カテゴリー : 2020年 2月

【幻】モーニン・ブルーズ 2020/02/29

mb200229

TM. Walikin’ Blues「アサー」入り / Paul Butterfield Blues Band

-R.Johnson-  Rhino 8122 798434 0

N  おはようございます、ワツシイサヲです。「幻」モーニン・ブルーズ2020年2月29日

 を始めましょう。義務教育機関の閉鎖、運動競技の無観客試合や音楽催事の

 中止など、新コロナウイルス感染防止対策が本格化して来ました。ここまでに打つ手

 があった筈、と感じているのはわたしだけではないでしょうが、とにかくこ

 れ以上の拡大は避けたいですね。手洗い、うがい、庶民の出来る事をして防

 ぎましょう。こういう時には家でラジオです。

M01.バーバラ・アン(2’07”)リジェンツ 

-F.Fassert-  ワーナー  WMC5-87/8

M02.Barbra Ann(3’22”)The Beach Boys      

-F.Fassert-  Capital 0602547517630

N  「バーバラ・アン」、リジェンツ1961年のヒット曲です。後半ヲーフマン・ジャックが乱入して

 来たこの仕様は映画「アメリカン・グラフィーティ」のサウンドトラックからです。まだ浅い夜

 に町中を流す車のラジオから聞こえて来ましたね。そしてビーチ・ボーイズの『パー

 ティ』から同じ「バーバラ・アン」、こちらは1966年のカヴァです。シングルにもなって

 います。ラジオのリクエスト番組で上昇しいたのを覚えています。「バー、バー、バー」

 で始まるところが分かり易くて、好きだったな。

  ビーチ・ボーイズの『パーティ』というアルバムは、「出せば何でも売れる」という人

 気沸騰中だったビーチ・ボーイズが、満足な準備も出来ないのに新譜を出さなき

 ゃならなかった事情から、「だったら仲間を集めて宴会を開いて、それを録音

 しちゃえばいいよ」とばかりに、メムバの家に楽器を持って集まって飲食をし

 ながら、気に入った歌をその流れで唄い、演奏。それで制作完了という過程

 で作られた、素晴らしい発想ではあるけれど、安易な1枚、と信じていまし

 たが、今回、全80トラックの2枚組完全盤を聞きまして、5回もセッションが行われ

 て、結構念入りに造られていた事を知りました。メムバも演奏中は半分ラリッてた

 んじゃないかと思っていましたが、そうではなかったですね。

  「バーバラ・アン」は3つのトラックがありまして、歌詞の確認をしながらだんだ

 んと仕上がって行くのが分かります。コーラス・ハーモニーは最初からキマッていまして、

 流石です。ファルセトーが効果的ですね。オリヂナルにはない最後のブルーズ・エンディング

 は殆ど即興のようです。ここもいいセンス。

  実は身近な人間があるところでリジェンツの原曲を耳にして、「ビーチ・ボーイズよ

 り断然カッコ良い」と感動していたものですから、妙に確認してみたくなりまし

 て、『パーティ』の完全盤を手に入れてみた次第です。オリヂナルを知ってからずっ

 とリジェンツで聞いていたので、ビーチ・ボーイズでこの歌を聞いたのは、少なくと

 も40年ぶりですね。意外と良かった。「ビーチ・ボーイズやるじゃないか」と、 

 素直に納得しました。この歌、簡単に出来そうですが結構難しくて、だいぶ

 前にわたしも仲間とやってみたんですが上手く行かなくて、最後は喧嘩にな

 って終わった苦い経験もあります。

  今更ですけどこのリジェンツ、白人の5人組なんですね。萩原健太が書いた「ア

 メリカン・グラフィティから始まった」(2016年エレキング・ブックス)には、この楽曲やグル

 ープ周辺のゴタゴタがかなり詳しく紹介されていて、大変面白いですよ。元々は

 ブロンクスで結成されたイタリア系の青少年ドゥワップグループでした。

  ではヲーフマンが絡んでこないオリヂナル仕様でお楽しみ下さい。

  「バーバラ・アン」、ザ・リジェンツです。

M03.Barbra Ann(2’15!)The Regents

-F.Fassert-   Collectables  COL-CD-9922

N  ザ・リジェンツで「バーバラ・アン」、ザ・リジェンツでした。2番目に出て来る歌詞に

   Danced with Betty Lou

   Tried Peggy Sue

   But…..

   ベティ・ルーと踊って   

   ペギー・スーも試してみた

   だけど・・・、という行りがあります、

  冒頭でWent  to a dance looking for romance

 とあるので、てっきりわたしはずっどンス・パーティで周りの女性に声を掛けて

 は誰からも相手にされないモテないダメ男の哀れな状況を想像していました。た

 だよく考えてみると、そもそも「バーブラ」というのは女性です。健太の本に

 もリジェンツの結成メムバだったフランク・ファサートが妹の事を歌ったらしい、と記されて

 います。引っ込み思案だったのかな、この子は。

  ですから本当は「せっかくダンスに行っても同性の友達とはしゃいでるだけ

 のバーブラ・アン、彼女たちは男の子たちと遊びたがってるんたよ、バーブラ・アン、

 さあ僕の手を取って・・・」と語りかける優しき第三の男の歌なのでした。

 また恥をかくところでしたが、今回この誤った解釈が正されて良かった。 

  一方「バーブラ・アン」の主題を間違って捉えていたおかげで、いつも連想し

 ていた古い歌があります。

M04.What Your Name(3’13”)Dug Sahm 

-Johnson-   ポニー / ヴィレッヂ・グリーン PCCY-00093

N  「ワッチョー・ネイム」、ダグ・サーム1990年の『ジューク・ボックス・ミュージック』からお届

 けしました。

   君、なんて名前だったっけ 

   絶対、前にあってるよね

   メリーじゃないね、スーとも違う 

   思い出せないなあ

  というこの唄い出しからわたしは、辺り構わずナムパをかけるC調男を思い

 描いていました。前の誤解したバーブラ・アンと似た状況です。こういういい加

 減な態度はダメです。恋する相手にはまごころを持って接する事が必要なので

 す。

M05.What Your Name(2’17”)Don & Juan

-Johnson-   Collectables COL-5519

N   「ワッチョー・ネイム」、こちらは1962年に全米7位を記録したオリヂナルです。これ 

 を唄っていたのが、ビルのペンキ塗りをしていた黒人二人組で、その名もドンと

 ホァン、ドンファンです。この芸名