カテゴリー : 2016年 11月

【幻】モーニン・ブルーズ 2016/11/26

mb161126

 

前TM : ヲーキン・ブルーズ(夜に近いアサー仕様)P.B.B.B.

 

N  おはようございます。アサー、ワツシイサヲです。先週は母屋が突然立ち入り禁止と

 なりまして、この離れにも影響が及び、皆さんが立ち寄れない事態となりま

 した。ご迷惑をお欠けして申し訳ありません。詳細後送。こひさんの「幻の

 まぼろし」でトゥイターを使って状況説明をしようと試みたのですが果たせず、大

 家からも「間もなく復旧の見通しです」という鉄道事故時のような公式通達

 のみ。これはジャメカでの慣用句「スーン・コーム」と同じですね。ちっとも来ない。

 さあ今朝は・・・どないやろ。

  さて、今週は先週の便で満員で停留所を通過したため、乗れなかったお客

 さん優先で参ります。市内循環「親子の針孔」バス、発車オーライ。

  まずはアラン・トゥーセイントで「カントリ—・ジョン」。

 

M01.Country John(4’45”)Allen Toussaint

-A.Toussaint-    BGO Records BGOCD1211

 

N  限定特別製LP2枚組「親子の針孔」収録の「カントリ—・ジョン」、アラン・トゥーセイント

 でした。実にトゥーセイントらしい仕上がりです。どこかスカしてるんだな、いつも。

 これがわたしの彼に対する印象ですね。まあこの人はすべての作品がそんな

 感じ。

  ワーナーとユニバーサル、現在までの大手録音原盤を数えきれないくらい所有してい

 る二大レコード会社の素材をコムパイルした、2枚組LP「親子の針孔」収録曲を、か

 つてのCDで聞く四次元殺法逆説ショウ、次はブカー・ティーとエムヂイズの超有名な「グ

 リーン・オニオンズ」です。ところが、わたしはこの正規CD盤を持っていない事が、

 今回判明しました。LPでも、昔ワーナー・パイオニアから出ていた『ザ・ベスト・オヴ・・・』

 ですし、今ならまだオリヂナル復刻の『グリーン・オニオンズ』が買えるかな。

  そんな具合で次の「グリーン・オニオンズ」は、CD時代突入直後の、1枚が3,500

 円だった頃の『アトランティック・リズム&ブルース1947-1974』の第四巻からです。周波

 数帯域、音圧、共に昨今の盤に較べるとかなり劣るのではないかと危惧して

 おりますが、果たして・・・。

  ブカー・ティーとエムヂイズ「グリーン・オニオンズ」を、どうぞ。

 

M02.グリーン・オニオンズ(2’53”)ブッカーT& The MG’S

-A.Jackson, B.T.Jones, S.Cropper, L.Steinberg-  ワーナー 35XD-648 

 

N  ブカー・ティーとエムヂイズ「グリーン・オニオンズ」、『アトランティック・リズム&ブルース1947-1974』

 第四巻からでした。想像より音が良かったな。このトラックは本来、非常に貧弱

 な響きで部分的に頼りなさも感じます。1962年当時の、発足間もないスタックス

 のあの録音設備、ジム・スチュアートの技術ですから当然なんですが、マスタ—の状態や

 再生装置の優劣を超えて感じ取れる生命感には計り知れない奥深さがありま

 す。きっと現場ではそう云う音が出ていたのでしょう。

  映画「アメリカン・グラフィーティー」の最後の場面、明け方に郊外の直線道路でドラッグ・

 レイスが始まるところで流れるこの曲のカッコ良さ、怖しさがその証明です。ベイス

 はダック・ダンではなく、まだルイス・スタインバーグの時代の録音です。

  LP『親子の針孔』のこのトラック、何代目のマスターで切り込みが行なわれたか分

 りませんが、わたしは中低音域の不良っぽさがよく捉えられていると感じま

 した。レコードで聞きたいでしょう、そこのアンタ。

  さて先週お届けしたこのLP収録の「ロック・ステディ」、最新のカヴァを発見しま

 した。正直「これを今唄うなんて、いい度胸だなあ」という思いで聞いたの

 ですけれども、なかなかの出来でしたので、ご紹介しておきましょう。

  オーストレイリアの黒人歌手デニ・ハインズで「ロック・ステディ」。

 

M03.Rock Steady(3’15”)デニ・ハインズ

-A.Franklin-  Pヴァイン PCD-24566

 

N  デニ・ハインズの「ロック・ステディ」、如何でしょうか。今の若い人たちが70年代

 初頭のソウルミュージックの楽曲、唄、響きに憧れる気持ちはとてもよく分ります。

 なにしろ文句なしにカッコいいですから。ただ自分たちであの感じを、というと

 とても難しい。お手本が、時代の偶然性も含んだとてつもない出来映えなの

 です。楽器や音響機材は格段の進歩を遂げているので、すぐに同じような音

 は出るでしょうが、それが即ち「音楽」とはならない。そっくりにやれば、

 あの感じが再現出来る、というものでもありません。

  以前日本のコマーシャルなどで重用されて、そこそこ知名度のあるというデニ・ハ

 インズの新作には、本人の選曲による、自分が影響を受けたというカヴァ、それ

 もかなり有名曲の再演が並んでいます。そのひとつが今の「ロック・ステディ」で

 した。他はマイケル・ジャクスンの「P.Y.T.」、「メムフィス・ソウル・ステュウ」を冒頭に置いて

 始まるル—ファスの「ユー・ガット・ザ・ラーヴ」など、よく知られた楽曲が多く、さっ

 き述べたような「難しさ」に敢えて挑んでいるとも受け取れます。逆にその

 認知度に頼った感も無きにしも非ず。

  ただ、書き下ろし新曲の出来がとても良いので、この路線でもっと振り切

 って欲しかったな、とも思います。そのひとつの例として聞いてもらいまし

 ょう。

  「ワット・アバウト・ラーヴ」、私自身、かなり気に入っています。お嬢さん、ま

 だ自分で出自やここまでの道程を語る歳じゃないだろう、というのがわたし

 の本音です。

 

M04.What About Love(5’20”)デニ・ハインズ

-D.Hines-  Pヴァイン PCD-24566

 

M05.Work To Do(3’47”)リー・フィールズ・アンド・ジ・イクスプレッションズ

-unknown-  Pヴァイン PCD-24568

 

N  「ワット・アバウト・ラーヴ」デニ・ハインズに続いては、これまた70年代のサザーン・ソウ

 ルを連想させる響きです。ただし紛れもない今年の新譜。

  「ワーク・トゥ・ドウ」が曲名で、リー・フィールズというのが唄い手の名前。長い付

 き合いのジ・イクスプレッションズが演奏を受け持っていました。彼らは何も昔の音

 楽を再現しようという意図でこういう音楽を演ってい