カテゴリー : Diary (日記)

Awesome Rock【2019/2/01 O.A.】Playlist

今夜は、アルバム『Strangers』のリリースに合わせてプロモーション来日中。
THE RAMONA FLOWERSを前半に紹介。
後半は、新世代のrage against the machine!FEVER 333(フィーヴァー・スリー・スリー・スリー)を紹介しました。燃えるサウンドです!3月に来日!

M01: Skies Turn Gold  /  The Ramona Flowers

M02: Come Alive  /  The Ramona Flowers

<コーナー: AwesomeRecommendation>    

M03: Killing In The Name  /  Rage Against The Machine

M04: Burn It  /  FEVER 333

M05: Animal  /  FEVER 333

M06: Trigger        /  FEVER 333

<コーナー: AwesomeRecommendation>終わり

M07: Mantra  /  Bring Me The Horizon

RADIO NEXUS【2019/01/28 O.A.】Playlist



PLAYLISTはこちら→
https://au.utapass.jp/channel/campaign/4twXmmORw9MjTHpOhO

毎週月曜21時~22時までRADIO NEXUS(レディオ・ネクサス)という音楽番組で“ロックとメタル”をテーマに爆音とトークをお届けします。


「アーティストやパーソナリティが自由に発信できる場」をコンセプトに無料で楽しめる音楽ラジオステーション「Backstage Café」が、2018年11月1日(木)に開局!
観覧可能な公開収録スタジオも東京・原宿にOPENしました。

「Backstage Café」は30組以上のアーティストやパーソナリティ、また株式会社ナターシャを始めとするパートナーメディアが、メジャー、インディーズそして音楽ジャンルや時代に関係なく、今本当に聴きたい曲、聴かせたい曲を自らセレクトしてお届けします。

毎週月曜21時~22時までRADIO NEXUS(レディオ・ネクサス)という音楽番組で“ロックとメタル”をテーマに爆音とトークをお届けします。

◆インターネット音楽ラジオステーション「Backstage Café」◆
https://backstagecafe.jp/  ※聴取方法などはウェブサイトをご確認ください(アプリ、またはウェブサイトから聴けます)。
澤田修の完全監修番組”RADIO NEXUS”。
選曲、編集、トーク、全て担当!
毎週月曜日21時~22時。番組再配信 毎翌週土曜 18:00〜19:00。
※同時間帯に特番などが入れば再配信は中止します。



Real Rocks 【2019/01/26 O.A.】Playlist

サムとおさむ

1月26日のREAL ROCKSは、今週来日公演を行った

GRETA VAN FLEETのSAM

にインタビューしてきたので、その模様をお届け!ロック界の若き救世主です、彼らは!

M01: Mantra / Bring Me The Horizon ※新作アモ発売!

M02: My Whole World Stopped Without You / Vintage Trouble ZIP Hot100で60位!

M03: 20th Century Fox Fanfare / Queen※興行収入100億円!

M04: We Are The Champions [Live]  / Queen

M05: When The Curtain Falls / Greta Van Fleet※来日公演遂に実現

M06: A Change Is Gonna Come / Sam Cooke

M07: A Change Is Gonna Come (Cover)  / Greta Van Fleet※名カヴァー

M08: Soul Twist-Introduction [Live]  / Sam Cooke ※サムの熱演!

M09: Feel It (Don’t Fight It) [Live]  / Sam Cooke ※サムの熱演!

M10: Chain Gang [Live]  / Sam Cooke ※サムの熱演!

M11: Bring It On Home To Me [Live]  / Sam Cooke ※サムの熱演!

M12: Nothing Can Change This Love [Live]  / Sam Cooke  ※サムの熱演!

M13: Where Is The Edge WITHIN TEMPTATION

M14: The Reckoning (feat. Jacoby Shaddix)  / WITHIN TEMPTATION※新曲

M15: Raise Your Banner (feat. Anders Friden)  / WITHIN TEMPTATION※新曲

<コーナー: RockSteadyGo >

M16: Safari Song / Greta Van Fleet

M17: Nina Cried Power Feat. Mavis Staples / Hozier※GVFのサムの選曲

M18: Mr. Tambourine Man / Bob Dylan※GVFのサムの選曲

M19: Watching Over / Greta Van Fleet

<コーナー: RockSteadyGo >終わり            

M20: Do Me Right / Vintage Trouble

M21: Maps / Maroon 5 ※東京ドーム公演は2/25

M22: Higher Ground (Cover)  / Red Hot Chili Peppers※サマソニヘッドライナー!

<Ending>

<コーナー:メタルの光> 

M23: Cross Off Feat. Chester Bennington / Mark Morton※3月1日新作リリース

M24: I, The Mask / In Flames※3月1日新作リリース

M25: Pizza / ATTILA※2月22日新作リリース



今月2019年1月のREAL ROCKS SELECTIONは、
VINTAGE TROUBLEの『CHAPTER II』です!



【幻】モーニン・ブルーズ 2019/01/26

mb190126

TM. Walikin’ Blues「アサー」入り / Paul Butterfield Blues Band

-R.Johnson-  Rhino 8122 798434 0

N  おはようざいます、ワツシイサヲです。「幻」モーニン・ブルーズ2019年01月26日を  

 始めましょう。

  今日の夜は三鷹の梅勇芸徒で「実演モーニン・ブルーズ 生語り皿回し」の本番で

 す。折れた前歯は昨日入りました。わたしにとっては天文学的数字の請求金

 額でしたが、お陰で形相も元に戻ったし、しっかり磨けば死ぬまで大丈夫、

 という保証付。カサブタも治ったし、髭がそれます。これで堂々と行けますね。

 マスクをしての生語りなんて失礼な事は出来ませんですから。

  苦肉の策の「ザーップ特集」、音楽がかなりの量になりますので、定刻に始め

 ます。1曲目、何にしようかな・・・、どうぞお楽しみに。なおわたしが告知

 していた開催詳細に間違いがありました。

  三鷹のバイユー・ゲイトの電話番号、正しくは0422-55-5782です。局番が「56」

 になっていまして、わたし自身これで掛けたら「使われていません」のアナウンス。 

 自分で間違っていた事に気づきました。申し訳ない。ここに訂正致します。

  さて、今朝はこれで始めましょう。

  「シー・ユー・レイター・アリゲイター」、ボビー・チャールズです。

M01.シー・ユー・レイター・アリゲイター(2’52”)ボビー・チャールズ

-B.Charles-   MCAビクター   MVCM-22078

N  わたしが毎日のように持っている「筈の」レコード / CDを探しているのは、

 皆さんもご存知の通り。そして時折り棚卸し的に大掛かりな整理もします。

 並べ方はわたし独自の分類法に従っていますが、昨今ではそのやり方に限界

 が生じております。

  それはともかく、今週の片付けで意外な場所から出て来たのがこのボビー・

 チャールズでした。こういう時に聞いてしまうと、作業が滞るのですよ。よくあ

 りますがね。それでその場はそのまま片付けを続け、終了後改めて聞きまし

 た。

  とても良かったです。今でも何故かわかりませんが、日本でこの人は圧倒

 的な人気があります。1978年にリヴォン・ヘルムのRCOオール・スターズが来日した時

 に、ゲストとして少し遅れて来たので、初日の舞台に間に合わなかった。でも

 開演前に主催者が「ボビー・チャールズは、先ほど成田に着きました」と陰マイクで

 伝えたところ、大歓声が湧き起こっ他のです。当人を知らなかったわたしは

 「誰の事なんだろう」と不思議に思いました。

  1955年にチェス・レコードのレナード・チェスが黒人だと思い込んで契約した、という

 逸話は有名。電話口で今の「シー・ユー・レイター・アリゲイター」を唄って聞かせたのが

 オーディションだったそうです。その昔この国でも、遠くの過疎地からの投稿漫画

 を見て編集者が「こいつは天才だ」と判断、「すぐ東京に来るように」と興奮

 して声を掛けたら、数日後に学生服を着た中学生が現れた、という話を聞い

 た事があります。ボビー・チャールズも実際にシカーゴへ挨拶に行ったら「白人だ、

 白人だ」と大騒ぎになったとか。このベスト盤のライナには、愛情たっぷりの様々

 なこぼれ話が添えられていました。

  このボビー・チャールズの盤はユニバーサルが世界中の音楽市場を支配してしまう前

 に短期間存在したMCAビクターで組まれたベストです。ひょっとしたら前編を通

 して聞いたのは初めてかも知れません。こんな歌が入っていたのは覚えてい

 なかったですね。

M02.ヘイ・グッド・ルッキン(2’05”)ボビー・チャールズ

-H.Williams-   MCAビクター   MVCM-22078

N  ハンク・ウイリアムズ作の名曲「ヘイ・グッド・ルッキン」でした。これは未発表曲だった

 ようです。なんせ「黒人」ですからカントリー音楽を唄う訳が無い。これを聞けば、

 ボビー・チャールズは他の南部の音楽好き少年たちと同じように人種の壁を超えて

 自由に良い音楽に接していたのが分かります。ファッツ・ドミノーにも気に入られて、

 「ヌー・オーリンズへ来い」と言われ、「飛行機は嫌だ」と答えたら、「じゃ、歩い

 て来い」、となって「ヲーキング・トゥ・ヌー・オーリンズ」を書いた、これも前述のライナ

 からです。

  一方、チェス・レコードでボビー・チャールズは暫く宣伝の仕事も請け負っていたよう

 で、本来はB面扱いだったこの曲を、鋭い感性でA 面に抜擢してヒットさせた

 のもボビーの功績だそうです。

  「ユー・キャント・ジャッジ・ア・ブック・バイ・イッツ・カヴァー」。

M03.ユー・キャント・ジャッジ・ア・ブック・バイ・イッツ・カヴァー(3’16”)ボ・ディドリー

-W.Dixon-   ユニバーサル・ビクター MVCE 22024     

N  ボー・ディドリー1962年のヒット、「ユー・キャント・ジャッジ・ア・ブック・バイ・イッツ・カヴ

 ァー」でした。姿形で人物を判断しちゃいかん、という教訓ですね。黒人と思

 われた白人のボビー・チャールズならではの読み、流石です。

  ところでこのテイク、最終部分のストップ・ブレイクでボーが大きな間違いをしてます

 ね。誰でも気づく筈です。これでOKだったのかなあ。

M04.悲しき天使(5’08”)メリー・ホプキン

-G.Raskin, B.Fomin-  SPCD-1219

N  「悲しき天使」、メァリ・ホプキンでした。先週ラジオで耳にして思い出しました。

 低音部をテューバが受け持っていたのは、今聞いて気づきました。確か全世界、

 と言っても北半球の温帯に限りますけれど、国境を超えた「共作曲」という

 触れ込みで、様々な唄い手が吹き込みました。日本では森山良子でしたか。

 原曲はロシアの歌だった筈。流行ったのも秋から冬にかけてだったので、毎年こ

 の季節に蘇ります。選曲感覚冴えてるね、高橋源一郎。

  これも棚卸しの際に意外なところに紛れ込んでいた1枚からでした。それ

 はアップル・レコードの音源を集めた見本盤、DJコピーです。権利関係が決着して

 CD発売に乗り出す際に配られた物で、その頃すでに実態のなかったアップルに

 吹き込まれた原盤音源が並んでいます。その冒頭がメァリ・ホプキンの「悲しき天

 使」でした。

  その中から、次はこれを聞いてもらいましょう。ジョージ・ハリスンのプロデュース

 です。

  ビリー・プレストン、「神の掟」。

M05.神の掟(5’32”)ビリー・プレストン

-B.Preston-  SPCD-1219   

N  ビートルズ下積み時代の仲間、ビリー・プレストン。再会後の「ゲット・バック・セッション」

 での好演がよく知られていますね。ジョージ・ハリスンが一番の仲良しだったよう

 で、新進気鋭のアップル・レコードから彼の企画制作でデビューしました。お聞きの

 ように荒削りですが、渦巻くような黒い魂から表出する生命力が伝わって来

 ます。この歌は後年バングラデシュのコンサートでも披露されます。そちらでも底知れ

 ないゴスペルの力を感じられます。「サムシング」的リフを繰り返すアレンヂはご愛嬌、

 ジョージ かな。

  そしてもうひとり、アップルには数年後に大スターになる唄い手がいました。先

 号の音楽雑誌エリスで、ピーター・アッシャーがアップル時代の話をしていた、ジェイムズ・テイ

 ラーです。先週の終了部分に引き続き、連続しての登場となります。後にワーナー・

 ブラザーズで吹き込み直して大ヒット曲になった、

  「思い出のキャロライナ」、アップル版でどうぞ。

M06.思い出のキャロライナ(3’37”)ジェームス・テイラー

-J.Taylor-  SPCD-1219 

M07.おぉキャロライナ!!(2’37”)フォークス・ブラザーズ

-P.Buster-  日本フォノグラム  IBXCD 1 518 399-2

N  ジェイムズ・テイラー、「思い出のキャロライナ」に続きましては「キャロライナ」関連で1960

 年の「オ、キャロライナ」、フォークス・ブラザーズでした。ジャマイカ音楽特有のウラ打ちビート

 がそれほど強くない特異なリズム、キャロライナ。一応はこのフォークス・ブラザーズの仕様

 がオリヂナルとされていますが、ラスタファリアンンたちの夜会で奏でられるナイヤビンギに旋

 律を載っけただけとも言えましょう。ジェムベのような響きの打楽器が暴走す

 るのが、非常に面白い。

  クリス・ブラックウェルが始めたアイランド・レコーズが1993年に出した『ザ・ストーリー・オヴ・

 ジャメイカン・ミュージック』というCD4枚の箱物があります。これは1960 年から1993

 年まで、スカからダンスホール物までの彼の地のヒット曲を網羅していて、充実した内

 容で迫ります。その副題が『キャロライナ・トゥ・キャロライナ』だった筈でして、今の「オ

 ウ、キャロライナ」で始まり、93年にカヴァが全英第一位となったシャギーの「おぉキャロラ

 イナ!!」で全75曲が終わるという洒落た構成になっていました。

  聞き始めた頃は録音の違い、つまり作られ方にずいぶん時代の差を感じて

 いましたが、今回聞き直してみたらそれ程は気にならず、逆にビートの共通性

 を強く感じました。感性の変化でしょうか。進化かな、退化かな。

  では32年という長い時を隔ててヒットした「おぉキャロライナ!!」、シャギーです。

M08.おぉキャロライナ!!(3’11”)シャギー   

-P.Buster-  日本フォノグラム  IBXCD 1 518 399-2

M09.Sunday Mumma(4’45”)クッキン・オン・スリー・バーナーズ

-unknown-   BSMF 5060  

N  先々週お届けしたオーストラリアのオルガン・トリオ、クッキン・オン・スリー・バーナーズで、これ

 は完全なインストゥルメンタル曲の「サンデイ・ムムマ」、1970年代の二流ピンク映画やポルノ・

 ヴィディオのBGM的ですね。ただよく聞けば、今の音です。微妙なMixで充分

 に21世紀感は出ています。やはりわたしには、ロック世代以降の音楽という印

 象が強い。この曲など、特にそんな感じが強い。これからのオルガン・トリオはこ

 うなって行くのでしょうか。

  さてこのように時代と共に形が変わって行く音楽があれば、ずっと変わら

 ない音楽もあります。昨年登場したこの人たち、J.P.ビメニ & ザ・ブラック・ベル

 ツには少々驚きました。ヴォーカルのマナーが、完全に60年代です。宣伝文句で謳わ

 れているように「オーティス・レディングの再来」とは思えませんが、今ホーム・グラウンド

 であるロンドンでも同じ形で実演活動を続けているそうですから、「懐かしさ」

 だけに訴えている訳でもないようです。

  では新しいアルバム『フリー・ミー』から「ショージキはゼータクだ」。

M10.Honesty Is A Luxury(4’20”)J.P.ビメニ & ザ・ブラック・ベルツ

-unknown-  PCD-24798

M11.Adeline(3’33”)ザ・ディップ 

-unknown-  PCD-17792

N  J.P.ビメニ & ザ・ブラック・ベルツの「オネスティ・イズ・ア・ラグジュアリー」に続けては、

 これまた最新型ではない音楽に、敢えて取り組んでいるようなザ・ディップの、

 新しいアルバム『ザ・ディップ・デリヴァーズ』から「アディライン」でした。冒頭のギター

 のリフでボビー・ヲマックが作ったウイルスン・ピケットの「アイム・イン・ラーヴ」を連想しまし

 た。このシアトルの白人6人組は、わたしには割と新しい音に聞こえます。若い

 世代間で持て囃されている20世紀の音楽、といった処でしょうか。

  だいぶ前の「幻」でお届けしたストーン・ファンデーション、こちらはロンドンを地元と

 する、やはり白人だけの5人組ですが、やはりもう北米大陸ではあまり聞か

 れなくなったR&B、ソウル・ミュージックを地道に続けています。本場の黒人たち

 の興味の対象はヒップホップ、とは認めたくないのですが、こういう音楽をいま

 真面目に聞いているのは、白人たち。主に欧州に市場があるようです。 

  ポール・ウェラーが手掛けた2017年のアルバム『ストリート・リチュアルズ』から、ベティ・ラヴ

 ェレットがリード・ヴォーカルを取った「シーズン・オヴ・チェインヂ」を聞いて下さい。

M12.Season Of Change(4’10”)ストーン・ファンデーション 

-Jones, Sheasby-  PCD-24602

M13.Bold Soul Brother(3’49”)シャーウッド・フレミング

-I.Turner-  KTI  KTIC-1016   B.S.B.

N  スライ・ストーンの「サンキュー」のリフに乗せて「俺は誇り高き魂野郎だ」と叫んでいた

 のはシャーウッド・フレミングです。2015年の録音で、この時78歳。場所はオースティン、

 テキサス。この町ではこういった昔ながらのスタイルが当たり前に続いていますから、

 セッション自体は問題なく行われたと聞きました。ただ流石に1曲毎にまとめ上げ

 るのは大変だったようです。それにしても2015年の録音とは俄かに信じ難い

 ですね。

  このようなオーソドックスな演奏形態がどこまで続いて行くか、これがわたしの

 最近の興味でもあります。音楽と自分、どっちが長生きするかという事です

 ね。その強い味方がまだ北欧の少女、イナ・フォルスマン。今週も新しいアルバムからお

 聞きください。わたしの周りではそんな反応は皆無でしたけれども、前作は

 商業的にも成功したのでしょうか。今度のは録音も優れています。適度に響

 く良いステューディオを使えたみたい。イナ嬢の歌声はますます冴え渡ります。

  「ビ・マイ・ホーム〜家に居てね」。

M14.Be My Home(2’57”)イナ・フォルスマン  

-unknown-  BSMF 2644

M15.That Raggedy Shack(2’35”)ケニー・ブルース・ボス・ウェイン

-unknown-  BSMF 2643  

N 洒脱なハーモニー・ヴォーカルのブルーズは「ザーット・ラガディ・シャック〜あのボロ家」、カナダ

 で活躍するケニー・ブルーズ・ボス・ウェインです。この「ブルーズ・ボス」というのはも

 ちろん愛称で、その名の通り、変わる事のないセイム・オールド・ブルーズを聞かせ

 てくれます。次の1曲では、彼が誰を尊敬しているかお分かりになると思い

 ます。あ、タイトルがもう答えになっていますね。

  「ミスタ・ブルーベリー・ヒル」。

M16.Mr.Blueberry Hill(3’24”)ケニー・ブルース・ボス・ウェイン

-unknown-  BSMF 2643  

N  今朝は恒例となっている棚卸しで、意外な場所から出てきたCDを聞くこと

 から始りました。次もその1枚です。昨年の12月、表立ったクリスマス音楽集を

 しなかった「幻」ですが、欲しい1曲がありました。

  それはレナード・コーエンの「ハレルヤ」で、「現」時代に新しいアレンジで若い世代の仕

 様をここの大家の修さんに聞かせてもらった時、「確か持ってたなあ」という

 記憶があったのです。でもすぐに探し出せず、昨年末も行方不明のままでし

 た。それが今回発見されました。

  コーエンの曲を第三者が自由に唄い演奏、しかも本人がそれを聞いて感想を寄

 せている企画のアルバム『タワー・オヴ・ソング〜ザ・ソングズ・オヴ・レナード・コーエン』

 です。スティング、ピーター・ゲイブリエル、エルトン・ジョン、ビリー・ジョエル、ドン・ヘンリーとい

 った錚々たる顔ぶれの中で、「ハレルヤ」はU2のボノがカヴァしていました。

M17.Hallelujah(4’57”)Bono

-L.Cohen-  ポニー ・キャニオン POCM-1092   

M18.ティタ(6’51”)トリオ・ダ・カリ & クロノス・カルテット  

-trd.-  ライス  WCR-5459

N  西アフリカのグリオー音楽とクラシック音楽の美しい共住、トリオ・ダ・カリ & クロノス・カルテット

 で「ティタ」でした。異種音楽の顔合わせもこの位までやってくれると満足です。

 そこには両者の高い技量と深い理解が必要です。そして5年という長い時間

 をかけて充分に練られた企画だったことも成功の要因でしょう。昨年末の生

 放送時に思い出したのですが、2017年の作品だったので、2018年を少しだ

 け振り返ったその日には使われず、机の上にしばらく置いたままになってい

 ました。ボノの「ハレルヤ」を聞いていたら、この「ティタ」が浮かんできたので、

 さっそく繋げてお送りしました。バセク・クヤテの息子ママドゥが弾くバス・ンゴーニの

 音色が素晴らしいですね。高度に調整されたエレキ・ベイスのようにも聞こえます。

 音楽の流れに合わせて自由に弾いている感じが、とても気持ちよく響きます。

  さて、冒頭でもお伝えしたように今日は三鷹のバイユー・ゲイトで「生語り皿回

 し」です。景気付けにザーップで締めましょう。最新アルバムの「VII」から、「フィ

 ーチュアリング・ロジャー・トラウトマン」と記されている、甘く可愛いこの曲、

  「エインジェル」。

M19.Angel(3’07”)Zapp feat. Roger Troutman

-R.Troutman,L.Troutman Sr, L.Troutoman jr, T.Troutman, B.Beck- 

Leopard Delta Music Media Label N 77054 LC08697  

M20.Zapp & Roger(3’00”)Zapp

-L.Troutoman jr, J.Ward- 

Leopard Delta Music Media Label N 77054 LC08697  

後TM Born In Chicago 「アサー」入り / Paul Butterfield Blues Band

-N.Gravenites-  Rhino 8122 798434 0

N  最後はそのものズバリの「ロジャー・アンド・ザップ」でした。冒頭のMCは、ライ

 ヴ・ショウでも登場時に使われていました。「グーッド・イーヴニング」、これがとに

 かくカッコよく響いてね、興奮を掻き立てられました。「さてこの後、続きは梅

 勇で」、お待ちしております。ぜひお越し下さい。

  今朝の特別付録は、以下の隠し場所です。どうぞお楽しみ下さい。

http://firestorage.jp/download/0423c98a7a484733af35d940c148b9590f308e07

  ダウンロード・パスワードは、eyfv6km1です。

  今朝もちょうど時間となりました。

 こちらは、http://osamusawada.com/category/mornin-blues-by-isaowashizu/

 「幻」モーニン・ブルーズ、鷲巣功でした。来週も首都圏で9人のあなただけに。

   そして全国で9500万人のあなたにも、アサー。

♪♪ Twitter “#blues761″の閲覧はコチラ♪♪

Awesome Rock【2019/1/25 O.A.】Playlist

今夜は1月22日に代官山UNITで行われたWHILE SHE SLEEPSのサポートアクトを務めたタイ王国のメタルコアバンド、ANNALYNN(アナリン)のサウンドを紹介!

M01: The Reckoning (feat. Jacoby Shaddix)  /  WITHIN TEMPTATION

M02: Safari Song  /  Greta Van Fleet

<コーナー: AwesomeRecommendation>

M03: Empire of Silence  /  While She Sleeps

M04: 10 Dimes  /  ANNALYNN

M05: Deceiver Believer  /  ANNALYNN

<コーナー: AwesomeRecommendation>終わり

M06: Bleed The Fifth  /  Divine Heresy

ズガガガガガガガガガガガガ!!
工事現場メタル!!!!!!!!!

RADIO NEXUS【2019/01/21 O.A.】Playlist



PLAYLISTはこちら→
https://au.utapass.jp/channel/campaign/4twXmmORw9MjTHpOhO

毎週月曜21時~22時までRADIO NEXUS(レディオ・ネクサス)という音楽番組で“ロックとメタル”をテーマに爆音とトークをお届けします。


「アーティストやパーソナリティが自由に発信できる場」をコンセプトに無料で楽しめる音楽ラジオステーション「Backstage Café」が、2018年11月1日(木)に開局!
観覧可能な公開収録スタジオも東京・原宿にOPENしました。

「Backstage Café」は30組以上のアーティストやパーソナリティ、また株式会社ナターシャを始めとするパートナーメディアが、メジャー、インディーズそして音楽ジャンルや時代に関係なく、今本当に聴きたい曲、聴かせたい曲を自らセレクトしてお届けします。

毎週月曜21時~22時までRADIO NEXUS(レディオ・ネクサス)という音楽番組で“ロックとメタル”をテーマに爆音とトークをお届けします。

◆インターネット音楽ラジオステーション「Backstage Café」◆
https://backstagecafe.jp/  ※聴取方法などはウェブサイトをご確認ください(アプリ、またはウェブサイトから聴けます)。
澤田修の完全監修番組”RADIO NEXUS”。
選曲、編集、トーク、全て担当!
毎週月曜日21時~22時。番組再配信 毎翌週土曜 18:00〜19:00。
※同時間帯に特番などが入れば再配信は中止します。



Real Rocks 【2019/01/19 O.A.】Playlist

1月19日のREAL ROCKSは、BORN OF OSIRISの最新作

『The Simulation』

を紹介!激音轟音の中にエレクトロの美麗なメロディが融合!クセになります。

M01: Mind Your Manners / SLASH

M02: Take Me Back / Story Of The Year

M03: My Whole World Stopped Without You / Vintage Trouble

M04: 20th Century Fox Fanfare / Queen

M05: Bohemian Rhapsody / Queen

<コーナー: RockAroundTheWorld>

M06: Give Yourself A Try / The 1975

M07: By The Way / Red Hot Chili Peppers

M08: party favor / Billie Eilish

<コーナー: RockAroundTheWorld >終わり

M09: What Choice Did You Give Us?  / Stick To Your Guns

M10: Under Grass And Clover / Children of Bodom

M11: Kissing The Shadows / Children of Bodom

M12: Mantra / Bring Me The Horizon

M13: Liar (It Takes One To Know One)  / Taking Back Sunday

M14: Last Night / The Strokes

<コーナー: RockSteadyGo >

M15: Follow the Signs / Born of Osiris

M16: Singularity / Born of Osiris

M17: Free Fall / Born of Osiris

M18: Cycles of Tragedy / Born of Osiris

M19: Recursion / Born of Osiris

M20: Analog In A Cell / Born of Osiris

M21: Silence The Echo / Born of Osiris

<コーナー: RockSteadyGo >終わり            

M22: Do Me Right / Vintage Trouble

M23: Nightrain / Guns N’ Roses

<Ending>

<コーナー:メタルの光> 

M24: Cross Off Feat. Chester Bennington / Mark Morton

M25: The Truth Is Dead Feat.Randy Blythe, Alissa White-Gluz / Mark Morton

超テクニカル、超メロディック、相変わらずの世界観。 プログレメタル界の中堅の安定の作品です。

今月2019年1月のREAL ROCKS SELECTIONは、
VINTAGE TROUBLEの『CHAPTER II』です!


【幻】モーニン・ブルーズ 2019/01/19

mb190119

TM. Walikin’ Blues「アサー」入り / Paul Butterfield Blues Band

-R.Johnson-  Rhino 8122 798434 0

N  おはようざいます、ワツシイサヲです。「幻」モーニン・ブルーズ2019年01月19日を  

 始めましょう。

  わたしの2018-1029年末年始はいつになく慌ただしく過ごしまして、まだ

 それが続いている感じですが、1月は早くも後半に差し掛かかり、もはや新年

 というよりもすっかり冬の日常が帰って来ています。そこに季節外れ、いや

 季節遅れのこの歌で、今朝は始めましょう。

M01.All I Want For Christmas(Is My Two Front Teeth)(2’18”)Spike Jones

-D.Gardner-  Verve 314 537 367-2

N  「前歯のない子のクリスマス」という邦題が付いていましたか。「オール・アイ・ヲント・

 フォー・クリスマス」、スパイク・ジョーンズでした。唄っていたのは、ジョージ・ロックという

 トラムペットも兼任する大人の男性です。裏声で女形やってるんですね。少女にし

 ては芝居が上手いなあ、と思っていましたが成る程です。40年以上を見事に 

 担がれていた事になります。乳歯が抜けて息が漏れてしまいSの発音がうま

 く出来ない女の子が、「クリスマス・プレゼントには前歯を下さい」と祈る有名な歌で

 す。舌を軽く噛む「th」はどうなんだろうなあ。

  これをお届けしたのは、今日が旧暦の12月14日だからではありません。

 「現」時代には澤田修とのクリスマス合戦に負けて、その罰として1月の終わり頃、

 サンタクロースの衣装で渋谷から青物横丁まで公共交通機関を使って移動した事が

 ありますね。その姿を途中のコムビーニエンス・ストアで見た人が偶然番組を聞いて

 いてくれていて、メイルをくれたのがとても面白かった。ですけれども、それ

 とも違います。実はわたしも前歯が欲しいのです。

  先週末に激しく転んで踏み石の角に顔をぶつけて、前歯を1本折ったので

 すよ。痛かったですよ。上顎の骨が折れたかと思うくらいの激痛でした。見 

 事に左の前歯が欠けました。大事な自分の歯なのに。暗い道で地面に飛び出

 ていた石に足を取られたのです。倒れた時に手を出したんですが、両手にも

 傷を負いました。唇の上にも傷。かなりの出血で、今は乾いて角質化した血

 の塊になっています。カサブタですね。だいぶ形相が変わっていました。顔面の

 違和感は翌日の夕方まで続きました。

  転んでも前歯を失ってもタダでは起きないワツシイサヲです。以上のような理由で

 「前歯のない子のクリスマス」、お聞きいただきました。

M02.More Yet(2’32”) Dan Zanes And Friends feat. Shareef Swindell

-trd. arr.Ledbetter-  Smithsonian Folkways  SFW CD 45083

N  これはダン・ゼインズというアメリカの音楽家の最新アルバム『レッド・ベリー、ベイビー』

 に収められている「モー・イェット」という歌。ダンが子供達と楽しそうに唄って

 います。

  ダン・ゼインズはヌー・ハムプシャー生まれの、グラミーも貰った事のあるフォーク系の歌手。

 このような子供達の歌を得意としていて、「チルドレンズ・フォーク・シンガー」とも呼

 ばれています。その彼がレッド・ベリーの歌を集めてカヴァしたのがこの『レッド・

 ベリー、ベイビイ』。全15 曲を収録。子供たちを対象としていますが、個性的な

 アレンヂ、演奏は大人の聴取にも耐える品質を持っています。

M03.Rock Island Line(2’59”)Dan Zanes And Friends  feat.Billy Bragg

-trd. arr.Ledbetter-  Smithsonian Folkways  SFW CD 45083

N  ダン・ザゼインズの『レッド・ベリー、ベイビイ』から「ロック・アイランド・ライン」でした。

 この歌はロックンロール史上で非常に重要で、特にイギリスではロニー・ドネガンのカヴァが

 圧倒的に受け入られ、不良少年たちの間にジャグ・バンド的なスキフル音楽の大ブー

 ムを生みました。ジョン・レノンが最初のバンド、クオリー・メンを結成したのにも決定的

 な影響を与えています。この歌がなかったら「ロック」は生まれなかったかも知

 れません。

  シカゴを拠点として北米中部を広範囲に走る「シカゴ・ロック・アイランド・アンドパシフ

 ィック鉄道」を題材とするこの歌は、その辺りの主に農業に従事する白人労働者

 や黒人奴隷たちによって伝継されていたものでしょう。1920年代にはだいぶ

 広く唄われていたようです。

  ブルーズ音楽採集家のアラン・ローマクスが刑務所などを回って録音作業をしていた

 時、この歌に出会います。そこに一緒にいたのが服役中のレッド・ベリーという

 黒人。彼はフオーク・ブルーズ音楽家でしたが、何度も傷害などの事件を起こして

 しょっちゅう刑務所に入っていました。アラン・ローマックスは彼の豊富なリパトゥワに

 興味を示し、何曲も唄ってもらい録音資料とします。その中にこの「ロック・

 アイランド・ライン」も入っていました。こんな経緯から、作者がレッド・ベリーである

 とする解釈も成立します。ちなみにイギリスの「左翼」フォーク歌手、ビリー・ブラッグ

 も参加していたダン・ゼインズの今のトラックでも、レッド・ベリーとアラン・ローマクスが作者

 としてクレジットされています。

  では「作者」レッド・ベリーの仕様で聞いてみましょう。この録音は1940年で

 すので、ローマクス録音ではないと思われますが、限りなくオリヂナルに近い筈です。 

M04.Rock Island Line(2’34”)Lead Belly

-Ledbetter, Lomax-    Not Now Music NOT2CD261  

N  「ロック・アイランド・ライン」、レッド・ベリー1940年の録音でした。語りで始めると

 ころはロニー・ドネガンも採り入れていましたね。彼は誰のどの仕様をお手本にし

 たのでしょうか。

  さてアルバム『レッド・ベリー、ベイビー』は、表題からもお分かりの通り、チルドレン

 ズ・フォーク・シンガーのダン・ゼインズがレッド・ベリーの作品を集めて新たに吹き込ん

 だ作品です。正規の名義はダン・ゼインズ・アンド・フレンズとありまして、彼の友

 達が大挙して手伝っています。

  次はヴァレリー・ジューンという黒人女性と一緒に唄った、

  「テイク・ディス・ハマー」。

M05.Take This Hammer(3’15”)Dan Zanes And Friends feat. Valerie June

-trd. arr. Ledbetter-  Smithsonian Folkways  SFW CD 45083   

N  テューバの低音が気持ちいい「テイク・ディス・ハマー」、ダン・ゼインズとヴァレリー・ジュー

 ンでした。このようにアルバム『レッド・ベリー、ベイビー』は、演奏形態、楽器編成

 が独特です。それぞれの楽曲や参加音楽家に合わせて組まれていまして、

 日頃接する事のない音に出会えるのが、とても魅力的。ヘヴェメトーじゃないアクース

 ティク主体なのも良いですね。

  さて、ではもっと原始的なレッド・ベリーの「テイク・ディス・ハマー」を聞いてみま

 しょう。

M06.Take This Hammer(3’00”)Lead Belly

-trd. arr.Ledbetter-    Not Now Music NOT2CD261

N  レッド・ベリーの「テイク・ディス・ハマー」でした。「黒人奴隷の労働歌」という印象

 ですね。これも伝承歌です。

  畑を耕したり綿花を摘む時に労働者たちの集団に歌を唄わせると効率が上

 がる、という法則に白人搾取者は気づいていて、労働歌を積極的に導入して

 いました。日本でもニシン漁の「ソーラン節」とか地固め音頭の「ヨイトマケの唄」とか

 ありますね。掛け声で動きを揃えるのは、確かに効果的でしょう。

  こういう飯場には流れの人間たちがあちこちから様々な節を持ち込みます。

 それらが淘汰されてひとつの力強い歌になって行く流れにレッド・ベリーは敏感

 だったようで、持ち歌はだいたい伝承歌を基に彼が完全な旋律や詞(ことば)

 に置き換えた物ばかりです。それらはいわゆるブルーズ調とは異なっていて、

 陰鬱なブルー・ノート表現も余り見られない、より一般的な節回しで明るい雰囲気

 を持っています。また楽器が12弦ギターだったのもこの「明るさ」に影響を与

 えていますね。「黒いスティーヴン・フォスター」と言っても良いかもしれません。レッド・

 ベリーの持ち歌はこんな肯定的な傾向を持っていますから、子供でも直ぐ一緒

 に唄う事が出来ます。そういう音楽の特質を肯定的に最大限に表出したのが、

 この『レッド・ベリー、ベイビー』アルバムではないでしょうか。

  ではこちらには収められていないレッド・ベリーの重要な1曲をどうぞ。ジョン・

 フォガティは多分相当レッド・ベリーが好きですね。よく分かります。

  クリーデンス・クリアヲーター・リヴァイヴォーがカヴァした「ミドナイト・スペシャル」です。

M07.Midnight Special(3’07”)Lead Belly

-trd. arr.Ledbetter-    Not Now Music NOT2CD261  

N 「ミドナイト・スペシャル」、レッド・ベリー1940年の録音でした。これは深夜に側を

 通り過ぎる夜行列車の前照灯の光を浴びると脱走に成功するという、主に黒

 人を収容する刑務所での言い伝えです。歌の中で「深夜急行よ、俺を照らし

 てくれ」と何度も叫ばれていましたね。レッド・ベリー自身の長いムショ暮らしの経

 験が投影されています。

  先ほど今回のダン・ゼインズの今回のアルバムは「子供たちを対象」にしている、

 と言いました。確かにその通りで素材の選択や編曲も分かり易く押さえられ

 ています。しかし、ダンの意図としては本当は大人に聞かせたい真実も多々あ

 るのではないでしょうか。

  次は父親と子供のガチョウが参加した「ポリウィー」。

M08.Polly Wee(2’00”)Dan Zanes And Friends feat. Father Goose And Little Goose

-trd. arr. Ledbetter-  Smithsonian Folkways  SFW CD 45083

M09.Stewball(3’01”)Lead Belly

-trd. arr. Ledbetter-    Not Now Music NOT2CD261 

N  「ポリウィー」、レッド・ベリーとガチョウの親子でした。続けましたのは、カリフォルニアの

 競走馬を主人公にした「ステューボール」。「こいつに賭けなよ、当たるぜきっと」。

  このような素朴な味わいのレッド・ベリーの音楽、如何でしょうか。充分な説

 得力を持って皆様の心に迫っていると信じております。なんせ子供たちは起

 きてられません、この時間帯は。

  さてレッド・ベリーの持ち歌でこの国で一番知られているのは何でしょう。ほ

 とんどが親しみやすい伝承歌ですから、どれも聞けば「ああ、知ってるよ」

 となりますが、ひょっとしてこれになりますかね。

M10.Cotton Fields(2’08”)Lead Belly

-trd. arr. Ledbetter-    Not Now Music NOT2CD261

N  「綿花畑」でした。これはこの国でも60年代末のフォーク・ソング・ムーヴメントの

 時に多くの人たちが唄った覚えがある筈です。ブラザーズ・フォアかな、定番は。

 わたしはクリーデンス・クリアヲーター・リヴァイヴォーが『ウイリー・アンド・ポーボーイズ』でカヴァ

 した仕様が大好きでしたが、今回のこちらもとても気に入りました。

M11.Cotton Fields(2’53”)Dan Zanes And Friends

feat.Sonia De Los Santos, Elena Moon Park & Jose Joaquin Garcia

-trd. arr.Ledbetter-  Smithsonian Folkways  SFW CD 45083   11

N  ダン・ゼインズがメキシコ人たちと唄った「コトン・フィールズ」でした。彼の地には「メ

 キシコ綿」という特別な素材があるようですから、当然綿花畑で働く人たちも多

 い筈。やっぱり唄いながらの作業でしょうか。英語詞でずっと聞いていた人

 間は当初戸惑いますが、面白い味が出ています。

M12.Bring Me A Little Water, Sylvie(3’07”)Dan Zanes And Friends

feat. Madame Marie Jean Laurent & Ceddyjay

-H.Ledbetter J.A.Lomax, A.Lomax-  Smithsonian Folkways SFW CD 45083  

N  「水をくれ、シルヴィー」、これはレッド・ベリーが外の暑い場所で働いている時に、

 奥さんに声を掛けたのが動機で作られた歌です。「早く持ってきてくれよ、

 聞こえないのか、シルヴィ」「今持って行きますよ」といった遣り取りが聞かれ

 ます。「今やってまんねん、ワレ」。ダン・ザンズは近所のマダム、ローレントと吹き込み

 ました。

  今朝はここまでダン・ゼインズの新作『レッド・ベリー、ベイビー』を軸に、レッド・

 ベリーの音楽を紹介して来ました。まず感じられる印象は、日常の肉体労働か

 ら生まれた音楽の幅の広さですね。それを覚えてちゃんとした形に作り直し

 て行ったレッド・ベリーはやはり大したものです。服役囚と言うよりは、よく働

 いていた人だなあ、という思いが強く残ります。

  では最後に、レッド・ベリー自身の歌で、

  「戦争はもうごめんだよ」、これは「ダウン・バイ・ザ・リヴァサイド」のサビで繰

 り返される句でもあります。

  「エイント・ゴナ・スタディ・ヲー・ノー・モー」、

  そして「コトン・フィールズ」と同格の知名度ですね、「グーッドナイ、アイリーン」。

M13.Ain’t Gonna Study War No More(1’24”)Lead Belly 

-trd. arr.Ledbetter-    Not Now Music NOT2CD261  

M14.Good Night Irine(2’38”)Lead Belly

-trd. arr.Ledbetter-    Not Now Music NOT2CD261  

M15.Coat Of Many Colors(2’56”)Dolly Parton

-D.Parton-  RCA 88985-48348-2  

N  さて突然のコンテムポラリーな響き、ビックリしましたか。これはドリー・パートン。ダン・

 ゼインズ同様やはり昨年に発表されたアルバム『アイ・ビリーヴ・イン・ユー』からです。

 このアルバムも、子供たちに向けて作られたもので、全曲ドリーの新規書き下ろし

 とい うところが特徴。今の「コート・オヴ・メニー・カラーズ」は、母親が端切れを

 集めて縫い合わせて仕立ててくれたコートを「ボロは着てても心の錦」とばかり

 に、「これが誇りなの」と唄います。最終トラックにはこの朗読仕様も収められて

 いました。よくありそうな話ですが、全人類が物質欲で動かされ、消費があ

 たかも美徳として賞賛されている現代には、こういう警鐘がもっと堂々と鳴

 らされて良いでしょう。

  ドリー・パートンの『アイ・ビリーヴ・イン・ユー』は、このように時世時節が流れよう

 と不変の常識を子供達に説いています。次は「トゥギャザ、フォエヴァ」。

M16.Together Forever(2’26”)Dolly Parton

-D.Parton-  RCA 88985-48348-2  

N    出来ない事なんて無いのよ、行けない所なんかも無い

   手に入れられない物だってない、一緒に居ればね

   あなたとわたしは側にいる限り、大丈夫

  こう在りたいですが、そうはうまく行かないのが世の常、人の慣い。余 

 りに楽観的では在りますが、ごもっとも。本当に小さな事でも、何か希望が

 ないと誰も生きては行けません。世界を手中に収めるといった大それた野望

 ではなく、目の前の些細な事から「カイゼン」して行こう、という事でしょうか。

  このように肯定的に物事を捉えるには、逞しく強靭な想像力が必要不可欠

 になります。そこで、次の歌。

M17.Imagination(2’23”)Dolly Parton

-D.Parton-  RCA 88985-48348-2  

N   あなたも自分自身で大いに想像力使わなきゃダメよ

   ほら、ここへ来て一緒に歌を唄いましょう

  はい、同じように致します。俺の明日、本当に大丈夫だね・・・。

  こういった翳りのない正当な主張満載の『アイ・ビリーヴ・イン・ユー』、「この、

 わたしにとって初めての子供達への作品を誇りに思うの」と語るドリー・パートン

 です。「想像力の図書館」という言葉も使って、人類の素晴らしい明日を唄い

 上げています。ハスから眺めるとつい興醒めしてしまうこういった主題ですが、

 シラけずに13曲を仕上げて1枚の通した作品にした能力は、評価に値するでし

 ょう。

  先に紹介したダン・ゼインズの新作に較べると、アレンジと演奏がちょっと物足

 りない部分もあります。また、これを母国語ですぐに理解できる人たちはど

 う聞くのでしょうか。更にはドリーはトラムプ大統領をどう考えてんだろ、そんな

 事も気になりました。

  「君たちには無限の可能性がある」という祝辞をいやというほど浴びせら

 れた新成人の皆さん、「可能性」というは良い事だけではありませんよ。悪い

 事だって充分に可能性に含まれています。お気をつけ下さい。

M18.やぎさんゆうびん(2’19”)ザ・フォーク・クルセダーズ

-M.Mado, I.Dan-  東芝 CTP-9022

N  決してこの時間帯に起きていない子供たちへ特別仕様でお送りしている

 2019年1月19日早朝の「幻」モーニン・ブルーズ、ザ・フォーク・クルセダーズで「やぎ

 さんゆうびん」をお聞き頂きました。

  このナンセンスは素晴らしいですね。13歳の時に気づいて以来、わたしの推奨

 子供用歌曲の筆頭になっています。正に子供向けの編曲、上手くないユニゾン歌

 唱も冴え渡る仕上がり。全てがナンセンスで成立しています。皆さんも大いに唄っ

 て下さい。

  子供たちへの音楽と言えば、これも忘れちゃいけません。

M19.悪い星の下に(2’49”)アルバート・キング

-B.T.Jones, W.Bell-  ワーナー  WPCR-27525

N  アルバート・キングの決定的な「悪い星の下に」でした。ブッカーTジョーンズとウイリアム・

 ベルの作で、発表は1967年。クリームがカヴァして、それをザ・ゴールデン・カップスが

 コピー的に演ってました。

  80年代から続いているアメリカの子供向けテレビ漫画で「シムプスンズ」というのが

 ありますね。放送開始直後にサントラCDが出ていて、興味本位で聞いてみたら、

 全トラックが本格的な演奏で驚きました。決して子供専用ではなかったのです。

 そこにこの「悪い星の下に」が入っていて、これにもやられました。今のアルバ

 ートのオリヂナルではなかったのですが、わたしは「成る程こういう事だ」と大い

 に納得出来たのです。

   悪い星の下に生まれて

   赤ん坊の時に這い始めてから

   ズーッとダメでサイテーな人生さ

   悪運と揉め事だけが友達で

   俺は幸運とはムカンケーなんだ

  ウイリアム・ベルが殆どを書いた詩でしょう。多分にブルーズを観念的に捉えた作

 意も伝わりますが、多くの人にとっては事実です。

  こういう人生がある事を人間は子供の時から知っておく必要がある、わた

 しが納得した理由はこれです。この時「シムプスンズ」にその思想があったかど

 うかは定かではありませんが、世の中の実態を幼い頃から知っておくのは大

 切です。世の中はソーリダイジンからして嘘つきな悪い奴らだらけで、隙あれば騙

 される。子供は常にその標的にされ利用され続けている。そして更には、子

 供たち自身が成長してからその種の悪い人間になる「無限の可能性」を持っ

 ているのです。

  特に日本では、子供に「明るく輝く楽しい未来を健全に生きましょう」と

 しか教えない。特に音楽に酷い勘違いがある。文部省唱歌や創作童謡がその

 骨頂です。そこに歌われている美しい世界はどこの事なのでしょう。しかも

 殆どが手抜き。「まだ子供だから・・・」じゃなくて、「子供のうちに」教え

 とかなきゃいけない、キビシイ浮世のサダメがあるのです。子供を舐めちゃいけな

 いよ。わたしは常に自戒しています。アルバート・キングで「悪い星の下に」でし

 た。

M20.バルトーク「子供のために」II(2’58”)ゾルタン・コチシュ

-B.Bartok-  フィリップス   PHCP-5305

N  お聞き頂いたのはバルトーク作のピアノ曲集「子供のために」からその第二曲、

 「アレグロ」、「アレグロットー」そして「アレグロ」、演奏はゾルタン・コチシュでした。

  昨年末からこの大作曲家の著作を読んでいまして、難しい上に引き合いに

 出される音楽を知らないもので全然はかどらないのですが、ちょうどダン・ゼ

 インズの新作に接した頃、「子供のために」という作品がある事を知り、これな

 ら分かるかなと、聞いてみました。正直言って、まだピンと来ないですね。今

 の第二曲には「Are You Sleeping ?」という歌詞で、中学校の英語の時間に唄

 わされた歌のメロディと似通ったモチーフがあったので印象に残りました。その程度

 でしかありません。

  今世紀の大作曲家バルトークは都市の音楽界に対して民族音楽の重要性を訴え

 た勇気ある男で、わたしが著作を読み始めたのもそこに起因する訳ですが、

 「子供のために」のようなシムプルな作品でも、未だによく理解出来ません。本

 人によれば、これらのピアノ曲は初心者の練習用に書いた、との事です。その

 割には非常に高度な理解力、表現力を必要としますね。全然「チイチイパッパ」じ

 ゃない。分からぬままに。これから先、もう少し聞き続けてみましょう。

  それでは今朝はバルトーク ピアノ曲集「子供のために」から、その第九曲、第十

 一曲もお聞き下さい。同じく演奏はゾルタン・コチシュです。

M21.バルトーク「子供のために」IX(3’48”)ゾルタン・コチシュ

-B.Bartok-  フィリップス   PHCP-5305

M22.バルトーク「子供のために」XI(2’01”)ゾルタン・コチシュ

-B.Bartok-  フィリップス   PHCP-5305

M23.Miss Midtreated(4’29”)イナ・フォルスマン        

-unknown-  BSMF 2644

N   これまた突然のマイナー・ブルーズは、イナ・フォルスマンの新作『ビーン・ミニング・トゥ・テ

 ル・ユー』から「ミス・ミストゥリーテド」です。ジャニス・ジョプリンが唄いそうですね。今

 回のアルバムの中で、最も大向こう受けするでしょう。先週もお伝えしました通

 り、イナ・フォルスマンはグッと成長してまして、器が大分大きくなりました。それが

 実際に伝わって来ます。気持ち良いですよ。今の「ミス・ミストゥリーテド」を聞いて

 いても、微妙な抑揚付けが自然に出來ている。こんなに急に上手くなるもん

 でしょうかね。悪魔に魂を渡したのかな。

  さて、前作までの流れで来ている「ミス・ミストゥリーテド」のような作品があるか

 と思えば、こんな新境地も開拓しています。

  目を閉じれば、バート・バカラック作品を唄ったアリーサ・フランクリンが浮かんで来ます。

  「オール・グーッド」。

M24.All Good(4’51”)イナ・フォルスマン  

-unknown-  BSMF 2644

M25.Wichita Lineman(3’41”)James Taylor

-J.Webb-  Hear Music 088807238299 

M26.How Sweet It Is(3’39”)James Taylor 

-Holland, Dozier, Holland- Warner Bros 3113-2

TM Born In Chicago 「アサー」入り / Paul Butterfield Blues Band

-N.Gravenites-  Rhino 8122 798434 0

N  冒頭でお伝えした「事件」とは別の理由で、今週は某国立病院に通っていま

 した。他の入院患者も一緒の大部屋では会話も控えなければいけませんが、

 一人部屋からは、テレビなどの音声が聞こえて来ます。ある個室の前で耳にし

 たのが、今の「ウイチタ・ラインマン」でした。しかも始めはオリヂナルのグレン・キャムベルで、

 次にジェイムズ・テイラーのカヴァが続きました。音楽好きな患者さんなのかも知れま

 せん。

  わたしも家に帰ってから聞き直しました。素晴らしい詩情を持った、実に

 深い味わいの名曲ですね。グレン・キャムベルのオリヂナル仕様も秀逸なんですが、昨

 今はどうしても「スカッと爽やかコカコーラ」を繰り返す『ライヴ・イン・ジャパン1975』

 のC調さを連想されてしてしまうので、こちらの真面目なJ.T.仕様の方が楽

 曲に相応しく聞こえて来ます。ジェイムズ・テイラー2008年発表のアルバム『カヴァズ』

 からでした。

  その昔、わたしがジェイムズ・テイラーに教えて貰ったカヴァ・ソングといえば「ハウ・

 スウィート・イティーズ」でして、マーヴィン・ゲイやジュニア・ヲーカーのよりも気に入っていま

 す。今でも聞くことが多いですね。

  今朝の最後はジェイムズ・テイラーで、

  「ウイチタ・ラインマン」と「ハウ・スウィート・イティーズ〜君の愛に包まれて」でした。

  さあ、26日までに前歯は治るかなあ。このまま皆さんにお会いするのは恥

 ずかしい。ヒカルゲンジは、見るも無惨な丸潰れです。

  今朝の特別付録は、以下の隠し場所です。どうぞお楽しみ下さい。

http://firestorage.jp/download/2fd4cae2c7322abf43841e61a74dbf93b5404319

  ダウンロード・パスワードは、pn43e0m5です。

  今朝もちょうど時間となりました。

 こちらは、http://osamusawada.com/category/mornin-blues-by-isaowashizu/

 「幻」モーニン・ブルーズ、鷲巣功でした。来週も首都圏で9人のあなただけに。

   そして全国で9500万人のあなたにも、アサー。

♪♪ Twitter “#blues761″の閲覧はコチラ♪♪

Awesome Rock【2019/1/18 O.A.】Playlist

今夜は、激音轟音プログレメタル+エレクトロの先端を走るバンド、
BORN OF OSIRISの最新作『THE SIMULATION』を紹介!

M01: Break You Down  /  H.E.R.O.

M02: Mind Your Manners  /  SLASH

<コーナー: AwesomeRecommendation>    

M03: Follow the Signs  /  Born of Osiris

M04: Cycles of Tragedy  /  Born of Osiris

M05: Recursion  /  Born of Osiris

M06: Analog In A Cell  /  Born of Osiris

M07: Silence The Echo  /  Born of Osiris

<コーナー: AwesomeRecommendation>終わり

RADIO NEXUS【2019/01/14 O.A.】Playlist



PLAYLISTはこちら→
https://au.utapass.jp/channel/campaign/4twXmmORw9MjTHpOhO

毎週月曜21時~22時までRADIO NEXUS(レディオ・ネクサス)という音楽番組で“ロックとメタル”をテーマに爆音とトークをお届けします。


「アーティストやパーソナリティが自由に発信できる場」をコンセプトに無料で楽しめる音楽ラジオステーション「Backstage Café」が、2018年11月1日(木)に開局!
観覧可能な公開収録スタジオも東京・原宿にOPENしました。

「Backstage Café」は30組以上のアーティストやパーソナリティ、また株式会社ナターシャを始めとするパートナーメディアが、メジャー、インディーズそして音楽ジャンルや時代に関係なく、今本当に聴きたい曲、聴かせたい曲を自らセレクトしてお届けします。

毎週月曜21時~22時までRADIO NEXUS(レディオ・ネクサス)という音楽番組で“ロックとメタル”をテーマに爆音とトークをお届けします。

◆インターネット音楽ラジオステーション「Backstage Café」◆
https://backstagecafe.jp/  ※聴取方法などはウェブサイトをご確認ください(アプリ、またはウェブサイトから聴けます)。
澤田修の完全監修番組”RADIO NEXUS”。
選曲、編集、トーク、全て担当!
毎週月曜日21時~22時。番組再配信 毎翌週土曜 18:00〜19:00。
※同時間帯に特番などが入れば再配信は中止します。