【幻】モーニン・ブルーズ 2018/06/23

mb180623

 

TM. Walikin’ Blues特効「アサー」入り / Paul Butterfield Blues Band

-R.Johnson-  Rhino 8122 798434 0

 

N  おはようございます。アサー、ワツシイサヲです。

6月23日土曜日の朝です。夏至を過ぎた今朝も、元気よく・・・あ、臨時

ヌーズが入ります。

 

M01.Air Crush Newscast Broadcast(0’52”) 

 

M02.Dooby-Dooby Wah(1’52”)Ritchie Valens

-Kuhn, Valens-  USM Media USMMCD0012

 

N  1959年2月3日アメリカ合衆国アイオワ州クリアレイク近郊に小型飛行機が墜落し、3人

のロケンロー歌手が亡くなりました。バディ・ホリー、リチー・ヴァレンズ、そしてビッグ・

バッパーたちです。ドサ回りの移動行程に変更を加え急遽チャーターした飛行機に乗

った3人。悪天候と未熟な操縦が重なり、離陸後わずか8km先に墜落したそ

うです。4席、つまり操縦士を除く3人が乗り込むまでの経緯にも様々なエピ

ソードがあり、「こういうのが運命なんだろうか」と考えさせられる事件です。

映画「ラ・バムバ」にはこの飛行機出発の場面が描かれていまして、強い風

の吹く中、バディが先に乗り込んで「早く飛ぼうぜ」と急かします。この姿が

本物を見た事もないバディにあまりにもそっくりで、わたしは映画館で笑い出

した記憶があります。この役はマーシャル・クレンショウが演じていました。

この時に亡くなった3人をフィーチュアした2枚組アルバムが2012年に出ていて、

先ほどのヌーズ録音は、そこに収められていたトラックです。続けてリチー・ヴァレンズ

の「ドゥービ、ドゥービ、ワー」を聞いて頂きました。

次はバディ・ホリーです。「アーリー・イン・ザ・モーニング」。

 

M03.Early In The Morning(2’09”)Buddy Holly

-Harris, Darin-  USM Media USMMCD0012

 

M04.Purple People Eater Meets Whitch Doctor(2’14”)The Big Bopper

-Richardson- USM Media USMMCD0012

 

N  バディ・ホリーで「アーリー・イン・ザ・モーニング」、そしてビッグ・バッパーで「上流階

層喰い人種が魔法使いの女と出会った時」、でした。山奥からリスが出てきま

した。雄のようでしたが、これが魔女かな。

ヌーズでも告げられていました彼らの年齢は、ビッグ・バッパー28歳、バディ・

ホリーは22、リチー・ヴァレンズに至っては、わずか17歳です。3人のうちの誰が、

こんなに若いうちに自分の一生が終わる事を予期していたでしょうか。バティ

自身、「俺が死ぬ日なんて来るわけがない」と唄っていた位です。

 

M05.Holly Hop(1’43”)Buddy Holly

-B.Holly, S.Parish-  MCA MCACD2-10883

 

M05.That’ll Be The Day(2’18”)Buddy Holly

-B.Holly-  MCA MCACD2-10883

 

N  22歳で亡くなったバディ・ホリーの数少ないインストゥルメンタルで「ホリーズ・ホップ」、リ

ヴァプール・ビートルズの初期のにとても似てるね。そして「ザル・ビ・ザ・デイ」

でした。

この出来事以来1959年2月3日は、「音楽が死んだ日」としてファンの胸に

刻まれました。1970年にはこの飛行機事故で死んでしまったバディ・を唄っ

たヒット曲も生まれました。

ドン・マクリーンの「アメリカン・パイ」です。

 

M06.アメリカン・パイ(8’28”)ドン・マクリーン

-D.McLean-  ワーナー WPCR11957

 

N  ドン・マクリーンで「アメリカン・パイ」でした。

ここまで「音楽が死んだ日」についてお話しして参りました。2月3日の

出来事ですから、時節がらではありません。先週もちょっと触れた音楽雑誌

エリス最新号に掲載の第16回亀渕昭信「どうしても聞いておきたいアメリカン・ポップ

ス1001」では、ジョージ・ジョーンズの「ホワイト・ライトニング」から繋がって、作者で

あるビッグ・バッパー、そしてこの「音楽が死んだ日」について語られていたの

で、お題を拝借した次第。「バディにそっくりなんだよ」と笑っているだけで

はなく、事件の大きさを考えさせられました。バディ・ホリーがもう少し長く生

きていたら、ポップ音楽はきっと変わった形になっていたでしょう。ジョン・レノ

ンは違う歌を唄っていたかも知れません。眼鏡をかけて世に出たかも・・・。

さて、そのカメちゃんは7年前の「亀渕昭信のロックンロール伝」出版の際に『亀渕

昭信のロックンロール伝〜16歳の僕はドーナッツ盤に恋をした』というコムピ盤を出してい

たのですね。不覚にもエリス最新号で知りました。この人は高校生の時、家から

貰う昼食代をレコード購入資金に回していたので、昼休みはずっとバスケット・コート

に出ていて、「亀渕はなぜ昼飯を摂っていないのか」と教職員に怪しがられ

た、というよもやま話があります。大いに共感出来ますね。

この度その『亀渕昭信のロックンロール伝〜16歳の僕はドーナッツ盤に恋をした』を、

遅ればせながら、慌てて入手いたしました。既に廃盤という事でしたが、届

いたのはシールド状態の新品でした。

意外だったのは黒人のR&Bが多く入っていた点で、それをカヴァした白人仕

様を並べてあるところが、カメちゃんらしいところ。そのアルバムから聞いて行き

ましょう。

まずはフィル・フィリップス & トワイライツで「シー・オヴ・ラヴ」。

 

M07.シー・オヴ・ラヴ(2’24”)フィル・フィリップス & トワイライツ

-G.Khoury, P.Baptiste-  ユニバーサル  UICZ-1420

 

N  これは1984年にロバート・プラントが、ナイル・ロジャーズらと企てた覆面楽団のハニー・

ドリッパーズで知られるようになった曲ですね、「シー・オヴ・ラヴ」。ヴォーカル・グル

ープ的ですが、この程度の実力では通用しません。何よりも美しいメロディが魅

力ですね。カヴァ自由自在、勝手放題のジャメカでも大ウケで、沢山のレゲ歌手が吹

き込みました。その余波で、日本国内でもダンス・ホール合戦の合間によく流れて

いました。しかしその時、この1959年発表のオリヂナルに辿り着いた人は少なか

ったんじゃないでしょうか。オリヂル・レイベルがマーキュリーなので、その頃日本で正

式に紹介されていたか疑問です。わたしも、この『亀渕昭信のロックンロール伝〜16

歳の僕はドーナッツ盤に恋をした』に入っているのを見て、驚いた位ですから。

カメちゃんはその頃から聞いてたんですね、流石です。FEN極東放送で聞いて、

輸入盤を買ったのかなあ。

もう1曲、これも記憶にありません。

「戦場に日は落ちて」です。誰が唄っているかお分かりでしょうか。

 

M08.戦場に日はおちて(2’32”)リトル・リチャード

-W.Pitt, L.Richard- ユニバーサル  UICZ-1420

 

N  「戦場に日は落ちて」、唄はリトル・リチャードでした。部分的に声がひっくり返

るところで「おや」と思った方もいらっしゃるでしょうが、まず分かんない

だろうな。1961年の作品です。翌年、坂本九が邦訳カヴァを出しているそうで

すが、現在わたしの記憶にはありません。

この時期、リトル・リチャードは搭乗中の飛行機が炎上しそうになる幻想とか、乗

る予定だった飛行機が落ちたとかいうデマに悩まされ、俗世から逃げ出し、し

ばらくゴスペル歌手として活動します。あの性風俗の象徴のようだったリトル・リチ

ャードが、ですよ。この転向は各方面に大きな話題を提供しましたが、本人は

いたって真面目に主への祈りを捧げました。

 

M09.Precious Lord(3’07”)リトル・リチャード

-T.A.Dorsey-  Pヴァイン PCD-3033

 

N  トーマス・ドージー作「プレシャス・ロード」、リトル・リチャードが1959年に吹き込んだLP

『シングズ・フリーダム・ソングズ』に収められている1曲です。こちらもロケンローでの

絶叫とは発声が異なりリトル・リチャード本人の歌唱とはすぐに分かりません。アルバ

ム全体も地味なオルガン主体の伴奏で、アップテムポーの楽曲もこのような真面目なベ

ルカント唱法で歌われています。この手の唄い方に憧れる黒人は少なくなく、あ

の「呪いかけてやる」のスクリーミン・ジェイ・ホーキンズもそのひとり。なんでもオペラ

歌手になりたかっそうですから。

ここまで今朝の「幻」モーニン・ブルーズは、エリス最新号の第16回亀渕昭信「どう

しても聞いておきたいアメリカン・ポップス1001」、そして『亀渕昭信のロックンロール伝

〜16歳の僕はドーナッツ盤に恋をした』から派生した話題でお送りしました。

 

M10.Woman To Woman(3’27”)Barbara Mandrell

-B.Sherrill-  MCA Nashville 088 170 160-2

 

N  さて「汝、姦淫するべからず」という教えのゴスペルのすぐ後に持って来るの

もナンですが、2週間ほど続いた不純異性交流音楽集、今週は真打ちバーブラ・マ

ンドレルの登場です。まずお聞きいただきました、「ヲーマン・トゥ・ヲーマン」です。

こちらにはシャーリー・ブラウンのオリヂナル仕様の冒頭にあった「もしもし、バーブラね。

わたし、シャーリー」と名前を呼びかけて始まる部分がありません。ここでのバーブ

ラ・マンドレルは、夫の浮気の証拠を見つけた妻、つまりオリヂナル仕様のシャーリーと同

じ立場で歌っています。せっかく「バーブラ」なんだから、電話を受ける愛人

の立場から返歌を唄ったらよかったのに、とも考えました。R&Bではバーブラ・

メイスンが「フロム・ヒズ・ヲーマン・トゥ・ユー」というアンサ・ソングを出していたようです。

これも聞いてみたいですね。

さてバーブラ・マンドレルの不純異性交流楽曲を続けましょう。デニース・ラサールの強

烈な1曲です。

「私たち結婚してるけど、相手が違うの」。

 

M11.Married But Not To Each Other(2’58”)Barbara Mandrell

-D.LaSalle, F.Miller-  MCA Nashville 088 170 160-2

 

N  デニース・ラサールのオリヂナルに較べると毒気が少ないですね。切羽詰まっていませ

ん。主体的に不倫を犯しているというよりも、流れに任せているうちこんな

になってしまった・・・という感じでしょうか。女傑デニースに対して、バーブラ

は見た目の可愛らしい女性ですからそういう風に巻き込まれてしまう事もあ

るか。

さてバーブラ・マンドレルの不純異性交流楽曲の三つ目は、

あの決定的な「道を踏み外しても愛し合いたい」です。

 

M12.(If Loving You Is Wrong) I Don’t Want To Be Right(3’07”)

-J.Banks, E.Martin, H.Thigpen-  Barbara Mandrell 

MCA Nashville 088 170 160-2

 

N  「イフ・ラヴィング・ユー・イズ・ロング、アイ・ドント・ヲナ・ビ・ライト」、バーブラ・マンドレ

ルでした。地獄行きを覚悟しているようなルーサー・イングラムの燃え上がる熱い炎に

較べると、バーブラは「どうせアタシ・・・」と、状況に対して投げやりです。

それではダメです。こういう事には命を賭けなくてはいけません。

さて、ベスト盤にこれら3曲の不純異性交流歌が並ぶバーブラ・マンドレル、落

ち着いて聞いてみるとそれほど背徳性が感じられません。「さざんかの宿」

の方が遥かに反社会的です。多分既存のヒット曲「ヲーマン・トゥ・ヲーマン」の知名度と、

ひょっとして、あのバーブラ本人であるかもしれない、という一般人の勝手な

勘違いを世に出るネタにしたのではないでしょうか。その効果はありました。

このカヴァのお陰で彼女は初のチャート入りを果たせたのですから、同作品の吹き

込みは「メリード、バット・ノット・トゥ・イーチ・アザー」の方が先です。この時に彼女の

周辺は何かの手応えを摑んで、南部R&Bの不倫の歌をもう1曲、という企画

が進んだのではなかろうか、とわたしは推測します。でも、よく外れるので

人に言わない方がいいですよ。ほとんどモーソーですから。

「イフ・ラヴィング・ユー・イズ・ロング、アイ・ドント・ヲナ・ビ・ライト」は、その余韻で

吹き込んだ感じ。こう考えると、彼女は不純異性交流専門歌手ではないよう

に思えます。

逆にこんな素直で可愛らしい歌の方が似合っていました。

 

M13.I Was Country When Country Wasn’t Cool(3’14”)

Barbara Mandrell duet with George Jones 

-K.Fleming, D.W.Morgan-  MCA Nashville 088 170 160-2   8

 

N  周りのみんながロケンローやR&Bに夢中になっていても

わたしは何故かカントリーが好きだったわ

まだこの音楽がそんなにカッコ良くなかった頃・・・

 

いい歌です。「ドライヴインでジョージ・ジョーンズが流れた時の事を思い出すわ」

なんて行りがあるかと思うと、本人が出てきて唄ったりしました。「アイ・ヲズ・

カントリー、ウェン・カントリー・ヲズント・クール」、1981年のヒット曲です。アルバム『バーブラ・

マンドレル・ライヴ』からで、収録はステューディオにお客さんを入れての公開録音だっ

たようです。バーブラは1997年に専業主婦になるために公然で唄うことをやめ

ました。

 

M14.World’s In A Tangle(5’00”)Fleetwood Mac

-J.Lane-  Columbia 480527 2

 

N  『ブルーズ・ジャム・アット・チェス』から「ワールド・イズ・イン・ア・タンゴー」、フリート・ウ

ド・マックでした。これを唄っていて、控えめながらリード的ギターを弾いていたダ

ニー・カーワンが亡くなりました。6月8日、68歳でした。東京新聞に訃報が載っ

ていたので、少々驚きましたが、彼の事をご存知の方はそんなに居ないんじ

ゃないかな。フリートウド・マックの創立メムバです。このグループはジョン・メイオールのブルー

ズ・ブレイカーズ学校優等卒業生で成り立っていましたが、ダニーは違うところで

演奏活動をしていて、ピーター・グリーンに引っ張られて参加したようです。フリートウ

ド・マックにはギタリストが3人いまして、ピーター・グリーンがB.B.キング的な正統派、ジ

ェレミー・スペンサーはエルモ・ジェイムズ一本やり、ダニーはどちらかというと地味で、サイド

ワークに冴えを見せるワザ巧者でした。

当初ピーターはダニーとのツイン・リード態勢を望んだようですが、70年の5月、先

にグループを抜けてしまいます。ダニーは後日「俺たちはもっと一緒に上手くや

りたかったけれど、そうしなかった。ちょっとした気分的なものさ」と語っ

ていたそうです。ひょっとしたらこの『ブルーズ・ジャム・アット・チェス』が、二人

で一緒に演った最後の録音かも知れません。

69年にばニーもソロ作品を発表していまして、徐々にグループから離れて行きま

す。完全に離れてからはボブ・ウェルチとも一緒だった時期もあるみたいですね。

ではそのシカゴのチェス・ステューディオで敢行したジャム・アルバムから、ダニー・カーワンの

ギター、ヴォーカルでもう一曲。

楽曲も彼自身の書いたものです、自然なブルーズ愛が生きています。

「君と話そう」。間奏、後奏が素敵です。

 

M15.Talk With You(3’38”)Fleetwood Mac

-D.Kirwan-  Columbia 480527 2

 

M16.Stop Breakin’ Down(3’25”)ルシンダ・ウイリアムズ

-R.Johnson-  BSMF 7559

 

N  8日に亡くなったフリート・ウド・マックのギタリストだったダニー・カーワンの「トーク・ウィズ・

ユー」でした。彼の気負いのないブルーズ感覚は貴重でした。

 

続けたのはルーシンダ・ウイリアムズの「ストップ・ブレイキン・ダウン」、ロバート・ジョンスンの

ブルーズ定番曲です。アルバムは、彼女がまだ無名時代の1979年にフォークウェイズから

出していた『ラムブリン』というもので、かなりブルーズ的な内容です。彼の地の

音楽家は皆こういう音楽の根っこを持っていて、それを自身の成長に合わせ

て咀嚼していくんですね。この国ではそういう過程があまりないので、取り

憑かれた音楽ベッタリになるのが美徳だったり、全く根拠不明の安易な独創が賞

賛されたりします。底が浅いぞ、ソコが。この時期のルーシンダのアルバムは、翌80

年発表の『ハピー・ヲーマン・ブルーズ』も国内で再発になりますから、来週にでも

少し聞いてみましょう。

今朝は『ラムブリン』からもう1曲、これもブルーズ曲です。

「マザレス・チルドレン」。

 

M17.Motherless Children(3’35”)ルシンダ・ウイリアムズ

-unknown-  BSMF 7559

 

N  ルーシンダ・ウイリアムズで「マザレス・チルドレン」でした。

先週お届けしたドノヴァン、良かったですね。今朝も1曲どうぞ。

これもロック的な作品で、1966年ですから相当に進んでいた感覚と言えます。

「サンシャイン・スーパーマン」。

 

M18.Sunshine Superman(3’15”)Donovan

-D.Leitch-  Epic / Legacy 88691958682

 

M19.ロック天国(2’32”)ピーター、ポール&マリー

-N.P.Stookey, J.Mason, D.Dixon- Rhino R273161

 

N  ドノヴァンの「サンシャイン・スーパーマン」に続いて、ピーター、ポール&マリーで「ロック天国」

でした。「素敵なロックンロール」という邦題もあったような気がしますが、違った

かな。発表が1968年ですから、「サンシャイン・スーパーマン」の影響もあるかも知れ

ません。いやあるな、きっと。でもこれは、ママズ・アンド・パパズや、ドノヴァン、

ビートルズの名前も出て来るノヴェルティ・ソングです。作者の一人ポールさん、ポール・

ストゥーキーはコメディアンだった経験もありますから、こういうのは得意な領域かも知

れません。逆回転音が入ってたりもします。先ほどのセレブ喰い人種の歌と同

じく、この頃の音響特殊効果と言えば、テイプを使うしかなかったのですよ。

ピーター、ポール&マリーで「この頃ロケンローにイカれちゃって」でした。

 

M20.Blues, Why You Worry Me?(4’07”)ボブ・コートリー&フレンズ

-unknown- BSMF 2616

 

N  4月3日に下北沢のタウンホールで行いました「ありがとう妹尾隆一郎」にはたく

さんのご参加を頂きまして、ありがとうございます。お陰様で、大阪、京都

で別れの会も無事終了しました。5月15日には名古屋でも突然行われたりし

て、故人の偉大な功績が偲ばれます。隆一郎が残した録音の全てを聞く事は

出来ませんが、折に触れて紹介して行くつもりです。エーちゃんと演ってるの

なんて知らなかったしね。

今お聞きいただいたのは海の向こうのハーモニカ吹き、ボブ・コーリトーの新譜から、

「ブルーズさんよ、なんでオメさんは俺をそんなに悩ますんだい」でした。粗雑

なビート感覚が荒いミクスと相まって気持ちいですね。場末の実演といった感じで

す。

続いてもう1曲ブルーズを。歴戦の強者、白人鍵盤奏者バリー・ゴールドバーグの

15年振りのソロ作品です。タイトルは、そのものズバリ、『イン・ザ・グルーヴ』。そこ

から「スロウ・ヲーク」をどうぞ。

 

M21.Slow Walk(3’52”)バリー・ゴールドバーグ

-unknown-  BSMF 8017

 

N  「スロウ・ヲーク」、バリー・ゴールドバーグでした。60年代末期のブルーズ・ロック・セッ

ションといっても通用するようなヴィンデッヂ感たっぷりの響きです。こういう音

が自然に出せるのはスンバラシイ。流石ツワモノです。

ここまで紹介して来たルーシンダ・ウイリアムズ、ボブ・コートリー・アンド・フレンズ、バリー・

ゴールドバーグは、大阪府茨木市のBSMFレコーズからの発売です。創業社長の西

村雅人さんは、18日早朝の地震でかなりの被害を被りました。即刻CD倉庫

の整理だけは済ませたそうですけれど、ご自宅も同様の混乱だそうです。

「CDの棚は地震に弱いんですよね。全部、飛び出してきますし、よほど固

定しておかないと倒れてきますので」というお言葉にとても説得力がありま

した。公共交通機関が動かなくなったり、ガスが止まったりして、まだ避難し

ている人々も多くいる大阪北部には一日も早い復旧を祈りましょう。

さて、「音楽が死んだ日」で始まった今朝の「幻」、お終いは先週リハーサルを

聞いてもらった、オーティス・レディングの「ドック・オブ・ザ・ベイ」のマスター・テイクです。

この歌が唄い込まれている「チャイナ・タウン」のリクエストをハリギョウさんから貰ってお

りますが、これで行かせてください。あ、オーティスの最終セッション集約盤で気にな

っていたジャケット、見つけました。ただ現物はまだ目にしていないものですか

ら、後日詳しくお伝え致します。もうとっくに発売になっているんですね。

では「シティング・オン・ザ・ドック・オブ・ザ・ベイ」、オーティス・レディング、以前か

ら出ているスティーリオ・ミクス、リハーサル時とは違い、歌の主題に相応しく実に落ち着

いた節回しです。これを聞くと、やはりオーティスには「死期の予感があった」と

信じたくなります。

 

M22.(Sitting On)The Dock Of The Bay(2’38”)OtisRedding

-O.Redding, S.Cropper-  ワーナー 20P2-2362

 

M23.D.W.Washburn(3’02”)The Coasters

-J.Leiber, M.Stoller- Rhino R271090

 

TM Born In Chicago特効「アサー」入り / Paul Butterfield Blues Band

-N.Gravenites-  Rhino 8122 798434 0

 

N  今朝の最後はザ・コースターズで「ディー・ダブリュウ・ヲッシュバーン」でした。わたしは

このギター演奏が昔からとても好きでした。先日何気なく録音詳細記述を見た

ら、何とエリック・ゲイル。驚きです。他はチャック・レイニーがベイスでドラムズはバナード・

パーディー。驚き再び、三たび。

この歌は日本ではマンキズででヒットしかけました。今ユーチューブに、だいぶ歳を取

った万傷のマイク・ネスミスを除く3人が唄っている動画が揚がっています。ミッキー・

ドレンツのリード・ヴォーカルがいいですね。踊りながらハーモニーを合わせるデイヴィー・ジ

ョーンズも可愛らしい。低音を充てるのはピーター・トークでしょうか。みんなで楽し

そうに唄ってます。いずれにせよ、リーバー / ストーラーが作った楽曲の素晴らしさ

が光りますね。ミッキーが心を込めて唄っているのも、情景が自然と浮かんで来

て、想像力が刺激されているからではないでしょうか。よろしければ、ご覧

下さい。こちらです。

https://www.youtube.com/watch?v=bcH7h4yKHOsです

 

FIFAワールドカップ ロシア予選第一試合での日本の勝利は喜びですが、わたしの

感想は、コロムビアが全然攻めて来なかったな、です。他の如何にもワールドカップら

しい試合に較べると、速さが不足していた。またこの勝利、そんなにオオゴト

でしょうか。金曜日のお昼までヌーズショウの主役でした。国技はスモーだよ。明日、

厳密には明後日か、セネガル戦です。彼らも強いよ、速いよ。油断大敵だ。

この人たち、勝つとみんなで踊るんだ。それがいいね。

 

ツイターに何度か登場してました浅田あつ子「河内の辛口」は出し直しです。

この前のシングル「泣いてもいいの」のB面曲です。再度プロモートをかけているよ

うですね。A/B面が共にヒットという出来事、これまでの流行歌史では何度かあ

りました。この歌、評判が良かったのかな。

 

特別付録は、以下の隠し場所です。どうぞお楽しみ下さい。

http://firestorage.jp/download/c123c91a80ef2425a59f75cde7f24b0c3706545e

  ダウンロードパスワードは、q8krpc76です。

今朝もちょうど時間となりました。

こちらは、http://osamusawada.com/category/mornin-blues-by-isaowashizu/

「幻」モーニン・ブルーズ、鷲巣功でした。来週も首都圏で9人のあなただけに。

そして全国で9500万人のあなたにも、アサー。

    • 45979タクシードライバー
    • 2018 6/24 6:50am

    お早うございます。シー・オブ・ラブ30年位前にアル・パチーノの映画のタイトルでもあり、全編に効果的に流れていました。誰かのカバーだったのかな?マンキーズかT.Vショーでしか知らなかったです、更新ありがとうございます❗

    • 日曜日のグリ子
    • 2018 6/24 8:32pm

    こんな日は家でゆっくりスープをひく。
    ラジオで「アメリカンパイ」が流れてたこと。
    それは歳がばれるので秘密。
    じゃあね。

    • 魔の女りす
    • 2018 6/26 8:54am

    そうです。
    魔女なんです。

    ひさびさのリスの登場うれし。

    • 大橋 康一
    • 2018 6/27 8:45pm

    元気にやってます、大橋です。

    今週の選曲、ノリノリで聴いてました。

    特に、アメリカン・パイは良かったです。歌が良く聴こえますし、ドラムとベースの入り方が面白いですし、
    変なんですけど、歌チカラで押し切ってしまうような。
    僕も音源入手しなければと思いました。

    ではでは。

    • フェス ロンゲ
    • 2018 6/29 1:23am

    月光 ))紳士(( 満月 
    鷲巣功様 澤田修様
    こんばんは。
    先週の最後にかかった「ミスタームーンライト」
    電波の頃にリクエストした記憶があります。
    今週の「シーオブラブ」は初めて聴きました。
    どちらも歌とドラムが印象的な曲。
    幻ありがとうございます。

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