【幻】モーニン・ブルーズ 2019/03/16

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TM. Walikin’ Blues「アサー」入り / Paul Butterfield Blues Band

-R.Johnson-  Rhino 8122 798434 0

N  「全国的にアサー」、おはようざいます、ワツシイサヲです。「幻」モーニン・ブルーズ2019

 年03月16日を始めましょう。春になったようですね。「ホンカクテキニ、ハルー」でし

 ょうか。

  今朝は、1975年夏の世界的ディスコ・ヒット曲で元気よくまいります。

  ヴァン・マッコイとソウル・シティ・シムフォニーです。「ザ・ハッソー」。

M01.The Hustle(4’03)Van McCoy & The Soul City Symphony

-V.Macoy-  Universal 556 408 2

N  この録音セッションがスタッフを生んだ、とも呼ばれているヴァン・マッコイとソウル・シティ・

 シムフォニーの「ザ発想」でした。沢山あった「お仕事」のひとつに過ぎなかっ

 たのでしょうが、それぞれのメムバはここで意気投合してグループ結成に至り、

 それが後のフュージヨン音楽興隆を導いた、とされています。本当でしょうかね。

 エリック・ゲイルとゴードン・エドワーズは確かにここに居ますね。他のメムバは分からな

 いなあ。

  そもそもソウル・シティ・シムフォニーと言う名義も今ここではじめて意識しました。

 「発送」は当時みんな、ただヴァン・マッコイとしか知らなかった筈です。流行っ

 ている最中に、新宿のディスコ、ブラック・シープで一人の女の子がひとりで踊って

 いたのを覚えています。一生懸命に覚えようとしている、そんな感じでした。

  サイズが大き目で洗いざらしのブルージーンにオープン・シャツと言う流行最先端のサーフ

 ァー・ルックで可愛らしかったな。ただ声をかけたらド突かれそうな気もしました。 

 いつものように遠距離観察。その頃もうわたしはそういう場所にバイト的な仕

 事で出入りしていましたけど、この晩は自分でお金払って出かけたんじゃな

 いかな、しかもひとりで。お客さんは余り入っていなかった。今でもこの「ザ

 八双」を聞くと、その光景が浮かんで来ます。

  「ハッソー」というのはヌー・ヨーク・ラテン、つまりサルーサの基本ダンス・フォームのひとつ

 で、本来は男女ペアで踊るものです。何かで写真入りの振り付け講座を見た事

 があります。かなり難しそうでした。ブラック・シープでその子が踊ってたのは、

 日本で付けられた独自の振り、というか誰かがデッチ上げた踊りじゃないかな。

 その頃はレコードを売るための事実無根のいい加減なプロモーションが沢山ありまし

 たからねえ。

  さてなぜ今朝「ザ・ハッソー」か、と言いますと、先週立ち寄った中華料理屋

 で、「ザ・ハッソー」とほぼ同じ歌謡曲が流れていたからです。おそらく有線放送

 でしょう。まだ子供のような女性の声でした。多分その子はヴァン・マッコイもソウル・

 シティ・シムフォニーも、そして「ザ・ハッソー」自体を知らないでしょう。「これ、次の

 新曲だから」なんて渡されて完全に唄わされてる感じ。

  仕上げは、もう「カヴァ」と言っていい、いや言い切る事が出来るくらいに

 クリソツなんです。あの特徴的なシンセサイザーの音色も含めてね。そこで一緒にいた

 人間は何も感じてなかったみたいでしたが、わたしは可笑しくて可笑しくて、

 ひとりで笑っていました。

  もう一度聞きたい。誰か知らないかなあ。「ザ・ハッソー」とほぼ同じ歌謡曲。

 もちろん、最近の新譜の筈ですよ。

M02.Desafinado(2’03”)Joao Gilberto   

-A.C. Jobim,, N.Mendonca- Fremeaux & Associes  FA 5371  

N  ジョアン・ジルベルトで「ディサフィナード」、アントニオ・カルロス・ジョビムの名作です。これは

 ジョアンの始めの3枚のアルバム収録36 曲を1枚にした、スリーLP・オン・ワンCDか

 らです。大分前に出ていたみたいです。同じような内容の CDは他にも出て

 いて、ボーナス・トラックの付いた38曲収録盤もありました。こちらも持っていた

 ような気がしますが、すぐに出て来ないので、今朝はこのフレミュー・アンド・アソシエ

 盤でお届けしました。わたしがこれを手に入れたのは今年になってからです。

  ジョアンは世界的なボッサ・ノーヴァのブームの寵児となって、この後で大手のヴァーヴ

 に沢山の吹き込みをしました。でもこれらは歌詞が英語だったり、多分に西

 洋の白人市場を意識した商業的な傾向が強く、同じ楽曲もこのスリー・オン・ワンで

 聞く方がボッサ・ノーヴァ創成期の様子が生々しく響きます。

  これを手にした時、「真夏のカラスミ」ならぬ「真冬のボッサ・ノーヴァ」、次の「幻」

 は、これで行こうと決めていたのですが、肝心のCD盤を某所に置き忘れ、「真

 冬」の間じゅうケイスだけが手元にありました。それがようやく帰って来た時に

 は、もう春だった、というオチです。今朝は「早春ボッサ・ノーヴァ」です。極く初

 期のジョアン・ジルベルトを少し聞いて貰いましょう。

  次は「サムバ・デ・ウナ・ノータ・ソ〜ワン・ノート・サムバ」。

M03.Samba De Uma Nota So(1’41”)Joao Gilberto

-A.C. Jobim,, N.Mendonca- Fremeaux & Associes  FA 5371  

N  ジョアン・ジルベルト、オリヂナルの録音で「サムバ・デ・ウナ・ノータ・ソ〜ワン・ノート・サムバ」。

  いいですね。半音移動を多用した複雑な進行を持つカルロス・ジョビムの楽曲が

 秀逸なのは言う迄もありませんが、ジョアンのボソッとした声で全体の雰囲気が不

 思議なくらいにひとつにまとまっています。ほんと不思議。

  音楽の最終的な理想形はボッサ・ノーヴァにある、という格言があったのを憶え

 ていますが、ジョアンは最初からほぼ完成されたボッサ・ノーヴァ感覚を持っていた

 んですね。彼自身は、ボッサ・ノーヴァではなくサムバを唄っているつもりだ、と言

 っていたそうですが、心の内に込めた情熱を淡々と冷んやり表現出来る音楽

 はボッサ・ノーヴァ以外には無いのではないでしょうか。言葉もやはりポルトガル語

 がしっくり来ます。

  ではヴァーヴ時代にも録音された有名曲をもうひとつどうぞ。

  「我が祖国のサムバ」と言う題名ですが、別の邦題、英題が有るかも知れま

 せん。いや、きっとある。でも今は出て来ない。

  「サムバ・ダ・ミンハ・テラ」。

M04.Samba Da Minha Terra(2’22”)Joao Gilberto  

-D.Caymmi-  Fremeaux & Associes  FA 5371  

M05.Disse Alguem (All Of Me) (5’19”)Joao Gilberto

-S.Simons, G.Marks-  Warner Bros 9 45165-2

N  ジョアン・ジルベルト1961年録音の「我が祖国のサムバ」、そして1977年録音のア

 ルバム『ブラジル』からおなじみの「オール・オヴ・ユー」でした。16年を隔てて、声

 もギターの音も変わっていません。ただよく聴くと、編曲とミクスには時代的な洗

 練が感じられます。

  そうか、『ブラジル』はもっと後の作品と思っていましたが1977年ですか。

 42年も前に聞いていたのですね。この音楽形態、そして表現している世界は

 21世紀になっても変わりがないと言う事なのでしょうか。初来日した時も、

 60年代と同じでしたものねえ。これは「昔の名前で出ています」ではなくて、

 彼自身の基本がこの60年間不動だった事の証明でもあります。不変なまま今

 なおブラジル音楽をリードし続けるジョアン・ジルベルト、偉大です。

  とは言いましても、ブラジルでの音楽が変わっていない訳ではありません。

 次は「現代ブラジリアン・メロウ・グルーヴの頂点」を極めた音楽家の、「ブラジリアンAOR~

 モダン・ソウルの近年最高傑作」から聞いていただきましょう。

  ルーカス・アルーダです、「ホワット・アイド・ドゥ・フォー・ラヴ」。

M06.ホワット・アイド・ドゥ・フォー・ラヴ(5’38”)ルーカス・アルーダ

-unknown-  Pヴァイン  PCD-24816  

N  「ホワット・アイド・ドゥ・フォー・ラヴ」、ルーカス・アルーダでした。これが「ブラジリアンAOR~

 モダン・ソウルの近年最高傑作」なのか。わたしには極めてドナルド・フェイゲン的に聞

 こえましたね。聞いている間じゅう、旋律、唄い方、楽器の音色、中間のラリー・

 カールトン的なギター・ソロ、全体構成に『ナイト・フライ』がチラついて仕方なかったです。

 前回中央エフエムでの「現」で、澤田修が「恥ずかしい位に昔をなぞった最新音

 楽」とか言って何曲か紹介していましたが、これも立派に並びますね。今度

 持って行って聞いて貰おうかな。「現代ブラジリアン・メロウ・グルーヴの頂点」、ルーカス・

 アルーダでした。

  さてもう去年の事になりますが、スピリチュアル・ジャズと呼ばれる領域がヨーロッパ

 で見直される動きにある事をお伝えしました。丁寧に編集されたコムピ盤がシリー

 ズで出ていまして、興味を唆られます。年末にその中でも難解な「ヴォーカル」

 集を聞いてみました。『スピリチュアル・ジャズ第6巻ヴォーカルズ』これは、わたしに

 とってはラップ・ブラウンやリオン・トーマスから繋がって来た好奇心の延長でもありま

 す。今以て実態不明で すが、今朝は一緒に少し聞いて下さい。

  まずマクス・ローチズ・フリーダム・ナウ・スートゥで「ティアーズ・フォー・ジョハネスバーグ」。

M07.Tears For Johannesburg(1’34”)Max Roach’s Freedom Now Suite

-M.Roach-  Jazzman  JMANCD 076 

N  マクス・ローチズ・フリーダム・ナウ・スートゥで「ティアーズ・フォー・ジョハネスバーグ~ヨハネスブルグ

 への涙」でした。これは短く編集された仕様です。

  マックス・ローチは早くから音楽的に新しい動きを起こしたと共に、アメリカ合衆国で

 黒人である事を強く意識した生き方をしたドラム奏者です。当然人種差別に反

 対していまして、1960年制作のアルバム『ウイ・インシスト~我々は抗議する』では同

 じく抵抗を続ける詩人オスカー・ブラウン・ジュニアの作品を主題としていました。

  この「ヨハネスブルグへの涙」もそこからの物です。リード・ヴォーカルは後にマクス・

 ローチ夫人となったアビ・リンコンが取っていました。人種分離政策による南アフリカの

 実態を、そしてそこに映し出される母国アメリカ合衆国の差別を訴えています。

  『スピリチュアル・ジャズ第6巻ヴォーカルズ』から、次は1973年の驚異の高校生集

 団、シンガーズ・アンド・ミュージシァンズ・オヴ・ヲッシントン・ハイ・スクール、ヲッシントン高校の唄

 い手と演奏家たちです。

  「ザ・ラダー」。

M08.The Ladder(4’42”)

The Singers And Musicians Of Washington High School  

-L.Theus, G.Lyles-  Jazzman  JMANCD 076

N  北米ロス・エインジェルスにあるヲッシントン高校の唄い手と演奏家たちによる「ザ・ラダ

 ~梯子」でした。3週間程前に「驚異の高校生楽団」を3つ聞いて貰いまし

 た。このシンガーズ・アンド・ミュージシァンズ・オヴ・ヲッシントン・ハイ・スクールも入れれば良

 かったな。彼らには周囲の理解、援助があったのでしょう、1973年に『ピース・

 ウィル・カーム~平和はきっと来る』という題名のLPを出していまして、そこから

 今の「ザ・ラダー」でした。「平和への梯子をどこまでも登り続けるのよ」とい

 うメセヂです。奇しくも同じ73年発表となった静岡ロックンロール組合とは相当な開

 きがあります。主題も、楽曲の成り立ち、演奏技術、そして録音も。

  北米ではこのようにクラシック以外でも若年層の音楽活動が公認されていまし

 て、どこの高等学校にもある程度の音楽施設があって、正しい指導者もいる

 ようです。ですからこのように、世の中を否定、破壊しない音楽には発表の

 機会がもたらされるのでしょうか。

  昨今はこの国でも学内でロックバンド程度なら許されるようですね。だいぶ前

 に友達の息子と話していたら、通っていた文京区の高校には音楽の練習室が

 あって、そこにはマーシャル・アムプが置いてあったという話です。これは行き過ぎ

 だ、絶対に。わたしは慢性的な資金不足に喘ぎながら、学校からは逃げ回り、

 ロックンロール禁止令の家には嘘をついて志を通したのです。だからこんなに捻くれ

 てしまった、と言えなくもないですが・・・。

  さて本来黒人たちの娯楽音楽だったジャズは、芸術的側面を拡大して精神性

 を重視する傾向に進みました。その発端、そして今も頂点に君臨しているの

 が、ジョン・コルトレインでしょう。彼はマイルス・デイヴィスみたいな物欲もなく、いい加

 減じゃなかったですから。「スピリチュアル・ジャズ」とは、ジョン・コルトレインが生み出

 したひとつの概念なのかもしれません。この『スピリチュアル・ジャズ第6巻ヴォーカル

 ズ』にも、そのものズバリな1曲が入っています。

  「ジョン・コルトレイン」、クリフォード・ジョーダン・クヲーテットです。

M09.John Coltrane(6’49”)Cliford Jordan Quartet   

-B.Lee, C.Lee-  Jazzman  JMANCD 076  

M10.My Favorite Things(5’33”)Tadao Hayashi  

-Rodgers, Hammerstein-  Jazzman  JMANCD 096  

N  今朝のモーニン・ブルーズは「お尻をピョンと跳ねスウィング」しながらも、「スピリチュアル・

 ジャズ」を聞いております。ジャズの「芸術的側面と高い精神性」は昭和中期

 の日本でも美徳でした。昔の人が言う「モダン・ジャズ」の世界ですね。

  黒いタートル・ネックのスウウェタを着て朝日ジャーナルを持ち、大きなスピーカーの前でテイブル

 に突っ伏して「至上の愛」を聞く。薄暗い店内でコーヒー一杯の注文で3時間居

 座る・・・、これが「モダン・ジャズ」の聞き方です。こういうところで「芸術

 的側面と高い精神性」は絶対的価値基準でした。非常に抽象的でしたが。わ

 たしも16歳の頃ちょっと真似した事がありますが、馬鹿らしくてすぐやめた。

  こういうお粗末なモダンジャズ落伍者がいる中で、日本のジャズ演奏家たちは

 概ね真面目でありまして、熱心に「芸術的側面と高い精神性」を磨きました。

 この『スピリチュアル・ジャズ』の第8巻は、2枚組で、なんと日本のスピリチュアル・ジ

 ャズ集なんです。

  今のクリフォード・ジョーダン・クヲーテット「ジョン・コルトレイン」に続いてお聞き頂いたの

 はその『スピリチュアル・ジャズ第8巻 日本』から林忠男のハープで「私の好きな物」

 でした。多分コルトレインからの発想でしょう。スカボロフェア調に始めるのも悪くない。

 「芸術的側面と高い精神性」を感じて頂けましたでしょうか。

  次も同じ2枚組からです。

  秋吉敏子で「木更津甚句」。

M11.Kisarazu Zinku(5’49”)Toshiko Akiyoshi   

-trd.-  Jazzman  JMANCD 096

N  マンデイ満ちるの母、秋吉敏子のピアノで「木更津甚句」でした。1961年の録音

 です。非常に端正にまとめられた演奏でしたね。これは主題の選び方からし

 て、確かにスピリチュアルな音楽と言えるでしょう。

  この『スピリチュアル・ジャズ第8巻 日本』収めら得ているトラックは16で、錚錚た

 る名前が並んでいますが、わたしは全て初めて耳にする物ばかり。サトウ製薬

 提供「勝ち抜きエレキ合戦」の審査員で知っていた「ギター日本一」澤田駿吾先生

 も実際の演奏を聞いた事なかったからねえ。

  この人は聞いた事があった。サクスフォンの松風鉱一です。1948年生まれで、60

 年代後半からジャズの世界で高く評価されていたようです。わたしが知ったの

 はつい最近の事。きっと真面目な人なんでしょう。音楽にその性格が投影さ

 れているように聞こえます。近年ヨーロッパでとても認められていると聞きまし

 た。オリヂナル・アルバムがCDになって向こうで出ているようです。

  『スピリチュアル・ジャズ第8巻 日本』からはこれを聞いて貰いましょう。

  「工事中」。

M12.Under Construction(6’39”)Koichi Matsukaze  

-K.Matsukaze-  Jazzman  JMANCD 096

N  松風鉱一で「アンダ・コンストラクション」でした。これにもジョン・コルトレインの影が見え

 ます。やはり圧倒的の存在なんですね。コルトレインをあまり得意じゃないわたし

 ですら、彼の音楽に接すると姿勢を正されます。まだ二十代初頭、R&Bの延

 長でスタッフのような器楽曲を聞き始めた頃、子分の家でコルトレインの「バラッド」を

 聞かされて、自分の聞いていた音楽に対し非常なる恥ずかしさを感じた事が

 あります。

  しかもその時その後輩が「アドリブなんかに載ってる音楽聞いてる奴は、ダメ

 だね」なんて止めを刺すもんだから、わたしはもう火達磨になりました。

  さて『スピリチュアル・ジャズ第8巻 日本』の他にも海外で評価の高い日本のジャ

 ズ・アルバムが出ています。相澤徹クヲーテットの『橘』、これは群馬県沼田市で1975

 年に録音された自主制作版です。日本全国各地にジャズの愛好家は住んでいま

 す。彼らはジャズ喫茶で出会い、知り合って、地元のジャズ気運を高めようと

 力を合わせます。この『橘』も、群馬県出身の医学生だった相澤徹を中心に

 愛好家たちが協力して作り上げた一枚なのです。分かるでしょ、その雰囲気。

  75年の地方都市に於けるジャズの現状を聞いて下さい。

  「オルフェのサムバ」。

M13.Samba De Orfeu(6’06”)   

-L.Bonfa-  BBE  469CCD  

N  「オルフェのサムバ」、相澤徹クヲーテットでした。如何でしょう1975年の群馬県沼田

 市に於けるジャズの現状。決して完璧ではありませんが、あらゆる部分から愛

 好家たちの情熱が感じられます。当時のライナにいソノてるヲがこう書いています。

  「限定数でプレスされるこのアルバムは将来きっと話題になると思う」

  その通り、2018年にイギリでCDに復刻されたのです。

  もう1種類やはりイギリスで出ているコムピ盤を紹介しましょう。『J Jazz: Deep  

 Modern Jazz From Japan 1969-1984』という物です。ジャケットには片仮名で

 「ジャパニーズ ディープ モダンジャズ」とあります。こちらは先ほどの「芸術的

 側面と高い精神性」に特化された演奏よりも、ジャズを新世代による新解釈で

 捉えた演奏が集められているように感じました。何れにせよ奥は深い。今よ

 りも知識、情報が圧倒的に不足している中で、ここまでの音楽を作り上げる

 事が出来た日本人はやはり異常とも言える位に素晴らしい。

  サクスフォン奏者の植松孝夫です。

  「ホワイト・ファイア」。

M14.White Fire(7’52”)Takao Uematsu  

-T.Uematsu-  BBE  434CCD      

N  フェラ・クティのアフロ・ビートを連想させる植松孝夫の「ホワイト・ファイア」でした。トリオ・ 

 レコードから出た『ストレイト・アヘッド』というLPからです。全編聞きたくなりまし

 た。

  今朝の「幻」は珍しくジャズ、それも「芸術的側面と高い精神性」を感じさ

 せる器楽曲を集めてお送りしました。こういう音楽の時は、なぜかたくさん

 話したくなりますね。これもジャズ音楽の特性でしょうか。「芸術的側面と高

 い精神性」も、万国に共通するジャズ音楽の持性と言えますね。

  日頃はダンスの踊り方を教えてくれるような単純で分かり易い音楽ばかりを

 聞いている身に、今朝の楽曲はどれも抽象的で取っ付きにくいものではあり

 ましたが、たまにはじっくりと聴き込む音楽と接するのも面白い事です。わ

 たしはそれぞれの楽曲に「色調」と「構図」を思い浮かべて聞いていました。

  さて、新しい音楽も聞きましょう。ノルウェイの演奏集団アヴェニュー・アムガラです。

 短い単純なモチーフが繰り返されて、大きな慣性を伴って押し寄せるような組み

 立ての、

  「アムガラ・テンプル」。

  3月6日に発売されたばかりの『インヴィジボー・エア・シップス』からどうぞ。

M15.アムガラ・テンプル(7’03”)アヴェニュー・アムガラ       

-unknown-  Pヴァイン  PCD-24819   

M16.ノルウェイの森(3’34”)ベイス・スピナーズ

-J.Lennnon, P.McCartney-   イーストウエスト AMCY-2448  

TM Born In Chicago 「アサー」入り / Paul Butterfield Blues Band

-N.Gravenites-  Rhino 8122 798434 0

N   長い演奏時間の音楽が多かった今朝の「幻」最後は「ノルウェイの森」、ベイス・

 スピナーズでした。原曲ではインド文化にカブれ始めたジョージ・ハリスンのシタールで奏で

 られていた特徴的なリフは、ダンスホール・レゲのリズムのひとつとして90年代中期に

 持て囃されました。「ダーカー・シェイド・ザン・ブラック」とかいう名前だったかな。

  先日最終電車に近い総武線で、御茶ノ水終点に気づかず乗ったままだった

 外国人に「降りなよ、終点だよ」と声をかけたら、しばらく話してくれまし

 てね。ノルウェイの若者3人組でした。新宿まで一緒で、12時過ぎてんのに「こ

 れから歌舞伎町へ遊びに行くんだ」って言うから「危険だよ、気をつけな」

 と伝えて別れましたが、無事だったでしょうかね。「ノルウェイから来た」という

 自己紹介に「ああノルウェイか。家具を知ってるよ」と応じた冗談は分かってもら

 えなかったようです。

  さて今朝の特別付録は、以下の隠し場所です。どうぞお楽しみ下さい。

http://firestorage.jp/download/00cc104d3a1c58b17a0ba53a4fe610bed96bbdbf 
  ダウンロード・パスワードは、x3kerjqqです。

http://firestorage.jp/download/94b156c30e565620f1869e59d274d6126c1b7f64
(不調が非常に多い)Firestorageのサーバー・エラーが出ています。こちらのリンクをご利用ください。ダウンロードパスワードは 【 8px7k2zj 】
by 大家 3/18 3:32am

  今朝もちょうど時間となりました。

 こちらは、http://osamusawada.com/category/mornin-blues-by-isaowashizu/

 「幻」モーニン・ブルーズ、鷲巣功でした。来週も首都圏で9人のあなただけに。

   そして全国で9500万人のあなたにも、アサー。

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    • フェス ロンゲ
    • 2019 3/16 3:56am

    おはようございます。
    はっするで本格的に春〜。
    子供のような女性の歌謡曲?

    • おーたか
    • 2019 3/16 5:56am

    はっするー、おはようございます。

    似ている曲ですが、FUNK THE PEANUTSの太陽にくちづけを、じゃないかなぁ。

    はっするそのまんまに近いですけど、20年前ぐらいの曲ですし、

    歌っているのがドリカムの吉田美和さんなので、子どもの声ではないですし、、、

    ただ歌謡曲っぽいです。

    なんて思いました。リンクを貼っておきますね♪

    https://www.nicovideo.jp/watch/sm14665593

      • ワツシイサヲ
      • 2019 3/16 9:13am

      そうです。多分これでしょう。吉田美和と浦島りんなら、全てを知って唄ってますね。あんまりクリソツじゃないです。あの晩は直感的固定観念で聞いていたようです。「20年前の作品」、確かに。これにもクリビツテンギャウでした。おーたかさま、どうもありがとうございます。すぐに分かっちゃった。

        • フェス ロンゲ
        • 2019 3/17 6:13pm

        私も子供のような声(アット中華屋)を聞いてみました。
        こんなに速く判明してよかったですね。
        でも、チョー受ける〜!!

    • はっすりっす子
    • 2019 3/16 10:09pm

    只今DLページ行けません(。>ω<。)
    ウチだけかしらん?

  1. いつもありがとうございます。ですが、、「502 Bad Gateway」
    ブラウザ変えてもダウンロード不可でした。。。またいつか…

    • ワツシイサヲ
    • 2019 3/17 2:16am

    今のところ、同類の苦情はありません。でも皆様お上品で諦めが早い方だから、という事かも知れません。
    大家に調べさせます。

      • リッスリス子
      • 2019 3/17 6:09am

      諦めずにチャレンジしたけどまだダメでした…(涙)

    • ワツシイサヲ
    • 2019 3/17 2:18am

    修、何やってんだあ。

    • 日曜日のグリ子
    • 2019 3/17 7:13pm

    北の友人からいただいた餃子を焼いてカラシと酢醤油で。
    ビールがビールがすすむ君。
    幻のボサノヴァとジャズでいただきます。
    澤田さん鷲巣さん
    ありがとう。

    • ワツシイサヲ
    • 2019 3/18 12:37am

    こちらは「どうでしょうか。

    doudesttp://firestorage.jp/download/94b156c30e565620f1869e59d274d6126c1b7f64
    ダウンロードパスワード 8px7k2zj

      • リッスリス子
      • 2019 3/18 10:26pm

      やっとDLできました~
      よかったーーーー。

    • 黒猫
    • 2019 3/18 7:32am

    クロネコです。
    さきほどダウンロードできるようになつていました。毎週ありがとうございます。

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