【幻】モーニン・ブルーズ 2017/01/21

mb170121

 

前TM : ヲーキン・ブルーズ(夜に近いアサー仕様)P.B.B.B.

 

N  おはようございます。アサー、ワツシイサヲです。寒かったねー先週、ホント。昨日の雪

予報はなんとかやり過ごせたようで、ひと安心ですか。アイス冷巣ですね。ショージ

ョ・フロム・ノ—ス・カントリー、冴えてるね。寒気のお陰ですか。え、何、カンキーないっ

て、失礼しました。

若い頃は「夏は暑い方がいい、冬は寒い方がいい」何てイキがっていたワツシも

すっかり穏やかで暖かい気候が好みになっています。ただ冬はコ—トが必要な位

までは寒くて、それで歩いても汗をかかない程度が・・・あ、こういう贅沢

はいけませんね。バチが当たります。

奮闘虚しく荒ワツシは負け越し。でも大丈夫だよ。まーだまだ行ける。玉ワツシ

は三賞に残るかな。両ワツシ関が今場所を盛り上げてくれました。皆様のご声援

に多謝。

トラムプも「無事」大統領に就任できました。さあ合衆国どうなるか。

ジミー・クリフで聞いて下さい。

「シップス・イズ・セイリング」。

 

M01.Ship Is Sailing(3’06”)Jimmy Cliff  nyahbinghi repeater

Ume/Universal  0602537081004

 

N  先日、久しぶりにレゲを連続して聞く機会がありまして、やっぱりいいなあ、

と実感する事しきりでした。レコ—ド店へ行く度に最新の盤も見ていますが、欲

しくなる物にはここ暫く出会っていません。そこで、2012年のジミー・クリフを

お届けしました。わたしにとっては充分に新しい音楽です。

この盤のクレジットには、各楽器担当者の最後に「ジミー・クリフ・・・ナイヤビンギ・

リピーター」とあります。ジャマイカの隠遁者野外合同即興演奏形態継承者ですか。

ナイヤビンギには、わたしも大いに惹かれるところです。その大御所と言えば、

ザ・ミスティック・レヴェレイション・オ—ヴ・ラスタファーライですね。こちらも久し振りです。

聞きましょう。「エティオピアン・セレネイド」。

 

M02.Ethiopian Serenade(4’20”)The Mystic Revelation Of Rastafari

-copyright control-  Recording Arts  R2CD40-41

 

M03.Boogie On Reggae Woman(4’58”)Bart Brandje

-S.Wonder- Woodward Avenue Records  nonumber

 

N  ザ・ミスティック・レヴェレイション・オヴ・ラスタファーライに続けたのは、スティーヴィー・ワンダーの

「ブーギ−・レゲ・ヲーマン」。バート・ブランデュスのカヴァです。これが入っているアルバム

『リール・ライフ』はロスアンジェルスの録音ですが、バ—ト自身はオランダの人。「ずっと昔か

らの憧れミュ—ジシャンたちと一緒に出来てとても嬉しい」という本人のコメントが添

えられていて、長年の夢を叶えた作品だという事が分ります。

先週フランスのロックンロ—ルを紹介した折にヨ—ロッパの音楽事情が気になりまして、

以前にも聞いて貰ったバートのアルバムを引っ張り出して来ました。

もう1曲聞いて下さい。

書き下ろし曲でしょうか。「フォーリン・イン・ラーヴ・アゲイン」。

 

M04.Fallin’ In Love Again(3’34”)Bart Brandje

-P.Brown, D.Reynosa- Woodward Avenue Records  nonumber

 

N  録音時に現地のテレビに出演し、そこでは「ザ・ヴォイス・オーヴ・ホ—ンド」なんて

紹介されたそうです。オランダというと国土の殆どが海抜以下で、風車とチュ—リップ、

そして薬物合法の国というイメヂが安易に浮かんで来ます。音楽と言えば・・・、

確か「ヴィーナス」のショッキング・ブルーがこの国の人たちでしたね。他にわたしが思

い当たるのは、ハーマン・ブルードという歌い手です。オランダのジョー・コカーみたいな

感じで、オーティス・レディングの影響がモロに感じられる唄でした。好きだったな。

ずっと昔にキングからレコ—ドが出ていました。

今のバートはおそらく自主的な音楽活動を続けているのでしょう。彼にも非

常にアメリカ音楽の影響は強いですね。特にスティーヴィー節が随所から聞こえて来ま

す。アルバムは全曲英語で唄われていて、演奏陣も西海岸のスタジオ・メン。30年程

前のアメリカのシンガー=ソングライター作品のような響きですね。特に阿蘭陀を感じさせ

るところはありません。敢えて探せば、ジャケットの木製の自転車に乗っている

写真くらいかな。

彼の地ではこういう音楽が一般的に聞かれているのでしょうか。実情をも

う少し知りたいですね。

さて先週はフランスのロックンロ—ルでしたが、今朝はご当地のソウル・シンガーに登場して

いただきましょう。

ベン・ロ—ンコー・ソウルです。

ニーナ・シモンの作品を唄います。「フィーリン・グーッド」。

 

M05.Feeling Good(4’13”)Ben L’oncle Soul

-N.Simone-  EnChante/Blue Note  RBCP-3147

 

N  昨年秋にブルーノート東京で実演を行なったベン・ロ—ンコー・ソウルの「フィーリン・グーッド」

でした。かなりニ—ナの歌を研究していたのが分ります。いい雰囲気でした。彼

は唄や数少ない写真から判断する限りでは、かなりユ—モアを理解する男のよう

です。先のオランダ人がとても律儀な印象だったのに較べると、「粋」な部分が

感じられますね。名前にも「ソウル」と入れている位ですからR&Bが好きだと

いうのが分ります。フランス人の黒人音楽好きはよく知られていますが、フランス人

でソウル・シンガーというのが成立するのかどうか、このアルバム1枚ではちょっと測

りかねますが、大いに興味ある所です。

ではベン・ロ—ンコー・ソウル、今度はアル・グリーンのカヴァです。

「シムプリー・ビューティフォー」。

 

M06.Simply Beautiful(3’41”)Ben L’oncle Soul

-A.Green-  EnChante/Blue Note  RBCP-3147

 

M07.Let’s Stay Together(6’25”)Jeff Cascaro

-A.Green-  herzog records 901026 HER

 

N  ベン・ロ—ンコー・ソウルの「シムプリー・ビューティフォー」に続いて、同じくアル・グリーンのナム

バをカヴァした、こちらはドイツの歌い手です。ジェフ・カスカロ、というのかな。い

かにもゲルマン人的な顔写真をジャケットにした新譜『ディ・アザ−・マン』から「レッツ・

ステイ・トゥゲザー」でした。6分を超える長尺ですが、あまり長さを感じさせませ

ん。控え目なアレンヂが効果的です。薄く被せているバック・グラウンド・コーラスがい

いですね。先のベン・ロ—ンコー・ソウルの「シムプリー・ビューティフォー」が、かなりオリヂナル

のアル・グリーンの唄、ハイ・サウンドを意識していたのに較べると、こちらは独自の

響きを持っています。押し付けがましさも皆無で、これをドイツ的でない、と

したら偏見でしょうか。

レコ—ド店頭で「ドイツのソウル・シンガー」と紹介されていたので興味が沸きました。

やはりドイツ人でソウル・シンガーというのが成立するのか、という点で聞いてみま

した。果たして・・・・。

次は自分自身の事を唄っているのかも知れません

「ル—ツ」。

 

M08.Roots(4’57”)Jeff Cascaro

-A.Green-  herzog records 901026 HER

 

N  「ル—ツ」、ジェフ・カスカロでした。実に落ち着きのあるリズムです。「レッツ・ステイ・トゥ

ゲザー」よりこちらの方がハイ・サウンド的ですね。瞬間的に「ラーヴ・アンド・ハピネス」

を思い浮かべていました。このアルバムは全篇ペテル・ルーブルという一人のドラマーが

叩いています。彼のビ—トがいいですね。収録曲は全て英語で綴られ、英文歌

詞カ—ド付きです。

ここまでの欧州男性三人は、いずれも40歳を超えた年齢層と見受けられ、

ここまでにソウル・ミュージックを含んだ豊富なキャリアを積んで来たという履歴が伝わ

って来るような唄が聞けました。

では、若い女性はどうか。ちょうど新譜で見つけました。彼女もドイツのソウル・

シンガーという形容でジェフ・カスカロの隣に並んでいました。ミウという女性です。

まず軽いファンク調で聞いて貰いましょう。

「ビター・ソウル・アンド・ブルーアイド・ハート」。

 

M09.Bitter Soul & Blue-eyed Heart(4’19”)Miu

-Miu-   herzog records/BBQ  901050JP

 

N  「ビター・ソウル・アンド・ブルーアイド・ハート」、ミウでした。この程度でしたら、極め

て一般的な唄い手と言える範疇でしょうか。現時点でアメリカのソウル・ミュ—ジックと

無縁の大衆軽音楽家は殆ど居ないでしょうからね。黒人音楽は限りなく泥臭

い反面、高度に洗練された感覚を追い求める傾向も合わせ持っていて、彼ら

の正確な音感、ビ—ト感、表現技術がそれを可能にしてきた歴史があります。

それは国境人種を超えた憧れの対象でもあり、音楽を志す者ならば避けては

通れない存在です。

ドイツの若き女性歌手ミウも、その辺は充分に認識しているでしょうが、だか

らといってベッタリ真似しようとせずに、最終的には自分自身の表現を心がけて

いる点に、わたしは好感を持ちました。

もう1曲行きましょう。60年代の南部のバラッド・スタイルを借りて唄います。

「自滅型のあなたに」。

 

M10.Ms Selfdestructive(4’56”)Miu

-Miu-   herzog records/BBQ  901050JP

 

N  メイヴィス・ステイプルの最新盤に入っていた「キリストさん、ゆっくりお休みよ」のよ

うに、友達に助けを差し伸べています。両者の関係はあまり上手く行ってな

いようですが。「ミス・セルフディストラクティヴ」、ドイツのソウル・シンガー、ミウでした。いわ

ゆるソウルを唄う声ではないですね。神経質なほどの繊細さを感じます。彼女を

リオン・ブリヂーズなどの流れと同じに捉えて、現代ヴィンテーヂ・ソウル派とする見方

もあるようですが、わたしには、その種の流れとは別の、より幅広い一般性

をもった唄い手として聞こえました。自作の詞曲で勝負している傾向もあり

ますね。

先ほども言いましたように、黒人以外の人間がソウル・ミュージックに憧れを持つ

のは極く当たり前の事です。問題はそれからで、その純な気持ちをどう自身

の個性と繫ぎ合わせるかが重要です。例えばアイルランドのヴァン・モリスン、彼の音楽

もソウル・ミュージックと深い関係にありますが、全く独立したオリヂナルな音楽の世界

を創造しています。ここまで紹介して来た人たちにも、そこまでやって欲し

いですね。

言葉の問題も大きいでしょう。ここまでの歌はオランダ人もフランス人もドイツ人も

それぞれの母国語ではなく英語でした。この辺どうなのかなあ。わたし自身

の中でもまだ解決出来ていないのですが、ソウル・ミュージックと言うからには言語

表現が非常に重要ですから、これからも考えて行きたい一項目です。

こんな事を考えるきっかけになったのは、例のブルーズ・シスターズの実況盤で

した。ドイツでブルーズやR&Bの実演が、スウェ—デン人、北米黒人、カナダ人によっ

て行なわれて、歌はもちろん進行もすべて英語で「ダンケシェーン」のひと言もな

い。バンドはスウェ—デン人、それをドイツ人が楽しんでいる・・・、よく考えると

不思議な光景と映りませんか。決してブルーズ、R&Bの全宇宙に訴える魅力を

否定しているのではないのですけれども。

さてそれでは、そのブルーズ・シスターズ、今朝はアンコール最後の1曲です。ベイスと

ドラムスのソロがいいですよ。

B.B.キングの十八番、ご存知「ロック・ミー、ベイビ−」。

 

M11.Rock Me Baby(5’28”)Blues Sisters

-J.Bihari, R.B.King-  BSMF 2542

 

M12.Just Out Of Reach(2’51”)Brenda Lee

-Stewart-  Not Now Music NOT3CD240

 

N  興奮冷めやらぬドイツはニュンベルクのクラブ・ヒルシェです。お待たせしました、この

実況録音盤は来週の金曜日に発売となります。DVD付です。ぜひお求め下さ

い。

その後に続いた「ジャスト・アウト・オヴ・リーチ」、ソロモン・バークの熱唱で有名なこの

歌、いま唄っていたのはブレンダ・リーです。先週はコニー、今週がブレンダ。「幻」

は本格的なオールディーズ番組になって来たのでしょうか・・・。

実は昨年末にブルーズやR&B通の大先輩たちと会う機会がありまして、そこ

で女性歌手の話が盛り上がり、何かの拍子にわたしが「弘田三枝子の方が同

時代の白人歌手よりパンチがあった」というような発言をしました。

すると大先輩のひとりが「君はブレンダ・リーを聞いた事あるか」と訊いて来

ました。わたしが「いやあ、彼女よりはミコのほうが」と反論したら、「ブレンダ・

リ—は『この世の果てまで』なんかじゃダメなんだよ」と軽くいなされ、彼は他

の先輩たちとブレンダが如何にカッコ良かったかを話し始めたのです。

そこに追いて行けなかった悔しさから、2017年も明けて早々、彼女の3枚

組を入手しました。昨今の価格破壊CDはこういう時に、大いに助かります。

他にオリヂナルLPをすべてまとめた箱物もありましたが、今回は魅力的なカヴ

ァが並んだノット・ナウ・ミュージックの編集物です。そこで出会って、感銘を受けた1

曲が、今の「ジャスト・アウト・オヴ・リーチ」だったのです。

いいでしょう、とても。確かに「この世の果てまで」とは違います。この

他にもR&Bのカヴァがたくさんあって、それをちゃんと咀嚼している彼女の才

能には脱帽、起立、礼なのです。もちろんR&B歌手としてではなく少女ポピ

ュラー歌手ですから、本筋では十代の恋の甘辛さに終始してますが、それだけで

は済まない人生観を既に歌で持ってるんですね。

続いての原曲は、供に恐ろしく唄の上手な先輩たちが唄っていた決定的な

ものです。果たしてブレンダは・・・。では続けてどうぞ。

 

M13.Hallejuah, I Love Him So(2’22”)Brenda Lee

-R.Charles-  Not Now Music NOT3CD240

 

M14.Only You(And You Alone)(2’52”)Brenda Lee

-Rand, Ram-  Not Now Music NOT3CD240

 

N  レイ・チャ—ルズの「ハレルヤ・アイ・ラヴ・ハー・ソウ」を「アイ・ラヴ・ヒム」に替えて、そし

て希代のハイトーン・シンガー、トニー・ウイリアムズの決定的名唱「オンリー・ユウ」、ブレンダ・リ—

でした。圧倒的な声量。絶対のタイミング感覚、音程の確かさ、そして気持ち次

第で自由に唄い変えて行く高度な技巧。わたしは今まで知らなかったなあ。

この時代の、特に「オールディーズ」に属するポピュラ−・シンガ—の歌は、すぐ似た

ようなパタンが出て来たり、お決まりの定番が続いたりで、LP1枚だけで飽き

飽きする事が多いのですが、この3枚組は全75曲を通しても退屈しません。

それは何よりも、先ほど述べた彼女の卓越した才能で支えられているのです

が、選曲の良さもかなり影響しているのも事実。

ここまでは全てがR&Bヒット曲です。彼女自身が好きだったのかどうかは不

明ですが、極く自然に唄いこなしていますね。たいていはビッグ・バンド編成

の伴奏とコーラスは、当時のポピュラ—音楽の標準的なもの。黒人感覚を理解してい

るとは言い難い。それでも通して聞けるのはやはりブレンダ・リ—だからでしょ

う。

続けます。30年代から唄っていたヴォーカル・グループ、インク・スポッツの出世作

「昔はものを」。

そしてリトル・リチャード版でわたしたちにはお馴染みの「センド・ミー・サム・ラヴィン」

 

M15.If I Didn’t Care(2’40”)Brenda Lee

-Lawrence-  Not Now Music NOT3CD240

 

M16.Send Me Some Lovin(2’51”)Brenda Lee

-Price, Marasclo-  Not Now Music NOT3CD240

 

N  ブレンダ・リーで「イフ・アイ・ディドゥント・ケア」、「センド・ミー・サム・ラヴィン」でした。

「センド・ミー・・・」、いいねえ、本当に。伴奏他はともかく、ブレンダだけじゃ

なくて、周囲にきっとR&Bの理解者がいましたね。

ロックンロール・ブームの終わりには白人のポピュラー・シンガ—がこの種のリパトワを摘ん

で全国的ヒット、というパタンがよくありましたが、はっきりいってパット・ブーンの

「瞳は君ゆえに」や「アイル・ビ・ホーム」なんか聞けたもんじゃないです。

それに較べて、ブレンダ・リーときたら・・・。大先輩に感謝感激アメアラレです。

この3枚組にはファッツ・ドミノーのカヴァが2曲入っています。これも当時の少女

歌手には珍しい事ではないでしょうか。共に出来は文句なし。特に「ブルーベリ

ー・ヒル」のアレンヂが斬新です。どうぞ。

 

M17.Walking To New Orleans(2’20”)Brenda Lee

-Batholomew, Domino, Guidry-  Not Now Music NOT3CD240

 

M18.Blueberry Hills(2’27”)Brenda Lee

-Lewis, Stock, Rose-  Not Now Music NOT3CD240

 

N  共にファッツ・ドミノーのオリヂナルで、「ヲーキング・トゥ・ヌーオーリンズ」、「ブルーベリー・ヒル」

でした。

さて、ブレンダ・リーはこんなにR&Bを唄っていた、それも相当にいい感じで、

という事ばかり言ってきましたが、彼女にはもちろん自身のヒットがたくさんあ

ります。そして、当時のポピュラー・シンガ—として、ギリギリでジャズと呼べるスタンダ

—ド曲も唄っていました、というか唄わなきゃならなかったんでしょう。

これは如何ですか、「今夜教えて」。

 

M19.Teach Me Tonight(2’58”)Brenda Lee

-De Paul, Chan-  Not Now Music NOT3CD240

 

N  充分な雰囲気を漂わせるブレンダ・リーの「ティーチ・ミー・トゥナイト」、これは彼女が

まだたったの17歳の時の吹き込みです。オソロシー。彼女は「ラヴァ−、カムバック・トゥ・

ミー」も唄っていまして、ひょっとするとダイナ・ワシントンの事も好きだったのかも

知れません。実際この3枚組を聴き始めて、わたしの頭にはすぐにダイナのこ

とが浮かびました。

ダイナほど居直った感じはありませんけれど、よくあるベッタベタの仕上がりで

はない「ティーチ・ミー・トゥナイト」、これも秀逸な出来です。今週は木曜日にもこれ

ら3枚を通しました。その時はちょっと上質のオーディオ装置だったので、サウンド

面で欲求不満になるかなと思ったのですが、結局のところは彼女の唄声ばか

り聞いていました。いやお見事です。

ちょっとワツシだけで盛り上がってる感じもしますが、許してね。

そこでお詫びの意味も込めて、ブレンダ・リー、最後はこのキラー・チューンです。

永遠、不滅、栄光のラーヴ・ソング、エディット・ピアフ作

「愛の賛歌」。

 

M20.If You Love Me(2’37”)Brenda Lee

-Piaf, Parsons, Monnot-  Not Now Music NOT3CD240

 

M21. You Can’t Do That(2’45”)5th ave south

-J.Lennon, P.McCartney- DCT entertainment.Mastard Records LNCM-1012

 

後TM:ボーン・イン・シカゴ(アサー仕様)P.B.B.B.

 

N  多分わたしが最初にはっきり聞いたブレンダ・リーは、今の「愛の賛歌」では

なかったでしょうか。その後が「この世の果てまで」で、そこで止まってい

ました。若き日の無知を大いに恥じなければなりません。

先の大先輩たちは、まだブル—ズのレコ—ドが輸入盤でも手に入らない頃に、シュ

ワンなどのメイル・オーダ−で3ヶ月以上も待って手に入れ、それを持ち寄って「レコ—

ド・コンサ—ト」なる集会を開いていた人たちです。今でもブル—ズの話を始めると

止まりません。わたしはとても敵わない。今回は貴重な事を教えてもらいま

した。ありがとうございます。

最後の「ユー・カ−ント・ドゥ・ザーット」は『フィフス・アヴェヌ−・サウス』という、小原礼

と林立夫を中心としたセッション・アルバムからです。70年代終わり頃の東京の繁華

街、と言っても歌舞伎町や赤羽じゃなくって、六本木や西麻布、青山あたり

で遊び人のツウーたちが良く聞いていた「らしい」音楽を集めた企画物です。「ユ

ー・カ−ント・ドゥ・ザーット」は意外だったな。

この制作監修をしていたのが岡部良雄という男で、彼もわたしの先輩です。

ひょっとしたらご存知の方もいらっしゃるかも知れません。その先輩が年末

に亡くなっていて、先週お別れの会が開かれて、そこでお土産に貰ったのが、

この『フィフス・アヴェヌ−・サウス』でした。

岡部良雄、彼はわたしが一緒になった西新宿のfmラジオの仕事場では、珍し

く音楽が好きで、詳しくて、知らない事をたくさん知っていて、わたしは当

然一目置いていました。

けれども好みが違うんで意見はいつもぶつかってまして、最終的に「だから

ワシズは分ってないんだよ」で終りました。

ピーター・バラカンをラジオの出演者に推挙したのも彼です。このふたりもそれほ

ど仲良しではなかったですがね。いつだったか「ピーターと張り合えるのはお前

だけだよ」と浴びせられた事もあります。とても有り難きお言葉ですが、今

だに張り合えていません。

最後に会ったのはもう随分前で、渋谷の並木橋陸橋の上でした。30分程立

ち話をしましたね。1年ほど患っていたようですが、知らせを聞いたのが急

だったので、わたし自身も相当に混乱しました。

今更ですが、ここに落ち着いてご冥福をお祈り致します。

岡部良雄さん、たくさんの事をありがとうございます。ずっと忘れません。

ここまで話して来て、何か急にこみ上げて来ました。

さて正体不明の75弗の請求書、反応よかったですね。あの後すぐにレコ—ド

屋に行って問い合わせたんですが、初回限定のアナログLPを出しただけで、今

は配信でしか買えないそうです。やってくれるじゃないの、えー。そんな訳

で、今週は他のトラックをお届けしようと思っていましたが、先送りさせて下さ

い。実のところわたしはまだ音楽配信で購入をした事がないのです。これま

では澤田修に買って貰っていました。今度はどうしよう。他のも聞きたいか

らね。

「シャウト」が「死にたい気持ち」というのは知りませんでした。ブルーズ・プロ

ジェクトに「泣きたい気持ち」というのが・・・、待てよブラインド・フェイスの1曲

目も「泣きたい気持ち」ではなかったか。調べましょう。ヒノさんありがとう

ございます。

今朝の特別付録は、以下の隠し場所です。どうぞお楽しみ下さい。

http://firestorage.jp/download/e3082b1ce88fd0a4a63a13e73fe18726ec53f1f2 

   ダウンロードパスワードは、2eju525w

あ、今朝もちょうど時間となりました。

こちらは、http://osamusawada.com/category/mornin-blues-by-isaowashizu/

「幻」モーニン・ブルーズ、鷲巣功でした。来週もあなただけに。

 

作品ジャケット写真はコチラからダウンロードしてください。
http://1.gigafile.nu/0114-m9c113d951e7885a7da2e21cf4ca3908b

 

    • ビス子
    • 2017 1/21 3:13am

    わっしー元気だしてね。

    • 類似穴
    • 2017 1/22 2:13am

    • 類似穴
    • 2017 1/22 2:41am

    からのー

  1. 遅くなりましたが、ありがとうございます。旧正月で年越し蕎麦、あんころ餅の時期ですね(笑)。では〜。

    • フェス ロンゲ
    • 2017 1/27 9:37pm

    鷲巣さん 澤田さん こんばんは。
    M02。エチオピアの夜曲よかったです。
    素朴な響きのビート。
    聴いていて心が穏やかになりました。
    さて誰が?どんなメッセージを何方に伝えようとした曲なんでしょう?

    曲名で調べてみたら、レオポルド・ゴドフスキーというポーランドのピアニストが作った「3拍子による30の雰囲気と光景」第12曲『エチオピアのセレナーデ Ethiopian Serenade』というのが見つかりました。でも聴いたことないのでオジー楽団の原曲かはわかりません。
    もしご存知でしたら教えてくださいね。

    では明日の放送楽しみにしてます。
    チャオ! ばいなら!!

    • 類似穴
    • 2017 1/28 3:22am

    あるラジオ番組を聴いていてダイナマイト娘は弘田さんで納得していました。
    パンチ力ではシ”゙ャッジ類似穴”は判定でヒロタミエコ。

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