【幻】モーニン・ブルーズ 2020/06/27

mb200627

 

TM. Walikin’ Blues「アサー」入り / Paul Butterfield Blues Band

-R.Johnson-  Rhino 8122 798434 0

 

N  おはようございます、ワツシイサヲです。「幻」モーニン・ブルーズ2020年6月27日

を始めましょう。6月最後の土曜日です。早いですね・・・などと当たり前の

事は言いません。特に今年は、3、4、5、6月が無かった様なものですから、

当然でしょうか。

今朝は先週の最後にお聞きいただいた1曲の、ヒットした仕様からお届けしま

す。クラーレンス・カーター、1970年の録音です。

「パチーズ」。

 

M01.パッチズ(3’11”)クラレンス・カーター

-R.Dunbar, N.Johnson-   ワーナー WPCR-27570

 

N  クラーレンス・カーター、1970年の録音で「パチーズ」でした。

先週の最後にお届けしたジョージ・ジョーンズとB.B.キングの「パチーズ」、あれは

名盤『リズム・カントリー・アンド・ブルーズ』を締め括るに相応しい出来の録音でした

ね。B.B.はオリヂナルを基にほとんどを語りで通していました。彼は英語圏での

実演では「歌を唄う」というよりも、「物語を詠む」様に観客に話しかけて、

その合いの手的にルシールをつま弾く、こんな形で通していたそうです。日本の

様に言葉が通じないと、どうしても「歌を唄う」構成になってしまいますが、

さだまさし並みに喋りまくるそうです。香港のショウはいつもこの形だったらし

いです。あそこは元英国領で、英語が通じますから。断じて中共の一部では

ない。

さて、この歌「パチーズ」をシングルにして大ヒットさせたのがクラーレンス・カーターです。

1970年にR&B番付で2位という、彼の代表作ともなっています。ですが、

オリヂナルは、チェアメン・オヴ・ザ・ボードという4人組ヴォーカル・グループのLP収録曲

でした。デトロイトのモータウンを追い出された栄光のヒット製造3人組、ホランド、ドジャー、

ホランドが興した新しいレイベル「インヴィクタス / ホットワックス」からのデビュー盤に入って

ます。その時はシングルにもなってなかったようです。一方のクラーレンスはアルバム表

題曲にしています。制作担当のリック・ホールがどこかで聞いて、知っていたんで

しょうか。今お届けしたのがそのヒットした仕様です。ハマリ具合が大変よろしい

ようで、まるでクラーレンスのために書かれたような歌に仕上がってますね。。

ではヴォーカル・グループによる原仕様をお聞き下さい。

チェアメン・オヴ・ザ・ボードで「パチーズ」です。

 

M02.Patches(3’32”)Chairman Of The Board 

-R.Dunbar, N.Johnson- ウルトラヴァイヴCDSOL-5555

 

N 「パチーズ」、チェアメン・オヴ・ザ・ボードのオリヂナル仕様でした。

さて、先ほどLP『リズム・カントリー・アンド・ブルーズ』の話が出ました。わたし

も発売以来、何千回聞いたか分からないこの名盤に、先週新たな事実を発見

したのです。それはゴスペル歌手、マーティ・ステュアートの存在です。彼についてはこ

れまで全く知識がなく、一昨年ですか、ウイルスン・ピケットでおなじみの「キュウジュウ

キュウテンゴ」を唄っているアルバムを手に入れて以来の付き合いでした。8枚組の

DVDで手に入れたケン・バーンズのテレビ記録映像作品『カントリー・ミュージック』にはし

ばしば顔を出していたので、そこで妙な親近感を覚えたのも事実なんですが、

とにかくここまでは知らない唄い手の筈でした。それが、なんとこの『リズム・

カントリー・アンド・ブルーズ』に参加していたじゃ、アーリマセンカ。

ジョージ・ジョーンズとB.B.キングの「パチーズ」の前のトラックの「ザ・ウエイト」をステイ

プル・シンガーズと唄っていたんです。まずマーティ、次がメイヴィス、そしてローバックと

唄い継がれていました。ほんとうにわたしは何千回と何を聞いて来たんでし

ょうか。ダメだな、もっと神経を研ぎ澄まさなきゃ。反省です。

では改めてマーティ・ステュアートとザ・ステイプル・シンガーズでお聞き願いましょう。

「ザ・ウェイト」。

 

M03.ザ・ウェイト(3’37”)ザ・ステイプル・シンガーズ・アンド・マーティ・スチュアート

-J.R.Robertson-  MCA MVCM-466

 

M04.I Saw The Light(3’03”)Willie Nelson & Leon Russell

-H.Williams-  BSMF 7609

 

N  反省の「重荷」を感じながら、「もっと光を」と、「アイ・ソウ・ザ・ライト」でし

た。特徴的な声でお分かりでしょうが、唄っていたのはリオン・ラッセルとウイリー・ネル

スンです。1979年にふたりで作った『ウイリー・アンド・リオン』が再発売されます。

奇人リオン・ラッセルはずっとブルーズ、R&B、ゴスペルなどの黒人音楽信奉者だと思

い込んでいましたが、その絶頂期とも言える1973年に黒人女性と結婚したと

思ったら、その直後に発表したアルバムが、本名のハンク・ウイルスンを名乗ってカントリー

音楽を讃える作品だったので、大いに面食らいました。その頃はわたしもキョー

リョーな音楽好きでしたから、この動きが「転向」と映りましてそれ以来リオンか

ら意識的に遠ざかった程です。今なら何ともないのですがね。

さてこの『ウイリー・アンド・リオン』は、ウイリーが他の音楽家と組んでアルバム制作

の幅を広げ始めた頃の作品です。わたしがウイリーを聞くようになったのは、クリ

ス・クリストファスンとのアルバムからですが、その前がこれだったのですね。国内で出

てたのかなあ。

内容は前半がリオンとのデユーオ、後半はウイリーがひとりで唄ってリオンは裏方作業。

楽曲は今の「アイ・ソウ・ザ・ライト」他、有名なものばかりです。その中に面白い

歌がありました。聞いて下さい。

「ザ・ワイルド・サイド・オヴ・ライフ」。

 

M05.The Wild Side Of Life(3’16”) Willie Nelson & Leon Russell

-W.Warren, A.A.Carter-  BSMF 7609

 

N  リオン・ラッセルとウイリー・ネルスンで「ザ・ワイルド・サイド・オヴ・ライフ」でした。再発アルバ

ムの『ウイリー・アンド・リオン』からです。これを聞いていて「おや」と感じた人も

多いのではないでしょうか。よく知られた「神様が居酒屋の天使をお作りに

なったんじゃないのよ」と同じ旋律が出て来ます。興味が湧いて調べたら、

この「ザ・ワイルド・サイド・オヴ・ライフ」のアンサソングが「イト・ヲズント・ガッド・フー・

メイド・ホンキ・トンク・エインジェル」だったのですよ。これも新発見。世界は広い。

「ザ・ワイルド・サイド・オヴ・ライフ」は、妻帯者が遊びの相手に「神さんが居酒

屋の天使を作ったのを知らなかったんでね」と、逃げの口実を唄っているよ

うな内容です。1952年にハンク・トムプスンが発表して大ヒットになりました。それ応

える形で「そうじゃないの、イーカゲンな男たちが悪いのよ。神様が居酒屋の天

使をお作りになったんじゃないの、分かって」と戒める「イト・ヲズント・ガッド・

フー・メイド・ホンキ・トンク・エインジェル」が同じ年に出されて大ヒット、今ではこちらの

歌の方が有名になっています。

唄ったのはキティ・ウェルズでした。

「イト・ヲズント・ガッド・フー・メイド・ホンキ・トンク・エインジェル」。

M06.It Wasnt’t God Who Made Honky Tonk Agels(2’32”)Kitty Wells

-J.D.Miller-  Sony / Legacy  19075960422

 

M07.That Lucky Old Sun(2’44”) Willie Nelson & Leon Russell

-B.Smith,H.Gillespie-  BSMF 7609

 

N  リオン・ラッセルとウイリー・ネルスンで「ザット・ラッキー・オールド・サン」、こちらの「サン」は

太陽、お天道様ですね。「何の苦労もなくいつものんびり回ってるだけでいい

なあ」、天動説です。久保田麻琴が50年も前に唄っていました。

「アイ・ソウ・ザ・ライト」、「ザ・ワイルド・サイド・オヴ・ライフ」、「ザット・ラッキー・オールド・

サン」、以上有名な3曲をこのたび再発売されるアルバム『ウイリー・アンド・リオン』から

お届け致しました。

コロナ禍の影響で、しばらくレコード店に出向いてなかったのですが、先々週あ

たりから時折り町へ出た時などに覗いています。さぞや沢山の新譜が・・・

と、思っていましたが、圧倒的に少なかったですね。世界的に音楽製造物の

制作、生産は少なくなっています。経済活動全体が低調という事もあります

がもうひとつ、CD離れが大きいいのではないでしょうか。あるラジオ番組の

プレイリストを専門店に持って行って見て貰ったら、全てが配信ファイルで「CDはど

れも出てないね」との事でした。これはショックだったなあ。

そんな状況下でも、何か心に引っ掛かる新譜はある筈。そう信じて探しま

した。次にご紹介するブランディ・クラークという女性の『ヨ・ライフ・イズ・ア・レコード』

という、題名からして象徴的なアルバムは良かったですよ。通して聞いていて、

8番目から3曲が、特に良かった。続けて聞いてもらいましょう。

「バド・カー」、

「フー・ブローク・フーズ・ハート」、

そして「キャン・ウィ・ビ・ストレインジャ」。

 

M08.Bad Car(3’03”)Brandy Clark

-B.Clark, J.Saenz-  Warner 093624895688

 

M09.Who Broke Whose Heart(3’03”)Brandy Clark

-B.Clark, S.McAnally-  Warner 093624895688

 

M10.Can We Be Stranger(3’29”)Brandy Clark

-B.Clark, J.J.Dillon,C.Daniels-  Warner 093624895688

 

N  「バド・カー」、「フー・ブローク・フーズ・ハート」、「キャン・ウィ・ビ・ストレインジャ」、アルバム

『ヨ・ライフ・イズ・ア・レコード』からブランディ・クラークでした。ジャケットはこの女性が

皮ジャンにニット系素材のパンタロンという衣装で表に立っている写真です。これは内

側も含めてセット撮影ですね。ここまでで私ちょっとダメなんですが、その傍ら

に大型ジュークボクスが置いてある。それも70年代的な45回転ドーナツ盤用の物

です。

これを見て「何かあるかな」と聞いてみました。この手の女性音楽家達は、

わたし苦手なんですけれども、良かったな。別に目新しいところはないけれ

ど、妙に新鮮でした。今の3曲では、最後の「キャン・ウィ・ビ・ストレインジャ」が心

に残っています。繰り返しが迫って来ます。

 

もう貴方を求めたりしない、愛したりもしない

もちろん憎んだりも、気にかけたりもしない

恋人同士として始まったふたりの仲・・・

わたしたちもう一度、他人同士になれるかしら

 

結構せつないでしょ。「恨みっこなしで別れましょうね」と唄う「二人でお

酒を」を連想しました。あ、あまりに俗かな。ブランディ・クラークの『ヨ・ライフ・イズ・

ア・レコード』からでした。

さて、「パッケイヂ・ミーディアの死」を続けましょうか。ファイル配信というやり方

は、印刷物やレコード、CDなど複製量産に頼らなければならなかった領域の商

品にとって、これほど都合の良い事はありません。まず、印刷所やプレス工場

という生産設備、環境が必要なくなります。これは圧倒的に大きい。今まで

は、この社会資本を持ってるところが製造の最終判断を握っていたのです。

ましてアフリカや東南エイジアなどこれまでにその種の設備のなかった地域では、

今後もそんな設備を整える必然がないのです。パルプ、塩化ビニールやポリカーボネイ

トなどの材料もいらない。これによって在庫とも無縁になる。取り次ぎ、卸し

などの流通経路も不要です。最終的には小売店もなくなる。制作者と購買者

が直接繋がる、自分の心から地球全体へ表現の発信が出来るのです。権限を

持つ石頭の編集者やディレクタのご機嫌を伺わずに、自由に創造が出来る、夢の

ような状況でしょう。

でも自分だけの考え、判断で物事を進める怖さを、あなたは感じませんか。

もちろんこれまでの制度や行程が全て正しく機能していた、とは申しませ

んが、途中に他者との接触があってこそ、物事は磨かれるのです。タモリも言っ

てるでしょ、「接触のないところに快楽は生まれない」と。

「テレワーク」のお陰で「事務所や仕事場なんて要らないのではないか」、とい

う考え方が台頭して来ています。おっしゃる通りかも知れません。ただね、

無駄な必要「接触」は絶対にあって、それなしでは人類も終わり、とまでわ

たしは考えます。ひょっとしたらもう終わったのかも知れませんが。コロナ禍で

わたしは、こんな事も考えるに至りました。

これは以前お話ししたように、決して「元の『密』に戻せ」ではありませ

ん。ぜひここのところのビミョーな境界線をご理解下さい。お願い致します。

さて、新譜の紹介を続けましょう。今度はイギリス人のカントリー・デューオです。そ

う言えば、これまで不思議と出会わなかったですね、この手の人たち。そも

そもカントリー音楽自体の大元はイギリスから持ち込まれているのにね。一度聞いた

ところでは、やはり基本的にはナッシュヴィル・サウンドに憧れているような感じでし

た。録音もご当地ナッシュヴィルで行われています。

では2020年の下半期の始まりにふさわしく、

「ヌー・イヤー」、シャイルズ、ベン・アールとクリッシ・ライムズの男女二人組です。

 

M11.New Year(3’49”)The Shires

-B.Warle, K.Rae-  BMG 538565512

 

M12.Madison Blues(4’37”)Fleetwood Mac and Others 

-James, Tristan- Columbia 480527 2

 

N  「ヌー・イヤー」、シャイルズでした。アルバムは『グド・イヤー』という題名です。生ギタ

ーの音が良かったですね。

それに続けましたのはフリートウド・マクがシカーゴのチェス・ステューディオで現地ブルーズメン

とセッションしたアルバム『ブルーズ・ジャム・イン・シカーゴ』から、「マディスン・ブルーズ」で

した。70年に日本でCBSソニーから出ていた時は題名が『ブルーズ・ジャム・アット・

チェス』でしたけど、今はCDの2枚組で『ブルーズ・ジャム・イン・シカーゴ』です。

この「マディスン・ブルーズ」は、先週の60年代ゴーゴー・パーティの「マディスン」の

ところでお聞き頂きたかったのですが、盤が見つけられなくて今週になりま

した。これはオリヂナルがエルモ・ジェイムズ。今のは「エルモアの真似しか出来ない」と

某イギリス人に言われているフリートウド・マクのジェレミー・スペンサーが中心になってのセッシ

ョンでした。サクスフォンのJ.T.ブラウンは原仕様にも参加している男です。久しぶりの

録音で吹いたのでしょうか、ピッチ、テムポー共に若干ズレているような感がなき

にしもあらず、でしたね。

さて、今年の黄金週間明けの悲しいヌーズはリル・リチャードの訃報でした。一度

観たかったですね、あの狂ったロケンロール・ショウを。そんな気分を紛らわしてくれ

るのが、次にお届けする実況録音盤かも知れません。既に全盛期を過ぎてい

た1967年にエピック傘下のオーケイから発表した『リル・リチャード・グレイテスト・ヒッツ・リコ

ーデド・ライヴ』です。聞いた限りでは実況録音場所は、どうもイギリスのようで

すが、果たして・・・。

バンドは現地調達だと思います。この人の音楽はチャック・ベリー御大と同じく、

本人がいれば、あの形になってしまいますから、心配ありません。きっと白

人ばかりの若い聴衆を前にノリノリでアジテイション、そして始めるのは「ジェニ、ジェニ」、

鈴木やすしもモップスもマッツァオです。

 

M13.Jenny, Jenny(2’45”)リトル・リチャード

-R.Penniman-  BSMF 7610

 

N  凄いねえ、この人は。神様だね。無条件で全面的に降参するしかないなあ。

この実況録音盤は、オーケイから発表したスタジオ収録盤と一緒にCD1枚に編集さ

れて再発されます。本人がデビューの時に持っていた殺傷能力は衰えていませ

んが、全体の仕上がりはだいぶ穏やかです。それが何故か、はっきりとは分

析出来ないものの、「時代」が絡んでいるのは確かでしょう。

さてキョーヨー番組「幻」、次はクラシックです。まずはお聞き下さい。

 

M14.キューバ舞曲(1942/1952改訂)(7’12”)レナード・スラットキン指揮 デトロイト交響楽団

-Copland-  ナクソス・ジャパン 8.55 9758

 

N   レナード・スラットキン指揮デトロイト交響楽団で、アメリカ人作曲家のエアロン・コープランド「ク

ーバ舞曲」でした。「まるで荒馬を易々と乗りこなすカウボーイの如く。これぞま

さしく『真のアメリカ音楽』です」と解説にありますが、これは同じ盤に収めら

れている「ロディオ」と題された別の交響曲の事でしょう。

この春に、以前から聞いていたNHK第一放送の朝の番組がそっくり入れ

替わってしまって、あまりわたしの感覚と合わないので、その時間帯はfm放

送を聞いています。クラシック音楽が多くて、ほとんど知らないものばかり。もち

ろんピンと来ない時もありますが、キョーヨーのためにと聞いていたら出会ったの

が、今の「クーバ舞曲」。

題名が成る程と感じられるモティーフを持っていました。カウベルが良かったです

ね。でも殆どの人たちが連想したのは、この歌ではないでしょうか。

 

M15.いい湯だな(3’30”)ザ・ドリフターズ

-R.Ei, T.Izumi-  東芝 TOCK-6352

 

N  ご存知ドリフターズの「いい湯だな」、これは永六輔、いずみたくとボニー・ジャク

スが組んで作った「にほんの歌」連作で発表されたのが初出と記憶しています

が、テレビ番組「8時だよ、全員集合」の幕引き歌であっという間に有名になり

ました。

わたしは年代的にも感覚的にもクレイジーキャッツ派なのですが、ドリフのカヴァ曲に

は一目置いております。「ズンドコ節」、「ミヨちゃん」など、選編曲のアイディアが素

晴らしい。「いい湯だな」は、きっと担当者がコープランドを聞いて閃いたのでし

ょう。これは決して盗作ではありません。神様から貰った「霊感」です。幸

いにも原曲があまり知られていなかった事も影響していますが。

NHK-fm番組の解説者も司会者も放送中に、絶対に気づいていましたね。

日本で暮らしていてドリフの「いい湯だな」を知らない人間がいる訳ありませ

ん。でも会話では触れていませんでした。残念です、実に。決して堅苦しい

雰囲気の番組じゃなかったのに。ザ・ドリフターズ「いい湯だな」、でした。

さてここのところ続けてお送りしている抜き出しシングル盤、今週は正に決定

的なこの1枚です。どうぞ。

 

M16.ナイアガラ音頭(3’06”) 布谷文夫 with ナイアガラ社中

-E.Ohtaki- コロムビア / ナイアガラ LK-15-E

 

N  布谷文夫・ウィズ・ナイアガラ社中で「ナイアガラ音頭」でした。このドーナツ盤が「突

然」段ボールから出て来た時には震えました。今はCDで簡単に聞けますが、

アナログ、しかもシングル、さらには「SAMPLE」とジャケットに穴抜き入りです。

感激の余韻も収まらないままに聞きますと、大滝詠一がいかに「本気」で

この音頭の制作に取り組んでいたのが分かりました。それはB面の「ヴァージ

ョン」仕様を聞けば、更に克明にお分かり頂けるでしょう。

 

M17.あなたが唄うナイアガラ音頭(3’20”)布谷文夫 with ナイアガラ社中 

-E.Ohtaki-  コロムビア / ナイアガラ LK-15-E

 

M18.Pledging My Love(2’10”)Chubby Checker with Dee Dee Sharp

-Robey,Washington-  Not Now Music NOT2CD729

 

N  さて、恥ずかしいのを覚悟で「マッシュポテトを見つめて」を告白しましたところ、

身近な人間から「あれは『マッシュポテトを煮詰めて』ではないのか。みんなそう

信じてるぞ」と本気で尋ねられました。なるほど。しかしマッシュポテトは茹でる

料理ですから煮ちゃダメです。他のレシピもあるのかなあ。煮ジャガイモ、どんな

踊りでしょうか。

それはともかく、先週は集中的にお届けした事で、ペタシ66さんにはチャビー・

チェッカーの素晴らしさが伝わったようです。ワツシ、大変嬉しい。今の「プレッシング・

マイ・ラヴ」はディー・ディー・シャープとの二重唱です。唄い出しのハーモニーが絶妙です

ね。このトゥイスト男はどうしても軽快なノヴェルティ曲専門委員長と捉えられますが、

こんな繊細なヴォーカル表現力も持っていたんです。

先週お届けしたカリブ海のビートへの対応も見事でした。今朝はメキシコ・トゥイスト歌

謡曲を聞いて下さい。

「ラ・パロマ・トゥイスト」。

 

M19.La Paloma Twist(2’12”)Chubby Checker

-Mann-  Not Now Music NOT2CD729

 

M20.Mi Niro Curo(3’33”)Paco De Lucia

-P.D.Lucia-  Philips / Universal 06007 5379798 (set 06007 5379796)

 

N  西班牙関連で、パコ・デ・ルシアの「ミ・ニーロ」でした。わたしも発売時に聞いて

いた1987年のLP『シロッコ』からです。冒頭のごく当たり前の和音が鳴ると、

何故か安心出来ます。先週、今週とトゥイストに翻弄されてしまった感のあるパコ

もあと2枚のアルバムを残すだけとなりました。もうしばらくお付き合い願いま

す。

 

M21.スター・スパングルド・バナー〜パープル・ヘイズ(3’43”~4’43”)ジミ・ヘンドリクス

-J.Hendrix-  ユニバーサル / MCA  MVCZ-10042

 

TM Born In Chicago 「アサー」入り / Paul Butterfield Blues Bandravenites-  Rhino 8122 798434 0

 

N  ウドゥストークでのジミ・ヘンドリクスで「アメリカ国歌〜紫のけむり」でした。これが収め

られている『ライヴ・アット・ウッドストック』の解説で大鷹俊一が「アメリカの現実をギター

で串刺しにした」と書いているんです。カッコいいじゃないの、トシちゃん。正に

その通りですね。その「アメリカの現実」は、この演奏から51年経った今も変わ

っていないのかも知れません。

本当の事を言いますと、見難いカレンダのせいで、224回目のアメリカ合衆国独立

記念日を1週間間違えたのでした。来週ですね、7月4日は。今週は約束を

1 日間違えたりもしました。曜日や日付の感覚が狂ってるのでしょうか。

 

さて間違えられない生放送のお知らせです。ようやく決まりました。以下。

◆Awesome Beats & Mornin’ Blues深夜の生放送◆

日時:2020年7月31日(金曜) 24時~29時(8月1日午前0時~5時)

放送局:中央エフエム http://fm840.jp/

出演:澤田修&鷲巣功

 

今週はこの告知までです。どうぞお楽しみに。当日の名古屋の生放送、

修さん、大丈夫でしょうかね。寝過ごしたりして。

 

今朝の特別付録は、以下の隠し場所です。どうぞお楽しみ下さい。

https://firestorage.jp/download/b3260ac99636d49f2ce2958185c17927fbf16511

ダウンロード・パスワードは、zidjknnzです。

さて、ちょうど時間となりました。

こちらは、http://osamusawada.com/category/mornin-blues-by-isaowashizu/

「幻」モーニン・ブルーズ、鷲巣功でした。来週も首都圏で9人のあなただけに。

そして全国で9500万人のあなたにも、アサー。

♪♪ Twitter “#blues761″の閲覧はコチラ♪♪

OAした作品画像一覧のダウンロードはこちらからよろしくお願いいたします。

→ https://11.gigafile.nu/0726-d0a3cd48a874b20af69beb8c5b6b22923

 

 

    • 夜明けが段々遅くなってきた山奥
    • 2020 6/27 4:00am

    とうとう来ましたね!!
    【生】の【幻】(*´╰╯`๓)♬

    1ヶ月後にはもう少し世の中が落ち着いてるといいな~~

    • 週毎に巷の人出が気になる日曜日
    • 2020 6/27 2:13pm

    待っていました。
    とりあえずコロナビールは準備しておこう。
    料理とリクエストはゆっくり考えるとして
    なにより平穏な当日が来ることを。

    • フェスロンゲ
    • 2020 6/27 11:06pm

    澤田樣

    肉のイチムラに昨日行ってきました。
    建物の老朽化で明日ビルの解体が始まるようです。
    美味しいチキンステーキとハイボールをいただきました。

    https://twitter.com/nikushokuju1/status/1201884785888509952/photo/1

    お近くに来たら電話ください。
    すぐに行きますよ。
    あっ。それはないですね。

    • 日曜日のグリ子
    • 2020 6/28 11:54pm

    月夜に幻。
    素敵な選曲ありがとう。

    • ペタシ66
    • 2020 6/29 11:51pm

    今週も更新有難うございます。そのうち、General Johnson 小特集とか如何でしょうか?
    あと、どちらかというと私もマッシュポテトは見つめるほうに1票、生放送が楽しみです。

    • フェスロンゲ
    • 2020 7/3 9:33pm

    鷲巣さん澤田さん

    先日仕事場近くで主に中古レコードを扱う店に久しぶりに行きました。
    少しお店のご主人とお話しましたが、やはり海外への買付や注文は当分
    無理な状況が続くそうです。
    どこの店も自店の在庫と国内流通でしばらく、どうなるやらの市場のようです。

    今週はウイリーネルソンのラッキーオールドサン。
    高校生の時に久保田真琴さんので初めて聞いてその後は
    ポールウイリアムスでした。
    どの楽曲も自分の心に染みる名曲です。

    では明日の放送を楽しみにしております。

  1. トラックバックはまだありません。