カテゴリー : 2019年 4月

第3弾・祝16年目突入!RealRocks大感謝祭!<直筆サイン放出企画>

2019年4月、、、リアルルックスは16年目に突入しました。
毎年度末、存続の危機に瀕していたリアルロックスにとってこれは奇跡であると同時に、リスナーの皆様のご支援のおかげであります。
そこで、RealRocks大感謝祭と銘打ち、4月はプレゼント企画を行っています。

第3弾は、4組のアーティストの直筆サインプレゼント!

今月4月のREAL ROCKS SELECTIONバンド、H.E.R.O.
2月のREAL ROCKS SELECTIONバンド、The Ramona Flowers
3月にDownload Japan 2019に出演したGHOST
そして昨年11月に名古屋で素晴らしいパフォーマンスを行ったCovet

文句なしのラインナップ!

欲しいという方は、
ご希望のアーティスト名
ご住所、お名前、電話番号、メールアドレスを記入の上、できれば熱いメッセージも添えて、
ZIP-FMウェブサイト・メッセージ
または
メールアドレス、 realrocks@zip-fm.co.jp
でお待ちしております!
応募のシメキリは、平成最後の日=2019年4月30日(火曜)までとさせていただきます。
あなたのご応募お待ちしております。

先週のプレゼント、
マーク・ボールズ名古屋公演御招待企画(4/24〆切)の詳細は、
http://osamusawada.com/diary/2019/04/14/13718/  をご覧ください。


「マーク・ボールズ トリロジー完全再現ジャパンツアー」名古屋公演
 2019年5月31日(金)名古屋 ell.FITSALL(愛知)に

計2名様をご招待!

行きたいという方は、
参加希望人数、1人か2人。
そして、お名前、電話番号、メールアドレスを記入の上、できれば熱いメッセージも添えて、
ZIP-FMウェブサイト・メッセージ
または
メールアドレス、 realrocks@zip-fm.co.jp
でお待ちしております!
応募のシメキリは、2019年4月24日(水曜)までとさせていただきます。
あなたのご応募お待ちしております。
※入場時に1ドリンク代が必要となる場合がございます、その際はご了承くださいませ。

JAPAN TOUR 2019 SCHEDULE
5月22日(水)DAY1 東京キネマ倶楽部(東京)
5月23日(木)DAY2 東京キネマ倶楽部(東京)
5月26日(日)鹿児島キャパルボホール(鹿児島)
5月28日(火)新潟 LOTS(新潟)
5月30日(木)梅田バナナホール(大阪)
5月31日(金)名古屋 ell.FITSALL(愛知)



RADIO NEXUS【2019/04/15 O.A.】Playlist



PLAYLISTはこちら→
https://au.utapass.jp/channel/campaign/4twXmmORw9MjTHpOhO

毎週月曜21時~22時までRADIO NEXUS(レディオ・ネクサス)という音楽番組で“ロックとメタル”をテーマに爆音とトークをお届けします。


「アーティストやパーソナリティが自由に発信できる場」をコンセプトに無料で楽しめる音楽ラジオステーション「Backstage Café」が、2018年11月1日(木)に開局!
観覧可能な公開収録スタジオも東京・原宿にOPENしました。

「Backstage Café」は30組以上のアーティストやパーソナリティ、また株式会社ナターシャを始めとするパートナーメディアが、メジャー、インディーズそして音楽ジャンルや時代に関係なく、今本当に聴きたい曲、聴かせたい曲を自らセレクトしてお届けします。

毎週月曜21時~22時までRADIO NEXUS(レディオ・ネクサス)という音楽番組で“ロックとメタル”をテーマに爆音とトークをお届けします。

◆インターネット音楽ラジオステーション「Backstage Café」◆
https://backstagecafe.jp/  ※聴取方法などはウェブサイトをご確認ください(アプリ、またはウェブサイトから聴けます)。
澤田修の完全監修番組”RADIO NEXUS”。
選曲、編集、トーク、全て担当!
毎週月曜日21時~22時。番組再配信 毎翌週土曜 18:00〜19:00。
※同時間帯に特番などが入れば再配信は中止します。



第2弾・祝16年目突入!RealRocks大感謝祭!<マーク・ボールズ名古屋公演御招待企画>

2019年4月、、、リアルルックスは16年目に突入しました。
毎年度末、存続の危機に瀕していたリアルロックスにとってこれは奇跡であると同時に、リスナーの皆様のご支援のおかげであります。
そこで、RealRocks大感謝祭と銘打ち、プレゼント企画を行います。

第2弾は、ロックシンガー、マーク・ボールズ!
「マーク・ボールズ トリロジー完全再現ジャパンツアー」名古屋公演御招待!


ネオクラシカル・速弾きギタリストの元祖=イングヴェイ・マルムスティーンの3作目 『トリロジー』(1986年)で圧倒的なヴォーカルを披露したマーク・ボールズさん、、、残念ながら、その作品の来日公演時はイングヴェイのバンドを離れていた(解雇されていた)ため、日本で彼の歌声を聴くことができませんでした。
あれから33年、、、まさかのカタチで実現するのです!
イングヴェイは当然やってきませんが、ギターを弾くのは日本のイングヴェイ・マルムスティーン、ケリーサイモン氏!

このステージが名古屋では、ell.FITSALLで観られます。

公式サイトはコチラ

そこで!REAL ROCKSが一肌脱ぎました!

「マーク・ボールズ トリロジー完全再現ジャパンツアー」名古屋公演
 2019年5月31日(金)名古屋 ell.FITSALL(愛知)に

計2名様をご招待!

行きたいという方は、
参加希望人数、1人か2人。
そして、お名前、電話番号、メールアドレスを記入の上、できれば熱いメッセージも添えて、
ZIP-FMウェブサイト・メッセージ
または
メールアドレス、 realrocks@zip-fm.co.jp
でお待ちしております!
応募のシメキリは、2019年4月24日(水曜)までとさせていただきます。
あなたのご応募お待ちしております。

※入場時に1ドリンク代が必要となる場合がございます、その際はご了承くださいませ。

JAPAN TOUR 2019 SCHEDULE
5月22日(水)DAY1 東京キネマ倶楽部(東京)
5月23日(木)DAY2 東京キネマ倶楽部(東京)
5月26日(日)鹿児島キャパルボホール(鹿児島)
5月28日(火)新潟 LOTS(新潟)
5月30日(木)梅田バナナホール(大阪)
5月31日(金)名古屋 ell.FITSALL(愛知)

【幻】モーニン・ブルーズ 2019/04/13

mb1900413

TM. Walikin’ Blues「アサー」入り / Paul Butterfield Blues Band

-R.Johnson-  Rhino 8122 798434 0

N  おはようざいます、ワツシイサヲです。「幻」モーニン・ブルーズ2019年04月13日を  

 始めましょう。

  寒かったねえ、今週は昨日も冬の格好で出かけました。4月半ばですよ。

 あ、少数の方にわたしの誕生日を祝って頂きまして、有難うございます。こ

 れからの1年、 何はともあれ、まず元気にやります。それしかないな、今。

  先週の「いとしの令和」は、意外なほど好評でした。オドロキ、モモヒキ、ヤマイノキ

 です。圧倒的好評にお答えしまして、今朝も「令和」で行きましょう。

  先週の「レイラ」は本名をパティ・ボイド・ハリスンといいます。こちらはレイラ・マカーラ

 でいいのかな・・・。

M01.Oh My Love(3’45”)Leyala McCalla

– L.McCalla –  Jazz Village  JV570154

N  「オウ、マイ・ラーヴ」、いとしのレイラ・マカーラでした。昨年録音され、今年早々に発

 売となったアルバムからです。キャロライナ・チョコレイト・ドロプスというグループで活動をし

 た後ソロに転向したようですが、わたしは初対面。写真を見た時には、南米の

 娘かな、と思いました。両親がハイチ人らしいです。多分北米合衆国に帰化して

 いるのでしょう。セロ奏者らしいですけれど、ここでは弾いていません。代わ

 りに多用しているのがテナー・バンジョウ。初めて聞く楽器です。多分普通のより

 も低い音域を覆うのでしょうか。テナー・ギターというのもありまして、普通のギ

 ターの感覚で弾くと、出ている音と指のポジションの関係で気が狂いそうになりま

 す。ザディーコ調に仕上げられた今の「オウ、マイ・ラーヴ」では和音の刻みに使われ

 ていました。

  ハイチ人、セロ弾き、テナー・バンジョウの巧者・・・クセ者の要素充分ですが、とても

 伸び伸びと音楽を演っている様子には、気持ち良くなれます。

  アルバム全体からは偉大なヌー・オーリンズ音楽の懐の深さが感じられます。次もテナ

 ー・バンジョウが活躍しますよ。

  アルバム表題曲です。「キャピタリスト・ブルーズ」。

M02. The Capitalist Blues(3’55”)Leyala McCalla

– L.McCalla –  Jazz Village  JV570154

M03.Junco Partner(4’34”)James Booker

-R.Shad-  Jazzline N77061

N  「キャピタリスト・ブルーズ」、いとしの令和マカーラでした。それに続けてこれまた

 ヌー・オーリンズ味の効いたピアニスト、ジェイムズ・ブッカーで「ジャンコ・パートナー」でした。

  薬物中毒患者の歌です。最後の方で叫ばれるのは、社会から追放されかか

 っているテクノ・デューオの片割れが使用したあの薬物です。凄い歌ですね。

  錚々たる音楽家たちがハムブルグのライヴ・クラブ「ポー叔父のカーネギー・ホール」で行

 った演奏の録音が、共通したディザインのジャケットで十数枚一挙に発売されていま

 す。ディジ・ガリスピ、ジョニー・グリフィン、ジョニー・ギター・ワトスン、アルバート・コリンズ、

 エルヴィン・ジョーンズなどなど。主に1970年代後半の録音です。エスタ・フィリップスな

 んてのは、聞いてみたいですね。

  もちろんこのジェイムズ・ブッカーの実況もそのシリーズからで、全編彼ひとりの弾

 き語りで臨場感あふれる音響の中、ヌー・オーリンズ・スタイルのピアノが満喫出来ます。

  では『ジェイムズ・ブッカー・アット・オンケル・ポーズ・カーネギー・ホール』から、数曲聞き

 ましょう。

  次はパーシー・メイフィールドの名作、「プリーズ・センド・ミー・サムワン・トゥ・ラーヴ」。

M04.Please Send Me Someone To Love(5’09”)James Booker

-P.Mayfeild-  Jazzline N77061

N  『ジェイムズ・ブッカー・アット・オンケル・ポーズ・カーネギー・ホール』から、「プリーズ・センド・

 ミー・サムワン・トゥ・ラーヴ」でした。多分それほど大きな場所ではないでしょうね。

 お客さんが非常に近くに居る。ピアノの音も生々しい。

  ジェイムズ・ブッカーは自由な選曲で15曲聞かせてくれます。ジャケットには誤植か

 誤字か「17曲」となってますけれども。ピアノもジェイムズ調のいい音で鳴ってま

 す。

  次は「マイ・ボニー」です。

M05.My Bonnie(4’57”)James Booker     

-td.- Jazzline N77061

N  ファッツ・ドミノーが弾いて唄ったらこんな感じになりそうですね、「マイ・ボニー」、  

 ジェイムズ・ブッカーでした。録音当夜、彼はかなり調子が良かったようで、唄、

 ピアノ共に冴えています。ヌー・オーリンズ・ピアノを多角的に味わうには、とても良

 いアルバムです。タイトルに「Vol.1」とありますから、ひょっとして第二弾も装填さ

 れているかも知れません。楽しみです。

  ではジェイムズ・ブッカー。1976年ハムブルグでの実況録音です。これは本人が事

 前にタネ明かしをしています。

  偉大なるレイ・チャールズの「ロンリ・アヴェヌー」そして「ストーミー・マンデイ」。

M06.Lonely Avenue & Stormy Monday(6’58”)James Booker

J.Pomas, A.T.Walker-  Jazzline N77061

M07.I Wonder Who’s Been Loving You Tonight(3’20”)Louisiana Red

Jazzline N77064

N  ジェイムズ・ブッカーに続けまして、やはり「ポー叔父のカーネギー・ホール」実況録音

 です。ブッカーの1年後、1977年録音のルイジアナ・レッド、こちらもひとりのレスポー

 ル・ギター弾き語り。しかも2枚組です。ずっと通して専用リズム・セクションの必要

 性を感じさせない程、心地良い緊張の続くブルーズ演奏で、上手い人はこれで

 充分なんだ、と再認識させられます。ギターとハモニカを一緒に演るところなどは、

 50年代的ですね。唄も特別に宜しい。やはりブルーズはヴォーカル・ミュージックなんだ、

 とこれも再認識です。

  では『ルイジアナ・レッド・アット・オンケル・ポーズ・カーネギー・ホール』から、

  「ミドナイト・ラムブラー」。

M08.Midnight Rambler(3’04”)Louisiana Red

Jazzline N77064

M09.Satisfaction(3’43”)Ronnie Baker Brooks

-M.Jaggar, K.Richard- Chicago Blues Experience  CBE 1701

N  ルイジアナ・レッドの「ミドナイト・ラムブラー」に続いては、ご存知「欲求不満」。ロニー 「ベ

 イカー」ブルクスです。皆さんもレコード店などで既にご覧でしょう、『シカーゴ・プレイズ・ 

 ザ・ストーンズ』からです。。シカーゴで現役のブルーズ・ミュージシャンがローリング・ストーンズ・

 ナムバズをカヴァしたというアルバムで、わたしも以前から目にしていましたその時

 は「あー、ありがちな企画ね・・・」と冷ややかに見ていました。でも時間

 に余裕があったある日に視聴しましたら、これがいいのです。変にストーンズを

 意識せずに、楽曲を自然な素材として採り上げている姿勢には好感です。ジャ

 ガー / リチャーズの作品が如何にフツーなのか、という事実が分かりました。これら

 を独特固有の雰囲気に彩っているのは、ミック・ジャガーを始めとするあの5人の

 個性なのだな、とも理解出来ます。これからこの『シカーゴ・プレイズ・ザ・ストーン

 ズ』しばらくお届けします。あなたのご感想は如何でしょうか。

  ではまず、日本でも人気者ですね、ビリー・ブランチで「悪魔によせる同情」。

M10.Sympathy For The Devile(5’56”)Billy Branch 

-M.Jaggar, K.Richard-  Chicago Blues Experience  CBE 1701

N  「シムパシー・フォー・ザ・デヴォー」、ビリー・ブランチでした。これもゴダールの映画「ワ

 ン・プラス・ワン」で象徴されるストーンズ版に較べると極くフツーの一曲ですね。ストーンズ

 のあの怖い雰囲気があまりに出てないんで、後半ちょっと無理をしている感

 じさえしました。古くからの歴史を唄い込んだ注目すべき部分の多い詞(こ

 とば)、発表当時は最新の話題だった「誰がケディ兄弟を殺したんだ、今となっ

 ては俺とお前じゃないか」の行りも、それほど刺激的に響きません。

  ひょっとしてシカーゴのブルーズ・ミュージシャンたちにとって、ジャガー / リチャーズ作品

 は、当たり前のブルーズ曲とまでは言いませんが、「ああ、やってるな」程度に

 聞こえているのかも知れない、などとも考えて聞いていました。

  全体的に演奏は堅実そのものです。シカーゴの現役ブルーズ・ミュージシャンたちの現

 在を語っているようにも聞こえます。次も面白い出来ですね。聞き始めて45

 年以上経ちますが、未だ歌の真意は分かりません。でも大好きな1曲です。

  「デッド・フラワーズ」、ジミー・バーンズでどうぞ。

M11.Dead Flowers(4’21”)Jimmy Burns

-M.Jaggar, K.Richard-  Chicago Blues Experience  CBE 1701

M12.Let It Bleed(4’01”)John Primer

-M.Jaggar, K.Richard-  Chicago Blues Experience  CBE 1701

N  ジミー・バーンズで「デッド・フラワーズ」でした。続けては、この『シカーゴ・プレイズ・

 ザ・ストーンズ』の冒頭に収められている「レット・イト・ブリード」、ジョン・プライマーで

 した。ストーンズの最高傑作LPの表題曲ですね。好きだったなあ。ミックの唄う世

 界を一生懸命理解しようとしましたね。今も知らんけど。

  こちらのジョン・プライマー版は実に気楽に唄い演奏されています。とても滑ら

 かですね。ストーンズは現役ですから、わたしの知らない楽曲も半分くらいあり

 ますが、そういうのは全くフツーに聞こえます。あ、わたしのストーンズ意識が過剰

 なのかな。

  さて、こういった黒人音楽家によるザ・ローリング・ストーンズ・ナムバの第一作は、

 おそらくこれでしょう。

  メアリー・クレイトンです、「ギミ・シェルター」。

M13.Gimme Shelter(3’32”)Marry Clayton

-M.Jaggar, K.Richard-  Ode 88883739602

N  さてハムブルグのブルーズ・ライヴからザ・ローリング・ストーンズへと流れまして、次は

 本家の登場です。

  聞いて下さい、1966年の作品です。「レイディ・ジェイン」。

M14.レイディ・ジェイン (3’11”)ザ・ローリング・ストーンズ

-M.Jaggar, K.Richard-  ポリドール P25L 25037

N  ザ・ローリング・ストーンズ、「ジェインお嬢さま」でした。冒頭の音はマウンテン・ダルシマー

 というアメリカのアパラチア地方の弦楽器です。元メムバのブライアン・ジョーンズがこういう

 新しい音色に目が無く、この時期に次々と導入してストーンズの音響更新を果た

 しました。ビートルズのインドかぶれに対抗する気もあったでしょうが、ストーンズの

 方が多彩でしたね。ブライアンの力です。

  この録音で使われた現物を見ました。五反田のTOCメッセで行われている

 「ザ・ローリング・ストーンズ展」で、です。開催していることも知らなかったので

 すが、澤田修が誘ってくれたので、今週一緒に行って来ました。

  見事な展示でしたね。500点を超える様々なモノ、モノ・・・。衣装とかチラシ、

 ポスター、ジャケットの下絵など、ほとんどが現物です。そのほか面白かったのは、

 ミックとブライアン、キース・リチャーズの3人が暮らしていたロンドンの合宿所を再現した原

 寸大ジオラマです。実に不潔で真実味ありました。他はアリーナ・ショウのステイヂ模型と

 か録音ステューディオのやはり原寸大ジオラマなどなど。ちょっと会場全体が暗過ぎた

 とも思いますが、それぞれが干渉しないようにとの配慮からですね、きっと。

  使用楽器も現物でたくさん置いてあります。そこに先のダルシマーがありまし

 た。なんとヴォックス製でイレクトリックでした。「本当にこれかな」という気もします

 が、ブライアンが弾く姿を想像しましょう。

M15. アズ・ティアーズ・ゴー・バイ(2’46”)ザ・ローリング・ストーンズ

-M.Jaggar, K.Richard-  ポリドール POCD-1056

N  やや調弦に難あり、の「涙あふれて」でした。64年の作品、当時ミックの恋人

 だったマリアンヌ・フェイスフォーのシングル曲にもなっています。こういう世界もストーンズ独

 自の雰囲気ですね。わたしには硬い石の壁で囲まれた、狭いけれど天井の高

 い部屋がいつも浮かんで来ます。

  「ザ・ローリング・ストーンズ展」場内は、どこへ行っても大音量のライヴ演奏が流

 れていました。まあ当然でしょう。しかし、例のダルシマーに触発されたのか、

 わたしの頭の中ではこのような「アク-スティク・ストーンズ」の音楽がずっと流れてい

 ました。

M16.プレイ・ウィズ・ファイア(2’18”)ザ・ローリング・ストーンズ

-N.Phelge- ポリドール P25L 25035

N  「火遊びのブルーズ」でした。これはジャガー / リチャーズではなく、ナンカ・フェルヂ

 が作者として記載されています。これも陰鬱な暗く冷たいストーンズの世界です。

 とても宜しい。

  五反田のTOCメッセで行われている「ザ・ローリング・ストーンズ展」を観た後で、 

 若いストーンズ・ファンの澤田修から「いつのライヴが好きですか」と聞かれ、咄嗟に

 わたしの口から出た答えは、「ミック・テイラーが入った直後のアメリカ公演だね」です。

 「この時まではメムバだけで演ってたんだ。次からホーンなどが入って大がかりに

 なって来るんだよ。会場も運動競技場になってね・・・」と昔話になったの

 ですが、質問者は満足してくれたかな。

  では、ニッキ・ホプキンズがピアノ、ジム・プライスがトロムボーン、ボビー・キーズがサクスフォン

 に追加され大所帯になったストーンズ一座のアリーナ・ショウから聞きましょう。映画「レ

 イディズ・アンド・ジェントルメン」のデラックス仕様から、

  「スウィート・ヴァージニア」。

M17.スウィート・ヴァージニア(4’45”)The Rolling Stones

-M.Jaggar, K.Richard-  ユニバーサル  UICY-78339

N  「スウィート・ヴァージニア」でした。この「レイディズ・アンド・ジェントルメン」の時の巡業

 は、「ならず者ツアー」とも呼ばれていました。発売直後の2枚組 LP『メインストリー

 トのならず者』のプロモーションを兼ねた旅公演だったのです。日本から音楽業界関

 係者が大挙して観に行ったのもこの時が初めてだったのではないでしょうか。

 朝日グラフにも記事が載りました。その号、わたしも持っていました。ミックの衣

 装はまだドギツくなる前で、ワサビ色の幅広いボトムが印象に残っています。

  『ベガーズ・バンケット』、『レット・イト・ブリード』、『スティッキー・フィンガーズ』で吹き込

 んだ素晴らしい持ち歌に加えて『メインストリートのならず者』からも選ばれたリパトワ

 ですから悪い筈がありません。

  前座はスティーヴィー・ワンダー。『トーキン・ブック』、『イナーヴィジョンズ』、『ファースト・フィナーレ』 

 の三部作を仕上げて絶頂期にあったスティーヴィーですから、これは素晴らしい一

 夜です。

  ただ今聞くとストーンズはかなり荒い演奏ですね。ミック・テイラーと追加されたメムバ

 はしっかり演ろうとしていますが、本体の4人は初めてのアリーナ・ショウに戸惑っ

 たのでしょうか、投げやりな態度が伝わって来ます。ミックはローリング・ストーンズと

 いうブランド の上で胡座をかいてる感じです。

  それでも当時ここまでの規模のロックンロール・ショウは他になかったし、以降さま

 ざまなロック・グループがお手本にする、新譜発売から全米トゥアー、という流れを創

M18.バイバイ・ジョニー(4’32”)  (3’10”)

-C.Berry-  ユニバーサル  UICY-78339

TM Born In Chicago 「アサー」入り / Paul Butterfield Blues Band

-N.Gravenites-  Rhino 8122 798434 0

N  最後は同じく「レイディズ・アンド・ジェントルメン」のデラックス仕様から、「バイバイ・

 ジョニー」でした。1972年のアメリカ公演ですね。この時の実況録音はそのころ海

 賊盤で聞いていました。「ギター、キース・リチャーズ」の紹介でイントロが始まるのは、

 どこでも「キメ」でした。「カッコいいな」と憧れたものです。

  この後ストーンズの実演は巨大な催事となって行きます。1973年にはこれより

 新しい形の構成演出で日本に初上陸する筈だったのですが、マイケル・フィリップ・

 ジャガーに入国審査が降りず、中止になりました。この時は演奏陣が更に増強

 されてビリー・プレストンが入ってたんじゃないかな。わたし、テケツ持ってましたよ。

 ま、ただの昔話ですがねも。

  この後、メムバが咬み付き合っているイラストの『感激!偉大なるライヴ』があっ

 て、スモーキーの「ゴーイン・トゥ・ア・ゴー・ゴー」で始まる『スティル・ライフ』となります。

 ストーンズ展には『ラヴ・ユー・ライヴ』の時の、アンディ・ヲーホルが木炭紙に描いた大き

 な原画がありました。これにも感動したな。もう少し明るい場所で見たかっ

 たです。

  珍しくザ・ローリング・ストーンズを採り上げた今朝の「幻」、如何でしたでしょうか。

  特別付録は、以下の隠し場所です。お楽しみ下さい。

http://firestorage.jp/download/6d74bfa02057a00a0b6d991b1c238a6b0e7bcaae

  ダウンロード・パスワードはph1uvb1tです、どうぞ。

  今朝もちょうど時間となりました。

 こちらは、http://osamusawada.com/category/mornin-blues-by-isaowashizu/

 「幻」モーニン・ブルーズ、鷲巣功でした。来週も首都圏で9人のあなただけに。

   そして全国で9500万人のあなたにも、アサー。

♪♪ Twitter “#blues761″の閲覧はコチラ♪♪

RADIO NEXUS【2019/04/08 O.A.】Playlist



PLAYLISTはこちら→
https://au.utapass.jp/channel/campaign/4twXmmORw9MjTHpOhO

毎週月曜21時~22時までRADIO NEXUS(レディオ・ネクサス)という音楽番組で“ロックとメタル”をテーマに爆音とトークをお届けします。


「アーティストやパーソナリティが自由に発信できる場」をコンセプトに無料で楽しめる音楽ラジオステーション「Backstage Café」が、2018年11月1日(木)に開局!
観覧可能な公開収録スタジオも東京・原宿にOPENしました。

「Backstage Café」は30組以上のアーティストやパーソナリティ、また株式会社ナターシャを始めとするパートナーメディアが、メジャー、インディーズそして音楽ジャンルや時代に関係なく、今本当に聴きたい曲、聴かせたい曲を自らセレクトしてお届けします。

毎週月曜21時~22時までRADIO NEXUS(レディオ・ネクサス)という音楽番組で“ロックとメタル”をテーマに爆音とトークをお届けします。

◆インターネット音楽ラジオステーション「Backstage Café」◆
https://backstagecafe.jp/  ※聴取方法などはウェブサイトをご確認ください(アプリ、またはウェブサイトから聴けます)。
澤田修の完全監修番組”RADIO NEXUS”。
選曲、編集、トーク、全て担当!
毎週月曜日21時~22時。番組再配信 毎翌週土曜 18:00〜19:00。
※同時間帯に特番などが入れば再配信は中止します。



【幻】モーニン・ブルーズ 2019/04/06

mb190406

TM. Walikin’ Blues「アサー」入り / Paul Butterfield Blues Band

-R.Johnson-  Rhino 8122 798434 0

N  おはようざいます、ワツシイサヲです。「幻」モーニン・ブルーズ2019年04月06日号

 を始めましょう。もう4月うづき、月日の経つのが早い過ぎるう。わたしの

 今年3月は殆ど無かったに等しいですね。本当にアッという間でした。今日は

 普通なら入学式かな。でも月曜日始まりのところが多いのでしょうか。

  さて今朝はまず新年度に効果的なおまじないをお教えしましょう。

  アーサー・コンリーで「オバディ、オバダ」。

M01.オブラディ・オブラダ(3’06”)アーサー・コンレー

-J.Lennon, P.McCartney-   ワーナー   WPCR-27575   

N  「オバディ、オバダ」、アーサー・コンリーでした。先週友達との話題にこの歌が出てき

 まして、久し振りに聞いてみました。いいですね。ノヴェルティ調の歌がアーサー・

 コンリーは上手です。オーティス・レディングの肝入りでデビュー・ヒットとなった「スウィート・

 ソウル・ミュージック」が同傾向でしたし、「ファンキー・ストリート」なんて面白いのもあった

 な。デビュー以来やや低迷していたアーサーが心機一転でカヴァしたビートルズ『ホワイト・

 アルバム』収録のナムバです。日本ではビートルズのオリヂナルが特別にシングルとして切ら

 れました。他にカーナビーツが「太郎と花子」とかいう題名でカヴァ盤を出していま

 したね。

  歌われているのは若い庶民階級の男女が出逢い、結ばれ、幸せな家庭を築

 くといういかにもポール・マカートニらしい物語です。発表当時は、歌の内容以上に

 ビートルズがジャメカの音楽「スカ」を採り上げた、と大きな話題になりました。

  皆さまもご存知の通り、ジャメカは17世紀から大英帝国の支配下にあって、

 1962年に独立していますが、強い関係は今も変わっていません。アイランド・レコ

 ーズもイギリス人の荘園主クリス・ブラックウェルが始めたレイベルです。

  独立後は合法的にイギリスへと民族が流れまして、首都ロンドンの一角にジャメカ人

 たちの町を作りました。70年代には暴動も起きた南のブリクストン辺りです。60

 年代にはこの辺りは最も危険な地域だったそうですが、そういう所は刺激的

 な風俗で彩られていて、人を惹き付ける魅力があります。ヒップの最先端を生

 きていたビートルズの四人も、特にジョン・レノンは頻繁に出入りしていたようです。

 ターン・テイブルを仕込んだモーリス・ミニに乗ってね。

  原仕様、オリヂナル・ヴァージョンでは天才演奏家ポール・マカートニが効果的なミュートを効

 かせたベイス・ラインでスカのリズム感覚を実にポップに呈示しています。きっとこの

 町で感じたビートがヒントになっているのでしょう。「オバディ・オバダ」でした。

M02.ミス・ジャマイカ(2’31”)ジミー・クリフ

-J.Clif-  TOCP-5956

N   ジミー・クリフで「ミス・ジャメカ」でした。映画「スキャンダル」のサウンド・トラックからで

 す。これは1950年代末から60年代前半にかけて大英帝国の中枢部を震撼さ

 せた一大醜聞事件を題材にした90年公開の作品で、音楽もその時代のものが

 使われています。そのサントラから63年のヒット「ミス・ジャメカ」でした。

  件の一大醜聞とは俗にプロヒューモ事件と呼ばれている騒ぎで、その軸となるの

 がクリスチーン・キーラーという売春婦だったので、別名「キーラー嬢事件」と呼ばれる事

 もあります。その舞台には当時最もヤバかった地区のブリクストン周辺が描かれま

 す。先の「オバディ・オバダ」からの連想で、この映画を思い出して久し振りに

 サントラを聞いてみました。思った程ジャマイカ色が強くなかったのが正直なところ

 です。

  わたしはご当地ブリクストンにあったリントン・クワシ・ジョンスンのスパークサイド・スタジオに1

 週間ほど通った事があります。昼間の仕事だったので、バスや地下鉄を利用し 

 て行きました。その時の印象は、緑が多く清潔で平和な郊外で、かつての暴

 動とは結びつきませんでした。確かに黒人が多いのですが、キングストンの雑踏を

 知る身には秩序が整然と保たれているように見えたのです。

  ただし、「60年代のロンドンで最もヤバい地域ブリクストン」は、映画「スキャンダル」の

 影響もあって、わたしなりの画が心の中にあります。そこにはいつもジャメカ

 音楽が暗く重く流れているのです。

  そんな先入観が少々空回りしたところで、「桜咲く春のスカ」をお送りする事

 に致しました。「真冬のボッサ・ノーヴァ」に失敗したので、今回は段々と暖かく 

 なって行くこの時期に、飛び跳ねるアクセントをお楽しみ頂きたい。お時間見えま

 すまで、お付き合い下さい。

M03.インディペンデント・アニヴァーサリー・スカ( 4’03”)ザ・スカタライツ  

-unknown-  ポリスター P27D-10071

N   これは「インディペンデント・アニヴァーサリー・スカ」、スカタライツです。作者不明の「独立

 記念スカ」となっていますが、原曲はビートルズの「恋する二人」ですね。モロのカヴ

 ァですが、これもまだ具体的な支配が続いていた大英帝国との関係を物語る選

 曲でしょう。 

  ビートルズがブリクストン周辺をウロつき出すのは60年代の後半で、「オバディ・オバダ」

 が67年暮れ、その前のシングル曲「ヘロー、グドバイ」のコーダ部分でジョンがスカの

 ビートを口で「ンチャ、ンチャ」と入れているのには直接的な影響が窺えますね。

  当時すでに世界的流行の兆しを見せていた、英国秘密諜報部員を主人公

 にしたこの映画もジャメカでは人気でした。

M04.ジェームス・ボンド(3’08”)ローランド・アルフォンソ

-unknown-  ポリスター P27D-10071

M05.007(シャンティ・タウン)(2’31”)デスモンド・デッカー

-Daores, Kong-  Trojan  TJDDD019

N  ジャメカの誇るグランド・オーケストラ、ザ・スカタライツの軸、サキソフォーン奏者のローランド・アルフ

 ォンソ名義の「ジェームス・ボンド」、そして「イズリアルちゃん」デスモンド・デッカーで「ダ

 ボーオウセヴン~シャンティ・タウン」、それぞれ66年、67年のヒットでした。

  ダボーオウセヴン、ジェイムス・ボンド・シリーズをイアン・フレミングはジャメカで書いたそうで

 すから、やはりこの島と大英帝国との関係は深いですね。

  一方、この手の活劇はジャメカで評判が良く、昼間のテレビではアメリカの探偵物語

 などが今も放送されています。スカタライツはこんな曲も吹き込んでいました。

  「ディック・トレイシー」。

M06.ディック・トレイシー( 2’14”)ザ・スカタライツ

-unknown-  ポリスター P27D-10072

M07.ハウスワイフズ・チョイス(2’42”)デリック&バッツィ

-unknown-  ポリスター P27D-10071

N  ザ・スカタライツの演奏でアメリカのテレビ映画「ディック・トレイシー」主題曲に続いては、

 1961年、デリック・アンド・バッツィの放ったナムバ・ワン・ヒット、「ハウスワイフズ・チョイス」で

 した。独立前のジャメカ国内事情は相当に厳しかったでしょうが、スカのビートに載

 ったとてものんびりした唄が印象的です。

  ジャメカの音楽のおおもとはカリプソにあります。そのカリプソは物語性を持った言

 葉を語るように唄う音楽です。スカを生み出した具体的な音楽の影響はマイアミか

 らの北米R&Bが強いのですが、ここにも河内音頭の「新聞(しんもん)詠み」

 のように世間の出来事を「見て来たように」語るカリプソの伝統は受け継がれて

 いました。

  ロード・ブライナー・アンド・ザ・シークスです。

  1960年の独立以来繰り返されたアフリカの紛争を伝える「コンゴ・ヲー」。

M08.コンゴ・ウォー(3’19”)ロード・ブライナー・アンド・シークス

-unknown-  ポリスター P27D-10072

N  講釈師によるコンゴ紛争報道「コンゴ・ヲー」、ロード・ブライナー・アンド・ザ・シークスで

 した。独立前後のジャメカでは活劇と並んで映画では戦記物が人気を集めていま

 した。次はザ・スカタライツの重要なリパトゥワのひとつでもあった61年のアメリカ映画「ナ

 ヴァロンの要塞」の主題曲ですね。わたしが小学生の時に観た唯一の洋画です。

 山中に隠れていたナチス・ドイツの砲台がその全貌を曝す時にこの音楽が流れてい

 たような気がするのですが、実際はどうだったでしょう。64年のシングル曲です。

  「ガンズ・オヴ・ナヴァロン」。

M09.ガンズ・オヴ・ナヴァロン(2’29”)ザ・スカタライツ

-C.Dodd-   Island IBXCD 1 518 399-2

N  「桜咲く春のスカ」、如何でしょうか。ザ・スカタライツが中心なってしまいました

 が、今朝お届けした各曲は名義こそ異なっていても殆どがスカタライツの演奏と言

 って良いでしょう。その位、このグランド・オーケストラはジャメカの録音界に君臨して

 いました。そのブランドは世紀が変わっても廃れずに保たれています。2001年

 にパリで吹き込まれた21世紀仕様のザ・スカタライツを聞きましょう。オリヂナル・メムバ

 だったトラムペッターのジョニーディジー・ムーアが書いた

  「グローリー・トゥ・ザ・サウンド」をどうぞ。

M10.グローリー・トゥ・ザ・サウンド(4’23”)ザ・スカタライツ

-J.Moore-  オフィス・サンビーニャ  PM-982 

M11.Why(2’28”)Dolly Parton with Mavis Staples

-D.Parton-  Sony / RCA 1907589908 2   

N  「桜咲く春のスカ」からナッシュヴィル・カントリーへとチェーンヂ。先週もお届けしたドリー・

 パートンの新作『ダムプリン』から、お分かりですね、この声。メイヴィス・ステイプルズ

 とのデューオで「ワイ」でした。

  実はレコード店でこの新譜を手に取った時にこの曲名を見てステイプル・シンガーズ

 のあの歌か、と想像したのです。「何でそんなに虐めるの」というあれです。

 ドリーとメイヴィスで・・・、決して悪くないですね。

  でもそんな安易なカヴァではありませんでした。お聞きのように新しいオリヂナ

 ルです。今回のアルバムで強く感じたのは、唄もさることながら、こうして新曲

 を書き続けるドリーの音楽作家としての能力です。デューオ・アルバムというと、時

 としてお付き合い的な側面だけで終始する事がありますが、ここではどれも

 書き下ろしの新しい素材でした。組んだ相手にとっても真剣な勝負だった筈

 です。

  ではメイシー・グレイとドロシーをゲストに唄います。

  「トゥー・ドアーズ・ダウン」。

M12.Two Doors Down(4’06”)Dolly Parton, Macy Gray & DOROTHY

-D.Parton-  Sony / RCA 1907589908 2   

N  ドリー・パートンがメイシー・グレイとドロシーと唄った「トゥー・ドアーズ・ダウン」でした。ひ

 と昔前でしたら、ドリーのようなナッシュヴィル歌手が黒人R&Bの唄い手と対等なデ

 ューオを組むセッションなどあり得なかったかも知れません。音楽による深い人間相

 互理解がこのような形を実現させてくれた、と言ったら美し過ぎるかな。

  現在ある程度の経験を積んだ上で音楽を続けている人たちは、この表現活

 動を生涯追求の課題として捉え自問自答しながら様々な作業を行っているよ

 うに見えます。別に難しい物に限りません。その形は全て自由ですが、音楽

 に限らずあらゆる芸能芸術は今こういった段階に差し掛かっているのではな

 いのではないでしょうか。上手に言えませんけれど、ドリー・パートンの新作『ダム

 プリン』を聞いていて、ふとそんな事も考えました。

  もう一曲、今度はロンダ・ヴィンセントとアリスン・クラウスが一緒に唄います。

  「イフ・ウイ・ドント」。

M13.If We Don’t(2’24”) Dolly Parton with Rhonda Vincent & Alison Krauss

-D.Parton-  Sony / RCA 1907589908 2

M14.神様お願い!(2’11”)ザ・テンプターズ  

-Y.Matsuzaki-    テイチク  TECH 3212/3 

N  冒頭の不協和音で、お分かりですね。ザ・テムプターズの「神様お願い!」です。

 これ題名にビックリ・マークが付いていたんですね、50年近く気づかなかったなあ。

  ショーケンこと萩原健一が亡くなりました。68歳、わたしと変わらないのに、何

 でこんなに早く・・・。ほとんどの人生を俳優として生きてきましたから、

 テレビでは各種ドラマの保存映像を利用しての追悼がしきりに行われていました。

 ただわたしにとってはやっぱりテムプターズのヴォーカリストです。

  13才の時、彗星の如く現れた大宮の不良集団ザ・テムプターズにわたしは注目

 していました。リーダーのヨッチンこと松崎由治の才能は群を抜いていまして、その

 虜になってしまったのです。デビュー曲「忘れ得ぬ君」はヨッチンが唄っていまし

 て、その背後でハーモニカを吹いていたショーケンは、第二弾でヴォーカルを披露します。

  この「神様お願い!」は、奇跡的な傑作ではないでしょうか。イントロからコーダ

 まで、素晴らしい疾走感であっという間に過ぎてしまう2分11秒の中に極上

 の「ロック」が詰め込まれています。終了前にリズム・チェインヂしてからのドラムズ、

 カッコいいね。アール・パーマーみたいな前進ビートです。ヒロシやるじゃないか。高久昇

 のベイス・ラインも独創的です。自分たちで既成の領域に頼らずここまで創り上げ

 たのは、偉い。そこにヨッチン の才能が大きく寄与しているのは言うまでもあり

 ません。

  ただね、当時のレコード・レイベルや所属事務所、田辺昭知のスパイダクションは、優

 れた音楽創造力よりも少女たちにもっと金切り声を上げさせる効率の良い制

 作方針を選択し、このような路線に転向せざるを得ませんでした。

M15.エメラルドの伝説(3’02”)ザ・テンプターズ

-R.Nakanishi, K.Murai-  キング KICW 8569

M16.純愛(2’44”)ザ・テンプターズ

-R.Nakanishi, K.Murai-  テイチク  TECH 3212/3

N  名曲「エメラルドの伝説」、そして「純愛」、ザ・テムプターズでした。共に過激で危

 険な暴走する十代の恋の歌です。ショーケンの人気はここで決定的になりました。

 もう出て来るだけで「キャーッ」です。タイガーズのジュリーこと沢田研二とこの国の

 少女たちの人気を二分していたのが萩原健一でした。

  亡くなるまでの認知は圧倒的に俳優としてですが、本人は音楽に愛情をず

 っと持ち続けていて、時間的な隔たりはあるものの、歌を唄う事は続けてい

 ました。特に実演が良かった。いくつかの名場面を記憶している方も多い事

 でしょう。

  大宮の不良時代、ザ・テムプターズ初期に目指していたのがどんな音楽だった

 か明確には語られていませんが、イギリスで出た『GS、アイ・ラーヴ・ユウ』の第2

 篇は収録27曲中、8曲がテムプターズでして、どれも興味深い作品ばかりです。

  まずカヴァから聞いて下さい。

  「ストップ・ザ・ミュージック」。

M17.Stop The Music(2’59”)The Tempters

-C.Westlake, M.Sugotsky-  Big Beat  CDW1KD 196

N  「ストップ・ザ・ミュージック」、イギリス盤『GS、アイ・ラーヴ・ユウ』からです。これは

 テムプターズ1枚目のLPに入っていた筈です。フェイド・アウトがこんなに無神経だっ

 たかは不詳ですが、殆どがギョーカイ職人が作ったオリヂナル歌謡曲が並ぶこのコムピ

 盤の中でこのカヴァは引き立ちます。イギリス人の選曲者も自分たちと共通するビ

 ートを感じたのでしょうか。

  次はヨッチンのオリヂナルです。英語詞で唄われる、

  「テル・ミー・モー」。

M18.Tell Me More(3’40”)The Tempters

-Y.Matsuzaki-  Big Beat  CDW1KD 196

M19.Kidotta Ano Ko(2’43”)The Tempters                   

-Y.Matsuzaki-  Big Beat  CDW1KD 196   

N  ザ・テムプターズで「テル・ミー・モー」、「気取ったあの娘」でした。共に欧米のビー

 ト・グループ水準の出来栄えです。もう一度デビューLPを通して聴きたくなりま

 した。お手本が見えて来ない点が秀逸です。みんなで考えて練った形なので

 しょうか。

  次は傑作ですね。なんかのB面だったかな。これも松崎由治作品です。

  「秘密の合言葉」

M20.Himitsu No Aikotoba(2’55”)The Tempters           

-Y.Matsuzaki-  Big Beat  CDW1KD 196   

N  カッコいいでしょう、ザ・テムプターズ「秘密の合言葉」でした。ただ「キャーッ」で

 すからごく初期を除けば、ヒットしたGS歌謡曲を唄っていればそれで可、みた

 いな活動じゃなかったかな。でもグループ活動後期に出した次の歌は、萩原健

 一作詞、松崎由治作曲の純粋なオリヂナル。軟派路線ではありますが、ここから

 またグループの個性を創造して欲しかったな。

  ショーケン、萩原健一を偲んで、の筈がテンプターズ特集、それも松崎由治に光を当

 てるような内容になってしまいましたが、ここに嘘はありません。あ、「嘘」

 は5日も前の話でした。

  ではお聞き下さい、ショーケンが唄います。

  「雨よふらないで」、ザ・テンプターズ。

M21.雨よふらないで(2’48”)ザ・テンプターズ 

-K.Hagiwara, Y.Matsuzaki-  テイチク  TECH 3212/3

M22.Calling You(5’14”)マーク・ジョーダン   tp.Randy B.

-B.Telson-  BSMF 8026

N  3月26日に亡くなった萩原健一の唄で、ザ・テンプターズ「雨よふらないで」

 でした。続けたのは映画「バグダッド・カフェ」の主題歌「コーリング・ユー」です。

 この歌は誰が唄っても大抵は成功します。緊張と官能が交差する原曲の不思

 議な魅力が自ずから世界を作ってくれるのでしょう。テレビのドキュメンタリー番組で、

 ストリップ劇場のショウのBGMにこれを使った場面を見た事があります。感心しま

 した。

  今のカヴァはマーク・ジョーダンの新譜からです。地平線の向こうで鳴るミュート・トラム

 ペットを吹いているのはランディ・ブレッカーです。先週お届けした21世紀のスタンダード

 歌手マット・ダスクをえらく気に入って下さった八王子60オーバーさん、如何でした

 でしょうか。

M23.いとしのレイラ(7’06”)デレク・アンド・ドミノス

-E.Clapton, J.Gordon-  イーストウェスト AMCY-2600/1  

TM Born In Chicago 「アサー」入り / Paul Butterfield Blues Band

-N.Gravenites-  Rhino 8122 798434 0

N  「幻」モーニン・ブルーズ、2019年4月6日の最後は、年号改変を祝しデレク・

 アンド・ザ・ドミノーズで「いとしの令和」をお届け致しました。

  今回の珍騒動、全くお笑いですね。「初めて国書である万葉集から採用した」

 とか言ってるけど、あの時代を中国、韓国の文化と切り離すのはナンセンスです。

 何かっていうと「歴史を正しく」なんて言う人間に限って、「歴史を都合よく」

 自分たちの利益に結び付けるんですよ。それに内閣総理大臣が「俺が決めた

 んだよね」とシャシャリ出て、エラそうに自分の政策と関連させて自画自賛するなん

 て、もっての他。時代を作るのは、わたしたちひとりひとりです。斎藤美奈

 子によれば、既に機能を持たず「文化財に近い」この年号、テレビでは「おめ

 でたい」とまだ浮かれ騒ぎを続けていますが、来年開催予定の五輪大会と同

 じく、冷静に考え直した方が良いのではないでしょうか。

  と国家に噛み付いたところで、自身の訂正をひとつ。先週のテイラー家にいつ

 も流れていたモータウン・ヒット曲の行りで「ダンシン・イン・ザ・トーマス」と出てきました

 が、これは「ダンシン・イン・ザ・ストリート」の間違いです。リヴィングストン・テイラーのカヴ

 ァがカーラ・トーマスとのデューオで、カーラの事を考えていたらこんなになってしまいま

 した。やはり校正は自分だけじゃダメですね。今週も何かあるかも。申し訳あ

 りませんでした。

  今朝の特別付録は、以下の隠し場所です。どうぞお楽しみ下さい。

http://firestorage.jp/download/fd5421e30ea16f0941671b6a859b6d8a1d3d584b

  ダウンロード・パスワードは、g9t36btnです。

  今朝もちょうど時間となりました。

 こちらは、http://osamusawada.com/category/mornin-blues-by-isaowashizu/

 「幻」モーニン・ブルーズ、鷲巣功でした。来週も首都圏で9人のあなただけに。

   そして全国で9500万人のあなたにも、アサー。

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祝16年目突入!RealRocks大感謝祭!<Billie Eilish T-Shirtプレゼント企画>

2019年4月、、、リアルルックスは16年目に突入しました。
毎年度末、存続の危機に瀕していたリアルロックスにとってこれは奇跡であると同時に、リスナーの皆様のご支援のおかげであります。
そこで、RealRocks大感謝祭と銘打ち、プレゼント企画を行います。

今回は、リアルロックスでも度々取り上げてきました今話題のシンガー・ソングライター、ビリー・アイリッシュ!


Billie Eilish T-Shirt

なんとTシャツプレゼント企画でございます!
3月29日発売!ビリー・アイリッシュの最新作『When We All Fall Asleep, Where Do We Go?』のアートワークがプリントされたTシャツをMサイズとLサイズを各1枚ゲットしました。

欲しいという方は、
住所、お名前、お手数ですが、、、電話番号、メールアドレス、希望のサイズを記入の上、
ZIP-FMウェブサイト・メッセージから
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メールアドレス、
realrocks@zip-fm.co.jp でお待ちしております!
応募のシメキリは、来週水曜日4月10日いっぱいとさせていただきます。

あなたのご応募お待ちしております。

RADIO NEXUS【2019/04/01 O.A.】Playlist



PLAYLISTはこちら→
https://au.utapass.jp/channel/campaign/4twXmmORw9MjTHpOhO

毎週月曜21時~22時までRADIO NEXUS(レディオ・ネクサス)という音楽番組で“ロックとメタル”をテーマに爆音とトークをお届けします。


「アーティストやパーソナリティが自由に発信できる場」をコンセプトに無料で楽しめる音楽ラジオステーション「Backstage Café」が、2018年11月1日(木)に開局!
観覧可能な公開収録スタジオも東京・原宿にOPENしました。

「Backstage Café」は30組以上のアーティストやパーソナリティ、また株式会社ナターシャを始めとするパートナーメディアが、メジャー、インディーズそして音楽ジャンルや時代に関係なく、今本当に聴きたい曲、聴かせたい曲を自らセレクトしてお届けします。

毎週月曜21時~22時までRADIO NEXUS(レディオ・ネクサス)という音楽番組で“ロックとメタル”をテーマに爆音とトークをお届けします。

◆インターネット音楽ラジオステーション「Backstage Café」◆
https://backstagecafe.jp/  ※聴取方法などはウェブサイトをご確認ください(アプリ、またはウェブサイトから聴けます)。
澤田修の完全監修番組”RADIO NEXUS”。
選曲、編集、トーク、全て担当!
毎週月曜日21時~22時。番組再配信 毎翌週土曜 18:00〜19:00。
※同時間帯に特番などが入れば再配信は中止します。