【幻】モーニン・ブルーズ 2016/09/10

mb160910

 

前TM : ヲーキン・ブルーズ(夜に近いアサー仕様)P.B.B.B.

 

N  おはようございます。アサー、ワツシイサヲです。モーニン・ブルーズ、今朝も元気よく参

りましょう。先週の最後に「今年はハワイアン聞かなかったなあ」、なんてつぶや

きましたら、即座にもうひとりのわたしが「レゲもあんまり聞かなかったんじ

ゃないの」と突っ込んできました。その通りでしたね。この音楽の夏の動き

にもほとんど接触しなかった、2016年です。別に愛想が尽きたワケではないの

ですが、何故か縁遠かったなあ。

では、そんな想いを噛み締めつつ、みんなで早朝チャントです。ご唱和下さい。

ウイングレス・エインジェルズで「ノー・ダーク・ゼア」。

 

M01.No Dark There(4’17”)Wingless Angeles

-trd.- Mindless

 

M02.Love Has Found It’s Way(4’44”)Frankie Paul

-D.Brown-  boomshot  BS-2116

 

M03.パライソ(4’12”)フェルナンド・デンポラォン

-unknown-  PCD-24542

 

N  ウイングレス・エインジェルズ「ノー・ダーク・ゼア」、これはこの間レゲ棚の整理をしたら、

オリヂナルの通常仕様アルバムの他に、その後で出た豪華盤がなんと2枚出て来まし

た。完全なダブリです。出た直後に飛びついて買った覚えはありますが、なん

で2枚なのでしょう。しかもこの日まで気付かなかったのもねえ・・・。わ

たしとしては珍しい事ではないものの、ちょっとカックンでした。気晴らしにそ

の豪華盤の中から1曲お送りしました。

続けて「ラーヴ・ハズ・ファウンド・イッツ・ウエイ」、デニス・ブラウンの名作ですね。唄っ

ていたのは目の見える盲目歌手、フランキー・ポールでした。日本に来た時、宿泊先

のキャピタル東急で池の鯉にエサをやっていたそうで、招聘元の担当者の頭は混乱

したという話を聞きました。それはともかく、いい声です。デニスの歌ばかり

を集めた2013年のアルバム『リスペクト』からお届けしました。

ここまでがこの夏あまり聞かなかったレゲ。その後に繋げたのは、フェルナンド・

デンポラォンというブラジルの独立系ポップ歌手の新作から「パライソ」、ポルトガル語で

「天国」ですね。細野晴臣の極楽三部作の『はらいそ』と同じ言葉です。スティ

ール・ギターを上手に使って、くつろいだ雰囲気を演出しています。暑さが和ら

いでいく昨日今日、うまく合うのではないか、とお聞き頂きましたが、如何

でしたでしょうか。現代ブラジルにもこんな音楽があるのですね。

ブラジルと言えば、なんとか無事に終了したリオのオリムピック。細かな問題はたく

さんあったでしょうが、よく終れたな、という感想が正直なところです。わ

たしは始まらないんじゃないか、とまで想像していましたからね。

9月4日の東京新聞にドナルド・キーンが書いていました。五輪開催中の報道が、

あまりに日本選手中心で、「全体主義国にいるような気分になった」とね。

わたしも同感で、特に吉田沙保理が金メダルを逃がした時の集団ヒステリー状態は、

みっともないとも感じました。これも新聞記事にありましたが、相手のアメリカ

選手のヘレン・ルイーズ・マルーリス選手がどのくらい吉田沙保理を研究し尽くしたかが、

もっと報道されて然るべき、という意見に賛意を表明します。国の闘いじゃ

ないんでしょ、オリムピックは。

日本の入賞選手への談話取材の最後に必ず「4年後は・・・」と、ト—キョ—に

無理矢理つなげるのも、明らかな作為を感じて、気持ち悪かったですね。わ

たしは今なお2020年の東京オリムピックに反対なのです。

さて、レゲ棚の整理をしていて、もうひとつ発見がありました。春先に3週

間くらい連続で、ジャメカで受けていたジャムプ・ブルーズを聞いて貰った事があり

ましたね。その時に使った『ジャムプ・ブルーズ・ジャメカ・ウェィ』、信頼するファンタステ

ィック・ヴォヤーヂからの3枚組ですが、それとそっくりな、やはりファンタスティック・

ヴォヤーヂからの3枚組が出て来たんです。発売には2年の開きがあって、CD

番号も違いますが、同一商品、あるいは体裁を変えた再発盤に見えます。

「あ、これもかあ」とガックリきかけて、曲目を照らし合わせたら、なんと全

くダブリのない別のもので、胸を撫で下ろしました。

では今回発掘されたファンタスティック・ヴォヤーヂの3枚組『ジャムプ・ブルーズ ストゥリクト

リイ・フォ−・ユー』からお聞き下さい。

まずはルイ・ジョーダンです。「G.I.ジャイヴ」。

 

M04.G.I.Jive(3’01”)Louis Jordan

-J.Mercer-  Fanstatic Voyage  FVTD140

 

N  「G.I.ジャイヴ」ルイ・ジョーダンでした。ジャメカでは人気のある1曲だったらし

いですね。コクスンから70年代に再発もされていたようです。エルヴィス・プレズリの

「G.I.ブルーズ」は、これをヒントにしたのかも。ジョニー・マーサーの作品というのがミ

ソ。先週のラジオ番組「幸せのテネシー・ワルツ」でも、彼の事が話題になっていまし

たが、ルイとの接点は全く知りませんでした。ベニー・グドマンにも楽曲提供をし

ていたと言いますから、その延長かなあ。ルイが如何にポピュラーだったかの

証明でもありますね。

次はロスコー・ゴードンです。「ヌー・オーリンズ・ウイミン」。

 

M05.New Orleans Wimmen(2’31”)Rosco Gordon

-R.Gordon, J.Taub- Fanstatic Voyage  FVTD140

 

N  ロスコー・ゴードン1952年の作品「ヌー・オーリンズ・ウイミン」。彼にしては割とストレイトな

唄い方です。アメリカ初の黒人専門ラジオ局WDIAで紹介されて人に知られるよう

になり、その後サム・フィリップスのサン・レコ—ドに吹き込んでいます。今の「ヌー・オーリ

ンズ・ウイミン」はRPM原盤でした。強いブーギー・ウーギ−調のピアノも彼の魅力のひ

とつ。50年代後期にはプラターズのバックを付けていた事もあるようです。

さて、3枚組『ジャムプ・ブルーズ ストゥリクトリイ・フォ−・ユー』から、こちらはあなた

もどこかで聞いた事があるでしょう。

ナッピ・ブラウンです。「ドント・ビ・アングリー」。

 

M06.Don’t Be Angry(2’26”)Nappy Brown

-N.Brown, F. Mendelsohn, R.M.McCoy-  Fanstatic Voyage  FVTD140

 

N  ひょうきんな唄い出しがジャメカでも受けたんでしょうか。ミリー・スモールの「マイ・

ベイビ−・ロリー・ポップ」によく似ています。アメリカ本国でも大ヒットした「ドント・ビ・

アングリー」でした。

この3枚組『ジャムプ・ブルーズ ストゥリクトリイ・フォ−・ユー』、ファンタスティック・ヴォヤージら

しく丁寧な解説付で85曲を収録。充分な手応えです。見つけて良かった。こ

の評判が良かったから『ジャムプ・ブルーズ・ジャメカ・ウェィ』が組まれたのかもし

れません。このレイベルからは同系のジャケットで『ジャムピング  ザ・シャッフル・ブルーズ』

という編集盤も出ていたようで、こちらも聞いてみたいですね。

さて、先週ジョージ・マーティンの初期の作品を聞いて頂きました。その時に重大

な忘れ物をしていましたので、今朝あらためてお届けします。

まずは聞いて下さい。ジャック・パメルと彼のリズムで

「ザ・ホワイト・スーツ・サムバ」。

 

M07.The White Suit Samba(2’54”)Jack Pamell & His Rhythm  2-6

-Pamell, Clark-  Not Now Music NOT2CD561

 

N  ジャック・パメルと彼のリズムで「ザ・ホワイト・スーツ・サムバ」でした。巨匠ジョージ・

マーティンは、クラシック音楽の素養、楽曲を見抜く力、的確な編曲感覚の他に、調整

室での作業能力も高く評価されています。テイプ・レコーダーを使った魔法のよう

な効果音演出が得意で、例えば「イエロ・サブマリン」や「レヴォルーション NO.9」など

でその力は発揮されています。その下地はまだビートルズに出逢う前の、「学芸

部員」だった頃にコメディやノヴェルティの制作を通して培われていたようです。

アビーロード・スタジオに備えられている効果音テイプの種類は頭に入っていたとい

い、ビートルズのセッションで技術を担当した相棒のジェフ・エメリックの回想にも、ジョージ

が「倉庫のあの辺りに伝声管を使ったしゃべり声のテイプがあるから持って来

い」などと指示を出す行りが、何度も出て来ます。こういうとこ、カッコ良いで

すよね。

今でしたらPCのキイを叩けばすぐに出来上がってしまう音ループも、昔は磁気

テイプを手切り編集して繋げ、それをテイプ・レコーダーにかけて回し、欲しいタイミング

で録音するという図画工作のような過程でこしらえていました。「ザ・ホワイト・

スーツ・サムバ」でも通奏されたアブクのような音はテイプ・ループでしょう。1/4インチの

魔術師ジョージ・マーティンの面目躍如たる仕事です。そこにパーカッションを絡めて行く

のは、『リヴォルヴァ』の「トマロウ・ネヴァ・ノウズ」と同じやり方ですね。

前出ジェフの回顧録では、ジョ—ジはいつも取材を受ける時に人払いをした、

つまり自分に都合が良い事をだけ答えていたと書かれていて、そこを読んで

以降シラケて、わたしも彼を全面肯定する事がなくなりましたが、この廉価2枚

組『ビ—トルズ誕生以前の名曲たち オムニバス~ジョ—ジ・マ—ティン』に流れている、独

特のユ—モア感覚には脱帽です。流石ジョージ・マーティンでした。

 

M08.Gypsy Girl(4’29”)Steven Tyler

-S.Tyler, R.Copperman,D.Hodges-  Dot B0002521902

 

N  先週もお届けしたスティーヴン・タイラ−の「カントリ—」アルバム『俺立ちゃみんなどっか

の誰かさ』から「ジプシー・ガール」でした。

娘さんが女優で映画に出ていたのを観た事がある他は殆ど何も知らず、わ

たし自身も初めて向き合って聴いたスティーヴンの音楽には、昔からのありがたい

愛聴者「八王子60オーバ−」さんから熱烈なお便りを頂きました。こんなにスティ

ーヴンをずっと好きだった人から感謝されてしまうと当方若干当惑気味です。

「いまのところ、印象は悪くありません」なんて評価じゃ、大いにご不満

でしょう。実際、誠に、正直なところ、いいなあと思ってたんですよ。まず

楽曲が揃っている。そして微妙な距離感を持って直接的なメッセヂを唄い上げる

スティーヴンが、とてもカッコ良く見えていました。激動を通り抜けた大人の歌、と

いう印象は褒め過ぎか、いやそんな事はありませんね。

今朝は7曲目の「ジプシー・ガール」をお届けいたしました。このアルバムには、

八王子60オ—バ—さんもご指摘の超有名曲の決定的なカヴァが入っています。そ

れは来週かな・・・。

 

M09.Shrine(5’46”)Jeff Beck

-J.Beck, C.Vandenberg, R.Bones-  Atco R2 555546

 

N  こちらも大物の新譜から。話題になっているジェフ・ベックです。若い娘ふたり

と一緒に仕上げた今回の作品、カッコいいですよ。今のは最後に収められている

「シュライン」という曲。冒頭と終了部分で聞かれるジェフのカデンツァが美しい。ピック

を使わない指のタッチが綺麗に出ています。クラシックの最高峰の人たちは、難しい

事を上手にやるより、いかに美しく自分の欲しい音色を出すかが、最優先課

題です。ジェフも完全にそういう域に達してるな、と確信しました。ずっと前

からそうなのでしょうが。

そして彼の目指す音色は、澄みきった余韻の純度の高い響きだけではあり

ません。こんな風にもギタ—を鳴らします。

 

M10.Right Now(3’57”)Jeff Beck

-J.Beck, C.Vandenberg, R.Bones-  Atco R2 555546

 

N  これはジミヘンだね。ただ緻密で端正に仕上げる所がジェフらしいでしょうか。

娘ふたりは、ヴォーカリストとリズム・ギタリスト。全然ものおじせず、堂々と表現して

いるのが美しい。もちろん新鮮さは充分に漂っています。この3人で一緒に

写っている写真がありまして、ジェフが妙に気張ってる姿が面白く見えます。

次はメドリーになってるような2曲を続けましょう。

「エドナ」そして「ザ・バラッド・オヴ・ザ・ジャージイ・ワイヴズ」。

 

M11.Edna(1’02”) ~ The Ballad Of The Jersey Wives(3’50”)Jeff Beck

-J.Beck, C.Vandenberg, R.Bones-  Atco R2 555546

 

N  幕が上がる前の序曲のような「エドナ」、続いてブラック・サバス風なリフが支配する

「ザ・バラッド・オヴ・ザ・ジャージイ・ワイヴズ」、音の一体感が気もち良いですね。

通して全員で同時に唄い演奏しているのではないでしょうか。ベイスとドラムスは、

それぞれデイヴィド・ソラーズィとヂノヴァーニ・ポラッティという男たちが務めています。

彼らの堅実で出過ぎない演奏も、全体の引き締まった仕上がりに貢献してい

ます。今朝はお届けしませんでしたが、ファンキ—な曲も入ってます。

各曲ともソロの構成がやはり別格ですね。ペンタトニックやブルーノートを凌駕した、ジ

ェフ・ベック・スケ—ルみたいな音階、音程感があります。ずっと前からそうなので

しょうが。

もうひとつ、わたしが嬉しかったのは、この新譜がアトコ・レイベルからのリリース

だった事です。モノクローム印刷のジャケット裏にあのロゴだけがカラ—で光ってます。ジ

ェフ・ベック話題の『ラウド・ヘイラー』でした。

さてジェフ・ベックも大好きなカントリー・ミュージックへとまいりましょう。先週スティ—

ブン・タイラーの新作を聴いて「カントリ—音楽のとても広い領域を目の当たりにする

思い」など言っていましたら、現代カントリーはもっと広い領域を持っている事実

を思い知らされました。

フロリダ・ジョージア・ラインの新作『ディグ・ヨー・ルーツ』からです。

なんとジギ−・マーリーが参加した1曲「ライフ・イズ・ハニームーン」。

 

M12.Life Is A Honeymoon(3’05”)Florida Georgia Line feat.Ziggy Marley

-T.Hubbard, B.Kelly, C.Barlowe, D.Marley, J.Schmidt –

Big Machine  0843930024810

 

N  何の破綻もなく調和していますね、フロリダ・ジョージア・ラインとジギ−・マーリーで、

「ライフ・イズ・ハニームーン」でした。

ブライアン・ケリーとタイラー・ハバードのデューオ、フロリダ・ジョージア・ラインは澤田修に「こ

れ、絶対カッコイイよ」と教えられて聞いたのが最初です。如何にも現代的なスピ—

ド感をもった最先端のカントリ—音楽、確かにカッコ良い。今回は意味有りげな表題

の下、幅広い音楽を聞かせてくれます。そのひとつが今の、ジギ−・マーリーと合

作した「ライフ・イズ・ハニームーン」でした。フロリダ生まれのブライアンは、レゲをずっと

聞いていたのでしょうかね。

彼らの音楽は「ブロ・カントリ—」と呼ばれるそうです。現在の他の分野からの

影響を大いに受けた最新型のカントリ—、ということでしょうか。確かにモーニン・ブ

ルーズでよく流れる年寄りのカントリ—音楽とは違いますし、フロリダ・ジョージア・ライン

の後では、ブラッド・ペイズリーもひどく保守的に聞こえます。ただね、唄い方は

紛れもなくカントリーなんです。そこが面白いトコロジョーヂ。果たしてカントリ—は、この

ような流れの中を進んでいくのでしょうか。

もうひとり、カントリ—音楽の若き旗手、ブレイク「中村獅童似」シェルトンも新譜を出

しています。今朝はその中から「ドゥーング・イト・トゥ・カントリ—・ソングズ」。

 

M13.Doing It To Country Songs(3’00”)Bleke Shelton

-J.lyda, P.Overstreet, M.Dodson-  Warner Bors. 555352-2

 

N  この1曲は、従来のカントリ—・ソングとして許容される響きです。最新アルバム『イ

フ・アイム・オネスト』は、基本的に穏やかなアコ—スティックな楽器の中で、ブレイク・シェルドン

が唄っています。決して古臭い音ではないのですが、フロリダ・ジョージア・ラインの

ようなやんちゃなところがない、って言ったらいいかな。年齢でしょうか、

落ち着いた出来映えです。これはフロリダ・ジョージア・ラインの直後に聞いたからか

も知れません。

次は今週レコード店で出会った男、ベン・ロンコー・ソウルです。わたしは知らなかっ

たのですが、7年ほど前にレコード・デビュ—していて、来日経験もあります。簡

単に言ってしまえば、フランスのR&B好きですね。黒人音楽に憧れるのは、普通

の人間ならば当たり前の事ですが、アメリカ人はそのまんま出来ない。ブルーズだ

って、ごく少数の理解者こそいましたが、若者の音楽として認知されたのは、

ポール・バタフィールド・ブルーズ・バンドの登場以降です。でもオランダ人とかフランス人の

中には、そのまんまやってしまう人がいます。この男も「ソウル」なんて名乗っ

ちゃうくらいに黒人音楽好きなのでしょうが、フランス人という事で、味わいが

ちょっと違う。わたしはそこが面白く聞こえます。日本人は好きな対象の真

似を続けると一緒になれるものと勘違いしてしまいますが、ベン・ロンコー・ソウル

のような存在は、大いに参考になるような気がします。

今朝は大胆にもジェイムズ・ブラウンをカヴァした、これ聞いて下さい。

「プリーズ、プリーズ、プリーズ」。

 

M14.Please, Please, Please(2’53”) ベン・ロンクル・ソウル

-J.Brown-  ユニバーサル RBCP-3147

 

M15.Oh Susannah(2’02”)James Taylor

-S.C.Foster.-  Warner Bros. 7599-27183-2

 

N  突然の「おぉ、スザーナ」、ジェイムズ・テイラーでした。なんで此処にこれか、という

のにはワケがありまして、関連音源を続けて聞いてもらう予定だったのですが、

ちょうど時間となりまして来週に先送りとなり、これだけお聞き頂いた、す

べてこちらの都合です。J.T.済まぬ、来週また出て来てくれ。

さてカロ・エメラルドを覚えていますか。早朝のラヂオ番組があった頃、盛り上が

りましたね、彼女と似た路線の女性歌手が、今度はフランスから出て来ました。

パリに住んでいるアメリカ人のロビン・ベネットという唄い手です。懐古趣味的な装い、

音作りが飛び込んできますが、この手の音楽は、ヨ—ロッパでは変わらないひと

つのクラブ音楽の形として、継承されているのかも知れません。そこをどうや

って同時代的に更新して行くか。これがキモでもありますが、聞いてみましょ

う。

「ザ・ソング・イズ・ユー」です。

 

M16.ザ・ソング・イズ・ユー(3’39”)ロビン・ベネット&バン・バン

-unknown-  PCD-24541

 

N  ロビン・ベネット&バン・バンで「ザ・ソング・イズ・ユー」でした。グランド・キャバレー時

代のビッグ・バンド的なジャングル・サウンドを模しているようですが、モ—タウン・シャッフ

ルだな、これの基本は。なかなかのセンスと見た。まだこの1曲しか知りません

が、どんな素材をどんな調味料で味付けしているかアルバムを聞いてみたいです

ね。

先週「九月の歌」でお聞き頂いたダイナ・ワシントンには北国の少女から、好反応

が届きました。では、その御礼にこちらをお届けいたします。

「ディス・ビター・アース」。

 

M17.This Bitter Earth(2’30”)Dina Washington

-0tis-  Golden Stars GSS 5287

 

N  良いですね、ダイナ・ワシントン。「ディス・ビター・アース」でした。「発声制御自由自在」

彼女のヴォ—カル表現を聞いていると、こんな言葉が浮かんで来ます。

先日お別れの会が盛大に行なわれた大橋巨泉、彼には、持論のニーナ・シモン批

判を更に批判する形でこのモーニン・ブルーズにも何度か登場願いましたが、果た

してダイナの事はどう聞いていたのでしょうか。もう教えてもらえませんが、

知りたかったなあ。

次は今週のスティ-ヴ・マリオット、いやハムブル・パイです。今朝はもう圧倒的な『パ

フォーマンス  ロッキン・アット・ザ・フィルモア』からです。1971年5月のヌー・ヨーク、フィルモア・

イーストでの実況録音盤です。今はこの時の4回の公演をすべて聞けるアルバムも

出ていますが、当時のこのLP2枚組の衝撃は相当に大きなものがありました。

メムバ—間の調和が手に取るように伝わって来るのが嬉しい限り。グループとして

5枚目、先週の『ロック・オン』の次、正に絶頂期のパイです。

ではその中から日本のロック・グループも挙ってリパトゥワに採り入れた、レイ・チャール

ズのあの歌です。

「ハレルヤ、アイ・ラヴ・ハー・ソウ」。

 

M18. ハレルヤ(アイ・ラヴ・ハー・ソウ)(5’07”)ハンブル・パイ

-R.Charles-   キャニオン D32Y3577

 

M19.ウェイ・バック・ホーム(10’31”)

ジャズ・ファンク・マスターズ・フィチュアリング・バ−ナード・パーディ

-W.Felder- キング KICP 312

 

後TM:ボーン・イン・シカゴ(アサー仕様)P.B.B.B.

 

N  1971年のフィルモア・イ−ストから1993年の高円寺は次郎吉へひとっ飛び。今朝の

最後はジャズ・ファンク・マスターズ・フィチュアリング・バナード・パーディで、「ウェイ・バックホー

ム」、大橋 康一さんからのリクエストにお答えしました。ありがとうございます。

お客さんの反応がいいですね。この実演は次郎吉の普段の番組が終ってから、

深夜12時頃に始めました。特に告知してなかったのですが、みんな集まって

来て、寒い中を外で待っていてくれました。その人たちとこのような熱い時

間が過ごせたのです。

今の「ウェイ・バック・ホーム」では、パーディーのドラムス、片山広明、続木 徹、梅津

和時と繋がるソリストもさることながら、清水 興のベイスが冴えてます。悪目立ち

せずにしっかり土台を支えています。もういちど聴いてみて下さい。

さて今週の火曜日に、目の前で自転車とモーターバイクの衝突事故が起きました。

国道16号線の大きな交差点です。本当に目の前で、わたしはその瞬間をはっ

きりと見ています。救急車が来るまで現場に立ち合って負傷者を送り出しま

した。ひとりはその場で意識が戻ってなかったですね。ふたりとも大丈夫だ

ったかな。原因は自転車の信号無視。今思い出しても怖さが背筋を走ります。

自転車も立派な車両ですから交通法規を守りましょう。この国では。まず左

側通行です。自転車乗りのわたしからのお願いです。

「エリス」の最新号が閲覧可能です。ここから辿って下さい。http://erismedia.jp/

パスワードは「pct45yhw」、「skpa38ck」どちらかで入れるはずです。

わたしは「カタコト」について書いています。その「カタコト」関連で特別付録が

あります。先々週放送された「トランス・ワールド・ミュージック・ウェイ」、コミュニティFM配

信分はもうちょっと長いものでした。その長尺仕様を、ここで聞けます。

http://firestorage.jp/download/35584b0df8a9a99028b22dad5cb343929c14d1a9

いつもの特別付録は、以下の隠し場所です。どうぞお楽しみ下さい。

http://firestorage.jp/download/d7b3c4a0d59998b2d9b838de3315ed942802cdcd

ダウンロードパスワードは共に、6gh2u26r

今週は次の木曜日が掲載期限です。普段より1日短いので、早めに落として

ね。「トランス・ワールド・ミュージック・ウェイ」も同じです。

今朝もちょうど時間となりました。

こちらはhttp://osamusawada.com/category/mornin-blues-by-isaowashizu/

「幻」モーニン・ブルーズ、鷲巣功でした。

番組内で紹介した3枚組にちなんで、「ブルーズ ストゥリクトリイ・フォ−・ユー」

来週もあなただけに。

 

s-mb160910%e5%86%99%e7%9c%9f%e5%9b%b3%e7%89%88


    • osamu
    • 2016 9/10 4:35am

    大家です。
    「mb160910特別付録1」のダウンロードができない(しにくい)状態です。
    Firestorage側によるアクセス制限の問題の可能性もあります。
    一度鷲巣さんに確認してみます!申し訳ありません。

      • ワツシイサヲ
      • 2016 9/10 12:48pm

      先週に引き続き、どうも済みません。揚げる時には何の問題もないのですが。どうしたのでしょうか。
      只今少々取り込んでおりまして、すぐに対応出来ませぬ。何人かの方々は、落とせてるようでもあります。しばしお待ちを。

      • osamu
      • 2016 9/13 1:51am

      鷲巣さんから新たなurlを送ってもらいました。
      こちらを試みていただけますか。対応が遅くなって申し訳ありません。

      http://firestorage.jp/download/1aa5cef9f935454fa6732bec0391f760a4d04cb2

      ダウンロードパスワード zx5yw88d

      http://firestorage.jp/download/86665446c89e418be07a2b223886738980d2d76a

      ダウンロードパスワード zx5yw88d

      • ワツシ兄貴DLできました。
        ありがとう、明日もたのもう
        感謝・感激・雨あられ

              フトモモの緋牡丹

    • リス子
    • 2016 9/10 6:18am

    自転車、気を付けます!!

      • リス子
      • 2016 9/11 4:21am

      言ったそばから転んでしまった・・・(′;ω;`)
      (脚打撲)

    • クリやん
    • 2016 9/10 6:55pm

    鷲巣様、大家の澤田様、毎週、ありがとうございます。
    ここ数週、忙しさにかまけて、ダウンロードはするもののコメントを残さないという、食い逃げ状態を繰り返しまして、申し訳ありません。お詫びいたします。
    バチが当たったのでしょうか、今日は「同時にダウンロード出来る数は1つ……」というメッセージが表示され、なかなかダウンロードできませんでして、ブラウザをいくつか変えて試行し、やっとダウンロードできました。(@_@)
    今回は2大特別付録付きですので、ダウンロードしたもののまだ聴いておりませんが、楽しみも2倍以上とわくわくしております。
    これからもよろしくお願いいたします。

    • 大橋 康一
    • 2016 9/10 7:34pm

    リクエストに応えて頂き、ありがとうございました!!!

    • 八王子60オーバー
    • 2016 9/11 12:16am

    鷲巣様有難うございます。
    不満だなんてとんでもありません。
    まさか鷲巣様がこの貴重な番組で取り上げてくださるとは、とても嬉しかったです。
    深いところまでのお話も有難く読ませていただきました。
    ああ見えて彼は若いミュージシャンが育っていける環境を作って行こうとの想いもある人だったりします。
    超有名曲、ジョップリン、オーテイスクレイ、アーマ、エッタ、、スチもなかなかじゃないかと思ってます。(PS.私宅も同じ新聞です♪)

    • 類似穴
    • 2016 9/13 7:24pm

    ビートルズの映画ムビチケなるものを初めて前売りで入手しました。これでは「もぎりよ今夜も有難う」が出来ないではないか。。。。使いにくいバッグのおまけがついて1500円なり。中学生当時の集中力で脳裏に焼き付けるつもりです。
    ”応援上映”なるものがあるようですが、ビートルズのライヴでやる曲は一緒に歌いたくなってしまう危険性が、、、、。”歌唱OK上映”はあるのか??

    最近地震が多いですね。とりあえず飲み水、食料を2週間分ぐらいビーチクを心がけます。

    • ヴェンテン
    • 2016 9/13 9:54pm

    最近身辺が慌ただしく、ゆっくりと聴いたり読んだりのゆとりがない日々。二週まとめて聴かせていただきました(>_<)。毎週の更新本当に感謝です。忙中いっときのオアシスです。そうですね、夏は終わってしまったけど、ハワイアンは聴きたいなあ( ^ω^ )。昭和日本の和イアンやアメリカナイズのも良いけど、ネイティヴのネイティヴによるのが私はスキ。チャントも素晴らしいですよね。ぜしぜし。

    • プロフェッサー ロンゲ
    • 2016 9/16 10:36pm

    + )) 名月 (( 1

    鷲巣功様 澤田修様

    こんばんは。
    雲の間から見えるお月様は今日もきれいに浮かんでました。
    雲が多い今頃のおぼろな時も、本当にきれいなものですね。
    昔アポロ11号が月面着陸した時、父がまだ子供の自分を夜中に
    起してくれてテレビの映像を見せてくれたのを思い出しました。
    月面の映像って検索するといろいろあるものですね。
    あやしいのも(笑)ありますが月のほうから見える地球って
    きれいなものです。
    21日からは「かぐや」のきれいな映像も見れるそうで楽しみです。

    カタコトラジオの長編ありがとうございました。
    「こんにちわラッカちゃん」と「わーすられわられないのー」
    何度聴いても笑える今週のハイライトでした。
    男性編、女性編に続き是非是非。
    「カタコト歌謡番外編」をお願いします。
    一家に必携3枚目です。

    今週はハワイアンかな?っと思ったらレゲやらカントリーやら。
    最後のリクエスト曲。
    ジロキチのジャズファンクマスターズのライブですっかりご機嫌。
    鷲巣さんプロデュースの録音版は入手困難と聴いてましたが「RT」で発見。
    他にもあるはずなので探してみよう。

    高円寺でのアンコールで彼らは「後20回」やったのでしょうか?
    チャオ!

  1. トラックバックはまだありません。