カテゴリー : 2016年 10月

【oasis】 プレゼント!(Be Here Now デラックス盤発売記念)

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オアシスの名盤のひとつ、『ビィ・ヒア・ナウ』リマスター盤リリースを記念して、、、

リアルロックスが、オアシスのTシャツとアートカードセットをご用意いたしました!

 

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伝説の地、”ネプワース”がプリントされたナイスなTシャツ!
※オアシスは、1996年8月にネブワース・パークで約25万人を動員し、史上最大の野外コンサートを行っています。


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オサレなTシャツにアートカードをセットにして3名のリアルロッカーズに差し上げます。
※TシャツのサイズはSかMになります。

欲しいという方は、

住所、郵便番号、名前、電話番号、メッセージ、ご希望のサイズをご記入のうえ

メール、またはZIP-FMのwebsiteメッセージにアクセスしてください。

メールは realrocks@zip-fm.co.jp

websiteは zip-fm.co.jp です

締切は来週水曜日10月19日いっぱいとさせていただきます。

みなさんのご応募お待ちしています!

※Tシャツのサイズはご希望にそえない場合がございます。あらかじめご了承くださいませ。

【幻】モーニン・ブルーズ 2016/10/15

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前TM : ヲーキン・ブルーズ(夜に近いアサー仕様)P.B.B.B.

 

N  おはようございます。アサー、ワツシイサヲです。「輪投師異差魚」でどうでせうか、

 イサヲでありますから。ぬわんちって。ボブ・ディランがノーベル賞か。おめでとうで

 す。ハルキストもディランなら納得でしょう。勲章もらった革命的四人組もいたし。

  先週末、あるレコ—ド・コンサートに出掛けました。といいますか、1年以上預けて

 ある物を、そこへ受け取りに行ったのです。そうしたら時間を間違えていま

 して、開演前の約束だったのですが、とっくに始まっていました。仕方なく

 お客さまと一緒に鑑賞しながら、終るのを待ちました。そこで最後に流れた

 のが、サニー・ランドレスの弾くこの番組の前テーマ曲「モーニン・ブルーズ」だったのであ

 ります。それを聞いてある事に気付きました。これだったのか・・・

 

M01.靴下がない(5’02”)入道と北関東ロックンロール組合

-K.Imai, Y.Kiyokawa-  ワ—ナ— AMCM-4329

 

N  「靴下がない」入道と北関東ロックンロール組合でした。オリヂナルは大阪の堺市を本

 拠地にしていた泉州たまねぎファイターズという大型バンドの持ち歌。だいぶ前に 

 半蔵門ラジオ局の仕事で大阪の音楽状況を取材中に、豊中市の服部緑地で行な

 われたフリ—・コンサ—トで、この曲を披露する彼らと偶然に出会いまして、大いに

 気に入り、それから数年後にカヴァしたのがこのヴァ—ジョンです。これは過剰低

 音強調シリーズ『ベイス・スピン』の第3集に収められているヴァ—ジョンですので、ち

 ょっと極端なミックスが施されています。それを差し引いても、今ひとつだなあ、

 バランスが。わたしの責任であります。

  それはともかく、サニー・ランドレスの「モーニン・ブルーズ」聞いて、「あ、『靴下がな

 い』は、ここからのインスピレイションだったのか」と、27年経って分った次第です。

  朝起きたら枕元にきちんと畳んでおいた靴下がなくて町に出られない、何

 処行っちゃったんだ、と裸足で探し回る主人公は、起きて靴を探す「モーニン・

 ブルーズ」のロバ—ト・ジョンスンと同じですね。振り返ればザ・ゴールデン・カップスの

 LP『ブルーズ・メセヂ』で知ってから46年です。遠い道のりでした。泉州たま

 ねぎファイターズにもう一度乾杯。

  今の「靴下がない」は、ワシントン・ゴウゴウの真似をしています。お分かりいた

 だけたでしょうか。わたしは若い頃にこのビ—トに夢中になりました。普通の

 ファンクに較べて粘っこく泥臭いのが魅力だったのかな。丁度アイランドがこの動き

 に目を着けて世界に向けて紹介を始めた頃です。日本のゴウゴウ博士を目指し

 て聞きまくった時期があります。いつまでも垢抜けない非洗練度合が災いし

 て、それ程には認知を得られませんでしたが、わたしには永遠のビートのひと

 つです。

  そして「靴下がない」の他にもワシントン・ゴウゴウを採り入れた録音があります。

 

M02.ロッキング・アンド・クライング・ブルース”(2’28”)ザ・ゴスペラーズ

-R.Toombs-  ソニー KSC2 295

 

N  ザ・ゴスペラーズの「ロッキング・アンド・クライング・ブルーズ」でした。これは彼らの

 5枚目のアルバム『ファイヴ・キイズ』の、最後のトラックが終ってそのまま回していると、

 演奏時間5分55秒から突然始まる、いわゆる「隠しトラック」です。オリヂナルがフ

 ァイヴ・キイズというのも、「5」作目にひっかけた村上てつやの企てでした。

 ですから正式なクレジットは何処にもありません。

  彼から相談を受けた時に、ゴウゴウ・ビ—トはシャッフル曲と相性が良いのが分って

 いたので、わたしから提案してこのような形になりました。彼らのヴォーカルは

 素晴らしい出来で、結果としては上手く行っていますが、プロデュース自体には

 いくつか反省点があります。

  さて、その「ゴウゴウ・ビ—トはシャッフル曲と相性が良い」事を教えてくれたのが

 ゴウゴウの王様、チャック・ブラウンです。彼自身スウィング時代からのキャリアを持っていま

 したから、自らビ—トの変遷を体現したワケです。

  一緒にノリましょう。「ゴウゴウ・スウィングしなくちゃ意味ないね」。

 

M03.It Don’t Mean A Thing(if It Don’t Have The Go Go Swing)(3’15”)

Chuck Brown

-I.Mills, D.Ellington-  Raw Venture Records VPA007-2

 

M04.I Try(4’17”)Macy Gray

-M.Gray-  Chesky Records JD389

 

N  チャック・ブラウンの「ゴウゴウ・スウィングしなくちゃ意味ないね」、ここから始まって

 40分くらい音を切らずに続く、ゴウゴウの実演。お客さんが踊っている限りは

 演奏を止めないキマリ。「1曲」という概念が希薄だった故にポップ音楽に成りき

 れなかった、とわたしは見ています。その頃から「あ、河内音頭の盆踊りと

 同じだ」、と感じていました。きっとワシントンでは今夜も延々とこのビートが打ち

 出されているのでしょう。

  それを遮るように被って来たのは、メイシイ・グレイの「アイ・トライ」の最新仕様。

 冒頭のマーチン・デニー風な音に驚かれた方もいたかな。新しいアルバム『ストリップド』

 からです。これはシングルでだいぶ前に発表されていた出世作の焼き直し。今回

 の作品はアクースティクのアンサムブルで全曲を仕上げていて、クラブ・ミックス仕様もあった

 この曲がお聞きのように生まれ変わっています。ドラムスがアリ・ホウニグと発音す

 るのかな、綴りはHOENIGです、ラッセル・マローンがギター、ヲレス・ルーニーがトラムペット、

 そしてダリル・ジョンズがベイスというちょっと変わった編成です。メムバ—の写真を

 見て、ベイスの横に立っている演奏家の肌が白いのに驚きました。お台場でスティ

 ングの時に見たダリル・ジョーンズって黒人じゃなかったっけ、と思いましてね。

 で、よくクレジットをみく見たら「ジョンズ(Johns)」だったので、一件落着。

  さて同じアルバムから、次は意外なカヴァ。いや、妥当でしょうか。

  ボブ・マーリーの「リディプション・ソング」です。

 

M05.Redemption Song(3’24”)Macy Gray

-B.Marley-  Chesky Records JD389

 

N  楽器をアクースティクに置き換えただけの素直なアレンヂで「リディプション・ソング」でし

 た。メイシイの唄はますます高度になっていますね。彼女を初めて聞いたのは、

 整体治療を受けている時に流れていたラジオでした。すぐにジェイ・ウェイヴに「今

 のエスター・フィリップスの曲名を教えて下さい」って電話したところ、そんなのない

 って言うんですよ。エスターはとっくの昔に亡くなっているんで、未発表のヴォ—

 カルにリミックス細工を施した疑似新曲だと思っていました。その後「グレイですか、

 流行りのロックバンドと同じかぁ」「LとRが違います」なんて言われながら、

 かなり意地悪だった窓口の女担当者からようやく聞き出したのが、メイシイ・グレ

 イだったのです。それ以来、気になる存在ではあります。「現」時代にはインタ・

 エフエムのロビ—に捨てられていたト—キング・ブックの全曲をカヴァしたアルバムを、皆さん

 と一緒にたっぷりと聞いた事がありましたね。考えてみると、あれ以来かな。

  今回のサウンド展開はそれほど意外ではありませんでした。本当に唄の上手な

 人は、やはり出来るだけ騒々しくない、自然な形で聞いてもらいたいのでし

 ょう。詳細表記を信じれば、録音は二日間で行なっていますから、たぶん唄

 も演奏も同時だったんじゃないでしょうか。しかも安易にピアノ・トリオで済ませ

 ないところが、女メイシイらしいところ。成功しています。

  楽曲も殆どを自分で作っています。その作編曲能力が冴えた冒頭の1曲、

  「アナベル」を聞いて下さい。

 

M06.Annabelle(5’11”)Macy Gray

-M.Gray, J.Ruzumma, J.Lim-  Chesky Records JD389

 

N  メイシイ・グレイの新作『ストリップド』から「アナベル」でした。

  さて次も女性歌手。自分の事を変わったなあ、と実感するのは、こうやっ

 て女性の歌を聞くようになった点です。若い頃、というか相当な歳になるま

 で、男ばっかり聞いていましたからね、わたしは。よくいる「女性ヴォーカルが

 好きです」なんて人間は半ばケーベツしてました。それが、女性歌手の新しいアル

 バムを、歓んでかなり熱心に聞いているのです。お前、本当にワツシイサヲか、と質

 したくなります。

  あ、そんな事はどうでもeですね。次は先週も聞いてもらったノーラ・ジョーンズ。

 実に広範囲に動き回っていた彼女、今回はぐっと重量感が増して、どっしり

 とした存在感を見せつけているような印象です。やっぱりどこか違うんだな

 あ、と仕上がりには素直に納得出来るのですが、なんとなく脱皮して一回り

 大きくなったように聞こえてなりません。ジャケットの表情も大人ですし、あの

 甘えん坊声も聞こえません。でも愛想がないというワケでもないんです。

  アルバム表題曲を聞いて下さい。「デイブレイク」。

 

M07.Daybreak(3’57”)Nora Jones

-N.Jones, P.Remm-  Blue Note 00602547955715

 

N  タイトルに相応しい雰囲気を表現していました、「デイブレイク」、ノーラ・ジョーンズです。

 今回はサーラ・オダという女性と一緒に作業をしています。小田か織田か、いず

 れにせよ日系人でしょう。最近多いですねこの手のクレジットに接する事が。た

 だ彼らは完全に向こうのプロフェッショナルとして仕事をしているワケで、日系人であ

 る事が別に有利な条件となっているワケではありません。日本語知らなかった

 りしてね。現場では常に高度で正しい判断が要求され、それに結果で答えな

 きゃいけない。厳しいですよ。日本国内でケーハクなアルファベットの名前を自分につ

 けてその気になってる人間たちとは格段の差があります。C調な奴もいるん

 だろうけどね。

  ではそのサーラ・オダの作った曲をお聞き下さい。

  「スリーピング・ワイルド」。

 

M08.Sleeping Wild(3’07”)Nora Jones

-S.Oda-  Blue Note 00602547955715

 

M09.Ta Na Tom(6’42”)Ravi Shankar

-R.Shankar-  EMI Classics  50999 3 27593 2 7

 

N  ノーラ・ジョーンズに続いては、お父さんのラヴィ・シャンカルの創作曲で「タ・ナ・トム」

 をお届けしました。今度のノーラのジャケット写真は、これまでになくインド人的です。

 血が混じっている人たちは年齢によって顔かたちが変わって来ると言います

 が、彼女もそんな時期なんでしょうか。いつか横浜のコンビニでバッタリ出会った

 ルイズ・ルイス加部が、もう本当のガイジンで驚いた事があります。それで普通の日

 本語喋ってるもんだから、混乱しました。

  ラヴィ・シャンカルには他にも娘さんがいまして、有名なシタール奏者として活躍中で

 す。彼女の演奏が興味深い。お父さんたちとは明らかに違うリズム、ビ—ト感な

 んです。長年の修行を積んだ伝統的な形ですが、世代的なものでしょうか。

 以前、意図せずにふたりを続けて聞いた経験があって、とても印象に残って

 います。

  ノーラ・ジョーンズで最新アルバムから「スリーピング・ワイルド」、

  ラヴィ・シャンカルの「タ・ナ・トム」は1974年の録音でした。

  さて、先週はちょうど時間となってしまってお届け出来なかった、もうひ

 とりの女性歌手、メイヴィス・ステイプルズです。

  まずお聞き下さい、「ドント・クラーイ」。

 

M10.Don’t Cry(2’43”)Mavis Staples

-M.Ward-  ANTI  87444-2

 

N  メイヴィス・ステイプルズの新作『リヴィン・オン・ア・ハイ・ノート』から「ドント・クラ−イ」で

 した。わたしの持っている限りでは前作『ワン・トゥルー・ヴァイン』が2013年でし

 たから3年振りという事になりますか。少し間が空いた感じですね。今回の

 作品は今の「ドント・クラ−イ」のような、ちょっと曇ったような響きに覆われて

 いて、地味な印象を受けるかも知れません。もともとメイヴィスの声は低く重た

 いし、決して明るくはありませんから余計にです。楽器編成もレギュラ—なコムボ・

 スタイルではなく、かなり個性的です。でもいつものように柔らかく暖かいメイヴィ

 スの唄は変わりません。以前より一層深みを増したようにも聞こえます。やさ

 しく包んでくれますよ。

  ではもう1曲聞いて貰いましょう。ゴスペルの場合ですと主に助けを求め、

 傷を癒してもらうのが普通ですが、これは逆。ジ—ザスに「わたしの側に来て

 お休みなさい」と、声をかけています。

  「ジ—ザス、レイ・ダウン・ビサイド・ミー」、メイヴィス・ステイプルズの新作からです。

 

M11.Jesus Lay Down Beside Me(4’05”)Mavis Staples

-N.Cave-  ANTI  87444-2

 

M12.Jeseus Gave Me Water(3’47”)Gerald Alston

-L.Campbell-  Love Song Touring  no-number

 

N  メイヴィス、良かったですね。「イエスさん、あんたも大変でしょ。わたしの側で横

 になって休みなよ」こういう呼びかけが気軽に出来るのも、北米、特に黒人

 ゴスペルの特徴でしょう。わたしたち、佛さんに「たまには吞みねえ、喰いね

 え」とは気安く言えませんものねえ。

  さて、メイヴィスに続けたのは、先週、レジーナ・ベルとのゴスペル・デューオをお聞き

 頂いた、元マンハタンズのリード・シンガー、ジェラルド・アルストンの『トゥルー・ゴスペル』アルバム

 から、「ジーザス・ゲイヴ・ミー・ヲーター」でした。ご存知サム・クック、ソウル・スターラーズ時

 代の名唱で知られる1曲です。

  3週間ほど前かな、類似穴さんから「ボビ−・ヲマックとサム・クックの関係を知りた

 い」というお便りを頂きまして、ここでそれについて少々お答えいたします。

  1960年代初頭に、RCAという巨大な組織を相手に自由な制作環境を持っ

 ていた黒人歌手は、サム・クックの他にはいません。それは彼自身が人種を超越し

 た市場で大きな反応を得ていた事、そしてRCAが黒人芸能の世界に疎かった

 点、そしてゴスペル界という聖域をサムは巧みに操れたからだ、とわたしは見て

 います。ここは神聖にして侵すべからずですし、白人の大企業にとっては勝

 手にやってくれといった世界だったのでしょう。

  信頼出来る仲間たちと1960年に立ち上げた自身のレイベル、サー(SAR)で、サム

 は積極的な録音制作を始めます。そこの有望な新人グル—プのひとつが、オハイオ

 のクリーヴランドで出会ったヲマック・ブラザーズでした。サムは彼らを相当気に入ったの

 ではないでしょうか。目をかけて細やかなプロデュースをします。

  まずはこれを聞いて下さい。サムが兄弟のリーダー、カーティス・ヲマックにヴォーカル指導

 をしてから、録音に入ります。

  「イエールド・ノット・トゥ・テムプテイション」。

 

M13.Yield Not To Temptation(2’51”)The Womack Brothers

-B.Womack-  Abkco 2231/2

 

N  この頃ヲマック・ブラザーズはまだ地方のゴスペル・グループでしかなかったのですが、

 サムは既に彼らを自分と同じように越境させ、ポップの世界に引きずり込もうと

 していました。それだけの可能性を感じたんでしょうね。それで神聖なゴスペ

 ルの歌をこんなに改作させて、R&Bチャ—トに放り込みます。

 

M14.Couldn’t Hear Nobody Pray(2’26”)The Womack Brothers

-B.Womack-  Abkco 2231/2

 

M15.Looking For Love(2’35”)The Valentinos

-J.W.Alexander, Z.Samuels-  Abkco 2231/2

 

N  ご存知、「ルッキン・フォ−・ラヴ」です。先のは原曲「クドゥント・ヒア・ノーバディ・プレ

 イ〜誰の祈りも聞こえない」でした。「ルッキン・フォ−・ラヴ」では既にヴァレンティノーズ

 という世俗グル—プ名義になっています。サムの意図は見事的中。R&B番付で第

 八位、ポップチャートにも顔を出しました。

  そして、その後1964年には、更になる成功が待ち受けていました。

 

M16.It’s All Over Now(2’51”)The Valentinos

-B.Womack, S.Womack-  Abkco 2231/2

 

N  これまたご存知の「イッツ・オール・オーヴァ、ナウ〜俺の我慢は限界だ」です。ロッド・

 ステュアートの名カヴァ、そして何よりザ・ローリング・ストーンズの最初の全英第一位獲得

 曲として知られています。彼らは初めてのアメリカ公演中にヒット中のこの曲を知っ

 て即座にカヴァして発表。一説に拠れば、マネヂャのアンドルー・オールダムはイギリスで既

 に発売されていたヴァレンティノーズ盤を買い占めて、ストーンズが売れる工作をした、

 とまで言われています。アンドル—ならやるカモね。

  もちろんこれもサム・クックのプロデュース。仕事場で何気なく耳にしたヲマック・ブラザ

 ーズのデモから、素晴らしい閃きが差したのです。こういう所がサムは凄い。

  自分自身、よく知らないつもりでも、こんなに話が出て来る、サム・クックと

 ボビ−・ヲマックの関係、今朝は出会いからその後をお届けしました。来週は、

 もっと面白くなりますよ、お楽しみに。

 

M17.We Can Work It Out(3’22”)Humble Pie

-J.Lennon, P.McCartney-  キャニオン PCCY-10197

 

N  今週もハムブル・パイを1曲。今朝はアルバム『ストリート・ラッツ』からです。これは彼

 らの最後の作品となりました。制作には先ほど名前が挙がったアンドルー・オールダ

 ムが関わっていますが、音楽能力は停滞気味。通して聞いていても、創造にか

 なり苦しんでいるのが分ります。意図不明なビートルズのカヴァが3曲もあるのが、

 その象徴のように見えます。

  それでもスティーヴ・マリオットの唄は魅力的。泣いているような表情は、グループの

 状態を悲観してでしょうか。「恋を抱きしめよう」を聞いてもらいました。

  さて、先週お届けしたモージョー・マガジーン2014年1月号のお年玉付録のCD、

 改めて聞いてみましたら、かなりのレア度で貴重なトラックが多かったです。名前

 は知っていても代表曲すら浮かんで来ない、そんなグループも収録されていま

 した。

  お聞き下さい。エイメン・コーナーで「ヘロー・スージー」。

 

M18.Hello Susie(2’32”)Amen Corner

-Wood- Mojo Jan. 2014特別付録   Blues Anytime

 

N  これまたなんとバブルガム的なポップ・ソングでしょう。エイメン・コーナーというと、

 イギリスのブルーズの祖父アレクシス・コーナーの延長線上にあるかと思っていましたが、

 全くスージーが違いましたね。昔FEN放送で日曜日の朝に黒人ゴスペル番組で「エ

 イメン・コーナー」というのがありましたが、それと何のカンケーもなかったようです。

  次はまだ無名のロッド・ザ・モッド・ステュアートがブル—ズを伸び伸びと唄います。

  「ソウ・マッチ・トゥ・セイ」。

 

M19.So Much To Say(3’12”)Rod Stewart

-D’Abo, R.Stewart-  Mojo Jan. 2014 特別付録

 

N  ロッド・ステュアートで「ソウ・マッチ・トゥ・セイ」でした。素直でいいですね、本当に。

  さてこのお年玉CDは、パイのスティーヴ・マリオットが在籍していたグループ、スモ—ル・

 フェイシズで幕を明け、幕を閉じます。ここでロニ—・レインと真剣に音楽を作ってい

 たのに、商業的成功を求められて飛び出し、ピーター・フラムプトンとパイを結成。スモ

 ール・フェイシズはロッド・ステュアートとロン・ウドを誘ってフェイシズと改名、エンタテインメント性の

 高いロックンロ—ル・バンドに変貌して行った、というのがその物語ですが、真相は

 如何に・・・。

  今朝は実況録音で彼らの「オール・オア・ナシング」を聞いて貰いましょう。

 「これは元のママの速さ、音程、そして構成」と但し書きが付いていました。

 

M20.All Or Nothing(3’33”)Small Faces  corrected pitch, time, key

-S.Marriott, R.Lane-  Mojo Jan. 2014 特別付録

 

M21.Like A Rolling Stone(5’59”)Bob Dylan

-B.Dylan- Sony 88697791672

 

後TM:ボーン・イン・シカゴ(アサー仕様)P.B.B.B.

 

N  最後は、ボビ—にお祝いです。ノーベル文学賞授章時に、この国の報道では代表

 曲が「風に吹かれて」と、紹介されていました。わたしも初めて耳にした彼

 の音楽はこの曲です。ただしピーター、ポール・アンド・マリ—のカヴァ仕様で、後年ディ

 ランの原曲を聞いた時には、「これは別の歌だ」と思った位です。それ程に独

 特な表現でした。彼を見出したやっぱジョン・ハモンドは違うね。ボブ・ディランが

 本当に目指していた音楽革命の第一歩となった「転石の如く」を、今朝は時

 間まで聞いて下さい。なんかNHKの土曜朝の番組みたいですけれども。

  さて今朝の特別付録は、以下の隠し場所です。どうぞお楽しみ下さい。

  http://firestorage.jp/download/1417516bbb51335167e6a497f3a3613c6d2bd0f4 

 ダウンロードパスワード 84dcxtzx

 自落とししてみましたら、来ましたよ。焦らずにどうぞ。

  真夏から晩秋にひとっ飛びしたような季節の移り変わりです。皆さん、お

 体に、お心に気をつけて、この素敵な時期をお過ごし下さい。

  さあ、今朝もちょうど時間となりました。

 こちらは、http://osamusawada.com/category/mornin-blues-by-isaowashizu/

 「幻」モーニン・ブルーズ、鷲巣功でした。来週もあなただけに。

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Awesome Rock【10/14 O.A.】Playlist

Awesome Rock【10/14 O.A.】Playlist

10月14日の番組は、

ll 

Lillies and Remainsの名曲をかけ倒しました!

10月10日月曜祝日@代官山UNITで行われた【Fifty One Records presents “Dirty Disco”】に行ってきました。

出演は、我らがLillies and Remains/MASS OF THE FERMENTING DREGS/qujaku

どのバンドも個性豊かでパフォーマンスも楽しめました。

M01: Maps  /  Napoleon
<コーナー: AwesomeRecommendation>
M02: The Fake  /  Lillies and Remains
M03: Ivan, Knife, Lip Cream  /  Lillies and Remains
M04: Final Cut  /  Lillies and Remains
M05: You Stand Alone  /  Lillies and Remains
M06: Go Back  /  Lillies and Remains
M07: Moralist S. S.  /  Lillies and Remains
<コーナー: AwesomeRecommendation>終わり
おしまい♪

中央エフエム Awesome Rock
澤田修の完全監修番組。選曲、編集、トーク、全て担当!
毎週金曜日21時~21時半。再放送:毎週土曜日23時~


リリーズはまずはこの作品から!

先月紹介したナポレオン、現在来日中!

凄まじい強行スケジュール!
10月12日(水) 東京 初台WALL
10月13日(木) 福岡GRAF
10月14日(金) 名古屋 東山246
10月15日(土) 大阪 心斎橋Atlantiqs※SOLD OUT
10月16日(日) 東京 新宿ACB

Real Rocks 【10/08 O.A.】Playlist

Real Rocks【10/08 O.A.】Playlist

10月08日の番組は、

今月のRealRocksSelectionバンド、To The Rats And Wolves を特集!!

totheratsandwolve

パーティー仕様のデビュー作から、優れたバランス感覚を持つセカンドアルバムをリリースしたドイツの若きメタルバンド。
彼らのセンスと才能には要注目です!
今作のキーワードは2000年前後のニューメタル、ラウド!LINKIN PARK好きは一聴の価値あり!日本盤の解説は、、、、澤田修!
——————————————————–

M01: Wind Of Change  /  Scorpions

M02: Different Skin  /  Napoleon

M03: Maps  /  Napoleon

M04: Starting All Over  /  To The Rats And Wolves

<コーナー: RockAroundTheWorld>           

M05: Edge of the Blade  /  Epica

M06: Rest in Peace (Radio Mix)  /  Yellowcard

M07: People=Shit  /  SlipknoT

M08: 4th Of July, Asbury Park (Sandy)  /  Bruce Springsteen

M09: (I Can’t Get No) Satisfaction(Mono)  /  The Rolling Stones 

M10: Apple Blossom [Remixed]  /  Jack White

M11: Classic Masher  /  The Pixies

M12: 33″GOD”  /  Bon Iver

M13: A Hard Day’s Night (Live)  /  The Beatles

<コーナー: RockAroundTheWorld>終わり

M14: War (feat. TAKA of ONE OK ROCK)  /  Sum 41

<時報>

M15: Sweetness   /  Jimmy Eat World

M16: Just Tonight…  /  Jimmy Eat World

<コーナー: RockSteadyGo>          

M17: Relapse  /  Divided By Friday

M18: Starting All Over  /  To The Rats And Wolves

M19: Suburban Romance  /  To The Rats And Wolves

M20: The Game  /  To The Rats And Wolves

M21: Dethroned  /  To The Rats And Wolves

M22: The Abyss  /  To The Rats And Wolves

<コーナー: RockSteadyGo >終わり            

M23: The Realest  /  Issues

M24: Stairway to Heaven (Live)  /  Led Zeppelin

<Ending>          

<コーナー:メタルの光> 

M25: Slave To The Grind (Cover)  /  Rage

M26: The Chain  /  The Agonist

おしまい♪



2016年10月のリアルロックスセレクション・アーティスト、ToTheRatsAndWolvesのセカンドアルバム!

 

【幻】モーニン・ブルーズ 2016/10/08

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前TM : ヲーキン・ブルーズ(夜に近いアサー仕様)P.B.B.B.

 

N  おはようございます。アサー、ワツシイサヲです。ようやく、「秋」らしい日を迎える

 事が出来るようになりました。多少の雨は許しましょう。新しいレインコ—トもあ

 る事だし。長いあいだ洗濯物が乾かなくて、久し振りに乾燥機の登場を願っ

 たら、急な起動で壊れてしまい、修理せざるを得なかった恨みの長雨でした。

 機械も身体も使い続けてなきゃダメですね。以前「買ったままずっと使ってい

 ないから、新品同様。大丈夫だよ」と言われて借りた発電機で、えらい目に

 あった経験があります。目も耳も頭も現役稼働中が大原則ですね。

  さて今朝のモーニン・ブルーズは、ちょっと風変わりな響きで始めましょう。

  何度か聞いて貰っているイスラエルの女性ヴォーカル・トリオ、エイワが、パリを本拠地と

 するダンス系ミクス・ユニットのアシッド・アラブの新作に客演しています。

  「ギュール・ラ・ヴィ」。

 

M01.ギュール・ラ・ヴィ(4’17”)アシッド・アラブ

-unknown-  Pヴァイン PCD-24563

 

N  「ギュール・ラ・ヴィ」、アシッド・アラブとエイ・ワでした。今のところ新鮮味が評価さ

 れ、認知上昇中のエイ・ワ。一方のアシッド・アラブはクラブのミクス音楽の急先鋒。中東

 系独特の音階、アクセントを上手く使って、こちらも人気上昇中。まだ珍しい風変

 わりな響きですが、その内にもっとポピュラ—な音楽になって行くのではないで

 しょうか。今や当然のコムピューター・リズムも、80年代の初頭にはひどく不自然で

 慣れ親しみ難い音だったのを、記憶している人は多いでしょう。それも何度

 か接しているうちに拒否反応がなくなって、当たり前の物になってしまいま

 した。

  そんな中で、フツーの響きとなる日は決して来ないだろう、とわたしが昔から

 確信を持っている音楽を次に聞いてみましょう。

  サン・ラーで「ライツ・オン・ア・サテライツ」。

 

M02.Lights On A Satellite(3’53”)

Sun-Ra And His Intergalactic Research Arkestra

-Sun Ra-  Strut STRUTCDJ 123W

 

M03.Horn Ensemble(2’19”)Congo Natoves

-unknown- SWP Records 043

 

N  サン・ラー・アンド・ヒズ・インタギャラクティク/アーケストラで「ライツ・オン・サテライツ」でした。こ

 れは、一応新しい作品という事になるのかな、『プラネッツ・オヴ・ライフ・オア・デス』

 という1973年の実況録音を編集したアルバムの中で、最も「分り易い」トラックで

 す。他のはね、聞く人間の感情を逆撫でするような楽曲、演奏で、しばらく

 は聞く度に驚かされます。単調なモチーフの反復が延々と続きまして、「ええ加減

 にせえよ」と言いたくなります。でも決して不快ではない。惹き込むような

 魅力が渦を巻いていて、獲物が引っ掛かるのを待っている、そんな印象です。

 これはサン・ラーの音楽全てに言える事ですね。そこにハマるとさあ大変。

  73年の録音ですが、全然古さを感じさせません。43年前、あなたはどこで

 何をしていましたか。こういう変わった事をね、現在ならば自動演奏やディヂ

 タルの音響器機を使って簡単に一人きりで完成させられます。ただしサン・ラーの

 場合は、すべて人間を使って楽音を出している。それぞれの演奏者がすべて

 「その気」になっている訳です。ここが凄い。たぶん楽譜は存在し、それを

 基にしたアンサムブルなのでしょうが、まずサン・ラーの思想に共鳴するところから始

 まる訳です。

  彼はフェラ・クティ並に録音を沢山残しています。わたしの興味があるのは「シング

 ル」として吹き込んだ膨大な楽曲集のアルバム。まだ現物を目にした事はありま

 せんが、ずっと気になっています。死ぬまでには聞いてみたいですね。きっ

 とすぐには親しめないと思いますが。

  今回の『プラネッツ・オヴ・ライフ・オア・デス』は、タワー・レコーズ限定発売だそうです。

  続けて聞いて貰ったのは、以前もお届けした野外録音盤『アフリカン・ジェムズ』

 から1966年の収録のコンゴの先住民族による「ホ—ン・アンムブル」でした。サン・ラー

 の「ライツ・オン・ア・サテライツ」を聞いて瞬間的に連想したのがこの音で、大人の身

 体よりも大きな、おそらくは木製の、人物像の形をした吹奏楽器の合同演奏

 です。親子4人によるアンサムブルでした。この響きがサン・ラーの頭にあったとは思

 いませんが、共通するテムポー、ハーモニーの概念が漂っていると感じました。続け

 ても違和感はなかったですね。如何でしょうか。

  この楽器、野外収録に立ち合った人間が持ち帰って自宅に置いておいたと

 ころ、ほどなくして当人は死んでしまったそうです。一説に拠ると「タタリ」

 だとか。クワバラ、クワバラ・・・。

  ではもう少し陽気なおまじないで気分を変えましょう。

  アーサー・コンリー、「オバディ・オバダ」。

 

M04.オブラディ、オブラダ(2’59”)アーサー・コンレイ

-J.Lennon, P.Mccartney-  ワーナー WPCR-27575

 

N  「夜に近い」アーサー・コンリーの「オバディ・オバダ」1969年のマスルショールズ録音です。

 特徴的なギターはデュエイン・オールマン。ビ—トルズが当時ロンドン・アンダグラウンドに流れ込

 んでいたジャメイカン・ビートを採り入れた「オブラディ・オブラダ」、海を知らない筈の

 マスルショールズ連が、とても上手に演奏しています。ステイプル・シンガーズのヒット曲が証

 明するように彼らのアフタービートは一流ですね。そう言えば『クリ—ム・オヴ・マスルショー

 ルズ』という題名で出されたマスルショールズ・スタジオ・メンのアルバムでもレゲ調のいい録

 音があったなあ。

  主役のアーサー・コンリーは、デビュ—作「スィート・ソウル・ミュージック」からしてそうでし

 たが、アトランティック時代にノヴェルティ的性格から抜け出す事が出来ませんでした。師

 匠オーティス・レディングを早く亡くしてしまった事もありますが、ここで自分の性

 格、パブリック・イメヂを決定づけてしまったような気もします。もう少し重量級

 の作品を聞きたかったですね。

  これは近々発売される『レット・イト・ビ〜ブラック・アメリカが歌うビートルズ』とい

 うアルバムにも収録されている1曲。まだ全体を聞いてはいないのですが、いく

 つか知らないトラックがありまして、楽しみです。ここでも何曲かお届けする予

 定です。

  今朝はその中から予告としてもう1曲、アース、ウインド・アンド・ファイアの演奏で、

  「ガット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ」を聞いて貰いましょう。

 

M05ガット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ(4’07”) アース・ウインド・アンド・ファイア

-J.Lennon, P.Mccartney-  Pヴァイン PCD-17757

 

N  「ガット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ」、アース、ウインド・アンド・ファイアでした。

 これはビリー・プレストンも出演していた映画「サーヂェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラ

 ブ・バンド」の、サントラに入っていた1曲でしたね。如何にも、この頃1978年

 のアースらしい小気味よいアレンヂでキメてくれました。原曲は革命的LP『リヴォルヴァ』

 に収められていて、ジャズ・ミュ—ジシャンによるホ—ン・セクションの導入が話題となりま

 した。その当時「これは決してジャズ・ナムバーではない」というポ—ルの話が日

 本盤の解説に記載されていたのを、覚えています。

  ジャズ演奏家によるビートルズ楽曲は、決して珍しくはありません。スティーヴ・

 マーカスやウエス・モンゴメリーに代表されるいくつかの有名なカヴァがあります。今朝は

 ちょっと珍しいジャズ演奏家によるビートルズ楽曲を聞いて貰いましょう。

  何の曲かお分りになりますでしょうか。ザ・ロンドン・ジャズ・フォアです。

 

M06.From Me To You(5’32”)The London Jazz Four

-J.Lennon, P.McCartney-  Harkit Records HRKCD 8120

 

N  「フロム・ミー・トゥ・ユー」だった事はお分かりでしたか。ザ・ロンドン・ジャズ・フォ

 アというピアノ・トリオとヴァイブラフォーンの4人組。リーダーはピアノのマイク・マクノウト、以下

 ブライアン・ムーアがベイス、レン・クラークのドラムス、そしてロン・フォーブスがヴァイブという編

 成です。『ザ・ロンドン・ジャズ・フォア・テイク・ア・ヌー・ルック・アト・ザ・ビートルズ』、

 このアルバムは結構な人気盤で、2009年には日本でもアナログ盤が出されていまし

 た。その後未発表3曲を加えて11年にCDも発売されています。わたしはそ

 の辺の事情を知らず、中古盤で見つけ面白そうだと手に入れたのは、2005年

 にイギリスで再発されていたものでした。オリジナルは1967年の発表。おそらくは、

 『サージェント・ペペーズ・ロンリ・ハーツ・クラブ・バンド』発表の前でしょう。一番新し

 い曲が「イエロ・サブマリン」ですし、『ペパーズ』には強者がカヴァしたくなるような

 魅力的な歌が沢山入っていますからね。

  ビ—トルズをカヴァする時は楽曲の認知度を利用して「ビートルズを演ってるんだ

 ぞ」と分り易いアレンジをするのが普通ですが、このアルバムはどれも原曲に辿り

 着けないような衣装を纏っています。それもよくある奇を衒ったような仕上

 げでなく、発想の起点としてオリヂナルがある、といった趣きです。原典への尊

 厳があるのは言うまでもありません。

  今の「フロム・ミー・トゥ・ユー」はその骨頂。非常に単純な原曲を、薄め液でぼか

 した油絵の具で淡く何層にも重ね塗りしたような仕上がりです。しかも決し

 て抽象化しない。これまたインスピレイション豊かな演奏家たちにしか出来ない技で

 すね。彼らにはイギリスの古典民謡を料理したアルバムもあるようなので、こちら

 もぜひ聞いてみたいところです。

  さて、ビートルズです。

 

M07.Act Naturally(2’40”)The Beatles

-Morrison, Russel-  CODA Publishing  CPLCD0040

 

N  カントリー好きだったリンゴ・スタ—が唄う「アクト・ナチュラリー」、これはイギリス北西部のブ

 ラックプールでの1964年か65年の実況録音、もちろん海賊盤です。日本公演も含

 めて実演でのリンゴの持ち歌はガール・グループ、シュレルズの「ボーイズ」が定番でし

 たが、「アクト・ナチュラリー」も時おり唄っていたんですね。

  映画「エイトデイズ・ア・ウィーク」でも、本編終了後、ボーナス・トラック的に65年のヌ—・

 ヨ—ク、シェイ・スタジアム公演映像が流れます。そこでリンゴが唄うのも、この「アクト・

 ナチュラリー」です。そちらもなかなかでしたよ。

  「エイトデイズ・ア・ウィーク」はようやく観られました。実は先週出掛けたのです

 が、入場券が買えなかったのです。「完売」でね。平日のお昼の回ですよ。そ

 のつもりで意気込んで出掛けたわたしは、次の約束まで4時間も空いてしま

 い、「上映館が少ないのは分るけど、みんな夜とか休日に来てよ」、てな気分

 でした。

  それはともかく、実演の場でのビートルズを追った記録映画「エイトデイズ・ア・

 ウィーク」は、想像以上の出来でした。前述ボートラを含んで140分という長い上映

 時間も気にならなかったですね。まあ目の前の大画面であの4人が動いてい

 るのですから、当たり前でしょうか。

  貧弱な音響装置、全編を覆う少女たちの金切り声で、「イヴェント」として以外

 にはほとんど重要視されてなかったビ—トルズの一般公演ですが、ここで観ると

 少なくとも4人はかなり真剣に取り組んでいたのが分ります。特に仕上げた

 ての新曲を披露していたのが印象的です。日本公演でも発売直後の、かなり

 録音にも凝っていた「ペイパ・バック・ライター」を、採り上げていましたね。

  次の曲もジョンが「新しいアルバムの中からお届けしよう」と紹介します。

  「恋に堕ちたら」。

 

M08.If I Fell(2’06”)The Beatles

-Morrison, Russel-  CODA Publishing  CPLCD0040

 

N  1964年8月23日のハリウッド公演での実況でしょう、「恋に堕ちたら」でした。

 かなり録音に忠実に唄い、演奏しているのがお分かりでしょう。しかも仕上

 がってる。こういうところを見ると、やはり彼らは実演家だったんだな、と

 感じ入ってしまいます。消滅後47年たった今、彼らは革命的に文化を変えた

 社会現象として、あるいは斬新な作詞作曲法、そしてスタジオ内での録音作業の

 偉業で認知されていますが、本質は観客を前にしてこそ能力を発揮する生演

 奏集団だった、という実態が、スクリーンから伝わって来るのです。曲間ではジョン

 が聴衆を馬鹿にしたような言動を見せますが、それも昔からの彼らのスタイルの

 ひとつでした。今の「恋に堕ちたら」でも、唄が始まれば、ひた向きに音楽

 に取り組んでいるのが分ります。

 

M09.Cry For A Shadow(2’26”)The Beatles

-J.Lennon, G.Harrison-  Lilith Records LR305CD

 

N  これは、無名時代にトニー・シェリダンと残した中から、「ザ・ビートルズ」名義に

 なっている「クライ・フォー・ア・シャドウ」、唯一の「レノン/ハリスン」作品でした。この

 時はドラムスがまだピート・ベストです。何回か形を変えて再発されているハムブルグ

 での録音集からです。この時のプロデューサーは、なんとベルト・ケンプフェルトだったん

 ですね。自らの名義でイージ−・リスニングをヒットさせたり、ナット・キング・コ—ルの「ラーヴ」

 を書いたあの音楽家、ベルケンです。彼はこの頃ドイツのポリドール・レコードで仕事を

 していました。日本ではCD時代になって全24曲収録の『ビ—トルズ・オールディー

 ズ』という味気ない題名で発売されていました。

  今のはその最新仕様、30センチLPと同内容のCDが付いた『ディス・イーズ・・・

 ザ・サヴェイヂ・ヤング・ザ・ビートルズ』からお届けしました。といっても、こち

 らには決定的なトラックがふたつ抜けています。多分ポリドールが音源提供を拒否し

 たのでしょう。それらを続けてどうぞ。

 

M10.マイ・ボニー(2’45”)ビートルズ・ウィズ・トニー・シェリダン

-unknown-  ポリドール POCP-2306

 

M11.いい娘じゃないか(2’14”)ビートルズ

-J.Yellen,,M.Ager –  ポリドール POCP-2306

 

N  ご存知「マイ・ボーニー」、トニー・シェリダンとビートルズ、そしてビ—トルズ名義の「いい

 娘じゃないか」名義でした。トニ—の唄い方は若干ジョン・レノン的でもありますね。

 影響を与えたのかも知れません。

  これは正規な録音として発売された物ですが、同時代の物としては、沢山

 の海賊盤が出ていて、それらを聴いているとジョージ・マーチンと出会う前の、彼

 らの実像が見えて来ます。では地元キャバーン・クラブでのリハーサルからお届けしまし

 ょう。当時の重要なリパトゥワだった、

  「ワン・アフタ・ナインオーナイン」。

 

M12.One After 909(3’20”)The Beatles  ds.PB gtr.solo  Cavern Chuck 8beat

-J.Lennon, P.McCartney-

 

M13.One After 909(2’44”)The Beatles

-J.Lennon, P.McCartney-    Apple 07243595713 2 4

 

N  1962年初頭ですから、これもドラムスはピート・ベストですね。リヴァプールの拠点

 キャバーン・クラブで練習中の「ワン・アフタ・ナインオーナイン」、そして7年後のロンドンはセヴィ

 ル・ロウのアップル本社屋上で演奏された「ワン・アフタ・ナインオーナイン」、ビリー・プレストンの

 客演付きで、ザ・ビートルズでした。キャバ—ン時代のこの曲はリズムが8ビート確立後

 のチャック・ベリー調ですね。「ネイディーン」あたりを意識してるのかな。ジョ—ジのソロ

 は殆ど「アイ・ソウ・ハー・スタンディング・ゼア」と同じ。「『ワン・アフタ・・・』を録音し

 ないんいなら、この曲あのソロでいいね」と、本人が言ったとか言わなかった

 とか。

  この時代の彼らは全く無名で、文字通り若く荒々しさ剥き出しの体力勝負

 的な演奏で凌いでいました。そしてこの頃のタコ部屋重労働が、彼らに「実演

 家」としてのサダメを擦り込んだのです。それは、この映画「エイトデイズ・ア・ウィ

 ーク」を観ればはっきりと理解出来ます。ダテに1日8時間のハコを続けたんじゃ

 なかったのですね。

  やっと入れた今週の上映回も殆ど満席でした。やはり年輩者中心で、帰り

 のエスカレイタ—で興奮して喋りっ放しのオバさんがいました。でも若い人の姿も見

 かけられて、いい感じでしたよ。皆さんもぜひどうぞ。時間が長いから、良

 い座席の映画館をお勧めします。一瞬だけ出て来る、先週の類似穴さんの投

 稿にあったポールがドラムセットに座っている写真ね、あれはリンゴの物ですから右利

 き用です。本当はリンゴもぎっちょですが、セッティングはレギュラー仕様でした。映画

 の中ではジョ—ジがポ—ルの左仕様ギタ—を持って「これじゃ弾けねえよ」と苦笑

 する場面もあったような気がします。

  では改めて、この映画の主題歌をどうぞ。

  「エイトデイズ・ア・ウィーク」。

 

M14.Eight Days A Week(2’46”)The Beatles

-J.Lennon, P.McCartney-  Parlophone CDP 7 46438 2

 

M15.一週間に十日来い(3’20”)五月みどり

-K.Kojima, M.Endo-  キープ株式会社 2CD-457(GES-14920)

 

N  「一週間に8日間愛してる」に続けて、「一週間に十日来い」五月みどりで

 した。洋の東西で同じような主題が唄われていた驚異的事実です。五月みど

 りはこの頃「おひまなら来てね」、「忙しくても来てね」などと、飲食店への

 積極的な勧誘活動をしていました。なお、わたしが「エイトデイズ・ア・ウィーク」を

 観た新宿歌舞伎町の街頭スピーカ−からは「強引な客引きは禁止」のアナウンスがひ

 っきりなしに流れていたのでした。

  さて、投稿欄でソーチョー列車さんが教えてくれた「浅田あつ子NHK出演」、

 情報を見たのが既に放送開始後だったのですが、番組に最後まで居てくれた

 ので間に合いました。ありがとうございます。

  番組中で「XXXXX XXXXXXX そっと出し」を使った川柳の詠み合わせ

 があり、彼女の作品は、

   へそくりを 大事な時に そっと出し

  でした。これが優秀賞となりました。おめでとうございます。ではそれを

 祝いまして、今週も参りましょう。

  「私の彼は河内男」。

  ここまで「私の男は」とお伝えして来ましたが、間違っていました。

  「ワタシノカレハカワチモン」です、どうぞ。

 

M16.私の男は河内男(3’41”)浅田あつこ

-R.Hayato, T.Yano-   徳間 TKCA-90842

 

N  浅田あつ子で「私の彼は河内男」でした。平成版「河内のオッサンの唄」ですね。

 このユ—モアがタテマエ論の支配的なこの国の表社会で通用するかどうか、興味深い

 ところです。くじけるなよ、あつ子。

  さて、今朝のハムブル・パイはレイ・チャールズの「アイ・ビリーヴ・トゥ・マイ・ソウル」です。

 先の無名時代のビ—トルズも「アイ・ガタ・ヲーマン」や「ワダイ・セイ」「ハレルヤ、アイ・ラーヴ・

 ハー・ソウ」などをリパトゥワにしていました。やはりレイ・チャールズは絶大な影響力が

 あったのです。確かビリー・プレストンともレイの縁で出会っていたのですよね。

  パイの「アイ・ビリーヴ・トゥ・マイ・ソウル」は、LP時代2枚組の『イート・イト』に

 収録されていまして、もう軟派ピーター・フランプトンが脱退した後の作品です。当

 時はスティーヴ・マリオットのR&B化がますます激しくなり、ブラックベリーズという黒人

 女3人のコ—ラス隊を従えた形で、録音も実演も行なっていました。ご存知の通

 りスティーヴの声はとても高いので、ベリーズと一緒になると判別がつきません。

 それらが一体となって4人とも情感豊かに唄い上げてくれるので、とても興

 奮します。

  ではお聞き下さい、「アイ・ビリーヴ・トゥ・マイ・ソウル」。

 

M17. アイ・ビリーヴ・トゥ・マイ・ソウル(4’06”) ハムブル・パイ

-R.Charles-  PCCY-10196

 

M18.My Way Of Giving(2’30”)Chris Farlowe

-M.Marriott, D.Lane-  Mojo

 

N  「アイ・ビリーヴ・トゥ・マイ・ソウル」、ハムブル・パイ、アルバム『イート・イト』からお届けし

 ました。その後に続けたのはスモール・フェイシズ時代にイミディエイトの同僚だったクリス・

 ファーロウの「マイ・ウェイ・オヴ・ギヴィング」でした。ロッド・ステュアートも唄っていました

 ね。これはスティーヴがロニー・レインと書いた曲で、もちろんスモール・フェイシズも吹き込

 んでいます。だいぶ前の雑誌「モージョー・マガジン」の特別付録にイミディエイト音源

 

 の「スモール・フェイシズ・アンド・フレンズ」というCDが付いていた事があり、そこか

 ら聞いてもらいました。イギリス人のロックですが、ゴスペルに強く影響を受けた作

 風がわたしは気に入っています。

  ゴスペルと言えば、先週お届けしたレジーナ・ベルの新譜から、今朝も1曲どう

 ぞ。彼女の恐ろしい程の唄の上手さが光ります。

  「イムパーフェクト・ラーヴ」。

 

M19.Imperfect Love(4’35”)Regina Belle

-R.Belle, J.Jones, K.Brewer-  Shanachie 5828

 

N  「イムパーフェクト・ラーヴ」、レジーナ・ベルでした。マンハタンズ時代に彼女とデユエットをし

 ていたジェラルド・アルストンが昨年発表したアルバム『トゥルー・ゴスペル』では、何人かの

 ゲストが一緒に唄っていまして、そのひとりに彼女レジ—ナもいました。確か・・・

 と思いましてアルバムを引っ張り出したら、ちゃんと表記がありました。

  ここのところCDの整理が出来てなくて、探し物を考えるだけで苦痛なの

 ですが、思い切って山を切り崩して探しました。こういう物は、しまう時が

 何より大事という大原則を、先日旧知のレコ—ド好きと確認したばかりだったの

 ですが。今日の午後はまだ整理の出来ていない棚を片付けてみるつもりです。

  ではそのジェラルドとレジーナ・ベルのデューオをどうぞ。素晴らしい二声の世界が

 拡がります。

  「イリプレイサボー・ユー」。

 

M20.Irreplaceable(4’19”)Gerald Alston fest. Regina Belle

-T.Oneal, M.Holder, T.Milner-  Love Song Tour  no-nmber

 

N  「イリプレイサボー・ユー」、ジェラルド・アルストンとレジーナ・ベルでした。ジェラルドもレジーナ・

 ベルも、激しい芸能界の急流から離れた後、こうやって帰って行く場所があっ

 て幸せだな、と心の底から思いますね。片や、わたしたちには・・・。

  彼らの大先輩で、ずっと前にゴスペル音楽に心を落ち着けたメイヴィス・ステイプルズ

 の新作が出ているのを新規某アナログ専門店で見つけました。彼女の新境地や、

 如何に・・・あ、ちょうど時間となりましたので、今朝はその前の作品から

 お聞き下さい。

  メイヴィス・ステイプルズ、『ワン・タイム・ヴァイン』から、「神は泣いた」。

 

 

M21.Jesus Wept(4’47”)Mavis Staples

-J.Tweedy-  ANTI 87206-2

 

M22.Menbers Only(4’29”)Bobby Bland

-L.Addison-  Pヴァイン  PCD-3793

 

後TM:ボーン・イン・シカゴ(アサー仕様)P.B.B.B.

 

N  メイヴィス・ステイプルズの「神は泣いた」、アクースティク・ギターと低音のハーモニー・ヴォーカル

 が、わたしにはマーク・ボランの相棒がまだスティーヴ・トゥックだった頃のティラノザウルス・

 レックスのように聞こえて仕方なかったです。彼女の新作は、来週お聞き頂きま

 す。

  最後の1曲はボビ−・ブランドの名曲「メムバーズ・オンリー」でした。いつ聞いて

 もいいですね。滋養たっぷりの味わいです。

 

    会員制だよ 内輪の寄り合い

    飲みシロはいらない 入場無料だ

    小切手帳もいらないよ

    傷ついた心を持って来い

    会員制だよ、今夜限定

 

  これを選んだのにはちょっとワケがありまして、唄の内容とは逆に、この「幻」

 モーニン・ブルーズは、特定会員制ではありません、と引っかけたのです。皆さん

 から頂く投稿はとても有り難く、わたしの励みです。かつての「現」時代を

 知る人も知らなかった人も、どうぞご参加ください、という控え目な呼びか

 けをする為の「メムバーズ・オンリー」でした。お待ちしていますよ。

  みなさん、「鉄人28号」好きですねえ。投稿してもらった実写版、3本と

 も観てしまいましたよ。わたしの記憶にあったのはこれでしょう。でもあの

 鉄人の形といったら・・・。横山光輝の原作では大型トラックで運んでたから、

 もっと巨大だったのではないでしょうか。しかも悪者なんですね、誕生後こ

 こまでは。正太郎、大塚署長と共に正義の味方だった筈で・・・、などの新

 たな疑問が沸いて来ましたけれど、今朝はちょうど時間となりました。

 

  今朝の特別付録は、以下の隠し場所です。どうぞお楽しみ下さい。

 http://firestorage.jp/download/fa2ae05520cce01969f2b9ba92c4f3a251fedec8

ダウンロードパスワード 9ps10r51

 

 こちらは、http://osamusawada.com/category/mornin-blues-by-isaowashizu/

 「幻」モーニン・ブルーズ、鷲巣功でした。来週もあなただけに。

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Awesome Rock【10/07 O.A.】Playlist

Awesome Rock【10/07 O.A.】Playlist

10月07日の番組は、

sco 

ドイツの至宝、スコーピオンズの来日を祝いました!

10月6日木曜日@ZEPP DiverCity TOKYO。
結成50年経った今でも現役ばりばり、クラウスさんはキーを落とすことなく美声を聴かせてくれました。
今年のベストライヴの一つです。

M01: Different Skin / Napoleon ※いよいよ来日!
M02: Colours / Roosevelt
<コーナー: AwesomeRecommendation>
M03: Coming Home [Live] / Scorpions
M04: Blackout [Live] / Scorpions
M05: Big City Nights [Live] / Scorpions
M06: Rock You Like A Hurricane [Live] / corpions
<コーナー: AwesomeRecommendation>終わり
おしまい♪

 


自らのカヴァーアルバム。音圧もガンガンに上げているので若者ロッカーにも是非聴いてほしい一枚。

先々週紹介したナポレオン、来月10月に5日間で4都市で5公演を行います!

凄まじい強行スケジュール!
10月12日(水) 東京 初台WALL
10月13日(木) 福岡GRAF
10月14日(金) 名古屋 東山246
10月15日(土) 大阪 心斎橋Atlantiqs
10月16日(日) 東京 新宿ACB

Hi-STANDARD 『ANOTHER STARTING LINE』

Hi-STANDARDのEPがサプライズでリリースされてSNSが大いに賑わっています!

わたし、週2回くらい黄色い看板のCDショップに行きますが、昨日も今日もとても活気づいていました。これが一過性のお祭りにならないでほしいとおもいます。

ハイスタは凄い。さらに現場の店員さんの愛情あふれるポップの熱量も凄いです。“一人でも多くの人に手に取って欲しい!”という気持ちがビンビン伝わってきます。

それはハイスタのEPに限ったことではなく、いろんな作品に対しても同じくらいの愛情が注がれています。

 

どんどんCDが売れなくなっていく時代ですが、いい音楽は世に溢れています。

CDを買わなくても、ただお店に行くだけでいいんです。そこには大きな音楽の愛があります、新しい音楽に出会うこともできます。

ジャック・ホワイトが以前言っていました。

“音楽が好きなら、行動で示すべきだ”と。

このままだとCDが買えるお店がなくなってしまいます。アメリカやイギリスのように。

今回の騒ぎをみて、うれしい気持ちと寂しい気持ちが交錯してしまった私は、メシュガーの新作を購入しこれから爆音PLAYするのであります。

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Real Rocks 【10/01 O.A.】AWESOME SQUARE Playlist

Real Rocks【10/01 O.A.】Playlist

10月01日の番組は、

ZIP-FM開局23周年を記念してAwesome Square を開催!!

世界的なアーティストが続々と特設会場に集結!素晴らしいパフォーマンスを披露してくれました。
——————————————————–

M01: In Plain View (Live)  /  In Flames

M02: When The World Explodes (Live)  /  In Flames

M03: Take This Life (Live)  /  In Flames

M04: Human (Like The Rest Of Us) (Acoustic)  /  Trapt

M05: The Reason (Acoustic)  /  Hoobastank

M06: Running Away (Acoustic)  /  Hoobastank

M07: Bury It (Live)  /  Chvrches

M08: Starlight (Live)  /  Muse

M09: Birds (Live)  /  Coldplay

M10: Killing In the Name (Live)  /  Prophets of Rage

M11: Tiger Punch (Live)  /  Hibria

M12: Steel Lord On Wheels (Live)  /  Hibria

M13: Slip Away (Live)  /  Pat Metheny Group

M14: Diamonds (Live)  /  Laura Mvula

M15: Sing To The Moon (Live)  /  Laura Mvula

M16: Human Behaviour (Live)  /  Bjork

M17: Roxanne (Live)  /  The Police

M18: Blitzkrieg Bop (Live)  /  The Ramones

M19: Blitzkrieg Bop (Cover)(Live)  /  The Ramones

M20: Rock You Like A Hurricane (Live)  /  Scorpions

M21: In Due Time (live)  /  Killswitch Engage

M22: Intro (live)  /  The Prodigy

M23: Breathe (live)  /  The Prodigy

M24: Voodoo People (live)  /  The Prodigy

M25: Talk Like That (Live)  /  The Presets

M26: Golden Slumbers/Carry That Weight/The End (Live)  /  Paul McCartney

M27: Black Santa (Live)  /  The Red Chord

M28: Dreaming In Dog Years (Live)  /  The Red Chord

おしまい♪


 

【幻】モーニン・ブルーズ 2016/10/01

mb161001

 

前TM : ヲーキン・ブルーズ(夜に近いアサー仕様)P.B.B.B.

 

N  おはようございます。アサー、ワツシイサヲです。少しは陽射しが拝めたこの1週間。

 気が付けば10月、神無月です。神無月と言えば、徒然草の「神無月のころ」

 ですね。結構なオチがありまして、面白い一章です。ツレヅレには16の時の古文

 で出会いまして、かなり感化されました。現在はどうという事もないのです

 が、当時は大いに味わいましたね。ただその頃のカリキュラムでは鑑賞なんかに時

 間は割かれておらず、「いいなあ」なんて浸っていると、授業から取り残され、

 教科書はとっくの先に進んでる、というのが常でした。

  さて2016年神無月の1曲目はこれです。

  スペシアル・コンセンサスの「ハイウェイ40ブル—ズ」。

 

M01.Highway 40 Blues(3’00”)Special Consensus

-unknown-  BSMF 6087

 

N  先週お届けしたらマユリン・モンローさんから「もっと聞きたい」とのお返事。女性

 の願いを最優先、小池ユリコ的に言えば「ビジン・ファースト」がモット—の幻モ—ニン・ブルー

 ズですから、即刻お届けしました。「ハイウェイ40ブル—ズ」、スペシアル・コンセンサスでし

 た。

  この、かなり保守的なブルーグラス集団、各自相当な腕前の持ち主なのですが、

 技巧第一のブル—グラス界にあって、ギスギスしてない響きがわたしは好きです。

 今の「高速40号線哀歌」には女性ヴォーカルもフィチュアされていました。デラ・メイと

 いうグループの人たちかな。ちょっとポップ度の高い、ナッシュヴィル・カントリー的でし

 た。

  彼らの穏やかで控え目な部分は、次の曲で堪能出来ます。聞いて下さい。

  「ベイビ−、アイム・ブルー」。

 

M02.Baby, I’m Blue(4’45”)Special Consensus

-unknown-  BSMF 6087

 

N  去って行った恋人を慕い、物想いに耽る・・・テキサスの人間ならバ—ボンを空け

 て遠吠えをするところですが、こんなにウブな感性で聞かせてくれた「ベイビ−、

 アイム・ブルー」、スペシアル・コンセンサスでした。ベイスのソロも良いセンスです。

  この最新アルバムは、制作がアリスン・ブラウンなんですね。なかなか良いツボを押さ

 えています。全体の色彩も統一されていて、それでいて単調ではない。大勢

 のゲストを随所に起用していますが、曲毎に趣向を凝らした、と言う押し付け

 がましさもなく、心地良い響きが流れとなって続きます。おそらくはメムバ—か

 ら出て来る音に、様々な陰影や彩度が蓄えられているのでしょう。極めて自

 然な唄と演奏です。

  ではアルバム表題曲へまいりましょう。

  「ロング・アイ・ライド」。

 

M03.Long I Ride(2’51”) Special Consensus

-unknown-  BSMF 6087

 

M04.インサイド・オヴ・ユー(5’02”)レイ、グッドマン、アンド・ブラウン

-A.Goodman, H.Ray, L.Wakter, H.Goodman-   ユニバーサル UICY 25349

 

N  綺麗なヴォーカル・ハーモニーで始まって終ったスペシアル・コンセンサスの「ロング・アイ・ライド」

 に続いてはこれもスウィートなアカペラで唄い出された「インサイド・オヴ・ユー」、ヌー・ヂャ

 ーヂーのヴォーカル・トリオ、レイ、グドマン、アンド・ブラウンでした。1980年の作品です。

 この年はヴォ—カル・グループの作品が出揃いまして、夏にはマンハタンズの「シャイニン・

 スター」、スピナーズの「ワ—キン」もそうだったかな、わたしは1年間ずっと楽しく過

 ごせました。

  このLP『レイ、グドマン、アンド・ブラウン』の解説は当時、吉岡正晴が書いてい

 て、それがこのCDでもそのまま使われています。確か、シングル盤の「インサイド・

 オヴ・ユー」は、ワツシイサヲが書いたんじゃないかな。「今年はヴォ—カル・グル—プの当

 たり年」という文言の記憶があります。この頃から音楽雑文書きの仕事をす

 るようになりました。「鷲巣功」じゃなくて別の名前でね。それは・・・、ち

 ょうど時間となりました。

 

M05. スペシャル・レディ(4’14”)レイ、グッドマン、アンド・ブラウン

 

-A.Goodman, H.Ray, L.Wakter, H.Goodman-   ユニバーサル UICY 25349

 

M06.You Saw The Good In Me(4’31”)Regina Belle

-J.Jones, L. Neuble- Shnachie 5828

 

N  レイ、グドマン、アンド・ブラウンで「スペシアル・レイディ」、「インサイド・オヴ・ユー」より先

 に出たシングルで、彼らの人気を決定づけた作品です。アレンヂが完璧ですね。サクソ

 フォーンのソロもいい。彼らはこの前に「モーメンツ」という名前で彼らは世に出ていま

 したが、グル—プ名が商標登録されていてその使用権が自分たちになく、それ

 じゃあ簡単に、と3人の名字をそのまま使って出直した訳です。

  リード・シンガーのハリー・レイは独立してソロ作品を同じヌー・ヂャーヂーのレイベル、シュガ—・

 ヒルから出してました。その後、短期間再結成してアルバムも出してたんじゃない

 かな。あまり興味は惹かれませんでしたが。日本には来てたのでしょうか。

 わたしは経験していません。これら2曲のアカペラ部分を一度生で聞きたかった

 ですね。

  さて、その次に聞いて貰った今時R&B調の1曲は、「ユー・ソウ・ザ・グド・

 イン・ミー」、唄っていたのはレジーナ・ベルです。マンハタンズの最後のシングルとなった「俺

 たちは何処で間違ったのか」を、ジェラルド・アルストンと一緒に唄っていた彼女で

 す。その後しばらくソロ活動をしていたようですが、詳しくは知りません。今

 回レコ—ド店でいきなり出会ったのが、新しいアルバム『ザ・デイ・ライフ・ビギャン』、

 今年の発表ですね。完全な教会音楽ではありませんが、ゴスペルです。一時期、

 1990年代あたりは、主にヤマハDX7系のシンセサイザーにゴスペル専用ボタンがあるかの

 如く、その響きは特定の色に塗られていましたが、昨今はその縛りからも解

 放され、自然な、アクースティク主体の響きになって来ているのが特徴です。使われ

 る言葉も、モロに「ヂーザ−ス」ではなくて、日常感覚の延長線上にある事が多い。

 このレジーナ・ベルの最新アルバムからも同じような事を感じました。これはわたし

 のような異教徒、門外漢、他言語使用者には有り難い変化です。

  ではアルバム『ザ・デイ・ライフ・ビギャン』からもう1曲お届けします。

  「ビ・ケアフォー・アウト・ゼア」。

 

M07.Be Careful Out There(3’26”)Regina Belle

-S.Diamond, A. Shambulin-  Shnachie 5828

 

M08.Rivers Of Babylon(4’17”)The Melodians  

-Dowe, McNaughton-  Mango/Island 518 399-2

 

N  キリスト教つながりで、という訳ではありませんが、レジーナ・ベルの「ビ・ケアフォー・

 アウト・ゼア」に続いては、ザ・メロディアンズの「バビロンの河」をお聞き頂きました。

 先週「河の歌を聞かせて」というヴェンテンさんのリクエストに活発な反応がありまし

 た。みなさん大変熱心で、中には「ムーンリヴァ来たら泣いちゃう」という女性も

 いらして、当方困惑。河の特集かあ・・・。

  思い出すのはその昔、西新宿の超高層ビル時代。ガンジガラメの制約と絶対量

 不足の素材の中から生み出されるのは、貧弱な企画しかありません。特に洋

 楽番組ではその困窮ぶりが甚だしく「動物愛護週間だから、生き物の歌の特

 集」とか「敬老の日だから年寄りの歌を集めて」なんていうナンセンスなものばか

 り。しかもそれがあちこちの番組でカチ合うのです。殆どテイプ・ネットの録音番組

 だから、空模様や天候気象の事は言えないしね。

  レコード室の索引から該当する楽曲を引き出すのは、最下層労働者のわたしの

 役割です。その作業中に小林克也に「そんなダサい事やってんの」と言われた

 時は恥ずかしかったなあ。

  おっと話が外れてしまう。その頃「河」を主題にした特集があったかどう

 かは覚えていませんが、こういうのを考えると、どうしてもその頃のナンセンスな、

 「ダサい」内容になってしまうのが、わたしの三つ子のタマシーのようです。だか

 ら今回、キョーフを覚えました。ふざけてやるんなら、かなりの事が出来ますが、

 それは要求されていないようですし。・・・あ、思い出した。素晴らしいのが

 ある。バーブ佐竹の「ネオン川」だ。LPで持ってたな・・・オットット。

  こんな事を考えながらちょうど目の着くところにあった4枚組『ザ・ストーリー・

 オヴ・ジャメイカン・ミュージック』を手に取ったら、今の「バビロンの河」に突き当たっ

 た訳です。1978年にボニ—Mのディスコ版が流行りましたが、本来は聖書詩編か

 らの引用を元にした宗教的な歌です。わたしはボニ—Mのヴァ—ジョンが嫌いでは

 ありません。上手く出来てますよね。

  ジャマイカでは、キリスト教がだいぶ形を変えながらも、基本思想ですから、この

 種の歌は多くあります。当然「河」も沢山出て来ます。

  では次は「ヨルダン河」が唄われた1曲をどうぞ。

  同じく『ザ・ストーリー・オヴ・ジャメイカン・ミュージック』から、

  シュガー・マイノットでズバリ「リヴァ・ジョーダン」。

 

M09.River Jordan(3’09”)Sugar Minott

-L.Minott-  Mango/Island 518 399-2

 

N  シュガー・マイノットで「リヴァ・ジョーダン」でした。レゲに限らずゴスペル大陸にも「河」

 は何本も流れています。仏教でも死んで四十九日かかって三途の川に辿り着

 き、そこを渡ってあの世に行く訳ですから、現世と来世を考える時に「河」

 は便利な境界線なのでしょう。

  それはともかく、今朝はジャメイカの「河」の歌、これで締めさせて頂きます。

  正に決定的な「遥かなる河」、もちろんジミー・クリフです。

 

M10.Many Rivers To Cross(2’43”)Jimmy Cliff

-J.Cliff-  Trojan/Island  SPECXX 2050

 

N  何時聞いても素晴らしい「メニー・リヴァ・トウゥ・クロース」、ジミー・クリフでした。

  さてまた「河」です。先週の「シェナンドゥー」にも反響がありました。あ、同

 じ人たちか・・・。北国の少女からはトム・ウェイツとキース・リチャーズというキョーフの顔

 合わせヴァ—ジョンも教えて頂きました。正直なところ「地味過ぎるかなあ」位

 の気持ちでお届けしたのですが、その反応にはクリビツテンギャウ。皆様の高度な芸

 術感感覚には、恐れ入りました。先週唄ってくれたのは、アラン・ミルズという男

 で、1957のアルバムに収録されていたトラックです。ただしそれは『ソングズ・オヴ・

 ザ・シー』、つまり「海の歌」というコムピ盤で、フォークウェイズの解説では「シェナンドゥ

 ーというのは北米インディアンの酋長の事で、フランスの毛皮商人が春のウララのミシシッピ河

 を上り下りした時代の歌」とし、「大西洋航海の船上儀式でよく使われた」と

 記しています。トム・ウェイツとキース・リチャーズのも『海賊の嘆き節、海の歌と詠唱』

 という歌曲集に収められていました。先週のわたしの説明とはだいぶ異なり

 ますね。山間派と海洋派の解釈、どちらも正しいのでしょう。

  今週はハリー・ベラフォンテの有名なカーネギーの実況盤からお聞き下さい。これを聞

 くと、海洋派優勢になって来ます。それはともかく、この歌が世界的に知ら

 れる切っ掛けは、ここにあったようです。

  1959年4月19日の録音で、「シェナンドゥー」。

 

M11.Shenandoah(3’48”)Harry Belafonte

-trd-   RCA/BMG  74321 15713 2(2)

 

M12.Home On The Range(1’51”)Pete Seeger

-B.Highley, D.Kelley-  Smithonian Folkways SFW 45080

 

N  またまた登場、ピ—ト滋賀県人。今朝の歌は「ホーム・オン・ザ・レインヂ」でした。

 今週もなかなか終らないアルバム『クラシック・フォ—ク・ソングズ・フォ—・キッズ』の紹介

 ですが、今の「峠の我が家」はどなたもご存知でしょう。これは曖昧な「アメリ

 カ民謡」とか、場合によってはフォスター作曲などと記されている場合もあります

 が、明らかな作者がいます。ただし原形がどこまで保たれているかは、不明。

 日本でも何種類かの訳詞が付けられていまして、わたしは「たにあいは・・・」

 と唄い出される歌詞の記憶があるので、探してみたのですが、今回は出会え

 ませんでした。岩谷時子の訳詞版は文字面を見て、自分で唄ってみただけで、

 正式な響きは未だ知りません。

  この歌は日本ですと殆ど合唱用として定着している風でもありますが、『クラ

 シック・フォ—ク・ソングズ・フォ—・キッズ』の解説によれば「ザ・ベスト・ラーヴドゥ・カウボ

 ーイ・ソング・イン・ザ・ウエスト〜西部で最も愛されたカウボーイの歌」となっています

 から、今のように素朴な形で唄われるのが相応しいように思えます。

  「峠の我が家」、ピート・シーガーでした。

 

M13.Country Comfort(4’48”)Rod Stewart

-B.Taupin, E.John-  Mercury

 

N  はい、現でも幻でも恒例、秋の「カントリー・コムフォート」、ロッド・ステュアートでした。神

 無月の最初に相応しい1曲です。原曲のエルトン・ジョン版はもう1コ—ラス長く、田

 舎風編曲が施されています。ロッドのは石造りの住宅が並んだ静かな郊外の街

 角が冷え込んで行く画を連想させます。残響感がそれを煽るのでしょうか。

 皆さんはどんな情景を思い描きましたか。教えて頂けると嬉しいですね。

  さて、先週忘れたハムブル・パイ、今週もブル—ズのカヴァです。これはライヴでも

 よく採り上げられていたオハコ。マディ・ヲーターズの「何時でも相手になってやる」

 ですが、殆ど別の曲ですねもはや。オリヂナル詞を尊重して、きっちりと原作者

 の名前を記載しているところが、さっきメムバ—のひとりの名前が挙がった同じ

 国の某グル—プとは違います。

  ではどうぞ。ハムブル・パイで「アイム・レディ」。

 

M14.アイム・レディ(4’57”)ハンブル・パイ

-Humble Pie, W.Dixon-  キャニオン D23Y3523

 

M15. Babay, Please Don’t Go(5’42”)ケイティ・ギレン&ザ・ガールズ

-J.Williams-  BSMF 2523

 

N  同じくブルーズの古典を続けました。こちらもマディ・ヲーターズのリパトワとして知

 られる「ベイビー、プリーズ・ドント・ゴウ」、ケイティ・ギレン・アンド・ザ・ガールズ。ザ・

 ガールズ・・・「野良猫」じゃないですよ。カンザスの女性3人組です。この変則

 ブル—ズを、壊れる寸前で弄んでいるような演奏です。なかなかのモンですね。

 あー、ロックだけじゃなくてブルーズも女のモノになってしまったのか。街で見かけ

 る楽器を背負った若者も、既に半分以上が女の子です。じきにロック女子、ブル—

 ズ女子なんて言葉が出て来るかも知れません。既にもうアルカモナンバン。

  そして、老兵は死なず、ただ去るのみ。

 

M16.Night Life(3’20”)Willie Nelson

-W.Breeland, Pbuskirk, W.Nelson.-  CBS Legacy  8985315522

 

N   音楽界の現役老兵筆頭、ウイリー・ネルスン。今回のアルバムは『レイ・プライスに捧ぐ』

 です。ずっと続いたありがちなデューオ企画、そしてありきたりのリパトゥワ・アルバ

 ムには、かなりわたしも食傷気味で、ウンザリしていました。クヲリティは決して悪く

 ないんですが、余りにも安易な発案および制作進行で、特にガーシュイン曲集なん

 てのは、あんまりじゃないか、と思った位です。今回はレイ・プライスだと言うん

 で少々時間をかけて視聴しました。そして、これなら合格で難関突破、皆さ

 んにもお聞き頂く事になりました。

  今の「ナイト・ライフ」は1962年にウイリ—が書いた作品ですが、翌63年にレイがアル

 バム・タイトル曲としてカヴァ、それが大ヒットに繋がり、ウイリーの名前も知られるよう

 になった記念すべき1曲です。モ—ニン・ブルーズではB.B.キングのオースティン・リミットの

 実況演奏を何度も聞いて貰っていますが、今回のレイに捧げたヴァ—ジョンもなか

 なかの出来ですね。そもそもが名曲です。特にこのヴァ—ジョンはスルメを噛み締め

 ているような味わいがあります。ちょっと弦が厚過ぎるような気もしますが。

  次も良好な仕上がり。クリス・クリストファスン作「心の想い出」。

 

M17.For The Good Times(4’18”)Willie Nelson

-K.Kristferson-  CBS Legacy  8985315522

 

N  「心の想い出」、アルバム『レイ・プライスに捧ぐ』から、ウイリ—・ネルスンでした。

  これはアル・グリーンも唄った有名曲ですが、『クリス・クリストファスンを唄う』というアル

 バムでウイリ—のヴァ—ジョンは紹介されました。わたしが彼を聞き始めたのは、この

 アルバムからです。その数年前にクリスは時代の寵児になっていましたが、それが

 冷めた頃を見計ったかのように発表されたこの盤は、ふたりの本質を伝える、

 確かな手応えに満ちていました。こちらの「心の想い出」も良いのですが、

 あまり雰囲気が変わらないので、元気の良いアルバム第一曲を聞いて下さい。

  「ミ—・アンド・ボビ—・マギー」。

 

M18.Me And Bobby Mcgee(5’27”)Willie Nelson

-K.Kristferson-  CBS Legacy  88883743172

 

M19.All Of Me(3’54”)Willie Nelson

-G.Marks, S.Simons-  CBS Legacy  88883743172

 

後TM:ボーン・イン・シカゴ(アサー仕様)P.B.B.B.

 

N  「ミ—・アンド・ボビ—・マギー」に続いては、ウイリ—・ネルスンを表舞台に引き揚げた

 『スターダスト』アルバムから「わたしのすべて」でした。反骨精神に溢れた異端児

 にスタンダ—ドを肯定的に唄わせる、という彼の定番路線は、ここから始まった

 訳です。今の「オール・オヴ・ミー」にはまだ新鮮さがありましたね。その後、こ

 の路線拡充で彼の名声はますます上り調子となりました。オルタネイティヴ・カントリ—

 の唄い手だという事を知らない人も多いのではないでしょうか。今回の『レイ・

 プライスに捧ぐ』では、ほんの少しだけですが、昨今の姿を省みているような部

 分が感じられます。相変わらずの硬質な無表情ですが、きっとレイ・プライスの事

 を思い浮べているのでしょう、という我田引水的推測でした。

  ところで皆さん、テレビ子供番組の主題歌がお好きですねえ。驚きました。

 わたしも嫌いではない、と言うより、それで育った部分が大きいので、素直

 に納得いたしました。あと、45949号さんの言っていた「実写モノ」ね。わた

 しは「鉄人28号」の実写版を観た記憶があります。ロケットを背負わせて上昇実

 験をする映像が脳裏に焼き付いています。全体にかなりシーリアスな劇調でしたね。

 ただし不思議な事に、これを知っている人間には一度も出会っていない上に、

 放映記録も確かめられない。謎だ・・・。45949号さん観た事ありませんか。

  今朝の特別付録は、以下の隠し場所です。どうぞお楽しみ下さい。

 http://firestorage.jp/download/f2299e47561f702576a0fb87c4fe9ce8abe471ed 

 ダウンロードパスワード 0t4h47d5

  今朝もちょうど時間となりました。

 こちらは、http://osamusawada.com/category/mornin-blues-by-isaowashizu/

 「幻」モーニン・ブルーズ、鷲巣功でした。来週もあなただけに。

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