てて実演を回したそうです。目に浮かびますね、その時の光景が。

  口笛で正しい音程、リズムを表現するのはかなり高度な技術で、かつてはこ

 の国にもプロのスタジオ口笛ミュージシャンがいました。何かのご褒美に作ってもらっ

 たようなソロ・アルバムを聞いた事があります。

  オーティス・レディングの「ドック・オヴ・ザ・ベイ」の終了部分の口笛、合わせてみ

 るとあれも結構難しいですよ。他に口笛で思い浮かぶのは、ビリ—・ジョエルの

 「ステレインヂャー」のイントロかな。あれも多分ヌ—・ヨ—クのスタジオ口笛ミュージシャンの仕事で

 しょう。状況が明るくても暗くても、ハマるといい雰囲気が出ます。

  ではオリヂナルの「口笛天国」、口笛ジャック、ウィスリング・ジャック・スミスでどうぞ。

 

M02.口笛天国(2’21”)口笛ジャック

-Cook, Greenway-   ソニー MHCP 190

 

M03.You Got Me Whistling(2’46”)Johnny Fuller

-unknown- BSMF  7022

 

これまたクールな口笛ブルーズ「ユーガタ・ミー・ウィスリング」でした。サム・アンド・デイヴ

 に「ユーガタ・ミー・ハミン」というのがありましたが、こちらは鼻歌ではなくて口

 笛です。ジョニー・フラー、1950年代からサンフランシスコで活躍していたブルーズ・マン。彼

 が1974年にやはり西海岸のフィリップ・ヲーカーと録音したアルバム『フラーズ・ブルーズ』

 がCDになって来週発売されます。そこからもう1曲行きましょう。

  「フールズ・パラダイス」。

 

M04.Fools Paradise(3’05”)Johnny Fuller

-unknown- BSMF  7022

 

ジョニー・フラーとフィリップ・ヲーカー楽団で「フールズ・パラダイス」でした。活動拠点が

 サンフランシスコで名がフラー、と聞けば「ジエシー・フラーじゃないの」、と誰もが聞いて来

 るでしょう。それが普通です。でも決して間違えてはいけません。ジェシ−はこ

 んな感じです。

 

M05.Sanfrancisco Bay Blues(2’51”)Jessie “Lone Cat” Fuller

-J.Fuller-  Vanguard  VC2-77005

 

N   「サンフランシスコ・ベイ・ブルーズ」、ジエシー・フラー、ニューポート・フォーク・フェスティヴァルでの

 実況録音でした。1963年から66年までの録音を集めた『ニューポート・フォーク・フェ

 スティヴァル・クラシックス ブルーズ・ウィズ・ア・フィーリング』という2枚組でアルバムからで

 す。一人でのギター弾き語り、首に掛けたホ—ルダ−にハモニカとカズーを挟んで間奏に

 色を着けていました。とてもいい雰囲気でしたね。

  それに続けてお届けするのはピーター、ポール・アンド・マリーの同じ「サンフランシスコ・

 ベイ・ブルーズ」。わたしは11歳ぐらいから、このヴァ—ジョンが好きでした。最後

 のブルーズ・エンディングがカッコよく聞こえて堪りませんでした。今朝はわたしに付

 き合って下さい。

  ピーター、ポール・アンド・マリーで「フリスコ・ベイ・ブルーズ」。

 

M06.サンフランシスコ湾ブルース(3’05”)ピーター、ポール・アンド・マリー

-J.Fuller-   ワーナー  WPCR–14596

 

M07.Hope(2’42”)Sir Jean & NMB Afrobeat Experience

-L.Ouillon-  Label440/CD-43150

 

ピーター、ポール・アンド・マリーで「サンフランシスコ・ベイ・ブルーズ」に続けた少々抽象的

 ホーン・アンサムブルは「ホープ」、サー・ジーンとNMBアフロビート・イクスピアリアンスです。彼ら

 はフランスのアフロビートを演奏するブラス・バンドです。トニー・アレンに代表される高度に

 洗練された最新のアフロビートに較べますと、フェラ・クティが70年代に始めた基本的

 な形は、暗黒の恐怖を感させるようなドスの効いたものでした。サー・ジーンと

 NMBアフロビート・イクスピアリアンスの響きは、それと共通する部分を持っています。

  もう1曲どうぞ。

  「ハーンテド」。

 

M08.Hunted(2’52”)Sir Jean & NMB Afrobeat Experience

-J.Gomis, L.Ouillon-  Label440/CD-43150

 

「ハーンテド」、サー・ジーンとNMBアフロビート・イクスピアリアンスでした。メムバーは9人。

 サー・ジーンがヴォーカルで、他はギター2本、テナー、バリトン、トロムボーン、スネア・ドラム、パー

 カッション、ベイス・ドラム、そしてスーザフォーンです。ジャケット写真にはなぜかエレキ・ベイス

 を持った人間も写っていますが、クレジットは以上の10人でした。スーザフォ−ンがい

 るんだから、エレベは要らないですね。

  「ハーンテド」でお気づきのように、かなりレゲエ感覚が強い。特に今のはダンス・

 ホ—ル・スタイル以降の要素も取り入れられていました。この傾向は、同時代性を

 持った音楽を目指す人間たちには共通して流れている血のようなものですか

 ら当然として、かなり明確なメッセヂも含めてわたしが連想したのはヲーでした。

 次の1曲で、みなさんにもお分かり頂ける筈です。

  かなりの長尺曲です。

  「レッデムゴー」。

 

M09.Let Dem Go(7’44”)Sir Jean & NMB Afrobeat Experience

-J.Gomis, Y.Paulet, P.Vadon-  Label440/CD-43150

 

M10.Happy Feet Blues(4’32”)Algiers Brass Band

-W.Marsalis-  Fremeaux & Associes  FA 5413

 

サー・ジーンとNMBアフロビート・イクスピアリアンスの「レッデムゴー」、如何でしたか。わた

 しはかなり面白く聞けています。以前ブルックリンのアフロビート集団を紹介した事も

 ありましたね。楽器編成がソウルやR&Bと共通しているので、特殊な民族的技

 能がなくても踏み込める領域だからでしょうか。ただね、やはり基本的に上

 手じゃなきゃ迫力も出せません。NMBアフロビート・イクスピアリアンスはその点も合格。

 これから後、いま漠然と見えるオリジナリティを磨いてもらいたいと願います。

  その次にお届けしたのは、本場ヌー・オーリンズのアルジャーズ・ブラス・バンドの「ハピ

 ー・フィート・ブルーズ」でした。路上感覚溢れるダイナミックな演奏、こういうファンキーな

 スタイル、しばらく前までは既存のファンクをブラス・バンドに置き換えたもの、という

 認識でしたが、これはお恥ずかしい間違いで、そもそもファンク自体がブラス・バン

 ドから発生していたのですね。改めます。

  昨今はこのような路上吹奏楽器隊を集めたコムピ盤が簡単に手に入るように

 なりまして、ダーティ・ダズン・ブラス・バンド以外の響きにも親しめます。次は

 スミソニアン・フォークウェイズからのコムピ盤に収録されている1曲です。

  「スルー・ザ・ストリーツ・オヴ・ザ・シティ」。

 

M11.We Shall Walk Through The Streets Of The City(4‘11”)Treme Brass Band

-trd.-  Smithonian faolkways SFW CD 40212

 

トレメ・ブラス・バンドという集団の「ウイ・シャル・ヲーク・スルー・ザ・ストリーツ・オヴ・ザ・

 シティ」、「赤い河の谷間」と同じ歌でした。8歳の時に「NHKみんなの歌」で

 聞いて以来、わたしのチャ—トにずっと入っています。

 

  サボテンの花咲いてる 砂と岩の西部

  夜空に星は光り オオカミ鳴く西部

 

  この歌詞に大いに刺激され、アメリカ西部に憧れを持ちました。でも、今のトレメ・

 ブラス・バンド仕様はヌー・オーリンズの街中を歩き回る内容でした。どちらが先か、

 というよりも漠然とした好まれていた節が人から人に歌い継がれて、それぞ

 れの土地に根付いた、という証明なのでしょう。ジョニ—とハリケインズの「レッド・

 リヴァ・ロック」というゴキゲンなインストルメンタルもありますね。

  ご存知の通り、ヌー・オーリンズのブラス・バンドは、人が亡くなった時、遺体を墓

 地まで運ぶ際に、行進の伴奏を努めます。棺を中心とした遺族や関係者たち

 の次に並ぶので、二番目の隊列で「セカンド・ライン」と呼ばれる訳です。行きは

 しめやかに厳かに、そして埋葬を済ませた後は賑やかに陽気に帰って来ます。

  次の歌もそんな儀式の帰り道に元気よく演奏されたものでしょう。

  スミティ・ディーズ・ブラス・バンドで

  「グローリ、グローリ、ハレルヤ」。

 

N12.Glory Glorly Hallelujah(4’08”)Smity Dee’s Brass Band

-trd.-  Fremeaux & Associes  FA 5413

 

M13.黒い花びら(2’53”)水原弘

-R.Ei, H.Nakamura-  東芝 TOCT-6695

 

別名「ファミリー・サークル」としても知られた「グローリ、グローリ、ハレルヤ」、スミティ・ディ

 ーズ・ブラス・バンドでした。

  あ、突然セカンド・ラインにリクエストが入って、「黒い花びら」が演奏されました。

 第一回レコ—ド大賞に輝いた、水原弘の名唱です。

  ははあ、77日に83歳で亡くなった永六輔のお葬式だったんですね。

  音楽は彼の傑作が続くようです。

  「黄昏のビギン」、水原弘。

 

M14.黄昏のビギン(2’41”)水原弘

-R.Ei, H.Nakamura-  東芝 TOCT-11145

 

もうだいぶ前から健康上の理由で仕事を控えていた永六輔、最後までラジオ

 を愛した人でしたね。言葉のコミュニケイション媒体としてラジオの機能を、彼ほど使い

 こなした人間はいなかったでしょう。合掌。

  お直り下さい。音楽はまだまだ続きます。

  「遠くへ行きたい」

 

M15.遠くへ行きたい(3’22”)ジェリ—藤尾

-R.Ei, H.Nakamura-  東芝 TOCT-6695

 

彼が放送界に入ったのはラジオ番組への投稿がきっかけだったそうです。これ

 またいかにもなこぼれ話。そして放送開始直後のテレビにも大いにその才能を

 寄与しました。NHK「夢で逢いましょう」から生まれたヒット曲の殆ど全ては

 相棒、中村八大との共作でした。これもヒット率を考えると驚異的な実績ですね。

  では「夢で逢いましょう」19638月の歌、

  「誰かと誰かが」ジェリ—藤尾。

 

M16.誰かと誰かが(3’03”)ジェリ—藤尾

-R.Ei, H.Nakamura-  東芝 TOCT-11145

 

M17.こんにちは赤ちゃん(2’22”)エリーン・バットレイ

-R.Ei, H.Nakamura-  ワーナーWPCR-27807

 

二番目の列に飛び入りがありました。オ—ストラリアの女性、エリーン・バットレイです。

 彼女が唄ったのはやはり六八コムビによる「こんにちは赤ちゃん」でした。海

 外でも彼らの作品は確かな反応を得ていました。その代表は「上を向いて歩

 こう」です。

  あ、大きな通りが交差する十字路には、もうひとつのお葬式の隊列が見

 えます。こちらのセカンド・ラインからは、和風の響きが聞こえて来ます。

 

M18.うちら祇園の舞子はん(4’06”)ザ・ピーナッツ  

-S.Ike, T.Hagiwara-  東芝 TOCT-26867/8

 

こちらは518日に亡くなっていたザ・ピーナツの伊藤ユミ葬儀でした。

  沢山のヒットの中では異色な日本情緒を漂わせる「うちら祇園の舞子はん」、

 作詞岩谷時子、作曲萩原哲晶でした。こういう傾向の楽曲でも、あの独特

 な双子のハ—モニ—が活きています。

  その二人ともこの世に居なくなってしまったザ・ピーナツ。彼女達は戦後大衆

 音楽で世界進出を果たした最初の存在でしょう。その証明に、外国人歌手に

 よるカヴァがいくつも発表されています。代表的なところをどうぞ。

  カトリーヌ・ヴァレンテです。

 「恋のヴァカンス」。

 

M19.恋のバカンス(2’19”)カトリーヌ・ヴァレンテ

-T.Iwatani, H.Miyagawa-    コロムビア COCP-39523

 

そして、2週間前にミルバで聞いて頂いた「ウナ・セラ・ディ東京」、

  今朝は同じくカトリーヌ・ヴァレンテでお聞き下さい。

 

M20.ウナ・セラ・ディ東京(3’00”)カトリーヌ・ヴァレンテ

-T.Iwatani, H.Miyagawa-  キング HIT-368

 

M21.ワン・レイニー・ナイト・イン・トーキョー(2’24”)ブレンダ・リー

-D.Suzuki, G.Selden, M.Brown-  テイチク(デッカ)  DS-385

 

音楽はブレンダ・リーの「ワン・レイニー・ナイト・イン・トーキョー」に変わりました。これは

 ピーナツの持ち歌ではありませんが、昔から「ウナセラ」と妙な関連性を感じていま

 す。何故でしょうか。この歌には盗作疑惑がかけられ、最高裁でまで争われ

 ました。結果としてその疑いは晴れて作曲者鈴木道明は無罪を獲得します。

 絶対に盗作ではない、原告の主張する楽曲は聞いた事がないという確たる根

 拠があったのでしょう。その姿勢を貫いたのは偉い。

  さて葬儀の隊列も通りの向こうに消えて行きました。それぞれの方のご冥

 福をお祈り致します。合掌。

  ではお直り下さい。軽快なテムポ—でヌー・オーリンズの町をまた歩き始めましょう。

  おっ、さすが元フランス領だった場所ですね。シャンゼリゼの歌が聞こえます。

 

M22.オー・シャンゼリゼ(2’33”)ダニエル・ビダル

-P.Delanoe, M.deighan, M.Wlish, K.Yasui-   コロムビア COCP-39523

 

M23.天使のささやき(3’08”)スリ—・ディグリーズ

-K.Gamble, L.Huff, S.Shorai-  CBSソニ−  ECPB-294-PH

 

M24.夢で逢いましょう(2’36”)中村八大

-R.Ei, H.Nakamura-  東芝 TOCT-6695

 

 

TM:ボーン・イン・シカゴ(アサー仕様)P.B.B.B.

 

ダニエル・ビダルの「オー・シャンゼリゼ」、流行っていた頃は気にも留めなかったこ

 の歌、いま聞いてみると言葉が素敵です。「皆んな集まるあのクラブ」ですよ。

 これも流石の安井かずみでした。オードリー・ヘプバーンの「パリの恋人」で、華の

 都に出た彼女が連れて行かれる深夜喫茶の場面が浮かびます。さっきの「誰

 かと誰かが」も良かったですね。「通りすがりにウインクしよう」だって。永六輔

 は、戦後の平均的日本人の生活感覚を導き支えていましたね。ここで再び、

 合掌。お直り下さい。

  「シャンゼリゼ」のあとはスリー・ディグリーズの日本語盤「天使のささやき」でし

 た。この和訳では明らかにされていませんが、わたしはずっと「これは朝の

 歌だ」、と云う確信を持っています。「プレシャス・モーメント」ではなく「プレシャス・モー

 ニング」じゃないかな。どうぞ原曲をお確かめ下さい。

  そして「アサ—」の前にもうひと夢、中村八大のピアノ演奏で「夢で逢いましょ

 う」でした。

  「勝利」は「我等に」来なかったですね。参議院選挙の結果です。わたし

 の投票相手はまずまずでしたが、恐れていた議席の割合です。選挙期間中は

 触れなかった憲法に、直後から言及し始めるこの卑劣さ。明らかに国民を馬

 鹿にしている、この態度。憲法改悪より今は皇室典範改正だろうがよ。

  都知事選もなあ・・・。アオシマ以来、メディア人はダメという結論が出てたんじ

 ゃないのですか。その当人には、立候補届け出後の発言でわたしは早くもゲン

 メツしました。

  またフランスでテロです。夏のお祭りは開放感に溢れています。無防備です。日

 本も対岸の火事をきめ込んではいられません。充分お気をつけ下さい。

  さて今夜のピンポン合戦、わたしにとっては横浜に続いての遠征試合です。

 別に対戦相手の本拠地ではないので、条件は公平か。敵の情勢視察も昨夜し

 てまいりました。どうなりますでしょうか。ご期待下さい。昼過ぎには新宿

 から出掛けます。

   2016716日、本日です。1630分開場  1700分開演

   山梨県甲府市 桜座

   事務局〒400-0032山梨県甲府市中央1-1-7

   電話055-233-2031  メイルアドレスkofu@sakuraza.jp  

   http://www.sakuraza.jp/ask.htm

 mb160716写真図版II

  今朝の特別付録の隠し場所は

 http://firestorage.jp/download/858da087a3fe1212a41e0abf30f407a5fa9f8d7b

  ダウンロードパスワードはyvzqmn2tです。どうぞお楽しみ下さい。

  今朝もちょうど時間となりました。

 こちらは、http://osamusawada.com/category/mornin-blues-by-isaowashizu/

 「幻」モーニン・ブルーズ、鷲巣功でした。来週もあなただけに。 

 

mb160716写真図版I

スマッシュ日高正博さんにインタビュー

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昨日、Fuji Rock Festival生みの親、スマッシュ代表=日高さんにインタビューしてきました。

フジロックのこと、同じく日高さんが始めたオールスタンディング文化。さらに名古屋の洋楽シーンについて予定時間を大幅にオーバーするなかガッツリと語っていただきました。

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フジロック編は、7月16日ド深夜27時からのZIP-FM Good Speed REAL ROCKSでお届けします!

乞うご期待!

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Real Rocks 【07/09 O.A.】Playlist

Real Rocks【7/09 O.A.】Playlist

7月09日の番組は、

Fuji Rock Festival ’16 特集 Part 3

frf16_logo

今年もあと2週間と迫ってきました日本の夏フェスの元祖!フジロックを紹介!
今回は3日目7月24日日曜日のラインナップとステージの紹介をしました。

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M01: Zero Crown / The Empire
M02: SAMBA DE PRETO / Huaska
<コーナー: RockAroundTheWorld>
M03: For The Love Of God / Steve Vai
M04: The Realest / Issues
M05: Lightning (Featuring John Rzeznik) / Cash Cash
M06: Gimme The Love / Jake Bugg
M07: The People / The Music
M08: Are You Gonna Be My Girl / Jet
M09: Dear Boy(2012 Remaster) / Paul McCartney
M10: She’s Out Of Her Mind / Blink-182
M11: Goodbye Angels / Red Hot Chili Peppers
<コーナー: RockAroundTheWorld>終わり
M12: No Good / Kaleo
<コーナー: RockSteadyGo>
M13: Give It Away / Red Hot Chili Peppers
M14: The Trooper (Overture) / 2 Cellos
M15: Give It All To You / Slot Machine
M16: Maybe Tomorrow / Stereophonics
M17: Twistin’ & Groovin’ / Leon Bridges
M18: Catch me if you can / BABYMETAL
M19: Under the Bridge / Red Hot Chili Peppers
<コーナー: RockSteadyGo >終わり
M20: Chega de Saudade 想いあふれて / Huaska
M21: Into The Fire / Dokken
<コーナー:メタルの光>
M22: Flatline / Periphery
おしまい♪


2016年07月のREAL ROCKS SELECTION=HUASKA(ウアスカ)『ボサノヴァ・メタル教典』。
ボサノヴァmeetsメタル!ブラジルでも唯一無二の存在ウアスカの日本独自規格盤!
解説は、、、澤田修デス!!

【幻】モーニン・ブルーズ 2016/07/09

mb160709

 

TM : ヲーキン・ブルーズ(夜に近いアサー仕様)P.B.B.B.

 

おはようございます。アサー、ワツシイサヲです。先週末バングラ・デシュで、テロが起き

 ました。今回は外国人滞在者を標的にしたと云う点が、これまでの回教徒内

 部の勢力争いとは異なっています。日本人も7名がその犠牲になりました。

 大きな悲劇です。

  今朝の1曲目は、1971年の81日にヌー・ヨークのマディスン・スクエア・ガードゥンで

 行なわれた「コンサ—ト・フォ−・バングラ・デッシュ」から、シングルにもなりました

  「バングラ・デシュ」、ジョージ・ハリスンです。

 

M01.バングラデシュ(4’20”)ジョージ・ハリスン

-G.Harrison-  CBSソニーESCA 5470/1

 

「コンサ—ト・フォ−・バングラ・デッシュ」の実況録音から「バングラ・デシュ」、ジョージ・

 ハリスンでした。今も覚えている人たちはどれほどいるでしょうか。当時大いに

 話題となった、あの「バングラ・デッシュのコンサート」です。

  わたしは夏休みの京都旅行中に、阪急電車の中で他人の読んでいたスポーツ新

 聞を覗いて知りました。「ビートルズ再結成か」という大きく的の外れた見出し

 が掲げられていました。

  これによって西洋の若い人間の目はバングラ・デッシュに集まり、想像以上の募

 金を集める結果を残しました。後世への影響も大きく、ポピュラー音楽の慈善活

 動、例えばバンドエイドやウィ・ア−・ザ・ワールドなどは「バングラ・デッシュのコンサート」

 に倣って生まれたと言って良いでしょう。

  この時ジョ—ジはシタールのお師匠さん、ラヴィ・シャンカルの求めに応じて即座に動き

 公演を成功させたのですが、「ポ—ルやジョンだけじゃないぜ、おれもビートルなん

 だ。」という自負も無かったわけではなく、実際にふたりにも参加要請をした

 話は知られています。しかし当時まだハレ・クリショナ教徒だった彼には、悲惨なバ

 ングラ・デッシュを救いたい、という思いが一番の動機だったような気がします。

  ただ当時この状態を引き起こしたのは、民族の争いです。人間の起こした

 災いなのです。今回の悲劇も、難民問題を始め政治の混乱がまだ続いていて、

 多くの邦人が働いている危険な現地で何の諜報活動もせず、情報伝達もせず、

 警告を出せなかった日本政府にも大いに責任はある、とわたしは考えました。

  「音楽に政治を持ち込むな」とか「スポーツは政治と無関係」などという声が

 改革派を押さえる目的で発せられています。ただね、オリムピックを見れば一目瞭

 然のように、高度な運動競技の殆どは政治機構によって環境が保全されてい

 るのです。よく「政治と無関係」なんて言えるなあ、と憤りを感じます。政

 権ベッタリのくせに。音楽でも「愛と平和」や「ワタクシ事」が主題でも、当人の政

 治意識/無意識は自ずと投影されます。それは芸術の価値や質の一部分です。

 政治への自覚の伝わる主張の明確な音楽が、この国には足りないと感じてい

 ます。「音楽に政治」意識は大いに持込んで貰いたい。アレルギ—的禁句令が布か

 れているような気がします。一般ジャーナリズムにも同じような空気を感じますね。

 そう言えば、明日は参議院選挙の投票日でした。

  ではザ・ローリング・ストーンズです。

  「路上闘士賛歌」。

 

M02.ストリート・ファイティング・マン(3’19”)ザ・ローリング・ストーンズ

-M.Jagger, K.Richard-   ポリドール POCD-1924

 

M03. Whole Lotta Shakin’ (Goin’ On)(2’44”)Vinegar Joe

-D.Williams, S.David-  Lemon Records CD LEM 15

 

傑作と評して良い、素晴らしい出来のザ・ローリング・ストーンズ「ストリート・ファイティン

 グ・マン」ですが、ここでミック・ジャガ−は自身の政治主張をはっきりさせている

 ワケではありません。誤解なきよう。

  続いたのは、お待たせ致しました、ジャニス・ジョプリン以降の女性ロックシンガーの

 隠れた存在、ミズ・エルキー・ブルックスを擁した、EU離脱大英帝国のブルーズ・ロック・

 グル—プ、ヴィネガ−・ジョ—です。彼らのアルバム2枚が手に入りました。いずれも

 以前に聞いていたものですが、少なくとも30年振りでしょうかね、こうやっ

 て聴くのは。録音制作物ですから、彼女たちの音楽は同じです。変わってい

 る筈がありません。聴いていたわたし自身の内面変化が、逆に面白かったで

 すね、今回は。

  お届けしたのは、30年前から印象が強かった「ホール・ロッタ・シェイキン・ゴーイン・

 オン」。2分手前でちょっと音飛びがありましたが、CDはみんなこの状態なの

 でしょうか。それを差し引いても、カッコよさは充分以上です。

  続けましょう。「アーリー・マンデイ・モーニング」。冒頭部分が変則的です。

 

M04.Earley Monday Morning(4’45)Vinegar Joe

-Gage- Lemon Records CD LEM 106

 

「雄叫び」ならぬ「メタケビ」と言ったらいいんでしょうか。よく制御されたヨ

 —デル的絶叫がキョ—レツでした。エルキーはこんな極端な唄い方をしなくても充分に魅

 力的なのに、多分制作側が「それ面白いですね。大いにやって下さい」なん

 て要望したんじゃないかな。ヴィネガ−・ジョ−の「アーリー・マンデイ・モーニング」でし

 た。

  これとよく似たR&B曲がありますね。何だっけ。歌の中には「エイント・ノーバ

 ディ・ビジネス」の一節も盛り込まれていました。

  ヴィネガ−・ジョ−、今朝の2枚は『ヴィネガ−・ジョ−』と、『ロックンロ—ル・ジプシーズ』

 です。3枚目に『シクス・スター・ジェネラル』という作品も残していますが、こちら

 の2枚は共に1972年の作品です。この頃のイギリスのロック界は、長く吹き荒れた

 ハードロックの嵐が収まって、ちょっとルーツ指向も出始めた、ブルーズ・ロック興隆の前

 夜です。ジョ−を聞いていて、フェイシズとの共通点がとても感じられました。そ

 れもその筈、同じ歌をカヴァしているんです。

  それは、このジミ・ヘンドリクス作の名曲です。

  「エインジェル」。

 

M05.Angel(4’18”)Vinegar Joe

-J.Hendrix-  Lemon Records CD LEM 15

 

ヴィネガ−・ジョ−の「エインジェル」でした。ロッド・ステュアートがこれをアルバム『ネヴァ・

 ダル・モーメント』で唄ったのも1972年。どちらが先に出ていたのでしょうか。

 ちょっと気になりますね。

  さて、先ほどからエルキー・ブルックスの事しか話していませんが、このグループに

 はもう一人、男の唄い手がいました。それが、@驚くロバ—ト・パーマー。80年代

 中期にヒットを連発して、ロック歌手の頂点にも昇った男です。ここではややエルキー

 に押され気味で、地味にギタ—とヴォ—カルの役割をこなしています。まだあのナルシ

 ストぶりも表面化していないですね。

  では趣味の良い彼のオリヂナル作品を聞いてみましょう。

  「フォーリング」。

 

M06.Falling(3’15”)Vinegar Joe

-R.Palmer-  Lemon Records CD LEM 15

 

ヴィネガ−・ジョ−の「フォーリング」でした。やはりパーマーはエルキーに寄り切られてい

 ましたね。敵わないのは理解出来ます。許しましょう。

  ユ—チュ—ブにはジョ−のテレビ出演時の映像が揚がっていまして、何曲か楽しめま

 す。録音よりリラックスしている感じです。ヴォ—カル二人に4リズム、ギタ—のピート・

 ゲイヂという男がリ—ダ—格で、オリヂナル曲を作り、エルキーに唄わせていたようです。

 デビュ−・アルバムにはその後様々なセッションに名前を出す鍵盤奏者ティム・ヒンクリ—がメムバ

 —に入っていました。ベイスがスティ−ヴ・ヨーク、ドラムスは最初がロブ・タイト、その後は

 ジョン・ウッズ、キーフ・ハートリー、彼らについて、わたしは何も知りません。

  多分この頃ロンドンの生演奏クラブでは、こういった音楽が流行っていたんでし

 ょうね。実に健全であります。その前にも、アニマルズやゼム、スペンサー・デイヴィス・

 グループなどのR&Bグループは人気ありましたから、第二世代になるのかな。ア

 レクシス・コーナーやジョン・ボルドリーを考えると第三世代かも知れません。

  パ—マ—以外はすぐにいなくなってしまったので、知っている人はもう非常に

 少ないでしょうが、ヴィネガ—・ジョ—、いいグループでしたね。こんな事を気持ち

 よく言えるように、わたしもタショ—のセイチョーをしたようです。「音楽は一生かけ

 て楽しもう」あ、これはエリスのキャッチ・フレイズでした。

  ではその昔に某ロック喫茶で聞いて、すぐにグル—プとアルバム・タイトルを確認した

 人もいる、彼らの2枚目のアルバム表題曲です。これがまたよろしい。

  「ロックンロール・ジプシーズ」。素敵ですね、このタイトル。

 

M07.Rock’n’Roll Gypsies(5’12”)Vinegar Joe

-SR.Tillson, S.David-  Lemon Records CD LEM 15

 

M08.Feeli’ Alright Now(4’17”)Sara Rector & m.s.t.

-S.Rector-  Doggies Music  Nonumber

 

ヴィネガ—・ジョ—、フィーチュアリング・エルキー・ブルクックスの「ロックンロール・ジプシーズ」の次

 は、2週前にも聞いて頂きましたサラ・レクターです。彼女の堂々とした唄いっぷり

 がわたしはとても気に入っています。もちろん可愛いところもね。今朝は、

 アルバムの冒頭に収められていた「フィーリン・オールライト、ナウ」。とても言葉に説得力が

 感じられるんだな。音楽は全て英語で唄われていますから、わたしが完全に

 理解出来るわけではないのですが、単語のひとつひとつから真実が伝わって

 来ます。ライヴ会場でCDを売ってもらった時は日本語を普通に喋ってました

 から、この次はこちらの言語でも唄って欲しいところです。

  さてこの人もマルチ言語人間。マリ出身で今はパリで暮らすロキア・トゥラオレの新譜が

 届きました。まずは名刺代わりの冒頭曲「トゥ・ヴォール」。

 

M09.Tu Voles(4’04”)Rokia Traore

-R.Traore-  Nonesuch  7559-79475-5

 

冒頭の緊張感が心地良さに変わって行くところは、そのままですね。ロキア・

 トゥラオレの「トゥ・ヴォール」でした。これまでの作品でわたしは彼女をかなり気に

 入っていまして、特に『ビューティフル・アフリカ』は相当繰り返して聴いてました。

  ですから今回の新譜を見た時にもすぐ飛びついたのですが、信頼するレコ—ド

 店のオサ曰く、「何かさあ、ジャズみたい方に行ってるみたいだよ」。

  何、ジャズと・・・。その象徴的な1曲をお聞き頂きましょう。

  「奇妙な果実」、ロキア・トゥラオレです。

 

M10.Strange Fruit(3’40”)Rokia Traore

-L.Allan-  Nonesuch  7559-79475-5

 

なかなかに秀逸な「奇妙な果実」、ロキア・トゥラオレでした。もちろんビリー・ホリデ

 イの伝記の表題にもなったジャズの名曲です。たぶんこれが、先の「ジャズみた

 い方に行ってる」という印象に繋がったのでしょうか。

  「奇妙な果実」とは、リンチされて殺され木に吊るされた黒人奴隷の姿です。

 ロキア・トゥラオレの故郷、西アフリカのマリでは内戦が長く続いています。ひょっとした

 ら彼女も似たような果実を実際に目にした事があったのかも知れません。諦

 めが強く漂うビリ—の同じ曲よりも、心底から怒っているような情感を感じま

 した。みなさんは如何でしたでしょう。

  21世紀も間近になった頃、カサンドラ・ウイルスンに代表されるような高度に研ぎ澄

 まされた感性と技術を持った女性の歌い手が沢山出て来ました。それまで「女」

 には、控え目で一般的な、俗に言うスタンダード楽曲を男性への媚びと共に唄う

 「女性ヴォーカル」という世界しかありませんでした。それと極めて近い場所が

 「ジャズ」でもあった訳です。オーハシキョセンの世界ね。しかし彼女たちの自由な才

 能は、制約された世界を乗り越え、極めて自然な領域侵犯を成し遂げて行き

 ます。その祖は、ニーナ・シモンですよ、絶対に。そしてこのロキア・トゥラオレは、この現象の代表的な一人でしょう。制作環境に変化があったようで、今回のアルバムは

 アメリカのナンサッチからの発表、また先の「奇妙な果実」で、民族音楽愛好家たちか

 らはあまり歓迎されていないようですが、わたしには音楽の本質は同じと見

 えました。

  こういうクロスオ—ヴァ時には、自分の音楽の根本があるかないかが判明します。

 自身の社会的認識も露わになるでしょう。ロキアの更なる音楽侵攻を期待してい

 ます。

  では新作の表題曲「ネ・ソ」をお聞き下さい。

 

M11.Ne So(3’53”)Rokia Traore

-R.Traore-  Nonesuch  7559-79475-5

 

M12.俳句(3’36”)ヤドランカ

-O.Osuga, S.Masaoka, I.Kobayashi, S.Inoh, J.Stojakovic- 

コロムビアオーマガトキ COCB-54194

 

突然のカタコト俳句は、ユーゴスラビアのサラエボ生まれの唄い手、ヤドランカ・ストヤコヴィッチ

 の遺作ベスト盤『フヴァーラ〜ありがとう』から、そのものズバリの「俳句」という

 1曲でした。

  彼女は本国でのアカデミックな活動をした後1988年に来日し、実演やアルバム録音

 といった本格的な音楽制作をしていました。その最中にボスニア紛争が起こって

 帰国出来なくなり、日本で唄い続けたのです。

  こういう例は以前にもありまして、プロ野球パリーグの阪急ブレーブスにバルボン

 という野手がいまして、現役中に出身国のキューバで革命が起こり、やはり帰る

 事が出来ず、その後ずっと大阪で暮らしていました。引退後は球団の職員と 

 して勤務。オリックスでも働いていました。球団のブレザーにネクタイをした姿を見た事

 があるな。黒人と思っていると足元をすくわれる程関西弁が上手でした。

  それはともかく、このユ—ゴの音楽家ヤドランカが、今年の531日に65歳で

 亡くなりました。2000年以降は母国公演も行い、没後は国喪されたと言いま

 すから、祖国での充分な名誉回復は果たしたのでしょう。

  彼女の生前の日本での録音を集めたのが、この『フヴァーラ〜ありがとう』で、

 そこから「俳句」をお届けしました。小林一茶、正岡子規、大須賀乙字、飯

 尾宗祇という歴代の俳句人の名前が並ぶ作者クレジットは壮観ですし、ヤドランカが

 愛した日本が水墨画のように描かれています。

  もう一曲、江戸時代の八王子辺りで唄われていた労働歌をモチーフとした

  「鮎かつぎ」を聞いて下さい。

 

M13.鮎かつぎ唄(4’53”)ヤドランカ

-trd. arr. by J.Stojakovic- コロムビアオーマガトキ COCB-54194

 

「夢は緑」なのでしょうか。薩摩琵琶の音色が印象的な「鮎かつぎ」でした。

  さて、東欧の芸術家、故ヤドランカにコジツケましては、先々週、先週と集中して

 お届けしております、「昭和カタコト歌謡曲」です。

  まずはこちらから、どうぞ。

 

M14.酒が飲みたい(2’35”)バートン・クレーン

-I.Mori, B.Crane-  コロムビア COCJ-39524

 

バートン・クレーンで「酒が飲みたい」でした。この人は20世紀初頭から東京に

 英字新聞記者として滞在しており、その間にこのようなカタコト歌謡曲を相当数

 吹き込んでいます。たぶん宴席などでオダをあげた延長でレコード化されたので

 しょうが、この2月に出たSP復刻の更新盤では、ついに全曲が収録されたそ

 うです。

  叔父の十八番がこの歌でして、酔っ払った時には、わたしもいつも聞かさ

 れていました。ずっと彼のオリジナルだと思っていて、バートンのSP復刻盤を新宿

 のレコード店で聞いた時には驚いたものです。『昭和カタコト歌謡曲』の企画立案の

 発端は、ここにあったのかも知れません。

  さて、インド人歌謡曲歌手チャダにお問い合わせがありました。それにお答え

 する前に聞いて頂きましょう。昨日、78日がお誕生日の、最多投稿者、

 「ち冷え」さまにお送りしましょう。名曲、名唱、傑作です。

  「石巻ブルーズ」。

 

M15.石巻ブルース(3’37”)チャダ

-Y.Yamaguchi, K.Inomata-   ビクター  SV-6234

 

名曲「石巻ブルーズ」、チャダでした。ご指摘の通り、この1曲は外せない収録

 候補筆頭曲としてずっと揚げていましたが、原盤を持つビクタ—エンタテインメントから

 使用許諾がもらえず、今回は入れられなかったのです。チャダは「面影の女」

 が代表曲とされますが、わたしはこっちだなあ。とても残念でした。

  さて、どこかのツイターでは「フランス・ギャルは『すてきな王子様』じゃないの」

 というご指摘も頂いておりました。今朝は幻「モ—ニン・ブルーズ」で聞いて頂き

 ましょう。

  フランス・ギャルです。「すてきな王子様」。

 

M16.すてきな王子様(2’39”)フランス・ギャル

-K.Yasui, J.Datin, M.Vidalin-  ビクター SFL-1060

 

N   「美しく、逞しく、そして優しく」だって。こりゃまた流石、安井かずみ。

 「夢見るシャンソン人形」よりは控え目な唄い方。曲調、詞の主題に合わせている

 のが、素晴らしい。これ、いいですね。日本での4枚目のシングルになるのかな。

 フランス・ギャル「すてきな王子様」でした。

  『昭和カタコト歌謡曲』はコロムビアからの発売ですが、収録曲は他のレコ—ド会社か

 らも原盤を借りて構成しています。音源はだいたい60年から70年代のもの

 です。そこから現在の2016年までには、何度もレ—ベル、レコ—ド会社自体の編成

 替えが行なわれていますから、契約状況、マスタ—所在などが分らなくなってい

 る原盤が多く、わたしがシングル盤で持っていても、収められなかった面白いも

 のが少なくありません

  これも調べがつかなくて収録出来なかった傑作のひとつです。

  知る人ぞシルシルミシル「スーパー・ジェシー」、高見山大五郎。

 

M17.スーパー・ジェシ−(3’47”)高見山大五郎

-unknown-  東芝 ETP-10332

 

M18.ソーラン節(2’45”)パンチョップ・チャイプラ     冒頭チャイナ ドドンパ

-trd.-   EM Records  EM1143

 

高見山大五郎で「スーパー・ジェシー」でした。続けたのは先週好評だったソーラン

 節の別カヴァです。60年代後半のタイ録音との事ですが、音質はとても良いです

 ね。イントロに付けられたチャイナ・ジングル、タイでも当時の日本国のイメヂはこんなも

 のだったのでしょうか。詞自体は完全に現地の言葉に置き換えられています

 からカタコトではないですね。せいぜい「ヤーレン、ソーラン」の行りでしょうか。歌の主

 題はミニスカートとの事です。律儀なドドンパのリズムにトボケたヴォーカルが調和しており

 ます。B面が「恋の季節」、あのピンキラのヒット曲です。こちらもいずれ聞いて頂

 きましょう。

  さて、どなたかがどこかでツイートしてくれた「星空のふたり」、ありますよ。

 1977年第6回東京音楽祭参加曲「ふたりの誓い」のB面でした。

  「星空のふたり」、カタコト盤でどうぞ。マリリン・マクーとビリー・デイヴィス・ジュニア。

 

M19.星空のふたり(4’37”)マリリン・マックーとビリー・デイヴィスJR.

-J.Dean, J.Glover, K.Yamakawa-  コロムビア YK-831-AB

 

マリリン・マックーとビリー・デイヴィス・ジュニアで「星空のふたり」、カタコト版でお聞き頂

 きました。山川敬介の日本語詞がなかなか宜しい。二人の唄にも感情がこも

 ってます。マリリン・マクーは、同じ事を何度も繰り返していただけのオリヂナルよりも

 いい感じです。あまり良くない音質を補って有り余る出来映えです。もう誰

 の記憶にもないでしょうがね。

  こういった収録出来なかった録音がまだ大量にあります。

  実は男声篇は次の1曲で終えようと思っていました。これも残念だったな

 あ。お聞き下さい。

  ナット・キング・コールで「L-O-V-E ラーヴ」。

 

M20.L-O-V-E(2’34”)ナット・キング・コール

-B.Kempfelt, M.Gablar, K.Szanami-   EMI TOCP-70710

 

M21.勝利を我等に(4’33”)Joyce Cobb, Linda Jolly, Tasha Neal

-P.D.-  ワーナー  WPCP-5620

 

TM:ボーン・イン・シカゴ(アサー仕様)P.B.B.B.

 

今朝の最後は明日の参議院選挙の圧倒的多数獲得を信じて「勝利を我等に」、

 マーティン・ルーサー・キングの提唱したワシントン大行進30周年の1993年に制作されたアル

 バム『マーチ・オン』からお届けしました。

  昨日まで、改憲に反対なのに、改憲賛成議数が3分の2になりそうだ、と

 いう理解出来ない予想が出ています。どういう事かね。日曜日の予定が危な

 いのでわたしは既に、期日前投票を済ませました。誰に、何処に入れたかは

 話せませんが、現行政権を増長させるのには断固反対です。果たして、明日

 の勝利は我等とあるのでしょうか。あなたもぜひ投票に出かけて下さい。

 

  さて、おかげさまで『昭和カタコト歌謡曲』はそこそこの評判を頂いておりま

 して、先週はアマゾンの歌謡曲コムピ部門で1位も獲得しています。非常に地味で  はありますが、ありがとうございます。これに関してはわたしもプロモ—トに出

 かけます。ご用命ありましたら、お申し付け下さい。来週の風林火山ピンポン

 合戦も、この路線で走ります。ご期待下さい。

   2016716日(土曜日)1630分開場  1700分開演

   山梨県甲府市 桜座

   事務局〒400-0032山梨県甲府市中央1-1-7

   電話055-233-2031   メイルアドレス kofu@sakuraza.jp  

   http://www.sakuraza.jp/ask.htm

 

  今朝の特別付録の隠し場所は

  http://firestorage.jp/download/10c3bf45249a96875f5b50658d8228d615db71ad 

  パスワードはc4thgqe0です。どうぞお楽しみ下さい。

  今朝もちょうど時間となりました。

 こちらは、http://osamusawada.com/category/mornin-blues-by-isaowashizu/

 「幻」モーニン・ブルーズ、鷲巣功でした。来週もあなただけに。

 

WashizuVsPeter

s-mb160709写真図版

Awesome Rock【07/08 O.A.】Playlist

Awesome Rock【07/08 O.A.】Playlist

7月08日の番組は、

Laura Mvula「The Dreaming Room」を紹介!

laura
Laura Mvula(ローラ・マヴーラ)のセカンドアルバム。今回も圧倒的世界観の内容です。

M01: SAMBA DE PRETO / Huaska
M02: CHEGA DE SAUDADE(想いあふれて) / Huaska
<コーナー: AwesomeRecommendation>
M03: Sing to the Moon / Laura Mvula
M04: Overcome (featuring Nile Rodgers) / Laura Mvula
M05: Lucky Man / Laura Mvula
M06: Kiss My Feet / Laura Mvula
<コーナー: AwesomeRecommendation>終わり
M07: Disintegration / Florist
おしまい♪

Real Rocks 【07/02 O.A.】Playlist

Real Rocks【7/02 O.A.】Playlist

7月02日の番組は、

Real Rocks Selection 特集

今月7月は、リオ五輪で盛り上がるブラジルのバンド=Huaska(ウアスカ)!

Huaskaphoto

——————————————————–

M01: No Good  /  Kaleo
M02: SAMBA DE PRETO / Huaska
<コーナー: RockAroundTheWorld>
M03: Not Today / Imagine Dragons
M04: Hallelujah / Panic! At The Disco
M05: The Vengeful One / Disturbed
M06: Sleep on the Floor / The Lumineers
M07: Take It From Me / KONGOS
M08: SAN QUENTIN [EDIT] / Nahko And Medicine For The People
M09: RIDE / Twenty | One | Pilots
M10: Handclap / Fitz And The Tantrums
M11: Casual Party / Band Of Horses
M12: Empty (Radio Edit) / Garbage
<コーナー: RockAroundTheWorld>終わり
M13: The Realest / Issues ※祝来日!
M14: Sing to the Moon (Live) / Laura Mvula
M15: Lucky Man / Laura Mvula※セカンドアルバムも名盤!
<コーナー: RockSteadyGo>
M16: The Mother We Share / Chvrches
M17: SAMBA DE PRETO / Huaska
M18: Chega de Saudade 想いあふれて / Nara Leão
M19: CHEGA DE SAUDADE / Huaska
M20: AINDA NAO ACABOU / Huaska
M21: SOBRE VOCE / Huaska
M22: LET’S BOSSA / Huaska
<コーナー: RockSteadyGo >終わり
M23: Everything You Love Will Someday Die / Cage9
M24: Dude (Looks Like A Lady)(Live) / Aerosmith
<コーナー:メタルの光>
M25: Nihilist / Architects
おしまい♪


2016年07月のREAL ROCKS SELECTION=HUASKA(ウアスカ)『ボサノヴァ・メタル教典』。
ボサノヴァmeetsメタル!ブラジルでも唯一無二の存在ウアスカの日本独自規格盤!
解説は、、、澤田修デス!!

【幻】モーニン・ブルーズ 2016/07/02

mb160702

 

TM : ヲーキン・ブルーズ(夜に近いアサー仕様)P.B.B.B.

 

おはようございます。アサー、ワツシイサヲです。今朝はちょっぴり静かに始めまし

 ょう。急死したアラン・トゥーセイントの『アメリカン・チューンズ』がレコ—ド店に並び始めまし

 た。モノクロームの写真を使った装丁が、当初より遺作として考えられていたよう

 な思いにさせられますが、そんな事はないでしょう。ただ音楽も非常に落ち

 着いたインストゥルメンタル中心なので、どうしても連想が繋がってしまいます。

  まずはピアノの演奏で、「サザ−ン・ナイト」。

 

M01.Southern Night(3’33”)Allen Toussaint

-A.Toussaint-  Noesuch   755979467-7

 

ジャケット写真ははきっと亡くなってからこれに決めたんだろうな・・・、そん

 な思いが確信に変わるようなアラン・トゥーセイントの演奏でした。この歌はわたしも

 大好きなのですが、オリジナルとされる、唄にトレモロがずーっとかけられているあ

 の仕様がなかなか馴染めなくて、グレン・キャムベルのカヴァとか、名盤『リズム、カント

 リ—・アンド・ブルーズ』の中のチェット・アトキンズとの共演を聞いていました。今回の

 ピアノ仕様は大変宜しい。

  ヴァン・ダイク・パークスが控え目にセカンド・ピアノで助演しています。連弾じゃな

 くてピアノ2台ですね。ゴーカです。ジョー・ヘンリーが2009年の『ブライト・ミシシッピ』

 に次いで制作担当。彼はもう一度トゥーセイントと仕事をしたかったようですね。録

 音自体は、2013年、そして亡くなる直前の1510月に行なわれました。

  全編がこのようなピアノ・インストゥルメンタルではなくて、リズム・セクションを加えたり、

 リアノン・ギデンズがヴォ—カルを執ったトラックもありますから、敢えて控え目に作られ

 た1枚ではありません。それでもシ—ンと静まり返った中で行なわれているセッショ

 ンのように聞こえて来るのは、気のせいでしょうか。

  録音がとても良くてね。柔らか味のあるトゥーセイントのタッチがよく聞こえます。

 洗練と野暮が同居する彼の音楽性もくっきりと美しく映し出されています。

  収録曲目は、彼がこれまでに慣れ親しんだスタンダ—ドが中心で、作者たちは

 ファッツ・ヲーラー、ビル・エヴァンス、エリントン、アール・ハインズら大物の名前が並びます。

  ではビリー・ストレイホーン作の「ロータス・ブロッサム〜蓮の花」をどうぞ。

 

M02.Lotus Blossom(4’17”)Allen Toussaint

-B.Strayhorn-  Noesuch   755979467-7

 

アラン・トゥーセイントの遺作『アメリカン・チューンズ』から、「サザーン・ナイト」、「ロータス・ブロッサ

 ム」を聞いて頂きました。

  では次、元気を出して行きましょう。トゥーセイントとはごく近い所にいる、シリル・

 ネヴィルのグループ、ロイヤル・サザーン・ブラザフッドの新譜から、

  「キャント・ウエイスト・タイム」。

 

M03.Can’t Waste Time(4’27”)Royal Southern Brotherhood

-unknown-  BSMF 2518

 

N   ミーターズみたいなリフが何度も出て来ましたね。「キャント・ウエイスト・タイム」、ロイヤル・

 サザーン・ブラザフッドです。シリル以外は比較的若いメムバーで構成されているこのグル

 —プの新譜タイトルは『ザ・ロイヤル・ゴスペル』。全体の印象はかなり荒っぽい、と言

 うか、エネルギーがあり余ってる感じです。細かいキメも特に無しで軽く演奏した

 らこんなだけど、どうかな・・・てなもんで、聞いていてメムバ—の身体が次第

 に大きくなって、楽器が小さく見えて来るくらいビートの太さは格別です。こ

 の分かり難い言い回し、分ってもらえるかな。ロイヤル・サザーン・ブラザフッドでし

 た。

  さて次はカナダで活動するピアニスト。ケニ—「ブルーズ・ボス」ウェイン。ブ—ギ—・

 ウ—ギ—はもちろん、ジャムプ、ヌー・オーリンズと様々なスタイルを弾きこなす名人。カナダ

 のバンクーバーに住んでいますが、正真証明の黒人音楽家です。

  最新アルバム『ジャムピン・アンド・バムピン』から、レイ・チャ—ルズのオハコのひとつで、

  「ユー・ドント・ノウ・ミー」。

 

M04.You Don’t Know Me(5’39”) ケニ—「ブルーズ・ボス」ウェイン

-R.Charles-  BSMF 2517

 

M05.Heavy Makes You Happy(3’07”)Staple Singers

-J.Barry, R.Bloom-  Kent CDKEN2 240

 

ケニ—「ボス・ブルーズ・ボス」ウェイン、『ジャムピン・アンド・バムピン』から、

 「ユー・ドント・ノウ・ミー」でした。いい雰囲気を出してますね。1944年生まれで

 すから今年で72歳ですが、とても元気。さっきのシリルも今度の誕生日で68歳。

 こういう人たちがまだ現役ですと、チュ—ネンは出番がありません。

  それに続けたのは、ご存知ステイプル・シンガーズの「ヘヴィ・メイクス・ハピー」、1970

 年の作品です。彼らの場合、快進撃を続けたスタックス時代がハイライトを浴びますが、

 1950年代初頭から録音を続けている長い歴史があります。スタックス以前、そし

 て以降を含めてまとめた2枚組CDが、イギリスのケントから出ていまして、そ

 こにはこんな吹き込みもあります。

 

M06.This May Be The Last Time(2’30”)Staple Singers  

-R.Staples-  Kent CDKEN2 240

 

ギタ—のリフ、繰り返されるキイワード、どこかで耳にしていませんか・・・、そう

 です。ローリング・ストーンズの初期の「ザ・ラスト・タイム」ですね。タイトルからして、そ

 のままです。ストーンズのは割と良く出来た詞/曲でわたしも気に入っていたの

 ですが、こんなオリヂナルがあったとはね。今の録音は1960年にシャ—プというレイ

 ベルに残された物で、ステイプルズにはこれと違った吹き込みもあったような気も

 します。たぶん年代からして、こちらが初出なのでしょう。それにしても流

 石ストーンズ、始めの頃からやる事が違う。

  では次は、何のインスピレイションになったでしょうか・・・。

 

M07.Why(Am I Treated So Bad)(2’54”)Staple Singers

-R.Staples-  Kent CDKEN2 240

 

ステイプル・シンガ—ズが1967年にエピックに残した「ワイ(アム・アイ・トレーテド・ソウ・バド)

 でした。こちらもお分かりですね、ジャニス・ジョプリンの『コズミック・ブルーズ』に

 入っている「トライ」です。これもほぼ同じ形に作られています。ただし、教会

 系ではなくて街頭系のゴスペルには、よくあるスタイルですから、それを整えて書

 き換えた程度かな。また、「なんでわたしだけ酷い目にあうの」という主題を、

 韻はそのままに「トライ」として「もうちょっとやってみるわね」と前向きな歌

 にしている所も秀逸。こちらはジェリ−・ラゴヴィとチップ・テイラーという二人の作品

 です。きっと慣れ親しんでいたゴスペルからヒントを得たのでしょう。以上、ステイプ

 ル・シンガーズのロックへの貢献度を証明する2作品でした。

  では、スタックス時代の、いかにもこのグル—プらしいナムバーをもう1曲どうぞ。

  素敵な歌です、「手に手をとって、友達になりましょう」。

 

M08.Touch A Hand, Make A Friend(3’28”)Staple Singers

-H.Banks, C.Hampton, R.Jackson-  Kent CDKEN2 240

 

アリス谷村新司の呼びかけにステイプルズが応えてくれました。「タッチ・ア・ハンド、メ

 イク・ア・フレンド」、こういう前向きなメセヂは、この人たち、ほんとに上手です。

 イギリスのケントから出ていた『ジ・アルティメイト・ステイプル・シンガーズ~ア・ファミリー・アフェア

 1953-1984』からお送りしました。ユナイテッドからプライベイト・アイ・レコーズまでの

 31年間に亘る集大成を聞くと、やはり偉大なグループだったんだなあ、と再認

 識です。しかし、実はこの2枚組を手に入れたのは、ひとつのワケがあります。

  このトラックが欲しかったのです。

 

M09.Solon Bushi(1’32”)Staple Singers1-24

-trd.-  Kent CDKEN2 240

 

ステイプル・シンガーズで「ソ—ラン節」でした。彼らはスタックス時代以降、ソウル・ゴスペル

 の世界でスターになりましたが、それ以前、唄い始めた頃は伝道師系の極め

 てフォーク色の強いグループでした。1968年の初来日も、その延長でフーテナニー活動の

 一環だったのです。当時は訪れた土地の民謡を採り上げるというのがサーヴィス

 の定番だったので、そこで唄わされたのでしょうか。スタックス時代、1970年の

 録音です。昔持っていたLPの最後に入っていたと記憶しています。そう言え

 ば、フォーク・クルセイダーズの「帰って来たヨッパライ」のB面も「ソ—ラン節」で「ニシン漁

 の労働歌」などと解説に書かれていました。この国ではフォ—ク集会などでもよ

 く唄われていたのでしょうかね。

  今回、なぜ、これを探したかと言いますと、そうです。「カタコト」なのです。

 

M10.傷あと(3’13”)ジャンニ・ナザーロ

-N.Masunaga, M.Hirao-  コロムビア COCJ-39524

 

今朝も執念の産物『昭和カタコト歌謡曲』、その「男声編」を紹介いたします。

 まず聞いて頂きましたジャンニ・ナザーロ「傷あと」。これは1970年の作品です。

 この年、大阪で万国博覧会が開催され、そこに海外から自国の売り込みに音

 楽家が大勢やって来ていました。中には滞在を延長して一般公演などを行な

 う場合もあったようです。この歌はそれと同じような過程を持っていて、ジャ

 ンニ・ナザーロが万博出演目的で来日した時に日本国内で吹き込まれています。

  ダイナミックに展開する編曲は、彼に同行していたレナート・アンジョリーニによるもの。

 間奏の、シングルトーンでメロディをなぞる何の変哲もないギタ—・ソロが良かったですね。

  その頃の週間平凡パンチには、折り込みで「裏はヌ—ド写真の」流行り歌の楽

 譜が付いていましてね。わたしはこの歌をそこで知りました。その時からず

 っと『昭和カタコト歌謡曲』の制作途中に指摘されるまで、ジャンニ・「ナローザ」だと

 思っていました。46年間もね。

  さて『昭和カタコト歌謡曲』には、こんな衝撃的な楽曲も収録されております。

 

M11.ブルースのメニュー (2’21”)ブルース・バウア−

-B.Bauer-  コロムビア COCJ-39524

 

N   ブルース・バウア−で「ブルースのメニュー」でした。凄いね。先週の「ポスタ—」に勝る

 とも劣らない衝撃度です。これはブルース・バウア−自身の作詞作曲なんですが、

 ほんとにこんな事考えていたんでしょうか。「シンカンセンノベントウ」は何の事でしょ

 う、各種ありますから。シンガ—・ソングライタ—、ブルース・バウア−は多分キリスト布教のた

 めに日本に来ていたのではないでしょうか。確証はありませんが、そんな臭

 いがします。プロデュースはミッキ—・カーティスで、編曲はボブ佐久間。なおシングル盤の

 歌詞はすべて片仮名で印刷されていました。読み難いよ。

  次はフィリピン・バンド。今はすっかり居なくなってしまいましたが、かつてこ

 の国のナイトクラブ、ディスコティークにはフィリピンの音楽家たちが出稼ぎに来ていました。

 フィリピンは元々スペイン領でしたが第二次大戦後のアメリカ統治で、米軍基地内で兵隊

 たちに娯楽として音楽を提供する場で鍛えられた彼らの演奏能力は、当時の

 日本人たちより優れていてしかもタフ。エ—ゴもOKでしたから、並のハコバンより

 格は上でした。その筆頭がパシフィック・ホテル茅ヶ崎に出演していたデ・スーナーズだ

 ったのですが、今朝は寺内タケシの事務所が呼んだピンバン、クラックナッツを聞いて貰

 います。ただし、今説明したピンバンの長所は彼らには当てはまらないかも知

 れません。カタコト度も驚異的です。

  1969年発表のシングル盤のB面「イエス・ノー・イエス」。

 

M12.イエス・ノー・イエス(2’14”)ザ・クラック・ナッツ

-H.Sasaki-  コロムビア COCJ-39524

 

「イエス・ノー・イエス」、クラックナッツでした。録音現場でよく「OK」が出ましたね。

 いやはや、大したものだ。

  次はイタリアからの出稼ぎ集団です。ロザンナ・ザンボンのお兄さん、叔父さんがメン

 バ—にいたというカサノヴァ・セッテというグループで、隠されている名曲として知ら

 れる「夜の柳ヶ瀬」をどうぞ。

 

M13.夜の柳ヶ瀬(4’16”)カサノヴァ7

-H.Shibata-  コロムビア COCJ-39524

 

ヴォーカルのアレンヂが凝ってますね。カサノヴァ・セッテで「夜の柳ヶ瀬」でした。この

 シングル盤はよく中古で出回っています。きっとある程度は売れたんでしょう。

 日本の専門家による詞曲に彼ら自身が編曲を手掛けています。演奏も自分た

 ちで行なっているように聞こえます。夜の町で磨かれた音楽感性が光ってい

 ますね。

  さて『昭和カタコト歌謡曲』「男声編」、次も珍しいフランス領アルジェリア生まれのユダヤ

 人歌手、エンリコ・マシアス。彼は「恋心」「思い出のソレンツァラ」など、日本ではシャンソーン

 と呼ばれる歌の作者としても知られています。67年の来日時に吹き込まれた

 これも知る人ぞ知るスタンダード歌謡曲、

  「わかっているよ」。

 

M14.わかっているよ(3’19”)エンリコ・マシアス                        44’19”

-C.Jean, M.Enrico, D.Jacques-  コロムビア COCJ-39524

 

N  2週に亘ってお届けした『昭和カタコト歌謡曲』「女声編」「男声編」、如何でし

 たでしょうか。今のところ中高年にはかなり良い手応えです。わたしとして

 は若い人たちの反応が聞きたいですね。

  当初この構想には大きな背景がありまして、もっと広い領域で多くの数量

 を考えていたのですが、今の自分の力量では手に余りまして、このような形

 に落ち着いたというのが実情です。この類いだけに限っても、まだまだ面白

 い作品は沢山ございます。またの機会にはそれらを聞いて頂く事に致しまし

 ょう。リクエストもお待ちしております。

  では『昭和カタコト歌謡曲』紹介、第一段階の最後は、ピーナッツのヒットを生むきっ

 かけとなった、ミルバの名唱で、

  永遠のこの1曲、「ウナ・セラ・ディ東京」をお聞き下さい。

 

M15.ウナ・セラ・ディ東京(3’20”)ミルバ

-T.Iwatani, H.Miyagawa- コロムビア COCP-39523

 

M16.ムーディズ・ムード・フォ−・ラヴ(2’50”) エイミー・ワインハウス

-J.Mchugh, D.Fields, J.Moody-  ユニバーサル UICI-1073/4

 

ミルバの名唱「ウナ・セラ・ディ東京」に続けましたのは、エイミー・ワインハウス。これか

 らは映画「エイミー」感想文の後編とまいりましょう。

  今の1曲は「ムーディーズ・モード」です控え目ではありますが、気の効いたアレン

 ヂが文字通り功を奏していました。先週の「ボディ・アンド・ソウル」と同じく、

 この手のジャズ曲をエイミーは実に上手に唄います。しかも自分なりのはみ出し加

 減が素晴らしい。

  実写伝記映画「エイミ−」では、自身が影響を受けた歌手としてダイナ・ワシントンが

 最初に出て来ます。ダイナ好きのわたしはニンマリですけれど、旋律を崩して行く

 手法、感覚はビリー・ホリデイに繋がるところも感じられます。

  アメリカの都市部で黒人女性として暮らしていた彼女たち、そしてエイミーの恵ま

 れなかった生い立ちを通して見ると、それぞれの逆境が共通した唄い方を生

 み出すのかな、などとも考えました。

  次はエイミーのオリジナル曲です。

  「ストロンガ—・ザン・ミー」。

 

M17. トロンガ—・ザン・ミー(3’52”) エイミ—・ワインハウス

-A.Winehouse, S.Remi-  ユニバーサル UICI-1073/4

 

エイミー・ワインハウスで「ストレインジャ・ザン・ミー」でした。映画を通して強く感じた

 事のひとつは、彼女の「いつも新しい優れた歌を作ろうとしていた姿勢」で

 す。たくさんの言葉を連ね、書いては消し、やり直していた小さなメモ帳の現

 物が何度も画面に出て来ます。そういう時の彼女はきっと無我夢中だったの

 ではないでしょうか。また残っている相棒プロデュ—サ—だったサラーム・レミへの留守

 番電話録音にも、非常に熱心な創作意欲が漲っています。多分それは気紛れ

 的に表出していたのでしょうが、情緒不安定で常に強迫観念に追い立てられ

 ていたエイミ—・ワインハウスは、この情熱を上手に制御出来ず、早くしてこの世を去

 ったように見えます。

  次も彼女のオリジナル作品です。

  「ヘルプ・ヨーセルフ」。

 

M18.ヘルプ・ユアセルフ(5’01”)エイミ—・ワインハウス

-A.Winehouse, J.Hogarth-  ユニバーサル UICI-1073/4

 

「ヘルプ・ヨーセルフ」、エイミ—・ワインハウスでした。ちょっとミニー・リパートン風でしたね。

 彼女は、自分の気に入った歌い手の特徴的な部分を自分の物にするのが、と

 ても上手い。魔法のように自分の表現にすり替えていくのでしょう。先週は、

 わたしは当初あまり好きになれなかったと言いましたが、今では聴き返す度

 に、とても悪い事をエイミ—にしていたような気にもなって来ます。

  さて、映画の中でもうひとつ象徴的なのは、決して良くない彼女の男運で

 す。父親、結婚した相手、仕事上の仲間、それぞれに問題がある。これも潜

 在的男性依存症の強いエイミ—自身に原因があるとは言え、運命に感じられます。

 先週ようやく読み終えたニーナ・シモンの伝記からも似たものが伝わって来ました。

 ニーナも人生の半分は父親とマネイジャでもあった夫との闘いでした。エイミ—の場合は、

 特に父親が悪いね。わたしは憎しみさえ覚えます。それがどんなであるか・・・、

 ちょうど時間となりました。ぜひ映画「エイミー」でお確かめ下さい。716

 からロ—ドショ—が始まります。

  では再びエイミー・ワインハウス、今度はライヴで唄います。

  「ティーチ・ミー・トゥナイト」。

 

M19.ティーチ・ミー・トゥナイト(3’22”) エイミー・ワインハウス

-S.Cahn, G.D.Paul-  ユニバーサル UICI-1073/4

 

M20.Why Can’t We Live Together(5’27”)Sade             1:06‘03”

-T.Thomas-  Portrait  RK 39581

 

M21.スモーク・リングス・アンド・ワイン(5’25”)ラルフ・マクドナルド     1:11’30”

-R.Macdonald, W.Saiter-  ウルトラ・ヴァイヴCDSOL 5616

 

 

TM:ボーン・イン・シカゴ(アサー仕様)P.B.B.B.

 

エイミ—に続けたのは、30年前の異色インド系英国女声歌手、シャデの「ワイ・カーント・

 ウィ・リヴ・トゥゲザー」、デビュ−・アルバムの最後に入っていた曲ですね。オリジナルが

 マイアミのオルガン遣いティミー・ト—マス。その彼が所属していたTKレコ—ドから、1978

 に発表されたラルフ・マクダナウの『パス』という1枚がありました。これが最近CD

 で再発されています。LPA面全てを使って自らのルーツ、祖を辿った「パス」

 と言う作品が当時話題を呼びました。3部に分かれてはいますが、音はずっと

 繋がっていて17分を超える大作です。アレックス・ヘイリ—のテレビ映画「ルーツ」が77

 年ですから、アメリカ黒人のアフリカ回帰指向が芽生えた頃の現象のひとつでした。

 発売された頃に、仕事をしていた放送局のレコ—ド室から借り出してよく聞いて

 いましたが、今回の再発で改めて聴き直しました。

  その感想を率直に言いうと、非常に造りモノ感が濃厚だった、です。これは

 かつて感じていなかった事です。カリブからアフリカ大陸へ時間を遡って進んで行

 く構成、アレンヂなどは実によく出来ているのですが、妙にギコチなく聞こえます。

  ただし、これはラルフに非があったのではないでしょう。参加しているのはヌ

 —・ヨ—クで仕事をこなしている、バリバリのスタジオ演奏家ばかりですから、きっち

 りとしたタイム感、リズムにかけては世界一です。そんな彼らにいきなり「アフリカ的

 な融通性の高いノリで演れ」と望んでも無理だった筈です。もちろんワールド・ミュ

 ージックという言葉もない頃の話です。本場のノリを身近に親しめるようになった

 現在からすると、乏しい情報量の中で想像を頼りにするしかなかったと思い

 ます。機械的にすら聞こえる場所もありましたが、もちろん電気が演奏を支

 配する遥か前の時代です。それほど高度な実演を生身の人間がおこなってい

 るのです。

  故に、逆に人間の力の素晴らしさを認識した、というのも正直ところで、

 17分を通す集中力には圧倒されました。ご希望があれば、全編お届けしまし

 ょう。

  そのB面は、ガラッと変わって、時代の象徴のようなフュージョン楽曲が並んでい

 ます。そこから、当時の売れっ子トゥーツ・シールマンズのハモニカをフィーチュアした「スモーク・

 リングス・アンド・ワイン」を最後にお聞き頂きました。

  今朝の特別付録は、以下の隠し場所です。どうぞお楽しみ下さい。

 http://firestorage.jp/download/3704990fb46f70537eed93bb116db199b06c31ba

 ダウンロード・パスワード:9keb5dfq

  先週は重たくて遅い「wav.」ファイルで揚げてしまって、ご迷惑をおかけし

 ました。落とすのに20時間かかった、という人もいたようです。重ねて、申

 し訳ありませんでした。今朝は「mp3」です。「軽いよ、早いよ」で落として

 下さい。

  実は昨日の朝、「幸せのテネシー・ワルツ」を聞き逃してしまいました。曜日を間

 違えていたのです。あれね、始めの1時間が木曜深夜、後半1時間は金曜早

 朝という、ト—キョ—エフエムの番組表上で日付を跨いでいるんですよ。それで混乱し

 て・・・、これは言い訳です。最終回だったのになあ。残念。紹介楽曲はプレ

 イリストで確認いたしました。

  さて、再来週に迫った「風林火山」杯卓球選手権の詳細を記します。

  2016716日(土曜日)1630分開場  1700分開演

  山梨県甲府市 桜座

  事務局〒400-0032山梨県甲府市中央1-1-7

  電話055-233-2031  メイルアドレスkofu@sakuraza.jp  

  http://www.sakuraza.jp/ask.htm

 チラシは、この下に掲示します。お近くの方、どうぞお出かけ下さい。

  今朝もちょうど時間となりました。

 こちらは、http://osamusawada.com/category/mornin-blues-by-isaowashizu/

 「幻」モーニン・ブルーズ、鷲巣功でした。来週もあなただけに。

WashizuVsPeter

 

s-2016-06-29 15.09.40

Awesome Rock【07/01 O.A.】Playlist

Awesome Rock【07/01 O.A.】Playlist

7月01日の番組は、

HUASKA(ウアスカ)日本独自企画盤「ボサノヴァ・メタル教典」を紹介!

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今夏、日本でブレイクなるか!HUASKAの日本独自企画盤は7月20日発売、解説は澤田修!

M01: Nihilist / Architects
M02: Everything You Love Will Someday Die / Cage9
<コーナー: AwesomeRecommendation>
M03: SAMBA DE PRETO / Huaska
M04: CHEGA DE SAUDADE / Huaska
M05: AINDA NAO ACABOU / Huaska
M06: LET’S BOSSA / Huaska
<コーナー: AwesomeRecommendation>終わり
おしまい♪


2016年07月のREAL ROCKS SELECTION=HUASKA(ウアスカ)『ボサノヴァ・メタル教典』。
ボサノヴァmeetsメタル!ブラジルでも唯一無二の存在ウアスカの日本独自規格盤!
解説は、、、澤田修デス!!