【幻】モーニン・ブルーズ 2017/06/17

mb170617

 

前TM : ヲーキン・ブルーズ(夜に近いアサー仕様)P.B.B.B.

 

N  おはようございます。アサー、ワツシイサヲです。梅雨ですがあまり降らない。ワツシ、

雨降りは嫌いじゃない。遅い午後に濡れた往来を眺めながら寛ぐ、なんての

はいいですね。今年は特に耐水外出装備を強化したので、降って欲しいと「雨

に願いを」かけています。

奇しくもモータウンのヒット曲が出て来ました。今朝はそれとも関連する、先週の

投稿で指摘された件から始めましょう。まずギワクの1曲です。

マーサとヴァンデラスで「ダンシン・イン・ザ・ストリート」。

 

M01.Dancin’ In The Street(2’41”)Martha & The Vandellas 

-M.Gaye,I.J.Hunter,W.M.Stevenson- Motown 530 230-2

 

N    世界中に呼びかけよう

    あんたたち、最新型ビートに乗ってく用意は出来てんの 

    夏が来た、時は今、街の中で踊ろうじゃないのよ

    さあ、ノッテケ、ノッテケ、ノッテケ・・・

 

マーサとヴァンデラスで、「ダンシン・イン・ザ・ストリート」。とにかく活力が沸いて来る

1曲ですね。作者の一人ミッキー・ステーヴンスンという人は、モ—タウン史でもあまり表に

出て来ませんが、良いセンスを持った優れたプロデューサーです。わたしはとても好

き。モ—タウンから離れて後、サンフランシスコでスライ・ストーンとも接点があったらしいです

ね。彼の決定的な代表作のひとつがこの「ダンシン・イン・ザ・ストリート」です。

さてこの歌が発表された1964年、当時のプロモ—ション・フィルムがフォ—ド自動車工

場マスタング生産ラインで撮影されていた、とお話しましたら、ムジ”火の”鳥さんから、

「当該曲は『ノーウェア・トゥ・ラン』ではないか」とのご指摘を頂きました。そこに

揚げられていた映像も拝見しました。確かに「ノーウェア・トゥ・ラン」もマスタングのライ

ンで唄われています。で、わたしの結論を申し上げます。

証拠となる「ダンシン・・・」の画がないので説得力に欠けますが、少なくと

もこの2曲のフィルムは同一時に撮られたものでしょう。マーサたちの衣装もアイヴォリ

−色のマスタングも同じです。流れている曲に合わせて3人が唄う振りをしてるだ

けで、大した演出もなく、「ダンシン・・・」の方には塩化ビニールの塊からシングル

盤が次々にプレスされて行く場面が挿入されていた記憶がありますが、特に凝

った編集が施されている訳でもありませんから、「とりあえずこの2曲で行く

よ」なんて簡単に撮影出来たんじゃないでしょうか。同日撮影説どうですか、

皆さん。

実はこれ観るの初めてでした。ムジ”火の”鳥さん、ありがとうございます。

 

M02.Nowhere To Run(2’48”)Martha & The Vandellas  

-B.Holland, L.Dozier,E.Holland- Universal/Motown 5316864

 

N  件の「ノーウェア・トゥ・ラン」でした。冒頭のドラム・フィルインの音が素晴らしいですね。

この時代にこんなカッコ良い音で録られたドラムは他にないでしょう。叩いている

のはピストル・アレンかな。あ、そうそう、ミッキー・ステーヴンスンはモ—タウンのリズム隊、ファンク・

ブラザーズの責任者でもありました。大変な任務です。先の撮影現場となった

フォード工場では、黒人労働者が大勢働いていたのも印象的です。

同じ女性3人組でも砂糖菓子的に甘さで感傷をくすぐったスプリムスとはひと

味違って、ジャムプ系のダンス曲で個性を発揮したヴァンデラス。もともとデトロイトのモ

—タウン社の受付か秘書を務めていたというマーサ・リーヴスは、ゴスペル調の強いビ—ト

を持った節回しが売りで、名唱を沢山残しています。

そんな中で、ちょっと珍しい隠れた名曲をひとつ聞いて下さい。これはシュー

ディという日本ビクターが売り出した、カタコト派ではない白人女性洋楽歌手のカヴァ−

で知りました。わたしの大好きな、「ア・ラーヴ・ライク・ヨーズ」。

 

M03.A Love Like Yours(2’30”)Martha & The Vandellas

-B.Holland, L.Dozier,E.Holland-  Motown 530 230-2

 

M04.I’m With You(3’19”)Robert Cray      

-L.Pauling-  Jay-Vee / ウルトラ・ヴァイヴJV2017J

 

N  「ダンシン・イン・ザ・ストリート」、「ノーウェア・トゥ・ラン」、「ア・ラーヴ・ライク・ヨーズ」と、

マーサ・リーヴス・アンド・ザ・ヴァンデラスの代表曲を3曲おとどけしました。彼女た

ちについては「ライブ盤、ちゃんと聴いてるか」とのご意見もありました。こ

の「ダンシン・・・」とは直接関係ないですね。最終曲がデイヴィド・T・ヲーカーを

フィ—チュアしたファンク度満点の「ダンシン・・・」、聴いてるって、俺は。

さてマーサとヴァンデラスに続けたのは、こちらも先週聞いてもらった、ロバート・クレ

イの「アイム・ウィズ・ユー」です。先週のはアルバムのオマケの「パート・トゥ」でしたが今

朝は正規ヴァージョンです。

ジェイムズ・ブラウンとフェイマス・フレイムズの「プリーズ、プリーズ、プリーズ」を思い起こ

させる出来ですね。今回のクレイのアルバムは、ロバート・クレイ・アンド・ハイ・リズム名義

となっていて、ジャケット内側には「アイ・ラーヴ・ソウル」と大書きされた煉瓦の壁に

5人が並んでいます。

その5人とは、ロバート・クレイ、チャールズ・ホッヂズ、リーロイ・ホッヂズ、アーチー・アーチャー、

ステーヴ・ジョーダンです。メムフィスのハイ・リズムの中核、チャールズとリーロイがいて、録音が

ウイリー・ミッチェルのロイヤル・ステューディオと来れば、何を狙ってるか分りますね。

そう、スタックスと並んで70年代のソウル界の頂点に君臨した、メムフィスのハイ・サウンド

です。多分にアル・グリーン的ではありますが、堂々としたロバート・クレイの唄いっぷ

りは「え、こんなに上手かったっけ」と驚きの連続。多分にアル・グリーン的では

ありますが、楽曲も優れていて、充実した1枚です。多分にアル・グリーン的では

ありますが。これはプロデューサーのスティーヴ・ジョーダンの力でしょう。よくやった、

スティーヴ。多分にアル・グリーン的ではありますが。

 

M05.You Must Believe In Yourself(3’40”)Robert Cray    

-C.Jerue-  Jay-Vee / ウルトラ・ヴァイヴJV2017J

 

N  ロバート・クレイ・アンド・ハイ・リズムで「ユー・マスト・ビリーヴ・ヨーセルフ」でした。多分に

アル・グリーン的な新しいアルバムから、多分にアル・グリーン的な1曲でした。スティーヴ・

ジョーダンのドラムズがこの上なくハイ・リズムの要、ハワ—ド・グライムズ的でした。

シル・ジョンスンの時だったかな、わたしはホッヂズ兄弟3人にハワ—ドという原形ハイ・

リズムの演奏を日本青年館の舞台袖で、至近距離で観た事があります。それは

もう、驚異的な迫力でした。今でも思い出すと鳥肌が立ちます。その時にベイ

スのリ—ロイがね・・・あ、ちょうど時間となりました。

 

M06.Aspen, Colorad(4’19)Robert Cray   

-T.J.White-  Jay-Vee / ウルトラ・ヴァイヴJV2017J

 

N  「アスペン・コロラド」、ロバート・クレイ・アンド・ハイ・リズムでした。これはトニー・ジョ−・

ホワイトの作品で、本人もギタ—を弾いています。さすがにアル・グリーン的ではないで

すね。先ほどからハイ・レコ—ド時代のアル・グリーン的である事を何度も強調してい

ますが、このロバート・クレイの新作に摸造、捏造的な作為は感じられません。わ

たしの形容にも悪意はありません。自然とそうなってしまう部分はそのまま

に、意識する部分はそれなりに、クレイとハイ・リズムはしっかりと自分だけの表現

を心掛けています。ここもスティーヴ・ジョーダンの力でしょう。

次はそんな健気な想いが美しく投影された1曲です。

ロバート・クレイ自作の「ザ・ウェイ・ウイ・ア−」。

 

M07.The Way We Are(5’05”)Robert Cray  

-R.Cray –  Jay-Vee / ウルトラ・ヴァイヴJV2017J

 

M08.Better Man Than Me(3’36”)Porkey Lafarge 

-P.Lafarge –  Rounder 0888072024304

 

N  ロバート・クレイ、今回のアルバム中で最も印象的な「ザ・ウェイ・ウイ・ア−」でした。

その次がこれまたまた先週も登場したポーキー・ラファージで「ベタ・マン・ザン・ミー」。

古いゴスペルの「メアリ、ドント・ウィ−プ」によく似た感じのストレイトな1曲。このアルバ

ム・タイトルを『メイニアック・リヴェレイションズ』、「酔狂者の啓示」とお伝えしていました

が、正しくは『マニック・リヴェレイションズ』でした。さしづめ「躁状態のお導き」で

しょうか。いずれにせよ安定した正常な精神状態ではないようです。

このポーキー・ラファージ、意図して古いスタイルを踏襲しているのだとは思いますが、

よくある復刻物的な感触はなく、実に伸び伸びとした表現です。先のロバート・

クレイ・アンド・ハイ・リズムとも共通しますね、この感じは。

ジャケット裏には本人の他、今回付き合っているレギュラー・ミュージシャンたちが写っ

ています。全員ユダヤ系に見えますが、どうでしょう。「ベタ・マン・ザン・ミー」で

した。

先週の発売日前日に買って紹介したザ・ロ—リング・ストーンズの『レイディーズ・アンド・

ジェントルメン』は如何でしたか。大橋康一さんから、わたしが「昔聴いていた海

賊盤を聴いてみたい」と頂きました。あれはですね、自分の物ではなくて友

達からの借り物でした。ロスエインジェルズの実況だったかな、客席からラジカセ録音

したようなひどい音でね。それでも興奮して何度も聴き返したものです。そ

の持ち主は一昨年に亡くなってしまったのですが、生きている内にちゃんと

返却しました。

さて『レイディーズ・アンド・ジェントルメン』から今朝も1曲聞いて下さい。冒頭第

一曲に続く、「ビッチ」です。

 

M09.ビッチ(4’46”)ザ・ロ—リング・ストーンズ

-M.Jaggar, K.Richards-  ユニバーサル UICY-78339

 

N  ザ・ロ—リング・ストーンズで「ビッチ」1972年6月テキサスでの実況録音でした。かな

りの熱演です。間奏の後に大きなフィードバックが起こります。これはきっとキース

が不用意に動いたのでしょう。この辺りから終了に向かって素晴らしいリズ

ム・リフを本能的に刻み始めるミック・テイラーがカッコ良いですね。もう完全にひとつの

転がる石となって演奏しています。

ここまで「ブラウン・シュガ—」、「ビッチ」、「むなしき愛」、「スウィート・ヴァージニア」、

「バイバイ、ジョニー」と聞いて来ました。アルバムは全15曲ですからまだ10曲残

っています。わたしが文句なしに気に入ったのは、以上の5曲かな。他のは

ギタ—の大音量で塗り潰された大味な感じがして、今ひとつだったなあ、正直

に言います。あんた達がハ—ドロック演ってどうすんの。このトゥアからアムペグの大

出力アムプが使われるようになりまして、それが影響しているのかも知れませ

ん。

さて、今朝の前座の演奏が終りました。真打ちの登場です。

 

M10.Lady Be Goode(2’55”)Chuck Berry 

-C.Berry-  Decca 00602557561241

 

N  はい、チャック・ベリ—の新作『チャック』から、「レイディ・ビ・グッド」でした。当初

6月29日の発売、という噂が流れていましたが、この9日に発売になってい

ます。こちらは前日に店頭に並ぶことなく、9日でなければ売ってもらえませ

んでした。

全10曲、最後までブルベリー・ヒルというセントルイスの小さなクラブのショウに付き合

っていた仲間とのセッションで、ベイスは初来日時のあの男、ジミ—・マーサラ、ピアノは

ロバート・ロウ、そしてドラマーはキース・ロビンスン。録音時に90歳だったチャックに較べれ

ば若いでしょうが、みなさま相当なお年の筈です。そして今お聞きのように、

断トツに上手い訳でもない。他にはトゥアを一緒に続けていた娘のイングリッドや息子

チャック・ジュニア、孫のチャック・サード、そしてギャリ—・クラークがゲスト的に参加していま

す。アルバムには変な気負いがなく、ごく当たり前の現在進行形で等身大のチャッ

ク・ベリ—が映し出されていると感じました。まあ、死を前提にして造り上げた

訳ではありませんから、当然でしょうが。

ではイングリッドと絶妙の絡みで聞かせてくれるブルーズ・ナムバです。

「ユー・ゴウ・トゥ・マイ・ヘッド」。

 

M11.You Go To My Head(3’21”)Chuck Berry  

-J.F.Coots, H.Gillespie-  Decca 00602557561241

 

N  このツィン・ヴォーカルの絡みは絶品ですね。親娘だから、とは言いませんが、上

手く合わせるだけではない物が感じられます。お互いの声を聞きながら笑い

合って唄っているみたい。「ユー・ゴウ・トゥ・マイ・ヘッド」でした。

彼らしくオリヂナル主体ですが、それに拘っている訳ではなく、今の「ユー・ゴウ・

トゥ・マイ・ヘッド」は1938年にフレッド・クーツ、ヘイヴェン・ガレスピが書いた当時のポピ

ュラー・ソングです。映画「ヘイル、ヘイル、ロックンロール」の中で「売り出された山小屋の

別荘」をしんみり唄うチャックを憶えていますか。あのセンと同じですね。

他人の楽曲は他にもあります。

なんとこちらもトニー・ジョ−・ホワイト作の「四分の三拍子」。

 

M12. 3/4 Time(Enchiladas)(3’47”)Chuck Berry 

-T.J.White- Decca 00602557561241

 

N  「四分の三拍子」、チャック・ベリーのカントリ—・ワルツでした。1972年に生まれた彼の

唯一の全米第一位獲得曲「マイ・デインガリン」を連想した人は大勢いる事でしょ

う。同じようにリラックスして、そこにいる人を小馬鹿にしたような演奏態度が伝

わって来ます。これは先のセントルイスの小さなクラブブ、ルベリー・ヒルでの録音でしょ

うか。正式クレディットはありません。かなり若い観客もいたようですね。

多少割高ですが同一内容のアナログ盤も出てまして、そちらの方が音が伸びや

かに感じられます。これはディジタルとアナログの違い、並びにマスタリングの差で、ミッ

クス違いと言う事ではありません。今朝はそのアナログ盤でお送りしています。

次は事前にネット上で発表されていた「ワンダフォー・ヲーマン」のアナログ仕様です。

 

M13.Wonderful Woman(5’20”)Chuck Berry 

-C.Berry-  Decca 00602557561241

 

N  チャック・ベリ—の新作『チャック』から、A面の1曲目「ワンダフォー・ヲーマン」でした。

チャックは来週も聞いてもらいます。お楽しみに。

 

M14.ファジャモ(4’36”)ウム・サンガレ   

-O.Sangare- Pヴァイン PCD-18822

 

さあ続いては、この番組の「ワンダフォー・ヲーマン」第一位、ウム・サンガレの新作か

らまだお届けしてなかった「ファジャモ」です。アルバム『モゴヤ』は、聞く度に彼女

の唄の力を思い知らされる1枚です。この「ファジャモ」でも複雑な演奏を従え

て誘導して行くサンガレ様、お見事。唄がない場所でも彼女が聞こえます。

内容はマリ共和国内の差別について姓、苗字を例に語っています。想像でし

かありませんが、現地では民族、部族間では今もかなり複雑な関係があるよ

うで、そこには当然軽蔑や嫉みも絡みます。その辺を冷静に見据えた唄です。

 

M15.Another Night In Tunisia(4’11”)Bobby McFerrin 

-Paparelli,Gilespie, Hendricks-  Blue Note CDP 7243 8 53329

 

N  先の「ファジャモ」を聞いていて連想が沸き上がった、ボビ−・マクファリーンとマンハタン・

トランスファの「チェニジアの夜」、ヴォーカライズされて「チェニジアの別の夜」、となっている

高度なアカペラ仕様をお届けしました。これはマントラの傑作アルバム『ヴォーカリーズ』で

発表されたもので、制作はティム・ハウザー。中間部のソロを取っていたのは狂気の

才人、ジョン・ヘンドリクスでした。

 

M16.Moanin’(2’34”)John Hendricks  

-J.Hendricks, B.Timmons –  Columbia  CK 45020

 

N  ジョン・ヘンドリクスによるヴォ—カル版「モ—ニン」、ラムバート、ヘンドリクス、アンド・ロス、1959

年の録音でお聞き頂きました。一世を風靡したファンキー・ジャズの代表的な一曲

です。日本でも大流行し、蕎麦屋の小僧が出前を届ける時に口ずさんでいた、

という証言があります。本当かな。

しかしながら、わたしは直接体験がありません。例のリフはブームが去ったあ

ともあちこちで使われていましたから、当然耳にしていますが、オリヂナル録音

をひょっとしたら聞いた事がないかも知れません。少なくとも自分の盤とし

ては持っていないでしょう。

1980年代に東芝から、日本語詞ヴォーカライズド・ジャズの企画物が出され、そ

の中にこの「モ—ニン」も入っていた記憶があります。いや、シングルだけかな。あ

のリフに「ちょっとうざったいわね」と載せていた筈です。唄い手は無名の女

性。本人の発案ではなくおそらく周囲で「面白い、面白い」なんて盛り上が

って制作が決まったのではないですか。仕上がりは今ひとつでしたが、死ぬ

前にもう一度聞いてみたい5000曲に入っています。どなたか何かご存知でし

たらぜひ教えて下さい。

さてヴォ—カル芸を堪能した後は、現代の音楽の出来を左右する楽器、ベイスを

たっぷりとお聞き下さい。

「グルーヴ・ベイス・ラインズ」、ベイス・スピナーズです。

 

M17.Groove Bass Lines(6’11”)Bass Spinners  

-Robinson, Bell, Stewart, Kool & The Gang, Edwards, Rodgers, Jackson-

イースト・ウエストAMCM-4296

 

N  「ゲット・レディ」、「タイトゥナップ」、「シング・ア・シムプル・ソング」、「ジャングル・ブーギ−」

「グッド・タイムズ」、「ビリー・ジーン」と印象的な、いや革命的なベイスラインを綴った

「グルーヴ・ベイス・ラインズ」、ベイス・スピナーズでした。これは大口径のウーファ−で大

音量で再生して頂くと、魅力倍増です。弦ベイスが通常よりも1オクターブ下の音

域調音で奏でられています。シンセサイザーではありません。いつかぜひお試し下

さい。音量に気をつけてね。

 

M18.ダブ天国(4’42”)ランキン・タクシー   

-T.Shirahama, I.Washizu-  WEA WPC6-8504/5

 

N  この音楽を背景に、朗読じゃないな、時事砲弾を発射します。北鮮のように

失敗しないで、皆さんの心に届く事を願います。

 

ご存知のように、6月15日早朝、参議院本会議で組織犯罪処罰法改正案が

成立しました。これに関しては比較的長く議論されてきましたが、それは国

会の外の話。肝心な正規の場での議論は、なんともお粗末でした。そもそも

改正法案の理解が当の法務大臣に出来ていませんでしたからねえ。ホーム大臣

だよ。

国会前のデモを始めとして反対の意見は多く、今なお抵抗を続けている人

たちも大勢います。さぞかし悔しい事でしょう。

ただ、冷たく突き放すような言い方になりますが、これは当然の帰結です。

「多数決」だけが有効なこの国の議会なのですから。東京新聞15日付け一面

には「民主主義ないがしろ」といいう見出しが大きく出され、政治部長の意

見が述べられています。お言葉ながら、この国の最高議決機関には、すでに

民主主義はありません。あるのは、多数決暴力主義です。自民は「多暴党」

と、名前を変えるのがよろしい。

誠に残念ですが前回の国政選挙結果が出た時に、この顛末は分っていたの

です。どんなに抵抗、反対されたって、最後に本会議で決を採れば勝てるに

決まってる。そんな考えの政府に、根気よく、丁寧に、説明し、議論を戦わ

せるつもりなんかあるワケない。自分たちの提出法案を、何時どんな形で採決

するかしか頭にありません。ヤトーも全くダメだよね。加えてホードーキカンのだらし

なさ。あんな姿勢では自分の首を絞める事になります。

日頃一緒に創造的社会奉仕活動をしてる仲間が、非常に怯えています。

「おいワツシ、俺達すぐに捕まっちゃうんじゃないか。まずいよ、これ絶対に」

会う度にそんな事を言って来るんです。この創造的社会奉仕活動が今回の

新法で挙げられたら、「幻」危うし。小菅に差し入れ頼みます。

高市、金田、松野、稲田、今村など、この半年間で問題があった担当閣僚

の顔を見て下さい。すべてが理性、知性、先見、哲学に欠けています。あと

はまるで焦点のボケた二階、猾さだけ際立つ菅など、サウス・ダコータ州のラシュモア山

に掘って残してもらいたい位の見事なブザマなツラ揃いです。

しかし、彼らが党内で持ち回りの大臣職に着いていられるのも、議員とし

て選出されているからです。こんな人間に投票する有権者が大勢いいるので

す。

カケ学園関連文書突如公開は自民党内での取り引きでしょう。共謀罪ファースト

というか「絶対」だったんですよ。

ザ・ローリング・ストーンズの「悪魔に寄せる同情」に、こんな一節がありました。

 

俺は叫んだ、誰がケネディ一家を殺したんだ

今となっては、それは俺とあんた達なんだよ

 

これと現象は同じです。

 

だれが「共謀罪」を通したんだ

今となっては、俺とあんた達だったんだ

 

以上、ロックンロ—ル時事砲弾、「役人天国」のダブをB.G.M.にお送りしました。

なお「下半身」と「老人と子供のポルカ」の関係を分ってくれたのは、あな

たがこの世で初めてです。ランキン本人も「なんだそれ」と言ってましたからね。

イサヲカンゲキ、ヴェンテン様。

 

M19.T.S.O.P(5’45”)MFSB

-K.Gumble, L.Huff- Legacy/Epic/P.I.R  ZK 66689

 

後TM:ボーン・イン・シカゴ(アサー仕様)P.B.B.B.

 

N  今朝の最後は母、父、姉妹、兄弟の演奏で「フィラデルフィアの響き」でした。

日曜日に萩原健太の姿を確認しに出掛けました。能地祐子著「アメクラ!ア

メリカン・クラシックのススメ」の発刊記念トークショウでしたから、そちらのお

話が主。そこで出たひとつのオーケストラの話がフィラデルフィア管弦楽団。フィリー・ソウルの

美しい響きは、この楽団なしには語れませんね。単なるイージ−・リスニングとは言

い切れない、手の込んだアルバム『愛、それは伝える想い~母、父、姉妹、兄弟、

つまり家族のすべて』からお届けしました。

当日は隣の隣に、投稿をしてくれた「大人る」さんが座っていました。ジャ

コ・パストリアスのカッコいいTシャツ着てました。声かけてくれて、どうもありがとう

ございます。

国内の政治に関するウンザリさせられる話題以外にも、ロンドンの火事など今週

も愉快でないヌウズが沢山入って来ました。その中で野際陽子が亡くなってし

まったのは、衝撃です。ずっと憧れていましたのよ。数年前にNHKのドラマ

でトラの仕切りをした時にあの人が出演してまして、用もないのに周りをうろ

つきました。別格的に綺麗だったな。歌舞伎座で藤純子見た時と同じ位だっ

た。いつもク—ルで仕事には本気の全力。美しい人でした。とても淋しい。ご

冥福をお祈りいたします。

カンショ—に浸ってばかりではいられません。特別付録は、以下の隠し場所です。

http://firestorage.jp/download/a4ffb0566e33a57cae4cc2c856b41f4d72676b18

ダウンロードパスワードは、kvw94z4c、どうぞお楽しみ下さい。

先週のように揚げた後で不具合の出ている場合は、すぐ第二便を送りますの

で、皆さんと同じ投稿欄を注意していて下さい。ファイアストレイヂがダメなのかな。

修がよく言ってます。あ、今朝もちょうど時間となりました。

こちらは、http://osamusawada.com/category/mornin-blues-by-isaowashizu/

「幻」モーニン・ブルーズ、鷲巣功でした。来週も首都圏で9人のあなただけに。

そして全国で9500万人のあなたにも。アサーッ・・・・・。

 

    • 風邪っぴきビスコ
    • 2017 6/17 3:56am

    さくさくDLだきました!!

      • 風邪っぴきビスコ
      • 2017 6/17 3:57am

      抱きました    …って(笑)

    • ヴェンテン
    • 2017 6/17 7:07am

    あらーカンゲキしてくださってありがとうございます( ^ω^ )。しかし昨今、ヤメテケレ、ズビズバーなことが多過ぎますね、左卜全ちゃまがあの世から鉄槌を下すかも・・・(T_T)。SNS上でも、特定の言葉についてチェック機能が働いているとの噂もあります。

    • 類似穴
    • 2017 6/17 11:03am

    11時に(オモテで)20秒足らずで落とせました。

    • 泉の助ソーダラ節 あ、スイスイ。
    • 2017 6/22 6:08pm

    こんばんは!昨日が夏至だったから、まだ明るいから、こんにちは。
    鷲巣様、澤田大黒氏、いつもまぼろし、読むラジオ有難う御座います。
    愉しんでます。感謝。
    ところで、橋の下の創造的社会奉仕活動よりは、この”まぼろし”のほうが共謀罪に引っかかる可能性大な模様です。
    「音楽のコピー」がキノコ狩りと共に明記されてました。訳わからないね。
    共謀罪の全文をムカつきながら読み進むとありますよ。
    あと、かんばせに話しを持ってちゃ、あれだよ。猫灰だらけだよ。真意がわからなくなるよ。ここは寅次郎。美しいと醜は未だわからない、謎。

      • 泉の助ソーダラ節 あ、スイスイ。
      • 2017 6/22 6:10pm

      なま、言ってごめんなすって。

    • 大橋 康一
    • 2017 6/22 7:31pm

    今週もやっと今日聴けました。

    ありがとうございます。お疲れ様です。

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