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【幻】モーニン・ブルーズ 2016/01/30

mb160130

 

前TM : ヲーキン・ブルーズ(夜に近いアサー仕様)P.B.B.B.

 

N  おはようございます。モーニング小僧。ワトゥーシ・アイザヲです。輪投師藍蔵王です。

 今朝は先週好評だった損害ブル—ズで始めましょう、「朝日のあたる家」では

 ありませんよ。

M01.Al Hassidi Terei(3’41”)Songhoy Blues

-Songhoy Blues –  Trans192

 

N  ソンガイ・ブルーズの「アラシリ・テリ」で始まりました。これは良い。わたしは先週

の「ソ—バ—」より好きかな。ドラムスのパタンとハーモニー・ヴォ—カルの絡みがゼツミョ—、タエ

です。マリの首都、バマコのスタジオでの録音。広範囲で政情不安定が続く北アフリカ、

音楽活動には支障が無いのでしょうか。大勢の死傷者が出るテロの報道を耳に

する度に、心配になります。この辺りの武力闘争がここまでに酷くなるとは、

わたしは考えていませんでした。

さて、先々週の14日、電子雑誌エリスの新年会が行われ、執筆者の末席を汚

しているわたしも参加しました。ちょうど目の前にミュージカルの連載をしている

水口正裕さんが座っていたので、先に紹介した『ウエスト・サイド物語』の疑問点

をお尋ねしたら、親切に教えてくれました。

ジャケットの特徴を話すと、すぐに分ってくれまして、「ただその場面、本当は

無いんですよ」と解説を始めてくれました。これはオリジナル・キャスト版だそうで

す。当然わたしのCDは復刻ものですが、「LPとしては、コロムビアのスタジオに初

演のキャスト全員を集めて、本番と同じように通して演奏したのを録音したのだ

ろう、おそらくは」との事でした。バーンスタインが棒を振ってるかもとも言って

ましたね。

中盤にいい歌がずらりと並んでる事の不自然さを問うと、「この辺りで面白

くしとかないと、前半が終った幕間でみんな帰っちゃうから、その対策なん

でしょう」なんてサラリと言ってました。詳しい人はありがたいですね。さまざ

まな事をスラスラと優しく説明してくれる、それが実に嬉しそうなんです。聞い

ていて気持ち良かったなあ。こうでなきゃね。それに引き換え新発見の毎日

を送るワツシイサヲのテータラク・・・。

では前回お届けしてなかった「ウエストサイド物語」の中の名曲のひとつ、

「マリア」、オリヂナル・ブロードウェイ・キャスト、リ—ド・ヴォーカルはラリー・カートです。

 

M02.Maria(2’38”)Original Broadway Cast

-S.Sondheim, L.Bernstein-  Columbia  CK 32603

 

N  「マリア」、オリヂナル・ブロードウェイ・キャスト、リ—ド・ヴォーカルはラリー・カートでした。

さて、エリスの新年会、目の前が水口正裕さんで、隣に来たのは安富歩、マイコー・

ジャクスンの事を情熱的に書いている人です。「大阪から来た」という事で、わた

しの馴染みのある府下の特定地域の話をしたら、とてものってくれて、しば

らく語り合いました。関連でマイコーの話にも当然なったのですが、面白いです

ね、あの人はモ—タウン時代には全然興味がないんですよ。というか、レイベルなん

てどうでもいい感じ。過去のソロ作品もその場でスマフォで調べて「ああ、そうか」

なんて言ってるんです。不思議かつ興味深かったですね。

その時に安富歩さんの向こうにいた某英国人とマイコ—のモ—タウン時代のソロ作品

のカヴァの話にもなったんですが、この人も昔ふたりで夢中になった決定的1

曲について、何にも憶えていない。アタマ来たなあ。

翌日、ふたりにファイルで届けたこの歌を、みなさんも聞いて下さい。

まずマイコー・ジャクスンでアルバム『ベン』から「おしゃれな恋」。

 

M03.We’ve Got A Good Thing Going(3’03”)Michael Jackson

-F.Perren, A.Mizell, B.Gordy, D.Richard-  Motown  B0011431-02

 

M04.We’ve Got A Good Thing Going(4’54”)Sugar Minott

-F.Perren, A.Mizell, B.Gordy, D.Richard-  ピーヴァイン AC-8001

 

N  マイコー・ジャクスンで「おしゃれな恋」、そしてそのカヴァ、シュガー・マイノットの「グッシ

ン・ゴーイン」でした。このカヴァはスタジオ・テクノポリス27時代に一時期毎週のように

流していて、矢野顕子に「あんたたちは本当に・・・」と呆れられた程の1

曲だったんです。この後でこの曲もシュガ—も日本でちょっと知られるようにな

りましたけれど、その最大の功労者は俺たちだ、と今も自負しています。

それをさ、「そんなのあったっけ」なんて言われちゃうと、「青春を返せ」

と言いたくもなります。当人からは即座に「シュガ—のはイントロ聞いてすぐに蘇っ

た」というメイルを貰いはしました。以上、ご報告まで。

さて、昨年の嬉しかったクリスマス・プレゼントはモダーン・レコードの12月25日アルバ

ムで出会ったジェシー・メルヴィンという歌い手でした。全然知らなかったのですが

「アイ・ヲント・ユー・ウィズ・ミー・クリスマス」の歌声に惹かれまして、調べたら比較的

簡単に2枚のアルバムを手に入れる事が出来ました。今朝はそれらから聞いても

らいましょう。

まずこれ。いい歌ですね。これまでフレディ・フェンダーで何度もお届けしてい

ます。

初登場ジェシー・メルヴィンでどうぞ。「シークレット・ラヴ」。

 

M05.Secret Love(2’30”)Jesse Belvin

-S.Fain, P.Webster-  Jackpot 48748

 

N  ジェシー・メルヴィンで「シークレット・ラヴ」でした。1958年にRCAに吹き込んだアルバ

ム『ジャスト・ジェシー・メルヴィン』からです。デビュ—作品ですが、彼の生きている時

に発表された唯一のアルバムでもあります。本人は60年に自動車事故で亡くな

っていますから。

彼は1932年にテキサスの・サン・アントンに生まれています。幼少時代にロス・エインジ

ェルスに移り住みまして、そこで地元のヴォーカル・グループに入り音楽人生が始まり

ました。1958年と言いますと、ロス・エインジェルスにR&Bのマイナー・レイベルが沢山発

生して音楽が活発化していた頃です。一方ではポピュラー・ヴォーカリストとしてのナッ

ト・キング・コールの大成功がありました。RCAはやはりキング・コールの路線を望ん

だのでしょう。ジェシ—も総合的にその方向性にハマる性格でした。お聞きのよう

な保守的なビッグ・バンド仕様で、スタンダ—ドを唄うジェシー・メルヴィンがここに誕生

したのです。

 

M06.Alright, Okay, You Win(3’02”)Jesse Belvin     blueschord

-M.Watts-  Jackpot 48748

 

N  「あなたの勝ちよ」という邦題も確かあった「オ—ライ、オーケイ、ユー・ウイン」、昔テ

キサスの州都オースティンに滞在した時、みなが「オーケイ」じゃなくて「オーカイ」と言って

るように聞こえるんですね。綴りも通常は「O.K.」なんですが、こう書かれ

ているのを見るとロ—マ字読みで「オーカイ」と言いたくなります。ジェシ—もバックグラ

ウンド・ヴォーカルの姐さんたちも「オーケイ」と発音していしまたけれども。

さて、ここまでの2曲、今聞くと非常に陳腐に聞こえるかも知れません。

また、この道を歩んだジェシー・ベルヴィンを、商業主義に日和った男と言う方も

いるでしょう。ただし、1950年代のアンサムブル、響きの主流はこういったもの

です。既にロックンロールはあちこちで暴発していましたが、あれはあくまで田舎の

不良の衝動現象で済まされていましたから、この時代のエンタテイナーを志す人間た

ちは皆、最終的にこの形で唄えるようになる事を目指していました。チャック・

ベリーだって、チャック・ブラウンも、こういうゴージャスなスタイルで唄いたかったんです。

特にジェシーは十代の頃からこのスタイルを確立した、ビリー・エクスタインに憧れていたそ

うです。ナット・キング・コールというお手本も同じ町にいました。

RCAにはこんな歌も吹き込んでいます。象徴的ですね。

「ザ・ヴェリ・ソート・オヴ・ユー」。

 

M07.The Very Thought Of You(3’20”)Jesse Belvin    little willie john

-R.Noble-  Jackpot 48748

 

N  ジェシー・ベルヴィンで「ザ・ヴェリ・ソート・オヴ・ユー」、この歌は男が唄ってもおか

しくないんですね。これまで女性のヴァ—ジョンしか聞いてなかった気がします。

こういうふうに丁寧に唄うのが彼の魅力、持ち味です。聞いていて気持ちが

素直になります。

さて、ジェシ−のスタンダ—ド歌手的な側面を聞いていただきました。ここまで聞

いて貰った3曲はRCAからのLP2枚『ジャスト・ジェシー・ベルヴィン』と、アート・

ペパ−もセッションに参加している『ミスタ・イーズィー』を1枚にしたCDにからお聞き

頂きました。オマケに付いている3曲のボーナス・トラックは、RCA録音であるものの、

それらとは別の企画で、毛色も違っています。ではその中からも1曲どうぞ。

詳細は不明です。

「ディーコン・ダン・タカー」。

 

M08.Deacon Dan Tucker(2’04”)Jesse Belvin

-J.Gray-  Jackpot 48748

 

N  「ディーコン・ダン・タカー」。こういうノヴェルティR&B調の方が、わたしはしっくり

来るな。

さて、キング・コールの名前が何度か出て来ましたが、ジェシーには、もうひとり

のお手本がいました。今のRCA原盤ともう一枚、今回手に入れたCDは、

その前の56年から57年にかけてモダーンに吹き込んだシングル盤を集めたもので

す。そのアルバムの題名が、『忘れられないジェシー・ベルヴィン』そして副題でこう

続くのです。

「センチメンタル・リーズンズ」。

 

M09.For Sentimental Reasons(2’13”) Jesse Belvin

-Watson, Best-  Alfa AFCD-1001

 

N  ジェシー・ベルヴィンの「センチメンタル・リーズンズ」でした。これはサム・クックの持ち歌と

して有名ですね。ジェシ—は黒人レイベルのモダーンにR&Bを吹き込みながら白人市

場へのクロスオーヴァを考えていました。そこには既に素晴らしい成功例として、

サム・クックがいました。ジェシ—の声、唄い方そして風貌も、サムに似た端正なもの

です。相当に意識していたのではないでしょうか。その好例が、つぎの1曲。

ほとんどそのまんまです。「ユー・センド・ミー」。

 

M10.You Send Me(2’40”)Jesse Belvin

-L.C. Cooke-  Alfa  AFCD-1001

 

N  伴奏までがクリソツな「ユー・センド・ミー」、ジェシー・ベルヴィンですが、この動かぬ証

拠で、彼がサム・クックの開拓した道を歩もうとしていたのは明白になりました。

RCAへ移るのも、サムの後を追ったからなのでしょうか。不運な交通事故がな

かったら、同じようにヒットを飛ばして、わたしも以前から知っていた歌い手に

なっていた可能性は、大いにあります。

ここまで他人の成功例との比較ばかりで、少々ジェシーには失礼を続けたかも

知れません。それでは彼の代表的なオリヂナル・ヒットをお聞き下さい。

これは決定的な1曲です。ダグ・サームもお気に入りの、「グッドナイト・マイ・ラヴ」。

 

M11.Goodnight My Love(3’05”)Jesse Belvin

-Motola, Marascado-  Alfa AFCD-1001

 

N  実にいいですね、「グッドナイト・マイ・ラヴ」。当時のR&Bとはひと味違う品位

が漂います。ダグ・サームのカヴァはアルバム『ジュ—クボックス・ミュージック』の一番最後に、

フェイド・インして来てほんの少し、十数秒くらいでフェイド・アウトして行くという思

わせぶりな形で入っています。ちゃんと通して聞きたかったなあ。

さてこうやってモダーン時代の録音を知ると、冒頭のRCA路線はちょっとや

り過ぎの感もなくはありませんが、この時代に人種の壁を超えるのは容易な

事ではありません。最大限の努力の結果でもあった筈です。

一方、彼はソング・ライターとしての才能がありましたから、大勢の人たちに聞

いて貰えるオリジナル曲をたくさん作ったことでしょう。こちらなら可能性はも

っと高かった筈です。譜面上では、黒人という事が分りませんからね。

では、彼が書いたもっとも有名な作品、ペンギンズの大ヒット曲

「アース・エインジェル」をどうぞ。

 

M12.Earth Angel(2’59”)The Penguins

-C.Williams, J.Belvin, G.Hodges-  Fantastic Voyage  FVTD116

 

M13.Sincerely()The Moonglows

-A.Freed, H.Fuqua-  One Way DAY2CD274

 

N   ペンギンズ「アース・エインジェル」、そしてムーン・グロウズ1955年のヒット曲「シンシアリー」

でした。この間「アース・エインジェル」に触れた時に、わたしは間違えてこの「シンシ

アリー」を思い浮かべて話ししてたのに気付きましたので、改めてお届けしまし

た。

さて、先々週「次週はナタリ—・コールの若い頃のヒットを・・・」と言っていまし

たがお届けしていませんでした。これまた改めてお届けしましょう。

まず「アイヴ・ガット・ラヴ・オン・マイ・マインド」。

 

M14.I’ve Got Love On My Mind(4’21”)Natalie Cole

-C.Jackson, M.Yancy-  Capital Heart & Soul 7243 8 38308 2 4

 

N  「アイヴ・ガット・ラヴ・オン・マイ・マインド」、ナタリ—・コールでした。これを聞いて、す ぐに記憶を呼び起こせる人は、それほどいないんじゃないかな。3枚目のアルバ

ム『アンプリデイクタボー』に収録、わたしはこれが彼女の持ち歌で一番好きです。

全米R&Bチャ—トでも第一位獲得曲ですが、この国ではあまりヒットしなかった。

なんせそれ以前の彼女の活躍は異常な程でしたから、このような落ち着いた

曲調で周りを冷ます事も必要だったのではないでしょうか。

彼女の登場は、まさに「彗星のよう」でした。なにしろ人種を超えた成功

者ナット・キング・コールの娘です。また聞けば誰でも分る歌の天性、優れた容姿、

明るい性格と、傷ひとつ無い玉(ギョク)が突然この世に墜ちて来たのです。

父親と同じ所属レイベル、キャピトルは、当時考えられる最高の制作環境を与えま

した。それがすべて大当りだったのです。

 

M15.Sophisticated Lady(3’27”)Natalie Cole

-C.Jackson, M.Yancy, N.Cole-  Capital Heart & Soul 7243 8 38308 2 4

 

N  「ソフィスティケイテド・レイディ」でした。邦題は「粋な女」、これには当時も今も、

わたしにはちょっと違和感がありますが、とにかく76年に大ヒット。まるで世

界中が彼女を祝福しているように雰囲気の中で、鮮やかなキャリアが更新されて

行きます。

日本では「ミスタ・メロディ」が東京音楽祭の大賞に輝いて、あっという間に大

スターになりました。これには父親がナット・キングという親日家だった事も大いに

影響しているでしょう。この頃の人気は凄かったですよ。どこからもケチの付

けようがない存在でした。2枚目のアルバム『微笑(Natalie)』のジャケットがどれほ

ど輝いて見えた事か・・・。

それでは、こうなる事が分っていたかのような、示唆的な題名のデビュ—曲

をお聞き下さい。

「ディス・ウィル・ビ」。

 

M16.This Will Be(2’49”)Natalie Cole

-C.Jackson, M.Yancy-  Capital Heart & Soul 7243 8 38308 2 4

 

N  「ディス・ウィル・ビ」でした。ここまでこんなナタリ—は初めて、という方も多い

でしょう。わたしも実は、30年は聞いてなかったな。それにしてもよく出来

てるなあ、という感嘆のひと言しか出ません。楽曲、アレンヂ、演奏、ミックス、そ

れぞれがこの時代のポップ・ソウルを先導する瑞々しさに溢れています。そして

天才的なナタリ—の唄。否の打ち所の無い、高い完成度を今も感じさせます。

デビュ—直後のナタリ—は、リズムが抜群でね。基本的に3蓮府のノリで全てを捉え

て、身体中から4ビ—トのスイング感、シャッフル・ビートを発散していました。これは

親父のジャイヴ感覚の遺伝だろう、と思ったものです。その気持ち良い唄のリズ

ム感を上手に作曲、編曲に反映させ、しかも高度な演奏で16ビートと絡める手

法が斬新でした。いわゆるプロデュ—スが良かったんですね。部分的には次の時

代を担う音楽概念の「ファンク」も控え目ながら忍ばされています。

実はナタリー・コール2度目の来日時の、新宿厚生年金会館公演の実況収録が、わ

たしのラジオ局での最初の仕事でした。重たい録音機材を、技術の人間と一緒

に運んだけなんですが、その時に目撃したリハ—サルは、わたしの音楽観を大きく

左右するものでした。黒人たちの日常感覚と音楽との関係の深さ、そしてナタリ

—の天才ぶりはまだ記憶にはっきり残っています。

演奏メムバーではない、誰かの知り合いみたいな高齢のおばあちゃんが舞台に

上がって、みんなと抱き合った後、勝手にハモンドB3でゴスペルを弾き出して、

それに全員が即興で合わせ、立派な一曲に仕上げて、その後みんなやたらは

しゃぎ回るという絵巻が、目の前で生展開するのです。わたしにとっては夢

を見ているか、宇宙の出来事のようでした。そういうところに絡むナタリ—の瞬

間的な発声が、格別の響きを誘導して行くのです。今も目に浮かぶなあ。

ここまでに聞いて貰った中で、そんな天才の片鱗、感じ取っていただけま

したでしょうか。来週は唯一のライヴ・アルバムから少々お届けする予定です。わ

たしの感じた、ここまでと異なる側面についてもお話ししましょう。八王子

のファンの方、お楽しみに。

ではナタリー・コール4枚目のアルバム『サンクフォー』から、これも地味ながら重要曲。

「アワ・ラヴ」。

 

M17.Our Love(5’27”)Natalie Cole

-C.Jackson, M.Yancy-  Capital Heart & Soul 7243 8 38308 2 4

 

M18.Pretty Messed Up(3’45”)Ina Forsman

-unknown-  BSMF 2490

 

N  ナタリ—の「アワ・ラヴ」に斬り込んで来たのは、もうお馴染みイーナ・フォルスマン。今

朝は「プリティ・メスド・アップ」。とりわけ特徴の突出していない、こういった普

通の曲調でも、彼女の独特の存在感は変わりませんね。先週末に発売となっ

ていますから、皆さんも実際に確かめて下さい。そしてご感想を是非お聞か

せ下さい。楽しみにしています。恐い顔、化粧、墨についてでもいいですよ。

さて、先々週お届けしたクリス・ステイプルトンの『ザ・トラヴェラー』、グラミ—の年間優

秀アルバム候補なんですってね。恐れ入りました。他国言語使用者でも何かずっ

しりと重いものを感じ考えさせられる、言ってみれば「真面目」な音楽が正

当に評価される世界は健全です。また彼は自立した歌書きとしてもたくさん

のヒット曲をよに出していまして、ケニー・チェズリー、ジョージ・ストレイト、ブラッド・ペイズ

リーなどにも唄われているそうです。再び恐れ入りました。

それでは今朝もこそのアルバムから聞きましょう。

意味深長です。「音楽という名の悪魔」

 

M19.The Devil Named Music(3’56”)Chris Stapleton

-C.Stapleton, L. Thomas-  Mercury   0602537577439

 

N  重たいなあ、実に。「音楽という名の悪魔」にやられたお話です。ただ、彼

は1978年生まれの、まだ36歳になるかならない男です。困るなあ、こんな

のを唄われちゃうと。まだ悟るなよ、音楽も人生も。先は長いよ。

次は充分に齢を重ねてもまだ悟っていない風のT.G.シェパ—ド。例のデユーオ・

アルバムから、なんとエンゲルバート・フムパディンクとの二重唱です。

「お前、本当に女を愛した事あるか」、皆さまは如何でしょう。

 

M20.Have You Ever Really Loved A Woman(5’01”)

-R.J.Lange, M.Kamen, B.Adams-

T.G.Sheppard & Engelbert Humperdinck

 

N  T.G.シェパ—ドとエンゲルバート・フムパディンクで「ハヴ・ユー・エヴァ・リリ・ラヴドヲーマン」、

フムパデインクの声、唄、共に田舎音楽に調和していましたね。流石、上手いもん

です。ザ・バンドではない「ラスト・ワルツ」だけじゃないんだな。T.G.のアルバムタイ

トルに「リジェンダリー・フレンズ」とありますが、昔からの仲なんでしょうか。この

「ハヴ・ユー・エヴァ・リリ・ラヴドヲーマン」はブライアン・アダムズが書いていて、スパニッシュ

の編曲もそこから来てます。なかなかいい大人の歌ですね。

さあ、そろそろ「アサ—」です。元気よく行きましょう。只今mbで株が高騰

中。トビー・キース、前の『仕事終わりに一寸一杯』アルバムからナンパの歌です。

「ショウ・ミ—・ワット・ヨー・ワーキン・ウィズ」。

 

M21.Show Me What You’re Workin’ With(3’15”)Toby keith

-T.Keith,R.Rutherford-  Universal B001926-02

 

M22.You Brought The Sunshine(3’18”)The Ward

-E.Clark-  Vanguard  76456-2

 

後TM:ボーン・イン・シカゴ(アサー仕様)P.B.B.B.

 

N  トビー・キースのは、この「ショウ・ミ—・ワット・ヨー・ワーキン・ウィズ」の入っている『ド

リンク・アフタ・ワーク』にも、そして最新盤[『時速35マイルの町』にもフォ—ドのピック・

アップ・トラックの広告が挿入されています。本国ではコマ—シャルでもやってるんでし

ょうか。このフォ—ドのピック・アップ・トラックというのは、アメリカ国内で最も共和党的

な車なんだそうです。その逆、民主党的なのはトヨタのプリウスだって。本当でし

ょうかね。そのフォ—ドが日本市場から撤退するそうですね。マスタングが正規に入

って来なくなる。まあ、米国内でもフォ—ドのやる気の無さは10年以上前から

言われていた事ですが、アメリカ、しっかりしてくれよ。

最後の1曲はザ・ワードの最新作『ソウル・フード』から「あなたは陽射しを運ん

で来る」でした。クラーク・シスターズのコンテムポラリー・ゴスペル・ソングです。コンテムポラリー

と言っても、1980年代にヒットしてたから、もうオールド・スクールかな。確かヲマック・

アンド・ヲマックがカヴァしましたね。明日の日曜日の教会礼拝の予習です。

先週は以下の間違いがありました。どこか教えず訂正しておきます。

「意外に」

「クーバ」、以上。

もう2月だよ。「二月は逃げる」と言いまして、これまた過ぎるのが早い。

もっとも今年はうるうですから1日多いのですけれど、短い事に変りはあり

ません。すぐ春分ですよ。そしてまた・・・。

今朝の特別付録は、以下の隠し場所です。どうぞお楽しみ下さい。

http://firestorage.jp/download/c035da0d84cf4e99a55cd1ec3f9d3e90939eecf2

ダウンロードパスワード qqed8yf5

今朝もちょうど時間となりました。
こちらは、http://osamusawada.com/category/mornin-blues-by-isaowashizu/

「幻」モーニン・ブルーズ、今年も続きます。

鷲巣功でした。来週もあなただけに。