【幻】モーニン・ブルーズ 2016/03/12

mb160312

 

前TM : ヲーキン・ブルーズ(夜に近いアサー仕様)P.B.B.B.

 

お詫び:こちらの間違いで、当初、先週と同じ物が掲載されました。以下、更新されています。失礼いたしました。

 

N  おはようございます。モーニング小僧。ワトゥーシ・アイザヲです。輪投師藍蔵王です。

昨日は寒かったね。わたしの家、特に仕事をする部屋は、絶対に23区内で

の最低気温記録場所と信じて疑わない程の寒冷地です。正に「中も寒いよ」

です。

ただこの時期、確かに暖かくなってます。春眠アサ—を覚えず、でしょうか。

ヌクヌク布団の中は気持ちいいですね。

今朝の1曲目は、また眠りを続けたくなってしまうかも知れません。ご注

意下さい。

「サンデイ・モーニン・カミング・ダウン」、バディ・ミラーです、アサー。

 

M01.Sunday Morning Coming Down(4’25”)Buddy Miller with Kris Kristofferson

-K Kristofferson-  New West NW6316

 

N  土曜日を通り越して日曜日のアサーが来てしまいました。バディ・ミラーの新譜か

ら「サンデイ・モーニン・カミング・ダウン」、作者のクリス・クリストファスンと一緒に唄っていま

した。最近また彼の名前を見るようになりました。70年代中期には、時代を

象徴するような作詞作曲家だった男です。今再びそれらの作品が再評価され

ているのかも知れません。今世紀に入ってからは実況盤が多いのですが、新

しい作品を聞きたくなりました。

このアルバム『カヤモ・セッション・アット・シー』付属のブックレットには、録音時の楽器が散

らかったスナップ写真がありまして、いわゆる録音ステューディオではないんですね、

収録場所が。仕切りのないひとつの部屋で演奏と録音調整をしている写真も

ありました。室内の状態からして、もう使われていない郊外レストランかカントリー・

クラブを使ったのだろう、と思っていました。それがなんと舟の中のボウリング場

に特設スタジオをこしらえて、そこで録音した、というのです。カリブ海周遊船だ

ということですが、大型船は飛行機と同じ位に低周波音がずっと鳴り響いて

います。巨大なディーゼル機関から出る各種の騒音、それに伴う振動は相当な物

です。今のような静かな曲を、どうやって録音したのでしょうか。動力運転

も港に入るまで止めない筈です。沖に停泊中は機関停止にするのかなあ。電

源はどうなるんだろう。それにこの人たちは、みんなずっとこの舟に乗って

たのでしょうか。ちゃんと仕上げた人間から陸地に戻れる・・・、作業上は

都合いいかも知れませんが、お金もかなりかかるし・・・などと、作品の出

来とは関係ない事ばかりが気になります。こんな制作環境がまだ作れるんで

すね。モト取れるのかなあ・・・。

いずれにせよ、専用のステューディオ録音と違った緊張感は、この大型船による

環境演出が大きく関与しています。バディ・ミラーの最新作『カヤモ・セッション・アット・

シー』から、「サンデイ・モーニン・カミング・ダウン」でした。なお、アルバム全体の名義は

バディ・ミラー・アンド・フレンズになっています。

続いて、これも先週1曲聞いてもらったルーシンダ・ウイリアムズの新譜から、今朝

は表題曲をどうぞ。長いですよ。7分あります。

「ゴースツ・オヴ・ザ・ル—ト20」。

 

M02.Gohsts Of Highway 20(7’0)Lucinda Williams

-L.Williams, T.Overby-  Thirty Tigers H2003

 

N  「20号線の幽霊」、ルーシンダ・ウイリアムズでした。とてもよく出来ていますね。

いや、よく表現されていると言った方が良いかも知れません。7分という尺が

そんなに長く感じませんでした。歌は忘れられた土地を再訪して感慨を噛み

締めて居る主人公の心を映し出しています。説得力に溢れるルーシンダのヴォ—カル

表現は語りのように展開し、大きな画像を描きます。そのサウンド・トラックとして、

演奏が絡む訳ですね。特に左右に配したギターが、モノクロームのままの画に立体感

を与えて行く、こんな印象を持ちました。素晴らしい出来だ。大きな号数の

力作絵画を前にして動けない感じ。ズシーンと来ます。

「20号線の幽霊」には、わたしも追いかけられた事があります。その昔、

単車に夢中だった頃、上手くなりたいので国道20号線の大垂水峠、関東では

知られたつづら折りが長く続く山道に練習に行くんです。

休みの日は大勢の乗り手がやって来るので、平日の深夜過ぎによく出掛け

ました。山あいで人家もなく交通量は皆無。当時は今のように路面のスピード・

バムプもありません。真っ暗という事を除けば、コーナリングを上達させるには理

想的な環境です。一般道ですからもちろん無料。ここを何度も折り返します。

すると、そのうちにいつも別の1台が後ろから付いて来る事に気付きまし

た。自分以外は走っていないのに、コーナー近くなると必ず迫って来る灯りがミラ—

に映るのです。こちらの速度に合わせてピタリと曲がりきるまで近づいて来る。

その寄せ方はかなりの腕前でしょう。でも決して追い越して行かない。そし

て直線に入って加速を始めると、相手はどこかへ消えてしまいます。これが

わたしの出会った「20号線の幽霊」です。

排気音もしません。ここは無謀な単車乗りが何人も死んでいる峠道です。

だんだん振り返るのも怖くなって来て、朝日が差し始める頃に逃げるように

帰るのです。「ああ、喰われなくて良かった」と胸を撫で下ろしながら、甲州

街道を新宿まで戻ります。

こんな事が数回あったでしょうか。ある晩、突然気が付きました。近づい

て来ているように見えた灯りは、自分のブレイキ・ランプなんだと。あたりが真っ

暗ですから、コ—ナ—前での減速時に点灯するのがとても明るく、後ろからピタリ

と寄せて来るバイクのヘッド・ライトに思えたのです。脱出後の加速状態になると消

えるのも当然ですね。「あ、また出た」と心の中で恐怖と格闘していたのが全

く馬鹿馬鹿しい、「20号線の幽霊」のお粗末でした。

 

M03.Pray To Jesus(3’22”)Brandy Clark

– Brandy Clark, S.McAnally-  Slate Creek SED7176

 

N  ブランディ・クラークの「キリストへの祈り」でした。先日別の盤を探していまして、

目に付いた1枚です。2013年の発表ですが、いつどういう動機で買ったか全

く分りません。曲目を見ても憶えがありません。とりあえず、という事で聞

いてみました。これが大当たり。今のようなアクースティクの穏やかな演奏で透明度

の高いヴォ—カルが聞こえて来ました。あまり鮮明ではない写真からは、アメリカ先

住民、俗にインディアンと呼ばれる民族の血が入っているのではないか、とも思い

ましたが、定かではありません。アメリカ合衆国西海岸の一番北に位置するワシントン

州の生まれ。まだ40歳前の女性歌手です。2015年グラミ—で「最優秀新人歌手」

の候補にもなっていました。

 

わたしたちは神様ジ—ザス・クライストに祈る

そして数字合わせの博打も当るように祈る

明日を変えるのには、このふたつしかない

 

気の効いた詞(ことば)ですね。「数字合わせの博打」、これは「lotto」と

いう単語で唄われていました。「ロト・シックス」の「ロト」ですね。なるほど。

声はカマトト的でなく、70年以降のカントリー系女性のお手本、若い頃のエミルー・ハリス

のように美しく澄んでいます。

ブランディ・クラークの音楽、一般的には「カントリ—」に入るんだろうけれど、ナッシュヴ

ィルやオースティンのものとは違いますね。フォ—ク的な要素も含んだ、特定の一種類に

絞り込めないアメリカ土着音楽、こういうのを「アメリカーナ」と呼ぶのでしょうか、

先のルーシンダも同列のように感じられました。フレディ・フェンダーもレコ—ド店によっ

てはここの棚に入っている事があります。

ブランディ・クラークのこのアルバムは『12の物語』という題名通りに12の楽曲が

収められています。「彼女が離婚した日」、「錠剤を少し」といった意味深長な

題名を持つ楽曲もあります。理解には時を要しますが、興味が沸きました。

では、もう1曲、「イン・サム・コーナー」。

 

M04.In Some Corner(3’39”)Brandy Clark

-B.Clark-  Slate Creek SED7176

 

N  わたしたちは離れている方がいい、と唄ったブランディ・クラークの「イン・サム・コー

ナー」でした。アルバム全体からは「生活している女性」が浮かび上がってくるよ

うな印象を感じました。控え目ながら演奏も確かです。もうきっと新しいアルバ

ムを出しているんでしょう。調べてみます。それにしてもなぜ買ったのかな。

店頭試聴したのでしょうか。謎です。

次は間違って買って来た1枚。ニーナ・シモンの映画がウェブで観られると先週聞

いたんですが、未だに入り口にも辿り着けません。そんな折、フランス録音と憶

しき2012年発表の未聴盤を発見。彼女が亡くなったのは同国ですし、その後

で出された物らしく、オノエ・イチローという日本人ドラマーも参加しているので、こ

れは珍しいと手が出ました。帰り道で「ジャケット写真がなんか違ったなあ」と

いう思いもあったんですが、開封したらニーナではなくてミーナでした。ヴェテラン、

といってもわたしはこれが初対面でしたが、既に20年以上のキャリアを持つ西アフ

リカはベナン生まれの、ミーナ・アゴシの『レッド・アイ』というアルバムでした。眼鏡を持

って外出しなきゃダメですね。

この作品は全体が極く当たり前のジャズのスタイルで仕上げられていまして、アフ

リカ色はありません。アーチー・シェップがゲスト参加して、テナー・サクスフォンの他、唄った

りピアノ弾いたりもしています。ジミ・ヘンドリクスのブルーズ曲「レッド・ハウス」も採り

上げていますが、わたしはタイトル・ナムバが気に入りました。

「目が真っ赤」。

 

M05.Red Eyes6’53”)Mina Agossi

-M.Agossi-  Naïve NJ621911

 

M06.Now You Want Me Back(4’10”)Ina Forsman

-unknown-  BSMF 2490

 

N  ミーナ・アゴシの「レッド・アイ」に続いてお久しぶり、イーナ・フォルスマンで「ナウ、ユウ・

ヲント・ミー・バック」でした。粘り気の強い唄い方には、独特の味わいがあります。

珍しく女性の歌が続きました。雰囲気も落ち着いていて、普段の「アサー」で

はないみたいです。如何でしょうか。

ではここで3週目に入りました、『レイディオ・ゴールド』からお届けしましょう。

この4連作の中にはあらゆる形態の音楽が詰め込まれています。今朝は黒人

男性の歌い手、ブラック・メイル・シンガ—を探し出してみました。まずは唯一無比の

声の持主、彼から始めましょう。

 

M07.Tell It Like It Is(3’23”)Aaron Nevile

-Davis, Diamond-  ACE   CDCHD 347

 

N  何とも調律の悪いピアノの分散和音で始まる、ご存知エアロン・ネヴィルで、「ありの

ままを話してくれよ」、予算委員会の答弁者に捧げましょう。アメリカ本国より少

し遅く1967年にイギリスで発売されています。ただ曲の造り、全体の響きから

すると「もっと前の年代の歌」と言っても通りますね。今改めて、66年だっ

たのか・・・、という思いがしています。

次のは62年のヒット曲です。

ジェリー・バトラーで、「メイキット・イージ−・オン・ヨーセルフ」。

 

M08.Make It Easy On Yourself(2’25”)Jerry Butler

-H.David, B.Bacharach-  ACE   CDCHD 557

 

N  ジェリー・バトラーで、「メイキット・イージ−・オン・ヨーセルフ」でした。こちらはさすがバカ

ラック。この年代にしては超モダーンです。イムプレッションズ時代にゴスペルやブルーズ延長

線上にある単純な構造の歌を多く唄っていたジェリーは、貰った時に面食らった

のではないでしょうかね。アレンヂも大きいし、コード展開も細かいでしょ。この

後バカラックが、60年代の終わりに大活躍をする兆候はここにも見られますね。

若い頃の彼の作品は多くのR&Bシンガ—に採り上げられています。アトランティックに

はその類いを集めたコムピ盤もある程です。こんど集中的に聞いてみますか。

さて『レイディオ・ゴールド』収録の男性歌手、次はマーヴ・ジョンスンの、「ユーヴ・ガ

ット・ワット・イト・テイクス」、1959年のヒットです。まだモータウンを興す前のベリー・ゴーディ・

ジュニアが作者に名を連ねていて、彼が当時制作に関与していたジャッキー・ウイルスン

にも同じ歌が提供されたとの事です。

ではマーヴ・ジョンスンでどうぞ、「ユーヴ・ガット・ワット・イト・テイクス」。

 

M09.You’ve Got What It Takes(2’43”)Marv Johnson

-B.Gordy Jr., G.Gordy, T.Carlo-  ACE   CDCHD 810

 

N  いかにもベリー・ゴーディ・ジュニアらしい楽曲ですね。「ロンリー・ティア・ドロップス」路

線のジャッキー・ウイルスンの為に作ったような感じがしないでもないです。

次も日本ではあまり馴染みのない1曲。ノース・キャロライナ生まれのビリー・ブランド

が1960年に放ったヒット曲。わたしはここで初めて出会いました。

「あの娘を踊らせろ」。

 

M10.Let The Little Girl Dance(2’22”)Billy Bland

-G.Glover-  ACE   CDCHD 446

 

N  ビリー・ブランド1960年のヒット「あの娘を踊らせろ」でした。彼もジャッキー・ウイル

スン系統で、この時代の白人市場に参入可能な黒人ポップ歌手の典型ですね。こ

の歌ははビリー・ブランドが別の歌手に、「こうやって唄うんだよ」と教えている

のを、プロデューサーのヘンリー・グローヴァが耳にして、彼の唄で行く事に決まった、

という余談が語られています。元の歌い手のヴァージョンを聞いてみたいですね。

どう違ったのでしょうか。なお彼は1963年に音楽界から足を洗って、ヌー・ヨ

ークのハーレムでレストランを始めたそうです。賢明な人間だ。

さて、昨年のクリスマスで出会って以来、このモーニン・ブルーズではちょっとした顔

になったジェシー・ベルヴィンは、この『レイディオ・ゴールド』にも入っていました。

曲はやはり代表的なヒット曲、「グドナイト、マイ・ラヴ」です。

 

M11.Goodnight My Love(3’04”)Jesse Belvin  1-24

-G.Motola, Marascalco-  ACE   CDCHD 347

 

N   ジェシー・ベルヴィンの誇り高きオリヂナル・ヒット「グドナイト、マイ・ラヴ」でした。この

歌が収めら得ている『レイディオ・ゴールド』第1集には、実に皮肉な事に、彼が

目標としていたサム・クックの「アイル・カム・ラニング・バック・トゥ・ユウ」も入っていまし

た。「ユー・センド・ミー」のカヴァでは、ほぼ模写とも言える迄にそっくりに唄って

いたジェシー・ベルヴィンに対しての、これはキツイ洒落なのでしょうかね。

ではちょっと気の毒のような気もしますが、サム・クックで、

その「アイル・カム・ラニング・バック・トゥ・ユウ」をお聞き下さい。

 

M12.I’ll Coming Back To You(2’10”)Sam Cooke 1-21

-S.Cooke-  ACE   CDCHD 347

 

M13.Million Dollar Secret(4’20”)Irene Reid

-H.Humes-  Savant SCD 2007

 

N  ここまで聞いて来ると、黒人男性の荒さを持った歌声が正当に評価され始め

るのは、もう少し後の60年代半ば以降、ウイルスン・ピケットやオーティス・レディングの登

場後、という事が分りすね。『レイディオ・ゴールド』4集から、今朝は黒人男性の

歌い手を集めてお聞き頂きました。来週もまた面白い組み合わせを考えてお

きましょう。お楽しみに。

サム・クックに続いてお届けしたのは、これも他の盤を捜索中に出くわした、アイ

リーン・リードという女性歌手の「百万ドルの秘密」でした。オルガンのチャールズ・アーラン

ドがリ—ダ—のセッションで、プロデュースも彼自身。1997年ニュージャージーでの録音です。

意外とオルガン・ジャズで唄う女性というのは少ないのではないでしょうか。エタ・

ジェイムズがライヴなどでは聞かせてくれはいますが、他は考えてもちょっと思い

当たりませんね。

アイリーンは1930年にヌー・ヨーク州のサヴァンナに生まれていますから、この録音の時、

既に67歳でした。18歳の時にアポロのアメイチュア・コンテストで優勝していますから、

芸歴50年以上で、ここまでに沢山のアルバムを出しています。今の「ミリオン・ダラ

ー・シークレット」を表題としたこのアルバムは、ジャズともブルーズともR&Bとも言え

る、これらの世界をクロスオーヴァした楽曲が並んでいます。市場では「ジャズ」の

ひと言で語られますが黒人クラブの歌い手というのは、誰しもこれ位の対応領

域を持っています。ダイナ・ワシントンや先のエタ・ジェイムズが良い例でしょう。この

守備範囲が広いか、狭いかは、聞く人の感覚次第というところですね。

さて、2週続きで訂正を加えた「ローバック・ポップ・ステイプルズ」、これはこの時

に使用したアルバム『ジャムド・トゥゲザー』(Stax  SCD-8544-2)に従っての表記で

す。「pop」、「pops」共に「トッツアン」とでも言う意味で用いられる言葉でして、

歴代モータウン所属音楽家がベリー・ゴーディ・ジュニアを讃えて唄わさせられた、「ポッ

ポス、ウイ・ラヴ・ユー」なんてのもありました。ローバックもこの後は「Pops」を普

段使っていますが、この盤では「POP」になのですよ。タイトルからの発想でし

ょうか、ジャケット画がジャム瓶で、そこに貼られたラベルでは一ヶ所「POPS」とな

っていたりしますが、作品名義、クレジットは「POP」なんですよ、悪しからず。

ではその『合同即興演奏会』アルバムからストレイト・ブルーズ・ナムバーをどうぞ。

ゴスペル、R&Bふたりのギター前座演奏の後、転調して真打ちが登場します。

ジミー・リードの代表作「ベイビ、ワッチュ・ヲントゥ・ミー・トゥ・ドウ」。

 

M14.Baby, What You Want Me To Do(3’33”)Albert King, Steve Cropper, Pop Staples

-J.Reed-  Stax  SCD-8544-2

 

M15.Monkey Man(3’40”)Toots feat. No Doubt   2004

-F.Hibbert-  V2  VVR1027102

 

N   今朝はゆっくりしたテムポーの曲が多いですね、全くの偶然ですが。そこで

「喝」を入れて、トゥーツ・ヒバートの「マンキ・マン」でした。これも遅れた申年記念

祝賀曲として下さい。2004年の再録音仕様、カーフォニャの人種混合スカ・バンド、

ノーダウトとの吹き込みです。紅一点のリードシンガー、グエン・ステファニーのハーモニー・ヴォ—

カルが実に魅力的でした。

トゥーツ・ヒバートと言えば、メイタルズ時代の傑作アルバム『レゲエ・ガット・ソウル』が、10

のオマケトラック付きで再発されています。そもそも良く出来た作品ですが、オマケか

らはトゥーツのこれまで気付かなかった側面が垣間見える、面白い内容に仕上が

っていました。今朝は時間があまり無いから、来週にいくつか聞いて貰うと

いう事にして、第一曲だけお送りしておきましょう。

トゥーツとメイタルズで「ラスタ・マン」。

 

M16.Rasta Man(5’57”) トゥーツ & ザ・メイタルズ

-F.Hibbert-  ホステス  VAROLR 019CDJ

 

N  独特の暖かいヴァイヴレイション、いいですね。「ラスタ・マン」トゥーツとメイタルズでした。

さて、先週ある生放送番組の現場を訊ねたら、昔よく聞いていたアルバムに出

会いました。丁度そこではトム・ペティとハート・ブレイカーズが取り沙汰されていて、

関連で引き合いに出されていたのが、そのアルバムだったんですが、わたしはそ

のハート・ブレイカーズ参加トラックとは別の、確かB面の1曲目だったこの歌を毎晩の

ように聞いていた時期がありまして、瞬時にその響きが蘇りました。

皆さんにもお届けしましょう、これも長いですよ。11分あります。

ボブ・ディランで「ブラウンズヴィル・ガール」。

 

M17.Brownsville Girl(11’00”)Bob Dylan

-B.Dylan, S.Shepard-  Columbia CK 40439

 

M18.Jump From Six To Six(2’06”)Jimmy Willson

-O.Ervin-  Fantastic Voyage FVTD 185

 

後TM:ボーン・イン・シカゴ(アサー仕様)P.B.B.B.

 

N  ボブ・ディランの「ブラウンズヴィル・ガール」、これもわたしはあまり長さを感じな

いな。久し振りに聞いて、改めてよく出来てるな、と実感しました。極く普

通のテムポーで、平坦に刻まれるリズム、細かくはスネアを2拍目と4拍目で使い分

けるような細工がない訳ではありませんが、とにかく何の変哲もなく進行し

ていく中で、強いメロディを歌い上げるボブ・ディランの声は浮き彫りのように際

立って聞こえます。それに呼応する女声のバック・グラウンド・ヴォーカルの表情も素

晴らしいですね。よく揃い、程よく乱れ、絶妙だな。気持ち良い。

正直に言いまして、昔も今もわたしはボブ・ディランが理解出来ていません。

彼の歌が分るという人たちが、ほんとうに羨ましい。もちろん音楽的に惹か

れる所はたくさんありますが、安易に「好きだ」、「分る」と言いたくないケンキ

ョな気持ちもあり、自分が充分に受け止めているかどうかは、非常に怪しいの

です。

そんな中で1886年のアルバム『ノックド・アウト・ローデッド』の中のこの1曲は、リ

アルタイムでボブ・ディランを感じられた数少ない1曲です。今朝、久々に聞けて良

かった、と感無量です。音圧を変えない起伏、強弱の付け方があるんだな、

そんな新発見もありました。

さてまた大物の訃報です。ジョージ・マーティンが亡くなりました。わたしが初め

て「レコード・プロデューサー」、「A&R」という言葉を知ったのは、ハンター・デイヴィス

著「ザ・ビートルズ」に登場する彼の行りからでした。ずっと前にどこかでビ—

トルズ以外の彼の仕事をまとめた箱物を見た事があります。以前に手掛けてい

たというコメディのレコードには興味が少しありましたが、全く知らないア—ティストが

並んでいて、購入はしませんでした。きっと手に入れても、可笑しさが分ら

なかったと思います。この訃報で、買った誰かがどこかで紹介してくれるか

な。まずはご冥福をお祈り致します。シュガパイ・アンド・キャンディメンはこの不幸の

予兆だったのかも・・・。予言者ムハンマド・ワシ、恐るべし。

さて今朝の特別付録は、以下の隠し場所です。どうぞお楽しみ下さい。

http://firestorage.jp/download/1f15905a80b87062843c246ed79b8d068388243f

ダウンロードパスワード gksb6puw

今回揚げるのには時間がかかりませんでした。

ひょっとしてですがL-chが一部不良かも知れません。音楽収録中のメーター表

示が気になりました。その後に信号で確認しましたら、異常なく再生音も正

常石井でしたが、左側が少し弱いかも知れません。ソースの問題かなあ。ご注意

下さい。また不具合があったら、ご一報を願います。

このダウン・ロード数が、ある区切りを超えました。首都圏で10人、全国で

10万人に届いた、とは言っておりませんが、ご愛顧に感謝いたします。

ヴェンテンさま、最新作ですか、ありがとうございます。重なっているモチーフが

わたしには「羽を持った繭」に見えますが、違うんでしょうね。

先週はこれが間違っていました。

ルイ・シェルトン

ヒア、ゼア・アンド・エヴリウエア

リーバー・アンド・ストーラー

Rockin’ Robin(2’36”)Bobby Day –J.Thomas-  ACE CDCHD 347(UK)

さて、その他は・・・。

もう先週の話なのでご存知かも知れませんが、音楽誌「エリス」の最新号が公

開されています。わたしは珍しく音楽映像制作物について書きました。読ん

だら「なーんだ」てな感じでしょう。 http://erismedia.jp/  ここから入れま

す。どうぞお楽しみ頂きたい。

それからまだあるお楽しみ。5年経ったあの3月11日関連です。当時元原

子力安全委員会委員長だった班目春樹がマンガで、状況を解説しています。

福島第一原発の事故に際して、彼の経験した出来事一部始終でしょう。これ

までこのように具体的にわたしたちの下に説明された事はなかったですね。

ぜひ読んでみて下さい。わたしもまだ全てを「読破」していませんが、なか

なかのものです。ありかはここ。http://ponpo.jp/madarame/lec5/list.html

それともうひとつ、久々にワトゥーシ・イン・パースン。ここの家主の澤田修とのDJ

合戦です。初顔合わせですし、共有領域がありませんから、さてどうなりま

すか。詳細は、以下の通り。表記はすべて主催者発表のものです。今日あ

たりから予約受付開始のはず。先週ツイターでも情報漏洩がありましたね。

  Mornin’ Blues Reunion – 春爛漫同窓会』

 日時   4月23日(土)

     オープン/16:45 スタート/17:00

             DJバトル  17:00 – 18:30

     懇親会    18:30 – 19:30 (軽食1ドリンク付)

     *終了後は通常のカフェ営業となり、そのまま飲食できます。

 会場   マルメ/中目黒

     東京都目黒区青葉台1-15-2 AK-3ビル 1F

     http://tabelog.com/tokyo/A1317/A131701/13139643/

     椅子席30+立ち見

 参加費  ¥4,000.- (懇親会込)

申し込み先wind_event@me.com

  場所は昔、磯部涼のネット・ラジオを放送したカフェですね。小さな所なので。お

席の確保はお早めにどうぞ。「DJバトル」だって。迷彩服で行かなきゃ。わた

しはもう当日の狙いを決めました。敵方は戦々恐々としてこちら側の動きを

GPSで注視しているようです。これまで以上に面白くしますよ。ただ手持ち

素材が全然無くってね。只今鋭意捜索中。

さて、その企画とは・・・、今朝もちょうど時間となりました。

まだまだ「外は寒いよ」、充分お気をつけ下さい。

こちらは、http://osamusawada.com/category/mornin-blues-by-isaowashizu/

「幻」モーニン・ブルーズ、鷲巣功でした。来週もあなただけに。

 

s-mb160312写真図版

    • プロフェッサー ロンゲ
    • 2016 3/12 3:17pm

    ゴリラ ))3月は申(( モンキー

    鷲巣功様 澤田修様 こんにちは。
    お昼過ぎに帰ってパソコン立ち上げたら無事更新されてました。
    めでたしめでたし。

    幻モーニングブルーズ100回おめでとうございます。
    数えてませんがMB資料館の館長(ムジ鳥さん a.k.a. AMトレイさん)
    がおっしゃるので間違いないでしょう。

    DLは4分ですんなりと受け取りました。
    ここ数週間の前半はカントリーですね。
    鷲巣さんの選曲のせいでしょうか?
    ほとんど正面から直球で飛んでくるスローボールのような名曲の数々。
    カントリーって男はおとこらしく。女はおんならしく。
    人間はにんげんらしく。そんな根源からの響きを感じる音楽ですね。
    カントリーっていいかも。

    • ヴェンテン
    • 2016 3/12 7:09pm

    更新トラブルを乗り越えて今週もありがとうございます\(^o^)/。
    ツイッターに上げた絵に言及していただき感謝です。この絵は最新作ではないのですが、3・11以降、鎮魂のためにアップしていた作品のひとつです。繭という感じ方も有りですね(^^)。イースターエッグの卵と同じように、再生のイメージとしての繭が昇華して行く、という。東北の鎮魂のために私ができることはこのくらいですm(._.)m。
    RADIO GOLDの楽曲ヤバいです。黒人さんにしか表現できない声があるですね。日本人にも、その土地の水を飲んで育った人にしか表現できない「声」があります。江差とか、あいやとか、山中節とかね。
    20号線の幽霊….。私、籠坂峠で、この世のものではない存在に2度ほど遭遇してます。…おっとこの話はやめましょうね(ー ー;)。

    • ポークパイ
    • 2016 3/13 7:19am

    オーサムさんに化けて出られるわ。首都圏の人たちうらやましいです。

    • プロフェッサー ロンゲ
    • 2016 3/19 12:12am

    L ))100(( R

    鷲巣功様 澤田修様 こんばんは。
    DLしたMP3をL-chの話を気にしてイヤホンで聴いてみました。
    素人の耳のことで間違ってたらすみません。
    放送開始から少し弱いようでしたが44分20秒くらいの
    サムクックの時に戻ったように聞こえました。
    オーガンジャズやモンキーマン、スティーブクロッパー以降は
    よく鳴ってました。もちろんデュランもよかった。

    101以降もがんがん鳴らしてください。
    チャオ

  1. トラックバックはまだありません。