【幻】モーニン・ブルーズ 2017/04/22

mb170422

 

前TM : ヲーキン・ブルーズ(夜に近いアサー仕様)P.B.B.B.

 

N  おはようございます。アサー、ワツシイサヲです。春たけなわの筈でございますが、

先週の日曜日は暑かったですね。自転車で走ったら汗をかきました。火曜日

は異常といっても良い温度と湿度の上昇。気持ち悪いよう。またすぐあの蒸

し暑さがやって来るのでしょうか。今から5月末くらいまで、梅雨に入る前

が一番気持ちいい季節ですが、もう30年くらい前からかなあ、春分の次がす

ぐ夏日になってしまう気候に変わってしまったようです。

では、改めて初めまして。あなたを好きです。

 

M01.ハロー・アイ・ラヴ・ユー(2’15”)ドアーズ

-The Doors-  ワーナー WPCR-16031/2

 

N  ドアーズで「ヘロー・アイ・ラヴ・ユー」でした。唐突ですね、ジム・モリスンは。初対面

で、いきなり「好きです」と来ます。ただし、これを冒頭に持って来たのに

は、ちょっと当方にもジジョ−があります。

先々月かな、古本屋で「ぼくが狼だった頃 さかさま童話史」という寺山修

司の一冊を手に入れました。1979年に文芸春秋社から刊行されたもので、「大

人になったら『名作童話に復讐してやりたい』と思っていた」著者の力作で

す。ひょっとして、有名な書物かも。わたしだけが知らなかったのかな。

「さかさま童話史」という括りでは、「アンデルセンの『はだかの王さま』はす

ごい肉体美だった」とか「『青い鳥』が何羽いたらこの世界はしあわせにな

るか」など、名作を疑惑のマナザシで検証し、裏に隠された事象をあぶり出して

行きます。このヒネクレ想像力を源とした考察が素晴らしく痛快です。

他には「書き直し童話」というのがあって、登場人物と環境を流用してほ

とんど別の作品にしてしまう。こちらも愉快です。どこかに連載でもしてい

たのでしょうか、読者の傑作投稿も加えられており、なかなかに読ませます。

「文部省新指導要領準拠による国語ワ—クブック方式の童話」は、例えば「灰娘」

(シンデレラ)の物語に盛り込まれた沢山の括弧を埋めて行く試験問題です。

(1)は立ちあがって(2)のようにすばしっこくにげだしました。

このような例文があって、

(1)には、以下の中から:灰娘、アブダラ・ブッチャー、二年A組中島ヨシ子、黒姫山

(2)には、以下の中から:ルパン3世、ハイセイコー、茹卵、ゴキブリ

を、それぞれ選び出すのです。

これがまた素晴らしい。ここで詳しくは述べませんが、明らかに「この

話を滅茶苦茶にしてやろう」という故意がアリアリ。先日お話ししたパロディ展に

も重なる高度な文化批判精神には、脱帽です。こういう発想、姿勢、態度が

昨今の芸術芸能からは失われている気がします。ホ—ド—は言うに及ばずだけれ

どもね。

直接音楽に関わる文章はありませんが、「かぼちゃ食いのピーターのベッドル—ム」

という章、これは野合推奨意見書でありますが、そこでしきりに「ハロー・アイ・

ラブ・ユー」と叫ばれています。ドアーズの同名曲からの閃きであるのは間違いな

いでしょう。

このような事情で「ヘロー・アイ・ラヴ・ユー」、お送りしました。この「ぼくが

狼だった頃 さかさま童話史」はテッテ的に分り易く不埒で下品な内容に終始し

ていますが、同じ時に購入した「黄金時代」という評論集は、ひどく難解で

す。語られている対象が和歌、歌人という、わたしからは縁遠い世界である

のも理解出来ない事と大いに関係があるとは思いますが、例えば一首を深く

読んでその背景や歴史を探って行く思考力には舌を巻きます。いずれにせよ、

寺山修司は狂気の持ち主でしたね。彼の周りに時代の急進的な才能が集約さ

れたのも充分に分ります。

さて次も「初めまして」です。先週「ニアラー・トゥ・ユー」をお届けしたら、さ

っそく45979号から「好感」の電信が入りました。

サマンサ・フィッシュです、「ヘロー、ストレインジャー」。

 

M02.Hello Stranger(4’20”)サマンサ・フィッシュ 

-B.Lewis-  BSMF 2550

 

N  バーブラ・ルイス1963年のヒット曲「ヘロー、ストレインジャー」、イヴォンヌ・エリマンのヴァ—ジョンも

ヒットしましたね。今朝はサマンサ・フィッシュのカヴァでお送りしました。右チャンネルのリズム・

ギターがイカしていました。本人なのかな。彼女は当代のナンバ一番・ブルーズ・ギター・ウイミンと言う事なんです、がわたしは唄が気に入っています。別に無理して黒人的に、ブルーズっぽくしているのではないと思いますが、素材にあった発声、唱法が自然に採られている。おそらくは幼少時からの長い習慣が影響しているのでしょう。

もう1曲どうぞ。ヌー・オーリンズのア—マ・トーマスの65年ヒットです。

「ハーツ・オール・ゴーン」。

 

M03.Hurt’s All Gone(3’46”)サマンサ・フィッシュ

-R.Alfred, J.Ragovoy-  BSMF 2550

 

M04.Theme From Sayonara(3’15”)Nina Simone

-Berlin-  Collectable COL-CD-6412

 

N  「ハーツ・オール・ゴーン」、サマンサ・フィッシュでした。それに続けたのはニーナ・シモンの

「さよならからの主題曲」、カーネギー・ホールのコンサート実況録音です。これが新譜

として出るという知らせを貰ったのですが、当然もう遠い昔に出ている録音

です。今回はSHM-CD仕様での再発売で「新譜」扱いになりました。そこか

ら、「シーム・フロム・サヨナラ」です。これはどう聞いても「サクラ」にしか聞こえませ

んね。作者がアーヴィング・バーリンなのですが、どういう事になっているのでしょ

うか。

この楽曲は外国人が採り上げる日本楽曲の最右翼でもあります。ニ—ナは思い

入れたっぷりに表現しています。非常に彼女らしい。まだ日本に来る前です

が、この旋律が彼女の持って生まれた民族感覚を刺激したのでしょうか。季

節的にはもう少し前にお届けするべきだったでしょう。遅かったな。

品川の図書館にドアーズを借りに行った時、北沢緑道と目黒川の桜並木沿い

を自転車で走りました。まだ花は残っていて、お花見の人たちもいました。

葉桜見物も晩春の一興かも知れません。

そして、思い出した。外国人の「サクラ」と言えば、こんな1曲もありました。

 

M05.バラ色の桜んぼの木と林檎の木(3’12”)イヴェット・ジロー

-J.Laure, T.Iwatani, P.Loiguy-  コロムビア COCP-39523

 

N  イヴェット・ジローの「バラ色の桜んぼの木と林檎の木」です。『昭和カタコト歌謡曲

女声編』からお聞き頂きました。これにつきましては、アルバム解説担当者か

らお話しいただきましょう。鷲巣功さん、お願い致します。

 

イヴェット・ジローは、1952年に「詩人の魂」を唄いフランスでディスク大賞を獲得し、

一流歌手の仲間入りをした。55年以来大の日本贔屓となり、来る度に「帰

って来ました」と挨拶する程で、60年代には1年間住んでいた事もあると

いう。彼女が「日本語で唄いたい」と希望し、「詩人の魂」と共にパリで吹

き込まれた。葦原英了が書いたシングル盤の解説によれば、日本人女性も立ち

会い、原曲にかなり忠実な日本語詞の理解に努め、何回もやり直したとい

う。おそらくローマ字で書かれたものを読んでいるのだろう。フランス語では「H」

を発音しないので「日」が「イ」、「春」が「アル」、「花」が「アナ」となってい

る部分がある。オリヂナルは1950年の作品。アンドレ・クラヴォ−が唄いヒットした後、

ペレス・プラドーがマムボ化し「セレス・ローサ」と改題してから、極めてポピュラーな歌

となった。「チェリー・ピンク・チャチャ」という英題も持つ。

 

以上、鷲巣功さんの解説でした。お分かりでしょうか。「鐘が鳴りますカンコン

葬祭」、これは意図されたギャグなのでしょうか。サビに繋がる箇所は、かなり

強引なテイプ編集ではないか、との推測もあります。共に鷲巣功さんが本来の

解説には書けなかった所感だそうです。ジローの歌唱表現法には2017年の今で

は理解し難い部分もありますが、このような「うたのおばさん」的過剰な多

湿感情移入は、60年代中期までの正統でした。先週亡くなったペギ−葉山もこ

の系統に並ぶと思います。イヴェット・ジローの「バラ色の桜んぼの木と林檎の木」、

『昭和カタコト歌謡曲 女声編』からでした。

毎週「幻」のツイターで「カタコト」の新規発掘を続けてくれている人がいますね。

わたしも知らないものばかりで、頭が下がります。毎週、いや毎日ありがと

うございます。今週登場した「ちっちゃな恋人」はコロムビアのデノン・レイベルだし、

かなりカタコト度が高いので収録したかったんですけど、諸般の事情で涙を呑み

ました。ツイターの探索者は、どうやって探しているのでしょうか。「カタコト」では

検索出来ないのではないか、とも思います。わたしは、目星を付けた神保町、

中野、荻窪、上野のレコ—ド店をとにかくマメに回って探しました。中野では同じ

ハコの前で毎週日曜日に必ず会う白人がいましたね。あの人も「カタコト」探して

たのかな。「歌謡曲」ですと膨大な量を見なければいけませんから、勘を働か

せて効率よく探す訳です。この「勘」が重要。大阪日本橋のとある中古盤屋

には「外国人歌謡曲」だったかな、そんな仕切り箱があって、そこからは大

量に買い込みました。ツイター探索者は、主にユ—チュ—ブで見つけているようですが、

どの角度から斬り込んでいくのでしょうか。そう簡単に行き着かないと思い

ますけれどねえ。

それはともかく、季節遅れの「サクラ」関連2曲をお届けしました。

 

M06.Cry For Me Baby(3’54”)モンスター・マイク・ウェルチ & マイク・レッドベター

-E.James- BSMF-2553

 

N  ボストン生まれのギタリスト、マイク・ウェルチとシカゴ出身のブルーズ唄い、マイク・レッドベター

のコムビでエルモ・ジェイムズの「クライ・フォ−・ミー、ベイビ−」でした。気持ちの良いシャッ

フル感覚ですね。ギタ—、ヴォ—カル共に行き過ぎてないところがいい。自分の出し

ている音かしっかり聞こえているような気がします。

次は高い緊張感のミディアム素浪人月影兵庫。

「難民の誓い」。

 

M07.I’m Gonna Move To Another Country(4’48”)

モンスター・マイク・ウェルチ & マイク・レッドベター

-unknown- BSMF-2553

 

N  モンスター・マイク・ウェルチ・アンド・マイク・レッドベターで「アイム・ゴナ・ムーヴ・トゥ・アナザ・

カントリー」でした。ヴォーカルが聞かせます。後半の「アメリカよ、」と呼びかける所、

グッと来ますね。アルバムは特にカヴァ集という概念で作られているとは思えませ

んが、殆ど既成楽曲です。

次もそんな1曲、アルヴィン・ウイルスンで知られた「ダウン・ホーム・ガール」。

 

M08.Down Home Girl(4’44”)モンスター・マイク・ウェルチ & マイク・レッドベター

-A.Buter, J.Leiber-  BSMF-2553

 

M09.T-Bone Boogie(3’42”)エイドリアナ・マリー

-Walker- BSMF-2554   L.A.Jones gtr.

 

N  モンスター・マイク・ウェルチ・アンド・マイク・レッドベターの「ダウン・ホーム・ガール」、そして

これも新譜で、女性ブルーズ歌手、エイドリアナ・マリーの「Tボーン・ブーギ−」でした。

デューク・ロビラードがプロデュースしたこちらはオールド・ブルーズ・スクール的成立ちで、

全篇ジャムプ/ スウイング調で構成されています。わたしが一番気に入ったのは今の

「Tボーン・ブーギ−」。シャッフル感覚溢れるギターはデュークではなくて、L.A.ジョーンズ

でした。

さて、先々週にお届けしたザ・ローリング・ストーンズ1969年の全米ツアー実況、今

出ている豪華仕様には、ずっと聞きたかったトラックが入っていて嬉しかったで

すね。それは69年版「アンダ—・マイ・サム」です。この時のツア—の最後にミック・ジャガ

−は野外の無料公演を企画。同じ年の夏に行なわれたウードストークへの対抗意識も

あったのでしょう。何の準備も出来ていないのに「とにかく実施」という、

どこかの国の法案審議のように強引に決定され、周囲は振り回されます。映

画「ギミ・シェルター」は、このオルタモント・スピードウェイの悲劇に向かって進む物語、と

も言えるでしょう。

公演中、警備を請け負ったサンフランシスコ支部のヘルズ・エインジェルによって、黒人青

年メレディス・ハンターが刺殺されます。この時ストーンズが演奏していたのが「悪魔に

寄せる同情」だった言われています。ただしそれは違っていて、「アンダー・マイ・

サム」の演奏中なのです。

舞台と観客席の仕切りもはっきりしない滅茶苦茶な会場で、演奏は何度も

中断します。ミックが「みんな、落ち着いてくれ」と呼びかけ、キ—スは相当に苛

立って観客を怒鳴り付けます。何が起きても不思議がないほど、暴動寸前の

危険な状態でした。それでもすぐにストーンズは演奏を再開、事件の直前が「悪

魔に寄せる同情」でした。しかしこれもすぐに演奏停止やむなく、ミックがはっ

きりとこう言います。「この歌の時には必ず何か起こるんだ」。状況にビビリ

つつも、多少はこの混乱を引き起こしたに自分に満足していたようなミック。

ここで時間をかけて場内整備を行なえば、双方とも落ち着けたかも知れま

せんが、観客が整列しかけた時、チャーリーのフィルインで始まってしまったのが、「ア

ンダ—・マイ・サム」でした。その途中で悲劇は起こります。

話が長くなりました。聞いて下さい。「アイム・フリー」とのメドリーです。

「アンダ—・マイ・サム」。

 

M10.Under My Thumb(3’32”)~I’m Free (2’49”)The Rolling Stones

-M.Jagger, Keith Richard- Abkco 8929-2

 

N  メドリーで「アンダ—・マイ・サム」、「アイム・フリー」でした。これはマディスン方形劇場

での収録です。「アイム・フリー」の後半で絡んで来るミック・テイラーのギターがいいです

ね。ここではまだ控え目ですが、彼の役割は場数を重ねるに連れて増えて来

ます。

つまりこの時のストーンズは、公演旅行で北米大陸を東から西に横断しながら

の本番現場で、新しいメムバ—とのアンサムブルを磨いて行ったのではないか、とい

うのがわたしの推測。ミック・テイラ—がスト—ンズに入って一番驚いたのが、彼らはマト

モな練習をしない事だったそうです。機械を修理する時の現物合わせ的やり方

だったんだと思いますね。キイだけ教えて「さあ弾いてみろ」なんてね。

そうやって続けて、最終公演のオルタモントではようやく新編成での演奏形態が

完成したと思われます。先にお話したオルタモントでの「アンダ—・マイ・サム」、映画の

中ではほんの少ししか流れません。それが皮肉にも、これまでとは趣を変え

たとても良い出来なのです。若干テムポを落とし、新加入のミック・テイラーのアルペジ

オを効果的にフィーチュアした、この混乱現場での「アンダ—・マイ・サム」をマトモな音で聞

きたいな、と40年以上望んでいたら、それに准じた形に豪華仕様の「未発表

トラック」で出逢えた、という訳です。わたしは今の録音でオルタモントの残響を蘇ら

せる事が出来ました。

以上、長い話にお付き合い下さり、ありがとうございます。

 

M11.Power(4’44”)

-J.Hall-  Elektra/Asylum 605892 2

 

N  これもだいぶ昔の実況録音。『ノーヌークス』という1979年に発表された3枚組

LPから、ジョン・ホールの「パワー」でした。ジェイムズ・テイラーがあの声でいいハーモニー

を付けてました。スティール・ギターはジョン・マクフィー、ドゥービ−・ブラザーズにいた事も

ある多楽器奏者ですね。1997年、今から20年も前に、CD2枚組で出ていたよ

うです。

正式名称は『フロム・ムーズ・コンサーツ・フォ−・ア・ノンヌークリア・フーチュア』と言いまして、

これもマディスン方形劇場での録音。わたしはこれまで野外公演だとばかり思っ

ていました。

「ムーズ」というのは、M.U.S.E.でして、Musicians United for Safe Energy

安全な動力源のための音楽家連合です。Nukesは、Nuclearの短縮形ですから、

「安全な動力源を目指す音楽家連合による核のない未来に向けた演奏会」と

なります。開催年の79年は3月にスリ—マイル島で原発事故があって、それに危機感

を募らせた音楽家たちが半年後の9月に演奏会を開いた訳です。よくやりまし

たよね、この時代に。しかも素早く。

太陽光線や風などの自然再生可能動力源でやって行こうと唄った今の「パワ

ー」をジョン・ホールが発表したのは同じく79年でして、スリ—マイル事故より先に吹き

込まれていたようですが、この音楽会では主題歌のような扱い方をされてい

ました。出演者の顔触れが素晴らしく豪華でしたので、興味がそちらに流れ

てしまって、特に今の圧倒的な観客の反応などには、本来の運動精神は伝わ

っていたのかなあ、とも思いますが、アメリカがこの事故のあとエネルギー政策を変

えたのは事実です。しかし核兵器はずっと持ち続け、他所の国に捨てろなん

て言ってる。唯一の核被爆国である日本は国連の非核会議に出席すらせず、

原子力発電所が大きな事故を起こし、まだその処理に右往左往している最中

に再稼働を承認、外国に原発建設を売り込んでいるのです。ナーンセンス、ざんす。

もうこの国で反原発運動は地元の反対民の活動に縮小されつつあるように

も見えます。沖縄の基地問題と同じです。

昨日コピ—機などのリコーが、業務で使う動力源を今後は自然発電にする、合

わせて二酸化炭素の発生も押さえて行くるという発表を聞きました。共に達

成期限、数値を設定した具体的な計画です。やるじゃないの。それが海外か

らの投資を煽るためとは言え、ね。興味のある方は、こちらをご覧下さい。

http://jp.ricoh.com/release/2017/0421_1.html

また、日本にも同じ名称の「ノー・ヌークス」で続いている反核音楽会がある事

もお伝えしておきましょう。

さて、この豪華な顔触れの実況録音盤を見ますと、重要な主張を基にして

いるとは言え、フェスティヴァル出演の気軽さからか、自分の好きな歌を唄っている

のが印象的です。それも古いナムバばかり。出版権への配慮もあるのかなあ、

と勘ぐる事も出来ますが、まあそれはさておいて、今朝はここから早朝の「幻」

R&B、ロックンロ—ル・ショウと行きましょう。

まずトム・ペティとハートブレイカーズで「クライ・トゥ・ミー」、

続いてボニー・レイットの「悲しき街角」、

そして、ブルース・スプリングスティーンとジャクスン・ブラウンの「ステイ」、これがいい。

次がブルースとヂ・Eストリート・バンド「デヴォ−・ウィズ・ザ・ブルー・ドレス・メドリー」、

最後に「リトル・シスター」、ライ・クーダーと繋がります。

 

M12.Cry To Me(3’25”)Tom Petty & The Heartbreakers

-B.Russel-  Elektra/Asylum 605892 2

 

M13.Runaway(3’44”)Bonnie Raitt

-D.Shannon, M.Crook-  Elektra/Asylum 605892 2

 

M14.Stay(4’14”)Bruce Springsteen, Jackson Brown & The E Street Band 

-M.Williams- Elektra/Asylum 605892 2

 

M15.Devil With The Blue Dress Medley(4’31”)

Bruce Springsteen & The E Street Band

-F.Long, W.Stevenson, R.Blackwell, J.Marascalco, M.Rainy, L.Arant, R.Penniman, E.Jonson,-

Elektra/Asylum 605892 2

 

M16.Little Sister(3’45”)Ry Cooder

-M.Schuman, D.Pomus-  Elektra/Asylum 605892 2

 

M17.Teach Your Children(2’55”)Crosby, Stills & Nash

-G.Nash-  Elektra/Asylum 605892 2

 

N 夜明けのロックンロ—ル・ショウ、お送りしましたのは

トム・ペティとハートブレイカーズで「クライ・トゥ・ミー」、ボニー・レイットの「悲しき街角」、

これは彼女シングルにもしていました。その時のベイス奏者は小原礼。このライヴの

時は別人です。ブルース・スプリングスティーンとジャクスン・ブラウンの「ステイ」、中間の女性

ヴォ—カルは、ローズマリー・バトラーでした。そしてブルースとEストリート・バンド「デヴォ−・

ウィズ・ザ・ブルー・ドレス・メドリー」、順番に「デヴォ−・ウィズ・ザ・ブルー・ドレス」

「グ−ッド・ゴリー、ミス・モーリー」「C.C.ライダー」「ジェニジェニ」です。CDのクレジット

ではミッチ・ライダー的に「C.C.ライダー」と「ジェニジェニ」を「ジェニー、テイク・ア・ライド」

とていますが、正式に表記するとこうなります。そして「リトル・シスター」、ライ・

クーダーでした。みんなノリノリですね。

しかし、先ほどの反核宣言は何処へやら、では決してありません。「安全

な動力源を目指す音楽家連合」の定番が、これらのロックンロ—ルだったのです。

最後は主宰者のひとりでもあるグレアム・ナッシュのいた、クロズビー、スティルス・アンド・

ナッシュで「ティーチ・ヨー・チレン」、会場の反核客と唱和するところが、ビューチフォーです。

以上、1979年9月19日から23日にかけて開催された「核のない未来に向け

た演奏会」からの、ロックンロール・ショウでした。それから38年経っています。「核

のない未来」は、まだ実現していません。

さて遅れてもう1曲ロックンロールを。先週ちょっとした反響を巻き起こした「ノッテ

ケ」、あの盤にはもう1曲ヴォ—カル曲が入っていました。同じくサ—フィン男、藤本好

一の唄で「ヒピ、ヒピ、シェイク」です。これがまた、なんとも言えない出来でし

てね。「ノッテケ」が気に入ったソーノスケさんは好きかも知れません。「ノッテケ」の女

声コ—ラスがテルミンだって。ブッ飛ぶなあ、この感性。ま、とにかくサ—フィン男、藤本

好一の「ヒピ、ヒピ、シェイク」、ほんとに情けない仕上がりなんですよ。この曲

は、わたしのトップ1001ロクンロ—ル・ヒットの3位に絶対入る歌なんです。ですからオ

リヂナルのチャン・ロメロで聞きましょう。

仲間よ目を覚ませ、首都圏の9人、そして全国津々浦々の9500万人、

「ヒピ、ヒピ、シェーイク」。

 

M18.Hippy Hippy Shake(1’41”)Chan Romero

-C.Romero- Varese Sarabande 302 066 344 2

 

M19.Hollywood Swinging(4’40”)Kool & The Gang

-R.West, Kool & The Gang-   フォノグラム PHCR-1207

 

M20.I Love You, Goodbye(3’10”)ダーデン・スミス

-D.Smith-  BSMF 6107

 

後TM:ボーン・イン・シカゴ(アサー仕様)P.B.B.B.

 

N  「ヒピ、ヒピ、シェーイク」、チャン・ロメロ、カッコいいですね。スウィンギン・ブルージーンズより

絶対にこっちだなあ。無名時代のビ—トルズのも良かったです。

そして唐突に「ハリウーッド・スウィンギン」、ク—ル・アンド・ザ・ギャングです。リード・

ヴォ—カルにJTテイラーを迎えてディスコ御用達になる以前のクールたちは、ジャズとR&B

がひとつのリズムの中で混在する興味深い音楽を奏でていました。ライヴ・アット・

P.J.’sを聞いた時には、どういう人たちなんだろう、と不可解でしたね。この

音楽は、直後に「ファンク」という概念の基、世界中で発火します。これはクールの

比較的初期の録音をまとめたベスト盤『1969—1976』からです。

そして最後はテキサス州オースチンのシンガー・ソング・ライター、ダーデン・スミスの最新作『エヴ

ェシング』から「アイ・ラーヴ・ユー、グードバイ」。「ハロー、アイ・ラーヴ・ユー」で始まっ

て「アイ・ラーヴ・ユー、グードバイ」で美しく終ったつもりの2017年4月22日の

「幻」モーニン・ブルーズでした。

今朝の特別付録は、以下の隠し場所です。どうぞお楽しみ下さい。

http://firestorage.jp/download/58775b758d2117d962d0239808fe7eb6156bbe83

ダウンロードパスワードは、94928fptです。

今回は揚げるのに時間がかかったなあ。1回失敗しましたが、確実に揚がっ

てます。みなさまは如何でしょうか。

さて、今朝もちょうど時間となりました。

こちらは、http://osamusawada.com/category/mornin-blues-by-isaowashizu/

「幻」モーニン・ブルーズ、鷲巣功でした。来週も首都圏で9人のあなただけに。

そして全国津々浦々の9500万人のあなたにも。

北国の少女の突っ込みを期待します。

    • ヒピヒピ リス
    • 2017 4/22 3:27am

    わたくしも 改めて初めまして。あなたを好きです。シェイクシェイク!!!

    • 大橋 康一
    • 2017 4/22 4:20pm

    モンスター・マイク・ウェルチ & マイク・レッドベター、カッコイイです。続いて、エイドリアナ・マリー、もよかとです。

    またインフルエンザが流行っているそうなので、お気をつけて下さいませ。

    毎週、本当にありがとうございます。

    • nrj45979タクシードライバー
    • 2017 4/22 10:13pm

    M08,M09 “Down Home Giri” ”T-Bone Boogie” 大変嬉しいチョイス、まさにモーニング・ブルース毎週ありがとうございます。

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