カテゴリー : 2020年 3月

【幻】モーニン・ブルーズ 2020/03/28

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TM. Walikin’ Blues「アサー」入り / Paul Butterfield Blues Band

-R.Johnson-  Rhino 8122 798434 0

N  おはようございます、ワツシイサヲです。「幻」モーニン・ブルーズ2020年3月28日

 を始めますよ。町はコロナで大騒ぎです。庶民は猫の目のように変わる対応に振

 り回されている、というのが本当の姿でしょうか。この後に及んで「週末の

 外出自粛」を要請されても、困る人たちがいるのは事実です。「ほっとけば何

 とかなる」と先送りした初動の拙さのツケです。そういう為政者、指導者を選

 んだわたしたちにも責任は大いにあります。これを忘れない事ですね。

  大友良英がね、「自分の予定されていた仕事、特に一般客を入れる音楽実演

 が次々に中止になるのは悲しいけれど、ここで世の中を一度白紙にしてみた

 らどうだろう、休もう」という趣旨の発言をしていました。正しい。少々大

 袈裟ではありますが、今回の騒動がわたしにはバベルの塔のようにも見えてき

 ます。こういう時こそラジオです。

M01.憧れのラジオ・ガール(4’16”)南佳孝

-T.Matsumoto, Y.Minami-  ソニー SRCL 4129

N  今朝の1曲目は、「憧れのラジオ・ガール」南佳孝でした。わたしにとってはか

 なり唐突な主題を持つこの歌は、確かシングル盤にもなりました。この前に「モン

 ロ・ヲーク」が郷ひろみの「セクシー・ユー」として売れてたから、南佳孝ここにあり

 と大ヒットを狙ったのでしょうか。

  『サウス・オヴ・ボーダー~国境の南』から『セヴンス・アヴェヌー・サウス〜七番街南』ま

 で、1970年代終わりから80年代初頭の間、南佳孝の音楽はかなり充実して

 いました。坂本龍一の編曲、一流音楽家の演奏も冴え渡り、ジャケットも凝って

 いました。『七番街南』に使われた「夜更かしをする人たち」には参った。素

 直に感服しました。

  南佳孝を冒頭に持って来たのには訳があります。先週末のNHK総合テレビ

 で時代劇の殺陣の演技に命をかけた大部屋俳優物語が放送されていました。

 超高速ヴィディオ・カメラなど同放送局が導入した最新の収録技術の宣伝色も強く、

 ひょっとしたら再放送かもしれませんが、わたしはとても面白く観ました。

  そのテレビ劇の題名が何と「スローな武士にしてくれ」だったのです。やられま

 した。これは南義孝が音楽を担当した同名映画の主題歌で、「ヲンチュー」の唄い

 出しが新鮮でした。前述の番組の最後でこれが被さってくるので、終了後し

 っかり聞こうと探したら、何と持っていません。「現」時代に確か使った覚え 

 あるんだけどな。図書館からかり出したのかな。とにかく、現物がない。そ

 れでCBSソニー時代のベスト盤を入手して聞き直した次第です。

  あ、京橋からの生放送、予定は着々と進んでいます。澤田修が4月からの

 レギュラー番組に起用されて慌ただしいようですが、リクエストなどは既に受付中です。

 宛て先を申し上げておきましょう。 

  104-0031東京都中央区京橋3-1-1 東京スクエアガーデン

  中央エフエム「オーサム・ビーツ、モーニン・ブルーズ」の係、「御中」

M02.スローなブギにしてくれ(3’11”)南佳孝

-T.Matsumoto, Y.Minami-  ソニー SRCL 4129

M03.スローなブギにしてくれ(3’02”)橋本仁

-T.Matsumoto, Y.Minami-  エイベックス  AVCD-1110

N  「ヲンチュー」が 続きました。ロック・ステディ調の「スローなブギにしてくれ」を唄っ

 ていたのは、大阪でアース、ウインド、アンド・ファイアのコピー集団を総師モーリス・ホワイト役

 で統率していた橋本仁という男です。忘れないでね、「御中」。

  さてやのとあがつま名義で出ている『遊星と蝶々』、これはなかなかの作品

 です。以前2曲ほど紹介した時も、重度聴取者の方たちから鋭い反応を頂き

 ました。ありがとうございます。

  その時に「矢野顕子自身はこれまで殊更に日本を意識した事はないのでは

 ないか」、と申しました。これはよくある取って付けたような「和風情緒」を

 演出しようとしなかった、という意味でして、少々言葉足らずだったようで

 す。

  南佳孝のCBSソニー時代ベスト盤を探しに行った時に、そのレコード店で流れてい

 たのが矢野顕子のデビュー盤『ジャパニーズ・ガール』でした。立ち読みをしたりし

 て比較的長時間店内にいたせいもあり、1976年当時の矢野顕子の音楽がジワジ

 ワとわたしに伝わって来ました。ちょうど青森の民謡を集めた2枚組も出たば

 かりですから、それも含めて『遊星と蝶々』をもう一度聞いて行きましょう。

M04.津軽ツアー(2’11”)矢野顕子

-A.Yano-  徳間 TKCA-70371

N  矢野顕子1976年の『ジャパニーズ・ガール』から「津軽トゥア」でした。演奏はリト

 ル・フィートです。このアルバム制作を取り仕切った三浦光紀によりますと、作業開

 始に当たって「誰と一緒に録音したいか」と尋ねたところ、矢野顕子は「ザ・

 バンドと演りたい」と答えたそうです。あらゆる意味で恐ろしいですね。

  さて今の「津軽トゥア」では後半が「ホーハイ節」に変わって行きます。青森に伝

 わる盆踊り歌の掛け声ですね。この流れが何とも自然で、木に竹をつないだ

 ようなチャチな和洋合奏ではありません。何よりも自信に溢れ、堂々とした矢野

 顕子自身が圧倒的です。この時彼女はまだ20歳そこそこなのです。ザ・バンド

 の代わりに「じゃあ」と指名されたリトル・フィートも精一杯の対応をしています。

 これも心地良い。

  さて2019 年の東京でもこの「ホーハイ節」が聞かれました。民謡クルセイダーズで

 す。アルバム『エコーズ・オヴ・ジャパン』から聞きましょう。

M05.ホーハイ節(5’12”)民謡クルセイダーズ

-trd.-  Pヴァイン  PCD-25239

N  民謡クルセイダーズの「ホーハイ節」、アルバム『エコーズ・オヴ・