カテゴリー : 2018年 1月

【生放送!】2018年2月15日(木曜)24時~29時 on 中央エフエム

今年もやります!中央エフエムから生放送!

2018年も生放送!
2月15日24時(厳密には16日0時~)、中央エフエムのスタジオから音楽愛をぶちまけます!
当日のナビゲーターは澤田修と、我らが鷲巣功!

【Awesome Beats】では2017年のベストアルバムをテーマに昨年印象に残った作品、楽曲を紹介します。随時、鷲巣さんの自由なコメントも入ってきますので乞うご期待!
【Mornin’ Blues】は、、、何をやるのでしょう。当日までのお楽しみ!
OA予告・・・チャック・ベリー、75ダラー・ビル、ロバート・クレイ他

ラジオの醍醐味は”深夜”です!
ご愛聴よろしくお願いいたします。

 

※中央エフエムの聴き方※

東京都中央区内からは、FMラジオで周波数84.0MHzに合わせてください。
中央区以外で聴かれる場合は、中央エフエムのウェブサイトホームページの上段にある、
「パソコンで中央エフエムを聴く」をクリックして、
サイマルラジオのラジオステーション一覧の中にある中央エフエムのアイコンからお聴き下さい。
※スマホからはTuneIn Radioのアプリを入れて聴くことも可能です。

Awesome Beats (Navigator:澤田 修)

2018年2月15日(木曜)24:00 – 27:00 中央エフエムから生放送
当日のテーマは、2017年のベスト・アルバム

 

Mornin’ Blues (Navigator:鷲巣 功)

2018年2月15日(木曜)27:00 – 29:00 中央エフエムから生放送

リクエストはメールアドレス voice@fm840.jp  まで
※サテライトスタジオからの放送ですが、ド深夜で施設閉鎖中のため番組観覧はできません。ご了承くださいませ。

Real Rocks 【2018/01/27 O.A.】Playlist

Real Rocks【2018/01/27 O.A.】Playlist

1月27日の番組は、近々名古屋公演を行うアーティストを紹介しました。

Emmure 2018/2/9 (FRI) 名古屋 今池3STAR

ATTILA 2018/2/22 (木) 名古屋 QUATTRO

ARCH ENEMY 2018/2/19(月)名古屋DIAMOND HALL ツアー初日

JET 2018/3/6 (Tue) ダイアモンドホール ツアー初日

NECK DEEP 2018/3/6 (Tue) 今池 3STAR

————————————————————————–

M01: Come Out To LA  /  Don Broco

M02: Champion  /  Fall Out Boy

M03: Eat Your Heart Out  /  Savage Messiah  ※今月来日するサヴェージ・メサイアを我々はプッシュします!

<コーナー: RockAroundTheWorld >

M04: Get Free  /  Lana Del Rey

M05: idontwannabeyouanymore  /  Billie Eilish

M06: Sober  /  Lorde

M07: Sleep On The Floor  /  The Lumineers

M08: Boulevard Of Broken Dreams  /  Green Day

M09: Awful Things  /  Lil Peep

M10: Emperor’s New Clothes  /  Panic! At The Disco

M11: Stressed Out  /  Twenty One Pilots

M12: Feel It Still  /  Portugal. The Man

M13: I Don’t Know Why  /  Imagine Dragons

<コーナー: RockAroundTheWorld>終わり

M14: On the Charts  /  DREAMCAR

M15: Train  /  STARCRAWLER

M16: Different Angels  /  STARCRAWLER

<コーナー: RockSteadyGo>

M17: Shinjuku Masterlord  /  Emmure 2018/2/9 (FRI) 名古屋 今池3STAR

M18: Smokey  /  Emmure 2018/2/9 (FRI) 名古屋 今池3STAR

M19: Pizza, Sex, and Trolls  /  ATTILA 2018/2/22 (木) 名古屋 QUATTRO

M20: Moshpit (featuring Ookay)  /  ATTILA 2018/2/22 (木) 名古屋 QUATTRO

M21: Blood On Your Hands  /  ARCH ENEMY 2018/2/19(月)名古屋DIAMOND HALL ツアー初日

M22: Reason To Believe  /  ARCH ENEMY 2018/2/19(月)名古屋DIAMOND HALL ツアー初日

M23: Are You Gonna Be My Girl  /  JET 2018/3/6 (Tue) ダイアモンドホール ツアー初日

M24: Look What You’ve Done  /  JET 2018/3/6 (Tue) ダイアモンドホール ツアー初日

M25: Happy Judgement Day  /  NECK DEEP 2018/3/6 (Tue) 今池 3STAR

<コーナー: RockSteadyGo >終わり

M26: Hands Of Fate  /  Savage Messiah

M27: Through The Fire  /  David Foster

<Ending>

<コーナー:メタルの光>

M28: The Betrayal  /  Black Label Society

おしまい!

 


今月1月のリアルロックス・セレクション!
メタルの聖地英国を代表する若手メタルバンド、SAVAGE MESSIAH『Hands of Fate』 

東京・大阪で来日公演を行います!詳しくはコチラ


Don Broco『Technology』解説:澤田修
2月2日に日本デビューを飾るUK発のロックバンドDon Broco!
耳を離れないメロディ、楽曲センス抜群、、、才能は間違いありません。

澤田解説作品紹介(2017年リリース)


ATTILA 『Chaos』2017年03月08日発売!
SharpTone Records移籍第一弾。
ニューメタルからEDMまでフロンズがやりたい音楽を全て注いだ最新作。
これまでのガッチガチのジョーイ・スタージス作品から、生々しいサウンドへの変化は必聴。


EMMURE『Look At Yourself』2017年03月10日発売!
9弦ギターが唸る!エミュアーの7作目。
音の狂暴性は今年ナンバー1確定です。

 
2017年4月19日発売!
ドイツのモダンメタルバンド、TENSIDE。
バンド史上初となる日本盤『Convergence』の解説を書かせていただきました。
暑苦しさ全開、拳突き上げ&大合唱パート完備のメタルをガッツリ聴かせてくれています。
フロントマンのダニエルさん、見た目はイカついですがとても気さくなナイスガイです。

https://www.barks.jp/news/?id=1000141074
http://www.hmv.co.jp/en/newsdetail/article/1704181021/

 


2017年5月31日発売。SikTh、完全復活を告げる3作目!
最も好きなメタルバンドのひとつと言っても過言ではないSikTh。解説を書かせていただいたことは今年一番の思い出になるとおもいます。
知的かつ混沌とした世界観は健在です!10年早かったバンドに時代がようやく追いつきました!


2017年6月2日発売!米国産メタルコアバンド、ミス・メイ・アイ!
メタルコアバンドとしては、異例の”失恋”をテーマにしたメロウな楽曲を収録!おれたちメタルバンドだから、、、という考えを捨てて臨んだ新作です。


2017年9月1日全世界同時発売!
米テキサス州の5人組、ACROSS THE ATLANTICの
アルバム『Works of Progress』の解説を書かせていただきました。
イージー・コア、メタルコア、ハードコア系の音ですが、
躊躇なくアコースティック曲も取り入れるところは、ジャンルを気にしない若いバンドの特徴かもしれません。
最後の作品にするつもりが、完成直前(2日前)にレーベルから契約オファーが届くという奇跡を起こした1枚。アンドリュー・ウェイドが全面プロデュース!
NewFoundGlory、A Day To Remember好きは必聴!

 

2017年10月13発売!
LINKIN PARKのメンバーのレーベルから『サファー、サヴァイヴ』でデビューし、日本だけで2万枚を超えるセールスを記録したノー・ウォーニングの最新作。13年ぶりの復活作の解説を書きました。デビュー作と同じ、米国在住の宮原亜矢さんとの解説になります。

2017年11月15発売!デビュー作から4作全てをRISE RECORDSからリリース。新世代のメタルコアバンドの筆頭、We Came As RomansのSharpTone Records移籍後初のアルバムの解説を書きました。バンドがアイデンティティの崩壊状態を乗り越えて完成させた作品です。


2017年12月15発売!フィンランドの田舎町からヨーロッパ、そして世界に向けて飛び出したブラッドレッド・アワーグラス!
グルーヴ・メタル、そしてCHILDREN OF BODOM直系のメロデス要素をたっぷりと含んだ3作目。このバンド、センスあります!
メンバーにインタビューし、バンドの情報てんこ盛りの解説を書いております。

【幻】モーニン・ブルーズ 2018/01/27

mb180127

 

前TM. Walikin’ Blues「アサー」入り / Paul Butterfield Blues Band

-R.Johnson-  Rhino 8122 798434 0

 

N  おはようございます。アサー、ワツシイサヲです。冷えますね。北国の少女は「リル〜、

リル〜」と元気なようですが、25日朝には家の台所の水道管が凍り付いて断水

となりました。薬缶の水でなんとか凌ぎましたが、ひょっとしたら生まれて

初めての経験かもしれません。翌26日には洗面所でした。残っていた風呂の

水で顔を洗う、これは初めてではないかも。さて今朝は・・・。皆さんのお

宅は如何だったでしょうか。

さて今朝の1曲目は、2週間先送りにして来た、これです。

「愛のランドロ—ド」、グラディス・ナイトとピップス。

 

M01.Landlord(4’29”)Gladys Knight & The Pips

-N.Ashford, V.Simpson-  Columbia 982735 2

 

N  澤田修を歌った「愛の大家さん」、グラディス・ナイトとピップスでした。これは先々

週、先週と使っていたコロムビア時代のベスト盤からです。実はこの収録曲の中で

一番好きなのがこの歌で、ずっとこれを最後に聞いて貰うつもりで用意して

いたのですが、いつも時間調整がうまくいかずに代打を送っていました。そ

れで今朝は先発メムバ、それも一番打者としての起用です。

ニック・アシュフォードとヴァレリー・シムプスンの作ったゴスペル感覚が濃い「ランドロ—ド」、

グラディス・ナイトとピップスでした。

さて今朝は、まず先週の「ラジコ事件」についてお話ししておかなくてはな

りません。これはわたしの全くの勘違いでした。メイル送受信、ウェブサイト閲覧止

まりのコムピュータ通信アレルギー患者が、間違えました。「触った事もない人間が迂

闊な事を言ってはいけません」というのは自分の事です。思わせぶりに「お

楽しみに」としたのも聞ける筈、という思い込みがあったからでした。二重

に迂闊でしたね。混乱させて申し訳ありません。

改めてお伝えします。中央エフエムは、ラジコでは聞く事は出来ません。放送局

に確認もいたしました。2月16日早朝は、地上電波あるいはサイマルラジオでお楽

しみ下さい。

おーたか様、この一週間落ち着かなかったのではないですか。大変失礼致

しました。

今回はこの手のシステムのコミュニケイションのやりとりの難しさを思い知りました。文

章能力があればいい、という訳でもないですね。日頃使い馴れている人たち

の常識が分らないこともありまして、ウヲーサヲーする事も多いここ数日です。パソ

コン塾に行かなくてはなりません。SNS学科試験を担当者に受けさせ、厳重注

意するという処分でお許し下さい。

さて、先週リー・アン・ヲマックでお送りした「テイク・ザ・デヴォ−・アウト・オヴ・ミー」、

今朝はオリヂナルのジョージ・ジョーンズで聞いてもらいましょう。

「気から煩い出しとくれ」。

 

M02.Take The Devil Out Of Me(2’43”)George Jones

-G.Jones-  retro world BLUE178

 

N  先週お送りしたリー・アン・ヲマックのカヴァは単なる女版、と言ってもいい位に直接

的な形だった事が分るジョージ・ジョーンズのオリヂナル「テイク・デヴォ−・アウト・オヴ・

ミー」でした。尤も、アレンヂのしようがなかったのかも知れませんね、こういう

歌は。

もう一昨年前になりますか、安価で手に入れた6枚組のジョージ・ジョーンズ名

句集。こういう時には大変役に立ちます。同じ3枚目に面白いカヴァが入っ

ていました。

聞いて下さい、ハンク・ウイリアムズの名曲をカヴァしています。

「ヘーイ、グッドルキン」。

 

M03.Hey Goodlookin’(2’21”)George Jones

-H.Williams-  retro world BLUE178

 

N  ハンク・ウイリアムズ、1951年の「ヘーイ、グッドルキン」、ジョージ・ジョーンズのカヴァです。

これを1974年にカヴァしていた日本人がいます。残念ながら正規盤には収録さ

れず、「幻」トラックとなったのですが、21世紀のCD化の際にボ—ナスとして世に

出ました。

聞いて下さい、飯田雄一とオレンヂ・カウンティ・ブラザーズです。

「ちょいとそこ行くカワイコちゃーん」

 

M04.Hey Goodlookin’(2’21”)オレンジカウンティ・ブラザーズ

-H.Williams-  ケンロードミュージック AOCD 1006

 

M05.Night Train(3’48”)バーナード・アリソン 

-B.Allison- BSMF 2592

 

N  オレンヂ・カウンティ・ブラザーズで「ヘーイ、グッドルキン」でした。いいでしょう。横浜

は保土ヶ谷の田舎紳士、飯田雄一はとにかくセンスが良くって、この他にも沢山

の名曲をモノにしています、ほとんどはステレオですけど。

それに続けたのはジョニー、ルイス、アンド・チャーではなくて、ルーサー・アリスンの息子の

バナード・アリスンの「ナイト・トレイン」。最新アルバムからです。親父のル—サ—は80年代以

降のブルーズ界で台頭して来た男で、ブルーズをファンキ—に更新しながらこの世を去

りました。その遺志を継いだ息子のバナ—ド、最新作では21世紀のファンキー・ブル

ーズを聞かせてくれます。今の「ナイト・トレイン」は彼のオリヂナル。カッコいいですね。

アルバム全体にこんな感じで、ストレイトな音で時代の深層部を切り裂くような響き

です。

かと思えば、こんなカヴァも聞かせてくれます。

ブルック・ベントンでご存知でしょう、「キディーオ」。

 

M06.Kiddio(4’40”)バーナード・アリソン

-B.Benton, C.Otis- BSMF 2592

 

M07.Tricky Thing(4’30”)ジェシー・マルテンス・アンド・バンド

-unknown- BSMF 2595

 

N  バナード・アリソンの「キディーオ」に続いては、ジェシー・マルテンスというドイツの女性歌手。

先のバナードと一緒にラス・ブルーズ・キャラヴァンのメムバーとして世界を回っています。

ちょっとジャニス・ジョプリン的にも聞こえますが、真似をして悦に入ってるので

はないでしょう。モロにストレイトなブルーズを歌わずに、その感覚を自分なりに咀嚼

して、オリヂナル曲で勝負。今回の新作は特にそうです。表題曲「トリッキ・シング」

でした。英語にも不自然さがないですね。こういう音楽は現地語がなんであ

れ、英語詞で唄うのが当たり前になってます。ヨ—ロッパは大体都市部ならどこ

でも英語が通用しますから、その土壌の上に成立しているのでしょう。しか

し、この国は未だに違います。いくら芸名や音楽の題名をロ—マ字にして本人が

ガイジンのつもりになってもね。

では英語で唄う独逸人ジェシー・マルテンス・アンド・バンドの新作『トリッキ・シング』か

らもう1曲マイナ—・キイのナムバをお聞き下さい。

「アンダカヴァ」。

 

M08.Undercover(3’48”)ジェシー・マルテンス・アンド・バンド

-unknown- BSMF 2595

 

M09.Subway Blues(5’21”)イラナ・カッツ・カッツ

-unknown-  BSMF-2594

 

N  毅然とした男勝りのジェシー・マルテンスに代わってなんとも脱力的な、気の抜けた

ような女性の声が聞こえて来ました。イラナ・カッツ・カッツというアパラチア出のブル—ズ・

ヴォーカリスト / ヴァイオリニストです。写真で見ると、そうだな、まだ若いですよ。アルバ

ムはこれで3枚目ですから。

今回は『サブウェイ・ストーリーズ 地下鉄物語集』という題名で新譜を発表してい

ます。全編こういう唄い方なので、最初は愕然としますが、確かに魅力はあ

ります。別に非力ではありません。ヴァイオリンも何処となく頼りないのですが、

何故か印象に残りますね。

アパラチアというのは山脈の名前で有名な、ヌー・ヨークからミシシッピに下る北米東部

の広大な地域で、ほぼ孤立した山の中。アイルランド人が入植していましたから、

アメリカ合衆国の他の地域とは多少違う文化環境かも知れません。

そこに生まれ育ったイラ−ナ・カッツ・カッツは、地元の音楽文化を吸収しながらも、

ブルーズの魅力に取り憑かれて音楽活動を続けています。新譜が『サブウェイ・ストー

リーズ 地下鉄物語集』と題されていますから、都会へ出たのかな。

「地下鉄ブルーズ」に続いては、ルイジアナ生まれのブル—ズ・マンに捧げた

「トリビュート・トゥ・スリム・ハーポ」。

 

M10.Tribute To Slim Harpo(3’40”)イラナ・カッツ・カッツ

-unknown-  BSMF-2594

 

M11.Rooster Funeral(3’56”)ロン・ウッド・アンド・ロニー・レイン

-unknown-  BSMF 7547

 

N   イラ−ナ・カッツ・カッツ、「ハーポに捧ぐ」いいですね。しわがれ声でバリバリで唄うだ

けがブルーズじゃないのよ、というイラ−ナに耳を傾けましょう。あの音色の魔術

師、ロニー・アールも彼女を気に入っているようです。

今の「ハーポに捧ぐ」では雄鶏が鳴いていました。そしてその次にお届けし

たのは「雌鶏の葬儀」、ロン・ウッドとロニー・レインです。正式公開されなかった映画

「マホニーズ・ラスト・スタンド」のサウンドトラックからですが、その映画を知らないので何

とも言えません。いかにもサントラ的な場繫ぎシ—ケンスが殆どで、歌曲楽曲としての

体裁を整えているトラックは極く少なめです。この頃、1971年前後は、リード・ヴ

ォ—カリストのロッド・ステュアートがソロ活動で大当たりを取っていて、レギュラー・グループ、フェ

イシーズの活動は、特に録音制作で障害がありました。それで当てにならないロッ

ド抜きで、ロンとロニーがサウンドトラックの仕事を引き受けたようです。カチッと決まった

ヒット曲系は皆無ですが、ブリティッシュ・トラッド、ケイジャン、北米南部マウンテンなどの土着

音楽が好きだったロニー・レインの個性がジワーッと滲み出る感じ。ロニ—の憧れていた

憧憬が見えるようです。じっくり聴くと今の「ルースター・フューネラル」は、なかなか

に面白い構造をしていますが、かろうじてしっかりした形を保っている作品

がこれ位なので、他は推して知るべし。捉えどころのない音曲が続きます。

ただ他所の国から北米西部、南部を夢見た、先ほどのオレンヂ・カウンティー・ブサザ

ーズと相通じる部分が無きにしも非ず、です。

ロン・ウッドとロニー・レインによる映画「マホニーズ・ラスト・スタンド」のサウンドトラックから聞

いて頂きました。

 

M12.The Finer Things In Life(3’01”)O.B.McClinton

-J.Wearthrly- Stax / Craft CR00009

 

N  モロのトリカン、ここまで典型に徹したものも少ない、と思いきや、この唄い手は

黒人なんです。曲名は「ザ・ファイナー・シングズ・イン・ライフ」。昨年末に出ていた『ス

タックス・カントリー』という胸が時めいちゃうようなアルバムからです。

70年代の始めにスタックスは当時の経営者アル・ベルの方針で、カントリー市場に進出し

ました。その意図は定かではありませんが、当時飛ぶ鳥を落とす勢いだった

スタックス、何も怖い事はなかったのでしょう。その部門で最初に契約したのが今

のO.B.マクリントンでした。O.B.はR&Bの楽曲作家として、ジェイムズ・カー、クラーレンス・

カーター、アーサー・コンリー、ステイプル・シンガーズ等に作品を提供し、ある程度は売れてい

ました。古くは1965年のオーティス・レディングのLP『ソウル・バラッドを唄う』にも1

曲採用されています。そちらを聞いてみましょう。

「キープ・ヨ・アームズ・アラウンド・ミー」、オーティス・レディング。

 

M13.Keep Your Arms Around Me(2’54”)Otis Redding

-O.B.McClinton- Rhino / Atoco 8122 79827 4

 

N  オーティス・レディングで「キープ・ヨ・アームズ・アラウンド・ミー」でした。オ-ティスにかかっ

ては全てが彼の節で唄われてしまいますから、原曲の魅力を探るのは難しい

ところですが、O.B.マクリントンの書いた「キープ・ヨ・アームズ・アラウンド・ミー」は、南

部のソウル・バラッドとしては合格点です。しかしO.B.は根っからカントリー好きで、

チャーリー・プライドの成功を知り「そろそろ俺の番だろう」と信じていたそうです。

最初に出したシングル「カントリー・ミュ—ジック・ザッツ・マイ・ライフ」以降、5枚もLPを

出しましたが、どれも大成功したとは言えません。なにしろわたしですら、

彼の名前を全く知らなかった位ですから。先ほどの「ザ・ファイナー・シングズ・イン・

ライフ」は、当時売り出し中のカントリ—作曲家ジム・ウィザリーの作品でしたが、発売に

は至りませんでした。

さて『スタックス・カントリー』という素敵な表題のアルバム冒頭曲は、これです。

ベッキ・ブルーフィールドで「スウィート・カントリー・ミュ—ジック」。

 

M14.Sweet Country Music(2’59”)Beki Bluefield

-T.Lordi- Stax / Craft CR00009

 

N  ベッキ・ブルーフィールドで「スウィート・カントリー・ミュ—ジック」でした。もう少しキメて欲し

かったな。アーサー・コンリー位に、とは言いませんがね。

このアルバム『スタックス・カントリー』をレコ—ド店で目にした時は、この盤の上でスタックス

のR&Bとメムフィスのカントリ—が混じり合った、理想的な音楽が展開されているだろ

う、と想像を逞しくしましたが、お聞きのように収録曲のほとんどは、非常

に保守的な規格内カントリー・アンド・ウエスタ—ン音楽でした。制作はほとんどナッシュヴィル

で、外部プロデューサーにお任せだったのもその一因のようです。アル・ベルにとっ

てカントリーは音楽的な興味対象ではなくて、黒人主導で支配出来る筈の大きな白

人市場という商売上の目的でしかなかったようです。

 

M15.My Girl(2’41”)Danny Bryan

-W.Robinson, R.White- Stax / Craft CR00009

 

N  ダニー・ブライアンというメムフィス周辺では音楽関係者との長く深い交遊で知られた

男のカヴァ・ソング「マイ・ガール」でした。このトラックの制作にはサム・フィリップスの息子

も絡んでいますが、これも今イチだなあ。どれも生煮え、これがアルバム『スタックス・

カントリー』を聞いてのわたしの正直な感想であります。

さて、先週「ミスタ・ム—ンライト」で思い出した「ムーン・ドッグ」、今朝は打楽器の

即興アンサムブルを聞きましょう。おそらくヌ—・ヨ—クでの路上録音ですね。

「イナ・ドアウェイ」。

 

M16.In A Doorway(5’19”)Moon Dog     

-L.T.Hardin- ユニバーサル UCCO-5299

 

N  「イナ・ドアウェイ」、名称権闘争でアラン・フリードに勝ったムーン・ドッグ、ルイス・トーマス・

ハーディングの路上録音でした。

都会を歩いていると様々な音声に出会います。そこから想像力を働かせて

自分なりの音で画を描く、こんな事をムーン・ドッグはやったのだと思います。

そこに閃きを感じてレコ—ド制作を決断したプレスティッヂ・レイベルも偉い。だからこ

そ、今こうやって彼の音楽を楽しめるのです。

以前「現」時代も聞いて貰いましたが、ルイス・トーマス・ハーディングの作品をもう

1曲。ジャニス・ジョプリンが採り上げた事で有名な

「オール・イズ・ロンリネス」、今朝は内田裕也とフラワーズ。麻生レミのヴォーカルと石間秀

機のシタールでどうぞ。

 

M17.オール・イズ・ロンリネス(6’09”)フラワ—ズ    

-L.T.Hardin-  Pヴァイン PCD-72228/9

 

M18.Capim(4’58”)Manhattan Transfer

-Djavan-  Atlantic 81803-2

 

N  銀座のライヴ・スポット「メイツ」で収録されたシタールの音色から、一足飛びに地球の

反対側へ飛んで、ブラジルです。マンハタン・トランスファの「カピム」でした。

先週のジョン・ヘンドリクスのジョアン・ジルベルト歌曲集、わたしは大いに気に入って

ます。各楽曲がすぐに終ってしまい、必然的に全体の収録時間も短いのが物

足りないところですが、大したもんだなあ、という印象は変わりません。

寒い時のブラジル音楽も悪くないな、という連想で取り出したのがマンハタン・トラ

ンスファの『ブラジル』です。これはメムバのティム・ハウザーが「ブラジル」をインスピレイション

に制作したアルバムですが、別に全てが現地での録音という訳ではなく、今の

「カピム」もドラムスはジョン・ロビンスン、パカッションはパウリーニョ・ダ・コスタでした。ヴォ—

カルには作者のジャヴァンも入ってました。

ブラジルの土着的なヴォ—カル・ハーモニーは基本的に大人数で合唱の形になる事が普

通で、それを上手くマンハタン・トランスファ的に料理したティム・ハウザーの手腕は見事です。

決してボッサ・ノーヴァの雰囲気に依存していないところがね。と言っても実にティ

ムらしいのは、今の「カピム」でボッサ・ノーヴァの立役者スタン・ゲッツにソロを取らせて

いるところ。年期の入っている音楽ファンならば、ひと唸りでしょう。

では今朝はゲッツの参加したアントニーオ・カルロス・ジョビム作品を最後にお届けしま

しょう。

まずは「夢見る人」。スタン・ゲッツ、ジョアン・ジルベルト、そしてアントニ−オ・カルロス・

ジョビム。

「真夏のからすみ」ではなく「真冬のボッサ・ノーヴァ」です。

 

M19.夢見る人(2’34”)スタン・ゲッツ、ジョアン・ジルベルト、アントニオ・カルロス・ジョビン

-A.C.Jobim, G.Lees-  ポリドール  POCJ-9520/2

 

M20.ハウ・インセンシチヴ(3’24”)スタン・ゲッツ、ルイス・ボンファ、アントニオ・カルロス・ジョビン

-A.C.Jobim, V.D.Moraes-  ポリドール  POCJ-9520/2

 

TM Born In Chicago 「アサー」入り / Paul Butterfield Blues Band

-N.Gravenites-  Rhino 8122 798434 0

 

N   「真冬のボッサ・ノーヴァ」、最後は「ハウ・インセンシチヴ」、ゲッツとジョビムは変わらず

ルイス・ボンファが加わっていました。ゲッツねえ。この人には面白い話があります

が、それはまた暑くなってからお話ししましょうか。

 

さて来る3月17日、18日には、こんな催しがあります。

第49回東京都民俗芸能大会です。

これは「『都民芸術フェスティバル』事業の一環として、都内に伝承されて いる 民俗芸能のうちから、テーマごとに伝承団体を一堂に集めて、一般に公開し、都 の民俗芸能に対する理解と関心を高めるとともに、この大会を通じて民俗文化財の 保護育成、伝承意欲の高揚を図ることを目的とする」のだそうで、公演タイトルが 第49回東京都民俗芸能大会「はなふうりゅう花風流〜うたとおどりの競い」となっています。会場は池袋の東京芸術劇場プレイハウス。

ここになんと錦糸町の河内音頭大盆踊りが招かれたのですよ。「都内に伝承

されて」いるのですね、立派に。とは言え音曲は河内の物ですから、本場か

ら若手バリバリの音頭取り、地方(ぢかた、サイドメン、ウイメン)を呼んで、誇り高

きオリヂナル「錦糸町マムボ」を踊ってもらいます。わたしたち首都圏河内音頭推

進協議会としてはここで、都内の他の地域の民俗芸能を圧倒しようと企てて

います。どうぞ支援も含めお越し下さい。

とは言いましても無料入場整理券の応募受付が今月末の締め切りです。ギリ

ギリになってしまって済みません。https://tomin-fes.com/list/mingei.html

ちらですぐにご応募願います。また「舞台で踊りたい」という人は「幻」ワツシ

までお申し出下さい。優遇いたします。

 

さて、もうひとつ、昨年末に亡くなったブルーズ・ハーモニカ吹き妹尾隆一郎へ

感謝の会を催す事になり、わたしも裏方で働いています。以下ご案内いたし

ます。これについては詳細が決定され次第、ここでも告知いたします。

今朝の特別付録は、以下の隠し場所です。どうぞお楽しみ下さい。

http://firestorage.jp/download/6000b0c75a1138470212fcb439e9767476d9de34

   ダウンロードパスワードは、rq4rkgenです。

今朝もちょうど時間となりました。

こちらは、http://osamusawada.com/category/mornin-blues-by-isaowashizu/

「幻」モーニン・ブルーズ、鷲巣功でした。来週も首都圏で9人のあなただけに。

そして全国で9500万人のあなたにも、アサー。

 

Awesome Rock【2018/01/26 O.A.】Playlist

Awesome Rock【2018/01/26 O.A.】Playlist

351回目、1月26日の番組は、

今年2018年の注目バンド、Starcrawler特集!

10代の自由奔放さが刺激的な音に現れています。

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M01: Come Out To LA  /  Don Broco

M02: Automatic  /  Don Broco

M03: Champion  /  Fall Out Boy

<コーナー: AwesomeRecommendation>

M04: Train  /  STARCRAWLER

M05: Love’s Gone Again  /  STARCRAWLER

M06: I Love LA  /  STARCRAWLER

M07: Different Angels  /  STARCRAWLER

M08: Tears  /  STARCRAWLER

<コーナー: AwesomeRecommendation>終わり

M09: Earthwalker  /  In Hearts Wake

おしまい♪

中央エフエム Awesome Rock
澤田修の完全監修番組。選曲、編集、トーク、全て担当!
毎週金曜日21時~21時半。再放送:毎週土曜日23時~23時半


今年大注目のバンド、STARCRAWLER!

Real Rocks 【2018/01/20 O.A.】Playlist

Real Rocks【2018/01/20 O.A.】Playlist

1月20日の番組は、前半はラインナップが発表されたSummerSonic18、後半はFall Out Boyの新作『マニア』を紹介しました。

聴きどころは、ロックという枠を逸脱したサウンド、そしてパトリックのヴォーカルでしょう。

————————————————————————–

M01: Cold Hard Bitch  /  JET

M02: Come Out To LA  /  Don Broco

M03: Eat Your Heart Out  /  Savage Messiah  ※今月来日するサヴェージ・メサイアを我々はプッシュします!

 

<コーナー: RockAroundTheWorld >

M04: Up All Night  /  Beck

M05: The Dying Of The Light  /  Noel Gallagher’s High Flying Birds

M06: Burn It to The Ground (LIVE)  /  Nickelback

M07: Photograph (LIVE)  /  Nickelback

M08: Precious Stones  /  Mastodon

M09: Got The Life  /  KoRn

M10: Break Stuff  /  Limp Bizkit

M11: Disappear  /  Issues

<コーナー: RockAroundTheWorld>終わり

M12: Better Than Love  /  Hurts

M13: Walk Away  /  Hurts

M14: Whole Lot Of Love  /  Kitty, Daisy & Lewis

M15: Salvation  /  The Cranberries

M16: Ordinary Day  /  Dolores O’Riordan

<コーナー: RockSteadyGo>

M17: Sugar, We’re Going Down  /  Fall Out Boy

M18: American Beauty/American Psycho  /  Fall Out Boy

M19: Young And Menace  /  Fall Out Boy

M20: Champion  /  Fall Out Boy

M21: Stay Frosty Royal Milk Tea  /  Fall Out Boy

M22: Heaven’s Gate  /  Fall Out Boy

M23: Bishops Knife Trick  /  Fall Out Boy

<コーナー: RockSteadyGo >終わり

M24: The Crucible  /  Savage Messiah

<Ending>

<コーナー:メタルの光>

M25: Ace Of Spades  /  Motorhead

<AN尻>アディオス!

おしまい!

 


FallOutBoy最新作!
3作連続となる全米1位獲得なるか!


今月1月のリアルロックス・セレクション!
メタルの聖地英国を代表する若手メタルバンド、SAVAGE MESSIAH『Hands of Fate』 

東京・大阪で来日公演を行います!詳しくはコチラ


Don Broco『Technology』解説:澤田修
2月2日に日本デビューを飾るUK発のロックバンドDon Broco!
耳を離れないメロディ、楽曲センス抜群、、、才能は間違いありません。

【幻】モーニン・ブルーズ 2018/01/20

mb180120

 

TM. Walikin’ Blues「アサー」入り / Paul Butterfield Blues Band

-R.Johnson-  Rhino 8122 798434 0

 

N  おはようございます。アサー、ワツシイサヲです。

稀勢の里、休場ですってね。わたしは昇進直後の引き回しが、第一の原因

だと考えています。久し振りの日本人横綱だということで、各方面から注目

を浴びたでしょう。それは当然ですが前の場所で負傷しているのですよ。そ

れなのに相撲人気を煽る為に様々な催事に引っ張り出して、稀勢の里は休む

間もなかった。怪我を完全に直して横綱として始められなかった。四股名を

含めて力士の全権を管理している相撲協会の、先見のなさが現れています。

八百長の効かない格闘技ならば、何よりもまず身体です。稀勢の里は悔しい

だろうな。横綱にしておいて食いつぶす、という愚を働いた相撲協会。他に

も本質的な部分で問題を抱えているオーズモー、この後どうなりますか。

さてモ—ニン・ブルーズ、今朝も始めましょう。先週のリー・アン・ヲマック、早速のご

反応、ありがとうございます。どちらかと言えば怖そうなお顔で、わたしの

苦手なタイプの女性ですが、妙に惹かれるものがありまして、手に入れてから

しばしば聴いております。先週「かなりゴスペル的な部分が感じられる」とか

言ってました。今朝はモロにそのまんまのゴスペルをまずお聞き下さい。

「テイク・ザ・デヴォ−・アウト・オヴ・ミー」。

 

M01.Take The Devil Out Of Me(1’37”)Lee Ann Womack

-G.Jones-  ATO / PIAS ATO0412CD

 

N  「テイク・ザ・デヴォ−・アウト・オヴ・ミー」、リー・アン・ヲマックでした。ジョージ・ジョーン

ズの書いた歌で、「わたしの心から悪魔を追い出して下さい」と連呼し、最後

には「出てった、居なくなった、すっきりした」と祈りの効用で解決、極め

て単純な歌です。悲観と楽観が交差する極めてジョージ・ジョーンズらしい内容で

すね。来週はオリヂナルを聞いて頂きましょうか。

リー・アン・ヲマック次は今回のアルバム『ザ・ロンリー、ザ・ロンサム、ザ・ゴーン』の冒頭曲

です。わたしはこの響きから瞬時にゴスペルの香りを嗅ぎ付けました。教会で

大勢に唱和される形とは違いますが、北米深南部のカントリ—・ゴスペルの臭いがか

なり濃く漂います。あなたには如何でしょう。

「オール・ザ・トラボー」。

 

M02.All The Trouble(5’41”)Lee Ann Womack  

-L.A.Womack, W.Pajne, A.Wright-  ATO / PIAS ATO0412CD

 

N  リー・アン・ヲマックで「オール・ザ・トラボー」。これを1曲目に持って来た最新アルバム

『ザ・ロンリー、ザ・ロンサム、ザ・ゴーン』では今時珍しく煙草を指に挟んだモノクローム

写真がジャケットに使われています。何か意図するところでもあるのでしょうか。

さて次も先週1曲聞いて貰ったテキサスの紳士集団の演奏です。スタジオ・ジャムの

印象は何度聞いても変わらず。今朝はかなり長いヴォーカル曲です。

「シェイキン・オール・オーヴァ」。

 

M03.Shakin’ All Over(8’03”)The Texas Gentleman  

-F.Heath-  New West NW6407

 

N  「いいか早く終われ」と言いたくなるような長い演奏。何回か「ここで終わ

りだな」と思わせながら、また続く。この辺りもスタジオ・ジャム的です。タイトルを

叫ぶ所は他の曲にほとんど同じものがありますね、何だったけかな。他にも

「ワイルドで行こう」そっくりなリフが出て来たりしてました。特に決め事なしに

テキトーに音を出し合っていると、過去に聞いたような弾いたようなフレイズがどん

どん出て来るのでしょう。ですが、終了部分には冒頭のリフが繰り返されたり、

意外としっかり作られているようでもあります。決して洗練された高度な演

奏ではありませんが、聞いていて、思わずニヤニヤしてしまう、テキサス・ジェルメンの

「シェイキン・オー ル・オーヴァ」でした。

さて、テキサスには紳士たちもいれば遊び人たちもいます。

 

M04.Keep A Knockin’ But You Can’t Come In(2’01”)

Bob Wills and The Texas Playboys

-B.Wills-  Metro Select METRSL038

 

N  ボブ・ウイルスとテキサス・プレイボーイズで「キープ・ア・ノッキン、バット・ユー・キャーント・カム・

イン」です。このタイトルはリトル・リチャードの「キープ・ア・ノッキン」と同じ言葉遣いです

リトル・リチャードの方は「明日また出直せ」と続きますが、こちらは「入れないよ」

と繰り返すだけでした。

さてテキサスの紳士たち、遊び人たちを代表してもう1曲。

チェット・アトキンズで「カントリー・ジェルマン」

 

M05.Counyry Gentleman(2’12”)Chet Atkins

-C.Atkins, B. Bryant-  RCA / Budda74465 99673 2

 

N  いつ、何を耳にしてもその正確で端正な爪弾き方に心を洗われる思いのチェッ

ト・アトキンズで「カントリー・ジェルマン」でした。

さて、先週の蔦屋代官山店で行なわれた「DJ糸居五郎 深夜放送、このこ

ろの洋楽を語るトークショウ」にはたくさんの方々にお越し頂きました。ありがと

うございます。僅か1時間でしたのであまりたくさんの音楽をお届け出来な

かったのですが、そこは三枚連作『DJ糸居五郎 黄金のレイディオ・ヒッツ ゴ−・ゴ

−・ゴ−!』をお買い求め頂き、お楽しみ願います。

「一番気に入ったのは、どれ」と淳に尋ねられ、思わず出たわたしの答え

はヒューマン・ベインズの「ノー、ノー、ノー、ノーバディ・バット・ミー」。始まったら肝心のヴ

ォ—カルがすっ飛んでて慌てて調整、何て場面もありました。失礼。全編を覆う

フィードバック音も含めて、とてもカッコいいサイケデリック・ロックです。大好きです。

これのオリヂナルはご存知アイズリー・ブラザーズ。そちらを聞いてみましょう。

1964年のヒットで「ツイスト・アンド・シャウト」の延長線上にある、初期のアイズリーが得

意としたゴスペル・ロックンロ—ルです。こちらも充分にカッコいい。ベインズのカヴァは後

半のブレイク・パートからヒントを得て、そこを主旋律に持って来たようです。その

着眼点も正しい。

ディ・アイズリー・ブラザーズ、「ノー、ノー、ノー、ノーバディ・バット・ミー」。

 

M06.Nobody But Me(2’19”)The Isley Brothers  

-O.,R.,R.Isley-  Varese Sarabande 302 066 103 2

 

M07.Mr.Moonlight(2’39”)Dr. Feelgood & The Interns  

-R.B.Johnson-  Varese Sarabande 302 066 334 2c

 

N  アイズリー・ブラザーズの「ノー、ノー、ノー、ノーバディ・バット・ミー」に続けました、ダ

クタ・フィールグーッドとディ・インターンズで「ミスタ・ム—ンライト」、こちらもビートルズのカヴァし

たオリヂナル仕様がこれです。

タクシドライヴァ45979号からご投稿をいただきました。仰せの通りムーン・ドッグ

ズというのは、彼らがシルヴァ・ビートルズと名乗る前の彼らのグル—プ名でたぶん

伝説のDJ、アラン・フリードのラジオ番組「ムーンドッグ・ロックンロ—ル・ショウ」から取られた

筈です。その頃はジョニーとムーン・ドッグズだったんじゃないかな。その影響でし

ょうか、同名のロックンロ—ル・グループはこの国にもたくさん存在した筈です。もう

ひとり、本家ムーンドッグという路上現代音楽家もいましたね。とても興味深い

作品を生み出していました。久し振りに聞いてみたくなりましたが、今朝は

45979号さんのリクエストにお答えしましょう。

ザ・ビートルズ「ミスタ・ムーンライト」、本日の月齢は3です。

 

M08.ミスター・ム—ンライト(2’41”)ザ・ビートルズ   

-R.B.Johnson- 東芝 TOCP-71044

 

M09.ライク・ア・ローリング・ストーン(1’34)ボブ・ディラン

-B.Dylan-  ソニー SRCS 5503

 

N ビ—トルズに続いて大物の揃い踏み、ボブ・ディランの「ライク・ア・ローリング・ストーン」

でした。これは3枚組のブートレグシリ—ズに収められているデモ・ヴァージョンです。

例の「ラ・バムバ」論を披露した時に投稿で確か八王子60オーバ−さんから頂い

た投稿にもありました。原曲は4分の3拍子、ヲーツだったのですね。1991年

に発表されたこの非公式録音集にも「ここまで明らかにされなかったけれど、

当初この歌は4分の3拍子で書かれていた。『ライク・ア・ローリング・ストーン』はヲーツ

だったんだ」と特記されています。「こんな歌があるけど、どうかな」と、非

常にリラックスして唄い演奏してます。誰を前にしてるのでしょうか

 

M10.Whisper(4’35”)チャスティ・ブラウン  

-unknown-  BSMF  6130

 

N  メイヴィス・ステイプルズのような深みのある声で唄ってくれたのは、チャスティ・ブラウ

ン、1/26に本邦初登場ですが、本国アメリカでは既に6枚アルバムを発表しているそ

うです。かなり白い、ライトスキンと呼ばれる色の薄い肌の黒人女性。キュートな顔つ

きです。シンガ・ソングライタという事になるのでしょうが、力強い説得力に溢れた

唄が魅力です。楽曲全体の造りも宜しい。アルバム『シルエット・オヴ・サイレンズ』から

「ウィスパー」でした。

次はユーリズミクスのデイヴ・スチュアートが過去に発表したからデユーオ作品を集めてま

とめた『ナッシュヴィル・センションズ』からです。まずはジョス・ストーンと唄った、

「ピクニク・フォー・トゥー」。

 

M11.Picnic For Two(4’15”)デイヴ・スチュワート  feat. Joss Stone

– unknown –  BSMF  6032

 

N  わたしのデイヴ・スチュアートといいますと、猛女アニー・レノクスの尻に敷かれて言う事

に従っているような印象が強いのですが、ここでは自立した姿が見られます。

相手はみな著名な唄い手ばかりですが、デイヴ・スチュアートが媚びも背伸びもせず

に落ち着いて唄う姿勢には好感が持てました。

  『ナッシュヴィル・センションズ』からもう1曲、今度はアリスン・クラウスとの二重唱です。

「ドロウイング・イン・ザ・ブルーズ」。

 

M12.Drowning In The Blues(3’47”)デイヴ・スチュワート  feat. Alison Krauss

– unknown –  BSMF  6032

 

M13.ベアトリ姐ちゃん(2’22”)榎本健一 feat. 長沢

-Suppe, Y.Kobayasi, K.Shimizu-  東芝 TOCT-6019/20

 

N  突然のエノケン、中間部には可愛がっていた長沢純も一緒に唄っていた「ベアトリ

姐ちゃん」です。原曲はフランツ・フォン・スッペの作ったオペレッタ「ベアトリ—チェ」です。

「ベアトリ姐ちゃん」という題名から始まって、訳詞、うたの表情すべてに洒落

た感覚が溢れています。エノケンはカッコいいね。粋だよ。

なぜこの歌か、といいますと、来日した「核兵器廃絶国際キャンペ−ン」の事務

局長がベアトリス・フィンという名前で、瞬間的に連想したからです。世界唯一の被

爆国であるニッポンが、核兵器禁止条約の採決に出席しないという卑屈な方法で、

逃げ回っている現状は実に見苦しい。今回も「ベアトリ姐ちゃん」の会見申し入

れをアベは逃げてましたね。カンボーチョーカンは「日程調整がつかない」という説明

不足のリユーで、一緒に逃げてました。あんた達には信じてる事がある筈だ。そ

れを直接対面して話せばいい。自信も誇りもあるだろうが。逃げるなよ。

以前沖縄県知事が緊急の案件で急遽「来日」した時もアベは会わずに逃げた

ね、あの男。知事はその日に県内の公務を差し置いて、沖縄から飛んで来て

んだよ。その強い思いが分らないのでしょうか。ギワクのアキエと手エつないでタラ

ップ昇り降りしてましたね、一週間程前は。

ベアトリス・フィンと1月17日の国会議員との討論会での自民党議員の佐藤雅久

外務副大臣の発言は、完全に核兵器を容認しているものと同じです。聞いて

いて思わず「本気か」と確かめたくなりました。この国の核戦争肯定論はこ

こまで来ているのです。それを正しいと信じているなら、何故この意見を核

兵器禁止条約の採決の場で主張しないのでしょうか。相手がね、NPO法人の

代表という「平民」だからエラソーに本音を言ってんですよ。国連や世界各国家

の重鎮の前からは逃げてんのに、市井の人々の前では豹変する。代議士って

いうのは、そんなに偉いのかね。公務員より働かなきゃいけない大衆のゲボク

だろうが。

「北が一発打ってくれりゃあなあ」と、本気に考えている人間がマツリゴトを

ツカサドッているのです。「ベアトリ姐ちゃん」たちの願いを踏みにじる被爆国の民、

つまりわたしたち、アイ・アンド・アイ、さあどうしよう。

一方、わたしたちの中には、一般社会ミーディアでこんな中傷記事を書く人間

が居る事もお伝えしておきましょう。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180118-00005906-bunshun-pol

 

M14.No More Blues (Chega De saudade)(2’15”)Jon Hendricks

-A.C.Jobim, de Mrares, Hendricks, Cavanaugh-  Reprise 93624 8245-2

 

N  異質なヴォ—カル曲が続きます。「想いあふれて」という題名で知られるアントニオ・

カルロス・ジョビム作のボッサ・ノーヴァ曲、音韻の魔術師ジョン・ヘンドリクスがジョアン・ジルベ

ルトの歌を英語でヴォーカライズしています。彼の作品は殆どがジャズ曲ですから、

異色の1枚となります。1961年の発表、だいぶ目の付けどころが早いですね。

わたしはこの間レコード店で目にするまで存在を知りませんでした。収録されて

いるのは名曲ばかりですが、ポルトガル語でなく、それほどボッサ・ノーヴァ調では

ないヴォーカルが絡むとまた別の音楽のようにも聞こえて来ます。

ではジョン・ヘンドリクスのアルバム、『ジョアンに乾杯』からこれも超有名曲ですね。

「静かな夜」という英語の題名が付けられた「コルコヴァド」。

 

M15.Corcovado(2’23”)Jon Hendricks

-A.C.Jobim, Kaye, Lees-  Reprise 93624 8245-2

 

M16.Jive Samba(2’15”) Jon Hendricks

-Adderley, Hendricks-  Reprise 93624 8245-2

 

N  ジョン・ヘンドリクスのアルバム、『ジョアンに乾杯』から「コルコヴァド」に続けましたのは、

キャノンボール・アダリー作の「ジャイヴ・サムバ」のヴォーカライズです。やはりこういう音

の方がしっくり来ますね、ジョン・ヘンドリクスは。キャノンボールのは1962年の発表で

すから、こちらが初出作品になるのでしょうか。タイトルからしてヴォ—カル曲的で

す。

さて東亜細亜の港町をリル探しに飛び回っている途中で別のリルに出会いまし

た。エスタ・フィリプスです。フィリピン近海で見かけた、という噂を頼りに尋ね歩いた

結果、出会えました。リル・エスタ・フィリプスです。成人した姿は先週も見て頂きま

したが、今朝は「リル」がまだ正式な芸名についていた頃の録音をお聞き頂き

ます。

まずはアムプが火を噴きそうなエレキのソロが素晴らしい

「ザ・ディーコン・ムーヴズ・イン」、クライド・マクファタの居た時のドミノーズが一緒に唄

っています。1951年、リル・エスタ、16歳です。

 

M17.The Deacon Moves In(2’48”)Little Esther

-Ward, Marks-  Proper  INTRO CD 2090

 

N  ご機嫌なジャムプ・ブルーズ、「ザ・ディーコン・ムーヴズ・イン」でした。これはかな

り有名でダンス系のコムピ盤にもよく収録されて居ます。唄の上手さはさて置い

て、その表情がとても大人。時折り唄声に少女らしさが覗くのはご愛嬌。文

句なしの天才、「神女」ですね。リル時代の名唱を集めた、プロパーのこのアルバム

には、ジャケットに四葉の写真が配されています。それを見ると、本当に子供。

リルと付くのも分ります。

同じく 1951年、16歳での吹き込み。「ディーコン」よりも更に大人の情緒で

唄っています。

「サタデイ・ナイト・ダディ」。今度はリル・ウイリー・リルフィールドとのデューオです。

 

M18.Saturday Night Daddy(2’41”)Little Esther feat. Little Willie Littlefield

-Leiber, Stoller-  Proper INTRO CD 2090

 

N  さて「幻」鉄道、今朝の始発です。少女車掌が乗り込んでいますが、お手を

触れない様に願います。では中央幹線、出発進行。

「メインライナ」。

 

M19.Mainliner(2’37”)Little Esther

-Leiber, Stoller-  Proper INTRO CD 2090

 

N  リル・エスタ・フィリップス、「メインライナ」でした。さて今更ですが、これまで当鉄道会

社は「幻」電鉄でしたが、客車を引っ張る機関車はほとんどスティーム・ロコモーティヴ、

蒸気機関車でしたので、社名を「幻」鉄道と改めました。以降宜しく願いま

す。さてリル・エスタ・フィリップス、この時代はジョニー・オーティス一座の唄い手として活

躍していました。その関連でしょうか、リーバー・ストーラーの作品も多く唄ってい

ます。前の2曲もそうでした。そして、今年の干支に因んだあの歌も吹き込

んでいます。ソーントン叔母さんからちょっと借りたようですね。

湯煙夏原です、「狂犬」。

 

M20.Hound Dog(2’33”)Little Esther    

-Leiber, Stoller-  Proper INTRO CD 2090

 

M21.What Difference Does It Make? (3’51”)Tasha Taylor  

-T.Taylor- Pヴァイン PCD-24270

 

N  リル・エスタ・フィリプスで「ハウンド・トッグ」、一匹だけじゃなくて、何匹も居ました

ね。「ハウンド・ドッグズ」でしょうか。散歩途中に暴走してリ—ドを振り回されて

いるような感じでした。

続けてはエスタとも関わりの深いダイナ・ヲシントンの「恋は異なもの」からヒラメキを

頂いたような題名を持つ「ワット・ディファレンス・ダズ・イト・メイク」、タ—シャ・テイラ—。

2010年に発表された公式第一作『テイラー・メイド』からお届けしました。この

頃から最新盤『ハネー・フォ−・ザ・ビスケット』まで、彼女の基本的な音楽に対する

姿勢は変わっていませんね。7年前のこの作品も、良質なソウル・ミュ—ジックです。

既に自分が制作管理者、プロデューサーです。自分の唄を活かすという目的がはっ

きりしていて、「その位でいいわ」なんて判断はないようで、どれもテッテテキに

詰められています。それでいてちっとも窮屈ではないのは、大器ゆえでしょ

うか。そろそろ新しい作品も聞きたくなって来ましたね。今朝は『テイラー・メイド』

から、もう1曲お聞き下さい。

「オール・ディス・タイム」。タ−シャ・テイラ—に多謝。

 

M22.All This Time(4’28”)Tasha Taylor 

-T.Taylor- Pヴァイン PCD-24270

 

N  タ−シャ・テイラーで「オール・ディス・タイム」。でした。

ではタ—シャの父親、偉大なるジョニー・テイラーの書いた、と言いますかゴスペル普遍

の題材をとても上手に洗練させてジョニーが作った名曲も聞いておきましょう。

アル・グリーンです。「ガッド・イズ・スタンディング・バイ」。

 

M23.God Is Standing By(3’15”) Al Green   

-J.Taylor-  Right Stuff  72435-42679-2-5

 

M24.Hero(Wind Beneath My Wings)(3’40”) Gladys Knight & The Pips

-L.Henley, J.Silbar-  Columbia 982735 2

 

TM Born In Chicago 「アサー」入り / Paul Butterfield Blues Band

-N.Gravenites-  Rhino 8122 798434 0

 

N  アル・グリーンの「ガッド・イズ・スタンディング・バイ」に続いては、今週もグラディス・

ナイト・アンド・ザ・ピップスでした。「ヒーロー」、「愛は翼にのって」というタイトルもあ

るそうですね。日本でも当たったのかな。わたしはマイティ・クラウズ・オヴ・ジョイ

が採り上げているのを聞いて知ったと思います。グラディス・ナイト・アンド・ザ・

ピップス、コロムビア時代のベスト盤からでした。

 

さて、中央エフエムでの生放送決定にたくさんの拍手、ありがとうございます。

2018年2月15日木曜日の24時、午後12時、つまり、二日が重なる一瞬、

2018年2月16日金曜日の0時、午前0時から、澤田「大家」修が3時間

で、その後の2時間がウツツ・モ—ニン・ブルーズです。

送信周波数は84.0メガヘルツ。受信機は万全にしておいて下さいよ。電池入っ

てますか。ラジコでも聞けます。設定は簡単。わたしにも聞こえます。

今朝の特別付録は、以下の隠し場所です。どうぞお楽しみ下さい。

http://firestorage.jp/download/0d7d77ef51f90996f42669f1aa73b89bed4f0d5d

   ダウンロードパスワードは、bh1mjzj4です。

今朝もちょうど時間となりました。

こちらは、http://osamusawada.com/category/mornin-blues-by-isaowashizu/

「幻」モーニン・ブルーズ、鷲巣功でした。来週も首都圏で9人のあなただけに。

そして全国で9500万人のあなたにも、アサー。

 

Awesome Rock【2018/01/19 O.A.】Playlist

Awesome Rock【2018/01/19 O.A.】Playlist

350回目、1月19日の番組は、

最新作『マニア』をリリースした、Fall Out Boy特集!

パトリック・スタンプの歌声、今作はココにつきます。

——————————————————————————

M01: Up All Night  /  Beck

<コーナー: AwesomeRecommendation>

M02: Of All The Gin Joints In All The World  /  Fall Out Boy

M03: Stay Frosty Royal Milk Tea  /  Fall Out Boy

M04: The Last of the Real Ones  /  Fall Out Boy

M05: Church  /  Fall Out Boy

M06: Champion  /  Fall Out Boy

M07: Champion (Remix) feat. RM of BTS  /  Fall Out Boy

<コーナー: AwesomeRecommendation>終わり

おしまい♪

中央エフエム Awesome Rock
澤田修の完全監修番組。選曲、編集、トーク、全て担当!
毎週金曜日21時~21時半。再放送:毎週土曜日23時~23時半


FallOutBoy最新作!
3作連続となる全米1位獲得なるか!

Real Rocks 【2018/01/13 O.A.】Playlist

Real Rocks【2018/01/13 O.A.】Playlist

1月13日の番組は、Eagles の大名盤『Hotel California』の40周年記念盤を紹介しました。

『ホテル・カリフォルニア』、表題曲以外にも名曲多し!

————————————————————————–

M01: Come Out To LA  /  Don Broco ※今年ブレイク必至のドン・グロコ

M02: Champion  /  Fall Out Boy

M03: Eat Your Heart Out  /  Savage Messiah ※今月来日するサヴェージ・メサイアを我々はプッシュします!

<コーナー: RockAroundTheWorld >

M04: In Bloom  /  Nirvana

M05: Car Radio  /  Twenty One Pilots

M06: The Sky Is A Neighborhood  /  Foo Fighters

M07: Feel It Still  /  Portugal. The Man

M08: Know Your Enemy  /  Green Day

M09: Emperor’s New Clothes  /  Panic! At The Disco

M10: Tokyo  /  Imagine Dragons

M11: Stressed Out  /  Twenty One Pilots

M12: You’re The Best Thing About Me  /  U2

M13: I Don’t Know Why  /  Imagine Dragons

M14: Yesterday  /  Imagine Dragons

<コーナー: RockAroundTheWorld>終わり

M15: Changing  /  John Mayer

M16: I’m So Sorry  /  Kitty, Daisy & Lewis

<コーナー: RockSteadyGo>

M17: Life In The Fast Lane (Remastered)  /  Eagles

M18: Wasted Time (Remastered)  /  Eagles

M19: Wasted Time  (Reprise)(Remastered)  /  Eagles

M20: Hotel California (Remastered)  /  Eagles

M21: The Last Resort (Remastered)  /  Eagles

M22: Hole In The World  /  Eagles

<コーナー: RockSteadyGo >終わり

M23: The Crucible  /  Savage Messiah

M24: Red River Rock  /  Johnny & The Hurricanes

<Ending>

<コーナー:メタルの光>

M25: Natural Born Killer  /  Emmure

M26: Hate Me  /  ATTILA

おしまい!

 


ロックの歴史の頂点に君臨する大名盤!
『Hotel California』。


今月1月のリアルロックス・セレクション!
メタルの聖地英国を代表する若手メタルバンド、SAVAGE MESSIAH『Hands of Fate』 

東京・大阪で来日公演を行います!詳しくはコチラ


Don Broco『Technology』解説:澤田修
2月2日に日本デビューを飾るUK発のロックバンドDon Broco!
耳を離れないメロディ、楽曲センス抜群、、、才能は間違いありません。

【幻】モーニン・ブルーズ 2018/01/13

mb180113

 

TM. Walikin’ Blues「アサー」入り / Paul Butterfield Blues Band

-R.Johnson-  Rhino 8122 798434 0

 

N  おはようございます。アサー、ワツシイサヲです。今日は代官山蔦屋で

「DJ糸居五郎、深夜放送、このころの洋楽」を語るトークショウ当日です。

かなり会場が広いですから、みなさん、挙ってお出掛け下さい。淳は深夜

放送グッズを持って来ると言っていますけれど、何があるのかなあ。あの頃か

らずっと持っていたというのも凄いなあ。楽しみにしましょう。

さて先週リルで始まりリルで終った、というのは「ワツシの美学」、とのお言葉を

頂きました。有り難うございます。しかしながらあれは偶然で、まだ子供だ

ったが故に名前に「リトル」と冠を被されていたエスタ・フィリップスに気が付いただけ

でした。あ、「美学」と言っておけば良かったかな。わたしの場合、仕組むと

外す、無意識が評価されるという「悪い星の下に」生まれたようです。

エスタにつきましては、綴りの間違いがありました。投稿欄の日野さんのご指

摘通り、「Esther Phillips」です。失礼いたしました。「リル」に関してはチョーサ

チュー。銀座に舞い戻ったのは知らなかったなあ。歌舞伎町に流れたら逢えたか

もしれないのに。大勢のケメ子やヨーコが名乗りを挙げる前に、リルもたくさん居た

のですね。興味が膨らんでいます。いつかリル大会やろうか。生語りがいいで

すね。こういうアンサ・ソングの琴オーシューが丁々発止で行なわれていたのに、いつ

からこの国はこんなに窮屈になってしまったんでしょうか。答えは風の中に

舞っているのかも知れませぬ。

さてワツシ美学の集積所「幻」モーニン・ブルーズ、今朝もイヒョーを突いてこの歌から。

 

M01.The Cold Days Of My Life(4’21”)The Chi-Lites

-E.Record- Edsel / Brunswick DIAB 872

 

N  今年の冬は寒い。先週ちょっと暖かくなりましたが、また冷え込んで来てお

ります。年齢でしょうか着込んだり暖房を強くしたり、対策にオーワラワです。そ

んな折、台所のガス・ストーブが壊れてしまいました。ランキン・タクシー宅から頂いた

もので、もう20年以上使って来ました。さすがにお役御免で、新規導入を決

定、電気屋に探しに行ったのですが、炎が見えて上に薬缶を乗せられる形の、

言ってみれば最も単純な形のものが、今は当たり前じゃないのですね。結局

注文という事になってまだ届いてません。今週の朝は特に寒かったですよ。

そこで今朝の第一曲は「我が生涯の最も冷えた日」でした。ザ・シャイ・ライツ

です。去年からずっとフィ−チュアされ続けているシャイ・ライツ、年末にベスト盤をひと

りじっくり聴く機会がありまして、「やっぱりいいなあ」と再認識しました。

殆どの楽曲はユージン・レコ—ド作でして、その世界は大体ワンパ・ターン。淋しいよ

う、淋しいよう、と男がひとりでベソかいてるような内容です。その頂点が先

週の「たれかあの娘を知らないか」なのは、皆さんご存知の通り。そしてこ

の「我が生涯の最も冷えた日」もそれに続く出来映え、というか他の楽曲も

殆ど一緒、おんなじ主題です。

今のはシングル用短縮版。LP仕様は7分位の長尺で、特に大きな変化もなく、

延々と繋がって行きます。これがまた大変宜しい。今のではちょっと物足り

なかった。長尺版はCDになっているのかな。こんな風に徹底して、悲しく

苦しい胸の内を唄うユ—ジン・レコード、彼をワン・トリック・ポニーと称してはいけませ

ん。哀愁をこんなに沢山の形で表現してくれたのですから。さすが友人レコード。

昔、横田基地で彼らのショウを観た事がありまして、前半のクライマックスが、この

「ザ・コールデスト・デイ・オヴ・マイ・ライフ」でした。中間部の起伏に乏しい繰り返

しを延々と続けながら、司会進行を務めるマ—シャル・トムプスンが車のステアリング・ウィー

ルを操作する真似をしながら、「俺は今ドライヴ中だ。おや、テネシー州に入ったよ

うだ。ここにテネシ—から来てる奴は居るか」と呼びかけるんです。すると客席

から「おー、ここにいるぞ」と声が上がる。本土を遠く離れた駐留基地です

から、アメリカ全国の人間が集まっている訳でして、次には「ルイジアナ出身者はど

こだ」「ハーイ」と応答で盛り上がって行きます。

彼らの「シャイ」というのは「シャイ・タウン」、シカーゴの事ですから、「ウインディ・シティ」

と呼ばれるこの町を理解して付けられた邦題が「北風の中で」なのでしょう。

これも傑作ですね。「我が生涯の最も冷えた日」じゃお話になりません。シカーゴ

の灯火、シャイ・ライツでした。

さて年が明けけてから変則的に直接、「犬」に因んだリクエストを頂きました。

喜んでお届けしましょう。遠くで聞いてくれている池田小鹿さんのご希望で、

ザ・ビートルズ、「ヘイ、ブードグ」。

 

M02.ヘイ、ブルドッグ(3’12”)ザ・ビートルズ

-Lennon, McCartney- 東芝 TOCP-65300

 

N  LP『イエロ・サブマリン』から「ヘイ、ブードグ」でした。「レイディ・マドーオナ」に似た

ビ—トでしたね。いま気付いた。このPVは確か一昨年に発売されたDVDにも

入っていました。その時の印象は、ラリッたジョンの仕切る混乱したセッションのよう

だったのですが、こうやって聴きますと、随分しっかりと出来上がっていま

すね。「レイディ・マドーナ」のプロモーション・フィルムの画が、実はこの「ブードグ」を演

奏しているところだったとか、沢山の記録素材を持つこのグル—プにありがち

な事情が付きまとっているようです。わたしはいま聞きながら、何かの漫画

に出て来た「ラムプ」という名前の、警察犬ではなくて、犬の警察官を連想し

ていました。池田小鹿さんありがとうございます。

さて今のはジョンの犬、今度はポ—ル・マートニの飼っていた犬です。

「マーサ・マイ・ディア」。

 

M03.マーサ・マイ・ディア(2’30”)ザ・ビートルズ

-Lennon, McCartney-  東芝 TOCP-71050/1

 

N  ザ・ビートルズ、2枚組の内部分裂失敗作、俗称『ホワイト・アルバム』から、ポ—ル・

マートニの「マーサ・マイ・ディア」でした。これは重ねられた弦以外の全ての楽器をポ

—ルが演奏してるんですってね。珍しくもないけれど、全体の統一感は流石で

す。ハンター・デイヴィス著「ビートルズ」の初版口絵に当時の恋人ジェーン・アッシャーと一

緒に写っていた大きな毛の長い犬です。確か文中にも一度登場していますね。

ブルドッグとオ—ルド・イングリッシュ・シープドッグ、戌年に因んでジョン・レノンとポール・

マカートニの犬の歌をお届けしました。

次はジェリ−・リーバーとマイク・ストーラーの犬小屋で生まれて、ウイリー・メイ・ソーントン母堂

の下で育てられ、南部の勤労青年が愛犬家ロックンロール大会で優勝させた狂犬です。

 

M04.Hound Dog(2’17”)Elvis Presley    

-J.Leiber, M.Stoller-  RCA 07863 66050-2

 

原文

湯煙夏原破雲怒告

蔵院翁留沙汰異夢

湯煙夏原破雲怒告

蔵院翁留沙汰異夢

家憂延音場請裸人

縁能不連胴部魔隠

和漢朗詠文

湯煙ノ夏原ニ、雲破レテ怒リ告ゲル

蔵院ニ翁留マル沙汰、夢異ナリテ

家ハ憂イノ音ガ延ビ場ヲ裸人請ケ

縁能ワズ連カヌ胴部、魔隠レタリ

 

N  エルヴィス・プレズリの「ハウンドグ」でした。上に揚げた漢詩は、その昔、博多で

詠まれていたというこのロックンロ—ル曲の歌詞とその読み下し文です。一部不詳で

して、完全ではありませんが、参考までに見てもらいました。森田一義氏の

ご協力、ありがとうございます。

さて新年ですから新しい音楽も聞きましょう。昨年末の発売でしたね。わ

たしは今年になってから手に入れました。

リ—・アン・ヲマックで「シャイン・オン・レイニデイ」。

 

M05.Shine On Rainey Day(3’18”)Lee Ann Womack

-B.Cobb, A.Combs-  ATO0412CD

 

N  北米カントリ—界の、もう中堅どころになるのかな、リ—・アン・ヲマックの新譜『』か

ら「シャイン・オン・レイニデイ」でした。ちょっと線の細い感じですがなかなかどう

して、しなやかで強靭な唄いぶりですね。演カントリー歌手とは違って、シンガ・ソン

グライタ的な側面を強く持っているリ—・アン・ヲマック、アルバムからは割と濃いゴスペル

色も感じられました。いずれまたお届けしましょう。

さて同じく北米はカントリー・ミュ—ジック・ステイト、テキサスからの新譜です。ダラスを本

拠地としているスタジオ・セッション音楽家の集団、テキサス・ジェントーメン、ジェルメン。これ

が自分達の名義では初めてのアルバムになるのかな。内容は一言で表現するのな

ら、スタジオ・ジャム。それをオーヴァ・ダビングで楽曲単位にまとめた印象です。ま

たゆっくり聞いて貰うつもりですが、今では得難い、というか70年代のロック・

アルバムは皆こんな感じだったなあ、という思いと共に聞きました。

今朝は冒頭の一曲「ハービー、ドゥービー」、スタッフの「フーツ」に似たモチーフが繰り返

されてます。

 

M06.Habbie Doobie(6’16”)The Texas Gentleman

-D.Creamer-  New West NW6407

 

M07.恋のほのお(2’51”)エジソン・ライトハウス 

-B.Mason, T.Macaulay-  ワーナー WPCR-17928

 

N  さて出ましたCD三枚連作『DJ糸居五郎 黄金のレイディオ・ヒッツ ゴ−・ゴ−・ゴ

−』、今日の生語り皿回しに備えて、当日のアサー漬けでおさらいです。

まずお届けしたのは、エヂスン・ライトハウスで「ラーヴ・グロウズ〜恋の炎」、流行り

ましたね。これにはわたしもひとつ思い出がありまして・・・あ、これは蔦

屋でお話しましょう。1970年ですね、日本で流行ったのは。イギリスのデッチ上

げグル—プ、衛士さん灯台。こうやって聞くと、手の込んだ造りで実に良く出

来てます。これで当たらなきゃ恥ってなもんです。

今朝も沢山のヒット曲をお届けますから、さっそく次へ行きましょう。まずは

柔らかな手触りの健全洋楽流行歌からどうぞ。

トレメローズで「サイレンス・イズ・ゴールデン」。

 

M08.サイレンス・イズ・ゴールデン(3’07”)トレメローズ    

-B.Crewe, B.Gaudio-  ワーナー WPCR-17927

 

N  最後の裏声無段階移動が良かったですね。貴乃花部屋親方はこの歌が好きな

んでしょうか。「沈黙はキン也」、トレメロ—ズでした。オリヂナルはフォーシーズンズなんです

っ てね。知らなかった。彼らのB面曲に目を着けたのは、デイヴ・クラーク・フ

ァイヴのメムバだったマイク・スミスだった、というのも余話として充分な事実です。

次もファルセトー・ヴォーカルで唄われます。

ウィッシュフル・シンキングの「ピーナッツ」

 

M09.ピーナッツ(2’20”)ウィッシュフル・シンキング  

-J.Cook-  ワーナー WPCR-17927

 

N  これもフォーシーズンズで有名らしいです。前の曲と同じく、ザ・ワイルド・ワンズが

「スタ−誕生」の原形「タレント・スカウト・ショウ〜あなた出番です」で唄っていたのを

覚えています。鍵盤楽器担当で5人目に入った天才少年渡辺茂樹、通称チャッピ

ーが得意のウラ声でリードを取ってました。わたしはウィッシュフル・シンキングというグループ

自体、このCDで知ったのであります。

あの忌まわしきハード・ロックの対極に出て来たようなソフト・ロックという概念は、

ひとつの特別な形のように捉えられていますが、若々しい新感覚を持ったポッ

プスの主流派だったのですね。加瀬邦彦のワイルド・ワンズはこの手のものを選ぶ

センスがとても良かった。ウィッシュフル・シンキングの「ピーナッツ」でした。

次も忘れられないですね。

ザ・シーカーズで「ジョージ・ガール」。

 

M10.ジョージ・ガール(2’17”)シーカーズ

-T.Springfield, J.Dale-  ワーナー WPCR-17928

 

N  「ジョージ・ガール」、ザ・シーカーズでした。大好きでした。イントロの口笛がなんと

も魅力的です。引っ込み思案で優柔不断な女の子に「しっかりしなよ」と元

気づける、義務教育で音楽の時間に唄われても差し支えない歌です。

13歳の初夏ですね、流行っていたのは。この歌も先の2曲と同じように、

日本人の唄でテレビから覚えました。木の実ナナと尾藤イサオの「ザ・ヒットパレード」

です。誰が唄っていたかなあ。槙みちるだったかなあ。シーカーズがオーストラリアのグ

ル—プだというのは、今日まで知らなかったです。メムバにカンガル−とコアラが居たか

どうか、今日の午後、淳に聞いてみましょう。ビージーズ以前に成功例があっ

たんですね。

ここまでの3曲どれも健全な洋楽流行歌で、それを好きだったというわた

しも、まだイーコだったのでしょうか。

次の歌は1966年と69年に日本でヒットした、と解説にありましたが、始めの

方は体験していません。69年の時はラジオでよく流れていて、唄い出しの「Have

You Ever Seen・・・」で現在完了形を頭に叩き込んでいました。

P.F.スローンで「孤独の世界」。

 

M11.孤独の世界(3’04”)P.F.スローン 

-P.F.Sloan-  ワーナー WPCR-17928

 

M12.青春の光と影(3’14”)ジュディ・コリンズ

-J.Mitchell-  ワーナー WPCR-17928

 

N  P.F.スローンで「孤独の世界」、そして以前ジョーニ・ミッチェルの仕様で聞いて貰った

「青春の光と影」オリヂナル・ヒット・ヴァ—ジョン、青い目のジュディ・コリンズでした。

当然ながら、こちらの方が売れ筋を意識した巧みな造りですね。これもラジオ

で何回も聞いたなあ。わたしがチャ—ト狂だったのはとても短い間でしたから、

多分スタンダ—ド化してから後の事だったように思います。

さて、CD三枚連作『DJ糸居五郎 黄金のレイディオ・ヒッツ ゴ−・ゴ−・ゴ−』、の

第二集、第三集でお届けしている今朝の「幻」モーニン・ブルーズ、先週もお届け

したコマ—シャルなビート・ポップスを続けて参りましょう。

まずトミー・ジェイムズ・アンド・ザ・ションデルスの「モニー・モニー」

アーチーズで「シュガー・シュガー」

レーン&ザ・リーキングズ「ストップ・ザ・ミュージック」、以上の3曲です。どうぞ。

 

M13.モニー・モニー(2’51”)トミー・ジェイムズ・アンド・ザ・ションデルス 

-B.Bloom, R.Cordell, B.Gentrey, T.James –  ワーナー WPCR-17927

 

M14.シュガー・シュガー(2’45”)アーチーズ

-Barry, Kim-  ワーナー WPCR-17928

 

M15.ストップ・ザ・ミュージック(2’53”)レーン&ザ・リーキングズ

-C.G.Westlake, M.Subotsy-  ワーナー WPCR-17927

 

N  健全ビート・ヒット・ポップス三連発、今朝はトミー・ジェイムズ・アンド・ザ・ションデルス

の「モニー、モニー」、アーチーズで「シュガー、シュガー」、そしてレーン&ザ・リーキングズですね、

「ストップ・ザ・ミュージック」をお届けしました。

「モニー、モニー」は今でも充分にカッコ良いです。68年のヒットから20年位経った

頃、スキ—場のゲレンデ放送で耳にした事がありまして、その時も「カッコいいなあ」

と興奮しました。レイ・チャールズ「ワダイセイ」の白人十代仕様ですね。

「シュガー、シュガー」は子供向けアニメイション・テレビ番組の主題歌だったそうです。

全米全英で第一位獲得。日本で68年に発売された時からわたしも親しんで

いましたが、何と言ってもウイルスン・ピケットがフィラデルフィアで吹き込んだ仕様が気に

入っています。ジェフ・バリーが書いた原曲がいいからですね、きっと。立派な

大人の音楽です。

「ストップ・ザ・ミュージック」、解説では「湯原昌幸のスウィング・ウエストがカヴァ−して

いた」とありますが、わたしの記憶は萩原健一のテムプターズですね。LPに入れ

てた筈です。「ストップ・ザ・・・」と誰でも分る英語の表題を連呼する時に、

リズム・ブレイクがあるでしょう。ここで客席から「キャーッ」と来るんです。当時の

お約束です。ショーケンが何かポ—ズで特別な見栄を切るのかな。今のレーン&ザ・リー

キングスのには、この「キャーッ」がないもんだから、何か物足りないのですよ、ハイ。

歌はダンスにジョノカを連れて行ったら他の男に獲られた、という「テネシー・ヲーツ」

と同じく、これまた永遠の主題を持っています。完奏の最後は、エレキのアーミング

でキメて欲しかったですね。

さて先ほどは英語の現在完了形記憶法が出て来ましたが、今度は世界地理

の時間です。イギリス北東部第一の工業都市は、ヌーカソー、ニュ—カッスル。大きな港を持

っている事から、試験前には「入荷する」なんて風に覚えませんでしたか。

一方、 次に唄われるふたつの都市は鉄道で繫がれていて関係が深く、繊維

製品を中心に19世紀のイギリス経済を支えた事で知られています。

ではお聞き下さい。ピンキーとフェラスで「マンチェスタ—とリヴァプール」。

 

M16.マンチェスターとリヴァプール(2’18”)ピンキーとフェラス  

-Popp, Marnay, Fishman-  ワーナー WPCR-17928

 

N  これは本国では全くヒットしていないそうです。世界中で知られていると思っ

ていましたが、分らないもんですね。中学校の社会科学習にも多大なる貢献

をした、ピンキーとフェラスで「マンチェスタ—とリヴァプール」でした。

さて次の2曲はいずれも当時のグループサウンズのシングル曲にもなりました。

1曲目めはザ・ジャガーズ、そしてカーナビーツのカヴァ、覚えてるかな。続けてど

うぞ。

 

M17.キサナドゥの伝説(3’34”)デイヴ・ディー・グループ

-A.T.Blaikley, K.Howard-  ワーナー WPCR-17927

 

M18.オブ・ラ・ディ・オブ・ラ・ダ(3’00”)ベッドロックス  

-Lennon, McCartney-  ワーナー WPCR-17928

 

N  デイヴ・ディー・グル—プというのは日本だけの呼び名で、本当はデイヴ・ディー、

ドージ−、ビーキー、ミック、アンド・ティッチだ、というのは某英国人から教わりました。

ジェフ・ベック・グループも、本当はジェフ、ミック、ロニー、ニッキー、アンド・ロッドだった、

というのは聞いた事がありませんです。

このグル—プの前の曲「オーケイ」はロシア民謡をアレンヂしたと言われ、このモンゴルに

あったとされている歓楽の都を唄った「キサナナドゥの伝説」は、何故か最後に「オ

ーレイ」と入りそうなスペイン / メキシコ調です。パツラ3本のマリアッチ調は、プロの仕事。

詳細不詳ながらワ—ルド・ミュ—ジックの祖です。

1968年の発表直後に何故か姉が瞬間的に魅了され、ドーナツ盤を買って来て

ました。ただ、わたしの方が長く聞き続けましたね。貴重なシングル・レコ—ドで

すから。かなり刺激的な鞭の音が効果音として入っていますが、ジャガ—ズの

方はこれがショボくてね。ヤング720に出て唄ったときは岡本信がしきりに鞭を

振り回すものの、音は全く聞こえず可哀想でした。「おお、愛に生きて死のう、

あなたを連れて行きたい遥かなキサナドゥ」という唄い出しだった筈です。

時は流れて1980年、同じ綴りが「ザナドゥ」と読み換えられ、映画で大ヒット。

六本木には同じ名前のディスコもありましたね。急にお洒落になっちゃった。わ

たしは一貫して「木更津」で通しました。デイヴ・ディー、ドージ−、ビーキー、ミック、

アンド・ティッチ、「木更津の伝説」でした。

その次「オブ・ラ・ディ・オブ・ラ・ダ」はママレイドのカヴァの方が日本では有名で

しょうか。アーサー・コンリーのも良いですね。「オバディ・オバダ」なんて発音でね。

このベッドロックスのも日本で当たったそうです。ドラムスがいいですね。確実なビ—

トだ。何て奴だろう。

カーナビーツのカヴァは「デズモンド」と「メアリ」を、「太郎」と「花子」と置き換え

て、アイ高野が唄ってました。

さて、先週末に古くから唄っている人間と長い話をしました。相手はそ

の昔、京都のディスコに出ていて、その頃からブルーズ音楽を志していたのですが、

憧れのスローものを唄い出すとヤクザのマネイジャがすっ飛んで来て、「他のもっと踊

れるのにしろ」と迫られたそうです。そして毎晩、最後にこれを演奏しない

と帰して貰えなかった、と言って教えてくれたのが、この曲です。

 

M19.ヴィーナス(3’34”)ショッキング・ブルー

-R.V.Leeuwen-   ワーナー WPCR-17927

 

N  永遠のヒット曲「ヴィーナス」、ショッキング・ブルーでした。オランダのグル—プでしたね。「帰

してもらえなかった」というと、毎晩演るワケだ。ブルーズを指向している人間

には辛いですね。心中お察し致します。80年代にバナナ・ラーマで2度目のヒットも

記録しています。イギリスのヌーウェイヴ・グル—プのひとつとわたしが見ていたバナナ・

ラーマがこれを唄った時には、大いに落胆致しました、ハイ。

さて遠い昔のヒット・メドリー、いかがでしょう。流行音楽界は十年一日ではあ

りません。今のチャ—ト上位曲とは、全く比較にならない物が並んでいます。た

だ、現在の欧米のチャ—トをちょっと真剣に聴いてみると、それほど音楽そのも

のは変わっていない、という事に気付きます。流行るか、流行らないかの表

層的付加価値は、その世界の中にいないとチンプンカンプンですが、人々に受け入

れられる音楽の要素自体は普遍のように思えます。酷いのはこの国の商業音

楽です。作り手、売り手の都合だけで発せれられている雑音ですね、ほとん

ど。時々訪れる携帯電話ショップが、店内音楽として有線放送でこの国の最新ヒッ

ト曲を流しているのですが、正直言って耐えられません。いつでも早く帰りた

い、ここから逃げ出したい、そんな思いが募って来ます。

それはともかく、2018年も明けたばかり。これから507年後のヒット曲はど

うなっているのでしょう、果たして・・・。

 

M20.西暦2525年(3’15”)ゼーガ−とエバンス 

-Evans-  ワーナー WPCR-17928

 

M21.誓いのフーガ(2’45”)フェアリー・ダスト  

-Hill, Cochrane-  UICZ-1435/6

 

N  ゼーガ−とエバンスで「西暦2525年」。全米一位獲得後、一切音信がないという

潔い一発屋の鏡です。そして原題を「2010年」という「誓いのフーガ」でした。

こちらはCD三枚連作『DJ糸居五郎 黄金のレイディオ・ヒッツ ゴ−・ゴ−・ゴ−』に

は収められていません。「2525」との関連でどうしてもお届けしたかったので

図書館で借りて来ました。内容は「43年先の2010年、わたしたちはまだ愛

し合っているだろうか」といった、割とフツーの愛の歌でした。その2010年を

通り過ぎてしまった現在、作者、実演者に問いかけてみたいですね、「愛しあ

ってるかい」と。それから今、聞いていて感じました。バッハの音楽は結構残

虐ですね。

さて、『DJ糸居五郎 黄金のレイディオ・ヒッツ ゴ−・ゴ−・ゴ−』の第二集、第三

集、如何でしたか。この三枚連作には、懐かしいR&Bも沢山収録されていま

すが、今回は半ば意図的に避けてお届けしました。その訳は、自分自身もこ

れが出なければ生涯聞かなかった筈のヒット曲をもういちど確かめたかったか

らであります。これまでにかなりの回数を通して聞いていますが、全然飽き

なかっ たですね。昔のヒットのオムニバスに共通して漂う古びた印象もない。通し

て聞いていると気分が上向きになると言いますか、まだハ—ド・ロックに汚染され

ていないし、エルモア・ジェイムズの洗礼を受ける前のハツラツとした十代前半のワツシイサ

ヲになっている自分を感じました。一方、何の進歩成長もしていない自分もそ

こ居ました。昔話もいろいろ長かったですね。だから年寄は嫌われる・・・

あ、お時間よろしいようで。

 

M22.オー・ハッピー・デイ(5’00”)エドウィン・ホーキンズ・シンガーズ

-E.Hawkins-  ワーナー WPCR-17928

 

M23.You’re Number One(In My Book)(5’12”)Gladys Knight & The Pips

-W.Raglin, W.Zimmerman, D.Meyers, L.Sylvers-  Columbia 982735 2

 

TM Born In Chicago 「アサー」入り / Paul Butterfield Blues Band

-N.Gravenites-  Rhino 8122 798434 0

 

N  『DJ糸居五郎 黄金のレイディオ・ヒッツ ゴ−・ゴ−・ゴ−!』第二集、第三集から

お届けした今朝の「幻」モ—ニン・ブルーズ、最後はエドウィン・ホウキンズ・シンガーズの

「オウ・ハピー・デイ」、1969年全米第四位を記録したヒット曲です。大所帯のゴスペ

ル・クアイアです。トップ10入りした中で最も大勢の人間が録音に参加した楽曲と

いう記録を持っていなかったかな。こういうのは矢口清治が詳しい。

最後は『ゴ−・ゴ−・ゴ−!』とは関係なく、グラディス・ナイトとピップスの『ヨー・

ナムバ・ワン・イン・マイ・ブック』。コロムビアへ残した録音を集めたベスト盤からお届け

致しました。グラディスは、何時聞いても本当にいいですね。

 

本日のイヴェントのお知らせをここでもう一度しておきましょう。

2018年1月13日(土)、今日です。代官山の蔦屋、綺麗なところですよ。

「DJ糸居五郎、深夜放送、このころの洋楽」を語るトークショウ

三枚連作『DJ糸居五郎 黄金のレイディオ・ヒッツ  ゴ−・ゴ−・ゴ−!』

の制作者、宮治淳一の対談相手にワツシイサヲが出演します。

13時45分に開場して、14時から開始の予定。入場出来るのはこのCDを予約

あるいは購入した方先着100名様ゲンテー、急げ。と言ってもこの前の梅勇芸徒

みたいに一杯になってくれるかなあ。会場自体が広そうだし。

病的重度聴取者たちを招集いたします。蔦屋だよ、全員シューゴー。

詳しくは、蔦屋代官山店までお問い合わせ下さい。

〒150-0033 渋谷区猿楽町17-5

電話:03-3770-2525

event_daikanyama@ccc.co.jp http://real.tsite.jp/daikanyama/event/index.html

 

そして、関係皆様のご尽力で中央エフエムでの生放送、今年の第一回が決定し

ました。

2018年2月15日木曜日の24時、午後12時、つまり、二日が重なる一瞬、

2018年2月16日金曜日の0時、午前0時から、修と5時間です。

送信周波数は84.0メガヘルツです。受信機の調整をしておいて下さい。

45979号、2月16日早朝は、中央、江東、墨田周辺を流せ。

大家の修が2017年の優秀作品を並べるそうで、わたしはどうしようかな、

と思案中です。何か妙案ございましたら、お伝え下さいな。

今朝の特別付録は、以下の隠し場所です。どうぞお楽しみ下さい。

http://firestorage.jp/download/bd3169149d1c99f338eb5f376d0b2756ac0f210c

ダウンロードパスワードは、wv8gxgbzです。

今朝もちょうど時間となりました。

こちらは、http://osamusawada.com/category/mornin-blues-by-isaowashizu/

「幻」モーニン・ブルーズ、鷲巣功でした。来週も首都圏で9人のあなただけに。

そして全国で9500万人のあなたにも、アサー。