【幻】モーニン・ブルーズ 2017/05/20

mb170520

 

前TM : ヲーキン・ブルーズ(夜に近いアサー仕様)P.B.B.B.

 

N  おはようございます。アサー、ワツシイサヲです。思ったほど急に暑くならず、わた

しは風薫る五月を楽しんでおります。集中的な大雨も降りました。この時期

の急な天候変化は怖いですよ。明け方もまだ冷えます。お気をつけ下さい。

そんな朝に暖かい唄声をどうぞ。

イメルダ・メイで「ブラック・ティアーズ」です。

 

M01.Black Tears(4’04”)Imelda May feat. Jeff Beck

-I.May-  Decca Vecton 571409

 

N  イメルダ・メイで「ブラック・ティアーズ」でした。彼女はジェフ・ベックのヌー・ヨークのライヴ

で唄っていました。今の曲ではそのジェフがギタ—を弾いています。「スリープ・ヲーク」

を連想させるフレイジングが印象に残りますね。ひょっとしてそれを思い浮べて

演奏していたのではないでしょうか。音色も含めて完璧なギター・プレイでした。

イメルダ・メイの新譜『ライフ、ラーヴ、フレッシュ、ブラッド〜命、愛、肉、血』は、この

ようなオーソドックスな楽曲が並んでいまして、とても落ち着ける内容です。もう

音楽に新しい古いはない、というのわたしの持論を証明してくれているよう

でもあり、嬉しいですね。企画制作はTボーン・バ—ネット。彼の上手なまとめ方も

全体の印象に寄与しています。

さて先週もお届けしたブラッド・ペイズリーの新作から冒頭曲を聞いて下さい。

「ヘヴン・サウス」。

 

M02.Heaven South(4’16”)Brad Paisley

-B.Paisley, B.Anderson-  Arista 88985-33287-2

 

N  ペイズリー節が冴えてますね。「ヘヴン・サウス」でした。いつもとあまり変わりな

い印象ですが、グっと大人になったような感じが漂います。カントリー界ではもう

中堅、ヴェテランですから当然とも言えますが、未だに古豪の多くが顔を連ねる

この世界では、まだ未熟若輩になるのかな。

そのカントリ—の「若手」がロックの「伝説」と一緒に唄った話題の1曲、今朝もど

うぞ。

「ドライヴ・オヴ・シェイム」。

 

M03.Drive Of Shame(4’34”)Brad Paisley feat. Mick Jagger

-B.Paisley, M.Jagger, M.Cliford-  Arista 88985-33287-2

 

N04.デッド・フラワーズ(4’05”)ザ・ローリング・ストーンズ

-M.Jager, K.Richards-  ソニー SRCS 6204

 

N  「ドライヴ・オヴ・シェイム」、ブラッド・ペイズリーとミック・ジャガ−でした。そして

続けたのは「枯れた花束」、ザ・ローリング・ストーンズ1971年の傑作アルバム『スティッキ

ー・フィンガーズ』からです。先週の「幻」のマボロシ・ツイターにブラッドとミックの動画が

揚げられていたので、わたしもすぐに観ました。それがこの歌だったんです。

当初はストーンズだと分かりませんでした。ブラッドのショウにミックが飛び入りしたも

のと思っていた位です。その後カメラの角度が動くと他の3人が見えて来て、アラ—

となりました。もうひとつ、テネシーの野外演奏のも続けて観ました。昨今の過

剰な「ストーンズ調」ではなく自然な感じで演奏していまして、こちらにも好感

を持てました。キースがブラッドのソロの時に、「どうやって弾いてるんだ」とばか

りに何度も覗き込むのが面白かったですね。探してくれたヒノさん、どうもあ

りがとうございます。

『スティッキー・フィンガーズ』収録の「デッド・フラワーズ」はわたしの大好きな歌でし

てね。いつかロック・バ−でリクエストしたら、何の疑いもなくライヴ盤を回されてしま

って、頭に来た思い出もありますが、動画、アルバムと久し振りに楽しむ事が出

来ました。こうやって一緒に聞くとミックの唄い方は変わっていませんね、実感

です。

さて、ストーンズがモロのカントリーを上手に仕上げたのが71年、一方のビ—トルズは64

年のLP『ア・ハード・デイズ・ナイト』以降アメリカのカントリー音楽を追求し続けた、とい

う説があって、これは正しい指摘です。確かに薬物の影響で音楽が大きく変

わってしまう『リヴォルヴァ−』まで、オリヂナルでもかなりカントリ—的な作品を残して

います。幼き頃のわたしが意外に思った程のカントリ—・ナムバーを聞いて下さい。

レノン・マカートニ作詞作曲、「その代わりに僕は泣く〜アイル・クライ・インステッド」。

 

M05.ぼくが泣く(1’50”)ザ・ビ—トルズ

-J.Lennon, P.McCartney-  東芝 TOCP-71043

 

N  「アイル・クライ・インステッド」、ザ・ビ—トルズでした。この曲こんなに短かったんで

すね。2分ない。ビ—ト・カントリ—とでも形容したらいいのでしょうか。歯切れの

良いギターが耳に残ります。

さて、アメリカーナという音楽の括りをご存知でしょうか。むかし六本木の外れ

に同じ名前の独立レコード・レイベルがありましたが、そこで出していた音楽とい

う訳ではありません。

わたしは一時期フレディ・フェンダーを必至に探していて、なかなか見つからなか

った時にこの言葉に再会しました。その時に「成る程なあ」と妙に納得した

のを覚えています。フレディは「テクス・メクス」でもいいのでしょうが、南西部のカン

トリーが土台になっていて、スペイン系風味も加えられ、場合によっては先住民族

の要素も含む独立後から続くアメリカのルーツ音楽のひとつ、こんな概念を自分なり

に構築して、わたしはアメリカーナと理解しております。もちろん今はそれに黒人

の音楽も混ざり合っているでしょう。ただ移民して来た白人の音感、リスム感が

主体となっています。今わたしの頭の中では、この「アメリカーナ」という領域が

徐々に拡がりつつあります。

毎月興味深い新譜の案内を送ってくれる大阪は茨木のBSMFレコーズから、今

月「まさに”アメリカーナ“を体現するストリングス&ブラスをフィーチャーした8人組」という触

れ込みでダストボウル・リヴァイヴァルというグループの新譜が届きました。「アメリカーナ」

という言葉に惹かれてさっそく聞いたのですけれど、これがわたしの考える

その音楽と随分違っていまして、戸惑いました。

まずは聞いてみて下さい。

ザ・ダストボウル・リヴァイヴァルで「ハニ—、アイ・ラーヴ・ユー」。

 

M06.Honey I Love You(3’34”) ダストボウル・リヴァイヴァル

-unkonown-  BSMF  6111

 

N  「ハニ—、アイ・ラーヴ・ユー」、ザ・ダストボウル・リヴァイヴァルでした。みなさんのアメリ

カーナ概念とはどうでしょう、合致していましたか。ケブ・モがゲスト参加したこの

「ハニ—、アイ・ラーヴ・ユー」は今回のアルバムの中で最もポップな出来かも知れません。

他もこのような大学の健全サークルのような雰囲気のものがほとんどです。全体

にカントリ—風ではなくて、フォーク調です。わたしはちょっと肩透かしを喰わされた

ような気がしました。リード・ヴォーカルとウクレレが女性のリズ・ビービ−。他はギター、

マンドリン、フィドル、トラムペット、トロムボーンにベイスとドラムスといった編成。全員白人で

す。2010年に国際ブルーグラス音楽協会で「アメリカーナ・ソング・オヴ・ディ・イヤー」賞を

貰ったそうですから、正しく今の「アメリカーナ」なんでしょう。わたしの概念を

もう少し拡げる必要があります。

ではザ・ダストボウル・リヴァイヴァル、もう1曲どうぞ。こちらは連続進行するリフ

がわたしの考えるアメリカーナ的に響きまして、納得しています。独特のアンサムブルで

どうぞ。

「ドント・ウェイト・アップ」。

 

M07.Don’t Wait Up(5’06”)The Dustbowl Revival

-unkonown-  BSMF  6111

 

M08.Every Night Is Saturday Night(7’18”)ジェシ・エド・デイヴィス

-unknown-  BSMF 7531

 

N  「まさに”アメリカーナ“を体現するストリングス&ブラスをフィーチャーした8人組」、ザ・ダ

ストボウル・リヴァイヴァルの「ドント・ウェイト・アップ」でした。

それに続けましたのは、ジェシ江戸デイヴィスの「エヴリ・ナイト・イズ・サタデイナイト」

です。彼はアメリカ先住民ですから、わたしのアメリカーナ界にかなり近い所に居ます。

顔がやはりインディアンの血を引くジミヘンに良く似ている。彼の名盤『ジェシ・デイヴ

ィスの世界』と『ウルル』の2枚が『レッド、ダ—ト・ブーギ−』というタイトルで6月に発売

されます。副題が「ディ・アトコ・レコ—ディングズ1970-72」というもので、先の2

枚を完全に復元した物ではなく、新たに組み直されたものと見た方がいいか

も知れません。

わたしが彼を知ったのはタージ・マハルが相方として彼を連れていた頃で、フィルモ

ア・ウエストの実況盤で「ワン・モア・マイル」を何回か聞いて貰いました。ジェイムズ・コト

ンの訃報の時も、お届けしている筈です。ボブ・ディランやジョージ・ハリスン、エリック・

クラプトンなどが彼の事を気に入って一緒にやってました。ジョン・レノンの「スタンド・

バイ・ミー」の印象的なソロ、あれもジェシ江戸家猫八デイヴィスです。

今の「エヴリ・ナイト・イズ・サタデイナイト」は、70年の作品。関係者無関係者、そ

の他大勢が入り交じった混乱ジャム、制作年代を思い起こさせますね。もう1曲、

聞きましょう。ヴァン・モリスンの名曲です。

「クレイズイ・ラーヴ」。

 

M09.Crazy Love(3’43”) ジェシ・エド・デイヴィス  

-V.Morrison,-  BSMF 7531

 

N  ジェシ江戸家猫八デイヴィス、『レッド、ダ—ト・ブーギ− ディ・アトコ・レコ—ディングズ1970-72』

から「クレイズイ・ラーヴ」でした。

さてBSMF からはビッグ・ヲルター・ホートンの追悼アルバムも出ます。不世出の天才、

ヲルタ−・ジェイコブズが「リトル・ヲルター」だったので、ヲルター・ホートンが「じゃあ俺はビッ

グだ」と田原俊彦的に名乗ったのでしょう。サニーボーイ・ウイリアムスンのIとIIの関係

にも繋がる余談ですね。

今回、彼を忍ぶセッションに参加したのは当代現役で活躍するブル—ズ・ハープ吹き

の一流どころ。

今朝はアンドルー・アリで「イーズィ」、そしてリル・ロニー・オーエンズの「シンク・ビッグ」。

 

M10.Easyii(3(29”)Andrew Ali

-unknown-  BSMF 2558

 

M11.Think Big(3’56”) Li’l Ronnie Owens

-unknown-  BSMF 2558

 

N  アンドルー・アリの「イーズィ」、そしてリル・ロニー・オーエンズ、「シンク・ビッグ」でした。

どちらもハ—モニカの限界的な演奏でした。ビッグ・ヲルターに捧げられたこのブルーズ・

ハープ・アルバムは良くも悪くもハーモニカという楽器そのものを浮き彫りにしていま

す。小型で単純な造りですからそれほど幅広い表現が出来る訳ではないので

すが、お聞きのように名人の手にかかると、実に豊かな音楽を奏でます。小

型で単純ゆえに、どこでも鳴らす事が出来ました。ですから放浪の友として

ポケットに忍ばせていた人たちも多く、練習もすぐに始められたのでしょう。

さてビッグ・ヲルタ—は「シェイキー・ホ—トン」の名でも知られていました。これはブル

ーズ・バンド時代のフリートウッド・マックが1969年にシカゴのチェス・レコード・ステューディオで行

なったジャム・セッションでの事。この時は、ご当地の顔役ウイリー・ディクスン、オーティス・

スパンが正式に参加していましたが、ビッグ・ヲルター、バディ・ガイらも一緒に演奏

しています。多分イギリスから来た白人たちが何かやってるぞ、という噂を聞き

つけて押し掛け、半ば強引に割り込んだ、というのが実情でしょう。ジャメカな

どでもこう言う事は日常茶飯事ですね。それでも録音契約の縛りや報酬に絡

んで、本来の名義が使えず、ヲルターは「シェイキー・ホートン」、バディ・ガイは「ギター・

バディ」と記載されていました。これは再発CDでも同じです。当時わたしが

持っていた国内盤には「ヲルター・ホートン」「バディ・ガイ」としっかり書いてあっ

た筈です。わたしがビッグ・ヲルターとの出会ったのはこの時でした。

ではフリートウッド・マック・フィーチュアリング・ビッグ・ヲルタ—で、

「サウス・インディアナ」。

 

M12.South Indiana(3’14”)Fleetwood Mac feat. Big Walter Horton

-W.Horton-  Columbia 480627 2

 

M13.Walkin’ By My Self(2’50”)Jimmy Rogers

-J.A. Lane-   MCAビクター MVCM 22026

 

N  「サウス・インディアナ」、フリートウッド・マックと・ビッグ・ヲルタ—でした。そして「ヲーキン・

バイ・マイ・セルフ」、シカ−ゴ・ジミー・ロジャーズでした。この有名曲のハーモニカもビッグ・

ヲルタ—です。ビッグ・ヲルタ—の音色は、小さい方のヲルタ—に較べると若干明るいです

ね。旋律も長音階を効果的に使って、重苦しくなるのを避けているような気

がしますが、如何でしたでしょうか。

近年この楽器の表現力はかなり拡大されています。信じられない位に上手

な人が多い。それも白人や日本人の名手が出ています。サニーボーイ・ウイリアムスンか

らの直系スタイルが変わったのは、トゥーツ・シールマンスやリー・オスカー、シュガ—・ブルーたちが

出て来た頃からでしょうか。あ、その前にポール・バタフィールドがいるか。彼はこ

の小さな楽器を新しい地平線上に持ち出した重要な人間です。シンセサイザーなど

の新しい電子楽器に対抗すべく、更に力強い奏法が今でも生み出されていま

す。

その最新の例を聞いてみましょう。現在世界最高峰と称されるジェイスン・リッチ

です。自身のバンドであるバーッド・カインドを従えて新境地を目指したアルバム『アプ

ルーヴド・バイ・スネイクス』から、「アイム・トゥ・ストロング・フォ−・ユー」。

 

M14.I’m Too Strong For You(4’04”)ジェイスン・リッチ・アンド・バッド・カインド

-unknown-  BSMF 2557

 

M15.Che-Que-Re-Que-Che-Que(1’39”)Mongo Santamaria  Guaguancó

 

N  「アイム・トゥ・ストロング・フォ−・ユー」、ジェイスン・リッチ・アンド・バーッド・カインドでした。

今回のジェイスン・リッチは、新しい領域への意気込みが漲っておりまして、ギタ—・

トリオとハ—モニカという編成の限界に挑んだような、力の入った録音です。ちょっ

と激しい表現が過ぎる、と感じるところもありまして、通して聞くと少々疲

れます。そこで気楽なクーバ音楽をお届けしました。巨匠モンゴ・サンタマリアの「チェ・

クエ・レ・チェ・クエ・レ」、打楽器と掛け声だけのアンサムブルがイカしてます。「ワワンコー」

「メレンゲ」などと聞き取れます。こういう相の手を沢山持っている音楽は面白

いですね、「イヤコラセ、ドッコイセー」なども同じですよ。

さて、次も「ウーッ」とか「」といった掛け声が入っています。

ご存知ペレス・プラード楽団で「ティムバ、ティムバ」。

 

M16.Timba, Timba(3’06”)Perez Prado 

-P.Prado-  Not Now Music  NOT2CD361

 

N  ペレス・プラード楽団で「マムボ第八番」でした。この「ウーッ」という掛け声は難

しいですね。音のない空間に、絶対ジャストで入っては来ない。どういうタイミング

で次の音を出すのを決めているのか未だに分りません。ク—バのテムポーの取り方

は、例えば4拍だとするとそれぞれが均等ではなく、1、2、が長く、つまりゆ

っくり取って3、4、は短く、速い、それで均等な4拍と全体の長さは変わらな

い、という分析を聞いた事があります。この「ウーッ」もそういうタイム感で掛け

られているのでしょうか。

さて、超廉価充実コムピ『カフェ・クーバ』からもう1曲聞きましょう。

この方も大御所ですね。サルサの女王セリア・クルースです。

「ラ・ソファ・エン・ボテーラ」。

 

M17.La Sopa En Botella(2’43”)Celeia Cruz  

-unknown-  Not Now Music  NOT2CD361

 

N  「ラ・ソファ・エン・ボテーラ」、セリア・クルースでした。流石に上手い唄です。先週、今

週とほんの少しだけク—バ音楽を聞いて貰いました。ほとんどは1959年以前の

録音です。ご存知の様にこの国は共産主義革命後は、文化的、物質的に一番

の影響をもった隣国のアメリカと国交を断絶し、鎖国状態になってしまいました。

それを嫌って多くの音楽家が国外に逃げ出しました。先のペレス・プラードもセリア・

クルースもそうです。それぞれ、メキシコとアメリカで生涯を終えました。やはり音楽家

に取って、自由に唄い演奏出来る社会は必要なのです。ただし、戦後独立し

たアフリカの国家は殆どが社会主義を採用したため、文化交流の可能だったクーバ

からの影響でアフリカ音楽はサルサ的になったという皮肉な現象も起きましたが。

ラテンの哀愁とアフリカの力強さを併せ持ったク—バ音楽は、世界最強でしょう。こ

れから自由社会との交流でどんな風に変わって行くか、興味のあるところで

すね。

もっとも革命後も音楽自体は続いていまして、沢山の音楽家が輩出されて

います。東欧の共産圏を回る海外公演を行なったグル—プもあるとか。それら

全員が国家プロだったかどうかは不明ですが、自分なりに音楽活動を続けてい

た民間人もきっと居た筈です。

以前お届けして好評だったロス・サフィースも多分その種の音楽家集団だったので

はないでしょうか。解説に拠ると「アイドル」だったそうですからね、共産圏の。

59年以前のドウ−・ワップ・ブームの影響を辛うじて受けていた彼らは、革命後も

世界の音楽を聞く機会があったようです。日本でも出ているアルバムは60年代中

期以降、世界を席巻した音楽、ボッサ・ノ−ヴァの影響下にあります。

そこから「オルフェのサムバ」を聞いてみて下さい。

 

M18.オルフェの歌(3’54”)ロス・サフィース

-L.Bonfa-  ライス  WCR-22002

 

N  なんとも哀愁味に溢れた「オルフェのサムバ」でした。セリフが泣かせますね。ビ—ト

は完全なサムバではなくクーバ調になってまして、これがまた妙(タエ)です。ボッ

サ・ノーヴァは70年代の歌謡曲にも多大なる影響を与えていますが、ほとんどそ

れと同等の仕上がりを持つ、彼らのオリヂナル・ソングを聞きましょう。アルバム表題

曲です。

「ボッサ・クバーナ」。

 

M19.ボッサ・クバーナ(2’38”)ロス・サフィース

-L.Chaniveky-  ライス  WCR-22002

 

M20.真夜中のボサ・ノハ(2’54”)ヒデとロザンナ

-J.Hashimoto, K.Tsutsumi-  コロムビア

 

M21.サンバ・トモラ(3’51”)バラケ・シソコとヴァンサン・セガール  

-V.Segal-  プランクトン VIVO 269

 

後TM:ボーン・イン・シカゴ(アサー仕様)P.B.B.B.

 

N  ロス・サフィースの「ボッサ・クバーナ」に続けましたのは、ヒデとロザンナの「真夜中のボ

サ・ノバ」でした。サフィースと非常に雰囲気が似てるでしょう。出門ヒデはロザンナと

組む前にボッサ・ノ−ヴァを唄っていたそうです。雰囲気たっぷりな仕上がりには

その経験が活かされたのですね。もっともこちらには、原曲が何度もチラつい

ていました。作曲は筒美京平です。

これは『昭和カタコト歌謡曲 男声編』からのトラック。唄そのものはロザンナ主導で

すから、「女声編」に入れるべきではではないか、とのご意見に、解説文か

らご紹介しておきましょう。「70年、71年と出場した紅白歌合戦では白組だ

った事実を踏まえ『男声』編に入れた」鷲巣功さんの文章でした。

最後は西アフリカ、マリのコラ奏者バラケ・シソコとフランスのチェロ演奏家ヴァンサン・セガールが合

作した『夜の音楽』から「サムバ・トモラ」でした。このトラックはアルバム中でもちょ

っと異色。それはサムバからのインスピレイションで作られた事と関係があるかも知れ

ません。他にも素敵な楽曲がありますから、来週もう少し聞いてみましょう。

今朝の特別付録は、以下の隠し場所です。どうぞお楽しみ下さい。

http://firestorage.jp/download/d52c3f8b9c6c39a5b3eba038fcd82785ab8bf76b

ダウンロードパスワードは ti1y8kq3です。

またまた落としてくれる方が増えつつあります。今のところは大丈夫です

が、あんまり数が多くなると原盤権や音楽著作権で問題になるかな。わたし

はあくまでも、あなただけにお送りしておりますのです。

 

毎度、ちょうど時間となりました。

こちらは、http://osamusawada.com/category/mornin-blues-by-isaowashizu/

「幻」モーニン・ブルーズ、鷲巣功でした。来週も首都圏で9人のあなただけに。

そして全国で9500万人のあなたにも。

 

    • フェス ロンゲ
    • 2017 5/20 3:12am

    鷲巣さん 澤田さん
    今週も始まりましたね。
    今日はジミーロジャースもかかるみたいで楽しみです。

    • nrj45979タクシードライバー
    • 2017 5/20 9:54pm

    今日もありがとう!ビートルズのカントリーいいです。ちなみに私のビートルズはリボルバーまでです。たまたま今朝方お客様を天王洲スタジオまでお送りしました、鷲巣さん声がききたいです。クーバしばらく続けてください、ライ・クーダの手によるブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブでしたか、素朴で良かったと記憶してます。

    • 真夜中のビス子
    • 2017 5/21 5:20am

    バラケ・シソコとヴァンサン・セガール 来週も楽しみ。
    ハモニカでハーボン、ボッサでテキラ
    ヒデとロザンナで焼酎に戻る(笑)

      • 夕暮れのぐり子
      • 2017 5/25 12:47am

      二日分の買い物を冷蔵庫に仕舞い、スイッチON。
      ジェフベックのギターを聴きながらビールと塩昆布で始める。

      クレイジーラブでぐっときました。
      冷たい絹ごし豆腐にショウガと揚げ玉をのせてポン酢をたらり。
      お酒をぬる燗でいただく。

      結局焼酎に落ち着く。
      今日はオンザロックかな。
      ブルースで更にどんどん深みへ。(浸水3メートルくらい)
      明日のつもりで買ったカツオを半分食べよう。

      私も「夜の音楽」次週とても楽しみにしております。

    • ソーノスケ或いは泉の森助左衛門 笑)))
    • 2017 5/21 11:39am

    何時も渾身の”読むラジオ”ありがとう御座います。これから拝聴させて頂きます。
    ところで、ヒノ自動車鳥さんにLink貼って頂いた江戸家猫八は動画に興味が湧いて再生しましたら、ウグイスのさえずり声で、猫らがスマホに集合しました。素晴らしい。しかし、猫八が、鳥の真似とはいかに?(^_^)

      • ソーノスケ
      • 2017 5/22 4:12pm

      鳥といえば、そういえば、うちは集合住宅なので、鳥に餌をあげられないインですね。(引っ越し当初、ユリカモメが珍しくって、餌あげてたら、すごいクレームになって、怒られてしまいました。)たまにベランダの植物目当て
      にいろいろと訪問があって、猫ら大興奮の巻きなんですが。、5月は鳥たちの営巣期間なのでいつもより、餌をもらえないにもかかわらず、早朝訪れてくれます。
      最近、ち冷えさんのお家の庭のスズメのtwitter見られなくって、少し残念!
      https://twitter.com/chibie_uni/status/595693422008213505
      楽しそうでした。また、報告があったら楽しいな!

    • ボッサ·リッス
    • 2017 5/23 4:52am

    鳥と云えば、ウチのベランダに何故か頻繁にカラスが( °_° )
    餌なんて撒いてないしこわいから追っ払うんだけど。

    後日、判明。
    タオル干してたワイヤーハンガー(あのクリーニング屋さんの)パクられた!!
    タオルは下に落ちてたけど営巣ならタオルの方がいいじゃないかしらん?

    今日現在2本ぷりぜんと。

      • ソーノスケ
      • 2017 5/23 6:13am

      Motoharu risuさん、お早う御座います。
      カラスはワイヤーハンガーで営巣します。豊島区内で実物見たことがあります。プラスティックバッグも混じってました。健気です。涙。
      山の手は巣材少ないのかな?
      「あわ、あわ、」と声かけるとカラスは、親和性の行動してきますよ。
      一か月後はピカピカしたジュブナイルに会えるの楽しみー!カレー食べにいきます。(^_^)

    • フェス ロンゲ
    • 2017 5/27 12:40am

    ジェシデイビスはずいぶんと久しぶりでした。
    もしかしたら晩森村よりいいかもってくらいでしたね。
    「棚から出て来てこんにちは♪」のロッドのアトランタ・クロッシングも聞き直して
    江戸さんの「坊ちゃん一緒に遊びましょー♬」の一週間でした。
    さて、明日の放送も楽しみです。
    チャオ!

  1. トラックバックはまだありません。