【幻】モーニン・ブルーズ 2016/08/13

mb160813

 


前TM : ヲーキン・ブルーズ(夜に近いアサー仕様)P.B.B.B.
 


N  おはようございます。アサー、ワツシイサヲです。暑いぞ。誰だ「8月は秋」なんて

カッコつけて言ってたのは。こんなに暑いじゃないか。参りますね。

先週は「元気でいきましょう」の大橋康一さんに、「現」時代には、わたし

の家にク—ラ—がなかった事を指摘されました。その通り、未だに冷房無しのアバ

ラヤ住まいです。この時期にはCDなどの探し物をする時に、汗だくになりま

すね。気持ち悪いのでその都度着替えます。あと2週間位かな、この油地獄

も。今週の「幻」作業の半分は図書館で行ないました。涼しかったですよ。

先週分は一部のスマフォで表示不良が出ていたようです。再読をご希望だった

ヴェンテンさま他の方々、失礼致しました。わたしのPC環境では、何の問題もな

かったのですよ。あなたのところは大丈夫ですか。大家が改装を施したらし

いんです。それ故の不都合だったと思われます。又借り人は何も言えません

が、まだ一部で「幻」電脳技術員が必至の作業中です。全面復旧まで、いま

しばらくお待ち下さい。母屋の異常に対して、離れの方は異常なかったよう

で、皆さんの投稿もそのまま出ていました。こちらへのト—コ—ホ—ホ—が分らず、

コンランカイショ—に手間取りました。重ねて失礼致しました。夏期休暇中にアイティー家

庭教師を頼まなくてはね。

さてシャクネツの8月、今朝はまず国歌斉唱です。ゼンイン、キリーツ。

 
M01.Jamica Land We Love(1’04”)小沢征爾指揮 新日本フィルハーモニー交響楽団

-Hon, R.Lightbourne,O.J.- フォノグラム  PHVP-1115

 


N  ゼンイン、チャクセーキ。はい、ジャメイカ国歌「愛するこの島」でした。

先週のリオ・デジャネイロ オリムピックのサッカ—一次予選「ナイジェリア対ニッポン」試合開始

前の国歌演奏で、「ニジェール」の国歌が流されるという事故がありました。これ

は大不祥事です。国旗、国歌をソンチョ—するココロのシャンソンは、ワツシイサヲもボ—イスカウト時

代に叩き込まれていますから。ただし、現状の「日の丸」「君が代」およびそ

の強要には、大きな疑問を感じております。

それはともかく、徹夜突貫で間に合わせた開会の後で、各設備不全は当然

としても、チュ—ゴク国旗の間違いが出たりして、南米らしさ満点のオリムピックに

なって来ています。プ—ルの水の色が一晩にして変わったって、一体どういう

事なのでしょう。魔物でもいるのかな。

さて間違えられたナイジェリア国歌を「幻」の皆さんにお聞き頂こうと、手許に

あった小沢征爾指揮、新日本フィルハ—モニ—交響楽団演奏の『世界の国歌』で探し

たら、なんと全67カ国収録の中にナイジェリアがナイジェリアーリマセンカ。そもそもアフリカ

大陸の国家でここに収められているのはアルジェリア民主人民共和国と南アフリカ共

和国だけだったのです。

今だに政情不安なこの地域には30数カ国以上が成立している筈ですが、果

たして、現地住民が自らの所属する国家体制を認識しているかどうかは不明

です。いつの間にか国家間の争いの場になってしまったオリムピック競技大会に出

場する選手たちは特別な教育を受けるでしょうが、自国の賛歌とされている

楽曲を知らない人間がいても、別段不思議ではないでしょう。

更に昨今の新興国の賛歌は現代に作られた西欧的万国仕様となっています。

今の「愛するこの島」も最後の「ジャメイカ、ジャメイカ、ランド・ウイ・ラーヴ」の部分

を差し替えれば何処にも適用出来ますし、完全なヨーガク構造なのです。だから

こそ世界のオザワと新日フィルが4日間で67曲を録音する事も可能なのです。そ

れぞれ固有の楽器、旋律、リズムで成立していたら、えらく面倒な作業になる

でしょう。

そういった意味では「君が代」はちょっと特殊ですが、それについてはさ

ておいて、正しいナイジェリア国歌は只今捜索中。お待ち下さい。その代わりに、

確たる根拠はありませんが、「牙買珈国賛歌」をお届けしました。

そしてその国歌を折り込んだ大衆歌謡1曲も、お聞き頂きましょう。

ランキン・タクシーが旧友ダニー・ドレッドを誘って吹き込んだ「愛するこの島国」。

「ランキンの牙買珈賛歌」と新しい題名をつけておきます。

ところで、このパタン、ウドゥストークのジミヘン絡みで、以前も使いましたか・・・。

 


M02.アイランド・ウィ・ラヴ(4’15”)ランキン・タクシー  ダニー・ドレッド

-H.Sherlock, M. Poulle, R. Lyndo, R.Lightbourne,-  EMI TOCP-24894

 


M03.Only You Know And I Know(3’46”)Joan Osborne

-D.Mason-  Compedia  9365

 


N  牙買珈国賛歌の「愛するこの島〜ランキンの牙買珈賛歌」に続いた力強いロック曲

は、ディレイニー・アンド・ボーニーで知られた、デイヴ・メイスン作の「オンリー・ユー・ノウ、アン

ド・アイ・ノウ」、これは先週も何曲か聞いて頂いたジョーン・オズボーンの同じアルバム

『ハウ・スィーティーズ』からでした。6、7、8日の実演に出掛けた人、いらっしゃ

いましたかな。残念ながらわたしは都合が付けられませんでしたが、今も当

日のリパトゥワが気になって仕方がない。どなかた教えて下さい。

では彼女との出逢いになったこの1曲もお届けしておきましょう。

スティーヴィー・ワンダーの『ソングス・イン・ザ・キイ・オヴ・ライフ』の冒頭曲でした。

「ある愛の伝説」。

 


M04.Love Is In Need Love Today(4’10”)Joan Osborne

-S.Wonder-  Compedia  9365

 


M05.ギヴ・イット・ヒア(7’25”)Rare Essence

-M.Kidd, J.Tex-  ジムコ JICK-89068

 


N  ジョーン・オズボーンに続いては久し振りのゴーゴ−・ミュ—ジックです。レア・エセンスの

「ギヴ・イト・ヒア」。このビートに触れるのは本当に久し振りです。やっぱりカッコ

いいですね。シンセがピーファンク的というかプリンス調でしたね。昔はこんな事に気付

かなかったなあ。

なぜ今頃ゴ—ゴ—か、と言いますと、今週の始めに「サラダ・デイズ」という映

画を観たのです。「サラダ」といいましても俵万智ではありませんで、ワシントンD.C.

の80年代のパンク・ロック盛衰記です。

わたしにとっては全く知らない世界で、音楽も全部同じにしか聞こえない。

案の定、心地良い冷房の効いた部屋で居眠りを始めてしまったのですが、そ

れを起こしてくれたのが、ご当地のもうひとつの音楽、ゴ—ゴ—でした。

同じ街、ワシントンD.C.で80年代に盛り上がった強烈なダンス・ミュ—ジックにはわ

たしもすぐに夢中になりまして、ファンクの未来を感じたものです。D.C.のパン

カーたちも黒人のゴーゴ−音楽家たちとの連帯を諮り、一緒に演演会を企画した

りしていたようで、短い時間でしたが、映画のなかでゴ—ゴ—が語られた後は、

わたしもずっと集中して観る事が出来ました。ゴーゴ−様々です。

 


M06.ドロップ・ザ・ボム(7’01”)トラブル・ファンク

-Reed, Reed, Davis, Fisher, Ausrey, Nixon, David-  Pヴァイン  PCD-2311

 


N  ワシントン・ゴーゴ−が世界に知られるようになった切っかけは、このシュガー・ヒル

からのアルバム『爆弾投下』ですね。82年当時わたしはシュガ—・ヒルのレコードを全部

揃えようと必至になっていた頃です。グランド・マスター・フラッシュの成功もあって、

音楽という表現行為が電気器機の操作に進んだ時代へ突入し、ちょっと違和

感を覚えていた時、同じレイベルから届けられた、多人数によるドカタ方的演奏作

業は、大変好ましく聞こえ、熱烈支持しました。シュガー・ヒルとの契約はこの

LP1枚だけで、ラップのような全米制覇は出来ませんでしたが、その後ワシントン

D.C.に戻って地元のT.T.E.D.レ—ベルから出した「セイ・ワット」には、全身が痺れ

ました。日本に来た時は初日を観に大阪まで出掛けた程です。今聞いても「爆

弾投下」、充分に刺激的ですね。

先の「ギヴ・イト・ヒア」、今の「ドロップ・ザ・ボ−ム」と、1曲が長く、トップ40

フォ—マットのラジオでは遠ざけられたようです。共に7分を超えてますから。実演

の場では1曲40分を超える長さで、その本来の姿は来日公演でも垣間見えま

した。座って鑑賞するのではなく、一緒に参加する盆踊りのような物なんだ

な、という認識でしたね。レコ—ドには短い放送仕様もいくつか作られましたが、

この手応え、充実感は、やはり長い反復を通り抜けてこそ得られるようで、

魅力を浸透させる迄には至りませんでした。皆さんもソーチョーからこんなに重た

く長く垢抜けないファンクでは、ただでさえ暑い1日が、ますますうっとうしく

なるでしょう。でもそこなんです、醍醐味は。

とは言えラジオですから比較的短いゴーゴ−も続けて2曲どうぞ。絶対的ゴ—ゴ

—専門レイベルの精鋭を集めたT.T.E.D.オールスターズがカサノーヴァ・ケヴをフィーチュアした

「グッド・トゥ・ゴー」。

そして正に決定的なこれの「レイディオ・エディト仕様」です。

 


M07.グッド・トゥ・ゴー(3’50”)T.T.E.D. オールスターズ & カサノバ・ケヴ 

-M.Kidd, R.Smith, G.Ellis-  ジムコ JICK-89068

 


M08.We Need Some Money(4’27”)Chuck Brown & The Soul Searchers

-C.Brown, J.Buchanan, L.Flemming, D.J.Tillsery-  T.T.E.D. 3004

 


N  T.T.E.D.オールスターズとカサノーヴァ・ケヴで「グッド・トゥ・ゴー」。そしてチャック・ブラウ

ンとソウル・サーチャーズで「ウイ・ニード・サム・マニ」でした。カッコいいね、ほんと。

映画「サラダ・デイズ」にちょこっと出て来たゴーゴ−・ミュ—ジック、わたしは、

この音楽の80年代初頭の興隆期に、この国で一番詳しくなろうと一念発起し

ましたが、結局は努力、能力が不足していたようで、挫折して終わりました。

「現」時代には、わたしがその頃に興奮気味に書いたゴ—ゴ—紹介記事掲載の

「ミュ—ジック・マガジーン」を送ってくれた方がいて、恥ずかしかったですね。ゴ—

ゴ—自体も最後まで商業的一般性を持ち得ず、ワシントンD.C.の地域芸能に戻って

行きました。これは当該音楽にとって、ある意味で幸せな事でもあるでしょ

う。そんな事も勉強しました。

肝心の映画は、80年代の実写と現在の追憶談話という、昨今よく用いられ

る成りたちです。興味深いのは、当時を証言する人たちが、揃って普通の、

ごく当たり前の、どちらかといえば保守的な雰囲気を漂わせていた事です。

落ち着いた調度の、本棚にはハードバックが並んでいる書斎で語る、という場面

が多かったのも、その傾向を助長したようです。日本のこの手の回想という

と、大抵は開店前の飲食店、酒場などを使って撮影されますが、明らかに違

っていました。

観た直後に、わたしよりは遥かにこの分野に詳しい人間からいろいろと教

えてもらう機会がありまして、そういうのをまとめて考えますと、ワシントンD.C.

のパンクは非常に真面目で、イギリスのような困窮した物質的不満の発散と言うよ

り、満たされた人間たちの心の迷いの表現だったのではないか、という思い

がします。ただし地域にルーツ的音楽ながなかったため、パンク的な手段を取るし

か方法がなかったのでしょう。どこかと似ていませんか。

映画「サラダデイズ」はこの秋、10月1日から新宿ケイズ・シネマで公開されます。

 


M09.The Message(7’14”)Grand Master Flash & The Furious Five

-E.Fletcher, M.Glover, S.Robinson, J.Chase-  Pヴァイン  PCD-3766

 


N  もう1本観た映画の話をしましょう。それは「エヴェバディ・ヲンツ・サーム」とい

うセ—シュン物です。こちらにも何の事前知識がなかったので、正直言って途中か

らは、「なんで俺がこんなナンパな映画を観るんだ」という疑問との戦いでした。

1980年秋に野球推薦で州立南東テキサス大学に進む事になった主人公の、入寮

してからの数日間を描いた作品で、学問と野球という大切な本分、厳しい規

則の寮生活が土台にありながら、日常は殆どが飲めや歌えの大騒ぎ、いや馬

鹿騒ぎの連続。80年代初頭の設定なので音楽にはどれも聞いた記憶があって、

口ずさめるものばかり。これがいけない。つい画面の連中の騒ぎに巻き込ま

れてしまうのです。

主人公を歓迎する宴が町のディスコで開かれます。そこへ繰り出す車中で全員

が唱和するのが、このラップの傑作「ザ・メメセヂ」。登場人物は殆どが白人なの

ですが、この映画の印象はこれでかなりが良くなったのも事実でした・・・、

と言いながらパンフレットを読み直したら、違いましたね。その時のラップ曲は、シュ

ガーヒル・ギャングの「ラッパーズ・ディライト」でした。時代的にも合致致します。失

礼致しました。

この野球部は、毎晩こんな宴会を開いてばかり。フレッシュ・シーズンを控えてい

るのに、女人禁制の合宿所の他、町のレストラン、バ−とあちこちで騒動を繰り返

します。面白かったのは、カントリー専門のダンス・ホ—ルや、当時急速に台頭しつつ

あったパンク・ライヴ・スポットにも出入りする場面です。流石テキサス、音楽が豊かで

すね。

物語は意中の同期女学生と交際開始に漕ぎ着けるという見事な結末で終る

のですが、今時こんな映画が存在出来るのか、と真面目に考えた程お粗末な

脚本。わたしはフツ—の映画をほとんど観ないため、世間の流れが分らないので

すが、この程度で映画が作れるの、どんな人が観るの、という疑問は、未だ

に解決されておりませんです。アメリカ本国では好評らしいんだけど、本当でし

ょうか。

わたしは全く推薦できませんが、次のアカデミー賞もらったりしてね。映画「エ

ヴェバディ・ヲンツ・サーム」余話でした。

 


M10.Moon & Star(2’07”)Paul Reddick

-unknown-   BSMF 2516

 


N  とても個性的なブルーズ・ハープの音。カナダの演奏家、ポール・レディック、4年ぶり

の新作から「月と星」でした。アルバム全体はかなり荒々しく重い響きが連続し

まして、わたしにはちょっとトゥーマッチなんですが、ハ—モニカの音色は極めて個性的

で、耳を奪われる瞬間が何度かあります。次の1曲では本人のヴォ—カルも聞く

者に迫って来ます。

「ラーヴ・アンド・ネヴァ・ノウ」。

 


M11.Love And Never Know(4’46”)Paul Reddick

-unknown-   BSMF 2516

 


M12.Por La Borda(4’40”)Maddy Rodriguez

-unknown-   BSMF 6085

 


N  ポール・レディックの「ラーヴ・アンド・ネヴァ・ノウ」に続いては、やはりカナダ人の、

マディ・ロドリゲスがスペイン語で唄った「マン・オーヴァボード」でした。彼女はまだ22

歳のシンガー・ソングライターです。既にヒット実績がありまして、この曲も本来英語詞

で唄われますが、「ロドリゲス」という名前を持つ彼女が、祖国カナダのスペイン語圏

に向けて吹き込んだ特別仕様となっています。

果たして、そのスパニッシュがカタコトであったかどうかは分りません。

 


M13.ナオミの夢(2’52”)ヘドバ・とダビデ

-K.Katagiri, D.Korivoshai-  コロムビア  COCP-39524

 


N  『昭和カタコト歌謡曲』男声編から、ヘドバ・とダビデで「ナオミの夢」でした。こ

の編集盤、発売から1ヶ月が経って、地味ながらある程度の評判を貰ってい

ます。「幻」重度聴取者のレイズイ酋長さんにはお買い上げ頂きましたようで、

ありがとうございます。

関連して、明日と来週日曜日夜9時15分からの「ラジオ日本名盤アワ—」には、

わたし自身が出演して内容を紹介します。相手は宮治の淳一。久し振りの電

波越しワツシ音声、ぜひお聞き下さい。周波数は1422キロヘルツです。

今のヘドバ・とダビデはイスラエル軍隊の音楽員だったそうです。どこの国にも

警察、消防、軍隊には音楽部門がありまして、専門職の従事者がいます。憧

れの職業音楽家ですね。大抵はブラスバンドで、マーチ演奏は圧倒的に上手い。

この2人がイスラエルの軍音楽隊で具体的に何をしていたかは知りませんが、所

属中に既に出会っていたようです。そしてシャバに出てデューオを結成し、第1回

東京国際音楽祭で優勝。唄ったのは、もちろん只今の「ナオミの夢」でした。

そのイスラエルから、女性3人のヴォ—カル・グループが登場。どんなハ—モニ—なのか興

味が沸きまして、さっそく聞いてみました。

 


M14.Yemenite  Lullaby(1’13”)A-Wa

-unknown-  Pヴァイン PCD-24548

 


N  これはアルバム冒頭に収められている「ヤメナイト・ララバイ」、と発音するのかなあ。

「闇夜の子守唄」とするのはあんまりか。ジングル代わりのトラックと言っても良

いでしょう。彼女たちはアラビア語で唄っているとの事です。わたしにはよく分

らない。唄い出しのヴィヴラートで揺する発声は、この地域のものなのか、民族

的表現なのか、この楽曲に限った技なのか不明ですが、一瞬驚かされます。

ではイスラエルの女三人ヴォーカル・グループ、エイワの、これは同国チャートで第一位を獲

得したヒット曲とのことです。

「ハビブ・ガルビ」。

 


M15.Habib Galbi(3’22”)A-Wa

-unknown-  Pヴァイン PCD-24548

 


N  「ハビブ・ガルビ」、イスラエルの女性ヴォーカル・グループ、エイワでした。「マイム、マイム」的

中東旋律です。冒頭のワン・ヒットは、雑音として皆さんも処理して下さい。

普段この「幻」でお届けしているようなヴォーカル・グループ・ハ—モニ—の重厚さが

なく、薄く平坦な響きですね。世界中の民族にはそれぞれの声帯、発声構造

があり、それに相応しい唄い方が自然と編み出されて来ています。それが歴

史、伝統というものでしょう。彼女達の唄声もイスラエルという土地の引き継いで

いる音声文化の延長線上にあるもので、あまり大きく鳴らさない伴奏も、そ

の声を軸に考えられていて、「なるほどな」と思わせられます。決して最新の、

傑出した響きではありませんが、エイワのひとつの味ですね。極めて単純なモチーフ

を繰り返してサブリミナル効果を狙う、ダンスホ—ル・レゲエの手法が用いられている点

にも、わたしは興味を持ちました。

ではエイワでもう1曲。

「ヤ・ライト・マン・イブソラク」。読み方不詳です、為念。

 


M16.Ya Rait man Ybsorak(4’24”) A-Wa

-unknown-  Pヴァイン PCD-24548

 


M17.宮城 異人殺しの子守唄「りんがじんと」(遠田郡小牛田町)(1’50”) 

寺尾紗穂

-trd.-  Pヴァイン  PCD-28030

 


N  イスラエルに続いては、日本語のヴォ—カルです。果たしてこれがこの国の古来の発

声、唄い方かどうかは不詳ですが、1981年に東京に生まれ育った寺尾紗穂と

いうシンガ—・ソングライターの最新作『わたしの好きなわらべうた』から「りんがじ

んと」を聞いて頂きました。これは宮城県遠田郡のマーダー・バラッドのようです。

今、すべての平均的日本人は自分たちを肯定する音楽の伝統を失っている、

とわたしは考えています。それ故にこのような、比較的取り付き易いわらべ

歌に、何かを求める気持ちを抱く若い人のココロは分らなくはありません。ただ

し、それを現代人が再現する事はとても難しく、まして同時代的に聞かせる

のは更に困難でしょう。今回彼女の挑戦は、まだ手探りのようでもあります

が、これ限りでない事を期待します。

では茨城県に歌い継がれてていたと云う「七草なつな」をもう1曲。

 


M18.茨城 七草の歌「七草なつな」(鹿島郡、須賀郡、つくば市など)(3’47”)

寺尾紗穂

-trd.-  Pヴァイン  PCD-28030

 


M19.いもむしごろごろ(4’50”)矢野顕子

-trd.-   MIDI  32MD-1039

 


後TM:ボーン・イン・シカゴ(アサー仕様)P.B.B.B.

 


N 今朝の最後は、矢野顕子「いもむしごろごろ」でした。1987年12月収録の

ライヴ・アルバム『グード・イーヴニング・トーキョー』からです。彼女は同世代の誰よりも、

わらべ歌の旋律にインスピレイションを見出していました。今でもそうですね。矢野

顕子の心で、「いもむしごろごろ」という音韻が、ここまで幅広い表現を可

能にする程にヒラメいたのでしょう。やはり天才は違います。

それとは別に、今のピアノ演奏は恐ろしくジャズ的でした。こんな風に聞こえ

た事なかったなあ。なぜだろう。

周波数1422kHzのラジオ日本、ワツシイサヲ出演は、明日の晩9時15分からです。

お忘れなくね。ご意見ご感想などはお便り、メイルでどしどし「宮治淳一のラジオ

日本名盤アワ—」番組宛にお送り下さい。圧倒的多数の絶大なる反響で、ヌシの淳

を追い出しちゃうから。来週も2回連続で登場です。

スマフォなどで表示に不具合が出た点、申し訳ございません。そろそろ全面復

旧か、という連絡が先ほど作業員よりありました。どうも鉄道会社お客さま

係のような答弁に終始しております。鉄道男、マイっております

今朝の特別付録は、以下の隠し場所です。どうぞお楽しみ下さい。

http://firestorage.jp/download/ce578e31f1d4aff323ad914597e72e278e90118f

ダウンロードパスワード zzig1w7s

今朝もちょうど時間となりました。

こちらは、http://osamusawada.com/category/mornin-blues-by-isaowashizu/

「幻」モーニン・ブルーズ、鷲巣功でした。来週もあなただけに。

 


s-mb160813写真図版


    • リス子
    • 2016 8/13 12:34pm

    「宮治淳一のラジオ日本名盤アワ—」ご出演おめでとうございまーーーーーっす!!!
    わっしーのお声がまた電波に乗って届けられるなんて、なんてステキなんでしょう♥(ウルウル)
    そして錦糸町でのワシズソニックはこの夏のメインイベントよーーみんな集まれーーー!!!

    • ワツシイサヲ
    • 2016 8/13 2:00pm

    イサオソニックじゃなかったっけ。命名は澤田修のハズ。

      • ビス子
      • 2016 8/15 12:35pm

      あ、そうだった(´ー`)
      イサオ!! でした。

    • ヴェンテン
    • 2016 8/13 2:30pm

    数日間、スマホ上に幻が表示されず、シロミの画面だったのでドキドキしました〜(>_<)。27時にはペルセウス座流星群は雲で見えませんでしたが、幻はバッチリでした( ^ω^ )。名盤アワーでまたわっしーのお声が聴けるなんて!涙。

    • プロフェッサー ロンゲ
    • 2016 8/13 3:25pm

    1422kHz )) お盆 (( 竪川親水公園

    お盆なので帰ってくるみんなを迎えましょう。
    感謝。感謝。ありがとう。
    今年も楽しみをありがとうございます。

    ビス子さん。私もイサオソニックだったと思いますよ。
    「一応突っ込んでおきました。」

    そう! ムジ “火の” 鳥さんに感謝です。

    • まゆりん
    • 2016 8/14 11:53am

    ワッシーさん、ご出演おめでとうございます!
    ワッシーさんのお声を電波越しで聴けると知り、早朝、台所しながら嬉し泣きしちゃいました。
    待ち遠しくて、ドキがムネムネです(^-^)
    あらゆることに感謝しながら、楽しんで聴きます!!!

    フフフ、モチロン錦糸町も心待ちデスワヨ(*^-^*)

    • ワツシイサヲ
    • 2016 8/15 10:59am

    緊急出演のお知らせ
    本日午後2時から、江東区のコミュニティFM放送局
    レインボーFMに出演です。どんなになるのか不明。
    来週の盆踊り告知主体だと思いますが、なんせ当日。
    取り敢えず行ってきます。

    • リス子
    • 2016 8/18 8:43pm

    わお!!!
    母屋でTwitterもみられるようになったんですねー!
    大家さん、お疲れ様&ありがとう。

    • 類似穴
    • 2016 8/18 10:53pm

    金球3時間は流石に聴き逃します。
    リクエストは3に関するものか、そもそも書き込む予定だった”鬼のカッティング”(出来れば日本人縛り)でお願い致します。
    腹はムッツニ割れました。

    • 類似穴
    • 2016 8/18 11:10pm

    カッテングモバッキングも同じようなものでせうか

    • 類似穴
    • 2016 8/18 11:22pm

    俺のミスチルのカヴァー

    https://www.youtube.com/watch?v=dwWZBC5QrFY

    サコウイッパク

    • 類似穴
    • 2016 8/18 11:30pm

    澤田さんにも聞きたい

    痲蛇婁のオニノカッティングで即座にで思いつく曲を教えてください。

    まぁお返事はないかな?

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