カテゴリー : 2016年 8月

REAL ROCKS SELECTION 2005.04 – 2016.07

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ZIP-FM REAL ROCKSでは2005年4月から毎月、一か月間にわたって番組がプッシュしていくアーティストを紹介しています。それをREAL ROCKS SELECTIONと呼んでいます。

2005年当初は、アーティスト並びにオシ楽曲も選んでいました。

【2005年度】

04月 Trust Company「Stronger」

05月 Waking Ashland「I AM FOR YOU」

06月 NINE BLACK ALPS「COSMOPOLITAN」

07月 Bullet For My Valentine「Cries In Vain」

08月 MAE「Anything」

09月 MEW「Special」

10月 Hard-Fi「Hard To Beat」

11月 Towers Of London「FUCK IT UP」

12月 DOVER「KING GEORGE」

01月 Arctic Monkeys「When The Sun Goes Down」

02月 Bleeding Through「Kill To Believe」

03月 SOFT 「Higher」

 

【2006年度】

04月 Jack’s Mannequin「Dark Blue」

05月 The Futureheads 「Skip To The End」

06月 Johnny Boy「You Are The Generation That Bought More Shoes And Get What You Deserve」

07月 Razorlight「In The Morning」

08月 Red Jumpsuit Apparatus 「Face Down」

09月 POP Shuvit 「Let Sleeping Dogs Lie」

10月 TRIVIUM 「Ignition」

11月 Mutemath 「Chaos」

12月 My Chemical Romance 「Welcome to the Black Parade」

01月 Blondelle 「Started When You Were Young」

02月 The Heights 「Night Relay」

03月 Enter Shikari 「Sorry You’re Not A Winner」

 

【2007年度】

04月 Northern Room 「Galaxy」

05月 Melee 「Stand Up」

06月 Shellshock 「Insight」

07月 Dover 「Let Me Out」

08月 Strung Out 「The King Has Left The Building」

09月 Motion City Soundtrack 「Broken Heart」

10月 Sunshine 「Top!Top!The Radio」

11月 We Shot The Moon 「Waters Edge」

12月 Operator Please 「Just A Song About Ping Pong」

 

<<2008年1月からアーティストと作品単位に変更>>

01月 Mutemath “Mutemath”

02月 48May “Streetlights&Shadows”

03月 Skindred “Roots Rock Riot”

 

【2008年度】

04月 Flogging Molly “Float”

05月 Violence To Vegas  “Princess to Poison”

06月 Forever the Sickest Kids  “Underdog Alma Mater”

07月 The Cab  “Whisper War”

08月 Mike Viola “Lurch”

09月 PARKA “Attack of the Hundred Yardman”

10月 The Script “The Script”

11月 Runner Runner “Your Greatest Hits”

12月 Copeland “You Are My Sunshine”

01月 Rise Against “Appeal to Reason”

02月 Bring Me The Horizon “Suicide Season”

03月 THE VIRGINS “The Virgins”

 

【2009年度】

04月 Fleet Foxes “Fleet Foxes”

05月 Lacuna Coil “Shallow Life”

06月 Phoenix “Wolfgang Amadeus Phoenix”

07月 Cut Off Your Hands “You & I”

08月 Steel Panther “Feel the Steel”

09月 Dead By April “Dead By April”

10月 Girls “Album”

11月 Blessthefall “Witness”

12月 First Signs of Frost “Atlantic”

01月 The Yeah You’s “Looking Through You” 現在はMadfoxに改名

02月 Vampire Weekend “Contra”

03月 FLOBOTS “Survival Story”

 

【2010年度】

04月 Paper Tongues “Paper Tongues”

05月 Heaven Shall Burn “Invictus”

06月 SOMA Jewel & the Orchestra

07月 Automatic Loveletter “Truth or Dare”

08月 The Reign of Kindo This Is What Happens

09月 YOUNG GUNS “All Our Kings Are Dead”

10月 The Devil Wears Prada “Zombie EP”

11月 Carpark North “Lost”

12月 Chunk! No, Captain Chunk!”Something For Nothing”

01月 Glamour Of The Kill ”The Summoning”

02月 Funeral Party “The Golden Age Of Knowhere”

03月 Dropkick Murpheys “Going Out in Style”

 

【2011年度】

04月 Slaves To Gravity ” UNDERWATEROUTERSPACE ”

05月 Amaranthe “Amaranthe”

06月 La Vida Boheme “Nuestra”

07月 Rival Sons “Pressure And Time”

08月 Stephen Jerzak “Miles And Miles”

09月 Born of Osiris “TheDiscovery”

10月 Rise To Remain “CityOfVultures”

11月 Team Me “Team Me EP”

12月 Transit “Listen & Forgive”

01月 Blessed by a Broken Heart “Feel the Power”

02月 Skrillex “Bangarang EP”

03月 Team ME “To The Treetops!”

 

【2012年度】

04月 Fun. “Some Nights”

05月 Scars on 45 “Scars on 45”

06月 The HEARTBREAKS “Funtimes”

07月 Fail Emotions “Transfornation”

08月 The Dodoz “Forever I Can Purr”

09月 Periphery “Periphery II” 解説:澤田修!

10月 Poema “Remembering You”

11月 Jake Bug “Jake Bug”

12月 The Amity Affliction “Chasing Ghosts”

01月 Beyond All Recognition “Drop=Dead”

02月 Downtown Struts “Victoria!”

03月 Heaven’s Basement “Filthy Empire”

 

【2013年度】

04月 Daughter “If You Leave”

05月 The Neighbourhood” I Love You ”

06月 Glass Towers” Collarbone Jungle ”

07月 Chvrches” EP ”

08月 Asking Alexandria” From Death to Destiny “ 解説:澤田修!

09月 Born of Osiris ” Tomorrow We Die Alive “ 解説:澤田修!

10月 The 1975 ” The 1975 ”

11月 Divided Friday ” Modern Memories ”

12月 Satellite Stories ” Pine Trails ”

01月 Periphery “Clear “ 解説:澤田修!

02月 A Great Big World ” Is There Anybody Out There? ”

03月 Architects “Lost Forever // Lost Together”

【2014年度】
04月 American Authors ” Oh, What A Life ”

05月 The Vamps ” Meet The Vamps ”

06月 VA ” Sumerian Ceremonials ”

07月 KONGOS ” Lunatic ”

08月 HEARTIST ” Feeding Fiction ”

09月 MAGIC! “Don’t Kill the Magic”

10月 Catfish And The Bottlemen “The Balcony”

11月 Andrew Mcmahon in the Wilderness “Andrew Mcmahon in the Wilderness”

12月 Vinyl Theatre “Electrogram”

01月 RISE OF THE NORTHSTAR ” Welcame ”

02月 ATTILA ” Guilty Pleasure “ 解説:澤田修!

03月 New Empire ” In a Breath ”

【2015年度】
04月 We Are Harlot ” We Are Harlot ”

05月 CHON ” GROW ”

06月 Say Lou Lou ” Lucid Dreaming ”

07月 August Burns Red ” Found in Far Away Places” 解説:澤田修!祝グラミーノミネート!

08月 Saint Raymond ” Young Blood ”

09月 Destiny Potato “Lun”

10月 Press To MECO “Good Intent”おそらく日本初OA

11月 Nothing But Thieves “Nothing But Thieves”

12月 Jamie Lawson “Jamie Lawson”

01月 TheSlackers “TheSlackers”

02月 BuryTomorrow “Earthbound” 解説:澤田修!

03月 HighHighs “The Cascades”

【2016年度】

04月 YASHIN “The Renegades” 解説:澤田修!

05月 Andy Black ” The Shadow Side ”

06月 Issues ” Headspace”

07月 Huaska” ボサノヴァ・メタル教典” 解説:澤田修!

 

 

【幻】モーニン・ブルーズ 2016/08/06 (スマホ用)

mb160806 (スマートフォン用)

 

TM : ヲーキン・ブルーズ(夜に近いアサー仕様)P.B.B.B.

 

N おはようございます。アサー、ワツシイサヲです。「酷暑」という予報に反して、

 それほど酷くはなりませんね。充分に暑いですけれど。昨日は朝から暑かっ

 たですね。早起きしてますから分りますよ。でも一昨日の夕方以降は涼しい

 風が吹いて気持ち良かったですよ。都心部に居ましたが、そんなに暑苦しく

 なかったな。湿度は相変わらず高いですけどね。

  オリムピック、甲子園と、地球の上では人間たちが活発に動き回る8月です。そ

 んな中、今朝も元気でいきましょう。

  さあ、この時期の定番で、始めます。

  「夏の日の恋」、パ—シ—・フェイス・オ—ケストラです。

 

M01.夏の日の恋(2’37”)パーシー・フェイス・オーケストラ

-M.Steiner- ソニーMHCP-1272

 

N 「ア・サマー・プレイス〜夏の日の恋」、パーシー・フェイス・オーケストラでした。これは素晴

 らしい邦題ですね。もちろん音楽も素晴らしい。劇場公開映画の主題歌で、

 本来は歌が付いていると云う事ですが、そのどちらもわたしは知りません。

 わたしの「夏の日の恋」は、このパーシー・フェイスのヴァージョンですべてが成立して

 しまっています。70年代の終わり頃だったかな、ディスコ調のアレンヂでパ—シ—自身

 が更新仕様を出していました。当時は「悪くないな」と聞いていましたが、

 やっぱりこちらのオリヂナルが宜しいようです。

  では、皆さんにも季節を謳歌して貰うために、夏メロ冷やし系をお送りしま

 す。これも定番。

  「グッシン・ゴーイン」、シュガー・マイノット。

 

M02.Good Thing Goin’(4’54”)Sugar Minott

-The Corporation- Pヴァイン AC-8001

 

M03.The Best of My Love(3’56”)Aswad

-D.Henry, G.Frey, J.D.Souther- Island Island MLPS 1054

 

N ちょっとツナギが上手くなかったなあ。アナログの「グッシン・ゴーイン」は変な終り

 方してますからね。この歌は、窓を開け放った部屋から暑く照りつける表通

 りを見ながら聞いていると、気分が出ます。続けたのはアズワドの「ザ・ベスト・

 オヴ・マイ・ラーヴ」、こっちは夜、それもかなり更けて来た、23時以降ですね。

  共にカヴァ曲ですが、両方ともオリヂナルを凌ぐ出色の出来です。レゲエは何も施

 さなくてもリズム自体が強烈な演出をしてくれるので、比較的別仕立てを作り

 易いのですが、それにしても上手く出来てますね。共に20年以上前の作品で

 すが、全く古臭くなっていません。

  もうひとつ、わたしの夏の常備曲を聞いて下さい。ザ・ローリング・ストーンズの

 「カントリー・ホンク」です。歌の中に「表通りじゃ夏の暑い陽射しが照りつけてる」

 という行りがあって、行った事も見た事もないジャクスンの路端に丸いテイルの古い

 型の車が駐めてある画が浮かんできます。ここでのジャクスンは、テネシ—州のジャクス

 ンの事なんでしょうね。

  ではどうぞ、「カントリー・ホンク」です。

 

M04.カントリー・ホンク(3’05”)

-M.Jagar, K.Richard- ポリドール P25L 25045

 

M05.エイト・デイズ・ア・ウィーク(2’50”)ザ・ビートルズ

-J.Lennnon, P.McCartney- EMI TOCP-71044

 

N ストーンズの次はビートルズ、と云う事で、彼らの「一週間に十日来い〜エイト・デイ

 ズ・ア・ウィーク」でした。同じタイトルの映画が公開間近です。試写会を一回も行な

 わないという強気のプロモートなので、わたしも内容については詳しく知りませ

 ん。彼らが行なった一般公演のドキュメントが中心だそうです。

  「またかぁ」という気持ちがなくはないのですが、昨年発売されたヴィディオ・

 クリップ集に思いがけず興奮してしまったワタクシですから、心の片隅では何か新し

 い「クリビツ」を密かに期待しています。

  さてそのビ—トルズ、今年は「来日50周年」だそうです。あれから50年かぁ。

 1966630日から72日までの大騒ぎは、わたしも実体験しています。

 武道館実演のテレビ放送も観ていました。民放禁止法、ロックンロ—ル取締条例が施行

 されていたわたしの家でも、この晩は特例でした。

 先週その時の記録映像に出逢いました。おそらくテレビ筋から漏れ出たのでし

 ょう。もちろん海賊版です。その最大の特徴は、前座の演奏が全て収められ

 ているところ。以下、クレジットをそのまま記します。

 

 1. Announcer – EH Eric

 2. Welcome Beatles-

  Yuya Uchida, Isao Bito,

  Jackey Yoshikawa And His Blue Comets And Blue Jeans

 3. Long Tall Sally- The Drifters

 4. Dynamite- Isao Bito & Jackey Yoshikawa And His Blue Comets

 5. We Gotta Get Out Of This Place- Yuya Uchida & Blue Jeans

 6. Kiminishibirete- Hiroshi Motizuki

 7. Caravan- Jackey Yoshikawa And His Blue Comets And Blue Jeans

 

  おそらく前座の全てでしょう。E.H.エリックの司会や、「ウェルカム・ビートルズ」は、

 記憶にあります。ブルー・コメッツとブルー・ジーンズが合同演奏していたのは覚えて

 いませんでした。内田裕也と尾藤イサオが2人一緒に唄っていたのも忘却の彼方

 に飛んでいました。

  そして、初めて「カラー」でこれらのビ—トルズ来日公演前座を観ていて思い出

 したのが、このLPでした。

 

M06.ツイスト・アンド・シャウト(3’53”)内田裕也尾藤イサオ

-Medley, Russel- EMI TOCT 11301

 

N 以前にも何回か聞いて貰っていますが、このビ—トルズと同じ組み合わせのLP

 『ロック、サーフィン、ホット・ロッド』から、内田裕也と尾藤イサオの唄、ジャッキー・吉川と

 ブルー・コメッツ、ブルー・ジーンズの演奏で「ツイスト・アンド・シャウト」でした。

  これはビートルズ来日前の1964年に出ていて、CDでも復刻されています。

 お聞きのように後期ロカビリ—とエレキがごったになった演奏で、唄は「カタコト英語」、

 正直言ってあまり上質な出来ではありません。2年後のビートルズ前座演奏時に

 も大きくは変わらず、既に「ペイパ−・バック・ライター」を発表後、一ヶ月後には

 革命的アルバム『リヴォルヴァ』を発表するの「生演奏」と較べても、旧態依然とし

 た印象は拭えません。この時代にはまだ音楽に「古い」「新しい」があったの

 ですね。その事実をあからさまに突きつけられた感じです。

  ではその前座の時も唄っていた「ダイナマイト」尾藤イサオが唄います。

  LP『ロック、サーフィン、ホット・ロッド』からどうぞ。

 

M07.ダイナマイト(2’20”)尾藤イサオ

-M.Garson, T.Glazer- EMI TOCT 11301

 

N これはクリフ・リチャードの持ち歌。1959年の発表ですから、意外と古い作品です

 ね。尾藤イサオがテレビの歌番組で唄っていたのを目にした記憶があります。それ

 が63~4年の事だったので、もっと新しい歌かと思っていました。今のヴァージ

 ョンの出来は良いですね。自信があったから前座でも採り上げたんでしょうか。

  しかしながら、ビ—トルズがロックの新時代を作りつつあった頃、極東の島国で

 はまだエルヴィス・プレズリ衝撃波の余震が続いていました。1964年発表のLP『ロ

 ック、サーフィン、ホット・ロッド』では、徴兵前のエルヴィスの持ち歌がカヴァされています。

  「ワン・ナイト」。

 

M08.ワン・ナイト(2’47”)尾藤イサオ

-DBartholomew- EMI TOCT 11301

 

N これもなかなかの出来ですね。わたしも尾藤イサオの事は当時から割と好きで

 した。この頃はジャッキー・吉川とブルー・コメッツと活動を共にする事が多かったよ

 うです。武道館の前座でも二つのバンドが並んだブルコメ側にイサオは立っていまし

 たね。

  一方の内田裕也はブルージーンズの専属ではないにしても、一緒に舞台に立つ

 事が多く、そういった背景からこの前座の顔触れが決まったのではないでし

 ょうか。

  では先ほどの「ツイスト・アンド・シャウト」と同じく、内田裕也尾藤イサオそしてジャ

 ッキー・吉川とブルー・コメッツ、ブルー・ジーンズの四者が一緒になって演ってます。こ

 れもエルヴィスのナムバ—デすね、「トラブル」。

 

M09.トラブル(2’52”)内田裕也尾藤イサオ

-J.Leiber, M.Stoller- EMI TOCT 11301

 

N ご存知リーバー・ストーラーの傑作「トラブル」、内田裕也と尾藤イサオが交互に唄ってい

 ました。まだ裕也さんのオハコに決まっていたワケじゃなかったようですね。フラワ

 —・トラヴェリン・バンドのハ—ド・プログレ・ショウの中間部分で裕也さんが出て来て2

 3曲唄うロックンロ—ル・インタミションでダイナミックに披露されたこれを耳にした時は、ブッ

 飛びました。その後からかな、「トラブル」と言えば内田裕也、となったのは。

  先ほどご紹介した通り、ビートルズの前座では裕也さんはアニマルズの「朝日のな

 い町」も唄ってました。アニマルズ1965年のヒット曲です。この時のブルージーンズに

 は謎の生ギタリストが加わった特異な編成で、基本はテケテケテケですからサウンド的にも

 重厚さが乏しく、未消化感が残りました。

  それでも時代の証言としてこの前座映像は興味深く、わたしは通して観て

 しまいました。気付けば本編のビートルズをまだ観てなかった。お客さんは総じ

 てシラケ気味。前座のドリフターズは自分たちで演奏せずに「のっぽのサリー」を唄っ

 ていかりや長介の「逃げろ」で退散するという、ギャグですね、あれは。これ

 も空回り。最後に唄い手として出て来るのは望月浩。「君にしびれて」を緊張

 気味に披露します。彼の事はポップ系の歌手だと思ってましたが、ここで聴く

 限り完全な歌謡曲歌手ですね。こんなにコブシ回してたかなあ、と意外でした。

 ロカビリ—からエレキ歌謡に進んで、確かグループ・サウンズ時代にはサンダーバーズとかい

 うグループを組んで世のセルフ・コンテインド化の波に対処してました。

  さてこのLP『ロック、サーフィン、ホット・ロッド』での内田裕也は、他にジーン・ヴィンセ

 ントの「ブルージーン・バップ」を唄っています。

 

M10.ブルージーン・バップ(2’52”)内田裕也

-W.Receveur, C.Peace, B.Bennett- EMI TOCT 11301

 

N 先々週だったかな、黒柳徹子の番組に樹木希林が出て来て対談、そしてクリビ

 ツ・ゲストで内田裕也が登場。これだけで画面を成立させてしまう超能力を発揮

 していました。彼の52年前の「ブルージーン・バップ」を聞いて如何ですか。あ

 んまり変わってないなあ、というのがわたしの正直な感想です。そのテレビで

 は、ちょっと歩行がおぼつかない様子でしたが、まだまだ元気でいて下さい

 よ。

  景気づけに2年前にAKB48の指原莉乃と一緒に唄ったこの1曲を、皆さ

 んと一緒に聞きましょう。

  「シェキナベイビ−」。

 

M11.シェキナベイビー(4’54”)内田裕也 feat.指原莉乃

-K.Akimoto, Saimon- エイベックス AVCD-48997/8

 

M12.Smiling Faces Sometimes(4’44”) Joan Osborne

-B.Syrong, N.Whitfield- Compedia 9365

 

N 内田裕也と指原莉乃のデユーオから、ガラリと変わって、「スマイリング・フェイシーズ・サ

 ムタイムズ」、ジョーン・オズボーンと相手はなんとアイザック・ヘイズでした。ジョ—ンは今日

 から月曜日まで丸の内のコトンクラブで実演です。彼女の2002年のアルバム『ハウスウィ

 ーティーズ』がようやく届きました。収録曲がどれも名作なので当然とする言い

 方もあるでしょうが、とても良好な仕上がりで楽しませてくれます。

  こんな曲が入っていたのにも驚きました。

 

M13.These Arms Of Mine(4’39”)Joan Osborne

-O.Redding- Compedia 9365

 

N オーティス・レディングのデビュー・シングルのB面だった「ジーズ・アームズ・オヴ・マイン」。

 ひょっとしてカヴァを聞くのは初めてかも知れません。丁寧に唄い上げられて

 いてとても好感が持てます。ずっと地味な存在のジョーン・オズボーン、こんな風

 に聞かせてくれるんなら、あまり容姿に恵まれていないとしても、合格です。

  表題曲になっている「ハウスウィーティーズ」、これも素晴らしい出来です。

 

M14.How Sweet It Is(4’21”)Joan Osborne

-B.Holland, L.Dozier, E.Holland- Compedia 9365

 

N あの優しい歌をマイナ—・キイに変えて唄ったジョーン・オズボーン。先週まで何種類か

 お届けしたヴァ—ジョンに較べると、ほとんど別の曲です。多分これは自信作

 なのでしょう。それで表題曲に持って来たんじゃないかと推測します。歌の

 意味するところも、裏返し、嫌味のように聞こえて来ました。やってくれま

 すね。これには脱帽。

  演奏はかなりの多重録音で録られていますが、窮屈なところもなく、ゆっ

 たりと落ち着いた響きが印象に残ります。

  ジョーン・オズボーン、同じアルバムからもう一曲聞いて下さい。

  スライ・スト—ンのオリジナル曲で「エヴェバディ・イズ・ア・スター」。

 

M15.Everybody Is A Star(3’15”)Joan Osborne

-S.Stewart- Compedia 9365

 

 

M16.こんな夜(2’54”)藤島晃一

-K.Fujishima- PCD 18764

 

N 先週のランキン・タクシーの対バンで観た藤島晃一で「こんな夜に」でした。最近世

 界的にドブロ・スライド・ギタリストが台頭して来ている中で彼は、その説得力に別

 格的な品位を感じさせてくれます。また「歌が主」というところもわたしに

 は嬉しいですね。ギターを追求している人たちの中には、結局自分のお手本そ

 っくりに演奏する事で満足してしまう傾向があります。わたしはやはり、そ

 の人しか出せない響きを聞きたい。そしてその鍵は自分の言語による「歌」

 だと思うのです。

  藤島晃一のいちおうベスト盤として出ている『通り過ぎたら風の詩』には、

 彼しか唄えない歌の数々が、それぞれ控え目ながら気の効いた楽音で彩られ

 た、手応え充分の作品です。再認識致しました。

  さて今朝のモーニン・ブルーズでは、中間部分でカタコト英語が飛び交っていました。

 音曲に限らず、それらの言葉に関しても日本の60年代末までは不完全だった

 という事でしょう。そのひとつの現象として、『昭和カタコト歌謡曲』があります。

 その祖であるバートン・クレーンのアルバムが新しいトラックを追加されて更新盤になりま

 した。新しいと言っても新曲ではありません。前回発表後に発見されたSP

 があったらしく、これで彼の全吹き込みが収録された事になるようです。

  ライナも新しくなって、昭和22年の「主婦の友」7月号に掲載されたインタヴュー

 記事も収録されました。それを読みますと、バ—トンは各方面で大分多彩な活躍

 をしていたようですね。わたしは英字新聞特派記者の余興程度にしか思って

 いませんでしたが、外国人である事であちこちに引っ張り出され、本人もそ

 れに対応していた様子が偲ばれます。この流れはずっと続き、先ほどのビ—トル

 ズ来日公演の栄えある司会者、E.H.エリックもその延長線上にあるのではないか、

 とも考えました。

  では、バートン・クレーンの更新盤から、今回追加された「新曲」です。

  「僕色男だ!」

 

M17.僕色男だ!(3’32”)バートン・クレーン

-I.Mori,- Neach Records NEACH-5578

 

M18.Anata Bakana(2’45”)Yamasuki

-D.Vangarde- Blue Blanc Rouge RBCP-2785

 

N 「僕色男だ!」バートン・クレーンに続いたカタコトは、先々週もお聞き頂いたヤマスキで

 「アナタバカナ」。意味を無視して響きの面白さだけで日本語を並べて歌を作って

 いた大胆なグル—プです。「アナタバカナ」ですよ。これが「アンタバカネ」だと、逆にこ

 こまで面白くないかもしれない。その辺を分って作ってるんじゃないかと、

 勘ぐりたくなるような、刺激的な響きです。このCDは自分でも何故、どう

 やって手に入れたのかが謎でした。それは相変わらず不明です。和文のライナ訳

 がついていましたが、肝心な作品の概念については要領を得ません。ただし

 グル—プについては、ほんの少し分りました。以下引用します。

 

  デタラメな日本語をでっちあげて歌うグループとして、フランスで結成された

 YAMASUKI SINGERSが挙げられます。同バンドは1971年にアルバムLe

 Monde Fabuleux Des Yamasuki』をリリース。このアルバムはダフト・パンクの

 トーマの父親、ダニエル・ヴァンギャルドが参加している事でも知られていま

 す。(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160803-00000001-mai-soci)

 

  だそうでございます。

 

M19.Give Life Back To Music(4’36”)

-T.Bangalter, G.M.H.Christo, P.Jackson jr., N.Rodgers- ソニー SICP-3817

 

M20.Rise(7’23”)Herb Alpart

-R.Armer, R.B.Alpert- A & M SP-17153

 

TM:ボーン・イン・シカゴ(アサー仕様)P.B.B.B.

 

N ヤマスキに父親がいる、ダフト・パンクで「ギヴ・ライフ・バック・トゥ・ミュージック」でした。

 これは「現」モーニン・ブルーズ時代に澤田修に教えて貰った1曲です。わたしの

 レコード室には「儚い夏の終わりを告げる歌」として定番棚に入れられています。

 後半のね、効果音ガヤが入って来る辺りが、儚さを煽るんですよ。詳しくは、

 「エリス」に初めてわたしが書いた原稿をお読み下さい。

  ひねくれ者のわたしの季語では、8月は「秋」なんです。今週の月曜日の早

 朝、よく晴れていましたが、吹いたんですよ、秋の風が。奇しくも8月の最

 初の朝でした・・・、分って貰えるかな。でも、まだまだ暑い日が続きます。

 どうぞご自愛下さい。

  最後はハーブ・アルパートの「ライズ」。これも直接夏とは関係ありませんが、海辺

 から夕陽を浴びて帰途につく時の背景音楽としては、最適です。実際に毎週

 その状況で聞いていた時期もありました。今聞いても、実に確実でいい演奏

 してます。

  さて先週のサンプラザ前の盆踊りにお運び下さった方々、どうもありがとうご

 ざいます。まだ陽が落ちきる前だったので、直射を浴びると暑かったですね。

 それでもご参加下さって、感謝いたします。24日、25日の本番も頼みます。

  先週は「元気でいきましょう」の大橋康一さんがコメントをくれました。嬉し

 かったな。彼は「現」モーニン・ブルーズ時代、放送開始前に毎日「元気でいき

 ましょう」というメイルを入れてくれてたんです。それ読んで、「よし、やるぞ」

 と気持ちを引き締めて、臨んでいました。今回も大いに励みになりました。

 ありがとうございます。

  そう言えば昨日の早朝、カメちゃんの「幸せのテネシー・ワルツ」を聞いていたら、

 あの人がオーティス・レディングの「ドック・オヴ・ザ・ベイ」をリクエストしてました。横浜

 のエイウンさんです。「ブツゾーシというお仕事の・・・」これでピンと来まして、待

 っていたらやはり、あのフィル・スペクターも乗っていたコブラ・フォード・デイトナ・ク−ペ

 が大好きなエイウンさんでした。どんな字を当ててたかな。この「幻」聞いてい

 てくれるかなあ。他にも重なる重度聴取者がいたようです。

  今朝の特別付録は、以下の隠し場所です。どうぞお楽しみ下さい。

http://firestorage.jp/download/5bb7bc72f1708ae85f80932802fedebd67f7f179 

ダウンロードパスワード 68vci53q

  あ、今朝もちょうど時間となりました。

 こちらは、http://osamusawada.com/category/mornin-blues-by-isaowashizu/

 「幻」モーニン・ブルーズ、鷲巣功でした。来週もあなただけに

 

s-mb160806写真図版

【幻】モーニン・ブルーズ 2016/08/06

mb160806

 

TM : ヲーキン・ブルーズ(夜に近いアサー仕様)P.B.B.B.

 

おはようございます。アサー、ワツシイサヲです。「酷暑」という予報に反して、

 それほど酷くはなりませんね。充分に暑いですけれど。昨日は朝から暑かっ

 たですね。早起きしてますから分りますよ。でも一昨日の夕方以降は涼しい

 風が吹いて気持ち良かったですよ。都心部に居ましたが、そんなに暑苦しく

 なかったな。湿度は相変わらず高いですけどね。

  オリムピック、甲子園と、地球の上では人間たちが活発に動き回る8月です。そ

 んな中、今朝も元気でいきましょう。

  さあ、この時期の定番で、始めます。

  「夏の日の恋」、パ—シ—・フェイス・オ—ケストラです。

 

M01.夏の日の恋(2’37”)パーシー・フェイス・オーケストラ

-M.Steiner-  ソニーMHCP-1272

 

「ア・サマー・プレイス〜夏の日の恋」、パーシー・フェイス・オーケストラでした。これは素晴

 らしい邦題ですね。もちろん音楽も素晴らしい。劇場公開映画の主題歌で、

 本来は歌が付いていると云う事ですが、そのどちらもわたしは知りません。

 わたしの「夏の日の恋」は、このパーシー・フェイスのヴァージョンですべてが成立して

 しまっています。70年代の終わり頃だったかな、ディスコ調のアレンヂでパ—シ—自身

 が更新仕様を出していました。当時は「悪くないな」と聞いていましたが、

 やっぱりこちらのオリヂナルが宜しいようです。

  では、皆さんにも季節を謳歌して貰うために、夏メロ冷やし系をお送りしま

 す。これも定番。

  「グッシン・ゴーイン」、シュガー・マイノット。

 

M02.Good Thing Goin’(4’54”)Sugar Minott

-The Corporation-  Pヴァイン AC-8001

 

M03.The Best of My Love(3’56”)Aswad

-D.Henry, G.Frey, J.D.Souther-  Island  Island MLPS 1054

 

ちょっとツナギが上手くなかったなあ。アナログの「グッシン・ゴーイン」は変な終り

 方してますからね。この歌は、窓を開け放った部屋から暑く照りつける表通

 りを見ながら聞いていると、気分が出ます。続けたのはアズワドの「ザ・ベスト・

 オヴ・マイ・ラーヴ」、こっちは夜、それもかなり更けて来た、23時以降ですね。

  共にカヴァ曲ですが、両方ともオリヂナルを凌ぐ出色の出来です。レゲエは何も施

 さなくてもリズム自体が強烈な演出をしてくれるので、比較的別仕立てを作り

 易いのですが、それにしても上手く出来てますね。共に20年以上前の作品で

 すが、全く古臭くなっていません。

  もうひとつ、わたしの夏の常備曲を聞いて下さい。ザ・ローリング・ストーンズの

 「カントリー・ホンク」です。歌の中に「表通りじゃ夏の暑い陽射しが照りつけてる」

 という行りがあって、行った事も見た事もないジャクスンの路端に丸いテイルの古い

 型の車が駐めてある画が浮かんできます。ここでのジャクスンは、テネシ—州のジャクス

 ンの事なんでしょうね。

  ではどうぞ、「カントリー・ホンク」です。

 

M04.カントリー・ホンク(3’05”)

-M.Jagar, K.Richard-  ポリドール P25L 25045

 

M05.エイト・デイズ・ア・ウィーク(2’50”)ザ・ビートルズ

-J.Lennnon, P.McCartney-  EMI TOCP-71044

 

ストーンズの次はビートルズ、と云う事で、彼らの「一週間に十日来い〜エイト・デイ

 ズ・ア・ウィーク」でした。同じタイトルの映画が公開間近です。試写会を一回も行な

 わないという強気のプロモートなので、わたしも内容については詳しく知りませ

 ん。彼らが行なった一般公演のドキュメントが中心だそうです。

  「またかぁ」という気持ちがなくはないのですが、昨年発売されたヴィディオ・

 クリップ集に思いがけず興奮してしまったワタクシですから、心の片隅では何か新し

 い「クリビツ」を密かに期待しています。

  さてそのビ—トルズ、今年は「来日50周年」だそうです。あれから50年かぁ。

 1966630日から72日までの大騒ぎは、わたしも実体験しています。

 武道館実演のテレビ放送も観ていました。民放禁止法、ロックンロ—ル取締条例が施行

 されていたわたしの家でも、この晩は特例でした。

 先週その時の記録映像に出逢いました。おそらくテレビ筋から漏れ出たのでし

 ょう。もちろん海賊版です。その最大の特徴は、前座の演奏が全て収められ

 ているところ。以下、クレジットをそのまま記します。

 

 1. Announcer – EH Eric

 2. Welcome Beatles-

  Yuya Uchida, Isao Bito,

  Jackey Yoshikawa And His Blue Comets And Blue Jeans

 3. Long Tall Sally- The Drifters

 4. Dynamite- Isao Bito & Jackey Yoshikawa And His Blue Comets

 5. We Gotta Get Out Of This Place- Yuya Uchida & Blue Jeans

 6. Kiminishibirete- Hiroshi Motizuki

 7. Caravan- Jackey Yoshikawa And His Blue Comets And Blue Jeans

 

  おそらく前座の全てでしょう。E.H.エリックの司会や、「ウェルカム・ビートルズ」は、

 記憶にあります。ブルー・コメッツとブルー・ジーンズが合同演奏していたのは覚えて

 いませんでした。内田裕也と尾藤イサオが2人一緒に唄っていたのも忘却の彼方

 に飛んでいました。

  そして、初めて「カラー」でこれらのビ—トルズ来日公演前座を観ていて思い出

 したのが、このLPでした。

 

M06.ツイスト・アンド・シャウト(3’53”)内田裕也尾藤イサオ

-Medley, Russel-  EMI TOCT 11301

 

以前にも何回か聞いて貰っていますが、このビ—トルズと同じ組み合わせのLP

 『ロック、サーフィン、ホット・ロッド』から、内田裕也と尾藤イサオの唄、ジャッキー・吉川と

 ブルー・コメッツ、ブルー・ジーンズの演奏で「ツイスト・アンド・シャウト」でした。

  これはビートルズ来日前の1964年に出ていて、CDでも復刻されています。

 お聞きのように後期ロカビリ—とエレキがごったになった演奏で、唄は「カタコト英語」、

 正直言ってあまり上質な出来ではありません。2年後のビートルズ前座演奏時に

 も大きくは変わらず、既に「ペイパ−・バック・ライター」を発表後、一ヶ月後には

 革命的アルバム『リヴォルヴァ』を発表するの「生演奏」と較べても、旧態依然とし

 た印象は拭えません。この時代にはまだ音楽に「古い」「新しい」があったの

 ですね。その事実をあからさまに突きつけられた感じです。

  ではその前座の時も唄っていた「ダイナマイト」尾藤イサオが唄います。

  LP『ロック、サーフィン、ホット・ロッド』からどうぞ。

 

M07.ダイナマイト(2’20”)尾藤イサオ

-M.Garson, T.Glazer-  EMI TOCT 11301

 

これはクリフ・リチャードの持ち歌。1959年の発表ですから、意外と古い作品です

 ね。尾藤イサオがテレビの歌番組で唄っていたのを目にした記憶があります。それ

 が63~4年の事だったので、もっと新しい歌かと思っていました。今のヴァージ

 ョンの出来は良いですね。自信があったから前座でも採り上げたんでしょうか。

  しかしながら、ビ—トルズがロックの新時代を作りつつあった頃、極東の島国で

 はまだエルヴィス・プレズリ衝撃波の余震が続いていました。1964年発表のLP『ロ

 ック、サーフィン、ホット・ロッド』では、徴兵前のエルヴィスの持ち歌がカヴァされています。

  「ワン・ナイト」。

 

M08.ワン・ナイト(2’47”)尾藤イサオ

-DBartholomew-  EMI TOCT 11301

 

これもなかなかの出来ですね。わたしも尾藤イサオの事は当時から割と好きで

 した。この頃はジャッキー・吉川とブルー・コメッツと活動を共にする事が多かったよ

 うです。武道館の前座でも二つのバンドが並んだブルコメ側にイサオは立っていまし

 たね。

  一方の内田裕也はブルージーンズの専属ではないにしても、一緒に舞台に立つ

 事が多く、そういった背景からこの前座の顔触れが決まったのではないでし

 ょうか。

  では先ほどの「ツイスト・アンド・シャウト」と同じく、内田裕也尾藤イサオそしてジャ

 ッキー・吉川とブルー・コメッツ、ブルー・ジーンズの四者が一緒になって演ってます。こ

 れもエルヴィスのナムバ—デすね、「トラブル」。

 

M09.トラブル(2’52”)内田裕也尾藤イサオ

-J.Leiber, M.Stoller-  EMI TOCT 11301

 

ご存知リーバー・ストーラーの傑作「トラブル」、内田裕也と尾藤イサオが交互に唄ってい

 ました。まだ裕也さんのオハコに決まっていたワケじゃなかったようですね。フラワ

 —・トラヴェリン・バンドのハ—ド・プログレ・ショウの中間部分で裕也さんが出て来て2

 3曲唄うロックンロ—ル・インタミションでダイナミックに披露されたこれを耳にした時は、ブッ

 飛びました。その後からかな、「トラブル」と言えば内田裕也、となったのは。

  先ほどご紹介した通り、ビートルズの前座では裕也さんはアニマルズの「朝日のな

 い町」も唄ってました。アニマルズ1965年のヒット曲です。この時のブルージーンズに

 は謎の生ギタリストが加わった特異な編成で、基本はテケテケテケですからサウンド的にも

 重厚さが乏しく、未消化感が残りました。

  それでも時代の証言としてこの前座映像は興味深く、わたしは通して観て

 しまいました。気付けば本編のビートルズをまだ観てなかった。お客さんは総じ

 てシラケ気味。前座のドリフターズは自分たちで演奏せずに「のっぽのサリー」を唄っ

 ていかりや長介の「逃げろ」で退散するという、ギャグですね、あれは。これ

 も空回り。最後に唄い手として出て来るのは望月浩。「君にしびれて」を緊張

 気味に披露します。彼の事はポップ系の歌手だと思ってましたが、ここで聴く

 限り完全な歌謡曲歌手ですね。こんなにコブシ回してたかなあ、と意外でした。

 ロカビリ—からエレキ歌謡に進んで、確かグループ・サウンズ時代にはサンダーバーズとかい

 うグループを組んで世のセルフ・コンテインド化の波に対処してました。

  さてこのLP『ロック、サーフィン、ホット・ロッド』での内田裕也は、他にジーン・ヴィンセ

 ントの「ブルージーン・バップ」を唄っています。

 

M10.ブルージーン・バップ(2’52”)内田裕也

-W.Receveur, C.Peace, B.Bennett-  EMI TOCT 11301

 

先々週だったかな、黒柳徹子の番組に樹木希林が出て来て対談、そしてクリビ

 ツ・ゲストで内田裕也が登場。これだけで画面を成立させてしまう超能力を発揮

 していました。彼の52年前の「ブルージーン・バップ」を聞いて如何ですか。あ

 んまり変わってないなあ、というのがわたしの正直な感想です。そのテレビで

 は、ちょっと歩行がおぼつかない様子でしたが、まだまだ元気でいて下さい

 よ。

  景気づけに2年前にAKB48の指原莉乃と一緒に唄ったこの1曲を、皆さ

 んと一緒に聞きましょう。

  「シェキナベイビ−」。

 

M11.シェキナベイビー(4’54”)内田裕也 feat.指原莉乃

-K.Akimoto, Saimon-  エイベックス AVCD-48997/8

 

M12.Smiling Faces Sometimes(4’44”) Joan Osborne

-B.Syrong, N.Whitfield-  Compedia  9365

 

内田裕也と指原莉乃のデユーオから、ガラリと変わって、「スマイリング・フェイシーズ・サ

 ムタイムズ」、ジョーン・オズボーンと相手はなんとアイザック・ヘイズでした。ジョ—ンは今日

 から月曜日まで丸の内のコトンクラブで実演です。彼女の2002年のアルバム『ハウスウィ

 ーティーズ』がようやく届きました。収録曲がどれも名作なので当然とする言い

 方もあるでしょうが、とても良好な仕上がりで楽しませてくれます。

  こんな曲が入っていたのにも驚きました。

 

M13.These Arms Of Mine(4’39”)Joan Osborne

-O.Redding-  Compedia  9365

 

オーティス・レディングのデビュー・シングルのB面だった「ジーズ・アームズ・オヴ・マイン」。

 ひょっとしてカヴァを聞くのは初めてかも知れません。丁寧に唄い上げられて

 いてとても好感が持てます。ずっと地味な存在のジョーン・オズボーン、こんな風

 に聞かせてくれるんなら、あまり容姿に恵まれていないとしても、合格です。

  表題曲になっている「ハウスウィーティーズ」、これも素晴らしい出来です。

 

M14.How Sweet It Is(4’21”)Joan Osborne

-B.Holland, L.Dozier, E.Holland-  Compedia  9365

 

あの優しい歌をマイナ—・キイに変えて唄ったジョーン・オズボーン。先週まで何種類か

 お届けしたヴァ—ジョンに較べると、ほとんど別の曲です。多分これは自信作

 なのでしょう。それで表題曲に持って来たんじゃないかと推測します。歌の

 意味するところも、裏返し、嫌味のように聞こえて来ました。やってくれま

 すね。これには脱帽。

  演奏はかなりの多重録音で録られていますが、窮屈なところもなく、ゆっ

 たりと落ち着いた響きが印象に残ります。

  ジョーン・オズボーン、同じアルバムからもう一曲聞いて下さい。

  スライ・スト—ンのオリジナル曲で「エヴェバディ・イズ・ア・スター」。

 

M15.Everybody Is A Star(3’15”)Joan Osborne

-S.Stewart-  Compedia  9365

 

 

M16.こんな夜(2’54”)藤島晃一

-K.Fujishima-  PCD 18764

 

先週のランキン・タクシーの対バンで観た藤島晃一で「こんな夜に」でした。最近世

 界的にドブロ・スライド・ギタリストが台頭して来ている中で彼は、その説得力に別

 格的な品位を感じさせてくれます。また「歌が主」というところもわたしに

 は嬉しいですね。ギターを追求している人たちの中には、結局自分のお手本そ

 っくりに演奏する事で満足してしまう傾向があります。わたしはやはり、そ

 の人しか出せない響きを聞きたい。そしてその鍵は自分の言語による「歌」

 だと思うのです。

  藤島晃一のいちおうベスト盤として出ている『通り過ぎたら風の詩』には、

 彼しか唄えない歌の数々が、それぞれ控え目ながら気の効いた楽音で彩られ

 た、手応え充分の作品です。再認識致しました。

  さて今朝のモーニン・ブルーズでは、中間部分でカタコト英語が飛び交っていました。

 音曲に限らず、それらの言葉に関しても日本の60年代末までは不完全だった

 という事でしょう。そのひとつの現象として、『昭和カタコト歌謡曲』があります。

 その祖であるバートン・クレーンのアルバムが新しいトラックを追加されて更新盤になりま

 した。新しいと言っても新曲ではありません。前回発表後に発見されたSP

 があったらしく、これで彼の全吹き込みが収録された事になるようです。

  ライナも新しくなって、昭和22年の「主婦の友」7月号に掲載されたインタヴュー

 記事も収録されました。それを読みますと、バ—トンは各方面で大分多彩な活躍

 をしていたようですね。わたしは英字新聞特派記者の余興程度にしか思って

 いませんでしたが、外国人である事であちこちに引っ張り出され、本人もそ

 れに対応していた様子が偲ばれます。この流れはずっと続き、先ほどのビ—トル

 ズ来日公演の栄えある司会者、E.H.エリックもその延長線上にあるのではないか、

 とも考えました。

  では、バートン・クレーンの更新盤から、今回追加された「新曲」です。

  「僕色男だ!」

 

M17.僕色男だ!(3’32”)バートン・クレーン

-I.Mori,- Neach Records NEACH-5578

 

M18.Anata Bakana(2’45”)Yamasuki

-D.Vangarde-   Blue Blanc Rouge  RBCP-2785

 

「僕色男だ!」バートン・クレーンに続いたカタコトは、先々週もお聞き頂いたヤマスキで

 「アナタバカナ」。意味を無視して響きの面白さだけで日本語を並べて歌を作って

 いた大胆なグル—プです。「アナタバカナ」ですよ。これが「アンタバカネ」だと、逆にこ

 こまで面白くないかもしれない。その辺を分って作ってるんじゃないかと、

 勘ぐりたくなるような、刺激的な響きです。このCDは自分でも何故、どう

 やって手に入れたのかが謎でした。それは相変わらず不明です。和文のライナ訳

 がついていましたが、肝心な作品の概念については要領を得ません。ただし

 グル—プについては、ほんの少し分りました。以下引用します。

 

  デタラメな日本語をでっちあげて歌うグループとして、フランスで結成された

 YAMASUKI SINGERSが挙げられます。同バンドは1971年にアルバムLe

 Monde Fabuleux Des Yamasuki』をリリース。このアルバムはダフト・パンクの

 トーマの父親、ダニエル・ヴァンギャルドが参加している事でも知られていま

 す。(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160803-00000001-mai-soci)

 

  だそうでございます。

 

M19.Give Life Back To Music(4’36”)

-T.Bangalter, G.M.H.Christo, P.Jackson jr., N.Rodgers-  ソニー  SICP-3817

 

M20.Rise(7’23”)Herb Alpart

-R.Armer, R.B.Alpert-  A & M   SP-17153

 

TM:ボーン・イン・シカゴ(アサー仕様)P.B.B.B.

 

ヤマスキに父親がいる、ダフト・パンクで「ギヴ・ライフ・バック・トゥ・ミュージック」でした。

 これは「現」モーニン・ブルーズ時代に澤田修に教えて貰った1曲です。わたしの

 レコード室には「儚い夏の終わりを告げる歌」として定番棚に入れられています。

 後半のね、効果音ガヤが入って来る辺りが、儚さを煽るんですよ。詳しくは、

 「エリス」に初めてわたしが書いた原稿をお読み下さい。

  ひねくれ者のわたしの季語では、8月は「秋」なんです。今週の月曜日の早

 朝、よく晴れていましたが、吹いたんですよ、秋の風が。奇しくも8月の最

 初の朝でした・・・、分って貰えるかな。でも、まだまだ暑い日が続きます。

 どうぞご自愛下さい。

  最後はハーブ・アルパートの「ライズ」。これも直接夏とは関係ありませんが、海辺

 から夕陽を浴びて帰途につく時の背景音楽としては、最適です。実際に毎週

 その状況で聞いていた時期もありました。今聞いても、実に確実でいい演奏

 してます。

  さて先週のサンプラザ前の盆踊りにお運び下さった方々、どうもありがとうご

 ざいます。まだ陽が落ちきる前だったので、直射を浴びると暑かったですね。

 それでもご参加下さって、感謝いたします。24日、25日の本番も頼みます。

  先週は「元気でいきましょう」の大橋康一さんがコメントをくれました。嬉し

 かったな。彼は「現」モーニン・ブルーズ時代、放送開始前に毎日「元気でいき

 ましょう」というメイルを入れてくれてたんです。それ読んで、「よし、やるぞ」

 と気持ちを引き締めて、臨んでいました。今回も大いに励みになりました。

 ありがとうございます。

  そう言えば昨日の早朝、カメちゃんの「幸せのテネシー・ワルツ」を聞いていたら、

 あの人がオーティス・レディングの「ドック・オヴ・ザ・ベイ」をリクエストしてました。横浜

 のエイウンさんです。「ブツゾーシというお仕事の・・・」これでピンと来まして、待

 っていたらやはり、あのフィル・スペクターも乗っていたコブラ・フォード・デイトナ・ク−ペ

 が大好きなエイウンさんでした。どんな字を当ててたかな。この「幻」聞いてい

 てくれるかなあ。他にも重なる重度聴取者がいたようです。

  今朝の特別付録は、以下の隠し場所です。どうぞお楽しみ下さい。

http://firestorage.jp/download/5bb7bc72f1708ae85f80932802fedebd67f7f179 

ダウンロードパスワード 68vci53q

  あ、今朝もちょうど時間となりました。

 こちらは、http://osamusawada.com/category/mornin-blues-by-isaowashizu/

 「幻」モーニン・ブルーズ、鷲巣功でした。来週もあなただけに

 

s-mb160806写真図版

Awesome Rock【08/05 O.A.】Playlist

Awesome Rock【08/05 O.A.】Playlist

8月05日の番組は、

熱狂するリオ五輪、ブラジルを意識した選曲でお届けしました!

<コーナー: AwesomeRecommendation>
M01: Saideira Feat. Samuel Rosa (Portuguese Ver) / Santana

M02: SAMBA DE PRETO / Huaska

M03: Jump Da Fuck Up (feat. Corey Taylor) / Soulfly

M04: Carolina IV / Angra

<コーナー: AwesomeRecommendation>終わり
おしまい♪