カテゴリー : 2017年 9月

Foo FightersのTシャツをプレゼント!

 

9月23日のZIP-FM REAL ROCKSは、

FOO FIGHTERSを特集!

4時台は、ドラマー、テイラー・ホーキンスが特別にミュージックナビゲーター就任!

彼のワイルド&セクシーなトーク、選曲でお楽しみにいただきます!!

さらに

FOO FIGHTERSのTシャツをプレゼント!!

こ、これは街で着れる!!!!

2名様に差し上げます!

欲しいという方は、
郵便番号、住所、お名前、電話番号、希望のサイズ、メッセージご記入のうえ、

メール、またはZIP-FMのwebsiteメッセージにアクセスしてください。

メール・アドレスは realrocks@zip-fm.co.jp

websiteは zip-fm.co.jp です。

応募締切は、9月28日(木曜日)午後23時59分までとさせていただきます。

みなさんのご応募お待ちしています!

※Tシャツのサイズは、まだ手元にないためご希望に沿えない場合がございます。ご了承ください!

 

【幻】モーニン・ブルーズ 2017/09/23

mb170923

 

前TM : ヲーキン・ブルーズ(夜に近いアサー仕様)P.B.B.B.

 

N  おはようございます。アサー、ワツシイサヲです。

まゆりんからお便りを貰いました。「九月ももう半分、音楽と一緒にゴキゲン

にいきましょう」、そうです。今朝はもう23日、彼岸の中日ドラゴンズです。

「この八月は知らない間に始まって気が付いたら終ってた」なんて言って

ましたが、「夏が終るまでに」ジュリ—・ロンドンの「夏の日の恋」が間に合って聞

けたのは、今年の夏の大きな収穫でした。

九月も同じでようで、@いう間に過ぎて行ってしまいます。そして今月中に

何とか聞きたかった1曲があります。

それはテムプテイションズの「トライ・トゥ・リメムバー」、見つけました。聞きましょう。

 

M01.想い出の9月 (3’02”)テンプテーションズ  

-T,Jones, H.Scmidt- ユニバーサル  UICY-77403

 

N  シンガ—ズ・アンリミテドのヴァージョンをお届けした8月26日に「LP3枚組を探さなき

ゃダメかな」と言ったらハチオ—ジーさんが「2枚組で持ってる」とのお答えだった

ので折りに触れて探していましたら、何と国内盤で出会いました。それも廉

価1,000円シリ—ズです。『イン・ア・メロー・ムード』というスタンダードを集めたアルバムに

入っていました。

まだ学校へ通っていた頃かなあ、モータウンのオリジナルと見れば買っていまして、

このLPも確か持っていました。その頃はこれらの楽曲を味わうには年功、経

験が不足していたようで、ろくに聞かなかったですね。「トライ・トゥ・リメムバー」

は当時の子分が3枚組のアンソロジーを持っていて、それで聞いて覚えていたよう

です。

本当に久し振りに聞いて、エディ・ケンドリクスのファルセトゥ・リ—ドだったのが意外で

した。記憶と違うなあ。皆様ご存知の通り、頻繁に起こる出来事なのですが。

先ほども言いましたように、このアルバムはテムプスのオリヂナル・ヒットの入っていな

い北米歌謡界定番曲集です。これ以前のゲーノー界では、こういうのを上手に唄

うのが是とされていまして、モ—タウンはそれと違う新しさ、「ザ・サウンド・オヴ・

ヤング・アメリカ」で全米を席巻した訳ですが、ベリー・ゴーディー・ジュニア自身はかな

り保守的な感覚の持ち主で、成功した唄い手には結構この手のスタンダード物を

吹き込みさせてますね。

ではテムプテイションズ、『イン・ア・メロウ・ムード』 からまた聞きましょう。

「ハロー・ヤング・ラヴァーズ」。

 

M02.ハロー・ヤング・ラヴァーズ(3’01”)テンプテーションズ  

-O.Hammerstain II, R.Rodgers- ユニバーサル  UICY-77403

 

N  「ハロー・ヤング・ラヴァーズ」でした。今のは全員のハ—モニ—で終始するこの頃でも

古い白人ヴォ—カル・グル—プのスタイル。フォ−・フレッシュメンみたいなね。でも後半エディケン

が絡んで来る辺りは、流石テムプスです。燃え上がったドゥーワップの後にソウル・ミュ—

ジック界でのヴォ—カル・グル—プを牽引したのは紛れもなくテムプテイションズですが、多

分ね最初のうち、つまり「ザ・サウンド・オヴ・ヤング・アメリカ」でやって行けるま

では、クラブなどでこの種のスタンダード曲を多くリパトゥワにしていたんでしょう。

同じくモータウンでオリヂナルのヴォ—カル・グル—プ・スタイルを確立したフォー・トップスも、ホラ

ンド・ドジャ−・ホランドと出会うまでは、まるでフツ—のジャズ・コ—ラス・スタイルで遣っ

てまして、驚かされます。モ—タウン以前の方が「芸能界の大人歌」なんですよ。

フォー・トップスにはH=D=H、そしてテムプスにはスモーキー、それぞれの企画制作責任

者の存在、大きいですね。ちなみにこのアルバムはフランク・ウイルスンとジェフリー・ボウン

のプロデュースで、編曲者には、オリヴァ・ネルスンやドン・コスタなどが名を連ねています。

さてこのアルバムでは各曲リード・シンガーを替えて配しているのも特徴のひとつ。

メルヴィン・フランクリンやポール・ウイリアムスも前面に出て来ます。おそらく昔の持ち歌な

んでしょう。しかし、このアルバムではどちらかというと控え目にしている、世

界の恋人デイヴィド・ラフィンがやはり光ります。次は正にデイヴィドのための歌の

ようにも聞こえます。

「見果てぬ夢」。

 

M03見果てぬ夢 (3’32”) テンプテーションズ  

-J.Darion, M. Leigh- ユニバーサル  UICY-77403

 

M04.Fool Me Once(3’50”)Lukas Nelson    

-L.Nelson- Fantasy Universal 0888072033481

 

N  突然のファンキーなカントリ—曲は、ルーク・ネルスンの「フール・ミー・ワンス」。実にいいアンサムブ

ルですね。わたしには初めての男ですが、なんとウイリー・ネルスンの息子で、既に相

当なカリアを持っています。このアルバム『ルーク・ネルスン・アンド・プロミス・オヴ・ザ・リア

ル』の録音セッションには、御大ウイリ—の他「ミカ・ネルスン」という女性も参加していて、

彼女も親族のひとりではないでしょうか。ウイリ—はてっきり天涯孤独だと思っ

てたのですが、またまた意外です。

この夏に発表されたこのアルバム、わたしは例によって何の事前知識もなく、

某レコ—ド店で「あと1枚お買い上げになると、ポイント10倍ですよ」とそそのかさ

れて手に取ったのですが、良かった。一筋縄では行きそうもない頑固さと屈

折のない素直さが入れ替わりに顔を出す、深い味は時間をかけて楽しめそう

です。重苦しく始まりますが、充分な面白さを持っています。

次は素直なルークの横顔をどうぞ。ウイリーの声も聞こえます。

「ジャスト・アウトサイド・オヴ・オースティン」。

 

M05.Just Outside Of Austin(4’44”)Lukas Nelson 

-L.Nelson- Fantasy Universal 0888072033481

 

M06.Plan B(3’32”)Randall Bramlett  

-R.Blamlett-  New West NW6398

 

N  前時代的なアブストラクトなソロが続いたこの曲は「代案 プラン・ビ−」です。店頭試

聴器で冒頭の妙なリズムに惹かれ、レイベルがヌー・ウエスト・レコーズだったので信用し

て買ってみたランドール・ブラムレットという男の、『この世の果ての溜まり場 ジューク・

ジョイント・アット・ディ・エッヂ・オヴ・ザ・ワールド』というアルバムです。ランドールは鍵盤

を弾き唄います。サクスフォーンも吹いてますね。これまで相当な数多くの録音、実

演でカリアを持っていて、結構複雑な造りを持った響きの中に彼の歴史が見え隠

れします。この盤もわたしには未知との遭遇でして、聞いていたら60年代後

半からの50年近いロック音楽の歩みみたいのを強く感じました。それでランドール・

ブラムレットを調べたら、やっぱりね、となった次第です。彼にとってはここが行

き尽いた『この世の果ての溜まり場』なのでしょうか。

あなたも時折、出くわすでしょ、古臭くい調度で、捨てられない昔のおも

ちゃみたいのが積み重ねてあって、清潔感のない店主が座っているだけの、

客が来ないバ—。そんな感じかな、アルバム全体は。『この世の果てのたまり場』

そのものです。

ではその店主が気に入っている曲をもうひとつお聞き下さい。

「ドゥ・ユー・ヲント・ビ・フリー」。

 

M07.Do You Want To Be Free(3’53”)Randall Bramlett 

-R.Blamlett-  New West NW6398

 

M08.Slippery Hip(3’40”)Ben Sidran  

-P.Upchurch-  ユニバーサル  UICY-76186

 

N  はい、先週お話ししたベン・シドランの「スリパリー・ヒップ」です。彼のごく初期の

アルバム『アイ・リード・ア・ライフ』からです。今世紀に入って国内盤も出ていたので

すね。思い出したら急に聞きたくなって、探しました。

今のご機嫌な1曲は、ベイスがフィル・アップチャーチ、ドラムスはクライド・スタボ−フィールドと

いう強力なふたり、ピアノ、電気ピアノ、ハモンド・オルガンはベン・シドランです。こう

いうシムプルなモチ—フをここまでリズム的に面白く、おそらくは殆どを即興で仕上げ

てしまえる能力をベンは持っています。カッコいいね、ほんと。

そう言えば先週のベンに触れた大事な部分に間違いがありまして、ここに正

しく記し直しておきます。彼の学位論文「ブラック・トーク」の確信に触れたとこ

ろですので。以下。

「リズムと社会は非常に密接な関係があり、同じ瞬間にそれぞれは突然新しく

変わって行く」以上です。他の場所にも2箇所間違いがあるのに気付きまし

たが、許してね。4枚組『トレインズ・アンド・カーズ』の解説に「要再校正」なんて

言ってたら、自分の文章が「要再読」でした。

ベン・シドランのアルバム『アイ・リード・ア・ライフ』からもう1曲聞きましょう。

「エリヤフ」。

 

M09.Eliyahu(3’06”)Ben Sidran   

-P.Upchurch-  ユニバーサル  UICY-76186

 

N  聞き覚えのないことば、風変わりな響きの「エリヤフ」。これはヘブライ語で唄われ

ていて、ユダヤの古い言い伝えを元に楽曲化した物らしいですね。エリヤフは予言

者イーライジャの事で、ジーザス・クライストの出現を告げるためにこの世に現れた人間

だそうです。世界最大のベストセラー聖書すら読んでいないわたしには理解が届き

ませんが、ベンは自分の出自であるユダヤ文化を大切にしていて、先週お話しし

た日本で立ち上げたレイベルのゴージャズでもユダヤ音楽のアルバムを作っていた筈で

す。ファンキ—なベンのシーリアスな側面を、ほんの少しお目にかけました。

さて先週何気なく口にした「ジャムに毛の生えたようなセッション」というのがコヒ

さんに気に入って貰えたようです。どうもありがとう。今週もベン・シドランで

行きましょう。「バック・ダウン・オン・ザ・ステイト・ストリート」。

これも「ジャムに毛の生えたようなセッション」の正規楽曲化ですね。

 

M10.Back Down On State Street(6’20”)Ben Sidran 

-P.Upchurch-  ユニバーサル  UICY-76186

 

M11.Sweet Little Rock’n’Roller(3’49”)The Bunch 

-C.Berry-  Talking Elephant TECD227

 

N  8月にチャック・ベリーをちょこっとまとめて聞いてもらった時に、マロンさんから

感激のお便りを頂いたバンチという集まりのアルバム『ロック・オン』、手に入りました。

これは「ジャムに毛の生えたようなセッション」ではなくて、ちゃんと楽曲を決めて、

事前に誰が何を演るか決めて、はい本番で演奏したものですね。サンデイ・デ

ニー、リチャード・トムプスンというフェアポ—ト・コンヴェンション在籍者を中心に集まったメムバ—、

1972年の録音です。

楽曲は殆どが古いロックンーロール・ヒッツ。お馴染みの歌ばかりです。そういった楽

曲と、みんな結構真面目に取り組んでいるのですよ。この国でこういう事を

やろうとすると、ありもしなかった「懐かしのオールディーズ」とか言われて、選

曲も編曲も非常に安易なゲーノー界色に染まってしまうでしょ。そうじゃないん

だな。

今のは「ネイディーン」と同じくチャック作の「スウィート・リル・ロケンローラー」、ロド・ステュアー

トのカヴァが有名ですね。

さて、こんな渋い歌もしっかり入ってるのが偉いところです。どうぞ。

 

M12.Willie And Hand Jive(3’36”)The Bunch  

-J.Otis-  Talking Elephant TECD227

 

M13.Jambalaya(On The Bayou)(3’26”)The Bunch  

-H.Williams-  Talking Elephant TECD227

 

N  バンチのアルバム『ロック・オン』から「ウイリーと手淫」、そして「ザリガニ入り南部炊き

込みご飯」でした。リズムの重みが時代背景を感じさせますね。ハ—ドロックの悪影

響ですか。先ほども言いましたように、メムバ—の真剣味が普通じゃないですね。

もう少しC調さがあっても・・・あ、無理は言いません。みんな真面目な人た

ちばかりです。

このアルバムを通して聞いていて、フェアポート世代に北米ロックンロ−ル曲の影響は、実

際にどのようなものがあったのか、興味が沸きました。ビ—トルズ、ローリング・

ストーンズ共に同じところから多大とは言えない位の刺激を受けて音楽に狂って

しまった訳ですが、それとは少し違うんじゃないかな、そんな気がします。

ではバンチ、もう1曲行きましょう。これです、決定的です。

「ザ・ロコモーション」。

 

M13.The Locomotion(3’00”)The Bunch    

-G.Goffin, C.King-  Talking Elephant TECD227

 

M14.Choo-Choo Ch’ Boogie(2’53”)Kenny Roberts 

-Horton, Darling, Gabler-  ドキュメント 222687-354

 

N  はい、機関車関連で繋がりました。ドキュメントの4枚組『トレインズ・アンド・カーズ』

からですよ。聞く程に味が出るコムピュレイションですね、この組み物は。特にカントリ—

系の楽曲は知らない物が多いので、とても面白い。多くの音楽家たちに汽車

の存在が、実に様々な発想、連想を促したか、という事の証明でしょう。

わたしが十代の頃、夜更けに自分の部屋から汽笛がよく聞こえました。ち

ょっと離れた所にあった国鉄の操車場からの鳴き声です。その瞬間、ある種

の感慨が湧くのですが、歌には出来なかったなあ。サイノーの違いですね。

さあ今朝も、夜明けの列車、出発ですよ。ロンドン発蒸気機関車に続きまして

アーカンソー発テネシー経由の「チュー・チュー・チ・ブーギ−」でした。これは先週もお聞き頂

きましたルイ・ジョーダンの代表的なヒット曲ですが、カントリーの世界でももはや定番で

すね。多くの、特にカントリー・スイングの楽団は必ずリパトゥワに入れてます。スティールギ

タ—、フィドルが効果的で、のんびりしてますね。オチの「テイク・ミー・ライト・バック・トゥ・

ザ・トラック」の「ジャック」は意図的に外してるんでしょうか。ルイのヴァ—ジョンでは、

そこで韻が完結するような気もするのですけれど。

4枚組『トレインズ・アンド・カーズ』から、今朝は汽車だけに限ってお届けしまし

ょう。

次はミラ—兄弟で「田舎列車」。

 

M15.Local Choo Choo(2’16”)Miller Brothers    

-Smith, McGrew-  ドキュメント 222687-354

 

M16.Lonesome Train Blues(2’50”)Hank Penny

-Smith-  ドキュメント 222687-354

 

N  時刻通り運行中ですが、何とも頼りない「ロ—カル・チューチュー」、ミラー・ブラザーズ。

そしてこちらは「明日までに着きゃいいや」というような感じの「ロンサム・トレイ

ン・ブルーズ」、ハンク・ペニーでした。アコーディオンがいい味出してます。

さて先ほどカントリ—・スウィング楽団の話が出ました。その代表格、老舗、大御所

ボブ・ウィルスが、エリントンの「A列車」に乗車です。これは確かヌー・ヨークの黒人街行

きの地下鉄ではなかったでしょうか。

 

M17.Take The “A” Train(3’08”)Bob Wills 

-Strayhorn-  ドキュメント 222687-354

 

M18.Train Whistle Nightmare(2’42”)Joe Lewis

-Lewis-  ドキュメント 222687-354

 

N  ボブ・ウィルス「テイク・エイ・トレイン」でした。ヌー・ヨ—クの地下鉄はどれも騒音が酷く

て、妙な緊張を迫られます。はやく目的の駅に着かないかな、そんな事ばか

り考えます。ボブ・ウィルス運転手の方はずっと乗っていたくなるような、のん

びりしたA列車でした。そして「汽笛、夜更けの妄想」ジョ−・ルイスは1954年の

録音です。まだしっかり起きて意識が確かなままに考え事をしているようで、

あまり淋しさ、恐怖のないナイトメアですね。

さて予言者ワトゥーシ・アイザオ、また大当たり。この4枚組『トレインズ・アンド・カーズ』

を聞いていたら、快速夜汽車の発車に出くわしました。運転手は紀見田では

なくて、ジェイムズ・ブラウン、車掌は朴田ではなくて、ボビ−・バードです。

 

M19.Night Train(3’30”)James Brown  

-J.Forrest-  BSMF 7535

 

N  ジェイムズ・ブラウンで快速「ナイト・トレイン」でした。このトラックを含むJ.B.の器楽曲

集が来月再発売されます。唄入りファンク曲が殆どの彼の作品の中で、演奏だけ

のトラックには結構面白い物が多く、今の「ナイト・トレイン」はその代表です。先ほど

の「A列車」ボブ・ウイルスと同じく掛け声がジェイムズの役割で、大陸横断夜汽車

の行き先案内をしていました。

これはジミー・フォレストのヴァ—ジョンがオリヂナルとされていますから、速度をあげた

てはいますが、カヴァ−です。次の1曲は、「ロコモ—ション」のヒットにあやかって作ら

れたデッチ上げ便乗曲でしょう。ジャングル的管楽器群とストップ・ブレイクのギター・コー

ドが聞き物です。

「チュー・チュー」。

 

M20.Choo-Choo(Locomotion)(2’54”)James Brown 

-J.Brown-  BSMF 7535

 

M21.A Walk In The Black Forest(2’32”)Horst Jankowski   

-H.Jankowski –  Universal 06024 9837762

 

後TM:ボーン・イン・シカゴ(アサー仕様)P.B.B.B.

 

N  最後は汽車と関係なく、森林散歩の歌「森を歩こう」、作者のホルスト・ヤンコフス

キでした。イージ−・リスニングとは別の、ジャズ・コムボ仕様でお送りしました。

先週最後の1曲だった「ビリー・ボーイ」のレッド・ガーランドを 聞いた瞬間にピア

ノの音色からホルスト・ヤンコフスキを連想しました。楽器はどれもそうですが、演奏者

の技、略歴、性格を映し出します。本来は音色調整の出来ない筈のピアノが正

にそのショーチョー。人によって出る音は千差万別です。そんな事を連想しました。

遠い昔に一緒に働いていた仲間と再開する機会があり、沢山の話をしまし

た。その時に彼の同僚が「ウツツ」モ—ニン・ブルーズを熱心に聞いてくれていた、と

いう話題が出ました。「大田区の方の建築設計士で・・・」、覚えています。

いつも明け方まで起きていて、凝ったリクエストをくれた人ですね。「ワツシイサヲとい

うのが・・・」とわたしの仲間に話して「その人知ってるよ」となったよう

です。これが電波の面白いトコロです。

奇しくもその話をした直後に、その建築設計士が送ってくれたメイルの紙出し

を見つけました。放送中は全てを保管していましたが、番組完了後は裏が白

紙だったので貰って帰って、コピ—用紙として使っていたのです。なんせ人気

番組だったのでその量が多くて、まだ残っているのですよ。この情報を流用

をしてはいけないのですが、仲間経由で来週の臨時特別「ウツツ」、教えられる

かなあ。

電波ではなくて、パースナル・コムピュータで伝説復活を聴くには、次の手順です。

サイマルラジオのサイト (http://www.simulradio.info) から「中央エフエム」を探して(関

東の左から三列目、上から五段目)、そこの「放送を聴く」をクリックすれば、

それだけで聴取出来ます。ただマッキントッシュ・コムピュータだと、音声アプリケイションが

更に必要な場合があります。

PC巧者の澤田修からも、以下のような指導がありました(全文ママ)。

1.本サイト(鷲巣注 http://www.simulradio.info)の閲覧環境について

本サイトは下記のブラウザを利用してご覧ください。

Internet Explorer 6以降

Netscape 7以降

Opera 7以降

Safari 1.2以降

Firefox1.5以降

2.視聴の推奨環境について

  • Windowsでの視聴

OS : Windows XP , Windows Vista

ソフトウェア : Windows Media Player 9以降

  • Macでの視聴(※1)

OS : Mac OS 10.3.9以降

ソフトウェア : QuickTime 6.5以降

  • 1 : Macでの視聴の際には下記のソフトウェアのインストールが必要です。→ Flip4Mac

とあります。Flip4Macというソフトウェアをインストールしないと再生できないのか

もしれません。ただ、Macで聴いている人はいるので、最新のOSなどであ

れば問題なく聴けるのかもしれません。

みなさん、お分かりでしょうか。わたしは、ソフトウェアのインストールでつまづきま

した。OSが「10.9.5」なのにね。

 

今朝の特別付録は、以下の隠し場所です。どうぞお楽しみ下さい。

http://firestorage.jp/download/263401f7dc43707e00eff7e30f362d6d86f28523

  ダウンロードパスワードは、exq1pqp6です。

さあ、今朝もちょうど時間となりました。来週は生放送の使用曲リストで許し

てね。

こちらは、http://osamusawada.com/category/mornin-blues-by-isaowashizu/

「幻」モーニン・ブルーズ、鷲巣功でした。来週は首都圏で9人のあなただけに、

中央エフエムから生音声でお届けします。

もちろん全国で9500万人のあなたにも、アサー。聞いてね。

 

 

東京都中央区にある中央エフエムからの生放送です!
※当日はド深夜の放送になりますので、スタジオ前からの観覧はできません。サテライトスタジオからの無観客放送になります。

Real Rocks 【9/16 O.A.】Playlist

Real Rocks【9/16 O.A.】Playlist


9月16日の番組は、

絶好調のQueens of the Stone Ageの最新作『ヴィランズ』を紹介!


特別ナビゲーターを担当してくれた、ジョシュとディーン。
2人とも落ち着いたクールな紳士。

——————————————————–

M01: The Sky Is A Neighborhood  /  Foo Fighters ※多様性あふれる新作より

M02: Dream Catcher  /  Faces Of Eve※UK期待の新人、FOE!

M03: On Hold  /  The XX ※Tシャツプレゼント企画あり!締め切りは21日木曜日!

<コーナー: RockAroundTheWorld >

M04: Surrender  /  Cheap Trick

M05: Dream Police  /  Cheap Trick

M06: I Want You to Want Me  /  Cheap Trick

M07: The System Only Dreams in Total Darkness  /  The National

M08: Hitchhiker  /  Neil Young

M09: The Way You Used to Do  /  Queens Of The Stone Age

M10: Tonite  /  LCD Soundsystem

M11: My Mind Is For Sale  /  Jack Johnson

M12: Reason To Believe  /  Arch Enemy

<コーナー: RockAroundTheWorld>終わり

M13: Sleepy Tea  /  CHON ※祝来日。情報はコチラ
《名古屋公演》2017/10/6 (金) JAMMIN’ (問い合わせ)05-2265-7601 JAMMIN’

M14: Plan A  /  In Case Of Fire

<コーナー: RockSteadyGo>

M15: No One Knows  /  Queens Of The Stone Age

M16: Deena  /  BRONCHO ※ジョシュ選曲。「誰も彼らに気づいてないから、君たちが伝えるんだ!」byジョシュ

M17: Head Like A Haunted House  /  Queens Of The Stone Age ※ジョシュ選曲。

M18: He’s Frank (Slight Return)  /  The Monochrome Set ※ディーン選曲。

M19: Ride a White Swan  /  T. Rex ※ジョシュ選曲。

<コーナー: RockSteadyGo >終わり

M20: Rail/Grit/Line  /  Faces Of Eve ※UK期待の新人、FOE!

M21: Cracks Of Light feat. Spencer Sotelo  /  SikTh ※FOEの先輩、SikThもいきました!

M22: Moon  /  Sufjan Stevens ※この作品、ホントに名盤

M23: I.G.Y.  /  Donald Fagen ※無念の来日中止

<Ending>

<コーナー:メタルの光>

M24: Spin The Wheel  /  Smash Hit Combo ※ポスト・リンキンパーク

M25: Berzerker  /  After The Burial ※来日間近!

<Ending>

おしまい!

 

今月のリアルロックス・セレクション!UKのテクニカル・プログレバンド、FACES OF EVE!
https://itunes.apple.com/jp/album/faces-of-eve/id1272738346
FACES OF EVE 『Faces Of Eve』
※現在配信のみで発売中。

2015年発売のEPはbandcampのサイトで無料ダウンロードできます(”Feed”オススメ)。
https://facesofeveuk.bandcamp.com/



なぜ、そんなにカメラ目線!

【幻】モーニン・ブルーズ 2017/09/16

mb170916

 

前TM : ヲーキン・ブルーズ(夜に近いアサー仕様)P.B.B.B.

 

N  おはようございます。アサー、ワツシイサヲです。

今月28日の墓場実況に備えて、現場の下見をして参りました。と言いまし

ても先月に真夏特番で使っているし、それ以前にも何度か見ている放送設備

です。生送りの部屋は機材を一新したそうで、澤田修も慎重を期して何度か

作動確認などを行なっています。それに同行しました。わたしは沢山のサウド・

ロゴを使ったり、細かなミックスを施すやり方ではないので、それほど高度な機材

を必要とはしません。直接かつ確実に応えてくれればそれでいい。これは結

構大変な信頼性なのですがね。今週の下見で概ね信頼出来る、という結論が

持てました。あとは中身。連続番組でないと、何を採り上げたらいいのか分

りません。いきなり「幻」のように馴れ馴れしく話しかけられても、当惑す

る人が殆どでしょうからね。これから残った時間でまとめなきゃ。

さて今朝の「幻」は初登場の男で始まります。

ジム・ローダーデイルで「ワット・ハヴ・ユー・ガット・トゥ・ルーズ」。

 

M01.What Have You Got To Lose(3’00)ジム・ローダーデイル

-J.Lauderdale, D.Penn-  BSMF 6120

 

N  「ワット・ハヴ・ユー・ガット・トゥ・ルーズ」、ジム・ローダーデイルでした。彼は既にグラミ

—受賞などで知られているカントリー界の大物です。手や喉を合わせた相手には大

物がズラリ。今回のアルバムはタイトルに『ロンドン・サザーン』とある通り、基本録音はロン

ドンで行なわれました。演奏はニック・ロウのバンドのメムバが手伝っていまして、プ

ロデユースも その関連のニール・ブロックバンクとロバート・トレハーンのふたり。オーヴァ・ダブ

ではナッシュヴィルのスタジオも使っています。今の曲のベイスは、マスルショ—ルズのデイヴィ

ド・フットが担当していました。

お聞きのようにゆったりとしたカントリー・ソウル、南部の香り漂う内容で、心が

落ち着きますね。ジャケット写真では如何にも南部男といった風貌のジム・ローダーデ

イル。こちらを見据えている目には自身の歩いて来た道、信じていた音楽に対

する誇りが感じられます。フェイドアウトで安易に処理せずでなく、ちゃんと唄い

終えているのにも好感が持てますね。この作品でなんと29枚目という事だそ

うです。

今の「ワット・ハヴ・ユー・ガット・トゥ・ルーズ」は、ダン・ペンとの共作でした。次は

あのジョン・オーツと書いた作品です。

「ディファレント・カインド・オヴ・グルーヴ・サム・タイム」。

 

M02.Different Kind Of Groove Some Time(4’43”)ジム・ローダーデイル  

-J.Lauderdale, J.Oates –  BSMF 6120

 

M03.Move Something(3’44)グレイディ・チャンピオン

-unknown-  BSMF 2528

 

N  共通した南部感覚ながら、もうちょっと元気良く若々しい唄声はグレイディ・

チャムピオン。以前もお届けした1年前に出ていたアルバム『ワン・オヴ・ア・カインド』

から、ムーヴ・サムシングでした。こういう音楽の形がもう世の中の主流になる筈

もないのでしょうが、こうやって若い世代が精一杯の表現をしてくれると、

何故かうれしくなります。グレイディ・チャムピオンでした。

さて先週ムジ鳥さんが教えてくれた浅田あつこの即売会、行って来ましたよ。

9日の中野ブロードウェイ名曲堂、ここは何回かレコ—ド探しで訪れた事がありますが、

このような催しでは初めて。というか歌謡曲の新譜即売会自体が、わたしに

とっては初体験。馴れない環境、状況で戸惑いましたが、無事に楽しむ事が

出来ました。

みなさんにも聞いてもらいましょう。浅田あつこ2017年9月の新譜です。

「泣いてもいいの」。

 

M04.泣いてもいいの(4’00”)浅田あつこ 

-Y.Yume, T.Ike-  徳間 TKCA-90984

 

N  浅田あつこの新譜「泣いてもいいの」でした。ジュリ—の「勝手にしやがれ」、

倍賞千恵子の「さよならはダンスの後で」が浮かんで来る曲調です。本人は「ラ

テン調」と説明していましたが、珍しい位のモロ歌謡曲です。

本人は想像していたより細い声だな、というのが第一印象。新曲に合わせ

た発声なのでしょうか。細いと言えば足が細くてね。グッチやヴィトンではモデルと

して採用されないのではないか、とも思いました。ジャケットで見ていると、年々

可愛くなって来ているのも事実でして、左側だけ長めにした最新の髪型の本

物も美しかったですよ、確かに。

 

M05.河内のからくち(4’48)浅田あつこ  「女の操」「夫婦春秋」

-R.Hayato, T.Yano-  徳間 TKCA-90984

 

N  こちらはぴんからトリオ「女の操」、村田英雄「夫婦春秋」を連想させる新曲B

面の「河内のからくち」です。「カップリング曲はとても大事」と本人も言ってま

した通り、ここ数年密かに彼女がバラ撒いている「河内地雷」のひとつですね。

「河内女のバラッド」以降、「カッパ」「男」と続いた作品群、今回はつれなくな

った男を想ってひとり呑む辛口酒です。それほど河内臭は強くないですね。

前曲が少々やり過ぎだったかな。

ではお聞き下さい。

「わたしの彼は河内男」。

 

M06.わたしの彼は河内男(3’41”)浅田あつこ

-R.Hayato, T.Yano-   徳間 TKCA-90842

 

N  これで麻丘めぐみを連想する人は少なくても、確かな傑作「わたしの彼は河

内男」、お聞き頂きました。実演が終ってからサイン会になりまして、わたしも

一筆貰いました。「河内のヒトなの」と聞いたら「そうよ」と少し嬉しそうに答

えてくれました。もっと話したかったのですが、後ろに並ぶ高齢者を待たせ

てはいけません。今回はここでちょうど時間となりました。

会場に入る時には新譜のチラシが配られてまして、その裏側の略歴に拠ればも

うデビュ—して22年です。年齢も分ってしまいました。「出身地 大阪府」とな

っていますが、河内の何処か知りたいですね。ちなみに事務所の市外局番は、

「072」、明らかにカワチです。

それではかつて「現」モーニン・ブルーズでもヘヴィ・ロ—テイション指定だった名曲、

「河内女のバラッド」をどうぞ。

 

M07.河内女のバラッド(4’15”)浅田あつこ

-S.Mozu, W.Hjirikawa-  徳間 TKCA-90582

 

M08.Night Train To Memphis(2’55”)Red Foley  

-Bradley, Hughes-  ドキュメント 222687-354

 

N  夜の河内から突然メンフィス行きの夜行列車にご乗車いただきました。キャーフォーニャ

にもアラバマにもインディアナにも行きたくない、メンフィスに連れてって、だそうです。

ここで検札でございます。キセル、薩摩の守などご注意願います。

滅多に行かないレコ—ド店で面白い組み物を見つけました。『トレインズ・アンド・

カーズ』という4枚組です。ドキュメンツというドイツのレイベルから出ていまして、

「ドキュメント」なんてカタカナで表記もされてます。アメリカ合衆国の戦後、主に1950

年代の「自動車」と「汽車」を主題にしたカントリ—、ヒルビリ—、ロックンロ—ル、ブル—ズ

曲を集めてあります。当時の庶民の生活の中で、汽車は憧れの遠い場所まで

連れて行ってくれる宇宙船、自動車は時間、空間を自由にしてくれるだけで

なく、速度という魔物と親しくなれる道具であり、富の象徴にもなりました。

これらの乗り物は夢をも運んでたのでしょう。ドイツ語と英語の詳しい解説も

ついていまして、値段は格安でした。

これは楽しそうだ、と即座に購入したのですが、意外と初めて聞く物が多

かったですね。今朝はまずその「汽車」を唄ったいくつかを聞いてもらいま

しょう。今の「ナイト・トレイン・トゥ・メムフィス」はエイス・レコ—ドの優れたR&Bコムピレイシ

ョン・アルバムのタイトルにもなっていますが、これが初出仕様なのかな。完全なカントリ

ー・ソングですね。レッド・フォーリーは「2500万枚のレコ—ドを売った男」と紹介され

ています。

次は誰でもご存知のこの歌です。

 

M09.Chattanooga Choo Choo(2’15”)Bill Haley & The Comets  

-Gorden, Warren-  ドキュメント 222687-354

 

N  オリヂナルはグレン・ミラー楽団ですね、「チャタヌガ列車」でした。唄と演奏は「ロック・

アラウンド・ザ・クロック」のビル・ヘイリーとコメッツ。原盤の都合でしょうか、彼らはこの

4枚組でしばし顔を出します。1954年のカヴァですから、グレン・ミラーの13年後

に吹き込んだことになります。先ほども言いましたように、この4枚組には

カントリ—、ヒルビリ—、ロックンロ—ル、ブル—ズが混在していますが、その中でビル・ヘイリーと

コメッツは異色です。非常にコマーシャルですね、出してる音が。既にポップスです。

さて、「チュー・チュー」と来れば、これが入ってなきゃ話になりません。

ルイ・ジョ—ダンです。「チュー・チュー・チ・ブーギ−」。

 

M10.Choo Choo Chi Boogie(3’06”) 

-Horton, Darling, Gabler-  ドキュメント 222687-354

 

N  何回も繰り返されるキイ・ワード、「あの便に乗せてくれよ、オッサン」、ここが

イカしてますね、「チュー・チュー・チ・ブーギ−」でした。この4枚組『トレインズ・アンド・

カーズ』は、表紙に黒人音楽家の写真が沢山使われていますが、かなり南部の

白人寄りで構成されていて、カントリ—、ヒルビリ—曲が全体の4分の3程を占めます。

わたしが初めて聞く曲が多い、と感じたのもそのせいでしょう。一応「自動

車1」、「自動車2」、「汽車1」、「汽車2」と各盤に名前が付けられていますが、

ブルーズ、R&Bは最後の「汽車2」に詰め込まれています。ちょっと企画倒れ

かな。詳しい解説も、もう一回校正をした方が良いような気がします。でも

ノヴェルティ調の面白いトラックがズラリですから、手に入れた事を後悔してはいません。

これもわたしが初めて聞いた1曲です。

ジミー・デイルの「テネシ—幽霊列車」。

 

M11.Tenessee Ghost Train(2’38”)Jimmie Dale  

-Dale-  ドキュメント 222687-354

 

M12.Rocket88(2’49”)Jackie Brenston & His Delta Cats 

-J.Brenston-  Sony  88697639342

 

N  ジミー・デイルの「テネシ—・ゴースト・トレイン」に続きまして、お待たせしました、

「ロケット88」、ジャッキー・ブレンストンです。しかしこれは先の4枚組『トレインズ・アンド・

カーズ』からではなくて、映画「ノーウェア・ボーイ」のサントラ盤からでした。近所の

レコ—ド屋で某グル—プのベストを物色中に店内で流れていたのが気になってカウンタ—

で訊ねたら、この盤だったのです。中古盤でバック・インレイ中央に折った跡があ

るためでしょうか、なんと「100円」。即刻、買いました。

これはビ—トルズのジョン・レノン、リヴァプ—ルでの下積み時代を描いた映像作品ら

しく、クヲリーメンからシルヴァ・ビートルズ、そしてビートルズになって行く過程で彼らが

影響を受けた音楽を並べているようです。「らしく」「ようです」と、歯切れ

の悪い表現が続くのは、わたし自身がこの映画の存在を知らなかったからで、

盤を手にしてもすぐに気付かず、「主役はジョンに似ているなあ」などと思って

いた位です。

ちょうど、先々月ハンター・デイヴィスの名著「ビ—トルズ」()を入手、合わせて部

分的に更新されている文庫本()も買い入れて、この時代のジョンの行動をお

さらいしていた事もあって、とても楽しく聞けました。

ハンター・デイヴィスの名著「ビ—トルズ」は、68年の発行直後に手に入れて、それ

から3年間は毎晩数頁読んでから眠る、という生活を繰り返したワツシイサヲです。

いくつかの部分は諳んじていまして、その確認のために今回また読み直しま

した。多分3度目の購入です。友人のところに行ったまま帰って来なかった

り、本棚の中で行く方が分らなくなってしまったりと、書籍雑誌も、楽器や

レコ—ドと同じですね。今回は以前持っていた初版をオ—クションで入手しました。う

っかりしていて3回ほど流してしまったのですが、他に誰も入札者がいなく

てね。すんなり落とせました。

みなさんもよくご存知のように世に出る前のビ—トルズはリヴァプ—ルで爆発的

人気を持つ田舎バンドとして活動していたのですが、将来が約束されていた訳

ではなく、まあビート音楽に繋がった不良集団の延長でしかありませんでした。

ジョンは幼少時の両親の離婚後、叔母の家に預けられてそこで生活していまし

た。

この保護者、ミミ叔母さんというのが傑作でね。ジョンをなんとか健全な青年

に「戻し」たくて連日連夜奮闘努力を続けたのです。ハンター・デイヴィスの「ビ—

トルズ」の中で最も長く書かれているのは、この時代のジョンじゃないかな。何

度も出て来るやりとりは本当に面白い。ジョンが出演しているキャバーンに乗り込

むところなんか、何度読んでも、思い出しても笑ってしまいます。

この映画については詳しく知りませんが、この時代のジョンは本当に狂気と

共に生きていました。ビ—トルズとして世に出てからは彼は録音スタジオ以外では

死んでしまったようにも見える位です。そんな情景がこの映画「ノーウェア・ボ—イ」

の中ではどんな風に描かれていたのでしょうか。興味があります。

わたしは、自然消滅して行った解散以降、憑き物が落ちたようにビ—トルズ周

辺にあまり興味がなくなってしまいました。「新事実」を伴う新たな制作物に

も食傷気味で、いくつかの貴重な作品を敢えてやり過ごしています。この「ノ

ーウェア・ボ—イ」もそのひとつだったようです。

 

M13.Movin’ And Groovin(2’04”)   

-D.Eddy, L.Hazelwood-  Sony  88697639342

 

N  これは、ドュエイン・エディの「ムーヴィン・アンド・グル—ヴィン」。このサントラのオリジナル演

奏です。チャック・ベリ—の「お茶目な色男」のイントロと繋げるこの閃き。他のレコ—ド

物色中のわたしがカウンタ—に駆けつけて「これなんですか」と訊ねたのは、この

トラックが鳴っていた時でした。

 

M14.Raunchy(1’33”)The Nowhere Boys  

-S.Manker, W.E.Justis-  Sony  88697639342

 

N  こちらは「ロウンチー」、サム・フィリップス制作、ビル・ジャスティスのヒット・シングルです。こ

の曲はジョンのお気に入りだったようで、先のハンター・デイヴィス著「ビ—トルズ」の

中にも出て来ます。加入直後のジョージ・ハリスンが得意としていた1曲で、どこ

かのオーディションに出掛けるバスの中で「『ロウンチー』を演ってくれよ、ジョージ」とリク

エストする行りがあったと思います。

このサントラには、このようなオリジナル演奏だけでなく、当時影響を受けていた

とされる楽曲が原盤のまんま何曲か入っています。それらには意外な物も多

い。ジーン・ヴィンセントは分りますが、例えば「ロケット88」もそうですし、スクリーミン・

ジェイ・ホウキンズの「呪いかけてやる」とか、ビッグ・ママ・ソーントンの「湯煙夏原ハウン

ド・トッグ」など、直接的には彼らの音楽に反映されなかった楽曲群からは、

蓄えの豊かさを感じます。

これもそれと同列の1曲、ジョンの実演での滅茶苦茶なオルガン演奏は、ひょっ

としたらこの人から感染したのかも知れません。

ジェリー・リー・ルイスで「俺は自然児、やりたいようにやる」。

 

M15.Wild One(1’53”)Jerry Lee Lewis   

-O.Keefe, Owens, Greenman-  Sony  88697639342

 

M16.ライク・ア・ボート・オン・ザ・ウォーター(4’34”)ベン・シドラン     

-B.Sidran- ポリスタ— SOCL-4004

 

N  ベン・シドランという音楽家ご存知でしょうか。ボズ・スキャッグスの代わりにスティー

ヴ・ミラー・バンドに入ったピアニストです。日本ではあまりヒットがなく、わたしもす

ぐには思い浮かべられない。でも特別な出逢いがありました。

今のテレビ番組などでは主題歌も背景音楽も、ミエミエの出ドコがすぐ割れる楽曲

を使うのが美徳のような風潮ですが、かつてのラジオ番組では逆でして、誰の

何だか分らないけれど印象に残るものを探し出して来るのが、ディレクタ—の甲斐

性でもありました。それが番組を通して知られるようになって、「あのテーマは

何ていうの」、なんて噂になり少しでもヒットすれば、「ザマアミロ」なんですよ。だ

からレコ—ド室に籠って棚の間に座り込んで探すワケ。非常に非効率的ですが、わ

たしには密かな歓びのある作業でした。

ベンと出会ったのもそんな時で、わたしは彼の事を全く知りませんでした。

彷徨える阿蘭陀人レイベルから出ていたLPの収録曲がカッコ良くて、即座に採用。

「スリッパリイ・ヒップ」と言ったかなあ。そう言えばここ30年以上聞いてないで

すね。ピアノの器楽曲で、ビ—トがえらくファンキでした。その直ぐ後に突然来日し

たので、新宿厚生年金会館で実演を観ました。お客さんの入りも悪く盛り上

がりにも欠けましたが、ベンが気持ち良さそうにしていたのが印象に残ってい

ます。

それから10年以上経った1990年、吉成伸幸という日本の洋楽王の発案か

ら、ポリスタ—が彼自身のレイベルを設立しました。その時に縁あってわたしも協力

する事になり、何度か実際に会って、案内ブックレットやプロモ—ション・ラジオ番組の制

作でお手伝いをしました。自分で言うのも何ですが、ここでは比較的良い仕

事をしたと自負しています。

ベン・シドランは非常に知的な人で、「ブラック・トーク」という黒人音楽研究の学位

論文を書いていて、ペンギンのペイパ—バックでも出版されていました。その論旨

の核は「リズムと社会は非常に密接な関係があり、同じした瞬間にそれぞれは

突然新しく変わって行く」というもので、いつもながら浅学非才のわたしに

も思い当たる事象がいくつかあったので、非常に納得したものです。

創り出す音楽もそれに倣って含蓄に富んだ高品質を保っていますが、果た

して世界で、特にこの国で彼の意図を何人が理解出来ていたか不詳ですし、

わたしも理解で来ているとは、とても言えません。

何しろ幅広く音楽を聞き、理解しています。しかもその影響をそのまま表

現するほど愚かではありません。いつもベン・シドランの音楽として出して来ま

す。

そこんとこがカッコ良くてね。ドナルド・フェイゲンとも共通する嗜好、背景を持っ

ていますが、あれほど録音偏執狂ではなく、生の実演奏に重きを置いた制作

方針に、わたしは大いに好感を持てちます。

レイベル立ち上げ時に協力したのに最後の方では知らないアルバムが何枚かあり

まして、今の「ライク・ア・ボート・オン・ザ・ウォーター」も『ミスタ・ピーズ・シャッフォー』と

いうわたしの持っていないアルバムからです。オリジナルは1996年に出ていたのが、

ディスク・ユニオンから2015年に復刻されていたようですね。

話が長くなりました。1曲聞きましょう。

今と同じくマージー・コクスとのデューオで聞かせてくれます。「センチメンタル・ジャーニー」。

 

M17.センチメンタル・ジャーニー(5’27”)ベン・シドラン              

-B.Green, B.Homer, L.Brown-  ポリスタ— SOCL-4004

 

N  「センチメンタル・ジャーニー」、ベン・シドランとマージー・コクスでした。このヴァ—ジョンは多少

話題になっていたようですね。多分この国の特別な分野「A.O.R.」ファンに評判

が良かったのではないでしょうか。分るな。

このような軟派路線にも充分に対応可能なベン・シドランですが、わたしは彼

の事を本質的にはジャズ音楽家と見ています。ベン・シドランの幅広く深い知識、

含蓄は、やはりジャズという領域での表現が相応しい。ただスタンダード的な保守

反動ジャズの世界とは重なる部分が少ない、とも思いますが。

自身の弾くピアノはとても上手です。強いタッチの制御が非常に独特ですね。ま

たビ—ト感覚はとてもファンキです。単純なブルーズ循環で、その腕の確かさをお聞

き下さい。

かつて出入りしていたジャズ・クラブの名前を拝借したナムバです。アルバムの表

題曲にもなっています。

「ミスタ・ピーズ・シャッフォー」。

 

M18.ミスター・Pズ・シャッフル(4’35”)ベン・シドラン            

-B.Sidran, L.Sidran-  ポリスタ— SOCL-4004

 

N  「ミスタ・ピーズ・シャッフォー」、ベン・シドランでした。ギタ—がフィル・アップチャーチ、ベイス

はリチャ—ド・デイヴィス、オルガンはリッキ—・ピータスンという素晴らしい面子です。こう

いう何でもない、ジャムに毛の生えたようなセッションが得意なのも彼の重要な個性。

積み重ねた本番経験に裏打ちされたものです。

では彼独特のスタンダ—ド解釈力が発揮された有名曲を聞いて下さい。

ちょっと演奏時間が長くなりますが、たっぷりどうぞ。

「ラヴァ・マン」。

 

M19.ラヴァー・マン(8‘24”)ベン・シドラン       

-J.Davis, R.Ramirez, J.Sherman-  ポリスタ— SOCL-4004

 

N  「ラヴァ・マン」、ベン・シドランでした。ご感想はさまざまでしょう。ぜひ聞かせ

て頂きたいですね。

それとは別に、冒頭と終了部分でカデンツァ的に奏でていたメロディが、とても気

になりました。これはおそらくマイルス・デイヴィスの『マイルストーン』に収録されてい

た「ビリー・ボーイ」からの引用ではないでしょうか。キャノンボ—ル・アダリ—とコルトレイン

を擁していた世界最強マイルス・セクステット時代のレッド・ガ—ランドのピアノ、ポール・チェイン

バーズがピアノ、そしてドラムスがフィリー・ジョ−・ジョーンズという黄金のリズム・トリオだ

けで演奏された古い歌曲です。わたしはこのヴァ—ジョンでしか聞いた事があり

ません。こちらも少し長い演奏ですが、滅多に聞く機会もないでしょうから、

一気に通しましょう。

「ビリー・ボーイ」。

 

M20.Billy Boy(7’14”)Miles Davis Quintet

Red Garland(pf.), Paul Chambers(b.), “Philly” Joe Jones(ds.)

-trd.-  Colmbia CK 40837

 

後TM:ボーン・イン・シカゴ(アサー仕様)P.B.B.B.

 

 

N  久し振りに聞きました「ビリー・ボーイ」。ガ—ランドは日本でとても愛された

ピアニストです。この時代にはマイルスの元で数々の美しいソロをとってました。は

っきり言えば前時代的感覚のお方で、御大がモードの探求に入った直後の、

まだ詩情の余韻が漂っていた頃に辛うじて存在できた、という感じかな。

わたしは好きな一人です。まあ他にジャズ・ピアノ奏者をそれ程知らない、と

いう事もありますが。

さて冒頭でお話しした9月28日早朝、中央エフエムの生放送は0時から澤

田修の「オーサム・ビーツ」、3時から「モ—ニン・ブルーズ」という伝説の復活です。

そこに、更に、素晴らしいゲストが来てくれる事になりました。来る10月

21日、22日に行なわれる「ライヴ・マヂック」の企画制作責任者、ピ—タ—・

バラカンです。この時間帯に生出演、前夜は池袋でイヴェント出演、当日は朝から

テレビの収録で新潟へ出張という過密日程の隙き間に重労働をお願いしまし

た。早起きの人だから、途中で眠っちゃうかもしれない。みなさん、生の

反応を願いますよ。

わたしの悩みもこれで解消。楽しみです。全国9500万人の方々も聞ける

ようですが、その方法は修に聞いて来週ここでもお知らせしましょう。ち

ょうどあと10日間。リクエストはこの「幻」宛にどうぞ。多分チューオーエフエム所蔵

音源では対応出来ないでしょうから、早めに頼みます。

さて今朝の特別付録は、以下の隠し場所です。どうぞお楽しみ下さい。

http://firestorage.jp/download/9bce42b969ec4d7f353fa45f253990d55f5399e2

   ダウンロードパスワードは、ipjd9fpvです。

今朝もちょうど時間となりました。

こちらは、http://osamusawada.com/category/mornin-blues-by-isaowashizu/

「幻」モーニン・ブルーズ、鷲巣功でした。来週も首都圏で9人のあなただけに。

そして全国で9500万人のあなたにも、アサー。

 

東京都中央区にある中央エフエムからの生放送です!
※当日はド深夜の放送になりますので、スタジオ前からの観覧はできません。サテライトスタジオからの無観客放送になります。

再び THE XX と BEAMSのコラボTシャツをプレゼント!

 

9月16日のZIP-FM REAL ROCKSは、

再び、THE XXのTシャツをプレゼント!!

THE XXとBEAMSとのコラボTシャツです!

1名様に差し上げます!

欲しいという方は、
郵便番号、住所、お名前、電話番号、メッセージご記入のうえ、

メール、またはZIP-FMのwebsiteメッセージにアクセスしてください(サイズはメンズのLサイズです)。

メール・アドレスは realrocks@zip-fm.co.jp

websiteは zip-fm.co.jp です。

応募締切は、9月21日(木曜日)午後23時59分までとさせていただきます。

みなさんのご応募お待ちしています!

※Tシャツのサイズは、メンズのLサイズになります。

 

Awesome Rock【9/15 O.A.】Playlist

Awesome Rock【9/15 O.A.】Playlist

330回目、9月15日の番組は、


FujiRockFesでも圧倒的なステージを魅せた
Queens of the Stone Ageの最新作『ヴィランズ』紹介!

“The Way You Used to Do”他、中毒性高い曲多数収録!
今年の洋楽ロックシーンの中で大注目作品です。

 



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M01: You’re The Best Thing About Me  /  U2

<コーナー: AwesomeRecommendation>

M02: No One Knows  /  Queens Of The Stone Age

M03: I Sat By The Ocean  /  Queens Of The Stone Age

M04: Feet Don’t Fail Me  /  Queens Of The Stone Age

M05: The Way You Used To Do  /  Queens Of The Stone Age

M06: Head Like A Haunted House  /  Queens Of The Stone Age ※ジョシュ本人のお気に入り

<コーナー: AwesomeRecommendation>終わり

おしまい♪

中央エフエム Awesome Rock
澤田修の完全監修番組。選曲、編集、トーク、全て担当!
毎週金曜日21時~21時半。再放送:毎週土曜日23時~23時半

 


QUEENS OF THE STONE AGE、踊れる不協和音世界。
全英1位、全米3位、日本4位!
———————————————–

https://itunes.apple.com/jp/album/faces-of-eve/id1272738346
FACES OF EVE 『Faces Of Eve』
※現在配信のみで発売中。

2015年発売のEPはbandcampのサイトで無料ダウンロードできます(”Feed”オススメ)。
https://facesofeveuk.bandcamp.com/

なぜ、そんなにカメラ目線!

 


【この夏のオススメ盤】
MR JUKES。Bombay Bicycle Clubのフロントマンのジャックによる別プロジェクト!
この作品、本当に名盤です。ジャズ、ファンク、ソウル音楽も愛するあなた、必聴です。

Real Rocks 【9/09 O.A.】Playlist

Real Rocks【9/09 O.A.】Playlist


9月09日の番組は、番長ロック!

番長降臨!ワーナー・ミュージックから道島番長をお招きしました。

LINKIN PARK, RED HOT CHILI PEPPERS, CHER, DONALD FAGEN, THE USEDなどなど
錚々たるアーティストのディレクターを務めた番長が帰還!番長、変わっていませんでした。
番長のブログはコチラ→ https://wmlife.themedia.jp/posts/2847698

番長が監修した美メロだらけのコンピ作品

『Sweet Melodies ~Best Love Songs』は9月27日発売
※こういう作品をクルマに積んでおくと使えます!

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M01: Moon  /  CHON ※祝来日。情報はコチラ
《名古屋公演》2017/10/6 (金) JAMMIN’ (問い合わせ)05-2265-7601 JAMMIN’

M02: Suda  /  CHON

M03: Playing For Keeps  /  Across The Atlantic ※9月1日に新作発売。解説はあ・た・し♪


M04: Dream Catcher  /  Faces Of Eve

<コーナー: RockAroundTheWorld >

M05: Battle Symphony  /  Linkin Park

M06: Breeze  /  Turnover

M07: White Mustang  /  Lana Del Rey

M08: Stressed Out  /  Twenty One Pilots

M09: Feel It Still  /  Portugal. The Man

M10: The Truest Stars They Know  /  Iron And Wine

M11: What’s Wrong  /  PVRIS

M12: Believer  /  Imagine Dragons

M13: Holding On [Edit]  /  The War On Drugs

M14: The Way You Used to Do  /  Queens Of The Stone Age

<コーナー: RockAroundTheWorld>終わり

M15: In The City  /  No Warning

M16: Cover Me  /  Mae

M17: The Sky Is A Neighborhood  /  Foo Fighters

M18: The Nightfly  /  Donald Fagen

<コーナー: RockSteadyGo>

M19: I.G.Y.  /  Donald Fagen

M20: Faint  /  Linkin Park

M21: Bad Day ~ついてない日の応援歌  /  Daniel Powter ※『Sweet Melodies ~Best Love Songs』から

M22: Built To Last 永遠のハーモニー  /  Melee ※『Sweet Melodies ~Best Love Songs』から

<コーナー: RockSteadyGo >終わり

<Ending>

<コーナー:メタルの光>

M23: The Race  /  Arch Enemy

M24: Reason To Believe  /  Arch Enemy

おしまい!

 

今月のリアルロックス・セレクション!UKのテクニカル・プログレバンド、FACES OF EVE!
https://itunes.apple.com/jp/album/faces-of-eve/id1272738346
FACES OF EVE 『Faces Of Eve』
※現在配信のみで発売中。

2015年発売のEPはbandcampのサイトで無料ダウンロードできます(”Feed”オススメ)。
https://facesofeveuk.bandcamp.com/



なぜ、そんなにカメラ目線!


ACROSS THE ATLANTIC 『Works of Progress』
澤田修解説書いてます!
インタビュー記事はこちら→ https://www.barks.jp/news/?id=1000146539

 

【幻】モーニン・ブルーズ 2017/09/09

mb170909

 

前TM : ヲーキン・ブルーズ(夜に近いアサー仕様)P.B.B.B.

 

N  おはようございます。アサー、ワツシイサヲです。9月9日です。例年ですと、まだ

この時期は暑さ、モーレツな残暑に悶え苦しんでいますけれど、妙に過ごし易い

2017年の秋、長月です。天候不順の夏と共に過ぎ去った、あの恋を思い出し

て聞いて下さい。

「愛のリメンバー」、バニーズです。

 

M01.愛のリメンバー(2’30”)バニーズ

-Y.Suzuki-  キング KICW 8569

 

N  バニーズで「愛のリメンバー」でした。このグル—プはエレキの神様、寺内タケシがブルージ

ーンズの次に組んだ歌入り楽団です。ブルージーンズは専属歌手を擁していました

が、基本的には演奏家集団でした。それがヴォーカル・アンド・インストゥルメンタル・グループ

であるグループサウンズの台頭に押されて体制変更を強いられ、GS対応済新グル—

プ結成となった訳です。わたしが知るところでは、この辺りの組織変更や人

事は事業家寺内タケシの気分というか、その場の緊急対処的に行なわれていた感

もあります。

後に「3年目の浮気」でヒットを出すヒロシ&キーボーのヒロシ、黒沢年男の弟、黒沢博

と鈴木義之がヴォーカル/ギタ—でフロントラインを固め、一応はGSの体裁を整えていまし

た。ハイトーンで唄うドラムスの井上正は参加時に全くの音楽未経験者で、まず鉄下

駄を履いて砂浜を走り足腰を鍛えた、という根性美談を月刊明星で読んだ憶

えがあります。

ただやはり基本的にはエレキグループで、インストゥルメンタル盤1967年のアルバム『レッツゴ

ー運命』はレコ—ド大賞の編曲賞を獲っています。編成に於けるテラさんの立場が

微妙で、別格扱いのようでした。大抵は一緒に演ってましたけどね。「愛のリメ

ンバー」のリ—ドも御大ではないでしょうか。

この「愛のリメンバー」は万年筆屋提供の歌番組で何度も聞いたので、印象に

残っています。それほどヒットしなかったと思いますが。詞曲は鈴木義之、才能

あるなあ、とイサヲ少年は感心していました。

なんでこんなに次から次へとバニーズ余話が出て来るんだろう。それほどファン

だった訳でもないのにね。「愛のリメンバー」バニーズでした。

さて、片付けをしていたら「九月の雨」収録のアルバムが出て来ました。これ

はある制作の時に資料として手に入れたものですが、あまり参考にならなく

てね、大して聴いていませんでした。アル・ヒブラ—はベルカント的な発声の個性的な

節回しが特徴。ブルーズ的ではないですね。その辺りが大向こうに受け入れら

れた事も理解出来ます。

ではお聞き下さい。アル・ヒブラー1956年の録音です。

「九月の雨」。

 

M02.September In The Rain(2’39”)Al Hibbler

-H.Warren, A.Dubin-  Varese Sarabande VSD-5930

 

N  「九月の雨」、アル・ヒブラーでした。名曲ですね。やはりこの時季に聞くと、一

層真実味が増して来るようです。ただし、「今はもう春」という行りがありま

すから、「思い出す、あの九月」あるいは「わたしの心は、まだあの九月」な

のかな。簡素な言葉、旋律で唄われる美しさには何の破綻もありません。

さて、メイヴィス・ステイプルズ75歳の誕生日記念公演実況録音盤に出会いました。

どこでもあまり採り上げられていないみたいですが、内容は豪華ですよ。

まず、前座をお楽しみ下さい。

マイクー・マクダナウがステイプルズの持ち歌を披露します。

「フリーダム・ハイウェイ」。

 

M03.Feedom Highway(3’31”)Michael McDnald

-R.Staples-  Black Bird  8914020089

 

M04.People Get Ready(4’17”)Glen Hansard  female

-C.Mayfield-  Black Bird  8914020089

 

N  マイクー・マクダナウの「フリーダム・ハイウェイ」でした。アルバムではこの前にバディ・ミラー、

エミルー・ハリスが唄ってます。ゴーカでしょ。この誕生日公演が行なわれたのは2014

年の11月19日、シカゴのオーディトリアム劇場でした。実況盤の発売は今年になって

から。ドン・ヲズが音楽監督を務めています。マイクー・マクダナウはゴスペル音楽活動

も行なっていますから、メイヴィスのためなら、二つ返事で参加承諾だったので

しょう。

次の「ピーポ−、ゲット・レディ」はアイルランドの音楽家グレン・ハンザード名義です。

絡んでいる女性は誰だろう。ジェフ・ベックがロド・ステュアート版であてた短いフレイズ

が、まるでオリヂナルのようにぴったりとハマッているのが面白いですね。これから

この歌はしばらくこの形で演奏される事でしょう。

先週開催された「すみだ錦糸町河内音頭大盆踊り」、たくさんのご来場、あ

りがとうございます。ここ数年は前日のうちから音響を組み上げています。

今年8月29日の陽も暮れた頃、最終調整で担当者が確認の為に誰かの「ピー

ポ−、ゲット・レディ」のかなり新しいカヴァを鳴らしていたら、妙齢の女性が現れ

「これ何て云う歌なの、教えて」と、調整席に近づいて来ました。「吸い寄せ

られるような魅力ね」と絶賛。こちらも嬉しくなって「『ピーポ−、ゲット・レディ』、

最初に出たのはイムプレッションズだよ。いいよー。」と教えてあげました。手に入

れられたかな。

さてメイヴィス・ステイプルズ75歳誕生日記念公演、主役が出て来ます。しかも

エアロン・ネヴィルとの二重唱。さらには楽曲が、あの「リスペクト・ヨーセルフ」。

 

M05.Respect Your Self(3’52”)Mavis Staples & Aaron Navile 

-L.Ingram, B.Rice-  Black Bird  8914020089

 

N  「リスペクト・ヨーセルフ」、エアロン・ネヴィルとメイヴィス・ステイプルズでした。重量感溢れる

唄ですね。この公演には、タ—ジ・マハルやグレッグ・オールマン、ボニ—・レイットも参加し

ていて、賑やかな事と言ったらザ・バンドの「ラスト・ヲーツ」みたいです。フィナ—レ

が「ザ・ウェイト」なのも同じですね。メイヴィスはちょっと怒鳴り過ぎでもありま

すが、相当に興奮しているのかも知れません。

1曲、珍しい物が入っていたので、次に聞いてもらいましょう。メイヴィスの参

加していた家族ゴスペル・グループ、ステイプル・シンガーズは、1980年代の半ばにシカゴ

のプライヴェイト・アイという独立系レイベルに所属していた時期があります。なんだ

ったかな、全米第一位曲を出してまして、そのプロデューサーが日本人だった筈で

す。ステイプルズはそこで2枚アルバムを吹き込んでいまして、その片方がデイヴィド・

バーンの制作でした。東急ハンズ、いやトーキン・ヘッヅのリーダーで、その頃、世界の音

楽を土着民族方向に牽引していましたね。ここのレイベルでステイプルズは大した成

功を収めなかったので、この時代は無視されているようでもありましたが、

75歳誕生日記念公演ではそこから1曲採り上げられていました。それもかな

りの熱演です。

お聞き下さい、「スリパリー・ピーポ−」。

 

M06.Slippery People(4’55”)Mavis Staple, Win Butler & Regine Chassagne

-D.Byrne, C.Frantz, J.Harrison, M.Weymouth-  Black Bird  8914020089

 

M07.It’s All Your Falt(3’34”)ザ・スウィ—トバック・シスタ—ズ

-C.Walker-  BSMF 6121

 

N  音圧感、熱気溢れるシカゴのオーディトリアムの実況から、軽快なオ—ルドファッションド・ミ

ュージックへシフト・チェインヂ。スウィ—トバック・シスタ—ズという女二人男四人のグル—プです。

女性メムバの結婚、妊娠、出産があってしばらく活動休止状態だったようです

が、今回完全復活して新譜を届けてくれました。お聞きのようなカントリ—調です

けれども、彼らはヌー・ヨークの下町ブルックリンから出て来ています。

ここはカントリ—音楽的風情とは無縁の土地。アフリカやカリブ系黒人移民の北米大陸

表玄関。彼らが多く住み着いていて、舗装された道、石造りの街並みからは

コンテムポラリーなR&Bが漂います。ヒップホップや米国産レゲが生まれ淘汰される地域

でもありました。ちょっと郊外へ出れば広い緑地にも出会えますが、絶対カント

リー音楽じゃあないなあ。ここからスウィ—トバック・シスタ—ズのような集団が出て来る

とは・・・、北米大陸でのカントリ—音楽浸透度は侮れませんね。

お聞きのように洗練された楽音、ヴォ—カル・ハ—モニ—、心地良いスウィング感が身上。

戦前の安酒場音楽、ホンキー・トンク調を意識しているようです。土着性はそれほど

強くなく洗練度は高いものの、わたしにはとてもカントリ—音楽に近く聞こえます。

ではもう1曲。

「アイ・ガット・ラッキー・ウィズ・ユー」。

 

M08.I Got Lucky With You(2’36”)ザ・スウィ—トバック・シスタ—ズ

-E.Miller-  BSMF 6121

 

N  実に気持ちの良い響きです。ザ・スウィ—トバック・シスタ—ズで「アイ・ガット・ラッキー・

ウィズ・ユー」でした。

日本でも「アコースティック・スウィング」なる呼称をつけて、ジャムプ・ブルーズやカントリー・

スウィングを軽く演奏する集団に夜の繁華街などで出会う事があります。大抵は

男女混合で楽しそうには見受けられますが、大体はそこまで。このくらい上

手にやってくれたら嬉しいですね。

ではザ・スウィ—トバック・シスタ—ズ、次は曲調も少々変り、終了部分の厚いヴォ—カル・

ハーモニーが聞き物です。

「イフ・ドリンキン・ドント・キル・ミー」。

 

M09.If Drinkin’ Don’t Kill Me (Her Memory Will)(4’16”)

ザ・スウィ—トバック・シスタ—ズ

-H.Sanders, R.Beresford-  BSMF 6121

 

M10.The Mona Lisa(3’29”)Brad Paisley  

-B.Paisley, C.DuBois-  Hump Head  HUMP197

 

N  はい、この声と節回し、ご存知ブラッド・ペイズリーです。実に彼らしい元気一

杯の「ザ・モナ・リーサ」でした。2013年の作品です。

これはこの間出た『5イヤーズ・オヴ・カントリー・トゥ・カントリー ベスト・オヴ 2013-2017』

という2枚組からのトラックです。2013年からイギリスで行われているカントリー音楽祭

「C To C」、その「5周年を記念して制作された」と帯にありまして、収録ア—

ティスツは有名どころばかり。これは嬉しいと飛びつきました。その音楽祭の実

況録音だと思ったんですね。

しかし、そうではなく過去に出演した人たちの既発表曲を集めたオムニバス盤

でした。ちょっとガックリ来ましたが、現在のカントリ—音楽界最前線で活躍する若

手、中堅どころがズラリ。言ってみればコンテムポラリー・カントリ—最新型録です。

通して聞くとね、「あー、今はこうなんだ」という思いも新た。平均してど

れも一定音圧が高く力強い響きで、最新の高度な録音技術を駆使して作られ

ている事が分ります。あまり田舎的な響きではありません。今のカントリ—・ラジオ

局は一日中こんな感じか・・・。正直に言うと一度目に聞いた時ははとても

疲れました。

でもそれはこの盤の造りが音楽家同士を競い合わせるようになっていて、

特に昨今のカントリ—音楽の充実度を誇らし気に唄い上げている、という理由も成

立するでしょう。わたしですらこれまでも数年間は彼らの新しい作品をずっ

と喜んで聞いて来たのですからね。

これら現代北米田舎音楽の象徴がブラッド・ペイズリーでしょう。溢れんばかり

の生命力を漲らせ、イタリア人女性のモーナ・リーサに「ウ−ノ、ドゥオ、トリ、クァトゥロ」と声

を掛けていました。

次はダリアス・ルーカー。黒人のカントリ—歌手です。絶対数としては少ないものの、

決して奇異な存在ではありません。カントリー・チャート第一位のヒットも持っています。

「サニー」のボビ−・ヘブやチャ—リ—・プライドも同列の人たち。今のエアロン・ネヴィルも

そうかもしれないし、チャック・ベリーだって「あいつは白人だ」って映画「キャディ

ラック・レコード」の中で言われてるでしょ。デビュ—作の「メイベリーン」はほぼ完璧な

カントリ—曲ですよ。

その現代版、ダリアス・ルーカーで聞きましょう。「カム・バック・ソング」。

 

M11.Come Back Song(3’51”)Darius Rucker

-D.Rucker, M.Green-  Hump Head  HUMP197

 

M12.Take Hold Of My Hand(3’45”)Dwight Yokam 

-Ritchie, Yokam-  Hump Head  HUMP197

 

N  『5イヤーズ・オヴ・カントリー・トゥ・カントリー ベスト・オヴ 2013-2017』から続けまし

たのは、ドゥワイト・ヨーカムで「テイク・ホ—ルド・オヴ・マイ・ハンド」。ずっと可愛い感じ

でいた彼も既に中堅どころ、押しも押されもしないヴェテランで、他のトラックに引

けを取らない出来の作品を提供しています。

去年かな、レイベルがアトランティックだという事で興味を掻き立てられて聞いたハンタ

—・ヘイズという若い唄い手を覚えていますか。アルバムを聞いた時には、ちょっ

とやんちゃ坊主のような印象を持ちました。彼はこの2枚組にもしっかり参

加しています。音の造りからはあまりカントリ—色が感じられないのですが、盛り

上げて行く唄の筋道には、他のトラックと共通する表現方法があります。やっぱ

カントリ—歌手なんだ、と改めて認識した次第。オムニバス盤にはこんな楽しみもあり

ますね。

ではそのハンタ—・ヘイズです。「アイ・ヲント・クレイズイ」。

 

M13.I Want Crazy(3’58”)Hunter Hayes 

-Hayes, Verges, McKenna-  Hump Head  HUMP197

 

M14.Tennessee Whisky(4’53”)Chris Stapleton   

-D.Dillon, L.H.Bartholomew-  Hump Head  HUMP197

 

N  やんちゃ坊主ハンタ—・ヘイズに続いては、ぐっと落ち着いて「テネシー・ウイスキー」、

クリス・ステイプルトンでした。エミル—・ハリスと共同名義でアルバムを作ったり、自身の『トラ

ヴェラー』が数々の音楽賞に輝いたりと、知る人ぞ知る実力派。「テネシー・ウイスキー」

はごく当たり前の簡単な形式の中に、独特な想いが込められているようです。

流石はジャック・ダニエルズ。

こうやってカントリ—音楽最新型録を聞いていますと、この音楽の今の姿がよく

分ります。結果を急ぎ過ぎて破壊力を持て余し自滅して行ったR&Bやロックと

は少し違って、この30年ほどでゆっくり時間をかけて確かな力を付けて来た

んだなあ、というのがわたしの今の率直な感想です。

さて次も人気者。ヒット打ちの常連、ラスカル・フラッツです。2013年のベストセラ—・アル

バム『チェインヂード』から、「バンジョー」。

 

M15.Banjo(3’45”)Rascal Flatts 

-T.Martin, W.Mobley, N.Thrasher-  Hump Head  HUMP197

 

N 多分にイレクトリックでロック的な造りながら、これが今のカントリ—だ、と言わんばかり

の音楽でした。ラスカル・フラッツの「バンジョー」。アレンヂにも巧みにこの楽器がフィーチュア

されていましたね。泥沼、荒れ地にハマッても、四駆でとにかく突き進め、バンジ

ョ—の音を聞くまでは・・・。短時間集中豪雨には気をつけましょう。

この国で一般的にはディキシー・ジャズやブルーグラス専門であまりシュッとした印象

のない楽器、バンジョ—。でも上手に使うと非常にリズムを刺激的にしてくれます。

例えば、ザ・コースターズの「ザット・イズ・ロックンロ—ル」や、ドゥービーズの「リスン・トゥ・

ザ・ミュージック」をよく聴くと、ビ—トの要がバンジョ—だ、と分る筈です。そもそ

もは「バンシヨウ」と言ってアフリカから持ち込まれた楽器だそうです。有名な絵画

にもなっています。ミレーの「晩鐘」。

確かジョン・レノンが実母のジュリアから教わった楽器はバンジョ−でしたね。クヲリーメン

の頃この楽器を持った写真があったような・・・。

さて今バンジョ—と言えば、ベラ・フラックという狂気の天才がいて、次々と意欲

作を発表しています。これまでも何回か紹介していますね。今朝は彼以外の

バンジョ−奏者も聞いてもらいましょう。

ノーム・ピンクリーというアメリカのバンジョ—弾きが、1976年に発表された『ケニー・

ベイカ—・プレイズ・ビル・モンロー』というアルバムをなぞった2013年の作品、『ノーム・

ピンクリー・プレイズ・ケニー・ベイカ—・プレイズ・ビル・モンロー』からです。ケニー・ベイカーと

いうのはフィドル弾きで、彼がビル・モンローの作品をカヴァしたLPを、ノーム・ピンクリー

がバンジョーで再度カヴァしたというややこしい成り立ちですが、内容は太鼓判を

押せる出来。緊張感の高い生セッションです。

その中からどうぞ「モンロ—のホーンパイプ」。

 

M16.Monro’s Hornpipe(3’06”)Noam Pinkely

-B.Monro-  Compass 4616

 

N  何処かしらクラシック音楽にも繋がる響きを持った「モンロ—のホーンパイプ」、ノーム・ピ

ンクリーでした。バンジョ—、マンドリンやアコーディオンなど、今はあまり表に出て来ない楽

器には隠された能力がありまして、名手が操ると一瞬にしてその音楽全体を

塗り変えてしまう事がしばしあります。みなさんもこのバンジョ—、ちょっと注

目してみて下さい。などと考えていたらとても面白いアルバムに出逢いました。

スミソニアン・フォークウェイズから今年発表された『スティーヴン・ウェイド アクロス・ジ・アメリキー』

という、バンジョ—研究者の作品です。全編ひとりで弾き語り、トラックニよっては

文字通り語りを交えての生演奏録音。各曲の調弦法やカポタストの位置までが記

載された学術的な解説付きです。スミソニアン・フォークウェイズだから当然か。

まず1曲、彼の先輩音楽家がお母さんから受け継いだ遊び唄、なのかな。

「スウィング・アンド・ターン、ジュービリー」。

 

M17.Swing And Turn, Jubilee(3’56”)スティーヴン・ウェイド 

-trd. J.Ritchie-  オフィス・サンビーニャ FLSI-23212

 

N  「スウィング・アンド・ターン、ジュービリー」、スティーヴン・ウェイドの唄とバンジョ—でした。

とても素朴で可愛らしい。バンジョ—の腕も確かです。今のようにギタ—が発達普

及する前は、このように一般家庭でバンジョ—が親しまれていた事を偲ばせます

ね。スティーヴン・フォスタ—の「おお、スザンナ」の唄い出しにも「あたしゃアラバマから

バンジョーを抱えてやって来た」とあるでしょう。この楽器は金属の骨組みを持

っていて、音の立ち上がりは早く、かなり大きな響きを伴いますから日本家

屋では気軽に弾けないでしょうが、アメリカの田舎の豊かな木材を使った広い部

屋ならこんな風に優しく可愛らしい音を奏でてくれるのですね。

しかしそれだけではない。野外でも逞しく鳴らせます。次の曲ではスティーヴ

ン・ウェイドが鉄道の駅やキリスト教会から聞こえて来るモチ—フを重ね合わせて、ひと

つの南部の田舎の風景画を描いています。注釈は語り。後半は「コ—ル・クリ—ク鉱

山の騒動」という物語につながります。これは「アルプス一万尺」だな。

ではスティーヴン・ウェイド、「トラブル・アット・ザ・コール・クリーク・マインズ」。

 

M18.Trouble At The Coal Creek Mines(5’20”)スティーヴン・ウェイド  

-trd.-  オフィス・サンビーニャ FLSI-23212

 

N  バンジョ—と語り、唄だけで、とても幅広い表現が出来る証明、「トラブル・アット・

ザ・コール・クリーク・マインズ」でした。

さて、この『スティーヴン・ウェイド アクロス・ジ・アメリキー』の中には、他にとても興

味を惹かれたトラックがあります。お聞き下さい、これです。

 

M19.KC Whistle(2’38”)スティーヴン・ウェイド     

-H.Smith-  オフィス・サンビーニャ FLSI-23212

 

N  このアルバムでのタイトルは「KC ウィッソー」となっていますが、お分かりですね。

ザ・ローリング・ストーンズの『ベガーズ・バンクエット』に収録されている「放蕩息子」

です。彼らがロバ—ト・ウルキンズ師の「ザッツ・ノー・ウェイ・トゥ・ゲット・アロング」から盗

用し、それをジャガ—/リチャード作としたものだから、世界中の良心的ブル—ズ愛好

家から袋だたきにされて、それでも何故か未だにジャガ—/リチャード作となってい

るイワク付きの1曲です。このアルバムの解説にはスト—ンズこそ出て来ませんが、ウィル

キンズ師始め、ロイ・エイカフなどによる流用例が紹介されています。ここでは原曲

をホーバート・スミス作としていますね。スティーヴン・ウェイドは「E」のオープンチューニングで

の演奏です。この調弦法なら、誰でも簡単に、しかもそれらしく弾けます。

本当に簡単です。

ではその分り易い例をお聞き下さい。

 

M20.放蕩息子(2’53”)ザ・ローリング・ストーンズ     

-M.Jagger, K.Richards-  ポリドール P25L 25043

 

M21.That’s No Way To Get Along(Prodigal Son)(2’55”) ロバ—ト・ウルキンズ

-R.Wilkins-  Pヴァイン PCD-2251

 

後TM:ボーン・イン・シカゴ(アサー仕様)P.B.B.B.

 

N  ザ・ローリング・ストーンズの「放蕩息子」、そしてその元ネタ「ザッツ・ノー・ウェイ・トゥ・

ゲット・アロング」でした。ミックとキ—スがお手本にしたのは、同じウィルキンズ師でもこ

れとは違うヴァ—ジョンだという指摘もあります。そっちはもっとそっくりな筈

です。

この種の民間伝承音楽は作者を特定するのが難しく、楽曲として形を定め

た人間が自分の創造作品として登録すればそれで勝ち、という世界。そう云

った例は地球中に沢山あります。ただストーンズの場合は明らかな盗用で、言い

逃れが出来ないのではないでしょうか。同じブル—ズ愛好家として先達に敬意

を表して欲しかったところですね。「P.D.」、「trd.」という表記もごく一般的

なんですから。バンジョ—の話から回って、とんだオチになりました。

「音楽は一生かけて楽しもう」音楽雑誌エリスの最新号が公開されています。

今号では、ワツシイサヲが「月光仮面」について論じています。どうぞご覧下さい。

興味あるでしょ。ご意見、ご感想を頂けたら、幸いでございます。

http://erismedia.jp/    ここからお入り下さい。購読は無料です。

今朝の特別付録は、以下の隠し場所。こちらもどうぞお楽しみ下さい。

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ダウンロードパスワードは、sfd3t3r9です。

今朝もちょうど時間となりました。

こちらは、http://osamusawada.com/category/mornin-blues-by-isaowashizu/

「幻」モーニン・ブルーズ、鷲巣功でした。来週も首都圏で9人のあなただけに。

そして全国9500万人のあなたにも、アサー。


東京都中央区にある中央エフエムからの生放送です!
※当日はド深夜の放送になりますので、スタジオ前からの観覧はできません。サテライトスタジオからの無観客放送になります。

Awesome Rock【9/08 O.A.】Playlist

Awesome Rock【9/08 O.A.】Playlist

330回目、9月08日の番組は、


遂に来日!
テクニカル・プログレッシヴ・バンド=CHONを紹介!

この日が来ました!
“THE HOMEY JAPAN TOUR 2017”
10月3日 (火) 渋谷WWW
10月4日 (水) 心斎橋CLAPPER
10月5日 (木) 京都GATTACA
10月6日 (金) 名古屋JAMMIN’
“It’s a beautiful day Camp in 朝霧Jam”
10月7日 (土) 、8日 (日) 富士山麓 朝霧アリーナ・ふもとっぱら
※CHONは10月8日に出演 http://asagirijam.jp/

 


——————————————————————————

M01: The Race  /  Arch Enemy

M02: Reason To Believe  /  Arch Enemy ※バンド史上初のベタベタのバラード

M03: Glow  /  Being As An Ocean

<コーナー: AwesomeRecommendation>

M04: Suda  /  CHON

M05: Moon  /  CHON

M06: Perfect Pillow  /  CHON

M07: Feel This Way  /  CHON

<コーナー: AwesomeRecommendation>終わり

おしまい♪

中央エフエム Awesome Rock
澤田修の完全監修番組。選曲、編集、トーク、全て担当!
毎週金曜日21時~21時半。再放送:毎週土曜日23時~23時半

 

https://itunes.apple.com/jp/album/faces-of-eve/id1272738346
FACES OF EVE 『Faces Of Eve』
※現在配信のみで発売中。

2015年発売のEPはbandcampのサイトで無料ダウンロードできます(”Feed”オススメ)。
https://facesofeveuk.bandcamp.com/

なぜ、そんなにカメラ目線!

 


【この夏のオススメ盤】
MR JUKES。Bombay Bicycle Clubのフロントマンのジャックによる別プロジェクト!
この作品、本当に名盤です。ジャズ、ファンク、ソウル音楽も愛するあなた、必聴です。

Real Rocks 【9/02 O.A.】Playlist

Real Rocks【9/02 O.A.】Playlist


9月02日の番組は、今月のリアルロックス・セレクションバンド特集!

FACES OF EVEを紹介!

おそらく彼らを紹介しているのは日本でリアルロックスだけでしょう(断言)!
SikTh、Periphery、Exit Tenなど、クリーンボーカル+テクニカルでひっかかるギターリフが好きな方は是非!

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M01: Prologue  /  Mae

M02: We’re So Far Away  /  Mae

M03: Someone Else’s Arms  /  Mae

M04: Dream Catcher  /  Faces Of Eve

<コーナー: RockAroundTheWorld >

M05: Kokomo  /  The Beach Boys ※永遠の美メロソング

M06: The Way It Is  /  Bruce Hornsby & The Range ※永遠の美メロソング

M07: Brute Force  /  The Haunted

M08: Doing It For The Money  /  Foster The People

M09: Lights Out  /  Royal Blood

M10: Girls, Girls, Girls  /  Motley Crue

M11: A L I E N S  /  Coldplay

M12: Good Goodbye Feat. Pusha T & Stormzy  /  Linkin Park

M13: I.G.Y.  /  Donald Fagen ※永遠の大名曲

M14: The Way You Used to Do  /  Queens Of The Stone Age

<コーナー: RockAroundTheWorld>終わり

M15: These Boys Light Fires  /  Ocean Grove ※今年の収穫!

<コーナー: RockSteadyGo>

M16: Follow the Signs  /  Born of Osiris

M17: Dream Catcher  /  Faces Of Eve

M18: Feed  /  Faces Of Eve

M19: Flatline  /  Periphery

M20: Sanctuary For Heavy Hearts  /  Faces Of Eve

M21: Rail/Grit/Line  /  Faces Of Eve

M22: As Above  /  Faces Of Eve

<コーナー: RockSteadyGo >終わり

M23: The Sky Is A Neighborhood  /  Foo Fighters

M24: Return To Innocence  /  Enigma ※最近疲れているのか、よく聴いてます

<Ending>

<コーナー:メタルの光>

M25: The Sin and the Sentence  /  Trivium ※新作への期待高まる1曲!

M26: Karma  /  Cyhra ※元インフレイムス+元アマランス!新たなスウェーデン産メタルバンド!

おしまい!

 

今月のリアルロックス・セレクション!UKのテクニカル・プログレバンド、FACES OF EVE!
https://itunes.apple.com/jp/album/faces-of-eve/id1272738346
FACES OF EVE 『Faces Of Eve』
※現在配信のみで発売中。

2015年発売のEPはbandcampのサイトで無料ダウンロードできます(”Feed”オススメ)。
https://facesofeveuk.bandcamp.com/



なぜ、そんなにカメラ目線!


ACROSS THE ATLANTIC 『Works of Progress』
澤田修解説書いてます!
インタビュー記事はこちら→ https://www.barks.jp/news/?id=1000146539