【幻】モーニン・ブルーズ 2016/10/15

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前TM : ヲーキン・ブルーズ(夜に近いアサー仕様)P.B.B.B.

 

N  おはようございます。アサー、ワツシイサヲです。「輪投師異差魚」でどうでせうか、

 イサヲでありますから。ぬわんちって。ボブ・ディランがノーベル賞か。おめでとうで

 す。ハルキストもディランなら納得でしょう。勲章もらった革命的四人組もいたし。

  先週末、あるレコ—ド・コンサートに出掛けました。といいますか、1年以上預けて

 ある物を、そこへ受け取りに行ったのです。そうしたら時間を間違えていま

 して、開演前の約束だったのですが、とっくに始まっていました。仕方なく

 お客さまと一緒に鑑賞しながら、終るのを待ちました。そこで最後に流れた

 のが、サニー・ランドレスの弾くこの番組の前テーマ曲「モーニン・ブルーズ」だったのであ

 ります。それを聞いてある事に気付きました。これだったのか・・・

 

M01.靴下がない(5’02”)入道と北関東ロックンロール組合

-K.Imai, Y.Kiyokawa-  ワ—ナ— AMCM-4329

 

N  「靴下がない」入道と北関東ロックンロール組合でした。オリヂナルは大阪の堺市を本

 拠地にしていた泉州たまねぎファイターズという大型バンドの持ち歌。だいぶ前に 

 半蔵門ラジオ局の仕事で大阪の音楽状況を取材中に、豊中市の服部緑地で行な

 われたフリ—・コンサ—トで、この曲を披露する彼らと偶然に出会いまして、大いに

 気に入り、それから数年後にカヴァしたのがこのヴァ—ジョンです。これは過剰低

 音強調シリーズ『ベイス・スピン』の第3集に収められているヴァ—ジョンですので、ち

 ょっと極端なミックスが施されています。それを差し引いても、今ひとつだなあ、

 バランスが。わたしの責任であります。

  それはともかく、サニー・ランドレスの「モーニン・ブルーズ」聞いて、「あ、『靴下がな

 い』は、ここからのインスピレイションだったのか」と、27年経って分った次第です。

  朝起きたら枕元にきちんと畳んでおいた靴下がなくて町に出られない、何

 処行っちゃったんだ、と裸足で探し回る主人公は、起きて靴を探す「モーニン・

 ブルーズ」のロバ—ト・ジョンスンと同じですね。振り返ればザ・ゴールデン・カップスの

 LP『ブルーズ・メセヂ』で知ってから46年です。遠い道のりでした。泉州たま

 ねぎファイターズにもう一度乾杯。

  今の「靴下がない」は、ワシントン・ゴウゴウの真似をしています。お分かりいた

 だけたでしょうか。わたしは若い頃にこのビ—トに夢中になりました。普通の

 ファンクに較べて粘っこく泥臭いのが魅力だったのかな。丁度アイランドがこの動き

 に目を着けて世界に向けて紹介を始めた頃です。日本のゴウゴウ博士を目指し

 て聞きまくった時期があります。いつまでも垢抜けない非洗練度合が災いし

 て、それ程には認知を得られませんでしたが、わたしには永遠のビートのひと

 つです。

  そして「靴下がない」の他にもワシントン・ゴウゴウを採り入れた録音があります。

 

M02.ロッキング・アンド・クライング・ブルース”(2’28”)ザ・ゴスペラーズ

-R.Toombs-  ソニー KSC2 295

 

N  ザ・ゴスペラーズの「ロッキング・アンド・クライング・ブルーズ」でした。これは彼らの

 5枚目のアルバム『ファイヴ・キイズ』の、最後のトラックが終ってそのまま回していると、

 演奏時間5分55秒から突然始まる、いわゆる「隠しトラック」です。オリヂナルがフ

 ァイヴ・キイズというのも、「5」作目にひっかけた村上てつやの企てでした。

 ですから正式なクレジットは何処にもありません。

  彼から相談を受けた時に、ゴウゴウ・ビ—トはシャッフル曲と相性が良いのが分って

 いたので、わたしから提案してこのような形になりました。彼らのヴォーカルは

 素晴らしい出来で、結果としては上手く行っていますが、プロデュース自体には

 いくつか反省点があります。

  さて、その「ゴウゴウ・ビ—トはシャッフル曲と相性が良い」事を教えてくれたのが

 ゴウゴウの王様、チャック・ブラウンです。彼自身スウィング時代からのキャリアを持っていま

 したから、自らビ—トの変遷を体現したワケです。

  一緒にノリましょう。「ゴウゴウ・スウィングしなくちゃ意味ないね」。

 

M03.It Don’t Mean A Thing(if It Don’t Have The Go Go Swing)(3’15”)

Chuck Brown

-I.Mills, D.Ellington-  Raw Venture Records VPA007-2

 

M04.I Try(4’17”)Macy Gray

-M.Gray-  Chesky Records JD389

 

N  チャック・ブラウンの「ゴウゴウ・スウィングしなくちゃ意味ないね」、ここから始まって

 40分くらい音を切らずに続く、ゴウゴウの実演。お客さんが踊っている限りは

 演奏を止めないキマリ。「1曲」という概念が希薄だった故にポップ音楽に成りき

 れなかった、とわたしは見ています。その頃から「あ、河内音頭の盆踊りと

 同じだ」、と感じていました。きっとワシントンでは今夜も延々とこのビートが打ち

 出されているのでしょう。

  それを遮るように被って来たのは、メイシイ・グレイの「アイ・トライ」の最新仕様。

 冒頭のマーチン・デニー風な音に驚かれた方もいたかな。新しいアルバム『ストリップド』

 からです。これはシングルでだいぶ前に発表されていた出世作の焼き直し。今回

 の作品はアクースティクのアンサムブルで全曲を仕上げていて、クラブ・ミックス仕様もあった

 この曲がお聞きのように生まれ変わっています。ドラムスがアリ・ホウニグと発音す

 るのかな、綴りはHOENIGです、ラッセル・マローンがギター、ヲレス・ルーニーがトラムペット、

 そしてダリル・ジョンズがベイスというちょっと変わった編成です。メムバ—の写真を

 見て、ベイスの横に立っている演奏家の肌が白いのに驚きました。お台場でスティ

 ングの時に見たダリル・ジョーンズって黒人じゃなかったっけ、と思いましてね。

 で、よくクレジットをみく見たら「ジョンズ(Johns)」だったので、一件落着。

  さて同じアルバムから、次は意外なカヴァ。いや、妥当でしょうか。

  ボブ・マーリーの「リディプション・ソング」です。

 

M05.Redemption Song(3’24”)Macy Gray

-B.Marley-  Chesky Records JD389

 

N  楽器をアクースティクに置き換えただけの素直なアレンヂで「リディプション・ソング」でし

 た。メイシイの唄はますます高度になっていますね。彼女を初めて聞いたのは、

 整体治療を受けている時に流れていたラジオでした。すぐにジェイ・ウェイヴに「今

 のエスター・フィリップスの曲名を教えて下さい」って電話したところ、そんなのない

 って言うんですよ。エスターはとっくの昔に亡くなっているんで、未発表のヴォ—

 カルにリミックス細工を施した疑似新曲だと思っていました。その後「グレイですか、

 流行りのロックバンドと同じかぁ」「LとRが違います」なんて言われながら、

 かなり意地悪だった窓口の女担当者からようやく聞き出したのが、メイシイ・グレ

 イだったのです。それ以来、気になる存在ではあります。「現」時代にはインタ・

 エフエムのロビ—に捨てられていたト—キング・ブックの全曲をカヴァしたアルバムを、皆さん

 と一緒にたっぷりと聞いた事がありましたね。考えてみると、あれ以来かな。

  今回のサウンド展開はそれほど意外ではありませんでした。本当に唄の上手な

 人は、やはり出来るだけ騒々しくない、自然な形で聞いてもらいたいのでし

 ょう。詳細表記を信じれば、録音は二日間で行なっていますから、たぶん唄

 も演奏も同時だったんじゃないでしょうか。しかも安易にピアノ・トリオで済ませ

 ないところが、女メイシイらしいところ。成功しています。

  楽曲も殆どを自分で作っています。その作編曲能力が冴えた冒頭の1曲、

  「アナベル」を聞いて下さい。

 

M06.Annabelle(5’11”)Macy Gray

-M.Gray, J.Ruzumma, J.Lim-  Chesky Records JD389

 

N  メイシイ・グレイの新作『ストリップド』から「アナベル」でした。

  さて次も女性歌手。自分の事を変わったなあ、と実感するのは、こうやっ

 て女性の歌を聞くようになった点です。若い頃、というか相当な歳になるま

 で、男ばっかり聞いていましたからね、わたしは。よくいる「女性ヴォーカルが

 好きです」なんて人間は半ばケーベツしてました。それが、女性歌手の新しいアル

 バムを、歓んでかなり熱心に聞いているのです。お前、本当にワツシイサヲか、と質

 したくなります。

  あ、そんな事はどうでもeですね。次は先週も聞いてもらったノーラ・ジョーンズ。

 実に広範囲に動き回っていた彼女、今回はぐっと重量感が増して、どっしり

 とした存在感を見せつけているような印象です。やっぱりどこか違うんだな

 あ、と仕上がりには素直に納得出来るのですが、なんとなく脱皮して一回り

 大きくなったように聞こえてなりません。ジャケットの表情も大人ですし、あの

 甘えん坊声も聞こえません。でも愛想がないというワケでもないんです。

  アルバム表題曲を聞いて下さい。「デイブレイク」。

 

M07.Daybreak(3’57”)Nora Jones

-N.Jones, P.Remm-  Blue Note 00602547955715

 

N  タイトルに相応しい雰囲気を表現していました、「デイブレイク」、ノーラ・ジョーンズです。

 今回はサーラ・オダという女性と一緒に作業をしています。小田か織田か、いず

 れにせよ日系人でしょう。最近多いですねこの手のクレジットに接する事が。た

 だ彼らは完全に向こうのプロフェッショナルとして仕事をしているワケで、日系人であ

 る事が別に有利な条件となっているワケではありません。日本語知らなかった

 りしてね。現場では常に高度で正しい判断が要求され、それに結果で答えな

 きゃいけない。厳しいですよ。日本国内でケーハクなアルファベットの名前を自分につ

 けてその気になってる人間たちとは格段の差があります。C調な奴もいるん

 だろうけどね。

  ではそのサーラ・オダの作った曲をお聞き下さい。

  「スリーピング・ワイルド」。

 

M08.Sleeping Wild(3’07”)Nora Jones

-S.Oda-  Blue Note 00602547955715

 

M09.Ta Na Tom(6’42”)Ravi Shankar

-R.Shankar-  EMI Classics  50999 3 27593 2 7

 

N  ノーラ・ジョーンズに続いては、お父さんのラヴィ・シャンカルの創作曲で「タ・ナ・トム」

 をお届けしました。今度のノーラのジャケット写真は、これまでになくインド人的です。

 血が混じっている人たちは年齢によって顔かたちが変わって来ると言います

 が、彼女もそんな時期なんでしょうか。いつか横浜のコンビニでバッタリ出会った

 ルイズ・ルイス加部が、もう本当のガイジンで驚いた事があります。それで普通の日

 本語喋ってるもんだから、混乱しました。

  ラヴィ・シャンカルには他にも娘さんがいまして、有名なシタール奏者として活躍中で

 す。彼女の演奏が興味深い。お父さんたちとは明らかに違うリズム、ビ—ト感な

 んです。長年の修行を積んだ伝統的な形ですが、世代的なものでしょうか。

 以前、意図せずにふたりを続けて聞いた経験があって、とても印象に残って

 います。

  ノーラ・ジョーンズで最新アルバムから「スリーピング・ワイルド」、

  ラヴィ・シャンカルの「タ・ナ・トム」は1974年の録音でした。

  さて、先週はちょうど時間となってしまってお届け出来なかった、もうひ

 とりの女性歌手、メイヴィス・ステイプルズです。

  まずお聞き下さい、「ドント・クラーイ」。

 

M10.Don’t Cry(2’43”)Mavis Staples

-M.Ward-  ANTI  87444-2

 

N  メイヴィス・ステイプルズの新作『リヴィン・オン・ア・ハイ・ノート』から「ドント・クラ−イ」で

 した。わたしの持っている限りでは前作『ワン・トゥルー・ヴァイン』が2013年でし

 たから3年振りという事になりますか。少し間が空いた感じですね。今回の

 作品は今の「ドント・クラ−イ」のような、ちょっと曇ったような響きに覆われて

 いて、地味な印象を受けるかも知れません。もともとメイヴィスの声は低く重た

 いし、決して明るくはありませんから余計にです。楽器編成もレギュラ—なコムボ・

 スタイルではなく、かなり個性的です。でもいつものように柔らかく暖かいメイヴィ

 スの唄は変わりません。以前より一層深みを増したようにも聞こえます。やさ

 しく包んでくれますよ。

  ではもう1曲聞いて貰いましょう。ゴスペルの場合ですと主に助けを求め、

 傷を癒してもらうのが普通ですが、これは逆。ジ—ザスに「わたしの側に来て

 お休みなさい」と、声をかけています。

  「ジ—ザス、レイ・ダウン・ビサイド・ミー」、メイヴィス・ステイプルズの新作からです。

 

M11.Jesus Lay Down Beside Me(4’05”)Mavis Staples

-N.Cave-  ANTI  87444-2

 

M12.Jeseus Gave Me Water(3’47”)Gerald Alston

-L.Campbell-  Love Song Touring  no-number

 

N  メイヴィス、良かったですね。「イエスさん、あんたも大変でしょ。わたしの側で横

 になって休みなよ」こういう呼びかけが気軽に出来るのも、北米、特に黒人

 ゴスペルの特徴でしょう。わたしたち、佛さんに「たまには吞みねえ、喰いね

 え」とは気安く言えませんものねえ。

  さて、メイヴィスに続けたのは、先週、レジーナ・ベルとのゴスペル・デューオをお聞き

 頂いた、元マンハタンズのリード・シンガー、ジェラルド・アルストンの『トゥルー・ゴスペル』アルバム

 から、「ジーザス・ゲイヴ・ミー・ヲーター」でした。ご存知サム・クック、ソウル・スターラーズ時

 代の名唱で知られる1曲です。

  3週間ほど前かな、類似穴さんから「ボビ−・ヲマックとサム・クックの関係を知りた

 い」というお便りを頂きまして、ここでそれについて少々お答えいたします。

  1960年代初頭に、RCAという巨大な組織を相手に自由な制作環境を持っ

 ていた黒人歌手は、サム・クックの他にはいません。それは彼自身が人種を超越し

 た市場で大きな反応を得ていた事、そしてRCAが黒人芸能の世界に疎かった

 点、そしてゴスペル界という聖域をサムは巧みに操れたからだ、とわたしは見て

 います。ここは神聖にして侵すべからずですし、白人の大企業にとっては勝

 手にやってくれといった世界だったのでしょう。

  信頼出来る仲間たちと1960年に立ち上げた自身のレイベル、サー(SAR)で、サム

 は積極的な録音制作を始めます。そこの有望な新人グル—プのひとつが、オハイオ

 のクリーヴランドで出会ったヲマック・ブラザーズでした。サムは彼らを相当気に入ったの

 ではないでしょうか。目をかけて細やかなプロデュースをします。

  まずはこれを聞いて下さい。サムが兄弟のリーダー、カーティス・ヲマックにヴォーカル指導

 をしてから、録音に入ります。

  「イエールド・ノット・トゥ・テムプテイション」。

 

M13.Yield Not To Temptation(2’51”)The Womack Brothers

-B.Womack-  Abkco 2231/2

 

N  この頃ヲマック・ブラザーズはまだ地方のゴスペル・グループでしかなかったのですが、

 サムは既に彼らを自分と同じように越境させ、ポップの世界に引きずり込もうと

 していました。それだけの可能性を感じたんでしょうね。それで神聖なゴスペ

 ルの歌をこんなに改作させて、R&Bチャ—トに放り込みます。

 

M14.Couldn’t Hear Nobody Pray(2’26”)The Womack Brothers

-B.Womack-  Abkco 2231/2

 

M15.Looking For Love(2’35”)The Valentinos

-J.W.Alexander, Z.Samuels-  Abkco 2231/2

 

N  ご存知、「ルッキン・フォ−・ラヴ」です。先のは原曲「クドゥント・ヒア・ノーバディ・プレ

 イ〜誰の祈りも聞こえない」でした。「ルッキン・フォ−・ラヴ」では既にヴァレンティノーズ

 という世俗グル—プ名義になっています。サムの意図は見事的中。R&B番付で第

 八位、ポップチャートにも顔を出しました。

  そして、その後1964年には、更になる成功が待ち受けていました。

 

M16.It’s All Over Now(2’51”)The Valentinos

-B.Womack, S.Womack-  Abkco 2231/2

 

N  これまたご存知の「イッツ・オール・オーヴァ、ナウ〜俺の我慢は限界だ」です。ロッド・

 ステュアートの名カヴァ、そして何よりザ・ローリング・ストーンズの最初の全英第一位獲得

 曲として知られています。彼らは初めてのアメリカ公演中にヒット中のこの曲を知っ

 て即座にカヴァして発表。一説に拠れば、マネヂャのアンドルー・オールダムはイギリスで既

 に発売されていたヴァレンティノーズ盤を買い占めて、ストーンズが売れる工作をした、

 とまで言われています。アンドル—ならやるカモね。

  もちろんこれもサム・クックのプロデュース。仕事場で何気なく耳にしたヲマック・ブラザ

 ーズのデモから、素晴らしい閃きが差したのです。こういう所がサムは凄い。

  自分自身、よく知らないつもりでも、こんなに話が出て来る、サム・クックと

 ボビ−・ヲマックの関係、今朝は出会いからその後をお届けしました。来週は、

 もっと面白くなりますよ、お楽しみに。

 

M17.We Can Work It Out(3’22”)Humble Pie

-J.Lennon, P.McCartney-  キャニオン PCCY-10197

 

N  今週もハムブル・パイを1曲。今朝はアルバム『ストリート・ラッツ』からです。これは彼

 らの最後の作品となりました。制作には先ほど名前が挙がったアンドルー・オールダ

 ムが関わっていますが、音楽能力は停滞気味。通して聞いていても、創造にか

 なり苦しんでいるのが分ります。意図不明なビートルズのカヴァが3曲もあるのが、

 その象徴のように見えます。

  それでもスティーヴ・マリオットの唄は魅力的。泣いているような表情は、グループの

 状態を悲観してでしょうか。「恋を抱きしめよう」を聞いてもらいました。

  さて、先週お届けしたモージョー・マガジーン2014年1月号のお年玉付録のCD、

 改めて聞いてみましたら、かなりのレア度で貴重なトラックが多かったです。名前

 は知っていても代表曲すら浮かんで来ない、そんなグループも収録されていま

 した。

  お聞き下さい。エイメン・コーナーで「ヘロー・スージー」。

 

M18.Hello Susie(2’32”)Amen Corner

-Wood- Mojo Jan. 2014特別付録   Blues Anytime

 

N  これまたなんとバブルガム的なポップ・ソングでしょう。エイメン・コーナーというと、

 イギリスのブルーズの祖父アレクシス・コーナーの延長線上にあるかと思っていましたが、

 全くスージーが違いましたね。昔FEN放送で日曜日の朝に黒人ゴスペル番組で「エ

 イメン・コーナー」というのがありましたが、それと何のカンケーもなかったようです。

  次はまだ無名のロッド・ザ・モッド・ステュアートがブル—ズを伸び伸びと唄います。

  「ソウ・マッチ・トゥ・セイ」。

 

M19.So Much To Say(3’12”)Rod Stewart

-D’Abo, R.Stewart-  Mojo Jan. 2014 特別付録

 

N  ロッド・ステュアートで「ソウ・マッチ・トゥ・セイ」でした。素直でいいですね、本当に。

  さてこのお年玉CDは、パイのスティーヴ・マリオットが在籍していたグループ、スモ—ル・

 フェイシズで幕を明け、幕を閉じます。ここでロニ—・レインと真剣に音楽を作ってい

 たのに、商業的成功を求められて飛び出し、ピーター・フラムプトンとパイを結成。スモ

 ール・フェイシズはロッド・ステュアートとロン・ウドを誘ってフェイシズと改名、エンタテインメント性の

 高いロックンロ—ル・バンドに変貌して行った、というのがその物語ですが、真相は

 如何に・・・。

  今朝は実況録音で彼らの「オール・オア・ナシング」を聞いて貰いましょう。

 「これは元のママの速さ、音程、そして構成」と但し書きが付いていました。

 

M20.All Or Nothing(3’33”)Small Faces  corrected pitch, time, key

-S.Marriott, R.Lane-  Mojo Jan. 2014 特別付録

 

M21.Like A Rolling Stone(5’59”)Bob Dylan

-B.Dylan- Sony 88697791672

 

後TM:ボーン・イン・シカゴ(アサー仕様)P.B.B.B.

 

N  最後は、ボビ—にお祝いです。ノーベル文学賞授章時に、この国の報道では代表

 曲が「風に吹かれて」と、紹介されていました。わたしも初めて耳にした彼

 の音楽はこの曲です。ただしピーター、ポール・アンド・マリ—のカヴァ仕様で、後年ディ

 ランの原曲を聞いた時には、「これは別の歌だ」と思った位です。それ程に独

 特な表現でした。彼を見出したやっぱジョン・ハモンドは違うね。ボブ・ディランが

 本当に目指していた音楽革命の第一歩となった「転石の如く」を、今朝は時

 間まで聞いて下さい。なんかNHKの土曜朝の番組みたいですけれども。

  さて今朝の特別付録は、以下の隠し場所です。どうぞお楽しみ下さい。

  http://firestorage.jp/download/1417516bbb51335167e6a497f3a3613c6d2bd0f4 

 ダウンロードパスワード 84dcxtzx

 自落とししてみましたら、来ましたよ。焦らずにどうぞ。

  真夏から晩秋にひとっ飛びしたような季節の移り変わりです。皆さん、お

 体に、お心に気をつけて、この素敵な時期をお過ごし下さい。

  さあ、今朝もちょうど時間となりました。

 こちらは、http://osamusawada.com/category/mornin-blues-by-isaowashizu/

 「幻」モーニン・ブルーズ、鷲巣功でした。来週もあなただけに。

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    • リス子
    • 2016 10/15 3:38am

    ノラちゃん、ええなー

    • ヴェンテン
    • 2016 10/15 4:08am

    今週も更新ありがとうございますm(__)m。今宵はメイシイ・グレイを聴き倒そう( ^ω^ )。女性ヴォーカル万歳\(^o^)/♪。月が綺麗ですね、14番目の月、かな?。

    • 大橋 康一
    • 2016 10/15 8:51am

    いつも聴いてから、コメント書こうとして、一週間経ってしまいます。

    コメント忘れないように、DLしたので、ゆっくり聴かせて頂きます。

    今週も更新、ありがとうございました。

    • クリやん
    • 2016 10/16 10:32am

    毎週お世話になっております。
    10/15、16は三軒茶屋で大道芸があり、とりあえず付録の入手だけしてでかけますため、失礼いたします。
    快適にダウンロードできました。
    ディスクが並んだ写真からすると、今週も聴くのが楽しみです。m(_ _)m
    ありがとうございます。

    • プロフェッサー ロンゲ
    • 2016 10/19 1:09am

    お燗酒 ))半袖(( 湯豆腐 

    鷲巣功様 澤田修様
    こんばんは。
    朝夕めっきり涼しく、肌に心地のよい季節になりました。
    仕事が済めば外はもう暗く「ビールとやっこ」は昨日までのことです。

    【ボブ】
    最初に聴いたのは家にあったジョージのバングラデッシュコンサート。
    高校生の時に買ったのは追憶のハイウエイ61でした。
    やっぱり自分にとってのまさにロック。

    【ハンブルパイの恋を抱きしめよう】
    M17のウイキャンワークイットナウは何度聴いてもビートルズの原曲に
    結びつかないアレンジでした。(未だに)

    【先週の続き。ハンブルパイのブラックベリーズ】
    知ってる人はご存知なのでしょうがブラックベリーズの3人は
    スティーリーダンのファーストアルバムで歌ってる人達でした。
    知らないのは私だけでしたね。トホホ。
    そうだ。この秋はスティーリーダンの初期の2枚を探して聴こうかな。
    スモールフェイセスはその次に。
    チャオ!!

    • まゆりん
    • 2016 10/21 9:50pm

    ワッシーさん、オーサムさん、更新をありがとうございます。
    サム・クックの人柄に益々惹かれ、ボビー・ヲマックへの関心を深める回になりました。
    ワッシーさんと類似穴さんに心から感謝です!

  1. 時差で。いつもありがとうございます!

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