カテゴリー : Mornin’ Blues by IsaoWashizu

【幻】モーニン・ブルーズ 2020/11/21

mb201121  

 

TM. Walikin’ Blues「アサー」入り / Paul Butterfield Blues Band

-R.Johnson-  Rhino 8122 798434 0

 

N  おはようございます、ワツシイサヲです。「幻」モーニン・ブルーズ2020年11月21日

を始めましょう。

レコード店頭で見る限り、この春から新譜の発売が低調です。コロナ禍の影響で

しょうかね。特定の分野ではなくて全体が同じように活発ではありません。

全世界を見渡せば、既にCDというパッケイヂ商品が時代遅れという認識は、当

然持たなくてはいけないでしょう。日本市場がまだこの形にしがみついてい

るのは異常なんだそうです。

「配信」の方があらゆる点で優位性が高いのは分かりますが、「物を現金で

手に入れる」という行為の満足感、達成感が得られないところに抵抗があり

ますね。自慢じゃないですけども、わたしがこういう音楽販売方法を試した

のはかなり早かった。生MDにお金を払って録音するやり方は、全く普及し

ませんでしたが、1990年代後期に一度試された事があります。渋谷駅の交差

点の蔦屋の入口に自販機みたいのが置いてあってね、知り合いが吹き込んだ

って言うもんだから「落とし」に行きました。

400円だったかな。シングル盤を買う感じなんですが、どうも釈然としない。

自前のMDを持って行って帰って来るだけ。当然ジャケットもありませんから「買

った」という実感がしないのです。非常に空虚でした。もし全ての音楽が配

信になってしまったら、わたしは廃業ですね。

さて、久しぶりにカントリーの新録新譜です。

 

M01.Get To Work Whiskey(2’5’1”)ウォード・デイヴィス 

-unknown-  BSMF 6197

 

M02.6 In The Morning(4’20”)ゴードン・キャンベル feat.B Slade 

-unknown-  BSMF REDN-0028

 

N   ヲード・デイヴィスの「ゲット・トゥ・ワーク・ウイスキー」、今のカントリー主流の唄い方です

ね。フロリダ・ジョージア・ラインとかブラッド・ペイズリとも重なる発声です。このウォード・

デイヴィスという男は2000年からナッシュヴィルで下積みを続けてきた歌書きです。

お聞きのようにかなりロック色の濃いカントリーですが、今じゃこのくらいで普通か

な。アルバムには覚え易く良い楽曲が沢山入っていまして、歌書きの面目躍如で

す。来週以降も何回かお聞きいただきましょう。ヲード・デイヴィスで「ゲット・トゥ・

ワーク・ウイスキー」でした。

その次のファンクはゴードン・キャンベルという黒人ドラマーのソロ・アルバム『カムヴァセイショ

ン』から「午前6時」です。当代一流のジャズ・ファンク系演奏家をずらりと揃え

た面子が豪華、と言ってもわたしの知ってるのはカマシ・ヲッシントンぐらいしかいま

せんがね。今の「午前6時」には、B.スレイドが唄で参加していました。アルバム・

タイトル通り、各曲間には短い会話が挟まれています。音楽自体は全編に亘って

非常に力のこもった演奏が続きまして、わたしは、もう体力的に最新の若手

の音楽に敵わなくなったんでしょうか、二日間に分けて通して聞いた程です。

ロジャー・トラウトマンやプリンスを始めて浴びた時の感触でした。

さて、次です。

 

M03.Try A Little Tenderness(3’51”)Otis Redding

Atlantic / Rhino 8122 79827 4

 

N  ご存知「トライ・ア・リル・テンダネス」、オーティス・レディングです。これほど起伏に富ん

だ聞きどころ満載の演奏が、わずか4分足らずで過ぎ去ってしまうなんて、

何度聞いても信じられません。

これは傑作アルバム『ソウル辞典』のA面の5曲目、あのファンキーな「デイ・トリッパ」

の前に収められていました。先週なぜか急に聞きたくなって抜き出したので

すが、裏面のクレジットを見ていて、またまたずっと大きな間違いをしていた事

に気づきました。

それは・・・、

 

M04.Sweet Lorraine(3’21”)Nat King Cole Trio

-C.Burwell, M.Parrish-  Vintage Jazz Classics VJC-1026/9

 

N  ナット・キング・コール・トリオで「スウィート・ロレイン」でした。間奏の後で一箇所針飛びの

ような感じがありましたね。これは当然SP盤を起こしてマスタ扱いにしている

ので仕方ないのかな。数週間前にこれを紹介した時に「この歌は最初にスタクス

のミュージシャンとオーティスの仕様で聞いたので、正調編を知った後は違和感を感じ続

けた」なんて事を話していましたね。それも当然で、全く別の楽曲だったん

です。しかも題名からして、です。

こっちは「スウィート・ロレイン」、オーティスたちのは「スウィート・ローリン」、オーティスとアイザック・

ヘイズの共作でした。参ったなあ。短かくても40年間は同じ歌だと信じ込んで

いました。今は恥かかなくてかなくて良かった、という思いです。何回か口

にした覚えは過去にありますが、そこでは別に話題にもならなかった。ただ

し、オスカー・ムーアとジョニー・ミラーの書いた別の「スウィート・ロレイン」という楽曲もあり

ますので、お間違えなきように。

ではオーティス・レディングで「スウィート・ローリン」をどうぞ。

 

M05.Sweet Lorene(2’31”)Otis Redding

-O.Redding, I.Hayes, Isbell-  Atlantic / Rhino 8122 79827 4

 

N  そして『ソウル辞典』では同じような間違いが他にもありました。

これです。

 

M06.I’m A Hog For You(2’01”)The Coasters

-J.Leiber, M.Stoller-   Atlantic / RhinoR2 71090

 

N  永遠のザ・コースターズ1959年の「アイム・ア・ホグ・フォー・ユー」です。これをオーティス

が『ソウル辞典』でカヴァしていると思っていました。これも間違いでして、オーティ

スのは自作の「ホーグ・フォー・ユー」だったのです。共に安易な題名からの早トチリで

して、これも何回か口にした覚えがありますが、そこでも話題にもなりませ

んでした。「悪運」に感謝しています。毎度ワツシのお粗末でした。

 

M07.Hawg For You(3’31”)Otis Redding 

-O.Redding-  Atlantic / Rhino 8122 79827 4

 

M08.Joy(7’21”)エミ・マカベ