【幻】モーニン・ブルーズ 2019/06/15

mb190615

TM. Walikin’ Blues「アサー」入り / Paul Butterfield Blues Band

-R.Johnson-  Rhino 8122 798434 0

N  おはようざいます、ワツシイサヲです。今朝も「幻」モーニン・ブルーズ2019年06月

 15日を始めましょう。梅雨らしく雨が降り続きかけたと思ったら、予報を裏

 切って晴れの日になったりと、不安定な今週でした。わたしは子供の頃、本

 当に雨降りが嫌いで、雨だと唯一の自由な交通機関の自転車に乗れないので、

 窮屈な家でずっと過ごさなければならない、というはっきりとした理由もあ

 ったのですけれども、まず気分的にダメでして、この憂鬱な雨を遠ざけてくれ、

 といつも太陽神に祈っていました。そこに救いを授けてくれたのがアース、ウイン

 ド・アンド・ファイアだった、というのは出来過ぎでして、そうだなあ、30歳を過

 ぎるまで雨降りは憎悪の対象でした。今ではそれほど嫌いではなく、どちら

 かと言えば好きですね。お風呂に入ってる時などに降り出すと、風情を味わ

 う為にわざわざ窓を開けたりします。変われば変わるものですね、ワツシも。

  さて今朝の1曲目はボー・ディドリーで「クラッキン・アップ」。

M.01クラッキン・アップ(2’09”) ボ・ディドリー

-E.Mcdaniel-   MCA  MVCE-22024

N  ボー・ディドリー1959年のヒット曲「クラッキン・アップ」でした。あの特徴的なボー・

 ディドリー・ビートが前面に出ているとは言い難いですけれども、よく聞けば例の

 マラカスの刻みがリズムの要になっているのが分かります。永遠のボー・ディドリーで

 す。

  さて、ヴェンテンさんの投稿にもありましたように世界的なイラストレイタの河村要助

 さんが4日に亡くなりました。享年七十五。20年間程の長きに亘り入院を続

 けた果ての「老衰」です。今時この歳で、治療施設に入院しているのに「老

 衰」とは・・・、と疑問を持った方もいらっしゃる事でしょう。わたしの推

 測では、アルコール中毒による体力低下が限界に来た、という事ではないでしょう

 か。20年以上も絵筆をとる事はなく、画もずっと描いていなかった。倒れて

 入院した直後から「成年後見人」が付きました。孤独な人だったのです。こ

 れだけの芸術家ですから、取り巻きみたいのは何人もいましたがね。

  訃報も正式には今週になって各方面に届けられたようです。わたしはそれ

 より少し早めに知ったのですが、いろいろ考えた結果、日曜日の近親葬には

 参列しませんでした。ほとんどは「近親者」以外の人たちだったようです。

  要助さんとわたしは、お互いが雑誌「ブラック・ミュージック・リヴュウ」に寄稿して

 いた頃に、一番親しくお付き合いさせて貰ってました。毎月ミュージック・マガジー

 ンの表紙を力強く描いていた頃です。もう音楽はヌー・ヨーク・ラテンのサルーサしか聞こ

 うとしてませんでしたが、ロックンロールを入口としてソウル・ミュージックにまで辿り着

 いた道程は、わたしも未熟若輩の後輩として似たようなものでして、いろい

 ろ重なるところも多かったのです。ビクターから出されたチャック・ベリーの3枚組の

 美術担当は要助さんじゃなかったかな。

  それがある日突然、自分はこれからサルーサに操を立てる、という意思を固め、

 他の音楽ジャンルのレコードを全て破棄するという潔い決断をされました。とても

 要助さんらしい話ですが、何と勿体ない。直前にそれを聞いて慌てて松原の

 お宅にお邪魔して、「処分する位なら」と残り物から貰った1枚がボー・ディド

 リーのチェス盤だった筈です。あの人ボー・ディドリーを好きでしたからね。そんな想

 いで「クラッキン・アップ」、お送りしました。ヴェンテンさんからはサルーサのリクエストを頂い

 ておりましたが、今朝はこれを聞いて貰いました。良かったかな。

  投稿にあった「原画」の話ですと、わたしは三音会オールスターズの『東京殴り

 込みコンサート』のジャケット原画が欲しい。現物は只今行方不明で、ここ数回の展覧

 会でもカラー・コピーが展示されています。一時はワツシ家の天袋にあるという噂が

 流れ、実際にそれを見た、と証言する人間も出たりして、わたしは長い間に

 亘って濡れ衣を着せられていました。天地神明に誓って言います。わたしの

 手元にはありません。37年前にアトリエまで取りに行って以来、一度も見ていな

 いのです。

  さてその次に入ってきたのは、この人の訃報でした。

M02.ドント・リーヴ・ミー・ディス・ウェイ(3’26”)ドクター・ジョン

-F.Domino, D.Bartholomew-  キング KICP1274/5

N  マルコム・ジョン・レベナック・ジュニアことダクタ・ジョンは、2019年6月6日未明に心臓

 発作で亡くなりました。こちらは78歳ですね。もう少し若いと思っていまし

 たが、自分の年齢を考えれば、納得も行きます。健康上の問題は全く聞いて

 なかったので、突然の知らせに驚きました。

  わたしにとってこの人は最後まで謎でしたね。ザ・ナイト・トリッパーズの記事を

 目にしたのは1970年ですから、それから長い付き合いですが、振り返ればそ

 れほど深いものではなかった。周りの人たちが余りに素晴らしい素晴らしい

 と褒めそやすので、少々シラけてしまった事も原因の一つかも知れません。

  1968年にアトランティックから発表したレコードでその存在は世界中に知れ渡りまし

 た。アーメット・アーティガンも彼の売り出しには一枚噛んでいた筈です。だいぶ前に

 ヌー・ヨークの割と有名なライヴ・ハウスに出演してるのを観に行ったら、素晴らしい

 生演奏が終わった後で、おそらく彼の地の熱狂的ファンが舞台の下からしつこく

 食い下がって質問を続けるのに、キチンと応えながらも面倒臭そうな顔をしてい

 たのが印象に残っています。

  ヌー・オーリーンズで生まれ育ったダクタ・ジョン、この音楽の都から一番たくさんの

 贈り物を貰い、かつ大切にしていた人間と言えるでしょう。

  一同、合掌して礼拝。・・・お直り下さい。

  昨年の一年間は毎月身近な人間の訃報に接しました。今年も似た感じです。

 明日は我が身かも。皆さん、親しい人には元気なうちに会っとかなきゃダメよ。

  亡くなったダクタ・ジョン、今お届したのは、同じヌー・オーリーンズの大先輩である

 ファッツ・ドミノーに捧げられたアルバム『ゴーイン・ホーム』から「ドント・リーヴ・ミー・ディス・

 ウェイ」でした。

  さて先週はレゲ、と言いますかナイヤビンギとダブで貴重な時間が過ぎてしまい

 ました。本当はエルスールで仕込んだアフリカ音楽を聞いてもらおうとしていたのです

 が、わたしのジャメカ後遺症は自分自身の想像より重かったようです。

  今朝はその症状が出る前に早めにアフリカ各地を回りましょう。まずブルー・ジー

 ンズです。と言いましても、寺内タケシじゃない。正式にはマショムベ・ブルー・ジーンズ

 というザムビアのグループです。彼らも自作楽器を操る最新潮流に乗った演奏集

 団。メムバはおそらく他のザムビアのグループと同じく流動的でしょうが、既にアルバ

 ムを何枚か発表しています。手元にある『マカリ・ワン』には「ヴォリウム・エイト」とあ

 りまして、この前に7枚の作品があるのかもしれません。と言いましても、

 これはコピーのCD-R。エルスールの原田尊志さんが特別に焼いてくれたものです。

 彼もファイルでしか音源を持っていないようで、曲名が分からない。

  でもかなり面白い音楽です。聞いて下さい。

  曲名知らず『マカリ・ワン』の「トラック・ナムバ・ファイヴ」、マショムベ・ブルー・ジーンズ。

M03.トラック5(6’52”)Mashombe Blue Jeans

-unknown-  unknown

N  マショムベ・ブルー・ジーンズで、アルバム『マカリ・ワン』の「トラック・ナムバ・ファイヴ」でし

 た。使っている楽器はなんでしょうか。なんせ自作ですから名前もないのか

 な。木系、金属系の打楽器、それとウクレレのように軽い音を出す弦楽器、多分

 これは4本程度の弦しか張ってない感じで、音程は割と確実ですね。それと

 終わりの方では笛も聞こえます。なんと呼ばれるアンサムブルなのでしょうか。

  ではマショムベ・ブルー・ジーンズでもう一曲、編成と使われている楽器は今の「ト

 ラック・ナムバ・ファイヴ」とほとんど同じです。

  アルバム『マカリ・ワン』から今度は3曲目の「トラック・ナムバ・スリー」。

M04.トラック3(8’08”)Mashombe Blue Jeans   

-unknown-  unknown

N  「トラック・ナムバ・スリー」、マショムベ・ブルー・ジーンズのアルバム『マカリ・ワン』からお届け

 しました。サルーサのクラーベ、レゲのダンスホール、そしてディドリーのロックンロールにも共通す

 るリズムのアクセントが気持ち良かったですね。

  2曲とも同じようなモチーフを繰り返しながら、6分、8分と長丁場をこなして

 います。生の演奏という強みもありますが、やはり声、ヴォーカルの力でしょう

 ね。詞(ことば)だって、短い単語の繰り返しです。それでちっとも飽きな

 い、と言いますか、聞いていると次から次へ新しいツボが見つかる。まるで

 ジェイムズ・ブラウンのダンス・ファンクのようです。人間の声は何にも勝る楽音なので

 ありましょう。世界は、やはり声なのであります、特に音楽は。

  ザムビアのブルー・ジーンズ、気に入りました。自作楽器を使っている点から路

 傍演奏集団のひとつとして受け入れられているようですが、わたしにはもう

 少し本格的な、目的意識を持ったグループのように聞こえます。違うかな・・・。

  さて次も先々週1曲だけお届けしてそれっきりになっていた、マダリツオ・バン

 ドです。

  まずはお聞き下さい。新しいアルバムの表題曲です。

  「ワサララ」。

M05.ワサララ(5’32”)マダリツオ・バンド

-Y.Maligwa, Y.Malekuni- アオラ BNSCD 5516 (Bongo Joe BJR029 / SASF028)

N  マダリツオ・バンド、最新アルバムの表題曲で「ワサララ」でした。彼らも自作楽器を使

 います。以前「昨今アフリカでは自作楽器が主流となりつつある・・・」という

 ような事をお話しして来ましたが、ここへ来てふと考えました。彼の地では

 そもそも楽器は自分で作るものではないか、と。

  ママドゥ・ドゥムビアの使っているコラを至近距離で見た時に「こりゃ同じものふ

 たつとないな」、と感じたものです。それ位に工業量産品から遠い外観でした。

  ワールド・ミュージックの名の下にアフリカの音楽が紹介され始めた時、彼らはほとん

 ど欧米の楽器を使っていました。キング・サニー・アデが持っていたのはフェンダーの

 ストラトキャスターでしたし、サリフ・ケイタだって最新のシンセサイザーを駆使してパリのスタジオで

 多重録音をしてい他のです。そして、西洋の環境に対応している事が、能力

 のように評価されていたのも事実でしょう。

  ただこれは極めて特殊な例でした。先のブルー・ジーンズや今のマダリツオ・バンド

 などを耳にすると、その本質が分かって来ます。先の例から30年以上経って

 も、自作楽器で音楽を奏でています、こちらも逞しく生きているアフリカなので

 す。そしてむしろこの状況の方が圧倒的なのではないでしょうか。

  わたし達は、楽器と言えば「教材」として持たされたハモニカ、スペリオ・パイプ

 を始め、皆んなが同じ状態の物であってフツーでした。でもそちらの方が異常

 なのかも知れません。

  ではアフリカ大陸南東部の細長い国、マラウィの二人組マダリツオ・バンドでもう1曲。

 今度は「ミタ」。

M06.ミタ(5’52”)マダリツオ・バント

-Y.Maligwa, Y.Malekuni- アオラ BNSCD 5516 (Bongo Joe BJR029 / SASF028)

M07.Sangoma(3’58”)Philip Tabane & Malombo

-unknown-  unknown

N  どこが繋ぎ目か分からなかったかも知れません。マダリツオ・バンドの「ミタ」は、

 ずっと続いたリズムが突然終わって、ちょっと短いオマケがついて終了。次にお聞

 きいただいた「サンゴマ」はその後の全員で決める短い「序」で始まります。こ

 れはやはり先々週お届けしたサバン・タバネのお父さんのフィリップ・タバネとマロムボの

 演奏です。

  こちらも原田尊志さんにもらったCD-R。ですが曲名は分かります。フィリップ・

 タバネのギターを始め、ベイス、ドラムスと西洋楽器のアンサムブルですが。途中から入っ

 て来るフルートを含んで、なんとアフリカ的な響きでしょうか。

  彼の生まれ育った南アフリカ共和国は、1960年代にフォーミュラ・ワンのグランプリ公式

 戦を開催していた位ですから、アパルトヘイトの犠牲を土台にして、物質的な文化

 水準は殆ど西洋でした。ですから楽器も欧米のコムボ・セットの導入が夜の飲食店

 では当然だったのでしょう。

  響きはともかくとして、楽器の扱いはとても手慣れた感じがします。ただ

 し音楽の発想が西洋とは違うところにあるようで、彼にマイルス・デイヴィスが目を

 付けたのは分かるような気がして来ます。このアルバムらしい『マロムボ』は楽曲

 自体が、イムプロヴァイゼイション的展開をする作品が多いのですが、わたしは妙な好

 感を持てました。部分的に非常な南アフリカらしさを表出します。正規のCDが

 あったら欲しいな。探してみようかな。

  では次、こちらは正規の市販CDです。フィリップ・タバネの息子、サバン・タバネ

 の新譜『マチャレ』から

  「そこじゃない」、

  そして「風景」、2曲続けてどうぞ。

M08.そこじゃない(3’25”)タバン・タバネ

-T.Tabane –  ライス NWR-5494

M09.風景(7’35”)タバン・タバネ

-T.Tabane –  ライス NWR-5494

N  さて、先週もお届けしたNST & ザ・ソウル・ソース・ミーツ・キム・ユルヒの『ヴァージョ

 ン』は、いろいろ考えさせられる1枚でして、今週も何回か聞いていました。

  日本のレゲと言いますと、御大ランキン・タクシーを含んで、「どこまでジャメカに近づ

 くか」という点だけが美徳とされています。わたしはそこが嫌で馬鹿らしく

 て、この世界から距離を置いていたのですが、NST & ザ・ソウル・ソース・ミーツ・

 キム・ユルヒの場合は、レゲ、ジャメカに敬意を評しつつ、自分たちにしか出来ない音

 楽空間を創り出しています。正直言って大韓民国を昨今の日本への対応を始

 めとして、わたしはあまり好きな国ではありませんが、なぜこの『ヴァージョン』

 と同等の質を持つ音楽作品を日本人は作れなかったんだろう、と感じ入るの

 です。

  今朝は「南無阿弥陀仏」が繰り返されて、その念仏がだんだん大きな力と

 なって来るように聞こえる、

  「ジュンタリョン~僧侶の歌」です。

M10.ジュンタリョン(僧侶の歌)(6’11”)NST & ザ・ソウル・ソース・ミーツ・キム・ユルヒ

-unknown,arr.by NST &Soul Souce, Kim Yulhee-  Pヴァイン PCD-24851

M11.Inakaya(Japanese Food)(3’15”)リー・スクラッチ・ペリー

-L.Perry, B.Laswell, J.Werner-  Pヴァイン PCD-24265

N  今朝のNST & ザ・ソウル・ソース・ミーツ・キム・ユルヒへの対抗馬は、リー・スクラッチ・ペ

 リーの「田舎家」です。これは六本木の防衛庁の向かい側、隣に稲川興行の事

 務所と京都に本拠を置くアン音楽学校があった場所の炉端焼き屋の事ですね。

 若い頃に何度か行きました。大きな炉端がありまして、その中央に座ってお

 客の注文を裁く花形の焼き師は、野球場のスコアボード表示みたく姓名と出身都

 道府県が張り出されてましてね、面白かったですよ。まだあるのかなあ。

  多分スクラッチ・ペリーは滞在中に連れて行かれて、何か良い想い出が出来たんで

 しょうね。しつこく「イナカヤ、イナカヤ」と続けていました。

  さて先週使いました、ダブの四天王マッド・プロフェッサ、サイエンティスト、キング・タビー、

 キング・ジャミーらの作品をまとめたダブのコムピ2枚組、あれをまとめたのがバニー・

 リーという男です。彼もまたレゲ音楽のプロデユーサーで、ジャメカ人の遊びだったダブ

 を立派な商品にした人間でもあります。今週は彼が編曲を担当した作品集『ク

 リエイション・オヴ・ダブ』から1曲どうぞ。

  リンヴァル・トムプスンの「そのドレッド髪を切るな、ワレ」のダブです。

M12.Don’t Cut Off Your Dread Dub Locks(3’09”)Bunny Lee

-L.Thompson-  Jamaican Rcordings JRCD040

N  やっぱりダブはいつ聞いても頭脳のどこかを刺激しますね。瞬時にキマりそう

 になります。大したモンです。「ドント・カット・オフ・ヨー・ドレッド・ダブ・ロックス」、バ

 ニー・リーでした。

  さて先週突然思い立って、レゲの暗闇をかき回していたら、出てきましたよ、

 この1枚が。「現」時代に聞いて貰いました、覚えて呉れてるかな。タートルズの

 フロー・アンド・エディの『ロック・ステディ』アルバムです。今朝はトータルに考えて、これを

 お届けしましょう。

  「シティン・イン・ザ・パーク」。

M13.Sitting In The Park(3’10”)Flo & Eddie

-B.Stewart-  Epiphany EP30006-2

N  キック・ドラムの音が気持ち良かったですね。これは70年代終わりの作品です

 が、この後にやたらとミクスで音をいじりまくるボード・ミキシング混乱時代がやっ

 て来ました。叩いていた、いやペダルを踏んでいたのは名手カールトン・デイヴィス、

 ベイスはロビー・シェイクスピアで、「シティン・イン・ザ・パーク」、フロー・アンド・エディでした。

  そして次は誰でも好きなこの1曲、多分毎年お届けしています。

  シュガ・マイノットの「グッシン・ゴーイン」、これまではイギリス、ホーク・アイの12インチ・シング

 ルでお届けしていましたが、今朝はアイランドのコムピCDから短尺版でどうぞ。

M14.Good Thing Goin(3’42”)Sugar Minott

-The Corporation-  Island CIDTV 5 517 129-2

N  今朝もNST & ザ・ソウル・ソース・ミーツ・キム・ユルヒから発作的レゲ後遺症がに現れ

 ていましす。やはり重症のようです。

  後遺症と言いますと、春先に感染したワルツ病の後遺症もまだ残っていまして、

 周囲の音楽が「これ3拍子じゃねえか」と、いつも気になります。先日ディズ

 ニーの「灰かぶり姫」がテレビ放映されましたね。わたしはああいう虐待劇が苦

 手なんですが、何気なく見ていましたら、見つけました。王子主催の招待舞

 踏会にシンデレラが出かける時に魔法使いがドレスを誂えてくれます。それが婚礼

 着のような出来で、それを身に付けてシンデレラがウットリしてしばらく踊る時の音

 楽が、この歌によく似ていました。どちらもワルツだったのです。

M15.ウエディング・ドレス(3’10”)九重佑三子

-R.Ei, H.Nakamura-  東芝 TOCT-6695

N  今朝のワルツは、九重佑三子で「ウエディング・ドレス」でした。

  さて放映された「灰かぶり姫」は実写版で最近の物ですから、「ひょっとし

 て・・・」とも考えましたが、それはないですね。今の「ウエディング・ドレス」

 はNHKの音楽ヴァラエティ「夢で逢いましょう」の「今月の歌」で紹介された、

 永六輔と中村八大コムビの作品です。

  土曜夜10時15分から始まるこの娯楽番組は「ロケンロー禁止令」が厳戒令化で

 施行されていた鷲巣家でも何故か公認されていまして、わたしは実際に「今

 月の歌」だった時に九重佑三子が唄っているのを観た記憶がはっきりありま

 す。クレジットによると「’63年11月」となっています。そうだったかなあ。

  この「夢で逢いましょう」の「今月の歌」からは沢山の名曲が生まれてい

 ます。その中から少し聞きましょう。

M16.遠くへ行きたい(3’18”)ジェリー藤尾

-R.Ei, H.Nakamura-  東芝 TOCT-6695

N  これは名曲ですね。と言っても誰が唄ってもキマるワケじゃないから、今はあま

 り知られてないかもしれません。トーシロのカラオケ向きではないのです。

  なんってたって詞曲がバッチグーで、少々貧弱さもありますが、響きも悪くな

 い。そしてジェリー藤尾の唄が取り替え用のない出来栄えです。ジェリーさんの別

 の側面は、「幻」重度聴取者のひとりに聞いた事があります。また昨今では犬

 を連れて代田六丁目付近に出没するという情報も入っていますが、とにかく、

 彼の声と節がなければ成立しなかったでしょうね、この歌。

  62年6月の歌でした。

  「夢逢い」の「今月の歌」は殆どが六八コムビの作品でしたが、次は違いま

 して作詞が昭和の無責任一代男、「アオシマ」ダァ。ですから「六」がありません。

 その代わりに「九」が入ります。

  63年12月の歌です。

  坂本九で「明日があるさ」。

  2019年6月15日だってあるさ、今日はこれからだ。

M17.明日があるさ(3’18”)坂本九

-Y.Aoshima, H.Nakamura-  東芝 TOCT-6695

TM Born In Chicago 「アサー」入り / Paul Butterfield Blues Band

-N.Gravenites-  Rhino 8122 798434 0

N  今朝も女の声は九重佑三子だけか・・・。すみませんね、ドライヴァさん。

 最後は九ちゃんで「明日があるさ」でした。唄が本当に上手だね。言葉を

 リズムに載せる感覚には、尊敬すらあります。それこそ「夢逢い」で九ちゃん

 がエルヴィス・プレズリの「ワン・ナイト」を頭の部分だけほんの1小節だけ真似して

 唄うコントがあって、たまたま観たわたしはその巧さに痺れました。多分8歳だ

 った筈ですが、その時のそれだけで原曲全体が把握出来た程です。

  「明日があるさ」は密かに恋心を抱いた見知らぬ相手の家を確かめようと

 尾行したりして、今なら付き纏いで逮捕されそうな内容ですが、皆んな分か

 るよね、この想い。熱い胸のうち。

  「今月の歌」では渥美清が気楽なひとり暮しを謳歌した楽曲もあった筈で

 す。この盤には収められてないけど、死ぬまでに聞けるかなあ。

  今になって振り返れば、実に沢山の勉強をさせてもらった「夢で逢いまし

 ょう」のお話でした。

  さて今朝の特別付録は、以下の隠し場所です。どうぞお楽しみ下さい。

http://firestorage.jp/download/21184a53358ef2373ee3b0abe6fe319dadf15eb3

  ダウンロード・パスワードは、4n3570vvです。

  今朝もちょうど時間となりました。

 こちらは、http://osamusawada.com/category/mornin-blues-by-isaowashizu/

 「幻」モーニン・ブルーズ、鷲巣功でした。来週も首都圏で9人のあなただけに。

   そして全国で9500万人のあなたにも、アサー。

♪♪ Twitter “#blues761″の閲覧はコチラ♪♪

深夜の生放送、復活!

AWESOME BEATS & MORNIN’ BLUES

2019年7月5日金曜日24時~翌朝5時。
出演:澤田修・鷲巣功
中央エフエムの大きい方のスタジオから、当然、生放送!
リクエスト、ご質問、ご要望などは、 Voice@fm840.jp まで。
※件名に「ABMB リクエスト」などと書いていただけますと幸いです。

久々の生放送、ご期待ください!!

※アプリ”Listen Radio”から日本全国どちらからでもお聴きいただけます。

    • リスタタタ
    • 2019 6/15 3:43am

    言ってるそばから
    アサーに降ってきましたね☂︎*̣̩⋆̩*ザーザー
    今日は土砂降りかな?
    自転車で出かけられません。

    • 黒猫
    • 2019 6/15 12:27pm

    お久しぶりです。黒猫です。
    毎週ありがとうございます。
    土曜日にメールを受け取るのを楽しみにしています。
    少し前に、Google chromecastを買って余り使っていなかったのですが、
    ダウンロードしたファイルをテレビで再生できることに気づいて、最近は
    テレビで音を聴きながら、タブレットでメール本文を読んでいます。
    リー・スクラッチ・ペリーの「田舎家」ですが、先日の安部首相がトランプ大統領と
    行った炉端焼き屋だと思います。

    • 還暦タクシードライバー
    • 2019 6/15 8:35pm

    凄いなぁ、防衛庁の向かいの稲川興行のビルの隣、こんな表現この放送でしか聞けない❗若いころ六本木や赤坂にパチンコ屋ができるなんて想像出来なかった、このころ、この界わいにいた素敵な大人達はどこへ行ってしまったのか?本当だ今のうちに会いたい人に会いに行こう、良い音楽をいっぱい聞こう❗

    • ばかっちょ
    • 2019 6/16 6:57pm

    ”それはスポットライトではない”  のオリジナルを初めて聴きました。もう一生聴かない、聴くことができないかもしれません。

    • ヴェンテン
    • 2019 6/17 2:33am

    河村要助さんのいろいろありがとうございました。あれだけの芸術家がそんな孤独の中で亡くなられたなんて、また、絵筆も執れない闘病が20年も続いていたなんて。業界の大先輩として輝いていた方だけにショックではありました。サルーサに操を立てるとてほかの音源を捨てるとは。また、行方不明の原画というのも永遠の謎ですね。選んでくださったボー・ディドリーを聴きながら偲びます。人生は短い、だがゲージツは永遠だッ。

  1. いつもありがとうございます。河村要助さま…(時差)

    • 木曜日のグリ子
    • 2019 6/20 9:06pm

    仕事から帰ってそば粉のクレープを焼いてお燗酒。
    生姜を入れたねぎ味噌をはさんで今週の幻を聴いています。
    7月5日の生放送。
    リクエストを何にしようか考えています。
    この時間がとっても好き。
    大切な人に送るプレゼントを考える時と同じなんですよ。
    決まったら送ります。

    • フェス ロンゲ
    • 2019 6/21 9:58pm

    乃木坂 )) ラーメン屋 (( 六本木 

    20代のころ青山墓地の近くの事務所に努めていましたので
    ちょっとした買い物やお昼ご飯でよく六本木まで歩いてました。
    喫茶店のウエスト、結婚式場のレストラン、ラーメン屋の赤いドラム缶、深夜のミントバー、2階の焼き肉屋さん、交差点のそば屋さん、六本木食堂、加藤和彦さんの姿が見えたスタジオ、タイカレーのバンコック。
    あんな広い場所に居座ってた地球防衛軍はいったい何処へ?
    今どこで何をしてるんですかね?
    左も右もずいぶん変わってしまいましたが、また歩いてみたいな。

    【河村要介さんのこと】
    まだ自分が高校生だったころ、河村さんがご自宅の仕事場で撮られた写真を
    雑誌で見た事がありました。
    後ろの本棚には陶器の頭が水色の福助がおじぎしていて、その前に立ってる河村さんはラフなTシャツにベージュ色のコーディロイジーンズ。
    でも足元は真っ赤な靴下。
    喜納昌吉&チャンプルーズのアルバムジャケットの原画はデビットバーンが
    持ってるって前に何かで読んだような気がします。
    ジャケット背景の赤は河村さんの靴下の赤と同じです。

    明日の放送を楽しみにしています。

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