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タイのメタルコアバンド、ANNALYNNのインタビュー

微笑みの国、タイ王国のメタルコアバンド、ANNALYNN(アナリン)。彼らがWHILE SHE SLEEPSの来日公演のサポートアクトとして出演した2019年1月22日に楽屋でインタビューしてきた模様がNM MAGAZINEに掲載されました。

ライヴでは8弦、9弦ギター+5弦ベースでバッキバキの音を出す5人ですが、普段はとても穏やかな人たちでした。

お時間があるときに是非読んでくださいませ。

RADIO NEXUS【2019/03/04 O.A.】Playlist



PLAYLISTはこちら→
https://au.utapass.jp/channel/campaign/4twXmmORw9MjTHpOhO

毎週月曜21時~22時までRADIO NEXUS(レディオ・ネクサス)という音楽番組で“ロックとメタル”をテーマに爆音とトークをお届けします。


「アーティストやパーソナリティが自由に発信できる場」をコンセプトに無料で楽しめる音楽ラジオステーション「Backstage Café」が、2018年11月1日(木)に開局!
観覧可能な公開収録スタジオも東京・原宿にOPENしました。

「Backstage Café」は30組以上のアーティストやパーソナリティ、また株式会社ナターシャを始めとするパートナーメディアが、メジャー、インディーズそして音楽ジャンルや時代に関係なく、今本当に聴きたい曲、聴かせたい曲を自らセレクトしてお届けします。

毎週月曜21時~22時までRADIO NEXUS(レディオ・ネクサス)という音楽番組で“ロックとメタル”をテーマに爆音とトークをお届けします。

◆インターネット音楽ラジオステーション「Backstage Café」◆
https://backstagecafe.jp/  ※聴取方法などはウェブサイトをご確認ください(アプリ、またはウェブサイトから聴けます)。
澤田修の完全監修番組”RADIO NEXUS”。
選曲、編集、トーク、全て担当!
毎週月曜日21時~22時。番組再配信 毎翌週土曜 18:00〜19:00。
※同時間帯に特番などが入れば再配信は中止します。



Real Rocks 【2019/03/02 O.A.】Playlist


今夜のREAL ROCKSは、MARK MORTON、ANNALYNNの新作特集2本立て。
ANNALYNNは、今月のReal Rocks Selectionに選びました。
今月、大プッシュしていきます!
〇澤田修がメンバーにインタビューした模様は、NM Magazineに掲載中!
https://nmmag.jp/?p=76658
〇来日公演のライヴレポも掲載中。
https://nmmag.jp/?p=76689

M01: Can’t Knock The Hustle  /  WEEZER ※新作『Black Album』より

M02: Zombie Bastars  /  WEEZER ※新作『Black Album』より

M03: Twice  /  Catfish And The Bottlemen

M04: Deceiver Believer  /  ANNALYNN ※タイ王国のメタルコアバンド

<コーナー: RockSteadyGo >

M05: Ruin [Remixed & Remastered]   /  Lamb of God

M06: Cross Off Feat. Chester Bennington  /  Mark Morton

M07: The Truth Is Dead Feat. Randy Blythe & Alissa White-Gluz  /  Mark Morton

M08: Save Defiance Feat. Myles Kennedy  /  Mark Morton

M09: Blur Feat. Mark Morales  /  Mark Morton

M10: Back From The Dead Feat. Josh Todd  /  Mark Morton

<コーナー: RockSteadyGo >終わり            

M11: Birdie  /  Avril Lavigne

M12: Howl  /  Covet

<コーナー: RockSteadyGo >

M13: Come Alive  /  The Ramona Flowers

M15: Deceiver Believer  /  ANNALYNN

M14: Natural Born Killer  /  EMMURE

M15: E  /  EMMURE

M16: Finish Him  /  ANNALYNN

M17: 10 Dimes  /  ANNALYNN

M18: Codes  /  ANNALYNN

M19: Fear  /  ANNALYNN

M20: Welcome to the Crew  /  ANNALYNN

<コーナー: RockSteadyGo >終わり            

M21: Tutti Frutti  /  Little Richard ※グリーンブック、アカデミー作品賞受賞!

M22: Jumpin’ Jack Flash  /  The Rolling Stones

<Ending>          

<コーナー:メタルの光> 

M23: Salvation Feat. Bon of Annalynn  /  TERESA ※タイ王国のメタルコアバンド!

M24: Electric Messiah  /  High On Fire ※祝・グラミー受賞!

◆今月のReal Rocks Selectionはタイ王国のメタルコアバンド、ANNALYNNを大プッシュ!
〇澤田修がメンバーにインタビューした模様は、NM Magazineに掲載中!
https://nmmag.jp/?p=76658
〇来日公演のライヴレポも掲載中。
https://nmmag.jp/?p=76689





【幻】モーニン・ブルーズ 2019/03/02

mb190302

TM. Walikin’ Blues「アサー」入り / Paul Butterfield Blues Band

-R.Johnson-  Rhino 8122 798434 0

N  おはようざいます、ワツシイサヲです。「幻」モーニン・ブルーズ2019年03月02日を  

 始めましょう。

  ちひえー、もう3月だ。まだ正月気分が抜けていないのに・・・あ、それ

 はないですね。日毎に暖かくなって来ています。コートや手袋、もっと使っ

 とけばよかったな。なんとなく淋しい気分です。でも皆さんの投稿を拝見す

 ると、春の訪れ大歓迎のようですね。もちろんその想い、よく分かります。

  1500メートル 「ヨオイ」春だ「ドン」、これは偶然手にした俳句雑誌に載っていた

 一句です。作者は何と、昔一緒に謹慎処分を喰らった同朋でした。「ヨオイ、ドン

 春だ」としないところが、捻りでしょう。気に入ってます。

  さあ今朝も始めます。まずはリクエストにお応えして、この名曲から。

  「グッド・ナイト・ベイビー」、ザ・キングトーンズです。

M01.グッド・ナイト・ベイビー(3’16”)ザ・キングトーンズ

-M.Hiro, H.Mutsu-  ユニバーサル UPCY-7508

N  1968年夏のヒット曲、「グッド・ナイト・ベイビー」、ザ・キングトーンズでした。3連と

 エイトビートが交差する微妙なアレンヂです。エイトビートのところは、スケート・ダンスがピッタ

 リですね。

  このグループのリーダーでリード・ヴォーカルを担当していた内田正人が、2月15日

 に亡くなっていました。魅力的なハイトーンの持ち主、音楽にも詳しく「昔の名前

 で」的になりがちなグループに、いつも刺激を与えていました。

  わたしは20代の始め頃、杉並区の方南町にあったソウル・バーに出入りしてま

 した。そこは中古のレコードも扱っていたのです。そのそばに内田正人さんは住

 んでいるらしく、時折りこの店にやって来ていたようです。一度わたしがい

 る時にご本人からレコードの問い合わせか何かで電話がかかって来た事があり

 ます。

  それからしばらくして、あるパーティの仕事をした時にご一緒しました。その

 後は大瀧詠一の行った「トゥナイト」モノーラル・ダイレクト・カッティング・セッションを覗いたり、

 横須賀の米軍基地で行った独立記念日実演を観に行ったりと、ある程度の接

 触は続きました。もちろんアカの他人ですけど。

  今回の訃報で、「そういえばCD持ってないな」と気づき、例によって愛情

 の感じられない造りのベスト盤を入手して聞いたら、ほとんど一緒に唄えたの

 で結構な曲数を知っていた自分に驚きました。

  わたしは昔からこれが好きだったなあ。

  「君だけが」。

M02.君だけが(3’05”)ザ・キングトーンズ

-S.Kasho, H.Mutsu-  ユニバーサル UPCY-7508 

N  ザ・キングトーンズで「君だけが」でした。1970年のシングル曲です。メムバの加生

 すみおと当時所属していたポリドール・レコードのディレクターだった村松孝司の書いた

 曲です。シムプルなフレイズを反復する演奏も面白い。特にベイス・ラインは特筆に値す

 る。隠れた名曲でしょうか。

  健全さが売りのダーク・ダックス、民族音楽を得意とするボニージャックス、そしてジ

 ャズの要素も取り入れていたデューク・エイシーズなどが、K塾やW大などのグリークラ

 ブ活動を基にした正統派であるのに対して、キントンはもっと世俗的で音楽好き

 の延長で組まれたグループです。リパトゥワもポップな楽曲が多く、内田正人のハイトー

 ンを活かした「ライオンは寝ている」は有名でした。

  一方オリヂナルはデビュー曲の「グッド・ナイト・ベイビー」の影響か、割と苦しい恋

 に悩み悶える歌が多かったですね。

  その代表です。「愛のノクターン」。

N03.愛のノクターン(3’03”)ザ・キングトーンズ  

-S.Kasho- ユニバーサル UPCY-7508  

N  「愛のノクターン」でした。内田正人の熱唱が生々しいですね。こういう線でも

 っと唄って欲しかったな。

  次も絶望的な愛の歌です。「月光のノクターン」。

M04.月光のノクターン(3’15”)ザ・キングトーンズ 

-G.Maigoni, T.Iwatani- ユニバーサル UPCY-7508  

M05.今宵の君は(2’21”)ザ・ジャガーズ  

-J.Kern, D.Fields-  東芝 CP-5817

N  「月光のノクターン」、その他大勢的なコーラスを聞いていると、モロにムード歌謡ですが、

 これ外国曲なんですね。原曲を聞いてみたいなあ。弦の鳴りが冴え渡ってい

 ました。

  続けましたのは、同じくベイトーヴェンのピアノ・ソナタ「月光」をモチーフにしたザ・

 ジャガーズで「今宵の君は」、1956年にヒットし損なったシングルです。1988年の映

 画「熱き愛に時は流れて」のサウンド・トラックからお送りしました。

  リードシンガー内田正人の訃報でお届けしたザ・キングトーンズ回想、皆様からもご

 投稿を頂いておりました。最後にもう一度あの名曲です。

  「グッド・ナイト・ベイビー」。

M06.グッド・ナイト・ベイビー(3’18”)ザ・キングトーンズ 

-M.Hiro, H.Mutsu-  ユニバーサル UPCY-7508  

M07.Goodnight, Sweetheart, Goodnight(2’50”)The Spaniels

-Hudson, Carter-  Not Now Music DAY2CD274

N  ザ・キングトーンズ、「グッド・ナイト・ベイビー」。1981年発表の英語仕様でお送りし

 ました。オリヂナルの日本語版はアトコからシングルとして発売され、R&Bチャートで37

 位に入ったらしいです。たぶん冒頭で述べた変則的な構成が彼の地でも興味

 を惹いたのではないでしょうか。いずれにせよ立派な功績ですね。

  その「グッド・ナイト・ベイビー」の元歌とも言える、「「グッド・ナイト、スウィートハート、 

 グッド・ナイト」、こちらはスパニエルズ1953年のヒット曲。デイトの帰りにガール・フレンド

 を送り届けて理解のない相手の両親をボヤく普遍的テーマ、永遠の純愛少年の

 歌ですが、これ「アサー」の3時ですよ、この家に門限はないのか。

  「グッド・ナイト、スウィートハート、グッド・ナイト」、スパニエルズでした。最後のドラムズの

 「締め」普通は省略される事が多いですが、今朝はしっかりお聞きいただき

 ました。

M08.Wiase Nsem Dooso(2’43”)Onyina’s Guiter Band  

-pd.-   エルスール008

N  先週お届けしたエルスール・レコーズが選曲編集した「身体のコリ」をほぐす効能があ

 ると噂される2枚組『ガーナの椰子酒音楽』から「ウィアセ・ンセム・ドゥソ」、オニイナズ・

 ギター・バンドでした。非常にポップですね。 楽曲の構成が完璧で、ヴォーカル・

 ハーモニーも魅力です。1960年の録音。

  これは、同アルバムの2枚目からです。こちらの盤は、ほぼ全編がウッド・ブロッ

 クのクラーベ・ビートに支配されていまして、それがまた心地良いですね。ヌー・オーリ

 ーンズのビートが逆輸入されたのかも知れません。

  次もアメリカ音楽の影響が感じられます。エレキギターのコードがブルーズの進行なので

 す。単弦のソロもどこかブルース的、いや「ロック・アラウンド・ザ・クロック」的です。

   ボアテンズ・ギター・バンドで、「ンニ・アウェレコー」。

M09.Nni Awerekone(2’59”)Boateng’s Guitar Band  

-pd.-   エルスール008

M10.Anti Susana(3’08”)K.Gyasi Band

-pd.-   エルスール008

N  ボアテンズ・ギター・バンドで、「ンニ・アウェレコー」、そしてクラーベのツー・スリー、スリー・ツー

 が交互に現れる「アンティ・スザーナ」、ケイ・ジャシズ・バンドでした。春が来てこれか

 ら暖かくなる時期、ガーナの椰子酒音楽はますます気持ち良く響きます。また

 折りを見てご紹介致しましょう。

  さて先週の「保守的な」スタンダード音楽集、総スカンを食うんじゃないかという

 恐怖がありましたが、皆さんに抵抗なく受け止められたようでホッとしていま

 す。こういうのが嫌いって言うんじゃ話にならない、とまでは申しませんが、

 それなりの良さは感じてもらえたようです。

  その中でサム・クックの「センチメンタル・リーズンズ」をほぼ完璧な造りだ、と紹介しま

 した。実際このスタジオ吹き込みは寸分の隙もなく出来上がっています。特にサム

 の唄が素晴らしいのですが、ゴリガンR&Bファンはこういうのを認めたがらない。

 わたしに言わせれば「だからダメ」なんです。

  でもねオクラ入りとなっていた実況盤で最も熱く唄われていたのが、この「セン

 チメンタル・リーズンズ」だったのです。これには「ザマアミロ」でしたね。それに応え

 る熱狂的な聴衆も一緒に聞いて下さい、1963年1月12日、フロリダはマイアミのハー

 レム・スクエア・クラブです。

M11.It’s AlL right~(I Love You)For Sentimental Reasonns (4’56”)Sam Cooke

-S.Cooke, D.Watson, W.Best-  RCA Legacy 82876 69552 2

N  この暴動寸前の興奮、凄まじいですね。63年と言えば盛り上がる公民権運

 動に白人たちは神経質になっていましたから、こんな危険な録音を公にする

 事は出来ない、と倉庫の奥にしまい込んでしまったのは、当時の正当な理由
 でしょう。ジェイムズ・ブラウンのアパロ実況第1作はそれより前の62年ですが、こ

 ちらは黒人たちだけのものとして、白人からは無視されたと言って良いので

 はないでしょうか。なんせサム・クックは白人経営の大手レイベルに所属する影響力

 絶大なるスタンダード歌手でしたから。

  そのサム・クックは白人市場進出の足掛かりとしてヌー・ヨークの一流クラブであるコパ

 カバーナに出演します。一回めは1958年3月、コメディアン、マイロン・コーエンの前座でし

 た。準備不足もあって、この時は芳しい成果を上げられなかったので、その6

 年後に満を持して再度コパカバーナに挑みます。その時に録音されたのが『サム・

 クック・アット・ザ・コパ』、これもR&Bファンはあまり評価しない名盤。白人を意識

 した選曲に多少不満はありますが、サムの全力投球は変わりません。以前「現」

 時代にお届けして、「ハーレム・スクエアと同じく、サムはどこも手を抜いたりしていな

 い。ここにはいつもの歌の神様が降りて来ている」などと興奮気味に喋った

 ら、即座に「全面的に同感です」というメイルを頂きました。嬉しかったな。

  では『サム・クック・アット・ザ・コパ』から、メドリーで

  「トライ・ア・リトル・テンダネス~センチメンタル・リーズンズ~ユー・センド・ミー」をどうぞ。

M12.Try A Little Tenderness~(I Love You)For Sentimental Reasonns~

 You Send Me(4’56”)Sam Cooke  

-Campbell, Connelly, I.Watson, S.Cooke-   ユニバーサル UIGY-7042

N   「全面的に同感」して頂けましたでしょうか、『サム・クック・アット・ザ・コパ』

 から、「トライ・ア・リトル・テンダネス~センチメンタル・リーズンズ~ユー・センド・ミー」3曲メドリーで

 お送りしました。

  ヌー・ヨークのコパカバーナは名門ナイトクラブとして有名で、ここでショウを持てるのは一

 流エンタテイナとしての証明でした。サムが 2回挑戦したのも分かります。ここで収

 録された実況盤には、他にジャッキー・ウイルスンのものがあります。こちらはサムのよ

 りもっと芸能界的。長い喋りで繋ぎ、時にミュージカル的な展開を観せます。

  ではこれも3曲のメドリー形式ですね、

 「ドギン・アラウンド~トゥ・ビ・ラヴド~ロンリー・ティアドロップス」です。

M13.Doggin’ Around~ To Be Loved~ Lonely Teardrops(10’26”)Jackie Willson

-B.Gordy jr., T.Carlo, A.Tucker, G.Gordy, G.Gordy-  Hall Mark 713372

M14.ザット・オールド・ブラック・マジック(2’13”)グリーン・ブック・コパカバーナ・オーケストラ 

-H.Arien, J.Mercer-  ワーナー WPCR 18181

N  ジャッキー・ロビンスンがノリノリで唄っていたコパカバーナの実況に続きましたのは、「ザ

 ット・オールド・ブラック・マジック」、こちらもサラ・ヴォーンやフランク・シナトラが唄っている立

 派なスタンダード曲ですが、今のは新録。グリーン・ブック・コパカバーナ・オーケストラと言う

 人達の唄と演奏でした。これはつい先だって発表されたアカデミーで作品賞に輝

 いた映画「グリーン・ブック」のサウンド・トラック盤の1曲目に収められています。

  1962年のアメリカ南部での人種差別を主題としたこの作品は、流石に面白く、

 2時間を超える長さも気になりません。黒人芸術家のドサ周りに付き合うイタリア

 移民運転手の道中記で、題名の「グリーン・ブック」とは南部の黒人を受け入れて

 くれる宿、食堂、給油所を網羅した案内書の事です。

  62年ですから、当然かなり強度な差別がありまして、ふたりは受け入れざ

 るを得ない環境に抵抗しながら旅を続けます。そして最後には「こんな場所

 では演ってられねえよ」と、仕事を蹴っ飛ばして帰ってしまうのです。事実

 を基に脚本は書かれました。差別の現状を再現する場面が何度も出てきます。

 かなり写実的ですが、本当はもっと酷かったはずです。

  この黒人芸術家はピアニスト。素晴らしい腕前と特異な音楽性は田舎の文化人

 達から絶賛されますが、基本的人権は差別されたまま。楽屋は倉庫、便所は

 屋外、高級紳士服店では試着を断られ、飲食も別なのです。イタリア移民運転手

 は芸術家と波長が合い、次第に差別に反発を感じるようになり、最後にそれ

 が爆発する訳です。

  この主人公は用心棒として働いていたナイトクラブが改装で閉鎖されてしまい、

 探した仕事が旅に出た切っ掛けでした。そしてそのナイトクラブというのが、ヌー・

 ヨークのコパカバーナだったのです。試写を観た直後にアカデミー受賞の発表があり、嬉

 しくなってサム・クックとジャッキー・ロビンスンのコパ実況を聞いて貰った次第です。

  ここからはこのサウンドトラック盤を聞いて行きましょう。  

M15.ソー・ロング・ラヴァーズ・アイランド(2’21”)ブルー・ジェイズ 

-L.Peals-  ワーナー WPCR 18181

N  黒白人種混合のヴォーカル・グループ、ブルー・ジェイズで「ソー・ロング・ラヴァーズ・アイ

 ランド」、1961年のヒット曲でした。このサントラ盤には先ほどのような新録、そして

 今のように物語の時代に流行っていた楽曲が収録されています。それも安易

 なオールディーズではなく、かなり渋い選び方がされています。これが映画の印象

 を浮ついた物にしていない要因でしょう。 次の音楽もそのひとつです。

  ティミー・ショウです、「ア・レター・フロム・マイ・ベイビー」。 

M16.ア・レター・フロム・マイ・ベイビー(2’49”)ティミー・ショウ  

-J.Hammonds jr., J.A.Bernett, J.M.Mathews-  ワーナー WPCR 18181

N  「ア・レター・フロム・マイ・ベイビー」、ティミー・ショウでした。移動の車の中ではこんな

 音楽がラジオから流れて来るんです。サントラ盤には入っていませんが、冒頭部分

 でのこの歌も印象的でした。

M17.ワン・ミント・ジュレップ(2’27”)ザ・クローヴァーズ

-R.Toombs-  MMG AMCY-333    1951

N  黒色クローヴァーズで「ワン・ミント・ジュレップ」、1951年のヒット曲でした。公演旅行を 

 続ける黒人ピアニストは芸術領域の人間なので、あまり世俗音楽を知りません。

 ラジオから流れる次の歌を聞いて、「それは誰だ」とイタリア移民運転手に問いかけ

 ます。

M18.ルシール(2’24”)リトル・リチャード

-A.Clins, R.Penniman-  PVCP-8109   1957

N  「これがリトル・リチャードの『ルシヤ』か。確かに個性的だ」、説明を受けて、黒人

 ピアニストはこんな風に呟きます。ここのところ、面白かったですね。

  音楽を担当しているのは、クリス・バワーズ、まだ30歳の若手ながら、音楽歴

 は充分で、既に何本かの映画でも実績を残しています。では彼が実際に弾い

 ている新録トラックからどうぞ。

  「ヲーター・ボーイ」。

M19.ウォーター・ボーイ(4’53”)クリス・バワーズ 

-A.Robinson-  ワーナー WPCR 18181

N  南アフリカ出身のピアニスト、ダラー・ブランドを連想させる「ヲーター・ボーイ」、映画「グ

 リーン・ブック」のサウンド・トラック盤から、クリス・バワーズの演奏でした。なかなかに宜

 しい。

  映画の中で、当初は荘厳な雰囲気で聞く方にも緊張を強いるような調子の

 表現だけだった黒人ピアニストが段々とファンキーになり、しまいにはジューク・ジョイント

 でそこのハコバンとR&Bを演奏するまでに至ります。これも大変宜しい。

  この実在した黒人ピアニストはドン・シャーリーといって、デューク・エリントンに認められ

 た男です。1927年の生まれで、2013年に亡くなるまで、沢山の作品を残し

 ています。先ほどの「ヲーター・ボーイ」も、1961年に自身の演奏でビルボード・ホッ

 ト・チャートで40位を記録していますから、大したものですね。

  ではそのドン・シャーリーの演奏です。サウンドトラック盤の最後に収められている、

  「ロンサム・ロード」。

M20.ザ・ロンサム・ロード(2’23”)ドン・シャーリー  

-G.Austin, N.Shilkret-  ワーナー WPCR 18181

M21.コパカバーナ(5’46”)     

-B.Manilow, B.Sussman, J.Feldman-  BMG BVCM-37654/5

TM Born In Chicago 「アサー」入り / Paul Butterfield Blues Band

-N.Gravenites-  Rhino 8122 798434 0

N 今朝の最後は、映画「グリーン・ブック」イタリア移民の運転手トニー・リップが勤めてい

 たナイトクラブの名前と同じ「コパカバーナ」、バリー・マニロウでした。こちらはハバナにあ

 ったクラブで起こった愛憎劇が唄われています。1978年夏の大ヒット。わたしが

 新宿二丁目でモテモテだった頃ですね。思い出します。この映画「グリーン・ブック」

 は今月末から大々的に公開されます。アカデミー獲ったから劇場も増えるんじゃ

 ないかな。皆さんも是非ご覧になって下さい。

  いつもおいしそうなお話しのグリコさん、わたしもここのところ自炊生活を

 続けています。家事全般を嫌いではないのですが料理だけは全くダメでして、

 酷いものばかり食べる毎日です。ご投稿を読んで、それを食べたつもりにな

 っています。どうぞしばらく続けてください。

  今朝の特別付録は、以下の隠し場所です。どうぞお楽しみ下さい。

http://firestorage.jp/download/dd77544246f53fe483abe0b4e3f16ccf5139a0d7

  ダウンロード・パスワードは、47hcsn54です。

  今朝もちょうど時間となりました。

 こちらは、http://osamusawada.com/category/mornin-blues-by-isaowashizu/

 「幻」モーニン・ブルーズ、鷲巣功でした。来週も首都圏で9人のあなただけに。

   そして全国で9500万人のあなたにも、アサー。

♪♪ Twitter “#blues761″の閲覧はコチラ♪♪

Awesome Rock【2019/3/01 O.A.】Playlist

3月1日のAWESOME ROCKは、Lamb of Godのリードギタリスト=Mark Mortonのソロアルバムを大特集!
ゲストヴォーカリスト多数!そのゲストの能力を最大限引き出せる、マークのソングライティング力に脱帽の一枚です。

M01: Out of Reach  /  Dream Theater

<コーナー: AwesomeRecommendation>

M02: The Truth Is Dead Feat. Randy Blythe & Alissa White-Gluz  /  Mark Morton

M03: Cross Off Feat. Chester Bennington  /  Mark Morton

M04: Save Defiance Feat. Myles Kennedy  /  Mark Morton

M05: Back From The Dead Feat. Josh Todd  /  Mark Morton

<コーナー: AwesomeRecommendation>終わり       

M06: 7  /  Catfish And The Bottlemen

素晴らしいソロ作品!是非、続編も期待してます!!

RADIO NEXUS【2019/02/25 O.A.】Playlist

PLAYLISTはこちら→
https://au.utapass.jp/channel/campaign/4twXmmORw9MjTHpOhO

毎週月曜21時~22時までRADIO NEXUS(レディオ・ネクサス)という音楽番組で“ロックとメタル”をテーマに爆音とトークをお届けします。


「アーティストやパーソナリティが自由に発信できる場」をコンセプトに無料で楽しめる音楽ラジオステーション「Backstage Café」が、2018年11月1日(木)に開局!
観覧可能な公開収録スタジオも東京・原宿にOPENしました。

「Backstage Café」は30組以上のアーティストやパーソナリティ、また株式会社ナターシャを始めとするパートナーメディアが、メジャー、インディーズそして音楽ジャンルや時代に関係なく、今本当に聴きたい曲、聴かせたい曲を自らセレクトしてお届けします。

毎週月曜21時~22時までRADIO NEXUS(レディオ・ネクサス)という音楽番組で“ロックとメタル”をテーマに爆音とトークをお届けします。

◆インターネット音楽ラジオステーション「Backstage Café」◆
https://backstagecafe.jp/  ※聴取方法などはウェブサイトをご確認ください(アプリ、またはウェブサイトから聴けます)。
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毎週月曜日21時~22時。番組再配信 毎翌週土曜 18:00〜19:00。
※同時間帯に特番などが入れば再配信は中止します。



Real Rocks 【2019/02/23 O.A.】Playlist

2月22日発売!DREAM THEATERの限定回帰の14作目『Distance Over Time』を特集!まさかの50分超え!

M01: Back In The Woods  /  Rival Sons

M02: You’re The One  /  Greta Van Fleet

M03: Come Alive  /  The Ramona Flowers

M04: Skies Turn Gold  /  The Ramona Flowers

<コーナー: RockSteadyGo >

M05: Over My Head  /  Judah & The Lion

M06: Dance Macabre  /  Ghost

M07: Trampoline  /  SHAED

M08: Harmony Hall  /  Vampire Weekend

M09: High Hopes  /  Panic! At The Disco

<コーナー: RockSteadyGo >終わり            

M10: Repentless  /  SLAYER

M11: i apologise if you feel something  /  Bring Me The Horizon

M12: Mantra  /  Bring Me The Horizon

<コーナー: RockSteadyGo >

M13: Another Day(Live)   /  Dream Theater

M14: Innocence Faded (Live)  /  Dream Theater

M15: Along For The Ride  /  Dream Theater

M16: Room 137  /  Dream Theater

M17: Untethered Angel  /  Dream Theater

M18: Paralyzed  /  Dream Theater

M19: Fall Into The Light  /  Dream Theater

<コーナー: RockSteadyGo >終わり            

<Ending>          

<コーナー:メタルの光> 

M20: Bad Habits  /  ATTILA

今月のREALROCKS SELECTIONはTHE RAMONA FLOWERS!

美女!美女!美女!

【幻】モーニン・ブルーズ 2019/02/23

mb190223

TM. Walikin’ Blues「アサー」入り / Paul Butterfield Blues Band

-R.Johnson-  Rhino 8122 798434 0

N  おはようざいます、ワツシイサヲです。「幻」モーニン・ブルーズ2019年02月23日を  

 始めましょう。

  ここのところ3週間、後ろの方に置いといたら、毎回時間切れで翌週送り

 になってしまった2曲を、今朝はまず先にお届けします。今年で85歳になる

 英国ブルーズ界の大御所、ジョン・メイオールの新譜からです。

  トド・ラングレンがギターで参加している

  「ザッツ・ワット・ラーヴ・ウィル・メイク・ユー・ドゥ」。

M01.That’s What Love Will Make You Do(3’51”)ジョン・メイオール

-unknown-  BSMF  2646

N  終わりのキメリフもカッコいい「ザッツ・ワット・ラーヴ・ウィル・メイク・ユー・ドゥ」、ジョン・メ

 イオール・トリオ、フィーチュアリング・トド・ラングレンでした。

  馬面男トド・ラングレンは良心的音楽ファンの間でとても人気がありました。わた

 しとはずっと何の接点もなく、ビートルズのパロディ・アルバム『抱きしめたいぜ』

 に大笑いした位でしょうか。前世紀末に一人で来日して、当時まだ開発段階

 だった楽器のディジタル自動演奏装置とのワンマン公演をしたのを見た事がありま

 す。渋谷公会堂だったな。舞台に吊った大きな画面に、やはりディジタルで構成

 した他の演奏パートの仮想映像を映し出したりして、一生懸命でした。でもわ

 たしには、その時もピンとは来なかった。

  今の「ザッツ・ワット・ラーヴ・ウィル・メイク・ユー・ドゥ」を聞いて、こんなにブルーズ

 らしいギターを弾けるんだ、と驚きました。もともと器用な人だし、ポール・マカー

 トニ級の多彩な演奏能力を持ってますから何でも出来るんだろうけど、まるで

 ブルーズ・ギタリストです。そしてメイオールとの関係は・・・、謎です。

  さてベイス・ラインが後半特に魅力的だったジョン・メイオールの「ザッツ・ワット・ラーヴ・

 ウィル・メイク・ユー・ドゥ」に続けて、同じアルバム『ノーバディ・トールド・ミー』の冒頭を

 飾るジョー・ボナマッサ参加曲です。

  「ワット・ハヴ・アイ・ダン・ロング」、ロド・スチュアート、ニキ・ホプキンズ、ロニー・ウド、そ

 してミック・ヲーラーを擁していた黄金期のジェフ・ベック・グループで「レット・ミー・ラーヴ・

 ユー」を弾いてるつもりの、嬉しそうなジョー・ボナマッサが見えます。

M02.What Have I Done Wrong(3’5’7”)ジョン・メイオール

-unknown-  BSMF  2646

M03.Aw Mark Yreba(3’04”)Kumasi Trio

-pd.-  エルスール 008

N  突然1928年の録音です。ガーナの椰子酒音楽、パームワイン・ミュージック、クマシ・トリオ

 で「アウ・マーク・イレベ」と言う歌です。西アフリカのガーナ、日本ではロッテのチョコレイトで

 有名な国です。ここは1902年に大英帝国の一角となり、すぐに鉄道が敷かれ

 たりして前世紀初頭から文明度は高かったので、1928年にこのようなハイファイ

 録音が行われていたんですね。

  わたしも割と頻繁に顔を出すレコード店、渋谷公園通りのエルスール・レコーズが編集

 した2枚組『パームワイン・ミュージック・オヴ・ガーナ』が出来上がりました。殆どが

 当時のSP盤を起こしたトラックで、全編が今のような調子で続きます。これがと

 ても気持ちいい。椰子酒音楽は「アフリカ最初のポピュラー・ミュージック」と言われて

 いるそうですが、欧米のポップ・スタイルを40年も早く先取りしていた、と言え

 なくもない、この2枚組を聞いているとそんな気にもなります。この演奏は

 後にハイライフと呼ばれる形に繋がって行くのですけれど、今の「アウ・マーク・ヨルベ」

 の旋律は、どこかで耳にした事がありませんか。

  そうです、これです。

M04.山の上に告げよ(2’57”)ピーター、ポール&マリー

-Stookey, Yarrow, Okun, Travers-  WPCR-14347

N  メムバの創作になっているクレジットの「山の上に告げよ」、ピーター、ポール&マリーで

 した。これ本当は賛美歌の二編172番「世界に告げよ」です。

  英国の領地だったガーナには当然基督教が入り込んでいて、教会も建って音

 楽を使った宣教活動が行われていた事実を物語ります。まだハイライフ的なスタイルは

 確立されていません。ただ整然とした印象のPPMに較べると、流石ガーナ人で

 すね。控えめながら細かなリズム・アタックが仕掛けられ、ヴォーカル・ハーモニーも冴えて

 ます。

  同じ2枚組から、もう1曲聞いてみましょう。

  クワア・メンサ・アンド・ヒズ・ファンティ・トリオ、1954年の録音です。

  「クウェク・ダムシ」。

M05.Kweku Damtsi(2’45”)Kwaa Mensah And His Fanti Trio

-pd.-  エルスール 008 

N  わたしはこれを聞いて即座にペンギン・カフェ・オーケストラを連想しました。演奏の

 途中で風船から空気が抜けるようにテムポーが落ちて行く感じがクリソツなのです。

 サイモン・ジェフスはハイライフ以前のガーナ音楽を聞いていたのでしょうか。

  ではペンギン・カフェ・オーケストラで

  「エール・ア・ダンサー」をどうぞ。こちらは1981年の作品になります。

M06.Air A Danser(4’30”)Penguin Café Orchestra

-S.Jeffes-   EG  EEGCD 11

N  ペンギン・カフェ・オーケストラで「エール・ア・ダンサー」でした。最新のブルーズ、そして前 

 紀初頭のガーナ音楽を聞いて参りました今朝の「幻」モーニン・ブルーズ、ここから

 は非常に保守的な選曲構成となります。

  まずはお聞き下さい。

M07.I Do(2’23”)Brook Benton & Dinah Washington  

-Raieigh, Wolf-   Golden Stars GSS 5314

N  「結婚行進曲」をモチーフにして「永遠の誓い」を約束するダイナ・ヲッシントンとブル

 ック・ベントン、「アイ・ドゥ」でした。

  先週の「今夜教えて」を引き合いに出すまでもなく、「幻」歌合戦常連の

 ダイナ・ヲッシントンです。片やブルック・ベントンはこれまでに登場した事があったかな

 あ。わたしも「レイニー・ナイト・イン・ジョージア」程度の知識しかなかったのですが、

 今月2日に渋谷のリポで行った生語り会で、亀渕昭信大先輩がチラリと「ダイナ・

 ヲッシントンはブルック・ベントンとの・・・」と呟いたんです。会の進行には関係なか

 ったのですが、隣に座っていたワツシがそれを聞き逃す筈がありません。

  耳に覚えのない組み合わせでした。わたしのダイナ・ヲッシントン愛もいい加減な

 ものですね。取り敢えずは・・・、と調べて、2種類を入手してみました。そ

 こからまず、「アイ・ドゥ」でした。

  次はそのA面で、全米R&Bチャートでの第一位獲得曲、オリヂナルはヌー・オーリンズの

 男女デューオ、シャーリーとリーでした。

  「ベイビー」、1960年です。

M08.Baby(You’ve Got What It Takes)(2’49”)

Brook Benton & Dinah Washington

-Otis, Stein, Benton-   Golden Stars GSS 5314

N  シャーリーとリーらしい造りの「ベイビー」、ダイナ・ヲッシントンとブルック・ベントンでした。

 こういうのをすぐ完璧に合わせられるダイナは、やっぱり凄いね。 

  1931年生まれのブルック・ベントンはもともと作曲家を志していました。50年代

 にはキング・コールやクライド・マクファターと言う稀代の唄い手に作品を提供し、それな

 りの地位を得ていましたが、こんなに良い声を持ってる訳ですから唄わない

 手はありません。58年という遅いデビューでしたが、60年には先の「ベイビー」、

 そして次の歌もダイナとのデューオで全米R&Bチャートで第一位を獲得しました。

M09.A Rocking’ Good Way(2’47”)Brook Benton & Dinah Washington

-Benton, Otis, De Jesus-  Golden Stars GSS 5314

N  「ア・ロキン・グッド・ウェイ」、ダイナ・ヲッシントンとブルック・ベントンでした。ふたりはシン

 グル2枚の両面を吹き込んだだけのパートタイム・デューオです。2種類手に入れたアル

 バムにも4曲以外には入っていません。60年に『トゥー・オヴ・アス』という如何

 にもな題名のアルバムを共同名義で出していますが、それぞれ一人で歌っている

 のが4曲づつ、そしてこれら4曲で当時ポップ・アルバムの常識的な12曲が成立、

 という内容です。では手元に残っているふたりの最後の1曲を聞きましょう。

  「アイ・ビリーヴ」。

M10.I Belirve(3’25”)Brook Benton & Dinah Washington

-Drake, Graham, Shiri,Stillman-    Letthegootimesroll  LTG 39575

N  「アイ・ビリーヴ」、でした。さてここからはブルック・ベントンがピンで唄っている歌 

 を少し聞きます。ご存知のようにブルック・ベントンは「レイニー・ナイト・イン・ジョージア」

 が大当たりして世界的に知られるところとなりました。この歌は同時に、作

 者であるトニー・ジョー・ホワイトを知らしめる結果を生み出しました。作曲者志望だ

 った歌い手が新しい歌書きを世に出したのです。

  ではブルック・ベントン1970年の大ヒット曲、「レイニー・ナイト・イン・ジョージア」。

M11.Rainy Night In Gergia(4’03”)Brook Benton

-T.J.White-   Golden Stars GSS 5314 

N  いや、いつ聞いても素晴らしい「「レイニー・ナイト・イン・ジョージア」」ですね。これ

 はトニー・ジョー・ホワイトの原曲の魅力に負うところ大ではありますが、ブルック・ベン

 トンの声がなかったらここまで大勢の人たちに聞かれなかったでしょう。トニー・ 

 ジョーはそれ以前、エルヴィス・プレズリが「」ポーク・サラダ・アニイ」を唄って多少は知

 られていましたが、この歌で存在を確かにしました。本来ソングライター志望でし

 たが他の作曲者を有名にしてしまった、ブルック・ベントン、そうは言ってもブルック・

 ベントンは自分の作品でもヒットを飛ばしています。

  最も有名なのはこれでしょう、「キディオー、ネエちゃんよう」、ナインティーンシクスティー。 

M12.Kiddio(2’37”)Brook Benton

-Benton, Otis-  Letthegootimesroll  LTG 39575

N  ブルーズからR&Bに形を変えて行く過渡期の黒人音楽、その象徴のような

 「キディオー」でした。先のダイナとのデューオではことさら低音の美しさを強調する

 節回しが多かったようですが、こういう音域でも美声は美声の証明です。や

 っぱり唄い手は声です。わたしはこんな声なのが悔しいよ。

  さてブルック・ベントンの中音域が楽しめる歌、こちらはは如何でしょうか。1959

 年の作品です。これもR&B チャートで一位獲得の

  「ソウ・メニー・ウェイズ」。

M13.So Many Ways(2’32”)Brook Benton 

-Stevenson-  Golden Stars GSS 5314

N  ブルック・ベントン「ソウ・メニー・ウェイズ」でした。如何でしょう、この声の魅力、そ

 してそれを駆使した唄い方、敵わないなあ、あ、敵う筈ないですね。

  さて先ほど「保守的な内容」と申しましたが、ブルック・ベントンのこういう歌

 を聞いていると、今はもうなくなってしまった音楽領域に気づきます。それ

 は、「スタンダード」と称された、ジャズ的ではありますがもっと広い層に訴える、

 安全なポピュラー音楽です。

  ビートルズが常識を壊してしまう前までは、この種の歌をリパトゥワの中心にする

 のが大衆音楽の最終形、極みでした。十代で唄い出したアイドル、剽軽な味で世

 間に知られたノヴェルティ歌手、そして立派にジャズで通用するシンガーも、最後はこ

 ういう歌を大舞台で唄い、歌手として成功したと認められたのです。

  その狭間にいたサム・クックですら、世俗音楽転向直後は、この種のスタンダードを

 沢山採り入れていました。彼の場合は前にナット・キング・コールというお手本があ

 りましたから、当初はそのままに倣っていた部分もあります。現在発売され

 ている彼の偉業を称える作品集は、ほぼ自作曲で固められますが、二十歳前

 のわたしが彼に向き合って聞くようになった頃、すぐに好きになったのはこ

 の歌でした。

M14.(I Love You)For Sentimental Reasons(2’36”)Sam Cooke 

-I.Watson-  Real Gone / MAPS  RGRNBCD0011

M15.アイ・ラヴ・ユー、イエス・アイ・ドゥ(2’44”)ジェームス・ブラウン 

-S.Nix, H.Glover-  ユニバーサル  UICY-9287

N  サム・クックで「センチメンタル・リーズンズ」、ナッキン・コールのリパトゥワだった1曲です。混声

 その他大勢コーラスを従え、2度目のサビではそちらに主旋律を唄わせ、自身はそ

 れに応えて唄い継ぐ編曲は、当時のポピュラー・ソングの定格です。もちろん、

 圧倒的な生々しさ、オリヂナルな節回しや、繰り返される「アイ・ノウ」などにサムが

 ゴスペルで培ったものは脈々と流れていて、全体の手触りはそれまでのスタンダー

 ドとは若干違っていますが、サム・クックもこの手の物を唄って芸能の頂点を目指

 したのです。

  それに続けたジェイムズ・ブラウンの「アイ・ラヴ・ユー、イエス・アイ・ドゥ」は元々が

 R&Bですが、ジェイムズがカヴァした1966年頃はにスタンダード曲として親しまれて

 いました。既にファンク路線を走り始めた彼ですら、同じように世の名曲を美し

 く上手に唄える事を証明し、成功者の仲間入りをしたかったのです。

  こういうスタンダード・ナムバが陳腐だ、と駆逐されるのは70年代に入ってから

 で、我流の自作自演が尊ばれ、稚拙な表現しか出来ない大勢のアマチュアが世に出

 る事になりました。この時代は、プロフェッショナルな技術を持った唄の上手い人達

 の受難期です。キャバレー・ショウの衰退も時は同じでした。

  確かにそれまでの芸能の構造には陳腐な部分が多々ありまして、時代の流

 れに即応した形に変えていく必要がありました。また、こういうカイゼンは少々

 暴力的に行わないと実現は出来ません。ビートルズ、特に絶対安全地帯に居たジ

 ョン・レノンはパンク精神でそこまでの保守的でナンセンスな流れを全否定して「革命」

 を叫びました。子供の頃から「ジャズというのは下らない音楽で、ロックンロールよ

 り一段と馬鹿げている」と言っていましたからね。その結果、このような上

 手な唄い手の行き場が無くなってしまったのでもあります。わたし自身、若

 い頃はこの価値転換に拍手を送っていました。

  ただ、良い唄は不変です。それから半世紀を経て今ではその類の「ナンセンスな」

 音楽を堂々と聞ける幸せを噛み締めています。

  次はダイナ・ヲッシントンをほんの少し聞きましょう。ダイナは弦を加えた演奏の甘

 いポップ曲を多く吹き込んでいるため、ゴリガンR&Bファンには目の敵にされる事

 もありますが、耳を澄まして肉声を聞いて下さい。素晴らしい理解と咀嚼が

 誰にも伝わります。これが唄の魅力でなくて何でありましょう。彼女をダメな

 人がいるのは認めますが・・・。

  では今度はダイナがピンで唄っているナムバです。

  まずは「ディス・ビター・アース〜この苦々しき世界」。

M16.This Butter Earth(2’29”)Dina Washington 

-Otis-   Letthegootimesroll  LTG 39575

M17.Unfogetable(2’41”)Dina Washington

-Gordon-  Letthegootimesroll  LTG 39575

N  ダイナ・ヲッシントンで「ディス・ビター・アース」、そして「アンフォゲッタボー」でした。ほと

 んどの人がナット・キング・コールの、それも娘とのハイテク・デューオでご存知の、この歌

 「アンフォゲッタボー」こそスタンダード中のスタンダードです。ダイナの代表曲でもあります

 のよ。

  今朝キング・コールは、こちらを聞いて下さい。美空ひばりも唄っていました。

  「歩いて帰ろう」。

M18. 歩いて帰ろう (2’41”)ナット・キング・コール 

-R.Tuck, F.Ahlert-  東芝TOCP-707710

M19.Walking My Baby Back Home(2’38”)トミー・エマニュエル & ジョン・ノウルズ 

-R.Tuck, F.Ahlert-  BSMF 5065

N  ナット・キング・コールの「歩いて帰ろう」に続けましたのは、チェット・アトキンズから

 ギター演奏家保証称号を貰ったというふたり、トミー・エマニュエルとジョン・ノウルズの

 同じ曲でした。ふたりの生ギター・アンサムブル・アルバムが来月末に出ます。押し付

 け感が全くないので直接的な迫力は乏しいかも知れませんが、じっくり聴け

 ばその卓越した技術に圧倒されます。選曲も幅広く意外でもあり、面白い。

 5月には来日公演もあります。身近で観たら、多分ぶっ飛ばされるでしょう。

 トミー・エマニュエルはオーストラリア人です。ギターという楽器が世界中で親しまれている事

 の証明です。シドニー・オリンピックの閉会式で演奏してたらしいですね。知らなか

 った。多分年齢は60歳前後ではないでしょうか。

  では若い人たちにもひとつガンバッて貰いましょう。

M20.Over And Over(4’59”)ザ・カクタス・チャンネル 

-unknown-  BSMF  REDN-0013

N  ザ・カクタス・チャンネルで「オーヴァ・アンド・オーヴァ」でした。彼らはまだ20代前半

 の若者集団。2012年にデビューした時には「驚異の高校生バンド」と呼ばれた

 んだそうです。彼らもオーストラリア人です。最初は器楽演奏だけでしたが、今回は

 お聞きのようにヴォーカル入りです。ギター担当のルイス・コールマンという子が唄ってい

 ます。

  では次にアメリカはミシガン州の「驚異の高校生バンド」です。

  男女7人組のローズウドで「インタステイト」。

M21.Interstate(4’54”)Rosewood 

-M.Semones, E.Tschirhart-  Youth Owned Records YOR-29

N  ローズウドで「インタステイト」でした。こちらは自主制作アルバムからです。メムバの一

 人の両親と昔からの知り合いでして、夏休みに会った時にCD現物を貰いま

 した。結構幅広い音楽性で、大人の音楽を演ってますね。でも若い、確かに

 若い。貧弱なリフを延々と繰り返す辺りには、若さが感じられます。今の楽曲

 作者が知り合いの娘で、彼女はバークリー音楽院に進んだようなので、また何か

 聞かせてくれるかも知れません。

  では、50年前の「驚異の高校生バンド」です。とは言えメムバには当時すでに

 高等学校中退者が3名いたので、厳密には「高校生バンド」とは言えないかも。

 ただし全員まだ皆未成年の18才でした。

  日本を代表して「驚異の高校生バンド」、静岡ロックンロール組合で「シャンのロック」。

M22.シャンのロック(3’59”)静岡ロックンロール組合

-K.Watanabe, I.Washizu-  Deckrec / UKP  DCRC-0061

M23.The Coldest Day In My Life pt.I(4’41”)Chi-Lights

-E.Record, C.Davis-  Brunswick / Edsel  DIAB 872

TM Born In Chicago 「アサー」入り / Paul Butterfield Blues Band

-N.Gravenites-  Rhino 8122 798434 0

N  今朝の最後はシャイ・ライツで「北風の中で」パート・ワンでした。 LPのトラックは7

 分以上あった筈です。これは現在入手可能なベスト盤に収録のシングルA面仕様

 なかなかうまいフェイド・アウトですね。合格だ。

  さてエリスの前号でわたしは大きく間違った事を書いていました。それを読者

 の方に指摘されまして、次号に次のような一文を載せて、謝罪訂正をいたし

 ております。

   お詫びと訂正 

  読者の方からのご指摘で、前25号のわたしの文章に間違いがあることが分

  かりました。148頁最終行「強姦などと同じく申告罪なので」とあります

  が、2017年に法改正があり強姦罪は親告罪ではなくなっています。名称も

  昨今の報道で使われる「強制性交罪」と改められています。共に当方の無

  知誤認によるものでした。お詫びして訂正いたします。web版では既に当

  該部分を削除しました。ご指摘ありがとうございます。

 罪名が罪名なだけに、慎重にならざるを得ませんでした。公式に謝罪の場を用意してくれた編集部にも感謝いたします。気になる方はどうぞエリス25号を開いて確認して下さい。

  今朝の特別付録は、以下の隠し場所です。どうぞお楽しみ下さい。

http://firestorage.jp/download/c55d2f69ab273d1416f9561e7dd08e74073674ca

  ダウンロード・パスワードは、xigznb9pです。

  今朝もちょうど時間となりました。

 こちらは、http://osamusawada.com/category/mornin-blues-by-isaowashizu/

 「幻」モーニン・ブルーズ、鷲巣功でした。来週も首都圏で9人のあなただけに。

   そして全国で9500万人のあなたにも、アサー。

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Awesome Rock【2019/2/22 O.A.】Playlist

今夜のAWESOME ROCKは2月22日に14作目の新作『Distance Over Time』をリリースしたDREAM THEATERを紹介!

「自分たちのルーツに戻って、もっと有機的なアルバムを作ることだった。ヘヴィでプログレッシヴ的な側面を取り戻して、プレイを心から楽しめる音楽を作るためにコラボレイトしたんだ。今まで作ってきた中で最高のサウンドを持つドリーム・シアターの作品を作るのを目標にしてね」(ジョン・ペトルーシ)。

M01: As Above, So Alone  /  Copeland

<コーナー: AwesomeRecommendation>    

M02: Another Day (2007 Remix)  /  Dream Theater

M03: Untethered Angel  /  Dream Theater

M04: Fall Into The Light  /  Dream Theater

<コーナー: AwesomeRecommendation>終わり       

M05: Can’t Stand You  /  SLAYER

心機一転、メンバーが合宿を経て完成させた”原点回帰”の1枚!

RADIO NEXUS【2019/02/18 O.A.】Playlist



PLAYLISTはこちら→
https://au.utapass.jp/channel/campaign/4twXmmORw9MjTHpOhO

毎週月曜21時~22時までRADIO NEXUS(レディオ・ネクサス)という音楽番組で“ロックとメタル”をテーマに爆音とトークをお届けします。


「アーティストやパーソナリティが自由に発信できる場」をコンセプトに無料で楽しめる音楽ラジオステーション「Backstage Café」が、2018年11月1日(木)に開局!
観覧可能な公開収録スタジオも東京・原宿にOPENしました。

「Backstage Café」は30組以上のアーティストやパーソナリティ、また株式会社ナターシャを始めとするパートナーメディアが、メジャー、インディーズそして音楽ジャンルや時代に関係なく、今本当に聴きたい曲、聴かせたい曲を自らセレクトしてお届けします。

毎週月曜21時~22時までRADIO NEXUS(レディオ・ネクサス)という音楽番組で“ロックとメタル”をテーマに爆音とトークをお届けします。

◆インターネット音楽ラジオステーション「Backstage Café」◆
https://backstagecafe.jp/  ※聴取方法などはウェブサイトをご確認ください(アプリ、またはウェブサイトから聴けます)。
澤田修の完全監修番組”RADIO NEXUS”。
選曲、編集、トーク、全て担当!
毎週月曜日21時~22時。番組再配信 毎翌週土曜 18:00〜19:00。
※同時間帯に特番などが入れば再配信は中止します。