【幻】モーニン・ブルーズ 2018/05/26

mb180526

 

TM. Walikin’ Blues「アサー」入り / Paul Butterfield Blues Band

-R.Johnson-  Rhino 8122 798434 0

 

N  おはようございます。アサー、ワツシイサヲです。さらば5月、早かったなあ。

わたしには1年間を通じて、このひと月が、非常に重要です。ひょっとし

て、生まれて1ヶ月後にはもう意識と記憶があったんじゃないか、と考える

位です。あ、それはないですね。そんな、三島由紀夫のような神童じゃない。

それでもいつも思い出すのは、17歳で過ごした1ヶ月間です。その頃、家の

庭に深い赤色の薔薇が咲き乱れていまして、ちょうど写真を始めた直後でも

あったため、格好の素材として何枚も撮ってね。その度にあの複雑な花の構

造に魅入ってました。美しく言えば、こんな想い出です。一方ではこの1ヶ

月の31日間に集中して大きな出来事が続いて、自分の人生が大きく決定づけ

られたような気もします。決して嫌じゃない想い出です。

さあもう6月だ、水無月です。つまらない事を言ってないで、音楽です。

デイヴ・アルヴィン&ジミー・デイル・ギルモアで「スティーリン」。

 

01.Stealin’, Stealin’(2’59”)デイヴ・アルヴィン&ジミー・デイル・ギルモア

-trd.-  BSMF 2610

 

N デイヴ・アルヴィン&ジミー・デイル・ギルモアで「スティーリン」でした。これは後期の憂歌

団がリパトゥワにしていましたね。実演の場でも、リード・シンガーを順々に回したり、

「スティーリン」「スティーリン」の掛け合いを利用して、お客さんを盛り上げていました。

日比谷の野音で聞いた印象が強く残っています。

デイヴ・アルヴィン&ジミー・デイル・ギルモアはカントリー、フォーク、ブルーズなどの音楽がご

っちゃになったアメリカ西海岸でその薫陶を受けた二人です。一緒に音楽するの

は初めてのようですが、波長がぴったり合っている感じ。今の「スティーリン」で

は、声の性格が違うので面白い掛け合いになっていましたね。アルバムを通して

聞いて、何度かウイリー・ネルスンとクリス・クリストファスンのデューオを連想しました。

さて「火の鳥」さんが 5月11日に投稿してくれた「あなた出番です」の

主題歌、嬉しかったなあ。このテレビ番組でわたしは多くの音楽情報を収集、

いや吸収だな、出来ました。ワイルド・ワンズと伊東ゆかりには、今も感謝感激雨

霰です。申し訳ないけれど、シャープ早川電機提供というのは全く記憶から飛ん

でいました。

毎週の放映を見ていたのが1967から68年。それから40年の時が経って、

突然この主題歌の原曲に出会ったのです。

 

02.Enjoy Yourself(4’46”)Jim Kweskin

-H.Magidson, C.Sigman-  Blix Street  G2-10091

 

N  「エンジョイ、ヨーセルフ」でした。全く同じ歌ですね。「あな番」主題歌がどうクレジ

ットされていたかは知りませんが、これは偶然の一致では決してありません。

聞いた時には驚いたなあ。興奮しながらすぐみんなに話したんだけど、「あな

番」を覚えている人がいなくて、毎度毎度の空回りでした。原曲は古く欧米

では知られていたようです。「スペシャルズが演ってたよ」と某英国人が言ってま

したが、彼が「あな番」を知るわけもなくて、ここでも空回りでした。

「銭勘定の事は心配しなくていいよ、お楽しみくださいな」、ボビー・ブランド

の名曲、「会員制」と同じく地域の共通感情に根ざした交流を促しています、

とそこまで言うのは大袈裟ですが、「安心して遊んでいきなさい」と言う暖か

な思いやりが感じられますね。

さて、来月早々に発行される音楽雑誌「エリス」では、モーニン・ブルーズでもかな

りしつこく採り上げたバーブラ・デインを発端として、「フォーク」音楽を自分なりに

ほんの少し掘り下げています。果たして南こうせつはどのような評価を受け

ているのか、それは現物をご覧いただくとしまして、今の「エンジョイ、ヨーセルフ」

を2007年に唄っていたのがジム・クウェスキン、東海岸のフォーク人種でした。これを

聞いてからわたしは「フォーク」と言う音楽を意識し始めました。そのいきさつ

も、6月7日発行の音楽雑誌「エリス」23号をご覧下さい。

そのジム・クウェスキンの「エンジョイ、ヨーセルフ」を表題としたアルバムは、こんな歌で

始まっていました。

あな〜たの 村から町から

03.Some Of These Days(4’32”)Jim Kweskin

-S.Brooks-  Blix Street  G2-10091

 

N  「サム・オヴ・ジーズ・デイズ」でした。これを数ヶ月前にある実演で聞きまし

て、ちょっと意外だったので直接本人に「誰の唄で知ったんだ」と尋ねまし

た。その場では明確な答えが得られなかったのですが、急に興味が湧きまし

た。調べたらこれも1910年に発表された古い歌で、たくさんのカヴァがありま

す。イギリスのR&Bバンド、ヴィネガー・ジョーで、ロバート・パーマーとリード・ヴォーカルを

分け合っていたエルキー・ブルクスの仕様はぜひ聞いて見たいですね。カヴァを調べて

いて「ああ、あいつはサッチモで知ったんだな」と合点が行きまして、とりあえ

ず落着。

で、その他はと見たら、こんなカヴァもありました。

 

04.Some Of These Days(4’32”)Bobby Darlin

-S.Brooks-  Goldies  GLD 25642

 

N  「今日この頃は」と言う邦題も付いていたらしい、ボビー・ダーリンの1960年

の吹き込みです。ボビー・ダーリンはアトランティックの極く初期にヒットを放ち、このレーベ

ルへの貢献度「大」なのですが、その後このレイベルが黒人音楽からハードロック専門

になってしまったので、社史の上ではあまり出て来ない人です。

ちょうど時代的にも商業大衆音楽の変革期でして、ボビーはそれに対応が出

来なかった感じです。3枚組で6枚のオリヂナルLPをまとめた箱物があります。

それを通して聞くと、退屈極まりない。但しこの時代の男性ポピュラー歌手は、

エルヴィス・プレズリとフランク・シナトラを例外として、たいていが新時代への指針を決

められず、消えて行ったのです。この3枚組は、当時だれもが目指していた

二流のフランク・シナトラみたいなのです。こう行った運命は先週のフランツ・フリーデルと

も重なっているような気がします。

一方でボビー・ダーリンは、当時から編曲や演奏にも気を使っていた人間で、

アーメット・アーティガンの伝記にも面白いエピソードで出て来てました。ライノが編集した

ベスト盤『ザ・ベスト・シングルズ・コレクション』(R2 78326)は、なんとかスタンダードの世

界を抜け出そうとしていたボビーの姿が浮き彫りにされるような選曲構成で、

聞いていて否定的な気持ちになる事はありません。

例えば、どこの誰だか知らないボビー・ダーリンだけれど、誰もがこれなら知

っている。

 

05.スプリッシュ・スプラッシュ(2’14”)ボビー・ダーリン

-J.Murray-  ワーナー 40P2-2401/2

 

06.マック・ザ・ナイフ(3’06”)ボビー・ダーリン

-Weill, Brecht, Blitzstein-  ワーナー 40P2-2401/2

 

N「スプリッシュ・スプラッシュ」そして「マック・ザ・ナイフ」でした。「マック・ザ・ナイフ」はそ

の後、エラ・フィッツジェラルドのベルリンとか、スティング『クルト・ワイル作品集』などで、ボビ

ー・ダーリンの影がやや薄くなってしまった感もありますが、これがオリヂナル・ヒット

です。

「’59年10月5日付から実に9週連続全米No.1ヒットとなった。今も忘れら

れない大ヒット曲である」と『アトランティック・レコーズ・ヒット・シングルズ』(ワーナー 40P2-2401/2)

で矢口清治が書いているから間違いありません。

さて先日の中央エフエム生放送、お聞き下しまして、ありがとうございます。

その後の投稿で、「ポークパイ」 さんから「おさらいすると記憶が飛んでるとこ

ろが多数ある」と頂きました。大丈夫、大丈夫。何より当事者わたしの記憶

が、たくさんすっ飛んでいます。

わたしの好きな言葉に「すべての芸術は、音楽の状態に憧れる」というの

があります。まだ録音という概念すらなかった時代の名言でしょう。行為が

成立した途端、それは跡形も無くなってしまうという表現ですから、終えて

から他人に「ここはどうの」「あそこはこうの」と付け込む余地を与えません。

詩歌文学や美術といった形を残す芸術と違いますね。尤もこういう後腐れが

ないので、全く無責任な輩が多く居るという弊害もありますが。

ラジオの生放送も「音楽」と同じです。何より同じ時間帯を共に過ごす事が

大事で、何かひとつを記憶に刷り込んで貰えれば十分です。決して均等に全

体を覚えている必要などありません。頭に心に飛び込んだ事だけを大切にし

ていてくれれば、わたしも大満足なのです。今朝の放送も同じだよ。

さてその生放送時に「聞き耳女ち冷えさん」からは、放送局にCDを送っ

て頂きました。

一枚は『リオの黒バラ』という、ブラジルの歌い手マリア・クレウーザの1979年発売

のLPをCDに起こしてくれた物です。そこから1曲、皆さんと一緒に聞きま

しょう。

「絶望」

 

07.絶望(4’12”)マリア・クレウーザ

-A.Carlos, Jocafi-  BMG  EGR-3002

 

N  マリア・クレウーザ、アルバム『リオの黒バラ』から「絶望」でした。「絶望」をこんな

風に唄えるのは素敵ですね。わたしはどうしてもポール・バターフィールドの「絶望

の人生」みたいにしかなりそうもありません。

さて「聞き耳女ち冷えさん」からは他にも頂きまして、次もその1枚。わ

たしが知らなかった トゥーツ・シールマンスとルイス・ヴァン・ダイクの実況録音盤。こちら

もLPで出ていたのをCDにして送ってくれました。これも素晴らしい。詩情

豊かなトゥーツのハーモニカ、ヴァン・ダイクのピアノが演奏会場に浮かび上がります。音も

良くてね。ピアノはその大きさが分かるような音で鳴っています。

「ち冷えさん」、ありがとうございます。どちらの盤も丁寧にコピーで造られ

た、ジャケット、解説書と一緒になってまして、わたしはそれを入れるためにケイス

を新調した位です。

ではトゥーツ・シールマンスとルイス・ヴァン・ダイクで「バイ・バイ、ブラックバード」。

 

08.バイ・バイ・ブラックバード(3’26”)トゥーツ & ルイス

-R.Henderson, M.Dixon-  28MJ 3221

 

09.アイム・セクシー(5’14”)デニス・ラサール

-R.Stewart, C.Appice-  ビクター VIM-6205

 

10.アイム・ソー・ホット(5’01”)デニス・ラサール

-D.LaSalle-  ユニバーサル UICY-78711

 

N  さて、ディスコー調で2曲お届けしました。いずれもデニース・ラサールです。先週四

半時間の三連メドリーを聞いて頂いたばかりです。どなたからも「シビれた」「LP

を探しに行った」などの反応はなかったのですけれど、「nrj45979 タクシードライバ

ー」さんからの「ありがとう!」はデニース・ラサールに寄せられたものと解釈いたし

ました。今年の始めに亡くなっていた事もありますので、ちょっと聞いてみ

ようと心を決めたその矢先、MCAの『アイム・ソウ・ホット』が廉価再発される事を

知りました。ミシシッピ、ジャクスンのマラコ・レコードにどっしりと腰を据えてしまう前

のMCA時代のデニース・ラサールを、わたしは結構好きです。先週の三連メドリーもこ

の頃の作品です。その中で、この『アイム・ソウ・ホット』はかなりの内容。今出て

いるベスト盤が主にマラコ・レコード以降の作品ばかりの現状もありまして、再発に

感謝し、予約購入いたしました。そこから表題曲「アイム・ソウ・ホット」でした。

レイベルが大手になった事もあって、この頃のデニースは「南部R&Bに不可能は

ない」とばかりに全国的、世界的ヒットを狙ってたようでもあります。その前に

お届けしたのは「ダヤ・シンク・アイム・セクシー」、ロッド・ステュアートの大ヒット曲です。この

好評でデニースは手応えを掴んでそれが自作「アイム・ソウ・ホット」に繋がったのでは

ないか、というのがわたしのヨミです。ただ日本国内の販売成績は「ダヤ・シンク・

アイム・セクシー」収録のLP『恋の罠』自体がパッとせずに、当時は発売がなかっ

たようです。わたしのLP『アイム・ソウ・ホット』は輸入盤でした。

今回のCD化は「サタデイナイト・フィーヴァ」公開40周年記念で「ディスコ・フォーエヴ

ァー40」シリーズのひとつとして世に出ました。オマケに「ダヤ・シンク・アイム・セクシー」も

入っています。あー、なるほどね。確かに「ディスコー」です。

自動演奏を使ったマイナー・キイの楽曲が目立ち、ディスコ調のアルバムと言えなくも

ないですけれど、ここまで続けていた南部R&Bの底力を見せつけてくれるよ

うな作品もちゃんと入っています。最終曲の「ファンクの守りあれ」なんてのは、

モロに熱いゴスペルですよ。

ではそんな南部R&Bを聞いて下さい、

「ユール・ネヴァ・ゲット・ヨー・フックス・イン・マイ・マン」。

 

  1. ユール・ネヴァ—・ゲット・ユア・フックス・イン・マイ・マン(5’27”)デニス・ラサール

-D.LaSalle-  ユニバーサル UICY-78711

 

N  「ユール・ネヴァ・ゲット・ヨー・フックス・イン・マイ・マン」でした。殆どが語りで、繰り返

されるコーラス部分の表題「ユール・ネヴァ—・ゲット・ユア・フックス・イン・マイ・マン」をキメのメロ

ディで唄う、カッコいい造りですね。こういうのはデニースにしか出来ない。

彼女のこれ以前、ウエストバウンド時代の作品は、イギリスの品質保証レイベル、エイスか

ら24曲入りベスト盤になって出ています。これも良いコムピですね。そこから、

先週の三連メドリーの軸になっていた出世作「恋という罠にはめられて」を聞い

て下さい。

デニース・ラサール、1971年です。

 

12.Trapped By A Thing Called Love(2’43”)Denise LaSalle

-D.LaSalle-  ACE  CDSEWD 152

 

N  いいですね、デニース・ラサール、「トラップド・バイ・ア・シング・コールト・ラーヴ」でした。

このベストCD盤『メイキング・ア・グッドシン・ベタ』、これは73年のシングル曲の題名

とも同じでありまして、「オリビアを聴きながら」にも歌い込まれているフレイズで

すが、杏里がデニースを聞いていたという事はないでしょうから、どっから持っ

て来たのかな。とにかく同じベスト盤からもうひとつ、いかにもデニス・ラサールら

しい歌です、どうぞ。

「マリッド、バット・ノット・トゥ・イーチ・アザー」。

 

13.Married, But Not To Each Other(3’41”)Denise LaSalle

-D.LaSalle, F.Miller-  ACE  CDSEWD 152

 

N  毎日夜遅く、何も無かったかのように家に帰る

言い訳を作ったり、嘘を言って取り繕う

そう、私たち結婚はしているのよ

それぞれ別の相手とね・・・

 

こんな内容かな。不倫楽曲専門家、バーブラ・マンドリルの作品です。アメリカ合衆

国の南部の黒人社会では、いわゆる不倫関係は別に珍しい話ではないそうで

す。スタックス・レコード盛衰記を読むと頻繁に出て来る話題ですね。その頂点が妻

が夫のポケットから出て来たメモを見て愛人に電話をかけてしまうというキョーフの

「ヲーマン・トゥ・ヲーマン」、これもバーブラ・マンドリルのカントリー曲ですから白人たちも同

じような事を繰り返しているのかも知れません。歌謡曲だってそんな歌ばか

りですからね。

このデニースの歌はキョーレツです。オリジナルを遥かに凌ぐ。多分にシャーリー・ブラウンの

「ヲーマン・トゥ・ヲーマン」を意識しているようです。若干グラディス・ナイトの「さよな

らは悲しい言葉」的でもありますが、彼女とは唄う主題が異なります。

いつも一緒にいるカップルに何気なく「あんたたち、結婚してんの」と尋ねた

ら「そうよ。でもそれぞれ別の相手とね」というお返事を頂いた、こんな経

験ありませんか。恐れ入りました。

デニース自身はどうかと言いますと、最終的にはジェイムズ・E・ヲーフという夫に

見守られて亡くなっています。彼はジャクスンのディスク・ジョッキーだった男で、マラコ 時

代にはアルバムのイクゼクティヴ・プロデューサーとしてクレジットされていましたから公私

共々良き伴侶だったようです。その前の事は詳しく知りません。

このMCA時代に彼女は赤坂のムゲンに1ヶ月出演した事があります。初日に

行って、一番前で観てました。カッコ良かったですよ、本当に。その時にまだ「ヒ

ップホップ」菌に犯されていない時代のラップが披露されまして、これにもブッ飛

びました。シュガーヒル・ギャングあたりは既に聞いていましたが、「生」でしょ。

しかもバックビートはファンキーな南部R&Bです。本当にカッコ良かった。

その時のラッパーが「ヲーフ・スティーヴンスン」という名前だったはずですが、前出

ジェイムズ・E・ヲーフと同一人物説を耳にした事があります。その他、デニース周

辺には、ヲルター・ヲーフマン・ヲシントンというのもウロついていたようで、わたしの頭の

中では誰が何者なのか釈然としていません。鍵となる名前は「ヲーフ」。

ともかく彼女は歴然とした男社会である南部音楽界で自立し、見事に自分

の思いを通してきた人間です。いつでもアルバムの企画制作は、デニース・ラサール自

身でしたからね。

そんな男の世界で生きて来た彼女らしい1曲をどうぞ。マラコで1997年に発

表した『スモーキン・イン・ベッド』からです。

「ブルーズ・パーティ・トゥナイト」。

 

14.Blues Party Tonight(5’58”)Denise LaSalle

-G.Jackson, R.Miller, E.Forest-  Malaco MCD7479

 

N  B.B.キングやリトゥル・ミルトン、ボビー・ブルー・ブランドが並んでいる豪華なブルーズ・

パーティ、デニース・ラサールでした。作ったのはジョージ・ジャクスンたちですが、こうい

う俗な世界で精一杯の努力を続けたデニースの姿が偲ばれます。

ブルーズの流れる悪所に入り浸りながら彼女は1999年にゴスペル・アルバムを発

表しています。彼女にとって、不倫もブルーズもジーザスへの祈りも結局は同一

線上にあって、全て生きる人間のする事だという認識の伝わってくる正しい

内容でした。特に唄は文句なしです。

 

15.Rest In Me(4’52”)Denise LaSalle

-P.Snell, L.Snell-  Angel In The Midst  AIM 0959

 

N  懐の深い唄、とても暖かい気分になります。この曲が収められているのは、

『ゴッズ・ガット・マイ・バック』という表題で、演奏陣は俗音楽でデニースと一緒に

演奏していた人間も重なっていますが、レイベルや供給ルートはゴスペル界に限られ

ていたものだったようです。こういうのが「ソウル / ダンス」なんて売り場でフツー

に買えるこの国は有難い。折り込みには「わたしを支えてくれた、素晴ら

しい夫でありますジェイムズ・E・ヲーフ牧師に感謝します」とも記されていて、

R&Bの持ち歌とは裏腹に夫婦関係は円満だった事を物語っています。

デニース・ラサールのゴスペルをもう1曲聞きましょう。今度は自作曲です。

「ヒズ・マイティ・ラーヴ」。

 

16.His Mighty Love(3’35”)Denise LaSalle

-D.LaSalle-  Angel In The Midst  AIM 0959

 

17.Radio Ad For “Trapped By A Thing Called Love” album(0’56”)

-Radio Spot CM-  ACE  CDSEWD 152

 

N  突然のデニース・ラサール集、最後はアルバム『恋という罠にはめられて』のラジオ用宣

伝スポットです。エイスのベスト盤に入っていましたが、2013年という表記がありま

すから、ひょっとしたら発売当時のものではなく、後で偽造された物かも知

れません。いかにも南部のAM局で流れていそうな感じですけど。

あ、アメリカン・フットボールの中継放送が混信して来ました。

 

18.He Could Go All The Way(0’09”)  

-se.-   Tommy Boy TBCD 1136

 

19.Nobody But Me(2’11”)The Human Beinz

Tommy Boy TBCD 1136

 

N  トミー・ボーイから出ている米スポーツ関連のコムピ盤、衛星 / ケイブル・テレビ局ESPN

監修のアルバム『ジャック・ロック』から、アメリカン・フットボール部門の「ノーバディ・バット・

ミー」でした。邦題は分かり易く「ノー、ノー、ノー」、ヒューマン・ベインズです。背景にず

っと鳴っているフィードバック音が斬新でしたね。ゴールデン・カップスの「本牧ブルーズ」

の編曲にも影響があったのではないか、と14歳のワツシイサヲ少年はソーゾー力を働

かせていました。

さてこの国のアメリカン・フットボール界は大揺れです。わたしが疑問に感じるのは、

18歳を超えて普通運転免許証だけに限らず、今や普通選挙権も持ち、最高

学府に通う人間が、何故あんな非条理な命令に従うのか、自分自身の判断力

は機能しないのか、という点です。「傷害行為を犯せ」と言われてるのですよ。

犯罪です。おかしい。不可解だ。この部員たちは洗脳されているのか。学業

もクラブ活動も就職だって自分で考えて行う事です。これはああやって名乗り

出た直接の実行者だけに行っているのではない。今回の事態をここまで引き

ずって来たのは、あなたたちだ。「声を上げたいけれど、どうして良いか分か

らない」、名門大学生がこれじゃ、この先この国は真っ暗闇じゃアーリマセンカ。

相撲もレスリングも、未だにこういう圧力指導が行われているのは事実でしょ

う。そうでもないと勝てないのか。本当に情けない。

加えて逃げ回る日本大学の惨めさ。こんな言い訳で大衆を丸め込めると考

えている。今後も続けるようじゃ全運動競技から追放だね。駅伝、出してや

んねえぞ。

あ、ちょっと興奮しましたが、これは永田町の立派な議事堂で行われてい

るのと同じ事なんです。もはや日本は近代的な民主主義国家ではない。ブランド

力は地に堕ちた。合掌、礼拝、お直りください。

悪質な反則行為がはっきりしているのでいじめ易いからでしょうか、各方

面で活発な意見が出ています。同じように政治も見ていてね。

さて再び合掌、礼拝をお願いします。先週亡くなったヤングマン西城秀樹です。

ちょうどその前の週だったかな、同期の歌い手のみっともなさを生放送で観

目の当たりにして、「ヒデキはよくやったなあ、不自由な体でも唄ってるのは、

自分が何をしなくちゃいけないか、分かってんだなあ」と痛感したばかりで

したから、訃報に接しては想いも更なりでした。

わたしにはやっぱり「ヤングマン」ですね。タイトルも含めて脱帽です。多分この

歌が一番放送などで流れたのではないでしょうかね、それとも「ローラ」かな。

「幻モーニン・ブルーズ」では、これです。絶対ほかで聞けないこの1曲です。

バリー・マニロウと一緒に唄った「腕の中へ」。

 

20.腕の中へ(4’29)西城英樹とバリー・マニロウ

-A.Rich, B.Manilow, H.Rice, M.Yoshida-  RVC RHS-226

 

 

21.王子の結婚ダブ(4’36”)ランキン・タクシー   

-T.Shirahama, I.Washizu-  WPC6-8504/5   2-07

 

TM Born In Chicago 「アサー」入り / Paul Butterfield Blues Band

-N.Gravenites-  Rhino 8122 798434 0

 

N  「腕の中へ」西城英樹とバリー・マニロウ、如何でしょうか。おそらく誰も憶えて

ないんじゃないかな。本人はどうだっただろうか。わたしも「カタコト」探しで

見つけたのです。あまりに80年代的な音で、恐れ入ります。芭里居摩尼郎は、

二番メロで唄ってます。ジャケット写真では一緒ですけれど、ヴォイシングは果してど

うだったのでしょうか。もう少し両者、絡んで欲しかったですね。85年の作

品でした。

最後は先週のロイヤル・ウェディングに敬意を表して「王子の結婚」。これは本当

は豊葦原瑞穂の国の王子の結婚の際に発表した唄です。わたし達も今度テンノー

になるあの人のご成婚を祝ったのですよ、陰ながら。今回「これだ」と閃き、

取り出してケースを開けたら盤がありません。それでベストからダブ・ヴァージョンで

お届けしました。

このミクスはデイヴィド・ロウがまだ建設中だったミュージック・ワークスで行っています。

意外と日本人の演奏がいいですね。オケが上がった時には、ポール・サイモンのグレイス・

ランドのような響きでして、そのあまりの美しさに些か恥ずかしくもなりまし

たが、ランキン・タクシーの唄が入ったらそれまでと同等の物になってしまった、と

いう経緯を持っております。その唄入り探しておきますね、悠仁親王のご成

婚までには。

今朝の特別付録は、以下の隠し場所です。

http://firestorage.jp/download/8bb8ff907aa3419b0a6338a1702a73af7593ef13

ダウンロードパスワードは「xqsextgdどうぞお楽しみ下さい。

今朝もちょうど時間となりました。今朝は話が長かったね。

こちらは、http://osamusawada.com/category/mornin-blues-by-isaowashizu/

「幻」モーニン・ブルーズ、鷲巣功でした。来週も首都圏で9人のあなただけに。

そして全国で9500万人のあなたにも、アサー。

 

    • 川崎の五大洋光ハギリョウ
    • 2018 5/26 5:16am

    更新ヒデキ感謝感激ッ!
    鳥さん、ち冷えさん、パイさん、知ってる人たちのお名前オンパレードで
    嬉しさ倍増のアサーッ‼️(まだPC壊れちうT^T)

    • 早朝リス子
    • 2018 5/26 5:16am

    光って見えないジャケ写が…

    ワッシーの足はないけど、影がいるね(笑)

    • ヴェンテン
    • 2018 5/26 4:32pm

    今日土曜日は、母の100か日と父の33回忌同時法要だったので金曜は早寝して、12時間遅れで聴いたアサ〜ッ。眠気もぶっ飛ぶバラエティラインナップありがと〜(=^▽^)σ。芭里居摩尼郎とヒデキ、すごいですね。80年代臭プンプン。キイが近いから絡ませたのかな?ブルースカイブルー聴きたかったけどこれもお聴き得の一曲ですね( ^ω^ )。

    • nrj45979タクシードライバー
    • 2018 5/26 9:58pm

    ありがとう!Again.鷲巣さんとは半世紀前にきっとお会いしている、恥しい話ですが、私は「夢幻」にピン・ホールのシャツ、三つボタン玉虫のスーツで友達と二人で飛び込みました。なにせサム&デイブに傾倒してましたから(笑)。デニス・ラサールは残念ですが見ていません。とても良いですね。先週のTo Sir with Love 好かったです。

    • 深夜のグリ子
    • 2018 5/28 1:25am

    お揚げにブルーチーズをはさんで炙る。
    刻んだ大葉とお醤油をちょっと。
    ウイスキーを炭酸で割って胸の中へ。
    今週も幻ありがとう。

    • 八王子60オーバー
    • 2018 5/31 9:47pm

    デニース・ラサール、シビレてCD購入しました♪
    最前でパフォーマンスご覧になったなんて羨ましすぎです♪
    (ロッド「ダヤ。。。」の頃は豹柄スキニーでセクシーでしたね。
    来日時、大屋政子さん宅で政子さんのお膝に座って「セーリング」歌ったというお話が強烈に頭に残っています。)

  1. now got it. 時差、いつもありがとうございます。

    • ムジ鳥 a.k.a. AMトレイン
    • 2018 6/1 2:55am

    【幻】更新 感謝・多謝です

    あなた出番です(「ENJOY YOURSELF」)
    ⇨https://goo.gl/SXi0xM
    あな〜たの 村から町から
      あな〜たの 友達の中から
     あし〜たの スターを探そう
     みんな楽しく みんな楽しく
     それはタレント スカウトショ~~~ウ

    あなた出番です!(wiki)
    ⇨https://goo.gl/8cgzsc

    Jim Kweskin の「Enjoy Yourself」を聴くと

    なぜか

    Wingless Angels の「Enjoy Yourself」を聴きたくなる

    そしてこの両曲を聴くと

    なぜか

    『あなた出番です』の話を思い出す…

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