【幻】モーニン・ブルーズ 2016/10/08

mb161008

 

前TM : ヲーキン・ブルーズ(夜に近いアサー仕様)P.B.B.B.

 

N  おはようございます。アサー、ワツシイサヲです。ようやく、「秋」らしい日を迎える

 事が出来るようになりました。多少の雨は許しましょう。新しいレインコ—トもあ

 る事だし。長いあいだ洗濯物が乾かなくて、久し振りに乾燥機の登場を願っ

 たら、急な起動で壊れてしまい、修理せざるを得なかった恨みの長雨でした。

 機械も身体も使い続けてなきゃダメですね。以前「買ったままずっと使ってい

 ないから、新品同様。大丈夫だよ」と言われて借りた発電機で、えらい目に

 あった経験があります。目も耳も頭も現役稼働中が大原則ですね。

  さて今朝のモーニン・ブルーズは、ちょっと風変わりな響きで始めましょう。

  何度か聞いて貰っているイスラエルの女性ヴォーカル・トリオ、エイワが、パリを本拠地と

 するダンス系ミクス・ユニットのアシッド・アラブの新作に客演しています。

  「ギュール・ラ・ヴィ」。

 

M01.ギュール・ラ・ヴィ(4’17”)アシッド・アラブ

-unknown-  Pヴァイン PCD-24563

 

N  「ギュール・ラ・ヴィ」、アシッド・アラブとエイ・ワでした。今のところ新鮮味が評価さ

 れ、認知上昇中のエイ・ワ。一方のアシッド・アラブはクラブのミクス音楽の急先鋒。中東

 系独特の音階、アクセントを上手く使って、こちらも人気上昇中。まだ珍しい風変

 わりな響きですが、その内にもっとポピュラ—な音楽になって行くのではないで

 しょうか。今や当然のコムピューター・リズムも、80年代の初頭にはひどく不自然で

 慣れ親しみ難い音だったのを、記憶している人は多いでしょう。それも何度

 か接しているうちに拒否反応がなくなって、当たり前の物になってしまいま

 した。

  そんな中で、フツーの響きとなる日は決して来ないだろう、とわたしが昔から

 確信を持っている音楽を次に聞いてみましょう。

  サン・ラーで「ライツ・オン・ア・サテライツ」。

 

M02.Lights On A Satellite(3’53”)

Sun-Ra And His Intergalactic Research Arkestra

-Sun Ra-  Strut STRUTCDJ 123W

 

M03.Horn Ensemble(2’19”)Congo Natoves

-unknown- SWP Records 043

 

N  サン・ラー・アンド・ヒズ・インタギャラクティク/アーケストラで「ライツ・オン・サテライツ」でした。こ

 れは、一応新しい作品という事になるのかな、『プラネッツ・オヴ・ライフ・オア・デス』

 という1973年の実況録音を編集したアルバムの中で、最も「分り易い」トラックで

 す。他のはね、聞く人間の感情を逆撫でするような楽曲、演奏で、しばらく

 は聞く度に驚かされます。単調なモチーフの反復が延々と続きまして、「ええ加減

 にせえよ」と言いたくなります。でも決して不快ではない。惹き込むような

 魅力が渦を巻いていて、獲物が引っ掛かるのを待っている、そんな印象です。

 これはサン・ラーの音楽全てに言える事ですね。そこにハマるとさあ大変。

  73年の録音ですが、全然古さを感じさせません。43年前、あなたはどこで

 何をしていましたか。こういう変わった事をね、現在ならば自動演奏やディヂ

 タルの音響器機を使って簡単に一人きりで完成させられます。ただしサン・ラーの

 場合は、すべて人間を使って楽音を出している。それぞれの演奏者がすべて

 「その気」になっている訳です。ここが凄い。たぶん楽譜は存在し、それを

 基にしたアンサムブルなのでしょうが、まずサン・ラーの思想に共鳴するところから始

 まる訳です。

  彼はフェラ・クティ並に録音を沢山残しています。わたしの興味があるのは「シング

 ル」として吹き込んだ膨大な楽曲集のアルバム。まだ現物を目にした事はありま

 せんが、ずっと気になっています。死ぬまでには聞いてみたいですね。きっ

 とすぐには親しめないと思いますが。

  今回の『プラネッツ・オヴ・ライフ・オア・デス』は、タワー・レコーズ限定発売だそうです。

  続けて聞いて貰ったのは、以前もお届けした野外録音盤『アフリカン・ジェムズ』

 から1966年の収録のコンゴの先住民族による「ホ—ン・アンムブル」でした。サン・ラー

 の「ライツ・オン・ア・サテライツ」を聞いて瞬間的に連想したのがこの音で、大人の身

 体よりも大きな、おそらくは木製の、人物像の形をした吹奏楽器の合同演奏

 です。親子4人によるアンサムブルでした。この響きがサン・ラーの頭にあったとは思

 いませんが、共通するテムポー、ハーモニーの概念が漂っていると感じました。続け

 ても違和感はなかったですね。如何でしょうか。

  この楽器、野外収録に立ち合った人間が持ち帰って自宅に置いておいたと

 ころ、ほどなくして当人は死んでしまったそうです。一説に拠ると「タタリ」

 だとか。クワバラ、クワバラ・・・。

  ではもう少し陽気なおまじないで気分を変えましょう。

  アーサー・コンリー、「オバディ・オバダ」。

 

M04.オブラディ、オブラダ(2’59”)アーサー・コンレイ

-J.Lennon, P.Mccartney-  ワーナー WPCR-27575

 

N  「夜に近い」アーサー・コンリーの「オバディ・オバダ」1969年のマスルショールズ録音です。

 特徴的なギターはデュエイン・オールマン。ビ—トルズが当時ロンドン・アンダグラウンドに流れ込

 んでいたジャメイカン・ビートを採り入れた「オブラディ・オブラダ」、海を知らない筈の

 マスルショールズ連が、とても上手に演奏しています。ステイプル・シンガーズのヒット曲が証

 明するように彼らのアフタービートは一流ですね。そう言えば『クリ—ム・オヴ・マスルショー

 ルズ』という題名で出されたマスルショールズ・スタジオ・メンのアルバムでもレゲ調のいい録

 音があったなあ。

  主役のアーサー・コンリーは、デビュ—作「スィート・ソウル・ミュージック」からしてそうでし

 たが、アトランティック時代にノヴェルティ的性格から抜け出す事が出来ませんでした。師

 匠オーティス・レディングを早く亡くしてしまった事もありますが、ここで自分の性

 格、パブリック・イメヂを決定づけてしまったような気もします。もう少し重量級

 の作品を聞きたかったですね。

  これは近々発売される『レット・イト・ビ〜ブラック・アメリカが歌うビートルズ』とい

 うアルバムにも収録されている1曲。まだ全体を聞いてはいないのですが、いく

 つか知らないトラックがありまして、楽しみです。ここでも何曲かお届けする予

 定です。

  今朝はその中から予告としてもう1曲、アース、ウインド・アンド・ファイアの演奏で、

  「ガット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ」を聞いて貰いましょう。

 

M05ガット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ(4’07”) アース・ウインド・アンド・ファイア

-J.Lennon, P.Mccartney-  Pヴァイン PCD-17757

 

N  「ガット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ」、アース、ウインド・アンド・ファイアでした。

 これはビリー・プレストンも出演していた映画「サーヂェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラ

 ブ・バンド」の、サントラに入っていた1曲でしたね。如何にも、この頃1978年

 のアースらしい小気味よいアレンヂでキメてくれました。原曲は革命的LP『リヴォルヴァ』

 に収められていて、ジャズ・ミュ—ジシャンによるホ—ン・セクションの導入が話題となりま

 した。その当時「これは決してジャズ・ナムバーではない」というポ—ルの話が日

 本盤の解説に記載されていたのを、覚えています。

  ジャズ演奏家によるビートルズ楽曲は、決して珍しくはありません。スティーヴ・

 マーカスやウエス・モンゴメリーに代表されるいくつかの有名なカヴァがあります。今朝は

 ちょっと珍しいジャズ演奏家によるビートルズ楽曲を聞いて貰いましょう。

  何の曲かお分りになりますでしょうか。ザ・ロンドン・ジャズ・フォアです。

 

M06.From Me To You(5’32”)The London Jazz Four

-J.Lennon, P.McCartney-  Harkit Records HRKCD 8120

 

N  「フロム・ミー・トゥ・ユー」だった事はお分かりでしたか。ザ・ロンドン・ジャズ・フォ

 アというピアノ・トリオとヴァイブラフォーンの4人組。リーダーはピアノのマイク・マクノウト、以下

 ブライアン・ムーアがベイス、レン・クラークのドラムス、そしてロン・フォーブスがヴァイブという編

 成です。『ザ・ロンドン・ジャズ・フォア・テイク・ア・ヌー・ルック・アト・ザ・ビートルズ』、

 このアルバムは結構な人気盤で、2009年には日本でもアナログ盤が出されていまし

 た。その後未発表3曲を加えて11年にCDも発売されています。わたしはそ

 の辺の事情を知らず、中古盤で見つけ面白そうだと手に入れたのは、2005年

 にイギリスで再発されていたものでした。オリジナルは1967年の発表。おそらくは、

 『サージェント・ペペーズ・ロンリ・ハーツ・クラブ・バンド』発表の前でしょう。一番新し

 い曲が「イエロ・サブマリン」ですし、『ペパーズ』には強者がカヴァしたくなるような

 魅力的な歌が沢山入っていますからね。

  ビ—トルズをカヴァする時は楽曲の認知度を利用して「ビートルズを演ってるんだ

 ぞ」と分り易いアレンジをするのが普通ですが、このアルバムはどれも原曲に辿り

 着けないような衣装を纏っています。それもよくある奇を衒ったような仕上

 げでなく、発想の起点としてオリヂナルがある、といった趣きです。原典への尊

 厳があるのは言うまでもありません。

  今の「フロム・ミー・トゥ・ユー」はその骨頂。非常に単純な原曲を、薄め液でぼか

 した油絵の具で淡く何層にも重ね塗りしたような仕上がりです。しかも決し

 て抽象化しない。これまたインスピレイション豊かな演奏家たちにしか出来ない技で

 すね。彼らにはイギリスの古典民謡を料理したアルバムもあるようなので、こちら

 もぜひ聞いてみたいところです。

  さて、ビートルズです。

 

M07.Act Naturally(2’40”)The Beatles

-Morrison, Russel-  CODA Publishing  CPLCD0040

 

N  カントリー好きだったリンゴ・スタ—が唄う「アクト・ナチュラリー」、これはイギリス北西部のブ

 ラックプールでの1964年か65年の実況録音、もちろん海賊盤です。日本公演も含

 めて実演でのリンゴの持ち歌はガール・グループ、シュレルズの「ボーイズ」が定番でし

 たが、「アクト・ナチュラリー」も時おり唄っていたんですね。

  映画「エイトデイズ・ア・ウィーク」でも、本編終了後、ボーナス・トラック的に65年のヌ—・

 ヨ—ク、シェイ・スタジアム公演映像が流れます。そこでリンゴが唄うのも、この「アクト・

 ナチュラリー」です。そちらもなかなかでしたよ。

  「エイトデイズ・ア・ウィーク」はようやく観られました。実は先週出掛けたのです

 が、入場券が買えなかったのです。「完売」でね。平日のお昼の回ですよ。そ

 のつもりで意気込んで出掛けたわたしは、次の約束まで4時間も空いてしま

 い、「上映館が少ないのは分るけど、みんな夜とか休日に来てよ」、てな気分

 でした。

  それはともかく、実演の場でのビートルズを追った記録映画「エイトデイズ・ア・

 ウィーク」は、想像以上の出来でした。前述ボートラを含んで140分という長い上映

 時間も気にならなかったですね。まあ目の前の大画面であの4人が動いてい

 るのですから、当たり前でしょうか。

  貧弱な音響装置、全編を覆う少女たちの金切り声で、「イヴェント」として以外

 にはほとんど重要視されてなかったビ—トルズの一般公演ですが、ここで観ると

 少なくとも4人はかなり真剣に取り組んでいたのが分ります。特に仕上げた

 ての新曲を披露していたのが印象的です。日本公演でも発売直後の、かなり

 録音にも凝っていた「ペイパ・バック・ライター」を、採り上げていましたね。

  次の曲もジョンが「新しいアルバムの中からお届けしよう」と紹介します。

  「恋に堕ちたら」。

 

M08.If I Fell(2’06”)The Beatles

-Morrison, Russel-  CODA Publishing  CPLCD0040

 

N  1964年8月23日のハリウッド公演での実況でしょう、「恋に堕ちたら」でした。

 かなり録音に忠実に唄い、演奏しているのがお分かりでしょう。しかも仕上

 がってる。こういうところを見ると、やはり彼らは実演家だったんだな、と

 感じ入ってしまいます。消滅後47年たった今、彼らは革命的に文化を変えた

 社会現象として、あるいは斬新な作詞作曲法、そしてスタジオ内での録音作業の

 偉業で認知されていますが、本質は観客を前にしてこそ能力を発揮する生演

 奏集団だった、という実態が、スクリーンから伝わって来るのです。曲間ではジョン

 が聴衆を馬鹿にしたような言動を見せますが、それも昔からの彼らのスタイルの

 ひとつでした。今の「恋に堕ちたら」でも、唄が始まれば、ひた向きに音楽

 に取り組んでいるのが分ります。

 

M09.Cry For A Shadow(2’26”)The Beatles

-J.Lennon, G.Harrison-  Lilith Records LR305CD

 

N  これは、無名時代にトニー・シェリダンと残した中から、「ザ・ビートルズ」名義に

 なっている「クライ・フォー・ア・シャドウ」、唯一の「レノン/ハリスン」作品でした。この

 時はドラムスがまだピート・ベストです。何回か形を変えて再発されているハムブルグ

 での録音集からです。この時のプロデューサーは、なんとベルト・ケンプフェルトだったん

 ですね。自らの名義でイージ−・リスニングをヒットさせたり、ナット・キング・コ—ルの「ラーヴ」

 を書いたあの音楽家、ベルケンです。彼はこの頃ドイツのポリドール・レコードで仕事を

 していました。日本ではCD時代になって全24曲収録の『ビ—トルズ・オールディー

 ズ』という味気ない題名で発売されていました。

  今のはその最新仕様、30センチLPと同内容のCDが付いた『ディス・イーズ・・・

 ザ・サヴェイヂ・ヤング・ザ・ビートルズ』からお届けしました。といっても、こち

 らには決定的なトラックがふたつ抜けています。多分ポリドールが音源提供を拒否し

 たのでしょう。それらを続けてどうぞ。

 

M10.マイ・ボニー(2’45”)ビートルズ・ウィズ・トニー・シェリダン

-unknown-  ポリドール POCP-2306

 

M11.いい娘じゃないか(2’14”)ビートルズ

-J.Yellen,,M.Ager –  ポリドール POCP-2306

 

N  ご存知「マイ・ボーニー」、トニー・シェリダンとビートルズ、そしてビ—トルズ名義の「いい

 娘じゃないか」名義でした。トニ—の唄い方は若干ジョン・レノン的でもありますね。

 影響を与えたのかも知れません。

  これは正規な録音として発売された物ですが、同時代の物としては、沢山

 の海賊盤が出ていて、それらを聴いているとジョージ・マーチンと出会う前の、彼

 らの実像が見えて来ます。では地元キャバーン・クラブでのリハーサルからお届けしまし

 ょう。当時の重要なリパトゥワだった、

  「ワン・アフタ・ナインオーナイン」。

 

M12.One After 909(3’20”)The Beatles  ds.PB gtr.solo  Cavern Chuck 8beat

-J.Lennon, P.McCartney-

 

M13.One After 909(2’44”)The Beatles

-J.Lennon, P.McCartney-    Apple 07243595713 2 4

 

N  1962年初頭ですから、これもドラムスはピート・ベストですね。リヴァプールの拠点

 キャバーン・クラブで練習中の「ワン・アフタ・ナインオーナイン」、そして7年後のロンドンはセヴィ

 ル・ロウのアップル本社屋上で演奏された「ワン・アフタ・ナインオーナイン」、ビリー・プレストンの

 客演付きで、ザ・ビートルズでした。キャバ—ン時代のこの曲はリズムが8ビート確立後

 のチャック・ベリー調ですね。「ネイディーン」あたりを意識してるのかな。ジョ—ジのソロ

 は殆ど「アイ・ソウ・ハー・スタンディング・ゼア」と同じ。「『ワン・アフタ・・・』を録音し

 ないんいなら、この曲あのソロでいいね」と、本人が言ったとか言わなかった

 とか。

  この時代の彼らは全く無名で、文字通り若く荒々しさ剥き出しの体力勝負

 的な演奏で凌いでいました。そしてこの頃のタコ部屋重労働が、彼らに「実演

 家」としてのサダメを擦り込んだのです。それは、この映画「エイトデイズ・ア・ウィ

 ーク」を観ればはっきりと理解出来ます。ダテに1日8時間のハコを続けたんじゃ

 なかったのですね。

  やっと入れた今週の上映回も殆ど満席でした。やはり年輩者中心で、帰り

 のエスカレイタ—で興奮して喋りっ放しのオバさんがいました。でも若い人の姿も見

 かけられて、いい感じでしたよ。皆さんもぜひどうぞ。時間が長いから、良

 い座席の映画館をお勧めします。一瞬だけ出て来る、先週の類似穴さんの投

 稿にあったポールがドラムセットに座っている写真ね、あれはリンゴの物ですから右利

 き用です。本当はリンゴもぎっちょですが、セッティングはレギュラー仕様でした。映画

 の中ではジョ—ジがポ—ルの左仕様ギタ—を持って「これじゃ弾けねえよ」と苦笑

 する場面もあったような気がします。

  では改めて、この映画の主題歌をどうぞ。

  「エイトデイズ・ア・ウィーク」。

 

M14.Eight Days A Week(2’46”)The Beatles

-J.Lennon, P.McCartney-  Parlophone CDP 7 46438 2

 

M15.一週間に十日来い(3’20”)五月みどり

-K.Kojima, M.Endo-  キープ株式会社 2CD-457(GES-14920)

 

N  「一週間に8日間愛してる」に続けて、「一週間に十日来い」五月みどりで

 した。洋の東西で同じような主題が唄われていた驚異的事実です。五月みど

 りはこの頃「おひまなら来てね」、「忙しくても来てね」などと、飲食店への

 積極的な勧誘活動をしていました。なお、わたしが「エイトデイズ・ア・ウィーク」を

 観た新宿歌舞伎町の街頭スピーカ−からは「強引な客引きは禁止」のアナウンスがひ

 っきりなしに流れていたのでした。

  さて、投稿欄でソーチョー列車さんが教えてくれた「浅田あつ子NHK出演」、

 情報を見たのが既に放送開始後だったのですが、番組に最後まで居てくれた

 ので間に合いました。ありがとうございます。

  番組中で「XXXXX XXXXXXX そっと出し」を使った川柳の詠み合わせ

 があり、彼女の作品は、

   へそくりを 大事な時に そっと出し

  でした。これが優秀賞となりました。おめでとうございます。ではそれを

 祝いまして、今週も参りましょう。

  「私の彼は河内男」。

  ここまで「私の男は」とお伝えして来ましたが、間違っていました。

  「ワタシノカレハカワチモン」です、どうぞ。

 

M16.私の男は河内男(3’41”)浅田あつこ

-R.Hayato, T.Yano-   徳間 TKCA-90842

 

N  浅田あつ子で「私の彼は河内男」でした。平成版「河内のオッサンの唄」ですね。

 このユ—モアがタテマエ論の支配的なこの国の表社会で通用するかどうか、興味深い

 ところです。くじけるなよ、あつ子。

  さて、今朝のハムブル・パイはレイ・チャールズの「アイ・ビリーヴ・トゥ・マイ・ソウル」です。

 先の無名時代のビ—トルズも「アイ・ガタ・ヲーマン」や「ワダイ・セイ」「ハレルヤ、アイ・ラーヴ・

 ハー・ソウ」などをリパトゥワにしていました。やはりレイ・チャールズは絶大な影響力が

 あったのです。確かビリー・プレストンともレイの縁で出会っていたのですよね。

  パイの「アイ・ビリーヴ・トゥ・マイ・ソウル」は、LP時代2枚組の『イート・イト』に

 収録されていまして、もう軟派ピーター・フランプトンが脱退した後の作品です。当

 時はスティーヴ・マリオットのR&B化がますます激しくなり、ブラックベリーズという黒人

 女3人のコ—ラス隊を従えた形で、録音も実演も行なっていました。ご存知の通

 りスティーヴの声はとても高いので、ベリーズと一緒になると判別がつきません。

 それらが一体となって4人とも情感豊かに唄い上げてくれるので、とても興

 奮します。

  ではお聞き下さい、「アイ・ビリーヴ・トゥ・マイ・ソウル」。

 

M17. アイ・ビリーヴ・トゥ・マイ・ソウル(4’06”) ハムブル・パイ

-R.Charles-  PCCY-10196

 

M18.My Way Of Giving(2’30”)Chris Farlowe

-M.Marriott, D.Lane-  Mojo

 

N  「アイ・ビリーヴ・トゥ・マイ・ソウル」、ハムブル・パイ、アルバム『イート・イト』からお届けし

 ました。その後に続けたのはスモール・フェイシズ時代にイミディエイトの同僚だったクリス・

 ファーロウの「マイ・ウェイ・オヴ・ギヴィング」でした。ロッド・ステュアートも唄っていました

 ね。これはスティーヴがロニー・レインと書いた曲で、もちろんスモール・フェイシズも吹き込

 んでいます。だいぶ前の雑誌「モージョー・マガジン」の特別付録にイミディエイト音源

 

 の「スモール・フェイシズ・アンド・フレンズ」というCDが付いていた事があり、そこか

 ら聞いてもらいました。イギリス人のロックですが、ゴスペルに強く影響を受けた作

 風がわたしは気に入っています。

  ゴスペルと言えば、先週お届けしたレジーナ・ベルの新譜から、今朝も1曲どう

 ぞ。彼女の恐ろしい程の唄の上手さが光ります。

  「イムパーフェクト・ラーヴ」。

 

M19.Imperfect Love(4’35”)Regina Belle

-R.Belle, J.Jones, K.Brewer-  Shanachie 5828

 

N  「イムパーフェクト・ラーヴ」、レジーナ・ベルでした。マンハタンズ時代に彼女とデユエットをし

 ていたジェラルド・アルストンが昨年発表したアルバム『トゥルー・ゴスペル』では、何人かの

 ゲストが一緒に唄っていまして、そのひとりに彼女レジ—ナもいました。確か・・・

 と思いましてアルバムを引っ張り出したら、ちゃんと表記がありました。

  ここのところCDの整理が出来てなくて、探し物を考えるだけで苦痛なの

 ですが、思い切って山を切り崩して探しました。こういう物は、しまう時が

 何より大事という大原則を、先日旧知のレコ—ド好きと確認したばかりだったの

 ですが。今日の午後はまだ整理の出来ていない棚を片付けてみるつもりです。

  ではそのジェラルドとレジーナ・ベルのデューオをどうぞ。素晴らしい二声の世界が

 拡がります。

  「イリプレイサボー・ユー」。

 

M20.Irreplaceable(4’19”)Gerald Alston fest. Regina Belle

-T.Oneal, M.Holder, T.Milner-  Love Song Tour  no-nmber

 

N  「イリプレイサボー・ユー」、ジェラルド・アルストンとレジーナ・ベルでした。ジェラルドもレジーナ・

 ベルも、激しい芸能界の急流から離れた後、こうやって帰って行く場所があっ

 て幸せだな、と心の底から思いますね。片や、わたしたちには・・・。

  彼らの大先輩で、ずっと前にゴスペル音楽に心を落ち着けたメイヴィス・ステイプルズ

 の新作が出ているのを新規某アナログ専門店で見つけました。彼女の新境地や、

 如何に・・・あ、ちょうど時間となりましたので、今朝はその前の作品から

 お聞き下さい。

  メイヴィス・ステイプルズ、『ワン・タイム・ヴァイン』から、「神は泣いた」。

 

 

M21.Jesus Wept(4’47”)Mavis Staples

-J.Tweedy-  ANTI 87206-2

 

M22.Menbers Only(4’29”)Bobby Bland

-L.Addison-  Pヴァイン  PCD-3793

 

後TM:ボーン・イン・シカゴ(アサー仕様)P.B.B.B.

 

N  メイヴィス・ステイプルズの「神は泣いた」、アクースティク・ギターと低音のハーモニー・ヴォーカル

 が、わたしにはマーク・ボランの相棒がまだスティーヴ・トゥックだった頃のティラノザウルス・

 レックスのように聞こえて仕方なかったです。彼女の新作は、来週お聞き頂きま

 す。

  最後の1曲はボビ−・ブランドの名曲「メムバーズ・オンリー」でした。いつ聞いて

 もいいですね。滋養たっぷりの味わいです。

 

    会員制だよ 内輪の寄り合い

    飲みシロはいらない 入場無料だ

    小切手帳もいらないよ

    傷ついた心を持って来い

    会員制だよ、今夜限定

 

  これを選んだのにはちょっとワケがありまして、唄の内容とは逆に、この「幻」

 モーニン・ブルーズは、特定会員制ではありません、と引っかけたのです。皆さん

 から頂く投稿はとても有り難く、わたしの励みです。かつての「現」時代を

 知る人も知らなかった人も、どうぞご参加ください、という控え目な呼びか

 けをする為の「メムバーズ・オンリー」でした。お待ちしていますよ。

  みなさん、「鉄人28号」好きですねえ。投稿してもらった実写版、3本と

 も観てしまいましたよ。わたしの記憶にあったのはこれでしょう。でもあの

 鉄人の形といったら・・・。横山光輝の原作では大型トラックで運んでたから、

 もっと巨大だったのではないでしょうか。しかも悪者なんですね、誕生後こ

 こまでは。正太郎、大塚署長と共に正義の味方だった筈で・・・、などの新

 たな疑問が沸いて来ましたけれど、今朝はちょうど時間となりました。

 

  今朝の特別付録は、以下の隠し場所です。どうぞお楽しみ下さい。

 http://firestorage.jp/download/fa2ae05520cce01969f2b9ba92c4f3a251fedec8

ダウンロードパスワード 9ps10r51

 

 こちらは、http://osamusawada.com/category/mornin-blues-by-isaowashizu/

 「幻」モーニン・ブルーズ、鷲巣功でした。来週もあなただけに。

s-mb161008%e5%86%99%e7%9c%9f%e5%9b%b3%e7%89%88

 

    • ワツシイサヲ
    • 2016 10/8 7:07am

    自落とし20秒で完了。みなさんは如何でしょうか。

  1. OK Sun Ra!!! 問題なく出来ました。いつもありがとうございます。

    • リス子
    • 2016 10/8 9:28am

    今朝は30秒くらい。
    あーよかった。

    • ヴェンテン
    • 2016 10/8 8:31pm

    今週も更新ありがとうございますm(__)m。今宵はレジーナ・ベルちゃんをいろいろ探して聴きたいと思います。秋の夜にぴったりですね♪。

  2. 昨年10月3日の移転引越し、「鉄道記念日」(10月14日)記念トレイン特集「ジョー・テツヤのスティーム・ストリーム」から、アッという間の1年間が過ぎ、すっかり肌寒くなって参りました。

    あれから、「ジョー・テツヤのスティーム・ストリーム」の第2弾の「鉄うた」特集がいつ来るのかなぁ、いつ来るのかなぁ、と心待ちにしております。(我輩は無茶振リスナーである…まだ名前は…)

    今回は「One After 909」の2連発があって、もしかして、「ジョー・テツヤのスティーム・ストリーム」の第2弾の複線 チャウ 伏線かと思ったりしています。(我輩は無茶振リスナーである…まだ名前は…)

    最近は、【幻】MBヨウツベ作業で燃え尽きてしまって、コメント欄に書き込んでいませんが、毎週楽しませてもらってます。感謝・多謝です。

    特に、ハムブル・パイ が毎週聴けて(お忘れの日もありましたが)、よろ鷲 チャウ よろコンドル ところです。【現】(ウツツ)の時に(ピーター・グリーンの)フリートウッド・マックの熱烈ファンのリスナーが4人いましたが(多分、自分もそのうちの一人)、ハムブル・パイ のファンはどのくらいいるのでしょうか…

    3人くらいかなぁ…

    【幻】モーニン・ブルーズ 2015/10/03(第77回目)
    ⇨http://osamusawada.com/diary/2015/10/03/9416/ … 引越
    10月14日「鉄道記念日」記念トレイン特集「ジョー・テツヤのスティーム・ストリーム」など

    時が経つのは何て早いんだろう…

    それでは時間となりました。

    • プロフェッサー ロンゲ
    • 2016 10/14 10:29pm

    私の私の彼は ))替え歌??(( 河内も〜ん♬ 

    鷲巣功様 澤田修様
    こんばんは。

    【10月】
    すっかり秋めいてきました。
    エアコン無しで朝までぐっすり眠れて食欲も元気で
    とてもありがたい季節がやってきました。
    インドカレー食べたり。さんま焼いて大根おろしで食べたり。
    秋はとてもありがたい。

    【ハンブルパイ】
    ありがとうございます。先週、今週とハンブルパイを堪能しました。
    70年代のブリティッシュハードロックって一番好きな時期ですね。
    大好きなバンドもたくさん。グットくるLPもイロイロありますが
    その頃は中学・高校生でお金は無くやっと手に入れたLPを繰り返し、
    また、繰り返し、、、。
    なので友達が買ったら交換してテープに録音して返すといった時期でした。
    バッドカンパニー、フリー、ウイッシュボーンアッシュ、トラフィック、
    スティーブミラーバンドなんかをよく聴いてました。ブルースロックって
    呼び方ありましたがソウルロックって無かったですね(笑)。

    ハンブルパイのアイビリーブツウマイソウルはライブが見て見たかった。
    コーラスのブラックベリーズってストーンズやノーベル文学のデュランの録音
    にも参加してたそうです。そうだ! 映画「バックコーラスの歌姫」達ですね。
    それと素晴らしいサックスを聴かせているのはメンフィスホーンズの人でし
    た。なるほど。いいはずですガヤ。
    ではまた明日。
    たくさんの気のいい音楽を聴かせてください。
    チャオ!

  1. トラックバックはまだありません。