カテゴリー : 2017年 6月

CHON 『Homey』

日本盤がなぜに出ないランキング1位!!アメリカ西海岸サンディエゴのバンド=CHONのセカンド・アルバム『Homey』が今日リリースになりました。

MarioとEricのツインギターに、マリオの弟NathanのドラムとEsiahのベースの息がピッタリ合ったサウンドはクセになります。
ロックはもちろん、ジャズ、フュージョンのファンも飲み込む魅力的なバンドです。

今作は、海外のSumerian Records経由で購入したのですが、発売日にきちんと届くように発送してくれました。
さらに万が一に備え、ダウンロードリンクも送られてくるという、痒い所に手が届く対応です。

相変わらず、流麗なギターフレーズのハーモニーが随所に盛り込まれています。

この曲が好きな方なら、アルバムを楽しめるとおもいます。
昨年の夏に、CHONはperipheryとSikThと全米ツアーをしたのですが、そのときのパフォーマンスも
好評で、peripheryのメンバーも才能を認めていました。
ちなみにSikThのマイキーに話を聞いたところ「ステージ以外ではあいつら常にゲームをやってた」そうです(笑)。

上原ひろみからの影響を公言するバンド、CHON。
日本盤化を強く希望します。


前作の名曲”Suda”。

Chon – Homey

https://itunes.apple.com/jp/album/homey/id1225656146

Real Rocks 【6/10 O.A.】Playlist

Real Rocks【6/10 O.A.】Playlist

6月10日の番組は、


LONDON GRAMMARの2作目を紹介!

Truth Is a Beautiful Thing、美メロ・美声・美世界!いい作品です!

——————————————————–

M01: Johnny B. Goode  /  Chuck Berry

M02: Lady B. Goode  /  Chuck Berry

M03: Crawl  /  Miss May I

<コーナー: RockAroundTheWorld >

M04: No Milk Today  /  Herman’s Hermits

M05: Helpless  /  John Mayer

M06: Ashes of The Dawn  /  DragonForce

M07: Nightmares  /  All Time Low

M08: Ill Ray (The King)  /  Kasabian

M09: Shape Of You  /  Ed Sheeran

M10: Long Long Road  /  Paul Weller

M11: I Still Haven’t Found What I’m Looking For  /  U2

M12: Battle Symphony  /  Linkin Park

M13: Lucy In The Sky With Diamonds (2017 MONO)  /  The Beatles

<コーナー: RockAroundTheWorld>

M14: Work  /  Jimmy Eat World

M15: Run  /  Foo Fighters

M16: Train Song  /  Rex Brown

<コーナー: RockSteadyGo>

M17: Nightcall  /  London Grammar

M18: Hey Now  /  London Grammar

M19: Cosmic Love  /  Florence & The Machine

M20: Big Picture  /  London Grammar

M21: Truth Is a Beautiful Thing  /  London Grammar

M22: Different Breeds  /  London Grammar

<コーナー: RockSteadyGo >終わり

M23: My Sorrow  /  Miss May I

M24: Bring It On Home To Me  /  Sam Cooke

<Ending>

<コーナー:メタルの光>

M25: No Wishbones  /  Sikth

おしまい♪

 


今月のリアルロックス・セレクションは、米国産メタルコアバンド、ミス・メイ・アイ!
メタルコアバンドとしては、異例の”失恋”をテーマにしたメロウな楽曲を収録!おれたちメタルバンドだから、、、という考えを捨てて臨んだ新作です。

 


早く日本でこの声を聴かせてほしいものです。。。


初となる全英1位を記録した名盤!

岡崎体育 ”Natural Lips”

2’00″からの、 ”海鮮丼を割り勘で行こうな”が一番ツボでした。

 

今夜もやります!【ZIP-FM RealRocks】QUOカード1,000円分をプレゼント!!

QUOカード大放出!

REAL ROCKSは、日頃のご愛聴を感謝してQUOカード祭りを実施!

 

今週、6月10日のZIP-FM REAL ROCKSは、

QUOカードを2名様にプレゼント!

郵便番号、住所、お名前、電話番号、メッセージをご記入のうえ

番組内で発表する”応募キーワード”を必ず書いて、

メール、またはZIP-FMのwebsiteメッセージにアクセスしてください。

メール・アドレスは realrocks@zip-fm.co.jp

websiteは zip-fm.co.jp です。

6月10日放送分の応募締切は、6月11日午後6時までとさせていただきます。

みなさんのご応募お待ちしています!

 

★QUOカードが使えるお店★
<※PCの方向け> http://www.quocard.com/member/
<※携帯向け> http://www.quocard.com/i/place/store.html

 

ちなみに、

来週、6月17日のZIP-FM REAL ROCKSも、

QUOカードを5名様にプレゼント!!!

今月は、1000円分のQUOカードを合計9名のREAL ROCKSリスナーに差し上げます!!

【幻】モーニン・ブルーズ 2017/06/10

mb170610

 

 

前TM : ヲーキン・ブルーズ(夜に近いアサー仕様)P.B.B.B.

 

N  おはようございます。アサー、ワツシイサヲです。時の記念日ですよ。

いや先週は申し訳ない。1曲目で大間違いでした。お恥ずかしい。

いつも音楽を並べて順番を考えたりしながら、翌週回しにする楽曲があっ

て、その周辺詳細を書類ファイルにまとめています。多分そこから持って来てそ

のまんま置いてしまったのでしょう。語っていた内容は、「オニイエナニペッパ」に

ついてですから、そのままで間違いありません。ムジさんに指摘された瞬間は、

いい加減に選んでいるのがバレたか、とマッツァオでしたが、そうでなくてひと安

心。

では改めて参りましょう。チェチェクの傑作アルバム『ハイヤー・ライフ・オン・パームワイン』

から

二曲目に置かれた「エニミングロ」。

 

M01.Eni Mi Ngro(3’44”)Kyekyeku 

-unnkown- nolabel nonumber

 

N  「エニミングロ」、チェチェクでした。ジャケットの明るい黄色とぴったり合った音色、音

楽。先ほど傑作アルバムと紹介しましたが、特定概念の下に作られた、というよ

りは録り貯めた持ち歌を並べただけのようで、「アルバム制作」というような気

負いのないところが、逆にうまく作用している印象の『ハイヤー・ライフ・オン・パーム

ワイン』、盤は多分いま市場に出回っているのだけで、今後追加製造はないと思

われます。お早めにお求めを。

さて次も先週からの引き継ぎ曲。当初はリスト後半に並んでいたのですが、時

間が足りなくなって外された「オール・オヴ・ミー」、1958年7月5日のヌー・ポート

での素晴らしい唄は、もちろんダイナ・ヲッシントン。

 

M02.All Of Me(4’12”)Dinah Washington  

-Simons, Marks-  ビクター VICJ-60705

 

N  「オール・オヴ・ミー」、ダイナ・ヲッシントンでした。この時ダイナはふざけてヴァイヴを叩

くんです。それもテリー・ギブスのソロの途中でね。聞いていると何の破綻もない

ので気が付きませんが、明らかにダイナはちょっかいを出しています。ただそ

れがデタラメじゃなくて、ツボを打ってるんです。だからテリーもそれを受けてソロ

をまとめられるんですね。ダイナ、凄いナ。

 

M03.イエレ・ファガ(5’11”)ウム・サンガレ  

-O.Sangare, T.Allen, V.Taurelle, V.Taeger, L.Bruni-  Pヴァイン PCD-18822

 

N  ウム・サンガレの「イエレ・ファガ」、2回目の登場です。国内盤には大石始の解説と

歌詞の要約が付いていまして、歌の内容を摑む事が出来ます。これは「自殺」

を主題にしています。

 

死を選んでしまったら、それはあなたの大切な人をより深い苦悩の中に置

き去りにするということだ。

「私は悪口雑言を浴びせられた。でも私は自殺を選んだ?苦しみや痛みは

人生の一部よ。」

 

と言う事だそうでございます。この前向きさ。御意脱帽。

 

M04.ミナタ・ワラバ(雌ライオンのミナタ)(5’02”)ウム・サンガレ

-O.Sangare- Pヴァイン PCD-18822

 

N  こちらは母親アミナタ・ジェキーテを敬う内容です。先の「イエレ・ファガ」と同じく

ベイス・ラインが非常に魅力的。単純にカッコ良いですね。「端的に言えばカッコいいで

す」という評もあります。今回の作品はフランスのノーフォルマからの発売で、音響面

でのひねり方がこれまでの物とはひと味違います。そしてそれが大成功して

います。国内盤には1曲のボ—ナスが付いていまして、それはトニー・アレンが参加し

た「イエレ・ファガ」の「ネイチュアボ—イ・フラーコ・リミクス」です。これも、イカしてます。

聞いて下さい。

 

M05.イエレ・ファガNatureboy Flako Remix(4’59”)ウム・サンガレ

-O.Sangare, T.Allen, V.Taurelle, V.Taeger, L.Bruni-  Pヴァイン PCD-18822

 

M06.Must A Reason(3’33”)Porkey Lafarge 

– P.Lafarge –  Rounder 0888072024304

 

N   ウム・サンガレの「イエレ・ファガ〜ネイチュアボ—イ・フラーコ・リミクス」、いいですね。彼女の

リミクスはアフリカ音楽のクラブ・ダンス・コムピレイション盤で聞いた事がありますが、こっち

の方が洗練度が高い。総じて今回のアルバムは非常に高い完成度を持っている、

と言えるでしょう。ここまでの作品を仕上げてしまうと、「次」が気になって

当然ですが、まだ新作が出たばかり。ゆっくりと待ちましょう。それまでは

充分に楽しめるアルバム『モゴヤ』です。

突然歌謡ロックのようなポップな歌が流れました。これはポーキー・ラファージという

わたしには初めての唄い手。レコード店の試聴器で耳にしまして、初々しいロックン

ロ—ルを感じました。久し振りですね、この興奮。ちょっと遠ざけていた昔の宝

物を見た思いです。

今の「マスタ・リーズン」はアルバムの2曲目。では 冒頭と言えば・・・

 

M07.Riot In The Street(3’40”)Porkey Lafarge 

-P.Lafarge –  Rounder 0888072024304

 

N  ポーキー・ラファージの「ライオット・イン・ザ・ストリート」でした。ポーキー・ラファージは1933

年イリノイ州ほぼ中央のブルーミントン生まれです。既に8枚ものアルバムを出しています

から、既に中堅、ヴェテランと言っても良いでしょう。わたしにはここまで出会

いがありませんでした。地元のバンジョー・クラブに入っていて、それがこんな音

楽スタイルを形成する要因にもなっているようです。まだ若いのに、かなり古い

ルーツスタイルですね。ジョンやポールがリヴァプールで始めた「スキフル」音楽にも繋がる響き

も連想しました。影響を受けたのは、わたしも馴染みのない古い音楽家ばか

り。若者が今もこういう昔の音楽に触れる機会、環境があるところに亜米利

加合衆国の懐の深さを感じます。羨ましい。

アルバム・タイトルは『メイニアック・リヴェレイションズ』、「酔狂者の啓示」とでも言うのか

な。その冒頭曲、「きっとひと騒ぎあるぞ、今夜この町で」でした。

 

M08.Riot In Cell Block #9(3’05”)The Coasters

-J.Leiber, M.Stoller- Rhino R2 71090

 

N   1953年7月2日アサーッの4時

強盗罪で服役中の俺は、独房で寝てた

突然サイレンが鳴ると、大勢の叫び声が挙がる

暴動だ、暴動だ、暴動だ

第九監房で勃発だ

 

ご存知「第九監房の叛乱」、ザ・コースターズ、いやこの録音の時はまだロビンズ

ですね。素晴らしい詞曲、構成、演出、そして彼らの演技、各種の効果、

音響調合すべてが最高水準、ゲテモノヴェルティ音楽の傑作です。トミーガンを持って

看守がやって来る・・・なんて行りには、いつ聞いてもドキドキします。

ポーキー・ラファージの「ライオット・イン・ザ・ストリート」、に引っ掛けて「ライオット・イン・

ザ・セルブロック・ナムバ・ナイン」を、ロビンズでお届けしました。

同じ曲からのもうひとつの引っ掛けです。

マーサとヴァンデラスで「ダンシン・イン・ザ・ストリート」。

 

M09.Dancin’ In The Street(2’39”)Maetha & The Vandellas 

-M.Gaye,I.J.Hunter,W.M.Stevenson- Universal/Motown 5316864

 

N  マーサとヴァンデラスの「ダンシン・イン・ザ・ストリート」、いつ聞いても爽快な思いにさせ

てくれる永遠の1曲です。遠い昔に読んだモータウン物語にはこの曲について、「夏

に向けて軽快なダンス曲を発売し、それが当たった」などと書かれていたと思

います。歌の中にも「さあ、夏が来た、時は今、街角でおどろうよ」、と出て

来ます。梅雨入りしたばかりのきのうきょうですが、この歌は今の時期が旬

です。

この歌のマーサとヴァンデラスのプロモーション「フィルム」は、当時のモーター・タウン・デトロイト

の象徴、フォード・モ—タ—ズが舞台で、作業中の工場内を彼女たちが唄いながら

歩くのです。そこがマスタングの生産ラインなのです。たまらなくカッコ良かったです

よ。もう一度観たいなあ。

それはともかく、これまた遠い昔、ここで「イン」・ザ・ストリート、となってい

る所に、幼きワツシイサヲは注目しましてね。「street」は一般的に「道路、通り」

と訳されますから、「オン」が相応しいのではないか、と邪推したのですが、本

来「street」は「町、街、人が集まり交わる場所、地区、街角」なのですね。

イタリア語でナムバを取って普通に町を走れる車を「ストラーダ」というでしょう、あ

れは「公道仕様」という意味合いなんだと思います。オオヤケです。「Public Place~

公の場」という意味合いが「street」にはあるのでしょう。だから「in」なん

だ、理解出来た時は嬉しかったな。おそらくこの理路整然とした説は正しい

でしょう。ただしこれに関して辞書は引いてないから、全くの間違いかも。

どっちかな。

とにかく、騒ぎが起こるのは今夜、この町の中。「イン・ザ・ストリート」関連で、

マーサとヴァンデラス、「ダンシン・イン・ザ・ストリート」でした。

 

M10.むなしき愛(6’17”)ザ・ロ—リング・ストーンズ

-R.Johnson-  ユニバーサル UICY-78339

 

M11.スウィ−ト・ヴァージニア(4’45”)ザ・ロ—リング・ストーンズ

-M.Jaggar, K.Richards-  ユニバーサル UICY-78339

 

N  はい、お分かりですね、ザ・ロ—リング・ストーンズの「新譜」『レイディーズ・アンド・

ジェントルメン』から、「むなしき愛」そして「スウィ−ト・ヴァージニア」をお届けしまし

た。7日の発売日前日にレコ—ド屋に行って購入。オマケにポスターを貰いました。1972

6月24、25日のテキサス州フォート・ワースでの実況収録です。その前の全米公演が、

ミック・テイラー加入直後の69年ですから、3年の隔たりがあります。グル—プは『メ

イン・ストリートのならず者』を発表直後で、絶頂期。『ベガーズ・バンクエット』、『レト・

イト・ブリード』、『スティキー・フィンガーズ』、前出『メイン・ストリートのならず者』と、充実

したアルバムを連発して、リパトゥワは豊富。ミック・ジャガ−の結婚や税金問題でフランス

への移住計画があったとは言え、5人のメムバはみな体調も安定していて、そこ

にニッキー・ホプキンズのピアノ、ジム・プライズ、ボビ−・キイズのホ—ンを追加した最強力

編成です。

6月に始まったこの巡業には日本からも観戦トゥアが組まれて、音楽報道関係

者を中心に大勢の人たちが出掛けています。写真週刊誌、と言っても醜聞現

場暴露本ではなくて、大判で美しい画像を観せる目的の「アサヒグラフ」で速報特

集が組まれまして、これはワツシ高校生も買って、穴のあくほど見ておりました。

その時の写真とこの『レイディーズ・アンド・ジェントルメン』ではミックの舞台衣装が違い

ますね。このジャムプ・スーツはその後のワールド・トゥアーでも使ってなかったかな。

振り返れば、この形で翌年初頭の「幻」日本公演に来る事になってました

から、惜しい事をしました。わたしもテケツを持ってたんですよ。

「むなしき愛」はロバート・ジョンスンを一躍有名にした、決定的名曲。イントロの

アルペジオでお客さんたちから声が上がるのが、知名度の証明です。

「スウィ−ト・ヴァージニア」は『メイン・ストリートのならず者』からの新曲。ライヴ初披露

でした。前回のトゥアでも「ユ・ガッタ・ムーヴ」をドブロで演ってまして、エレキのロック・

バンドが実演の中程にアクースティク・セットを盛り込むというのが最先端のカッコいいや

り方でした。レッド・ゼペリンもそうでしたね。これはクロズビー、スティルス、アンド・

ナッシュの影響もあったのかな。今の「ヴァージニア」では、キースがヴォーカルで頑張って

ましたね。

では改めて始めましょう。1972年6月24日、テキサスはフォ—トワ—スでの収録です。

レイディーズ・アンド・ジェントルメン、ザ・ロ—リング・ストーンズ。

 

M12.イントロダクション〜ブラウン・シュガー(3’58”)ザ・ロ—リング・ストーンズ

-M.Jaggar, K.Richards-  ユニバーサル UICY-78339

 

N  ザ・ロ—リング・ストーンズ『レイディーズ・アンド・ジェントルメン』から、「ブラウン・シュガー」

でした。紹介されて登場し、音楽が始まるでの間延びした時間がなんとも。

この後すぐに「ビッチ」に繋がりまして、ここは小気味良いテムポーで進みます。

でも全体からは先の「むなしき愛」のチューニングなど、彼らのだらしない舞台進

行が分ります。たぶん編集でだいぶ詰められているでしょうが、何回もフィード・

バック起こるしね。海賊盤を聞くとこんなモンじゃないですよ、各曲間の長さ。

ようやく始まってもイントロを延々と繰り返す。「ホンキー・トンク・ウイミン」のあの単調

なコ—ド弾きだけで5分、なんて例もあったとか。歌本編は3分程度なのにね。

その後反省と共に改良が加えられ、テキパキとした演出で行なわれるようにな

りましたが、こういうだらしない舞台進行は、基本的にマーキーなどで演ってい

た頃の身に付いた癖なんでしょうか。

約30分のアドリブも何もない箱詰めにされてビニールを掛けたようなショウを演じ

ていたビートルズもリヴァプール時代のキャバーン・クラブなどでは自分たちで冗談を言い

合って、それでしばらく笑って音楽が進まない、といったステイヂ・マナーだと言

います。

ストーンズの場合は、そういうだらしなさがロック的だ、と認識してやっているよ

うな気もします。ほんの数年前、アメリカの野球場かどっかの公演では、本番開

始告知後、6時間も状況説明なしに舞台に上がって来なかった、とかいう話

も聞いた事あります。たぶんどなたか体調がおかしかったのでは・・・。

このスト—ンズのトゥアーを契機として、ロックは運動場などでの大規模な公演が一般

化して行きます。これはとても大きな変化で、音響や照明、舞台美術なども

それに対応して行きました。そこから逆に音楽も変わり始めまして、このよ

うな大会場での外野ウケを狙った過剰表現や、FMラジオでの反復露出を狙った高

い一定音圧を維持する録音作品が是とされました。

それが今また「アクースティク」だ、なんて言われてね、小さな、静かな場所での

演奏が貴重がられて、過剰なリミター使用が嫌われる、先のポーキー・ラファージみたい

な若い子が出て来る、あー、人間のやる事は全く・・・。

さて、先週チャック・ベリ—の新譜が今朝、紹介出来るかもというようなお知ら

せをいたしましたが、全世界同時の6月9日発売で、昨日手に入れたばかり

です。3曲目もSNS公開になってますが、こちらは来週のお楽しみ。その替

わり、この゙『レイディーズ・アンド・ジェントルメン』からチャックを1曲どうぞ。メムバー紹

介で最後に「キース・リチャード、オン・ギター」で始まる「バイバイ・ジョニー」です。こ

この部分はかつて海賊盤で聞いていて、「カッコイー」と夢中になったもんです。

ではどうぞ、「ハピー・バースデイ、ニッキー」からです。

 

M13.バイバイ・ジョニー(4’35)ザ・ロ—リング・ストーンズ

-C.Berry-  ユニバーサル UICY-78339

 

M14.愛の叫び(2’42”)キャロル

-Y.Ohkura, E.Yazawa-  フォノグラム PHCL-3031

 

N   「『ユーリアリガタホーロンミー』の次に『愛の叫び』かけてよ〜」、はい、そうでした

ね、ハリギャウさま。うっかりしていました。お届けしましたよ。『燃え尽きるキャ

ロル1975.4.13』から「愛の叫び」でした。これはいいね。スタジオよりいいね。

そしてもうひとつの反応、こひさんから「『幻』で村西とおる氏の名をみる

ことになるとは意外でしたねえ〜ナイスですねえ。」

ありがとうございます。

参りましょう、「おー、ゴージャス、ファンタスティック、ナイスですね」。

 

M15.下半身に口を出すな(4’45”)ランキン・タクシー

-T.Shirahama, I.Washizu-  WEA WPC6-8504/5

 

N  特別出演「村西とおる」でランキン・タクシー「下半身に口を出すな」でした。多分

すべては聴き取れないと思いますが、楽曲中でいろいろと論理的シモネタ有理説

を語っているのは、村西とおる本人です。ランキン1992年のアルバム『アワワ』からで

す。

これはどう云ういきさつかと言いますと、映画、雑誌、写真集などの猥褻

商品への規制に反発を持ったランキンのひと言を拡大して1曲にする途中で、「そ

うだ、あの声が必要だ」となりまして、朝倉喬司経由で当時のアサヒ芸能編集長

だった松園光雄、そしてわたしの知らない人を介して、当時の事務所だった

のでしょうか、代々木上原のビルの一室、応接間みたいな所で録音させてもら

いました。こちらが自己紹介とか細かい経緯を説明する前に「はい、よく分

っております。始めてよろしいですか」と、一方的に喋り出して数分。全く

見事な口演でした。ひとりで出向いたわたしは笑いを堪えるのに精一杯で、

テイプを回している間、手持ちマイクのブレがずっと気になっていました。

「幻」締めの一句「全国9500万人のあなた」は、ここで彼が口にした「全

国9000万人のアダルト・ヴィディオ・ファンの方々」という言葉と「9500万人のポピ

ュラー・リクエスト」を合わせた造語です。別にそこまでの物でもないか。今の「下

半身に口を出すな」を耳元でよく聴けば、確かに「全国9000万人のアダルト・

ヴィディオ・ファンの方々・・・」は確かめられると思いますよ。

その後の別な機会に村西とおるの名前が出て、スーパーな存在になる前に彼は

百科事典の行商をしていて、売上は断トツ、その武器はあの例え様のない引込

み力を持った話術で、「奴なら道ばたの石ころでも売って来るだろう」とすら

評されていた事を聞きました。その時、極めて素直に納得出来たのです。

先週のランディ・ヌーマンの「セイル・アウェウィ」の見事な奴隷勧誘文言から、こう言う

言い方もあるか、と関心して彼の事を連想して口にしたら、このようにあり

がたい反応を頂いたので、今朝の1曲ご紹介となりました。わたし自身、本

当に久し振りに聞きました。結構よく出来てましたね、正直に言います。

この頃彼は衛星ポルノ・チャンネル放送局を始めようとしていまして、世間からは

奇異な目で見られていました。でも今をご覧なさい、衛星放送がインタネットに変

わりましたが、ポルノ・チャンネルはこの世の春を謳っています。村西とおるは、正

しかったのです。控え目ながらランキン・タクシーも、です。

さて予言者ランキン・タクシーの訴えている30年前から変わらぬ事実をもうひとつ

聞いて下さい。沼沢尚ドラムス、松原秀樹ベイス、松川純一郎ギター、パカッション八尋

知尋です。

「役人天国」。

 

M16.役人天国(4’41”)ランキン・タクシー

-T.Shirahama, I.Washizu-  WEA WPC6-8504/5

 

M17.ダブ天国(4’42”)ランキン・タクシー

-T.Shirahama, I.Washizu-  WEA WPC6-8504/5

 

M18.I’m With You(3’19”)Robert Cray

-L.Pauling-  Jay-Vee / ウルトラ・ヴァイヴJV2017J

 

 

後TM:ボーン・イン・シカゴ(アサー仕様)P.B.B.B.

 

N  「役人天国〜ダブ天国」と続けました。ダブの正式クレジットは、「ランキン・タクシ

ー」ではなくて、「ナキ・アヤミ、アイザッコ・ヲッシントン」でしょう。この時のセッションに本

人は声を入れに来ただけですからね、最後はロバート・クレイの新作『ロバート・クレイ

とハイ・リズム』から「アイム・ウィズ・ユー」のパ—ト2です。このアルバム、面白くてね。

来週、何曲か聞いて貰いましょう。

先週の混乱にご配慮いただきまして、「たまには、お休みしても、リスナー

は離れませんよ!!」と大橋康一さんから頂きました。ありがとうございま

す。でも本当かなあ。

最近特別付録を落とす人が増加中、とお話ししました。このケーコーはまだ続

いておりまして、こちらもどうもありがとうございます。「誰」までは分り

ませんが「何時」はわたしにも把握出来ます。それを見ていると、突然に数

が増える現象があります。ここ数週間続いてますね。これは何故でしょう。

集団ダウンロード講座の教材にでもなっているのでしょうかね。

もうひとつ、投稿のお方を勘違いしていた事が分りまして恥ずかしかった

な。バラケ・シソコ & ヴァンサン・セガールのデューオに好感を下さったのは山奥からでは

なかったですね。この時は「真夜中」さんでした。その後は「夕暮れ」、「日

曜日」と苗字が変わっています。わたしはてっきり「山奥」さんだと思って

いました。ちょっと様子がいつもと違うので、心配になって会いに行った位

ですが、全くの別人28号でした。違う訳です。お二人に大変失礼いたしまし

た。「幻」探偵団の最高技術を駆使して、発信者を調べようと思えば特定出

来るようですが、そこは今でも「足長おじさん」を信じているワツシイサヲです。

このままソーゾーを楽しみます。いつか、「あなたは、あの時の・・・」なんて

出会いがないとも限らないですから。

全国9500万人のあなた、昨今、お便りをくれる方がやや固定化しています

が、ここにはどなたでも気軽にお立ち寄り頂き、軽い世間話でもしていって

下さい。

もうツイターで早起き鳥さんにご案内していただきましたが、エリスの最新号が

公開されました。今回はわたしも珍しくかなり長い論文を発表しています。

導入部のネタは以前この「幻」で発表したものですから、皆さんは「なあーん

だ」と、来るかも知れませんが、どうぞ最後までお付き合いを。この雑誌は

余裕を持った日程で編集されているので、投稿者は脱稿後かなり時間が経っ

てから再び目を通す事になります。今回は自分でも割と面白く読みました。

展開がタエですね。執筆者の頭の中は大丈夫か、と心配しながらですが。以下

アドレスからどうぞ。

http://erismedia.jp/

そのエリスの編集長、萩原健太の口演が日曜日にあります。下北沢の「本屋

B&B」で2017年6月11日日曜日の午後2時からです。彼の近著「アメリカ

ン・グラフティから始まった」は、既に2箇所で引用させてもらっているの

で、挨拶がてら覗いてみるつもりです。見つけたら声かけてね。

さて今朝の特別付録は、以下の隠し場所。どうぞお楽しみ下さい。

http://firestorage.jp/download/38b8c0686209c3d5e711f515be75d280997f78b5

ダウンロードパスワードは、v5exruidです。 

今回も揚がるのが早かったですね。早い早い、早すぎるーです。

さあ、今朝もちょうど時間となりました。

今日は時の記念日、せめて年に一日だけでも時間厳守時刻確守。

こちらは、http://osamusawada.com/category/mornin-blues-by-isaowashizu/

「幻」モーニン・ブルーズ、鷲巣功でした。来週も首都圏で9人のあなただけに、

そして全国で9500万人のあなたにも、アサー。

Awesome Rock【6/09 O.A.】Playlist

Awesome Rock【6/09 O.A.】Playlist

318回目、6月09日の番組は、

ロンドン・グラマーの素晴らしい2作目を紹介!

『Truth Is a Beautiful Thing』と名付けられたセカンド。ハンナの神々しい歌声と美しい旋律に圧倒されます。
タイトル曲は2017年屈指の名曲!
——————————————————————————

M01: I Still Haven’t Found What I’m Looking For  /  U2

<コーナー: AwesomeRecommendation>

M02: Hey Now  /  London Grammar

M03: Big Picture  /  London Grammar

M04: Truth Is a Beautiful Thing  /  London Grammar

M05: Different Breeds  /  London Grammar

<コーナー: AwesomeRecommendation>終わり

M06: These Dreams  /  Heart

おしまい♪

中央エフエム Awesome Rock
澤田修の完全監修番組。選曲、編集、トーク、全て担当!
毎週金曜日21時~21時半。再放送:毎週土曜日23時~23時半


早く日本でこの声を聴かせてほしいものです。。。


初となる全英1位を記録した名盤!

LONDON GRAMMAR『Truth Is a Beautiful Thing』


遂に、ロンドン・グラマーの新作『Truth Is a Beautiful Thing』が出たッ!

私が中央エフエムで担当しているロック番組AWESOME ROCKで今夜特集します。
ファーストの世界を深化させています。一番理想的なセカンドの方向性ではないでしょうか?

それにしてもハンナの歌声は一度聴くと耳から離れてくれません。


13:33~の”Hey Now”は必見!

Real Rocks 【6/03 O.A.】Playlist

Real Rocks【6/03 O.A.】Playlist

6月03日の番組は、


番組前半に、U2の代表作『THE JOSHUA TREE』の30周年記念盤からライヴ音源を紹介!

2枚組のDISK1は10年前のリマスター版、DISK2は30年前のニューヨーク・マディソン・スクエア・ガーデン公演を収録!


番組後半では、今月のリアルロックス・セレクション・バンド=MISS MAY I特集!

米国産メタルコアバンド、10代でRISE RECORDSと契約を果たし、ハイレベルな作品を量産してきたMISS MAY Iの最新作『Shadows Inside』を紹介しました。日本盤の解説はわたくし、澤田修が担当しています。

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M01: Lucy In The Sky With Diamonds (2017 MONO)  /  The Beatles

M02: On the Charts  /  DREAMCAR

M03: Work  /  Jimmy Eat World

M04: Shadows Inside  /  Miss May I

<コーナー: RockAroundTheWorld >特別編

M05: Where The Streets Have No Name (Live)  /  U2

M06: Bullet The Blue Sky (Live)  /  U2

M07: Sunday Bloody Sunday (Live)  /  U2

M08: October (Live)  /  U2

M09: New Year’s Day (Live)  /  U2

M10: Pride (In The Name Of Love) (Live)  /  U2

M11: I Still Haven’t Found What I’m Looking For (Live / Choir Version)  /  U2

<コーナー: RockAroundTheWorld>特別編終わり

M12: Ashes of The Dawn  /  DragonForce

M13: Spread Your Fire  /  ANGRA

M14: Battle Symphony  /  Linkin Park

<コーナー: RockSteadyGo>

M15: 1901  /  Phoenix

M16: Shadows Inside  /  Miss May I

M17: I.H.E.  /  Miss May I

M18: Crawl  /  Miss May I

M19: Death Knows My Name  /  Miss May I

M20: My Sorrow  /  Miss May I

<コーナー: RockSteadyGo >終わり

M21: Run  /  Foo Fighters

M22: Revival  /  The Allman Brothers Band

<Ending>

<コーナー:メタルの光>

M23: Cracks Of Light feat. Spencer Sotelo  /  Sikth

M24: Riddles Of Humanity  /  Sikth

おしまい♪

 


今月のリアルロックス・セレクションは、米国産メタルコアバンド、ミス・メイ・アイ!
メタルコアバンドとしては、異例の”失恋”をテーマにしたメロウな楽曲を収録!おれたちメタルバンドだから、、、という考えを捨てて臨んだ新作です。

 


ディスク2のライヴ音源は聴きごたえあり!

【ZIP-FM RealRocks】QUOカード1,000円分をプレゼント!!

REAL ROCKSは、日頃のご愛聴を感謝してQUOカード祭りを実施!

今週、6月03日のZIP-FM REAL ROCKSは、

QUOカードを2名様にプレゼント!

来週、6月10日のZIP-FM REAL ROCKSも、

QUOカードを2名様にプレゼント!!

再来週、6月17日のZIP-FM REAL ROCKSも、

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番組内で発表する”応募キーワード”を必ず書いて、

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6月3日放送分の応募締切は、6月4日午後6時までとさせていただきます。

みなさんのご応募お待ちしています!

 

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【幻】モーニン・ブルーズ 2017/06/03

mb170603

 

前TM : ヲーキン・ブルーズ(夜に近いアサー仕様)P.B.B.B.

 

N  おはようございます。アサー、ワツシイサヲです。いきなり暑くなりそうですが、

まだ大丈夫。なのにマス・コミュニケイションの報道は「暑い」「真夏並み」など、この

状態を煽るような風潮が強い。わたしの近所の人たちもしきりに「暑いです

ね」と挨拶を交わしています。こういう事で気持ちは余計に暑くなるのを知

らぬか。人災だぞ。その昔、弘法大師が、暑さは気からと言ったとか言わな

かったとか・・・あれ。

今朝も極めてさわやかな音楽で始めましょう。

チェチェクです「エニ・ミ・ングロ」。

 

M01.Eni Mi Ngro(3’44”)Kyekyeku

– Kyekyeku –  nolabel nonumber

 

N  チェチェクで「エニ・ミ・ングロ」、久し振りに聞きました。素晴らしさに何の変りも

ありません。と言うよりも聞く度に面白さが深くなる感じです。

ところでみなさんは「幻」をどんな状態で聞いてますか。この「エニ・ミ・ング

ロ」はベイスが特に素晴らしい。PCの内蔵スピーカではなくて、しっかりしたオーデ

ィアで聞いて貰うと、魅力が無限大になります。ぜひお試し下さい。担当者が

進行に応じて常に何かを感じながら弾いているのが分ります。霊感溢れる演

奏です。「霊感」というと荘厳で重々しい雰囲気ですか、こんな軽快で明る

い音楽にこそ「霊感」は必要です。自分以外の楽器と会話をしてるのも分り

ますね。言語はちょっとすぐには理解出来ませんが。

チェチェクのこの盤『ハイヤー・ライフ・オン・パーム・ワイン』が、レコ—ド・コレクターズ誌のワ—ルド・

ミュージック部門で大賞を獲ったのは、当然でしょう。誰にもすぐにこの面白さが

伝わって来ます。立派な賞をもらえるのは、普通は大物アーティストの力作となり

ますが、レイベルも番号もないアルバムが受賞したのも快挙でしょう。

この音楽は、今の季節がぴったりです。1枚通して、何の不満も沸きません。

窓を開けて、あるいはテラスやベランダに出て聞いてみて下さい。ある程度の音量

でね。

 

M02.Kusekana Kwanakamba(4’55”)Oliver Mtukudzi 

-O.Mtukudzi-  Putumayo World music PUT 199-2

 

N  オリバー・ムトゥクジで「クセカナ・クワナカムバ」でした。チェチェクを聞いた当初は彼をすぐ

に連想しました。ドギツクない表現が重なったのでしょうか。ただやはり完全

な別物ですね。共に「ラ・バムバ進行」の成立ちを持つ楽曲ですが、オリバーの方

が西洋的です。セット・ドラムを使っているのも大きく影響しているようです。

気持ちの良さはチェチェクに勝るとも劣らずですが、もう少しシーリアスで切実な唄声

が心に印象的。これはもう14 年も前の作品ですが、すこしも色褪せていませ

ん。「クセカナ・クワナカムバ」オリバー・ムトゥクジでした。

さて先週も聞いて貰ったちょっと風変わりなヴォイス・アンサムブル、エリカ・アリアーナ

とピケット、今朝は最新アルバムの冒頭曲をお届けします。ギタ—とパカッションのリズムが

どう絡んでいるのか、「1、2、3、4」できちっと揃える事しか出来ないわた

したちには、とても不思議です。それを含めて気持ち良い。羨ましいですね。

アルバム冒頭曲「スピリチュアリティ」です。

 

M03.Spirituality(4’33”)Erik Aliana & Picket     

-E.Aliana-  Buda 5700260

 

M04.アン・カ・バリカ・ダ・ニョンゴン・イエ(3’43”)イエ・ラシナ・クリバリ

-Y.L.Coulibaly-  サンク・プラネット CP-26531

 

N  エリカ・アリアーナとピケットの「スピリチュアリティ」の終了部分に乱入気味に続けましたの

はイエ・ラシナ・クリバリという、ブルキナファソの打楽器奏者の「アン・カ・バリカ・ダ・ニョンゴ

ン・イエ」、日本でもすっかりお馴染みになった楽器、ジェムベの独奏でした。聴

いてるとね、これ一人で演ってるんじゃないだろう、というような思いに囚

われますが、アブソリュート・ソロ—です。あの打楽器は打つ所で様々な音色を出せま

す。上手な人はそのツボを心得ていてフレイズに応じて使い分けるのですよ。そ

れで、あれ、これ何人で演ってんの、と言う事になります。

このアルバムも2012年発表ですから4年も前の作品ですが、この楽器が急速に

進歩する事はないので、今でも充分に楽しめます。全編ソロですが、けっこう

な長尺物もありまして、イエ・ラシナ・クリバリの想像力の豊かさ、霊感の強さには

舌を巻きます。「アン・カ・バリカ・ダ・ニョンゴン・イエ」でした。

さて土曜日のアサーッと言えば、「ワン、トゥ・・・」

 

M05.Madjafalao(7’19”) Le Tout-Puissant Orchestre Poly-Rythmo 

-Le Tout-Puissant Orchestre Poly-Rythmo-  Because Music BECS156646

 

N  3週程前に聞いて貰ったル・トゥー・プサン・オルケストレ・ポリ・リズモの最新アルバムから

表題曲「マジャファラオー」でした。以前は「マヤファロ」などという怪しい表記をして

いましたが、お聞きの通り「マジャファラオー」、とはっきり唄ってます。なんせ 言

語が苦手の言語学専攻者ですから。先週もフランス語の読み方でヴェンテン様からご

指摘を受け、「今後も繰り返したら舌を抜くぞ・・・」あ、これは閻魔大王

でした。

「マジャファラオー」、「魔邪祓王」でしょうか。こういうアフロビートがわたしは好

きですね。サンターナが大編成を従えて演奏しそうな感じです。アフロビートと言うと、

フェラ・クティがロスエインジェルズのハコ仕事から持ち帰ったJ.B.調が大きな土台になって

いる筈ですが、これを聞くとアフロクーバン・ジャズも連想されます。なお、短尺で

はありますが、同曲の映像が見られます。興味のある方はどうぞ。とても魅

力的です。以下アドレスです。続けて打ち込んで下さい。

http://elsurrecords.com/2016/11/07/le-tout-puissant-orchestre-poly-rythmo-de-cotonou-madjafalao/

 

わたし好みのアフロビート楽団ル・トゥー・プサン・オルケストレ・ポリ・リズモでもう1曲、

グループ名に相応しく絶妙のスリリングな複合リズムを聞かせてくれます。「オモニイ」。

 

M06.Omonyi(4’33”)Le Tout-Puissant Orchestre Poly-Rythmo  

-Le Tout-Puissant Orchestre Poly-Rythmo-  Because Music BECS156646

 

M07.Simba Yuna Nguruma(4’08”)Bahari Boys

-J.Ngala-  Soundway SNDWCD084

 

N  ル・トゥー・プサン・オルケストレ・ポリ・リズモの「オモニイ」に続いては、バハリ少年団の

「シムバ・ヨーナ・ングルマ」、ルムバ・ロック調のダンス曲です。言葉はギリアマ語、ケニアの言

語のひとつです。こういう未知の言葉はいつも新鮮に響きます。そしてその

音韻が楽曲を支配しているのが分ります。ジェイムズ・ブラウンはそれを黒人の俗

北米語でやったんですよ。

さて、アフリカ各地からの前座も終了しました。お待たせしました。トリの登場

です。西アフリカはマリ共和国からです。一応政府と抵抗勢力の和平合意は結ばれ

たようですが、国内は未だに不安定で多くの民が貧しく落ち着けない生活を

続けています。テロも完全に沈静化していません。でもこんなに素晴らしい音

楽を生み出す生命力が漲っています。マリ共和国に栄光あれ。

ウム・サンガレの新譜が届きました。まずお聞き下さい。

「マリ・ニャレ〜美しきマリ」。

 

M08.マリ・ニャレ(5’18”)ウム・サンガレ 

-O.Sangare-  PヴァインPCD-18822

 

N  素晴らしい。自身の唄によって全体を展開させて行く歌唱力、世界最高峰で

しょう。特に今回は編曲、演奏、ミックスが高度になっているが故に、余計に彼

女の底力を感じますね。この音響調合は彼女にとっては新しいレイベル、フランスの

ノー・フォルマの意図するところでもあるのでしょうが、見事な調和を伴って耳に

届きます。わたしの汚れた心が洗われる。

今の「マリ・ニャレ」は、もちろん祖国マリを唄ったものです。金銀の鉱脈が国内

で新たに発見されたことを祝福し、有望な前途を導いています。しっかり自

分たちで管理してくれよ。南アフリカの轍を踏むなよ。

 

M09.カメレンバ(4’14”)ウム・サンガレ    perc. solina

-O.Sangare-  PヴァインPCD-18822

 

N  これまた白眉の出来映えです。段々リズムに身体が奪われて行きます。薬草挽

きパカッションとソリーナ、そしてヴォーカル・ハーモニーで、全く経験のない世界に引っ張ら

れてしまいます。凄いなあ、サンガレは。「カメレンバ」でした。

ジャケットの表がちょっと今までと違いまして、本人がドギツイ厚化粧して装飾

過剰なドレスを着用したショーゲキ的イラストなのですよ。わたしは好きになれないな

あ。裏側はノン・フォルマ・レイベル共通の、バラケ・シソコ & ヴァンサン・セガールと共通する

手書きクレジットで、こちらは問題なし。

それでも大したモンです、今回も。まだ何回も聞いていない状態ですが、そ

れでも確実な手応えが伝わって来ます。「幻」でもまた何回かお届けする事

になるでしょう。今朝はもう1曲だけ聞いて下さい。

「モゴヤ」。

 

M10.モゴヤ(3’33”)ウム・サンガレ 

-O.Sangare-  PヴァインPCD-18822

 

N  ここまで、今朝は異例の気持ち良さですね。わたしは別に、最先端のワールド・

ミュージック通を気取るつもりは全くありません。どっちかって言うとナツメロ歌謡ファ

ン、あ、それだけではいけませんね、とにかくフツ—の音楽好きでしかないので、

特にこの領域に詳しい訳ではありません。アフリカの音楽を聞く時は、いつも世

界地図をみながら確かめている低水準男です。

それでもやはり彼の地の音楽が、心の新しい部分を刺激して来るのをはっ

きりと感じます。今朝はここまで、特に神経を研ぎ澄ませて音楽を並べて来

たのではないのですが、ひとりでとても深く感じ入っております。これ「ど

うだ、オレいいセンスだろう」っていう自画自賛ではないですよ。それぞれの音楽

家に何度も心を洗われた思いです。さっきも言いましたか。音楽と言う行為、

そして音楽家の存在が、日頃この国で見聞きするものとは、明らかに違いま

す。

さてそれとは表現法は異なっているものの、音楽の楽しさを伝えてくれる

人たちは、世界のあちこちに居ます。ザ・ダストボウル・リヴァイヴァルもそんな集団。

彼らの現住所は「西海岸」と言う事ですけれど西のどの辺りなのでしょうか。

先週の「幻」ツイターに最新盤からの映像が上がってました。日野さん、ありが

とう、観ましたよ。リードの女性がけっこうキョーリョクそうでしたね。あの演奏は

アルバムのとは別のようです。

今朝も聞いて下さい、「リーヴィング・タイム」です。

 

M11.Leaving Time(3’23”)ダストボウル・リヴァイヴァル   

-unknown- BSMF-6111

 

M12.Unchain My Heart(2’51”)Ray Charles

-T.Powell, R.Sharp jr.- ワーナー AMCY-6160

 

N  「リーヴィング・タイム」、ザ・ダストボウル・リヴァイヴァルでした。そしてその後は意地

悪くレイ・チャールズの「解放されよ、我が心」でした。先週の「アメリカ・ビューチフォー」

で久し振りに彼の歌声を聞いて、うわー、流石だなあ、と当たり前ですが再

認識。ちょうど「リーヴィング・タイム」との関連案件がありましたので、また聞い

てみました。何故だろう、と考えさせるくらいに、レイの唄は胸に迫ります。

耳にした瞬間、いつも身体の動きが止まってしまう。謎です。

次のもたいへん宜しいですよ、「セイルアウェイ」。ランディ・ヌーマンの歌です。

 

M13.Sail Away(3’58”)Ray Charles

-R.Newman-  Rhino 8122-769098-2

 

N  レイ・チャールズで「セイルアウェイ」でした。ランディ・ヌーマン作のこの歌をレイに唄わせたの

は誰なんでしょう。それだけで実に偉大な業績です。

奴隷商人がアフリカ大陸から黒人たちを大西洋を渡る航海に連れ出す時に、

「大丈夫だよ、この先の方が楽さ、天国が待ってる」と語りかけるのです。

 

これから向かう新しい大陸には食べる物がたくさんある

  足元に気をつけて密林を歩く必要もない

  神の事を唄いながら一日中ワインを呑んでるだけでいいんだ

  アメリカ人になれるのは、そりゃ大した事さ

 

  ライオンも虎もいない

  恐ろしい蛇もね

  甘いスイカと蕎麦の実のお菓子

  誰でも、どこまでも、幸せなんだ

  さあみんな、この舟に乗って大海に漕ぎ出そう

 

なんという素晴らしい皮肉でしょう。村西とおるも敵わない勧誘文句です。

それをレイ・チャールズが唄う事によって、その説得力は更に高まります。アメリカ豹

ジャギュア−、ガラガラ蛇シャパラルがいる筈だ、とかいう野暮はやめときましょう。

アメリカは舗装道路と摩天楼の安全な国です。

もちろんこんな甘い誘い文句すら彼らは掛けてもらえず、強制的に連れ出

された訳で、非人間的待遇は既にアフリカ大陸で始まっていた訳ですが、そうい

った歴史の大きな背景が、レイの唄い出しひと言でワイドスクリーンに映し出されるよ

うな想いを、皆さんにお届けしました。レイ・チャールズ、「セイルアウェイ」。

 

M14.Let The Good Time Roll(2’51”)Ray Charles

-Moore, Theard-  Jasmine JASCD 160

 

N  ルイ・ジョ—ダンの「レッザ・グッタイロー」、1959年6月の録音、実況ですが観客の

ガヤはあんまり入っていません。サクスフォーン・ソロはデイヴィド・ファットヘッド・ヌ—マンで

した。この録音が当時どのような形で世に出たかは知りません。50年代後期

のライヴを集めた『ザ・ジーニアス・イン・パースン』という2枚組CDで初めて耳にしま

した。合計4箇所での録音が収録されています。この収録回のリパトゥワは、結構

スタンダード曲が多く並んでいます。この頃はまだオリヂナル・ヒット曲も少なく、「盲

目の黒人歌手」という部分が白人社会で強調されていた事の証しにも見えま

す。

さてこの頃のレイの実況と言えば、何を置いてもあれでしょう。1958年7月5

日のヌー・ポート・ジャズ・フェスティバルです。アルト・サクスフォーンを首からかけてふざけ回

るレイ・チャールズ、ここでは自曲中心の堂々たる舞台展開です。特筆すべきは、

彼のビッグ・バンド・アンサムブルの完璧さ。当初は技術的事故もあって、かなり混

乱した収録だったようですが、聞いて下さい、この完璧と言って良い響きを。

後半、レイも感極まったか「オウ、イエイ」と叫びます。

1958年7月5日のヌー・ポート・ジャズ・フェスティバルから、

レイ・チャールズです、「シェリー」。

 

M15.Sherry(4’18”)Ray Charles  

-B.R.Crawford-  Atlantic 7567-80765-2

 

N  「シェリー」、レイ・チャールズ。素晴らしい生演奏でした。さてこの時のヌー・ポート・

ジャズ・フェスティバルと言いますと、一大事件がありました。ジャズの人たちは決

して問題にしませんが、チャック・ベリーの殴り込みです。既にチャックは少年少女た

ちの間で大スタ—、ロックンロ—ル界でも大御所でしたが、白人の保守層には全く無縁

だったギター渡り鳥が権威あるジャズの祭典に乱入したのです。

いかにも彼らしく、単独で一本のギタ—を抱えただけでした。出順の都合で

しょうか、カウント・ベイシー楽団の面々が付き合いましたが、誰もチャックを理解して

いないので、合わせられません。興味深いのは、チャックの8ビ—トに、かの名手ジ

ョー・ジョーンズも全く追い付いて行けないところです。チャックはそれを面白がって

余計勝手に煽る。ソロを受け持ったクラリネット奏者ルディ・ラザフォードはヤケッパチのよう

なフリークトーンで凌ぎます。ぜーんぜんロックンロ—ルじゃない。この場面はDVDで繰り

返し観て頂きたい。正に「パーフクト・ビ—ト」誕生の瞬間です。

あ、調子に乗ってしまいました。では音楽、参りましょう。

チャック・ベリー、1958年7月のヌー・ポート・ジャズ・フェスティバルから、

「スウィート・リトゥル・シクスティーン」。

 

M16.Sweet Little Sixteen(4’00”)Chuck Berry 

-C.Berry-  ビクター VICJ-60705

 

 

N  いや愉快、痛快、奇々怪々、1958年7月5日のヌー・ポートでの「スウィート・リトゥル・

シクスティーン」でした。音も凄いね。当時のヘヴェメトーですよ。チャックが調子に乗って

来るところは凄いね。ベイシ—楽団をテッテ的にいじめてます。「付いて来れなく

ても知らねーよ」とばかりに勝手に飛び回るチャック・ベリー、彼の本領は、こう

いうところに発揮されるのです。この映画「真夏の夜のジャズ」は他にも見所

満載なので、皆さんもぜひどうぞ。「真夏」よりも、今ごろ観るのが宜しい

かと存じます。あ、チャックの新譜うまく行けば来週お届け出来るかも、です。

さてライヴと言えば、「現」時代からずっと触れ続けているミラクルズの「ユー・

リアリ・ガタ・ホーロン・ミー」と「悲しき叫び」のメドリー、この知らなかった映像を観

る機会がありました。同じような音楽趣味の古くからの友達が教えてくれた

のです。事前の話では多分これまでに観ていたアパロのモ—タウン・リヴュウの有線テレビ

映像だと思っていたのですが、違いました。同じアパロでも違うときの公演を

収録したもので、こっちの方が綺麗で音もいい。しかもバンドスタンドには、ジェ

イムズ・ジェイマスンが居るのですよ。

これは『『スモーキー・ロビンスンとミラクルズ/ザ・ディフィニティブ・パフォーマンス 1963-1987』

(ユニバーサル ミュージック ジャパン UICY-1048 初出2006)というタイトルで出ていたそう

です。チートモ知らなかったなあ。若い頃のライヴ映像を残っているメムバ—が観て昔

を語るという全体構成。話を聞いた時には、事後礼讃的でつまらなそうだな

あ、と思っていましたが、これが素晴らしかった。充分以上に楽しめます。

残念ながら今朝はこれまでも聞いて貰っているモ—タウンのLPからですけれど、

皆さん、ソーゾーリョクを逞しくして聞いて下さい。

「ユー・リアリ・ガタ・ホーロン・ミー〜悲しき叫び」、スモーキー・ロビンスンとミラクルズです。

 

M17.You Really Gotta Holid On Me~Bring It On Home To Me(5’38”) 

Smoky Robinson & The Miracles

-R.White, W.Robinson, S.Cooke-  Motown  unknown

 

M18.白い波(3’41”)アストラッド・ジルベルト

-E.Mizuki, S.Watanabe-  ユニバ—サル UCV-3023

 

後TM:ボーン・イン・シカゴ(アサー仕様)P.B.B.B.

 

N  最後の「白い波」の冒頭でお聞き苦しい不備がありました。済みません。

せっかくいい繫ぎだったのに・・・盤の不良ではありません。また左デッキの

左チャンネルだな。故障かなあ。いずれにせよ済みませんでした。今のカタコト歌謡ボ

ッサ曲は渡辺貞夫の作曲です。他の演奏者も日本人。1969年の録音です。先週

の『和ジャズ・プレイズ・ボサ・ノヴァ』には、かなり危なっかしい演奏がありま

して、それも興のうちだったかも知れませんが、こちらは山本幸三郎のアレンヂ

を始め、A&Mのボッサ・ノーヴァ録音と比較しても遜色のない仕上がりとなって

います。偉いかどうかは別として、実に器用ですね、ジャパニーズ。

さて、今朝の特別付録は、以下の隠し場所です。どうぞお楽しみ下さい。

http://firestorage.jp/download/41467280d1f3f06a5e554af46976ac377ed76511

   ダウンロードパスワードは、fv6dddbiです。

今朝もちょうど時間となりました。

こちらは、http://osamusawada.com/category/mornin-blues-by-isaowashizu/

「幻」モーニン・ブルーズ、鷲巣功でした。来週も首都圏で9人のあなただけに。

そして全国で9500万人のあなたにも。