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【幻】モーニン・ブルーズ 2020/10/24

mb201024

 

前TM. Walikin’ Blues「アサー」入り / Paul Butterfield Blues Band

-R.Johnson-  Rhino 8122 798434 0

 

N  おはようございます、ワツシイサヲです。「幻」モーニン・ブルーズ2020年10月24日

を始めましょう。

先週は「生現」でお送り致しました。限られた人たちから熱狂的なお便り

を何度も沢山いただきまして、誠に有難うございます。やっぱり生の反応か

らは大きな刺激を貰えますね。その分、宿題もたくさん出ました。モーニン・ブル

ーズ流儀の筒美京平作品集がやはり人気だったようで、当日お届けできなかっ

た名作がいくつも残っています。今朝はまずこれから。

「くれないホテル」、西田佐知子です。

 

M01.くれないホテル(3’20”)西田佐知子

-J.Hashimoto, K.Tsutsumi-  ユニバーサル UICZ-6041

 

N  西田佐知子「くれないホテル」でした。ワルツですね。いい感じ出ています。この

歌には放送前にオーサム・ビーツの方へリクエストをいただいておりまして、そちらでお

送りするつもりでしたが、あちこち寄り道をしたために時間がなくなってモーニ

ン・ブルーズに降りてきたものの、こちらも時間切れで今朝のお届けになりまし

た。確か本番中にもリクエストが来たな、これには。よくご存知ですね、皆さん。

筒美京平と聞きますと、明るい派手な躍動感が連想されますが、こういう

のも上手に作ってますね。西田佐知子は何よりもまず声、そして唄い方。随

所に「あきらめ」が漂う投げやりな感傷が聞く者の胸に迫ります。今の歌謡

曲界では、このような夜の飲食街のドギツいネオンの陰の裏通りをひとりで歩い

ているような個性は淘汰åされてしまっていて、「どう、わたしの歌唱力」と

ばかりに誰も抵抗出来ない前向きな主張を強要するか、全く唄はダメですが

カマトトを装って「わたしとても切ない」と嘘泣きするムスメモドキしかいないのが現

状で、ちょっと残念だなあ。

次は千葉県市川市の式場病院理事長の妻、欧陽菲菲です。この歌はすぐ分

かりませんでしたが、唄い出しで思い出しました。ギロガエルさんからの当

日リクエストで、「恋の十字路」。

 

M02.恋の十字路(2’54”)欧陽菲菲

-J.Hashimoto, K.Tsutsumi-  ソニーSRCL 4071/4

 

M03.渚のうわさ(3’09”)弘田三枝子

-J.Hashimoto, K.Tsutsumi-  ソニーSRCL 4071/4

 

N  弘田三枝子の「涙のドライヴ」にも当日ご希望を頂きました。筒美京平は

彼女に何曲か書き降ろしていまして、リクエストにはこれを「絶対にかけないと駄

目」とありましたが、該当曲が手元にありません。こちらの「渚のうわさ」

でお許し下さい。「『魅せられて』の完成までに生まれた数々のヒット曲の柱」

ともあります。興味が湧いて来ますね。お便りを下さったのは、「雪園ギョーザ

丸」。この名前からは、ある人間を特定出来ました。あいつだ。元気かな。こ

の「渚のうわさ」は橋本淳のことばが本当にいいね。

他の方からは、小川みきの「燃える渚」というリクエストも頂いております。既

に当日のツイターでバラされてもいましたが、その日京橋のステューディオに持ち込んだ

のは、1997年に組まれた『筒美京平:HITSTORY』という作曲家活動30周

年記念の4枚組2作。LP版の特別限定盤です。当時わたしは発売直後に即、

待ってましたとばかりに入手しました。ここで「現」の役に立つとは思わな

かったですね。大抵のヒット曲は網羅していますが、このように「通」の人たち

のお好みには、及ばない部分もあるようです。

 

M04.純潔(3’02”)南 沙織

-M.Aria, K.Tsutsumi-  ソニーSRCL 4071/4

 

N  さて、キョーヘー元ネタ探しの最右翼に挙げられる南沙織「純潔」です。ほとんど

の人たちはベルファストのカウボーイを思い浮かべたでしょう。ベルファスト・カウボーイ関連

では浅川マキでも似たような事件がありました。オーサムが指摘してました。

デビュー曲の「17歳」は「ローズ・ガードゥン」だったし、南沙織からは流用の閃

きが降り注ぐのでしょうか。今朝の「幻」ではここまでにしときます。別に

無期限対外試合禁止のような厳罰を望んでいるのではありませんし。

次も「おんなじじゃないか」とあちこちから声が上がった疑惑の1曲です。

が、発売年月日を調べると、キョーヘーの方が先なんです。以前「生現」でもお話

しましたね。

では濡れ衣疑惑曲、「さらば恋人」、堺正章です。

 

M05.さらば恋人(3’19”)堺 正章

-O.Kitayama, K.Tsutsumi-  ソニーSRCL 4071/4

 

M06.お世話になりました(2’47”)井上 順

-M.Yamagami, K.Tsutsumi-  ソニーSRCL 4071/4

 

N  堺 正章「さらば恋人」、そして「お世話になりました」、井上 順ともに

グループ・サウンズの王様、ザ・スパイダーズのリード・ヴォーカリストのソロ作品でした。奇

しくも朝に町を出て行く歌です。ブルーズみたいですね、状況が違いますが。

1967年から日本列島を襲ったGS狂想曲では新しい作詞作曲者が世に出ま

した。筒美京平もこの時期に台頭して来たひとりです。確かすぎやまこうい

ちのトラで仕事を始めたのがきっかけではなかったかな。作詞橋本淳、作曲す

ぎやまこういちというのがGSヒット曲のお約束だったのですが、作曲が筒美京

平に変わった訳ですね。

 

M07.星空の二人(2’51”)ザ・ジャガーズ

-J.Hashimoto, K.Tsutsumi-  ソニーSRCL 4071/4

 

M08.マドモアゼル・ブルース(2’55”)ザ・ジャガーズ

-J.Hashimoto, K.Tsutsumi-  ソニーSRCL 4071/4

 

N  最もGSらしいGS、ザ・ジャガーズの「星空の二人」、「マドモアゼル・ブルース」

でした。ジャガーズは「君に会いたい」で成功した後、全面的に先の黄金コムビ

の作品に切り替えて、ヒット番付の常連になりました。本来はロカビリー時代の古い

体質を持っていた演奏集団なんですが見事にGS時代に開花したのは、岡本

信、沖津ひさゆきという軟硬両方の美形が前面を固めていたのと、頗る絶好

調だった橋本筒美の作品が冴え渡っていたのが大きな理由でしょう。これら

の楽曲でジャガーズは価値混沌時代を存分に踊ったのです。

もうひとつ橋本筒美の黄金コムビ作品で鮮やかに踊ったグル