【幻】モーニン・ブルーズ 2018/02/17

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TM. Walikin’ Blues「アサー」入り / Paul Butterfield Blues Band

-R.Johnson-  Rhino 8122 798434 0

 

N  おはようございます。アサー、ワツシイサヲです。昨日はお聞きいただきまして、

どうもありがとうございます。2ヶ月の間隔が空くとなかなかリズムが取り戻せ

なくて、今回もシドロモドロで終わってしまいました。今朝はそのおさらいです。

まず前の番組のDJ交代でドサクサに紛れながら、1曲目はセキユタカさんのリクエスト、

先週ある処で隣り合わせになりまして、そこで貰ったご希望曲でした。

ニールスンで「子犬の歌」。

 

M01.子犬の歌(2’45”)ニルソン

-Nilson-  BMG BVCP-2068

 

N  ニールスン、「子犬の歌」でした。1970年の発売です。こういうリクエストは嬉しいで

すね。当時、新しいシンガ=ソングライタを熱心に紹介していた故中村とうよう大先

生の話などをしました。

そして、「幻」で熱烈的案内中のアルバム『ザ・ゴールデン・エイジ・オヴ・アメリカン・

ロックンロール』「カントリー・エディション」その第二集から

「500マイルズ・アウェイ・ホーム」、ボビー・ベアで聞いて貰いました。

 

M02.500 Miles Away From Home(2’20”)Bobby bare

-B.Bare, H.West,C.Williams-   Ace CDCHD

 

N  そしてこの国ではもっとポピュラーなP.P.M、ピーター、ポール&マリーのヴァージョンで

同じ曲。10歳の頃に家にあったピーター、ポール&マリーのアルバムは擬似ライヴ仕立ての

この曲で始まっていました。10年ほど前に神保町で程度の良い同じ盤を見つ

けて購入。さぞかし感激するだろう、と期待と共に聞いたら、「あれ、こんな

モンだったっけ」と肩透かしを喰わされたことがありました。

ではピーター、ポール&マリーで「500マイルも離れて」。

 

 

M03. 500マイルも離れて( 2’43”)ピーター、ポール&マリー

-B.Bare, H.West,C.Williams-  ワーナー wpcr-14347

 

N  500マイルと言えば、当時の私は「インディアナポリス500マイル」、楕円トラックを廻る単座

自動車のレイスですね、あれに夢中でして、何か関係あるのか、としきりに考え

ていました。

ピーター、ポール&マリーは声の強弱の付け方が素晴らしい。それだけで感動します。

今の「500マイルも離れて」でも控えめながら、その魅力が伝わってきました。

そして・・・。

 

M04.Windy City(3’16”)Alison Krouss   

-P.Goble, B.Osborne-  ユニバーサル  UCCO-2002

 

N  アリスン・クラウスの「ウインディ・シティ」です。2017年に印象に残ったアルバムを思い浮

かべますと、彼女の『ウインディ・シティ』が出てきます。特に個性的ではないので

すが、「清楚で端正」という、ジャケット写真そのものような感触でした。

次は北国の少女からリクエストがあったウイリー・ネルスンです。昨年、息子のルカス名義

のアルバムから親子で唄った、「ジェントル ・オン・マイ・マインド」風な

「ジャスト・アウトサイド・オヴ・オウスティン」。イリノイ州からテキサスに飛びましょう。

 

M05.Just Outside Of Austin(4’45”)Lukas Nelson feat. Willie Nelson  

-L.Nelson-  Fantasy 0888072033481

 

N  2月に振り替える昨年2017、次の2枚はとても印象が強かったですね。

まずはヴァーン・モリスンの『ロール・ウィズ・パンチーズ』から、

「アイ・キャン・テル」。

 

M06.I Can Tell(3’51”)Van Morrison

-S.Smith-  Exile / Caroline  nonumber

 

N  ジェフ・ベックのギターがとても光る「アイ・キャン・テル」。『ロール・ウィズ・パンチーズ』、

ヴァーン・モリスンの昨年の作品からでした。生放送でも言いましたが、ジェフはやは

り唄と合わせるのが上手です。これもそうです。「多分ヴァーンの制作話を聞き

つけて勝手に押しかけて引かせて貰ったんじゃないか」とも言いましたが、

あくまでも推測です。その位に嬉しそうに弾いてます。

さて次も私にとっては大きな作品でした。

ロバート・クレイの「ザ・ウェイ・ウイ・アー」。

 

M07.The Way We Are(5’03”)Robert Clay

-T.J.White-    Jay-Vee / ウルトラヴァイブ JV2017J

 

N  ロバート・クレイの「ザ・ウェイ・ウイ・アー」、メムフィスでハイ・リズムのメムバーと一緒に作った

2017年のアルバムからです。これも良い出来の1枚でした。ロバート・クレイの今の

思想、存在がとても明確に出ています。ジャケット写真の含み笑いも素晴らしい

ですね。

そして次はい未だに正体不明のデューオ、75ダラー・ビルズ。正直には2016年

の発表ですが、盤としての発売は昨年でした。昨今アナログの在庫管理はかなり

不安定でして、枚数も非常に少ない。大抵は初回版のみ、という事が多いの

で、情報を掴んでからすぐに予約して買いました。

B面の1曲め、「カミンズの滝」です。

 

M08.Cummins Falls(4’50”)75 Daller Bill

-unnkown-    TW-J

 

N  この「カミンズの滝」を流した直後に世田谷区の矢追誠久さんから「ティナリ・ウェ

ンぽいギターですね」とメイルを頂きました。ありがとうございます。確かにその

通りです。瞬間的にここまで長い間に亘って世界をリードした、ブルーズ・ロック的

なフレイジングが、そろそろ変わって行くのか、そんな事を考えました。とは言

え、最後の効果音がカミンズの滝の音だったのか、とこの場で気づいた位の鈍感

なわたしです。確かな予言ではないと自分でも思います。

そして間違って買った大当たりの2枚組、

ジョー・ボナマッサ、カーネギー・ホールでの実況録音盤からどうぞ。

「ザ・リヴァ・ランズ・ロウ」。

 

M09.The Valley Runs Low(4’30”)Joe Bonamassa

-J.Bonamassa, J.House-  JER ADVENTURES  JRA56880 1-3

 

N  ほとんど名前しか知らなかったジョー・ボナマッサ、このカーネギー・ホールでの実況録

音盤は素晴らしい。全編アクーティク楽器によるアンサムブルなので、カーネギーの音響の良

さが伝わって来ます。ジョーはじめ各演奏者は、ほぼ完璧と言って良い水準の

音を鳴らしています。それを肯定的に受け止めるファンが、また素晴らしい。

音楽を媒体に解り合っている姿が見えます。普段は高音圧大音量のヘヴィメトーし

か聞いてないかもしれませんけど。みんな素直に感動して居ます。

そしてこれは期待に違わない出来の作品を仕上げてくれたウム・サンガレの新譜。

有無を言わさずに全編進行します。

今朝は冒頭曲「ベナ、ベナ」。

 

M10.Bena Bena(4’55”)Oumou Sangare

-O.Sangare-  Pヴァイン  PCD-18822

 

N  この後で今回参加しているトニー・アレンの事を少し喋ったかな。とにかくウム・サ

ンガレの新譜は98点の出来でした。ただし、点数が良ければそれで万事OKと

いう物ではありませんで、わたしは早くも次が心配です。あ、余計なお世話

ですね。

 

M11.What Will I Tell My Heart(2’30”)Fats Domino

-Gordon, Lawrence, tinturin-  AVID AMSC 1272

 

N  今年亡くなった音楽家として挙げられるのが、このファッツ・ドミノー。最初の

アルバムから「俺は自分になんと言ったら良いんだろう」でした。もうとっくの

昔に自分の意思で一線を退いていたファッツですから、世界にもそれほどの喪失

感はなかったでしょうが、やはり実際に居なくなってしまったという現実は

大きいものでした。

徹頭徹尾のヌー・オーリンズ音楽家、ファッツ・ドミノー、彼の音楽こそは永遠に鳴り響

き、唄い継がれん事を。

 

M12.Blue Monday(2’18”)Fats Domino

 

-Batholomew,Domino-  AVID AMSC 1272

 

N  ここで「マイ・ブルー・ヘヴン」と間違ってしまいましたね。なぜか「私の青空」

が頭にありまして。考えてみるとファッツのヒット歌には「ブルー」が多く絡んで居ま

す。「ブルーベリ・ヒル」「ブルー・マンデイ」「マイ・ブルー・ヘヴン」「アム・アイ・ブルー」、この

位なら誰でもありますかな。

さてわたしにとって、昨年亡くなった大事な人の筆頭は何と言ってもこの

人です。

 

M13.Big Boy(3’06”)Chuck Berry

-C.Berry-  ユニバーサル UICO-1293

 

N  チャック・ベリーで「ビッグ・ボーイ」でした。このゴリガンなギター・ソロ。恐ろしいエネ

ルギーですね。ヘヴィメトー、かかって来やがれ。あの人がおそらく、初めて自分で

企画して制作進行を取り仕切ったアルバム『チャック』は、図らずも遺作となってし

まいました。彼も第一線を退いていた感がありますが、話があればきっと何

処へでも出かけた事でしょう。ギブスンのギターを自分で持ってね。月に一回知

り合いのレストランで実演を続けていたという話を聞くと、胸が詰まります。亡く

なった後にはたくさんの雑誌などで特集が組まれていました。わたしは「こ

の国にこんなにファンが居たのか」と、正直言って驚きました。それらの記事に

ついては、電子雑誌「エリス」20号でわたしが「ロックンロール検証」をして居ますの

で、よろしければご覧下さい。訃報直前の不思議な胸騒ぎについてはウェブ報

「エレキング」に寄稿しました。これもロックンロール信者の必然的偶然でしょうか。

ではわたしの大好きな77曲の中からひとつ行きましょう。

「バック・イン・ザ・ユー・エス・エイ」。

チャック、俺は自分が死んでもあんたのロックンロールを聞くよ。

 

M14.Back In The U.S.A.(2’26”)Chuck Berry

-C.Berry-  MCA  MCD 80245

 

N  チャック・ベリーと昨年の同時期に亡くなった音楽家には、ブルーズ・ハモニカ奏者の

ジェイムズ・コトンがいました。彼の功績も本当に大きかったですね。ファンク感覚を

ブルーズに持ち込んだ事は、ロバート・クレイ世代に繋がっています。

そして 2017年も押し迫った12月17日、この人がなくなっていました。

 

M15.Unseen Eye(4’59”)妹尾隆一郎     

-S.B.Williamson- Pヴァイン PCD-5741

 

N  自らウィーピング・ハープと名乗ったハモニカ奏者、妹尾龍一郎です。彼の死去に関

しては、来たる4月3日に北沢タウンホールで「ブルースをよろしく! ありがとう妹

尾隆一郎」と題した催しがあり、わたしも実行委員の一人として参加してい

ます。詳しいお知らせは下段にも掲載してありますので、ご覧いただき、ぜ

ひご参加ください。会費もお香典も不要です。ワツシイサヲも喪服でお待ちいたし

ております。

隆一郎の追悼記事もエレキング最新号に寄せました。そこでわたしは、初めて

彼を見た時に吾妻光良がメムバーにいてそれが良かった、と書いたのですが、そ

れが大間違い。当時の関係者からご指摘を頂きました。

その時ギターを弾いていたのは、川口充(マコト)という人でオリヂナル・メムバなのだ

そうです。大変失礼。今度お会いしてお詫びしなくちゃ、と思っています。

なお、「エレキング」の記事は、敢えてそのままにしてあります。

その川口充(マコト)がギターを弾いている録音を聞いてもらいました。妹尾隆一

郎の最初のソロ・アルバムから、サニー・ボーイ・ウイリアムスンのナムバで「アンシーン・アイ」。

ではもう一曲、

兵庫県宝塚育ちの妹尾隆一郎が書いて吹いて唄った列車物「トレインズ・カミング」。

阪急電車のことなのでしょうか。

 

M16.Train S Coming(4’32”)妹尾隆一郎  

-R.Seno- Pヴァイン PCD-5742

 

M17.Masquarade(5’43”)Jerry Harris       

-L.Russel-  ポリスター PSWCW

 

N  わたしはこの国のブルーズ・ハモニカ吹きは誰も皆、妹尾隆一郎の影響下にあると

考えています。今のジェリー・ハリスのレゲ調「仮面舞踏会」を決定的にしている間

奏のハモニカ・ソロ、これを吹いていた西村ヒロも同じでしょう。ハモニカの底しれぬ魅

力を目の前で教えてくれた妹尾隆一郎よ、永遠に。

さて話題沸騰の冬季五輪よりわたしが気になるのは、この運動競技です。

 

M18.Baseball-Crazy(2’57”)大滝詠一  

-E.Ohtaki-  ソニー SRCL 5009

 

N  はい、大滝詠一で「ベイスボール・クレイズイ」でした。日米でキャムプが始っていま

して、新聞の運動面もだんだん賑やかになって来ました。オープン戦もじきに始

まります。わたしは誰にも期待が持てるこの季節が好きですね。

先週ジョン・フォガティの最近の実演映像を観ました。ほとんどがクリーデンス・クリアヲ

ーター・リヴァイヴァルのヒット曲で、それはそれは楽しいものでした。中で1曲、ソロ作

品が採り上げられていましてね、それが野球の歌、「センタフィールド」です。

 

M19.Centefield(3’52”)John Fogerty  

-J.Fogerty-   Ryko 10825

 

M20.おキュウ小僧(0’52”)愛田勝彦   

-unnkown-  アルファ   TAMORI-3

 

M21.Ain’t That A Good News(2’24”)Sam Cooke      

-S.Cooke-  RCA PD87127

 

TM Born In Chicago 「アサー」入り / Paul Butterfield Blues Band

-N.Gravenites-  Rhino 8122 798434 0

 

N  ジョン・フォガティの「センタフィールド」の次は、愛田勝彦で「オキューコゾー」、これは生放

送ではお届けできなかった1曲です。あくまでも時間の都合です。そして今

朝の最後は春の頼り、「いい知らせじゃないか」、寒クックでした。

先週の日曜日の夕方、妙に「春」を感じました。そうしたらその日、一部

では春一番の知らせ。異例に寒かった今年の冬もじきに過ぎて行きます。と

は言え、油断は禁物。特にインフルエンザにはご注意を。幸い今年は周辺に感染者

が居ませんでしたが、まだ潜伏中かも。春三月も暖かい日ばかりではあり

ませんからね。

16日朝に中央エフエムで行なった生放送のおさらいをした今朝のモーニン・ブルーズ、

特別付録は下記のアドレスに隠してあります。聞けなかった方など、どうぞ。

http://firestorage.jp/download/79de6fe5316c28f2a524a0c1a28a77be76b29094

  ダウンロードパスワードは、msjjrxrcです。

今朝もちょうど時間となりました。

こちらは、http://osamusawada.com/category/mornin-blues-by-isaowashizu/

「幻」モーニン・ブルーズ、鷲巣功でした。来週も首都圏で9人のあなただけに。

そして全国で9500万人のあなたにも、アサー。

 

    • 潜伏リス
    • 2018 2/17 5:47am

    昨日は録音した5時間をおさらいしていましたよ。
    次は5月ですか?

    • 黒猫
    • 2018 2/18 6:48pm

    Twitterからこちらを知り初めて聴かせていただきました。
    paul butterfieldが好きで、もちろん妹尾隆一郎さんも大好きです。
    昨年12月に亡くなられたのを知り大変ショックを受けています。
    永井さんのブルースパワーとF M軽井沢のブルースパワーの妹尾さん追悼番組を聴いたところでした。
    本番組ももしかしたらと思い聴いた次第ですが、 butterfieldと妹尾さん以外はほとんど初めて聴いた曲でしたが皆素晴らしく刺さりました。
    心地よい時間をありがとうございました。

    • 千福グリ子
    • 2018 2/19 9:41pm

    鷲巣功様と澤田修様
    中央エフエムの深夜の生放送ありがとうございました。 
     
    幻での「ミッドナイトアットオアシス」楽しみ。
    でも、ジェフマルダーとのポテリーパイも大好きなアルバムです。
    選曲は鷲巣さんにお任せしますので60〜70年代の彼らの演奏を紹介してください。

    広島のお酒のTVCM「千福一杯いかがですー♬」たしかデュークエイセス?
    千福は樽酒なら中野で、勝どきにも飲める店があります。(いらぬ酒飲み情報でした。失礼)

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