【幻】モーニン・ブルーズ 2020/04/18

mb200418

TM. Walikin’ Blues「アサー」入り / Paul Butterfield Blues Band

-R.Johnson-  Rhino 8122 798434 0

N  おはようございます、ワツシイサヲです。「幻」モーニン・ブルーズ2020年4月18日

 です。

  皆さん、ご用とお急ぎ以外は外に出ていませんね。根拠のない「2週間」の

 半分が過ぎましたが、状況は逆に悪化しています。今度は「全国に緊急事態

 宣言」だって。こういうのは段々と緩んでくる筈なのに、今この国では徐々

 に厳しくなって来ています。これで非常事態に国民の抵抗感が風化し始めた

 頃に「戒厳令」とか「憲法改悪」が振り出されるのではないでしょうか。要

 注意ですよ。

  アベはね当初、コロナ禍に対して台風みたいな認識だったんですよ。じきに過

 ぎる筈だ、後で取り繕う対策を立てればいいだろう、「そのうち何とかなる」

 ってね。ハナ肇じゃないんだから、そうは行きません。この認識の甘さ。アメリカ

 合衆国の機嫌ばっかり伺って、自国民を護る事を疎かにした。愚かな嫁と自

 宅内別居のようですが、自分は絶対安全地帯にいてね。大統領のお気に入り、

 トラムペットの名に相応しい。

  まずは「幻」今朝も始めましょう。たくさんのお祝いを頂きました、わた

 しの今年の誕生日、どうも有難うございます。2020年はここからようやく始

 まりました。

  ではそのお返しに貴重な「おいしい水」をどうぞ。

  セルジオ・メンデス &  ブラジル「66」です。

M01.おいしい水(2’28”)セルジオ・メンデス & ブラジル66

-Jobim, Moraes, Gimbel-  A&M / ユニバーサル UICY 3701  

N  「おいしい水」、セルジオ・メンデス & ブラジル66でした。今週戒厳令下の小さな

 町で友達と会ってまして、そこで閃いた選曲です。先週「郊外のバーがとても

 混んでいる」という噂を聞きまして、その現場確認もあって出かけたんです

 よ。確かにお客さん入ってましたね。その商店街の中で開いていたのは、こ

 こと反社会的焼き鳥屋だけだったせいもあるでしょう。19時過ぎてもお酒出

 してくれました。お客さんたちは、みんなヤケになってる感がしないでもない

 状況、もちろん小さな場所ですから密閉空間で人との間隔も密、遅くなって

 も人が集まって来て、濃度の高いサンミツでした。

  その時に年齢の話になって、「ブラジル66」が出て来たのです。この歳ですと 

 仲間たちにはみな孫がいます。ツイターでポークパイさんがわたしの息子がラジオの仕

 事をしているのか、という投稿を頂きましたが、幸か不幸かわたしに息子は

 いませんので、どなたか別の方ではないでしょうか。「鷲巣」自体が珍しいの

 で、お間違えでしょうか。

  そういえばこの間、初めての人に名刺を出したら「鷲巣 力」という人の著

 した書籍を出されて驚きました。「ツトム」と読むそうで、本郷のT大を出られ

 た立派なお方です。残念ながらわたしのケールイではありません。

  「鷲巣」と書く苗字の画数が多いので、名前を簡単にする親御さんは多か

 ったみたいです。わたしの「功」もその一例です。学校でテストの時に計算問題

 や書き取りに一問でも多く答えられるように、という配慮だったとか。わた

 しの場合には全く功を奏しなかったですね。

  さてセルジオ・メンデスのブラジル66、その前に「65」というのがあったようです。

 どちらかと言えばジャズ寄りの、生演奏の実演楽団でした。それを録音主体の

 ポップ・グループに変身させたのが「66」。ハーブ・Aルパートとジェリー・Mオスのインデ

 ィペンデント・レイベルA&Mで世界的なヒット曲を出し始めます。その後「77」まで

 進んで、ブラジル名はなくなりました。今だったらセルジオ・メンデス & ブラジル2020

 でしょうか。新装なった国立の開会式で大見得を切りたかった宰相が拘り、

 虚しく延期の憂き目を見た東京五輪の年号じゃ縁起悪いかな。

  さて、この「おいしい水」は「66」の第1作LP『マシュ・ケナーダ』に入ってい

 ます。まだこの頃はブラジルのサムバやボッサノーヴァ曲を分かり易く編曲したものが

 リパトゥワの殆どでした。ちなみに今の「おいしい水」、作者はアントニオ・カルロス・ジョ

 ビムです。

  では『マシュ・ケナーダ』アルバムからもう一曲、これもブラジルの歌です。

  「オ・パト〜ガチョウのサンバ」。

M02.オ・パト(ガチョウのサンバ)(1’58”)セルジオ・メンデス & ブラジル66  

-Silva, Teixeira-   A&M / ユニバーサル UICY 3701

M03.Los Twangueros(4’40”)Ry Cooder

-M.Gallban-  Nonesuch / Perro 79691-2  

N  中南米音楽が続きます。クーバはハバナで録音制作されたライ・クーダーの『マムボ・ 

 シヌエンド』から「ロス・トゥワングェロス」でした。非常に抽象的な表現ながら、段々と

 リズムの太い骨格が浮き上がって来るのが気持ちいいですね。力強い。

   この『マムボ・死ぬエンド』は、近所のライヴハウスに出かけた時に入れ替えの時間

 に流れていたのを耳にして非常に惹かれまして、その帰りに買って帰った盤

 です。わたしにとっては唯一の「通して聞いても最後まで欲求不満にならな

 い」ライ・クーダーのアルバムでした。別に彼のこと嫌いじゃないんだけどね。

  キャディラックの尾鰭が表ジャケットで、裏に写っているのは、杉並のグヤトーンが作っ

 た65年当時同社最高価格機種です。使われているのはここで2002年に初め

 て見ました。

  では『マムボ・死ぬエンド』からもう1曲聞きましょう。

  ペレス・プラードの書いた「パトリシア」。

M04.Patricia(3’29”)Ry Cooder

-P.Prado-  Nonesuch / Perro 79691-2  

M05.ホブ・アレク・サレル・ジャン(3’29”)バハグニ

-Vahagni-  アエラ  BG-5188

N  ライ・クーダーのアルバム、正式にはライ・クーダーとマヌエル・ガルバンのアルバム『マムボ・死ぬ

 エンド』から「パトリシア」でした。それに続けまして、2015年にバハグン・トゥルグテ

 ィアン改めバハグニの「ホブ・アレク・サレル・ジャン」です。このバハグニはアルメニア人でして、

 幼い頃からギターを弾き、運命のようにフラメンコに魂を奪われてスペインに渡り、音

 楽活動を続けて来ました。わたしには全く縁のない音楽家でしたが、なぜか

 1枚のCDが棚のそばにいつもあって、聞いていないのに何故か処分されずに

 ずっと見える所にありました。わたしはヨーロッパのプログレかなんかだろうと思

 っていたほどです。

  ある日の棚卸しの時に「まだある」と手に取りました。その作業中に何気

 なくプレイヤに乗っけて回したところ、想像していたのとは全く違う音楽が流れ

 出しまして、「あれえ」と改めて聞き直した次第です。アルバム名は『イマジーンド・

 フリクエンシーズ』。日本でも発売されています。バハグニはガット弦のギターを全編で弾

 き、音楽を引っ張って行きます。

  この『イマジーンド・フリクエンシーズ』は、アルメニア、スペインに今も伝わる豊かな音楽文

 化を下敷きに、世界の第一線で活躍するバハグニならではの叡智を注ぎ込んだ

 力作でした。今の「ホブ・アレク・サレル・ジャン」ではアフリカ系スペイン人の女声歌手コンチ

 ャス・ブイカを前面で唄わせ、オーヴァ・ダビングを重ねて、とても印象的な空間を

 創りあげています。如何でしたか。

  ではバハグニのアルバム、『イマジーンド・フリクエンシーズ』から、フラメンコ調のこれも意欲

 作ですね、「スケッチーズ・オヴ・ダリ」。あの画家、奇才ダリを主題にしています。

M06.スケッチズ・オヴ・ダリ(4’32”)バハグニ

-Vahagni-  アエラ  BG-5188

M07.再会(5’27”)徳永兄弟

-unknown-  Pヴァイン PCD-25287  

N  バハグニの「スケッチーズ・オヴ・ダリ」、アルバム『イマジーンド・フリクエンシーズ』からでした。

 その後は、以前もお届けしました、我が国の徳永兄弟というフラメンコ・ギター二重 

 奏で「再会」、最新作からです。こちらは機材や技術を重用せずに、かなり生、

 一種禁欲的な録音です。それでも一曲の中で微妙に変化するギターの音色が鮮

 やかです。曲調への理解が出来た上での技なんですね。

  「鬼平犯科帳」のジプシー・キングズは見事な当たりでしたが、フラメンコを始めスペ

 イン方面の音楽は日本人の大好きな異国情緒を漂わせていますから、安易な試

 みはすぐ底を突いてしまいます。そこを踏みとどまらせるのが、この音楽の

 強固な精神性ではないでしょうか。演奏技術の粋を極めるような高い緊張感

 のある高度な技術を支えているのは、ひとつにはキリスト教の厚い信仰心ではな

 いか、そんな気もします。まあその実態はわたし自身も全く知りませんけれ

 ども。

  その頂点に居たのがパコ・デ・ルシアでしょう。半ば求道家のような音楽に対

 する姿勢は俗世の演奏家の及ぶところではなく、ジョン・マクラフリン、アル・ディメオラ

 と組んだ「スーパー・ギター・トリオ」でも断突の存在でした。顔つきがまず違った

 ね。既に亡くなって6年が経っていますが、今年になってふと思い立ち、彼

 の作品を手に入れました。今なら彼がマーキュリーに残した10枚の作品が安価で手

 に入ります。

  その中から、わたしも発表された同時代に聞いていた『シロッコ』から、

  先ずは「カーナ・デ・アズカール」を聞いてみましょう。

M08.Cana De Azucar(rumba)(4’21”)Paco De Lucia  

-P.D. Lucia- Universal Spain 06007 5379799

N  1987年発表のアルバム『シロッコ』から「カーナ・デ・アズカール」、パコ・デ・ルシアでし

 た。これには「さとうきびのルムバ」という邦題がつけられていたそうです。

  フラメンコと言いますと、もはや定型しか存在しない進化を止めた音楽、という

 ような印象がありますが、今でも現場では常に新進気鋭の演奏家が新しい表

 現で更新をし続けているようです。先ほどのバハグニもそのひとりでしょう。

 パコ・デ・ルシアの『シロッコ』は、現代フラメンコ・ギターの方向を決めた作品なんだそう

 です。確かに「砂漠の熱風」を意味する表題名からしてカッコよかったですね。

  ただ発表当時聞いた印象は、正直それほどのものではありませんでした。

 もちろん若きワツシイサヲですからフラメンコの奥義など知る由もなかったのも事実で

 すが、それまで感じていた、近づくと身を切られるような才気走った緊張感

 が、それほど伝わって来ませんでした。今聞いてみますと、それはパコの成熟

 だと分かります。今の「さとうきびのルムバ」でも、充分に燃焼していました。

  さてせっかく手に入れたLP10枚分のパコ・デ・ルシアです。これから機会を

 見つけて紹介して行きましょう。

  今朝は1972年の『エル・ドゥエンデ・フラメンコ・デ・パコ・デ・ルシア 〜フラメンコの聖 

 霊パコ・デ・ルシア』から、

  まず「パルカシオーン・フラメンカ」。なお和文読みはわたしがスペイン語を想像して付け

 ているものですから、正規の発音とはだいぶ異なっている筈です。お気を付

 け下さい。以下同じ。

M09.Percusion Flanmenca(3’42”)Paco De Lucia  

-Zapateado-  Universal Spain 06007 5379791  

N  『エル・ドゥエンデ・フラメンコ・デ・パコ・デ・ルシア 〜フラメンコの聖霊パコ・デ・ルシア』

 から「パルカシオーン・フラメンカ」でした。わたしの推測ですけれど、たぶんここでレコ

 ード会社はフラメンコ調の器楽曲ヒットを画策したんじゃないでしょうか。パコのフラメンコ

 芸の質には問題がありません。ただそれだけではレコードは売れない。「そうだ、

 分かり易い楽曲に甘美な弦を乗っけて仕上げよう」、誰でも安易に思いつく平

 凡な企画案です。今の「パルカシオーン・フラメンカ」はその標的にされた感じが残って

 います。たぶん後からの多重録音であろう弦のアレンヂがなんとも覚束ない出来

 でした。が、メイジャー・レイベルからの第一弾LPの冒頭を飾るにはなんとかの体

 裁が保たれていました。

  次は弦の重ね録音がありません。

  「クアンド・カーニャ・エル・ガーロ」。  

M10.Cuando Canya El Gallo(4’58”)Paco De Lucia 

-Solea-  Universal Spain 06007 5379791

N  「クアンド・カーニャ・エル・ガーロ」、1972年発表の『エル・ドゥエンデ・フラメンコ・デ・

 パコ・デ・ルシア 〜フラメンコの聖霊パコ・デ・ルシア』からでした。なんとも不可解な

 フェイド・アウトですね。パコの録音はこのような形で終わっている事がほとんどで、

 聞いている方としては、毎度の事とは言え、どうにもこうにもやり切れなく

 なります。

  それは何故か。想像しますに、パコの実演は神への祈りと同じで、そのつど

 天から霊感を貰ってギターが鳴り始めるようなものなのでしょう。ですから、

 ドイツで形を整えたクラシック音楽のように、これを繰り返してここで終わる、とい

 うような事前の決め事が存在しないのではないか、と考えます。またパコは譜

 面が全くダメだったようですから、その上で「コーダをここから」なんて指示は

 通用しません。だから毎回放っておくと霊感が去って行くまでずっと弾き続

 けたのではないでしょうか。今の「クアンド・カーニャ・エル・ガーロ」は絶対に終わり

 まで行っていない。先の「パルカシオーン・フラメンカ」がちゃんと終わったのは一攫千

 金を企むマーキュリー・レコード側が「これだけはちゃんと終わってね。あとで弦を乗

 っける都合があるし、社運もかかってんだから」と念を押してから弾かせた

 のでしょう。

  次も終わらないうちにフェイド・アウトされています。しかし中間部では降りて

 来た霊感が調子に乗ってパコを煽り、それに踊らせれて弾きまくる超自然現象

 が記録されています。規則性のない拍感覚が素晴らしい世界を拡げて行きま

 す。

  「プンタ・デル・ファーロ」。

M11.Punta Del Faro(3’59”)Paco De Lucia 

-Bulerias-   Universal Spain 06007 5379791     

M12.あいや節(5’00”))やのとあがつま 

-trd.-   ビクター VICL-65280   

N  「プンタ・デル・ファーロ」『エル・ドゥエンデ・フラメンコ・ドゥ・パコ・デ・ルシア 〜フラメンコの 

 聖霊パコ・デ・ルシア』からでした。同じく禁欲的な響きは、矢野顕子の最新作

 『遊星と蝶々』から「あいや節」です。とても面白い造りですね。特に中間

 部の機械のリズムが入って来るところから、俄然カッコよくなります。いいですね。

  橋本弥生が締め太鼓、 白戸琴奈が謳い節. 深澤秀行のリズム・プログラム、矢野

 顕子はシンセサイザと声、上妻宏光が三味線でした。

  では上妻宏光のソロ新作から同じく「あいや節」です。こちらには「津軽」

  と付いています。上妻宏光ひとりの三味線演奏でどうぞ。

M13.津軽あいや節(5’00”)上妻宏光 

-trd.-   コロムビア  COCB 54296

 N  「津軽あいや節」、上妻宏光の三味線演奏でした。この「あいや節」という

 のは日本全国にあった歌のようです。内燃機関や電気という動力を持たなか

 った日本でも風を使った帆船による海洋交易は盛んで、明治以前、港町は大

 いに繁栄していました。「あいや節」も大元は南の方らしいのですが、それら

 の商船で各地に伝播したようです。津軽はそれをオリヂナルとして昇華させたの

 です。大したものですね。

  さてここまで 2種類の「あいや節」、非常にアカデミックな響きでした。古い伝

 統を持つ文化が徐々に有り難くなって行く流れは、世の中の必須です。ただ

 いわゆる民間伝承芸能の類いは、庶民に親しまれていた時代はもっと平易で 

 分かり易く俗っぽかったのではないか、これがわたしの持論でもあります。

 上手な人は何人も居たでしょうけれど、ここまで鋭くは磨かれていなかった

 と考えるのです。次はその証明ともなります昭和32年、1957年の録音で「津

 軽あいや節」をお聞き下さい。

   佐藤りつの謳い節、三味線伴奏は高橋竹山です。

M14.津軽あいや節(3’22”)佐藤りつ

-trd.-   華宙舎 / オフノート OK-6  

M15.No Judgement(2’56”)Niall Horan

-N.Horan, J.Bunetta,J.Ryan, T.Jeeso jr.,A.Izquler- Capital 00602508663642

N  「幻」コンテムポラリー・サイドです。先週買って来たナイル・ホーランの『ハートブレイク・ウェザ

 ー』からシングルに切られているかは不明ですが、アルバムの中で一番秀逸な「ノー・

 ジャヂメント」でした。もうシングル盤なんてないのか、楽曲の単位はあってもね。

  コンテムポラリー・サイドで続けましょう。次はヘイゼル・イングリッシュで「ファイヴ・アンド・

 ダイム」、とても素直なところが気に入りました。これがデビュー作とはね。「郷

 愁を掻き立てられる黄昏色のメランコリック・チューン」だって。わたしはそこまでは言

 いません。

M16.ファイヴ・アンド・ダイム(2’56”)ヘイゼル・イングリッシュ

-unknown-  Pヴァイン PCD-22424

N  さて先週お届けした『レヴィ・レヴィ』です。アンゴラ、モザンビーク、カーボベルデ、島

 国サントメ・プリンシペ、そしてギニアビサウ、さらにはギニアを加えた、アフリカ大陸西海岸

 南部のポルトガル語公用語アフリカ諸国、PALOP六国1970年代から80年代のダンス

 音楽を集めたコムピ盤ですね。細かく分類をすれば、それぞれに固有の呼び名

 があり、厳密には違いもありますが、大まかに括ってしまえばリンガラ、ルムバ・

 ロックの形になっています。これは踏襲しているというよりも、自然にこうなっ

 た、と強く感じさせるもので、何か必然性があるように思えてなりません。

  通常こういう踊りの音楽は長時間演奏が基本ですが、次に聞いて頂くオス・

 ウンツエスの「ピクイナ、ピクイナ」は1分50秒という短さです。これでシングルを買った

 人たちは納得出来たのでしょうかね。かなりの枚数が売れたそうですから、

 ひょっとして、その短さでエアプレイを稼いだのかも知れません。聞いていると、 

 そんなに短くは感じませんが、皆さんは如何でしょう。ではどうぞ。

M17. Piquina Piquina(1’50”)Os Untues

-unknown-  アオラ BNSCD 5519

N  「ピクイナ、ピクイナ」、オス・ウンツエスでした。では西中央アフリカのレア・グルーヴ・コムピ

 盤『レヴィ・レヴィ』からもう1曲、今度はサム・アリヤリンホ・・・というのかなあ、

 ハイチのズーク音楽的な要素も感じられますね。大西洋に浮かぶ島国サントメ・プリンシペ

 の音楽の最もオーソドクスな形を伝承している、と言えるかも知れません。

  「ムコンヴェタ・デード」。

M18.M’konveta Dedo(4’19”)Sum Alvarinho    

-unknown-  アオラ BNSCD 5519

N  さて先週最後の方で三島由紀夫の小説「音楽」について言及したところ、ヴ

 ェンテンさんが、「中学生の時に読んで勉強した」と投稿してくれました。わたし

 は休館に入る直前の図書館で借りて、2日間で読み通しました。非常に三島的

 な作品でした。ポルノ小説ではないので露骨な行為そのものの描写はありませ

 んが、主題は「性的絶頂感を求めて」です。これを中学生が読んで、あなた

 何か分かりましたか。わたしは自らの未熟若輩さを認識いたしました。やは

 り男は女に敵いません。今は同じ一冊に収録されていた「午後の曳航」を読

 んでいます。これもなあ・・・、感想は、また改めて。

  さて、毎年この時期にはキャロルの命日記念実況盤『1975.4.13』を思い出しま

 す。4日の時点でハリギョウさんからもリクエストを頂いておりました。コロナボケでしょ

 うか、つい受け流してしまいました。失礼。今朝はあのライヴのわたしが一番

 好きな中間部分から3曲続けます。見事なくらい間違いだらけの生演奏です。

 でもその場で興奮していた21歳のワツシイサヲは何も気づきませんでした。特に

 「やりきれない気持ち」が酷いですね。これ実演ではキイを1度上げているん

 ですが、それが災いしてるのかなあ。でも破綻には至っていません。若者の

 精気溢れる素晴らしい音楽です。流石です。

  音楽好きの仲間4人と行った春の日比谷野音。新宿シンナー党の、派手なプリント

 のズボンを履いたアンチャンがラリって舞台に上がってね、「新宿の奴ぁいねえか」な

 んて呼びかけて喝采を受けてたのを覚えています。気がつくと、わたしは一

 番前に居て、ジェイムズ藤木から「退がれってんだよ」と蹴っ飛ばされながら懸

 命にキャロルを浴びてました。途中から雨でね。それも何故か良かった。思い出

 します。

  ではお聞き下さい。

  「涙のテディ・ボーイ」 

  「やりきれない気持ち」

  そして

  「変わり得ぬ愛」。

M19.涙のテディ・ボーイ(3’00”)キャロル   

-E.Yazawa- フォノグラム PHCL-3031

M20.やりきれない気持ち((3’00”)キャロル

-Y.Ohkura, E.Yazawa- フォノグラム PHCL-3031 

M21.変わり得ぬ愛(3’35”)キャロル

-Y.Ohkura, E.Yazawa- フォノグラム PHCL-3031 

TM Born In Chicago 「アサー入り / Paul Butterfield Blues Band

-N.Gravenites-  Rhino 8122 798434 0

N  パチンコ店をまず最初に閉めさせなきゃダメだよね、「自粛要請」じゃなくって。

 平和安全ボケしていたこの国の民の社会意識が問われています。とにかく1日

 も早く元に戻そう。音楽に関わっている人たち、狭い密室練習は出来ません

 でしょうが、この自宅待機期間中に新しい、いい歌をたくさん作って下さい。

 そして災いが晴れた暁に、ガンガン発表して下さい。わたしたちは「乾杯」で

 お迎えいたします。約束だよ。

  今朝の特別付録は、以下の隠し場所です。どうぞお楽しみ下さい。

https://firestorage.jp/download/fc8b2f35391357cf2d38471cf99ef7805b061d14

  ダウンロード・パスワードは、gy3veshcです。

  今朝もちょうど時間となりました。

 こちらは、http://osamusawada.com/category/mornin-blues-by-isaowashizu/

 「幻」モーニン・ブルーズ、鷲巣功でした。来週も首都圏で9人のあなただけに。

   そして全国で9500万人のあなたにも、アサー。

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    • 遅れたリス子
    • 2020 4/18 3:30am

    出ちゃイケないってんでこもってたらウッカリ16日過ぎちゃってヤレヤレと17日に提出したら軽く窘められましたよ。何で昨日までに来なかったんだって。確定申告。

    19日には区長選挙の投票にも出て来いって。
    どー思う?

    10まんえんやるからやることはやれって。

    • ハギリョウロケンロー
    • 2020 4/18 6:42am

    ジョニーも喜んでるアサーッ
    当時の貴重なエピソードも感謝ッ!

    • 日曜日のグリ子
    • 2020 4/19 6:28pm

    2曲目のライクーダーはスポイルっていうジャズバンドを思い出します。
    80年代の日本のバンドでスネークマンにも入ってたかな?
    赤坂のニューラテンクオーターなフェイクな楽団。

    鷲巣さん今週も幻ありがとう。

    ゆっくりチリのワインとアーモンド。
    後でパセリの天ぷらとクラムチャウダーです。

    • たべるトンちゃん
    • 2020 4/24 2:30pm

    こんにちは‼️健康上ハイリスクなトンは物凄いコロナ疲れです。
    通院も全て延期。ライとエンマヌエルのはうちにありますが、幻のラジオで聴くのも良いですね。
    ライがトゥンブクトゥのギターの人と作ったCD棚のどこかにあるがみつけられず。^_^
    もし、鷲巣さんお持ちでしたら、そこから何かリクエストします。
    皆さん、どうか安全に‼️
    鳥ちゃん、増村のからっ風野郎は何回もみましたが、三島は台詞棒読みで、若尾あやこでもっているえいがでした。三島由紀夫VS全共闘を映画館が封鎖される前にみる事ができた。これは良い映画でした。三島の意外な面をしりました。

    • フェスロンゲ
    • 2020 4/24 9:42pm

    私はまだ自宅待機を宣告されていませんので
    日々地下鉄で仕事にかよっています。
    リスクは高いかも知れませんが、無いよりいいしできることは楽しいです。
    洞察力と想像力を絞り出して毎日が戦いです。

    澤田さん鷲巣さんもがんばってください。
    京橋からの深夜の電波放送。
    待っています。

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