【幻】モーニン・ブルーズ 2016/09/03
- 2016 9/3
- カテゴリー : Diary (日記) . Mornin' Blues by IsaoWashizu
- 投稿者 : 大家
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mb160903
前TM : ヲーキン・ブルーズ(夜に近いアサー仕様)P.B.B.B.
N おはようございます。アサー、ワツシイサヲです。変則的な台風のお陰で、また、た
くさんの犠牲者が出ました。ご冥福をお祈り致します。
わたしの方は、今週半ばにようやく先週までの疲れが取れたな、という感
じです。加齢から来る体力低下でしょうか。こういう時に実感致しますね。
気が付けば二百十日も過ぎて、日々刻々と季節は変わって行きます。暑さ
は残っていても、昨日や今日ぐらいなら、過ごし易くなって来たと言えます。
あなたの夏は今年も長く暑かったでしょうか。振り返ると、あの陽に灼け
た日々は、随分と遠い事のように覚えます。
では今朝も進めてまいります。
まずは、決定的なこの1曲です。「九月に逢いましょう」
M01.See You In September(2’08”)The Tempos
-Edwards, Wayne- WEA WMC5-87/88
N 映画「アメリカン・グラフィーティー」サウンドトラックから「シー・ユー・イン・セプテムバー」、テムポー
ズでした。何時聞いても素晴らしい、と言いましても、これは本当は6月の
歌。最終学期が終って夏休みに入る前の、不安な想いが描かれています。
これから毎晩が寂しくなる
離れても、手紙を忘れないでね
ここでさようならを言ってしまったら
同じように逢えるんだろうか
この夏が終った次の九月に
きっと相手の少女はお金持ちの家の子なんですね。だから休みに入ると避
暑地に行ったきりになって、少年は取り残されてしまう。彼の地では何が起
こるか分らない。「避暑地の出来事」なんて話もあるくらいですから。それで、
不吉な予感を煽る夏の月の下で、しばしの別れを告げながら、恋の危うさに
怯えて、念を押している。
さてこの九月、ふたりは夏休み前と同じように逢えたのでしょうか・・・。
ぬわんちって。秋という季節の始めに相応しく感傷的に始まりました。「4
月と9月の歌は多い」というのが定説です。確かに九月は多い。ロド・ステュアート
の「マギー・メイ」も、ヴァカンスで出逢った年増女と別れて学校に戻る少年が、主
人公の歌でした。わたしには今年の夏を含めて、こんな思い出は一度もあり
ませんがね。
それはともかく、多いと言われる「九月の歌」を少々聞いてみましょう。
まず、クルト・ワイルの作った、ミュージカルの中の1曲です。
その名も「セプテムバー・ソング」。
M02.September Song(3’40”)Ella Fitzgerald
-M.Anderson, K.Weil- Real Gone Music RGJCD315
N 「セプテムバー・ソング」、エラ・フィッツジェラルドでした。彼女らしく、可愛らしい唄で
した。1960年の録音です。あの有名な「マック・ザ・ナイフ」もクルト・ワイルの曲です。
エラとは相性いいのかな。
さて、9月の歌、アース、ウインド・アンド・ファイアにはそのものズバリ「セプテムバ—」
というのもありましたね。これのヒット後、武道館に来たのが春の3月。シラケる
だろうな、と思ってましたが、全然そんな事なく、場内ノリノリになって、ディスコ
音楽には「季節」がない事を思い知らされました。。
次もやはりミュージカルから生まれた名曲。
「トライ・トゥ・リメムバー」、シンガーズ・アンリミテッドのアカペラ・ヴォーカル・ハ—モニ—です。
M03.Try To Remember(3’59”)Singers Unlimited
-H.Schmidt, T.Jones- ユニバーサル UCCU-5125
N 9月の火遊びを年の終わりの師走に思い出す「トライ・トゥ・リメムバー」、シンガーズ・
アンリミテッドのアカペラでお聞き頂きました。この歌はテムプテイションズも吹き込んでい
まして、LP3枚組のアンソロジーに入っていたのを聞いていた頃があります。
このように次から次へと「九月の歌」は出て来ます。欧米ですとフレッシュ・シー
ズンですから、それなりに別れと出会いが交錯するため、歌の題材には事欠か
ないのでしょう。
長い夏休みを終えて戻って来た人間は、それ以前と較べてどこか違ってい
る、それが成長なのか変化なのか、涼しい風が吹き始めたある日、親しい相
手にそれまで気付かなかった部分を見て、「はっ」とした経験はありませんか。
M04.September In The Rain(2’09”)Dina Washington
-Dubin, Warren- Golden Stars GSS 5287
M05.4%パントマイム(4’32”)ザ・バンド
-R.Danko, R.Robertson, L.Helm- TOCP-67394
N わたしには「九月に逢いましょう」と並んで決定的な1曲、「九月の雨」、
ダイナ・ワシントンでした。終了部分のストップ・ブレイクでのフェイクが絶品です。ここだけ
何回も聴き返していた事もありました。
その次はザ・バンドの「4%パントマイム」でした。この、全く関係ない2曲は、
瞬間的なスウィート・インスピレイションだけで並べたのですが、うまく繋がったな、とほ
くそ笑んでおります。
ちょうど先週お話したヴァン・モリスンがゲストで参加した、アルバム『カフーツ』からで
す。今のCDは、本来のLPにかなりたくさんの未発表トラックが追加された仕様
でして、ちょっとオリヂナル性がボケてしまっている感じがします。バンドにはこ
ういう事をあまりやって欲しくなかった、というのがわたしの本音。
さて、先週から聴き始めたハムブル・パイ、今週はアルバム『サンダ・ボックス』から
です。これはアーサー・アレグザンダーの、いやジョン・レノンの「ア−ナ」をスティーヴ・マリオット
が唄っているので、ずっと前から持っていたのですが、今回聴き返してみて、
なんとR&B的な作品だった事を再認識致しました。発表された74年は、わ
たしもまだロックに興味があった頃なんですが、こんな感じで聞いていなかった
なあ。「ハード・ロック・グループ」という先入観を強く持っていたからでしょうか。
リズムが不必要に重いところはありますが、全編楽しく通せたアルバムです。
では、その中からドビ—・グレイのヒット曲です。「ドリフト・アウェイ」。
M06.ドリフト・アウェイ(3’55”)ハムブル・パイ
-M.Williams- キャニオン D20Y4026
M07.By Your Side(5’07”)ジョアンナ・コナー
-unknown- BSMF 2520
N ハムブル・パイ、アルバム『サンダ—・ボックス』から「ドリフト・アウェイ」でした。これはス
ティ−ヴ・マリオットのヴォーカルではありませんね。フィルモアの「ハレルヤ、アイ・ラーヴ・ハー・ソウ」
で3番目に唄うグレッグ・リドリーのように聞こえますが、違うかな。スティーヴは
終わり頃、後ろの方で騒いでいるのが聞こえましたね。ノッてもうて、ノッて
もうて、抑えきれんと云った感じです。
続いたブルーズ・ロックは、ジョアンナ・コナ—の「バイ・ヨー・サイド」。ジョアンナという名
前でお分かりの通り、女性ブルーズ・ギタリスト/シンガーです。何でも14年振りに
スタジオ録音アルバムを発表したそうで、太く歪んだ音色でバリバリと進むこのよう
なナムバ—が主体ながらもスライドの達者な腕前をただ披露するだけでなく、音楽
の幅の広さを見せてくれます。
次にお聞き頂くのもそんな一曲ですね。サム・クックの「エイント・ザット・グド・ヌー
ズ」的に始まって、後半は説教師が登場してゴスペル風に終ります。トラムペットの
ソロやリズムのアレンヂも、なかなか面白い。
お聞き下さい、「ヘ−ヴン」です。
M08.Heaven(5’59”)ジョアンナ・コナー
-unknown- BSMF 2520
N 「ヘ−ヴン」、ジョアンナ・コナーでした。バック・グラウンド・ヴォ—カルが繰り返す、遅れそ
うな「ヘ−ヴン」のリズムが聞き所でした。本来のアクセント位置も伝わって来ます。
ジョアンナ・コナーは最新アルバムで、フュージョン・ジャズ的なブルーズも演奏していて、
相当な強者のようです。その割りにヴォ—カルが可憐。こういうタイプですとガラガ
ラのシワガレ声で怒鳴るのが普通ですが、このコントラストも独特です。ジョアンナ・コナーで
した。
さて、『昭和カタコト歌謡曲』の評が載っているので読んだレコード・コレクター8月号
に、ロンドンで行なわれたジョ—ジ・マーティン追悼式典の報告があります。そこに彼
の作品集6枚組『プロテデュースド・バイ・ジョ—ジ・マーティン:50イヤーズ・イン・リコーディ
ング』(Parlophone 07243 5326312 6)がカット写真で載っていました。2001年
の発表で、新宿のタワー・レコードで現物を見た事があります。その時、手には取
りましたが、殆ど知らない楽曲、演奏者で、高価でもあったので、買いませ
んでした。
追悼式典報告文章の中ではであまり深くは触れられていませんでしたが、
通して聞いてみたかったな、と思い立ったその矢先、見つけたんですよ。『ビ
—トルズ誕生以前の名曲たち オムニバス~ジョ—ジ・マ—チン』という2枚組を。彼の企
画制作した楽曲が32曲入った、先の6枚組の凝縮盤のような内容です。しか
も「ノット・ナウ・ミュージック」が版元ですから、税込み864円という破格値。新品
ですよ。
手に入れた晩おそく、ひとりで聞きまして、感じる所が沢山ありました。
ここからは2枚組『ビ—トルズ誕生以前の名曲たち オムニバス~ジョ—ジ・マ—チン』を、
聞きながらお話してまいりましょう。
M09.My Kind Of Girl(2’51”)Matt Monroe
-Bricusse- Not Now Music NOT2CD561
N マット・モンローの「マイ・カインド・オヴ・ガール」、ジョ—ジ・マ—チン1961年、ビートルズに
出逢う前のプロデュース作品でした。62年の劇的対面の前、この偉大なるプロデュ
ーサーは、このようなありきたりのポピュラ—音楽を作っていたのです。まあ、当
時の世の中には、今ではナンセンスな冗談としか思えないような音楽しかなかった
ワケですから、ジョ—ジ・マ—チンには何の罪もないでしょうが。
いま唄っていたマット・モンロ—はジェイムズ・ボンドの007シリーズ第二弾「ロシアより愛
をこめて」で知られるロンドン生まれの歌手。61年にはまだデビュ—直後でしたが、
この「マイ・カインド・オヴ・ガール」は、ある程度ヒットしたようです。ビートルズと出
逢わなかったらジョージ・マーティンはずっとマットの制作を担当していたかも知れま
せん。
彼はもうひとり、有名な唄い手の制作もしています。ジャズに近い場所に居
たイギリス女性のクレオ・レインです。
こちらは1954年の作品。26年生まれで50年にパーロフォン・レイベルで仕事を始
めたジョージ・マーティン、まだ駆け出しの頃です。
ジョニ—・ダンクヲースと彼のオ—ケストラと共に、エリントン・ナムバーから
「アイ・ガット・イト・バド・アンド・ザット・エイント・グ−ド」。
M10.I Got It Bad And That Ain’t Good(2’40”)
Johnny Dankworth & His Orchestra feat. Cleo laine
-Ellington, Webster- Not Now Music NOT2CD561
M11.Arriverderci Darling(2’14”)Edna Savage
-Rascel, Giovannini, Garinei, Fishman- Not Now Music NOT2CD561
N クレオ・レインのヴォ—カルでm「アイ・ガット・イト・バド・アンド・ザット・エイント・グ−ド」。
そしてその次はエドナ・サヴェイヂという女性歌手の「アリヴェデルチ・ダーリン」でし
た。これは日本でもよく知られた「アリヴェデルチ・ローマ」の英語版ですね。ジョ—
ジ・マーチンが非常に保守的なポピュラー音楽の中に居た、ということを明確に物語
る3曲を聞いて貰いました。
彼は音楽的な家庭環境で育ったワケではないのですが、ギルドホール音楽院を卒
業のクラシック素養を身に着けた男で、ビ—トルズとのセッションでは弦セクションの譜面を書
いたり、録音の場では指揮棒も振っていました。「イエスタデイ」を弦楽四重奏で
仕上げるというアイディアは、ジョージ・マーティンの発案でした。後にロックやR&Bで弦
編成が多用されるようになったのには、彼の存在抜きには語れないでしょう。
そんな能力の片鱗を感じさせる53年の作品をどうぞ。
チャ—リ—・チャップリンの代表作でもある「ライムライト」。
ロン・グードウインと彼のオーケストラです。
M12.Theme From “Limelight”(3’00”)Ron Goodwin & His Orchestra 53
-C.Chaplin-Not Now Music NOT2CD561
M13.Norse Code Melody(2’47”)The Alberts
-Gray, Gray- Not Now Music NOT2CD561
N 端正な「ライムライト」に続いたノヴェルティ音楽は、ズィ・アルバーツの「ノース・コード・メ
ロディ」、62年の作品です。わたしがジョージ・マーティンの存在を知ったのは、ハンター・
デイヴィスの「ビ—トルズ」を読んだ時です。14歳の時かな。ここで彼はコメディなど
のレコード制作をしている男として登場しました。決して主流ではない。いま想
像するに、パーロフォン・レイベルは、大手EMIの中では、かつての日本のレコ—ド会
社における学芸部門のような存在だったのではないでしょうか。音楽的傾向
を特化せずに主流とは少し違った制作物を考える、あくまで保守的な世界の
中で。ここまで紹介して来た音楽はみなこの条件に当てはまります。ここか
ら世界をひっくり返す音楽が生まれた・・・不思議なお話です。
次の作品もノヴェルティ風味溢れる面白いものです。
ジョイ・ニコルズ、ジミー・エドワーズとディック・ベントリーで「リトル・レッド・マンキ」
M14.Little Red Monkey(2’30”)Joy Nichols, Jimmy Edwards & Dick Bentley
-Jordan, Gale- Not Now Music NOT2CD561
M15.Love Me Do(2’22”)The Beatles
-McCartney, Lennon- Not Now Music NOT2CD561
N 2枚組『ビ—トルズ誕生以前の名曲たち オムニバス~ジョ—ジ・マ—チン』から、最後は
ザ・ビートルズの「ラーヴ・ミー・ドゥ」をお聞き頂きました。実はこの2枚組の冒
頭に収録されているのは、この曲なんです。但し、これは当時公式に発売さ
れなかった最初のテイクですね。とは言え、よくビ—トルズの録音が使えたなあ。
ナウ・ノット・ミュージックは海賊盤会社ではありませんから、正式な許諾の下にそれ
ぞれのコムピを組んでいる筈です。EMIがビ—トルズを出すかなぁ、と少々意外で
した。原盤権が50年で失効するという考えに則れば、私家盤扱いも出来なく
はないでしょうが、ここまで聞いて来た音は全てマスタ—・テイプ・クヲリティです。ひ
ょっとして、先のCD6枚組『プロデユースド・バイ・ジョ—ジ・マーティン:50イヤーズ・
イン・リコーディング』を原盤マスターにしてたりしてえ・・・。果たしてどうなってん
のかな。
M16.Love Is Your Name(3’31”)Steven Tyler
-L.Lee, E.Paslay- Dot B002521902
N スティーヴン・タイラーの「ラーヴ・イズ・ヨー・ネイム」、最新の「カントリ—」アルバム『ウィ・ア−・
オール・サムバディ・フロム・サムウェア』からです。あのアーロスミスのリ—ド・ヴォーカリストがカントリ—
を、と云う話を聞いて、「ザマアミロ」と思ったわたしですが、よく考えると、
アーロスミスもスティーヴン・タイラーも殆ど聞いた事なく、せいぜい「ヲーク・ディス・ウェイ」の
サビを知ってるくらい。しかもランDMCでね。だからエラそうな事は言えません
が、とても興味があったので聞いてみました。
今のは新しいカントリ—の流れを掴んでいるな、と感じた1曲。ブラッド・ペイズリ
ー調でもあります。作者のクレジットをブラッドと勘違いしてしまった程です。
全体にヘヴィでメタルなギタ—が其処彼処で聞こえますが、当節のカントリ—音楽は、
この程度なら許容範囲でしょう。いまのところ、印象は悪くありません。
アルバム中でも2曲目、3曲目と続いている表題曲「俺立ちゃみんなどっかの
誰かさ」と「ホ—ルド・オン」を続けてどうぞ。
M17.We’re All Somebody From Somewhere(2’57”)Steven Tyler
-S.Tyler, J.Johnson- Dot B002521902
M18.Hold On(2’52”)Steven Tyler
-S.Tyler, J.Boyd, J.Gutstadi, J.Peters- Dot B002521902
N なかなかいいでしょう、スティーヴン・タイラ—のカントリー・アルバム。これらの他にも
まだ面白いトラックはあります。かなり充実した手応えを感じています。流石ヴェ
テラン。それと同時にカントリ—音楽のとても広い領域を目の当たりにする思いです。
スティーヴン・タイラ—のアルバム『ウィ・ア−・オール・サムバディ・フロム・サムウェア』からでした。
次は先週アフロビートをお届けしたL&Sの編集盤からもう少し行きましょう。
まずは、これが聞いて貰いたい。
シャレロ・バンドで「カシューイ」
M19.Caashooy(2’33”)Sharero Band
-Ahmed Abukar- L & S AFR7-CD-01
N リフが「港のヨーコ」ですね。他にも完全に歌謡曲みたいな物もあります。アフリカ
には、時折なんでこんなに日本の音楽と似てるんだろう、と思わざるを得な
い歌や旋律と出くわします。ママドゥ・ドゥムビアの1枚目を作っていた時にも何
度か感じた事ですね。ママドウのマリは西アフリカ、L&Sの本拠地はインド洋に面した東
アフリカ、ソマリアの大都市モガディシュ、そして日本は極東の島国。少なくとも直接的
な文化のつながりは全くなく、お互いを地の果てだとしか思えない距離なの
に不思議です。また、このシャレロ・バンド、ママドウ共にサンターナの影響を受けている
ところも似ています。
今の「カシューイ」は、アフロビ—ト成立前夜といった趣きの響き。現地では当時き
っと電気オルガンが最先端の楽器だったんでしょう。アーメド・アブカーという北部出
身の盲目歌手がフィーチュアされていました。
次は生楽器と二重唱です。
アーメド・ラブシャとヒボー・ヌーラで「ボホール・ユー」。
M20.Bohol You(3’26”)Ahmed Rabsha & Hibbo Nira
-Ahmed Rabsha – L & S AFR7-CD-01
N 規則正しく打ち鳴らされるパカッションのビ—トが気持ちよかったですね。「ボホー
ル・ユー」アーメド・ラブシャという男性とヒボー・ヌーラという女性でした。アーメドはモガデ
ィシュ伝統音楽専門学校の講師をしていたそうで、1973年のこの録音が二人に
とって初めての体験でした。ヒボーはこの種の音楽をソマリ・ルムバと呼んでいたそ
うです。「ルムバ」というのはアフリカや南米の音楽を解くひとつの鍵のような言葉。
キング・サニー・アデの音楽を「リンガラ」と名付けたのは中村とうようでしたが、現
地やフランスでは「ルムバ・ロック」が呼称として定着していたようです。
さてL&Sのコムピ盤から最後は、マゴールという女性歌手の
「シムビア・ヨホウ〜おお小鳥よ、あなたは飛んで行けるのね」。
M21.Shimbir Yohou(6’54”)Magool
-Hadrawi, A.karim- L & S AFR7-CD-01
M22.See You In September(4’20”)Bass Sonics
-Edwards, Wayne- ユニバーサルMVCL-24903
後TM:ボーン・イン・シカゴ(アサー仕様)P.B.B.B.
N マゴールの「シムビア・ヨホウ〜おお小鳥よ、あなたは飛んで行けるのね」、良かった
でしょう。7分近くの長きに亘ってずっと唄いつづけていましたね。これも凄
い能力だ。彼女はモガディシュで1970年までには、かなりポピュラ—な存在になっ
ていたようですが、絶頂期を迎えたのは80年代でした。それ以前、今の73
年の録音でも既に貫禄が感じられますね。
最後は今朝の1曲目の「九月に逢いましょう」のライヴ・アナログ・メガ・ベイス
仕様。ベイス・ソニクスという架空団体の演奏でした。これを聞いてね、あ、今年
の夏はハワイアンを聞かなかったな、と気付きました。「幻」でもお送りしません
でしたね。今年この後、お届けする機会があるかなあ。
ト—キョ—FMの「幸せのテネシー・ワルツ」は昨日の朝、無事終了しました。ところど
ころ眠ってしまいながらも、最初の針飛びサム・クックから最後の朗読まで聞きま
した。同傾向の番組がすぐにでも始まって欲しいですね。ただし、「アナログ盤
だから頭出しが完全に出来ない」という言い方には抵抗がありました。多分
レコ—ド・プレイヤーを繫いでいるだけで、キューイング可能な機材設置をしていないの
でしょう。だから溝を見て針を置く事しか出来ず、冒頭が欠けたり、前曲の
終了部分が出たりするのだろう、このように推測しました。アナログ盤主体の放
送と謳いアナログ・レコ—ドのプレス屋が提供主なのにね。制作担当のコ—イチロ—、しっ
かりせいや。
土曜日、いや日曜早朝の「トランス・ワールド・ミュ—ジック・ウェイズ」も聞きました。
この時は相手がヒゲ面でなく、わたし以外がすべて女性だったので、ご機嫌に
やってましたねえ、ワツシイサヲは。お前もしっかりせい。
さて、今朝の特別付録は、以下の隠し場所です。どうぞお楽しみ下さい。
http://firestorage.jp/download/6c08e71b581ac53d853e4958377f042520b18da4
ダウンロードパスワード hxxkb8w1
今朝もちょうど時間となりました。
こちらは、http://osamusawada.com/category/mornin-blues-by-isaowashizu/
九月第一回の放送「幻」モーニン・ブルーズ、鷲巣功でした。来週もあなただけに。
大家さんも店子さんも
今週もありがとうございます!!
みなさま、電波状況が不調のようです。当方でも原因追及中。日本音楽著作権協会の妨害か?
済みませぬ。こちら落としてみてください。わたしは出来ました。
http://firestorage.jp/download/366982f08d348d89566b3986fec45d5c00e54e4c
ダウンロードパスワード n9tt786f
いつもありがとうございます。できました〜!
ウインドウズでは不具合が出るようです。スマフォでは落とせました。おそらくファイアストレイヂ
側の原因ではないでしょうか。ご迷惑おかけして、申し訳ありません。
ワッシー、朝からありがとねーー
ヾ(o´∀`o)ノ
かたこと )) 昭和歌謡 (( カタコト
鷲巣功様 澤田修様
こんにちは。
放送開始時のDLでエラーが出ましたので待機しておりました。
先ほど無事完了しましたのでこれからゆっくり楽しみます。
ここのところ盆踊りやら河内音頭やら重なってお伝え出来てない事が
たくさんありますが、ミーターズの2枚組からの紹介良かったですよ。
聴いてて、あれ?違うと感じたのはシングル盤だからでしょうか。
家でLPで聴いてるとミーターズってルーツミュージックに捕われずに
わりといろんな楽曲に挑戦してヒットをねらってる感じが好きです。
(一発を狙ってないプロデュースってまあないでしょうが。(笑))
「 昭和カタコト歌謡 女性編•男性編 」
鷲巣さんのプロデュースが紹介されたラジオ日本とトウキョウFM拝聴しました。
田中美登里さんとのお話は二人とも周知の仲でリラックスしてる感じが伝わって
きました。
この盤の中ではアグネスラムと酒飲み応援歌がお気に入り。
一家に2枚必携ですね。
1日遅れのアサー!!
で、無事、店で聴けておりますヾ(o´∀`o)ノ
ステキなBGMになりました。
様々な9月の歌、懐かしさを伴って夏の疲れがゆっくり癒されるような心地よさです。
そして、なんと私の愛するThe Demon of Screamin ステイーヴン のアルバム!
ナッシュビルで気持ちよさそうに歌うステイーヴン。
ステイーヴン・タラリコが浸り、そして今に至る彼の音楽の世界が凝縮されているようにも思えるアルバム。
エアロヘッズの私としては、トラック8、10等、エアロのメンバーとのバージョンでも聴きたい思いもありますし、14はエアロバージョンより深みを増して聴こえます。
いつか「男でも女でもその人の心が分るんだ」と言っていたスチらしい選曲「心のかけら」。。.(非常に切ないジャニスジョップリンの映画公開も今週とか。)
まさか、鷲巣様がスチを取り上げてくださるなんて。
嬉しい朝になりました。
有難うございました。
鷲巣さん、澤田さん、こんにちは。
イサヲソニック、無事に終わってよかったです。そしてお疲れ様でした。
リクエストがあります。忘れられない衝撃、梅津和時とバーナード・パーディのjirokichiでのライブ、
もう一度聴きたいです。
今週も幻、ありがとうございました!!!
NOT NOW 恐るべし https://www.youtube.com/watch?v=ONrtC4xr_5c
そして Youtube 恐るべし
若い人がむさぼるように聴いて、筋金入りの面白いDjは現れないのか?自然発生的に。
コジン的に老後が心配です。
中秋の )) アロハハワイ (( 名月だ
鷲巣功様 澤田修様
こんばんは。
今週の番組も楽しみました。
一番はM19。
港のヨーコの前のドラムの出だしがたまらなくかっこよかったです。
電波のモーニングブルースの時の昭和日本のハワイアン特集が今でも
忘れられません。
加山雄三さんとエセル中田さんは私には未体験の南国音楽でした。
次回のハワイアンも楽しみにしてますヨ。
チャオ!