【幻】モーニン・ブルーズ 2017/02/18

20170218

 

前TM : ヲーキン・ブルーズ(夜に近いアサー仕様)P.B.B.B.

 

N  おはようございます。アサー、ワツシイサヲです。昨日は南風が強く吹きました。春

一番でした。ところが今日からまた寒くなりそうです。「ただの季節の変わり

目の事」が多発です。ご注意下さい。

1曲目は、これで行きましょう。

「幻」シューチューロシュツキョク「テネシー州立カミンズ瀧の公園」、75ドルの請求書です。

 

M01.Cummins Falls(4’50”)75 Dollar Bill

-C.Chen, R.Brown-  Thin West Recordings TW-J

 

M02.ワイルンガ・ブルース(5’48”)ファット・フレディーズ・ドロップ   GSH

-unknown-   Pヴァイン PCD-17734

 

N  非常に無機、無表情。季節感なんてまったく漂わない75ドルの請求書の音

楽。「テネシー州立カミンズ瀧の公園」という描写的タイトルにも違和感を憶えます。た

だし、これは標準的日本人の安易な感覚でしょう。彼ら二人の心には演奏中

に大きな四つの瀧のある大自然の風景が浮かび上がっているのかな。あまり

上手くないギタ—、その場ですべて、鳴らす楽器とかパタンを決めているような

パカッションなど、惹かれる部位を多く持つ特異な響きです。今回のアルバムは楽曲

概念と即興性が上手い具合に調和した傑作、とわたしは捉えていますが、ハクジ

ョーな事に早くもこの次が気になっています。皆さんは如何かな。

クラブ風に重ねて続けた2曲目は、ファット・フレディーズ・ドロップという、これは

ニュージーランドのジャム・バンドの「ワイルンガ・ブルース」、最新アルバム『ベイズ』からです。

バンドという割にはかなりパソコン的な造りで、当初はDJモノかと思っていまし

た。ジョ−・デユーキーという男がリードヴォーカルを担当。かなりマ—ヴィン・ゲイを意識し

たギル・スコット・ヘロンを更に意識したように唄っています。全体の仕上がりはイーカ

ンジです。イントロを通り過ぎて、オーソドックスなリズムパタンが見えて来る辺りがとても

面白いですね。

次もちょっと変わった、というか今ではフツーなのかな、イタリア人が創り上げる、

仮想地球放浪記のサウンドトラックです。こちらもかなり面白い。

クラップ!クラップ!、タイトルは読み上げるのが難しい「ングウェf / ボンゲジウェ・マハンドラ」。

 

M03.ングウェf / ボンゲジウェ・マハンドラ(3’24”)クラップ!クラップ!

-unknown-   Pヴァイン PCD-93997

 

N  ちょっとおかしな終り方ですが、ソースのままです。「ングウェf / ボンゲジウェ・マハ

ンドラ」、クラップ!クラップ!でした。異国情緒を通り越して無国籍、いや非特定地域

音楽と言うべきかな。かつて空想科学小説は機械文明の来るべき姿を想像す

る世界でしたが、逆に今はこういう知られていない民族的なモチーフからの発想

がSFなのかも知れません。結局はイレクトリックなんだけどね。

さて、21世紀の地球では情報交流が頻繁に行なわれた結果、こんな歌が

R&Bシンガーによって唄われるようになりました。

ダイナマイト

M04.ホロウ(3’15”)ジョ−

-unknown-  Pヴァイン PCD18819

 

N  R&Bシンガー、ジョ−の「ホロウ」でした。レイベルからの紹介にもありますように、

フロリダ=ジョージア・ラインなどの音楽、つまり最新のポップ・カントリーにとても近い、

似た響きですね。南部黒人とカントリーは昔から縁が深いですから、特に驚くにも

値しない、とも言えますが、かつてのボビ−・ヘブ、チャーリー・プライド、などとは

明らかに違うブラック・カントリー感です。21世紀初頭にR&Bはこうなのるのかな。

さて先々週、突発的に採り上げたブレンダ・リーに関して、45979taxiドライバー

さんから、こんなお便りを頂きました。

私の友人が西武新宿線沿線で「LEE」というレコード店を構えていて彼女の大

ファンでした。確か当時Miss Little Dynamiteと呼ばれてました。来日コンサートに

ついて行って来ました。彼女が日本でメジャーになったのは”I left my heart

in San Francisco” でしたね。

ありがとうございます。そうか「サンフランシスコ」もブレンダ・リーだったのか。わ

たしはトニー・ベネットだとばかり思っていました。確かに記憶にはありますね。

しかし例の3枚組には入っていませんでしたので、ユニバ—サルからの、ポップ・

ヒットを集めたベスト盤を入手。多少のダブリもありますが、表舞台のブレンダを楽

しみました。

ではお聞き頂きましょう。ブレンダ・リーです。

「我が心のサンフランシスコ」。

 

M05.我が心のサンフランシスコ(2’49”)ブレンダ・リー

-Cory, Cross-  ユニバーサル UICY-80018

 

N  「我が心のサンフランシスコ」、ブレンダ・リーでした。この歌は「想い出のサンフランシスコ」、

「霧のサンフランシスコ」とも呼ばれていて、実はわたしも今回混乱しました。ジュリー・

ロンドンのが特別に「想い出のサンフランシスコ」となっているらしいです。彼女のは、

ちょっと感傷過多。トニベネ版は、気取り過ぎかな。ブレンダのが一番純真に唄わ

れている、以上はわたしの感想です。45979taxiドライバーさんどうもありがと

う。

さてサンフランシスコにはわたしもだいぶ前に数日間滞在した事があります。とて

もいい広さ、逆に狭さと行ったら良いのかな。歴史的な情緒がどこにも感じ

られる趣き深い町です。京都を連想しましたね。わたしとしては珍しく、こ

こに住みたいな、とも思いました。「ここがフィルモアだったのか。オ—ティス・レディン

グはこの辺りを歩いたんだ」なんて想いに浸ってね。

それだけの町ですから、数々の歌の対象になっています。その中でも異色

のこのナムバー、覚えていますか。

 

M06.San Francisco(5’19”)Village People

-J.Morali, H.Belolo, P.Whitehead,P.Hurtt-  PolyGram 314 522 039-2

 

M07.花のサンフランシスコ(2’58”)スコット・マッケンジー

-J.Phillips-  WEA WPCR-11314

 

N  ヴィレッヂ・ピーポ−の「サンフランシスコ」、そしてスコット・マッケンジーの「花のサンフランシスコ」

でした。ヴィレッヂは1977年のこの町を唄っています。特定の嗜好を持つ男性

にとって「この町は最高の環境だぞ」という賛歌、「花のサンフランシスコ」は、67

年のこの町は快適で暮らし易く、新しい感覚を持った様々な人間が集まって

来ている、みな手に花を持って平和の歌を口ずさみながら・・・、と夢のよ

うな状況を詠み上げたものです。当時ワツシ少年は聞く度に「夏が特に素敵だよ」

という行りに心を惹かれました。その理想郷が、10年でホモの天国になってし

まったのか・・・。これも極楽には違いないでしょう。

先週、以前から持っていたたモンタレー・ポップの完全版DVDを観る機会があり

まして、ここでもスコット・マッケンジー、唄ってましたね。当時としては最先端だっ

たのかな、民族衣装的なスタンド・カラーの長いサテン・ジャケットを着てました。有名な

ジミ・ヘンドリクスとオーティスの舞台を含む3枚組で、バタフィールド・ブル—ズ・バンド、ブ

ルース・プロジェクト、イレクトリック・フラッグという、新しい音楽創造を目指し、メムバーが

重なってもいる同時期の音楽集団が揃って出演していたのが、今さらながら

新鮮でした。それぞれ、音楽の土台はやはりブルーズでしたね。元気一杯のマイク・

ブル—ムフィ—ルドがとても良かった。観る事が出来て嬉しかった。

そのモンタレー・ポップの主催者でもあるママーズ・アンド・パパ−ズで聞きましょう。

厳密にはこれは冬の歌です。

「夢のキャリフォーニァ」。

 

M08.夢のカリフォルニア(2’36”)ママス&パパス

-J.Phillips, M.Gilliam-  ユニバーサル  UICZ-1435/6

 

M09.You Never Know(3’31”) ジョン・メイオール

-unknown-  BSMF 2544

 

N  「夢のキャリフォーニァ」、ママーズ・アンド・パパ−ズでした。これを「日本で初めて唄

った」と言う人間をわたしは「ふたり」知っています。果たして、どちらが

先なんでしょうか。それに続けたのは先週も聞いて貰ったジョン・メイオールの最新

録音から、「ユー・ネヴァ・ノウ」でした。とてもシムプルに軽く仕上げています。そ

れでいて、C調に流れない、これは流石ブルーズ生活60年以上というジョン・メイ

オールならではですね。黒人の真似じゃなく独創性溢れるピアノが、とてもいい。

もちろんブルーズ・フィーリングは満点です。

さてその時に同じく聞いて貰ったビッグ・ダディ・ウイルスンの新しいアルバムから、

ひょっとしてこれが一番いいトラックかなという1曲を、今朝はどうぞ。

「ギヴ・ミー・ワン・リーズン」。

 

M10.Give Me One Reason(4’23”)ビッグ・ダディ・ウイルソン

-unknown-  BSMF 2546

 

N  ビッグ・ダディ・ウイルスンで「ギヴ・ミー・ワン・リーズン」でした。これにはルーシー・フ

ォスターが参加しています。唄い出しは彼女でしたね。とてもいい釣り合いで聞

かせてくれました。ドイツ製の黒人音楽、ビッグ・ダディ・ウイルスンです。

さて、先週の「特定の恋人」宣言には思わぬ反響を戴きまして、ひとりで

いい気分に浸っています。ただ「二匹」という点がひっかかりますが・・・。

ともかく、俺も捨てたもんじゃないと、認識いたしました。そこで、この

歌が浮かびました。

ハーマンズ・ハーミッツです。「ヘンリー八世君」

 

M11.アイム・ヘンリー VIII アイ・アム(ヘンリー8世君)(1’49”)ハーマンズ・ハーミッツ

-Murray,Campion- 東芝 TOCP-67958

 

N  「ヘンリー八世君」、ハーマンズ・ハーミッツでした。これは隣の未亡人にイカレた恋愛未熟

者が英王朝の暴走気味多妻君主ヘンリー八世を引き合いにして語る身の上話。万

世一系とされている日本の皇室にも似た例はあるようですが、この国でそん

な歌を吹き込んだら、どうなる事でしょうか。

1965年のヒット曲で、わたしは「9500万人のポピュラー・リクエスト」でよく聞いて

いました。司会の小島正雄が「『2番を唄うよ、でも1番と同じだよ(Second

verse same as the first)』なんてやってますね」と説明してくれたのを、まだ

記憶しています。

唄中で「ヘンリー」という名前を連呼しますが、「エネルイ」としか聞こえません。

「H-E-N-R-Y」と綴りも読み上げますが、これも「アール」がうまく聞き取れま

せん。ロ—マ字読みはこういう落とし穴があります。

さてハーマンズ・ハーミッツは、やはりこの曲でしょう。

「ミセス・ブラウンのお嬢さん」。

 

M12.ミセス・ブラウンンのお嬢さん(2’44”)ハーマンズ・ハーミッツ

-Peacock-  東芝 TOCP-67958

 

N  「ミセス・ブラウンのお嬢さん」でした。これは振られた腹いせで相手の母親に

慇懃無礼な娘の美辞麗句を並べるというダメ男の唄。どうも彼らは恋愛に於い

てかなり屈折した感情を持っているようですね。少年よ、大志を抱け。

彼らはビ—トルズ以降のイギリス勢躍進の最中に世に出て、ソコソコの成功を収めた

事になっていますが、わたしのような半可通は、ここまでの2曲しか知りま

せん。メムバ—の名前も、リード・ヴォーカルのピーター・ヌーンしか知りません。

1966年夏のビ—トルズ来日の後で日本にやって来たのですが、観客動員が思

わしくなくショウ自体もパッとしなかったため、イギリスのグループはもうダメだ、な

んていう新聞評を読んだ覚えがあります。あの頃、家で取って居たのはアサヒだ

ったかな。流行物の無情さを物語る余話です。

「ヘンリー八世」を聞きたくて図書館から『ザ・ベスト・オヴ・・・』を借りて来

まして通しました。何故かビージーズとの何度か共通点を感じましたね。彼ら

はビ—ト・グループというよりはポップ寄りで、ナンパな歌ばかりですが、当時の

流れでもあったのでしょう、こんなカヴァもありました。

 

M13.ワンダフル・ワ—ルド(1’58”)ハーマンズ・ハーミッツ

-Campbell, Pesu, Alpert, Adler, Cooke-  東芝 TOCP-67958

 

N  非常にやんちゃな仕上がりの「ワンダフル・ワ—ルド」、ハーマンズ・ハーミッツでした。原

ヴァ—ジョンの音韻も含みも吹っ飛んだ感じです。次もサム・クックの影響下にある、

というか、「悲しき叫び」がそのまま唄える造りです。このヴァ—ジョンじゃない

と思うんですが、なぜかわたしはこの歌を知っていました。

ハーマンズ・ハーミッツ、「アイ・アンダースタンド」、ワカーっているよ、ジェネヴァ、ジェネヴァ。

 

M14.アイ・アンダースタンド(3’01”)ハーマンズ・ハーミッツ

東芝 TOCP-67958

 

N  「アイ・アンダースタンド」でした。最後がスコットランド民謡「蛍の光」になるところは、

憎いですね。モテモテ・ワツシの延長発想でハーマンズ・ハーミッツを4曲聞いて頂きました。

さて、ここからは先週お約束した青山ミチです。まずはデビュ—曲、映画「悪

名」シリ—ズでのクラブで彼女本人が唄う場面も印象的でした。

「ひとりぼっちで想うこと」。

 

M15.ひとりぼっちで想うこと(3’07”)青山ミチ   47’21”   2  一番好き チョホホッピリ

-T.Mizushima, Y.Nakajima-  ユニバーサル UPICY-6658

 

N  先月67歳で亡くなった青山ミチのデビュ—曲、「ひとりぼっちで想うこと」で

した。これがわたしは一番好きかなあ。ミチの唄える事の歓びが伝わって来る

ようで、気に入ってます。伸びと幅のある声、誤った指導や制約の下にない

自由な唄い方、まったく磨かれていませんが、素晴らしい。

遅れて来たミッチー・ファンのわたしの手許には2種類のCDが・・・、アナログも

少しあるか・・・、とにかく全部を聞いている訳ではありません。ひとつは

ポリドール時代のベスト盤、もうひとつはクラウンに移籍後のシングル盤を集めた2枚組

です。

訃報に接してから慌てて聴き返したのですが、いろいろと考えさせられる

事もあったりして、上手くまとまりませんでした。そこで今朝はまず、ポリド

ール時代の名唱をご紹介しましょう。クラウン盤は来週ですお楽しみに。

では参ります。次は「ワダイセイ」とエレキ歌謡の融合です。

「いろはにほへと」。

 

M16.いろはにほへと(3’02”)青山ミチ

-H.Iwase, H.Ibe-  ユニバーサル UPICY-6658

 

N  最後のオマケ的「おしまい」が可愛いですね。エレキ歌謡の典型のようなサウンド構

造ですが、全体を唄が引っ張っているのがわかります。「カックン・ショック・パラショッ

ク」と来たか。一本取られました。「いろは四十八・・・」の和風節回しも大

したもんです。聞いていると、声に何色かのトーンが出て来ます。本人は無意識

のようで声音というほどではありませんが、これも興味深いところ。

さあそこで、これは暖かくて柔らかい声を本人の上手なコントロールで唄われま

す。後に成城大学のヴィレッヂ・シンガーズが「亜麻色の髪の乙女」という題名で

ヒットさせたあの歌です。

「風吹く丘で」。

 

M17.風吹く丘で(3’30”)青山ミチ

-J.Hashimoto, K.Sugiyama-  ユニバーサル UPICY-6658

 

N  「風吹く丘で」、青山ミチでした。アルプスの処女ハイヂを連想しましたね。会った

事ないけど。この歌は1966年11月に発売されているのですが、直後に発売

中止、回収の憂き目を見ています。本人がクラウンへ移籍したため、となってい

ますが、それを信じれば制作発売が全く計画的でなかったのと、契約管理の

杜撰さが原因で、それを回収という意地で取り繕っただけです。本人と作品

には何の罪もないでしょう。こんな風に優しく上手に唄えることの証明だっ

たのに、残念な結果です。彼女を取り巻いた不可解な出来事のひとつですね。

次はやはり同時期に黒人との混血児として世に出た、ケン・サンダーズの持ち歌

のカヴァです。

「ワン・ナイト・ワン・キッス」。

 

M18.ワン・ナイト・ワン・キス(2’53”)青山ミチ

-K,Hamaguchi-  ユニバーサル UPICY-6658

 

M19.恋はスバヤク(2’27”)青山ミチ  

-Lordermilk,K.Sugiyama-  ユニバーサル UPICY-6658

 

N  「ワン・ナイト・ワン・キッス」、「恋はスバヤク」、いずれも青山ミチでした。「ワン・ナイト・ワ

ン・キッス」もかなり包容力豊かな表現力が感じられますね。彼女には、本来こ

ういう傾向が合っていたような気もします。園まりが思い浮かびました。

「恋はスバヤク」は外国曲で、ガス・ヴァッカスという男性歌手が唄い、国内でレコ—

ドも出ていました。わたしが初めて参加した、一応人前でまともに演奏が出

来るバンドのリパトゥワでしたね。思い出します。パンチのある唄い方は、黒人との

混血という事から来る日本人の安易な想像の延長線上に置かれたものでしょ

うが、わたしは、今の「恋はスバヤク」冒頭から54秒の「恋だけは、ね」の「ね」

のように、スピード感を煽りながら遅れて出すひと言に、独特のセンスを感じます。

彼女は公開オーデションに合格して世に出る事になりました。その時に唄ったの

が、これだったそうです。

 

M20.ヴァケイション(2’29”)青山ミチ

-H.Hunter, C.Francis, G.Weston, K.Sazanami-   ユニバーサル UPICY-6658

 

N   合格です。わたしがその場にいたら、彼女を思い切り抱きしめていたでし

ょう。こういうルールやブレンダ・リー的なパンチ力と包容力ある優しさを上手に使い

分ける制作が施されていたら、青山ミチはごく普通の唄い手として、もっと大

勢の人たちに親しまれていたのではないでしょうか。今週はポリドール時代の吹

き込みをお届けしました。来週はノヴェルティ度が進行したクラウン時代の作品です。

どうぞお楽しみに。

さて、ミチがどんなに「ヴィ、エイ、シィ、エイ、ティ、アイ、オウ、エン」を上手に唄って

も、これには敵わないでしょう。

まさに決定的なこのヴァージョンを聞いて下さい。弘田三枝子です。

 

M21.ヴァケ−ション(2’27”)弘田三枝子

-H.Hunter, C.Francis, G.Weston, K.Sazanami-   東芝TOCP10488

 

N  もう何と言ったら良いのか、どうしようもない迫力の「ヴァケ−ション」、弘田三

枝子でした。彼女に煽られたように演奏陣が熱を帯びて来るのが、気もち良

いですね。特に悪乗り寸前のドラムが面白い。これは世界的な傑作でしょう。

ところで今日はもう2月18日、昨日は関東でも春一番が吹きました。そろ

そろ冬の出来事を総括する時期です。

では同じく弘田三枝子で聞きましょう。

「想い出の冬休み」。

 

M22. (2’37”)弘田三枝子

-H.Hunter, M.Barkan,K.Sazanami-  東芝TOCP10488

 

N  「ベイビ−、ウホゥホゥホゥ・・・」、凄いね、この頃のミコは。本人が重ねたハーモニーも

ダントツにイカしてます。さっきのミチの「風吹く丘で」の男性合唱が学生グリークラブ

的で全く魅力的でなかったのと対称的です。いや、これには敵わなくてフツー。

別格的狂いがミコには宿ってました。巫女だったのか。

さて春一番が吹いても厳しい冬は続きます。

「幻」モ—ニン・ブルーズ、2月の定番をお届けしましょう。

吉永小百合です。「寒いアサー」。

 

M23.寒い朝(3’57”)吉永小百合・和田弘とマヒナスターズ

-T.Saeki, T.Yoshida-  ビクターVICL-41320

 

N  「寒い朝」吉永小百合・和田弘とマヒナスターズでしたマヒナのファルセトー・ヴォ—カルは、

聞いていると冷え冷えとしてきますね。特にこれはその効果を狙ったように

冷たい。どうでしょう、ち「冷え」さん。

さて、本来はここで「寒いアサー」と終る予定でしたが、時間が残ってしまい

ました。普段は終る前に大慌てで削るのにね。ハ—マンズ・ハーミッツの各曲が短かっ

たせいでしょうか。困ったなと見渡して、そうだ、お知らせがあります。

月刊「レコ—ド・コレクタ—」誌の2016年2月号発表の「リイシュー・アルバム・ベスト10/5」

歌謡曲/芸能部門に『昭和カタコト歌謡曲』が、選ばれました。おめでとう。

わたしは全く知らなくて、編集部に顔を出した時に教えられました。もう

書店には3月号が並んでいるかも知れませんが、興味があったら見て下さい

ね。

ではそれを祝って、元祖「ヴィ、エイ、シィ、エイ、ティ、アイ、オウ、エン」です。

コニー・フランシスでカタコト日本語「ヴァケイション」、イッコー。

 

M24.ヴァケイション(2’21”)コニー・フランシス

-H.Hunter, C.Francis, G.Weston, K.Sazanami-   コロムビアCOCP-39523

 

後TM:ボーン・イン・シカゴ(アサー仕様)P.B.B.B.

 

N  追加を入れたんで後枠が短くなってしまいました。急ぎます。今週は大阪で

不幸があり、15日、16日、通夜、葬儀に出ました。近来には珍しく参列者が

多く、また沢山の人たちが涙を流していたのが印象的でした。人の死とは、

そういうものなのだ、再認識です。週末には、作曲家の舟村徹が亡くなった

という知らせも入りました。わたしが初めて買ったレコ—ドは彼の作曲による、

村田英雄の「王将」でしたね。合掌。みんな、逢えるうちに逢っとかなきゃ、

後悔するよ、ほんとだよ。またこんな時にかぎって予定がいくつかあって、

慌ただしいものなのだ、という事も思い知りました。

さて、特定少数の方だけにお送りしている今朝の特別付録は、以下の隠し

場所です。どうぞお楽しみ下さい。

http://firestorage.jp/download/583cab5c3d57179d06f14e07ecbc57b8f933c431

ダウンロードパスワードは、gijpw8kfです。

今朝もちょうど時間となりました。

こちらは、http://osamusawada.com/category/mornin-blues-by-isaowashizu/

「幻」モーニン・ブルーズ、鷲巣功でした。来週もあなただけに。

 

 

    • ワツシイサヲ
    • 2017 2/18 11:32am

    4曲目前の全角「ダイナマイト」、これは何でしょうか。わたしにも分りません。元の原稿にもありました。あと、言い忘れがひとつ。最後のコニーの「ヴィ、エイ、シィ、エイ、ティ、 アイ、オウ、エン」のサクスフォーンソロ、これも素晴らしいですね。今のところ、以上です。

  1. 青山ミチの特集ありがとう!『風吹く丘で』「恋はスバヤク」が聞けて最高です!ありがとうございます。

    • 類似穴
    • 2017 2/18 3:14pm

    vacation千本ノックならぬ3本ノックの感想。
    ミッチーとミコではパンチ力が桁違い。階級が違う。
    ミッチーとコニーではkawaisaが違う。ミッチー不利。

    青山ミチさんは、自称ワコウドの私にはほぼ「だれだチミは?」という感じで(ほぼ)初めて聴きました。
    弘田美枝子のヴァーケイションも初めてかもしれません。脳内にはコニー・フランシスのサックスソロが刷り込まれていて
    (弘田美枝子のほうの)ソロの方に違和感を感じていました。ハッパ音というか弾ける感じと、ツッコむ感じが
    キモチイイ。

    ダイナマイトが突然現れたのはマイトガイが放送しているからでは??もしくはジャスラックの陰〇とか??
    爆弾処理も済んでちょうど時間となりました。

    • 特定少数のひとり
    • 2017 2/18 5:25pm

    あらら…首都圏の恋人はふられてしまったのかしら。

    • nrj45979タクシードライバー
    • 2017 2/20 11:31pm

    今週も楽しませて頂きました。色々とうれしい放送でした。イギリスのポップと言うかロック、ハーマンズ・ハーミッツに反応してしまいました。デーブ・クラーク・ファイブ、他グループ名が出てきませんが、当時の楽曲が頭の中を巡っています。機会がありましたら是非特集などとわがままな気分になっております。いまバックでミス・リトル・ダイナマイトの「思い出のサンフランシスコ」からのサンフランシスコつながり、ありがとうございました。青山 ミチにたいする鷲巣さんのおもいやり、素敵です。。。

    • 八王子60オーバー
    • 2017 2/23 9:43pm

    ヒャー、ハーマンズハーミッツ!♪
    カエルちゃんのピーターが何ともキャーだったのですが、来日時、彼等が英国大使館の御嬢さん達とダンスに興じる写真を見て、あ~~そうですか。。。との思いをしたのを覚えています。

    スコットマッケンジー(結構お年を召されてもこの曲で盛り上がってライヴされているのを見かけた記憶があります。)、ママパパ、ヒッピームーブメントのさかりでしたね~。。
    まさかのガスバッカス、なんて懐かしい。
    コニーはやっぱり、泣き節の「ボーイハント」が堪りません。

    9500万人のポピュラーリクエスト小島正雄、と思ったらエロ光線のジョーが登場、今週も何ともグルグル嬉しい放送でした。
    有難うございます。

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