【幻】モーニン・ブルーズ 2020/07/18

mb200718

 

TM. Walikin’ Blues「アサー」入り / Paul Butterfield Blues Band

-R.Johnson-  Rhino 8122 798434 0

 

N  おはようございます、ワツシイサヲです。「幻」モーニン・ブルーズ2020年7月18日

を始めましょう。先週は日付けが間違ってましたね。決まった作業に慣れて

来ると、こういう当たり前の部分を見落としてしまうのです。以前有名な雑

誌の発行年号が違っていた事があります。ただ、当事者以外にはあまり気づ

かれなかったみたいでしたがね。これからは注意します。失礼しました。

さて、以前2曲ほどお送りしたアルバム『コンゴ・リヴォルシオン』からまた聞いて下

さい。実は先々週からずっとこぼれてしまっている2曲です。今朝は早めに

お送りしておきます。

まず「ンゴンガ・エベチ・インディペンデンス」、そして「エムエヌシー・ユフルー」。どちらも

アフリカン・ジャーズという演奏集団です。

 

M01.Ngonga Ebeti Independence(2’48”)African Jazz

-unknown-  Soul Jazz Records  SJR CD437

 

M02.MNC Uhuru(2’57”)African Jazz

-unknown-  Soul Jazz Records  SJR CD437

 

N  「ンゴンガ・エベチ・インディペンデンス」、「エムエヌシー・ユフルー」、アフリカン・ジャーズの演奏で、

アルバム『コンゴ・リヴォルシオン』からお届け致しました。これはリンガラと言う種類の

音楽でしょうか。「それは中村とうようが作った言葉で、本来はみんなルムバ・

ロックと呼ぶよ」と昔フランス人に教えてもらった事があります。ただ「ルムバ」と言

う言葉も各方面で多用されておりまして、共に一筋縄では行きません。そも

そもコンゴ自体、コンゴ共和国とコンゴ民主共和国のふたつがあります。それも第

二次大戦前の支配国の爪痕です。アフリカ大陸の地図を見ますとやたらに長い直

線で国境が仕切られているでしょ。地形や民族で境界線はもっと複雑な筈で

す。ましてアフリカです。あんな事は絶対に有り得ません。酷い事するね、欧州

の白人は。

それとは無関係に音楽はお聞きのようにほのぼのとした情緒を感じさせて

くれます。これには言葉の響き、リズムが大きく影響していますね。80年代に

「リンガラ」が日本に紹介された時、速いテムポーの直線的なギター演奏が過剰に取

り沙汰された傾向がありますが、この種の暖かい雰囲気も得がたい「ルムバ・

ロック」なのです。

今の2曲は当然ダンス音楽でしょう。唄と演奏には本来踊りが付き物です。

現代のダンス音楽と言いますと・・・,

 

M03.ティージング・ミー・ソー・バッド(5’49”)ミスター・プレジデントfeat. サバ・エムジー

-unknown-  Pヴァイン  PCD-24968

 

M04.Ring My Bell(3’34”)Anita Ward

-F.Knight- Rhino / TK  R2 71003

 

N  「ティージング・ミー・ソー・バッド」、ミスター・プレジデント・フィーチュアリング・サバ・エムジー

でした。続けたのがアニタ・ワォード1979年の「リン・マイ・ベル」です。最新のダンス

音楽と並べても遜色ありませんでした。アクセントになっている当時の最新兵器シン

セサイザー・ドラムの音が唯一時代を忍ばせるでしょうか。テムポー、曲調、ビート感

どれも同じですね。この41年間人類は一体何をしていたんだ、とは申しませ

ん。ミスター・プレジデントのはかつてのレア・グルーヴを意識した作品なんだそうです。

さて今のアニタ・ワォード「リン・マイ・ベル」は、もちろんTKレコードの大ヒット曲。日

本ではその頃このレイベルの発売権がRVCからCBSソニーに移ってましたから、

ディスコを舞台に意地を賭けて売った1曲でもあります。当時のジョーシキでLP仕

様は文字通り「ロング・プレイ」の長尺で、7分ほどあったんじゃないでしょうか。

ただ繰り返しが長いだけなんですがね。当然A面の1曲めでした。

実は先週TKの音楽を紹介しようとして探したら、持っていたはずのコムピ

盤が見つからず、安価で見つけたので新たに取り寄せたのです。しかし、放

送前に到着しませんで、手持ちのバラ素材で構成しました。地味だったのはそ

のせいです。今週になって届いたので、続けてTKでお楽しみ頂きます。こ

ちらの方がA面的かも知れません。まずは「リン・マイ・ベル」、アニタ・ワォードでし

た。

さてこのマイアミの芸能娯楽大企業のレコード・レイベルはもちろん黒人中心の音楽

を企画制作販売してきましたが、白人の存在が割と大きいのです。尤も、成

功した黒人音楽レイベルは大抵白人が絡んでいます。チェス、アトランティック、スタクス、デュ

ーク / ピーコックなど皆そうです。モータウンくらいかな、黒人だけでやれたのは。この

TKはマイアミの芸能娯楽提供大企業ですから、当然マイアミの顔役的白人大物が経営

者として存在したのでしょうけれど、その素顔が表に出て来る事はなかった

ですね。

売り出した音楽家にも割と白人が多かったんです。KCとサンシャイン・バンドの

表方ふたり、ウエイン・ケイシーとリチャード・フィンチは白人でしたし、正体不明で世の中

をかき回したボビー・コールドウェルも、実はマンハタン生まれの白人だったのです。

もうひとりピーター・ブラウンと言う白人男がいまして、彼はR&Bを熟知してお

り、多重録音の技を使って何曲もヒットを飛ばしていました。

 

M05.Dance With Me(3’50”)Peter Brown

-P.Brown, Rans-  Rhino / TK  R2 71003

 

N   ピーター・ブラウン1978年の「ダンス・ウィズ・ミー」でした。彼の事はその昔テレビ

の番組で見た記憶があります。ギターのオーヴァ・ダブをしている様が撮られてい

て、「ブラウンさんは今録音中です」なんて日本語ナレーションが載ってました。ひょ

っとしたらマイアミ娯楽産業の記録だったのかも知れません。ちゃんと観てたら

良かったのにと悔しがっても、もう遅いのであります。

さて「ロック・ヨ・ベイビ」で自動リズム器を大胆に導入したTKでは、ここでも

アクセントとしてオート・リズムを効果的に使用して時代をリードしていました。

リトル・ビーヴァで「パーティ・ダウン その1」、

 

M06.Party Down -PT.1-(3’38”)Little Beaver  

-Hole-  Rhino / TK  R2 71003

 

N  リトル・ビーヴァで「パーティ・ダウン その1」でした。後半のスキャットを重ねたギター・

ソロが面白かったですね。彼は本来ギタリストで、とても沢山のセッションで弾いていま

す。このトラックは、ベイス奏者ジャコ・パストリアスのもっとも初期の録音としても知ら

れています。異才の片鱗は伺えましたでしょうか。

さてここまでTKではいわゆる大物、いわゆる全国的なスターは登場していま

せん。それ以前にマイアミ出身のサム・アンド・デイヴは世界的な存在になっていまし

たが、彼らはヌー・ヨークのアトランティックを経由してメムフィスのスタクスに預けられて成功し

たので、この町の音楽とは言えなかったですしね。

そこへ突然、帝王がやって来ました。ジェイムズ・ブラウンです。80年前後は彼

も新しい音を求めて、何種類かのスタジオやプロデューサーを試していました。その

ひとつが、ご当地マイアミでのセッションでした。既にヒップホップが台頭しつつあった時

代です。なんと「ラップ・ペイバック(全知全能のモーゼは何処に)」で鳴り物入りの

登場を果たしました。

 

M07.Rap Payback(Where Is Moses)(4’40”)James Brown

-Brown, Brown, Stallings-  Rhino / TK  R2 71003

 

M08.Sweet Woman Love(3’29”)Otis Clay

-unknown-  TK / Kayvette 5133

 

N  1980年の「ラップ・ペイバック」ジェイムズ・ブラウン、当時のシュガー・ヒル周辺とも、

もちろん今のスタイルとも違うラップ、変えようのないJ.B.スタイルが鮮やかでしたね。

続けたのはオーティス・クレイの「スウィート・ヲーマン・ラーヴ」。先週の「レット・ミー・イン」と

のカプリングで発売されています。正確な資料はありませんが、こちらがA面で

はないかと推測します。少なくともわたしなら、そうするでしょう。

共にTKからの発売とは言え、あまりマイアミ的でない音のR&Bをお届けしま

した。

さて、先週もったいぶって予告、ヒントとして3曲先行してお届けしたら、案

の定「ピン」と来た人がいたようです。ここからはその「オート・リズムと共にTK

が引っ張った楽器革命 その2」です。

 

M09.Fools Fall In Love(2’29”)The Drifters

-J.Leiber, M.Stoller- Warner 8122-73249-2

 

N  先週エルヴィス・プレズリでお届けした「フールズ・フォール・イン・ラーヴ」、今朝は元祖の

ザ・ドリフターズ・フィーチュアリング・ジョニー・ムーアでお届けしました。さて、先週のエルヴ

ィス・プレズリ仕様を思い出して下さい。しばらくはそれについてお話しします。

この歌は永遠のロケンロー・ソングライター・コムビ、ジェリー・リーバーとマイク・ストーラーの作品

です。ふたりは「ハウンド・ドグ」の作者でもあり、初期にはお抱え作詞作曲コム

ビといってもいい程に、エルヴィスへ楽曲を提供していました。たぶん気がツバチリ

に合ったんでしょう。そこを当時のマネイジャ、悪評高きパーカー大佐に嫉妬され、

追い出されてしまいます。それでもエルヴィスは彼らの書いた歌が好きだったら

しく、直接の関係がなくなってからもこの「フールズ・フォール・イン・ラーヴ」をカヴァ

しました。今のリード・シンガーはジョニー・ムーアですが、不世出のハイ・テナー、前任者

のクライド・マクファターを好きだった、というのも影響していたかも知れません。円

熟期を迎えつつあったエルヴィスの天才的な勘の良さが冴えた、中期の傑作とし

てよく知られた1曲です。

この間奏で使われていたのが、ギターのトーキング・マシーン。わたしの知る限りで

は、最も古い録音での使用がこの歌です。誰が弾いたんでしょう。ジェリー・リー

バーとマイク・ストーラーのふたりはこの吹き込みに立ち会っていないでしょうから、

誰のアイディアだったのですかね。

この楽器は音ほど複雑な構造ではありません。昔からありましたし、20年

ほど前には随分と安価に出回っていました。パイプを口に咥えて声を出して、

つまり唄って、それと同じ音程のフレイズをギターで弾けば、まるで楽器が喋って

いる様な効果が出せます。たくさんの変化する母音がある方が効果的だそう

です。エルヴィスの「フールズ・フォール・イン・ラーヴ」では何と唄っているのでしょうか

ね。

演奏時には大音量が口から入ってくるので、頭蓋骨が過剰に振動して脳味

噌がイカレて馬鹿になるという噂が絶えませんでした。実際上手に操る人間の殆

どはイカれてましたからね。更には咥えたパイプ周辺からヨダレが垂れるので見た

目もあまり良くなかった。クールでファンキーなジェフ・ベックはそんな事なくてカッコ良か

ったですけれども。今はディジタルのアプリケイションで似た効果が出せるので、パイプ

を咥える人はあまりいない様です。調布に上手いのがいる、という話を聞い

ていました。まだ会った事は無いのですが、録音は何度か聞いています。お

元気でしょうか。

この効果的ではあるけれど厄介なトーキング・マシーンを武器にしてディスコ界に殴り

込んだ勇猛果敢な演奏集団がマイアミのTKレコーズにいました。

 

M10.Get Off (3’34”)Foxy

-Diggs, Ledesma-   Rhino / TK  R2 71003

 

N  もう誰の記憶にもないでしょう、フォクシーというグループの1978年のヒット「ゲット・

オフ」です。プエルトリコ人でサルーサ界ではボンゴの巨匠だったティト・プエンティの息子がメム

バのひとりだという説が流れてまして、実情を何も知らないのに「そうか、

やっぱり」とみな納得していたのが面白かったですね。

テレビ番組の「ソウル・トレイン」で映像を見た事があります。あらゆる部分でソウル

音楽のマナーを無視した姿や態度にショーゲキを受けました。ひどく狭いバーのよう

なところでの実演実写で、上半身裸で踊るリード・ヴォーカルが、まるでミック・ジャガ

ー。印象的な「ヒュー、ヒュー、ヒュー、ヒュー、ヒュー、ヒュー、ヒュー、ヒュー、ヒュー」というフレイズ

はすぐにヨーロッパ産ディスコ曲にパクられて一般化しましたが、これが最初じゃな

かったでしょうか。肝心のトーキング・マシーンについては、よく見えなかったのが

正直なところです。

しかしながら、この「ゲット・オフ」のカオス状態を引っ張るのは、全体から繰り

出される圧倒的なビートとトーキング・マシーンで加工されたヴォーカルです。それほど派

手にフィーチュアされているわけではないのですが却ってそれが効果的で、「何だ、

これ」と思わすには絶好のミクスでした。全体に強く圧縮されたような過密な音

像も特徴的で、当時としてはいくらなんでも有り得ない響きでもあり、故に

保守的なこの国のラジオでは全く相手にされませんでしたが、全米R&B番付で

は堂々の1位を獲得しています。

このヒットの後、「イッシュ」という例のミック・ジャガーがソロを発表したりして、グルー

プの存在は定かではありませんでしたが、翌79年にも殆ど同じ歌、と言って

も過言ではない「ホット・ナムバ」というヒットも出しています。

 

M11.Hot Number(3’45”)Foxy

-Ledesma-  Rhino / TK  R2 71003

 

M12.ファンキー・バウンス(6’51”)ザップ 

-R.Troutman, L.Troutman-  ワーナー WPCP-3665

.

N  トーキング・マシーンと言えば必ず登場するのが、御大ロジャー・トラウトマン。1980年のシ

ョーゲキ的デビュー・アルバムから「ファンキー・バウンス」でした。いや恐ろしい程にクール。

これは確か、その頃まだ音楽の周りをウロついていた山名昇に「これ、ファンキーだ

よ」と教えられて、ウイナーズに買いに行ったのかな。家に帰って針を落とした

第一印象は文字通り「何だ、これ」でしたね。理解出来なかった。でもこの

クールさ、ファンキーさには針金縛られ状態でした。

実演でもパイプを咥えての「弾き語り」でしたね。舞台の上下(カミシモ)に置か

れた同型のシンセ、立てられたブームスタンドにはマイクロフォーンとビニール・パイプ、その前

に「Roger」と筆記体で綴られたネオン管装飾、圧倒的にカッコかったです。思い出

すなあ。

実際ロジャーはトーキング・マシーン遣いとしては世界一でしょう。彼が使っていたの

はギターではなく、主にコルグ、京王技研のシンセサイザーでしたね。ロジャーは地元の楽

器屋で売れ残っていたこのシンセサイザーに運命的な出逢いを感じて持ち帰り、こ

の奏法に辿り着いたそうですが、手なづけるにはだいぶ苦労したようで、毎

日「エイ」、「ビー」、「シー」と一音づつ覚え込ませたんだ、と嬉しそうに語ってい

たのが印象に残っています。先のフォクシーのヒットや、遡ればエルヴィスの「フールズ・フォ

ール・イン・ラーヴ」があったからこそ、この風変わりな音色も拒絶されなかった

のかも知れません。

フォクシーで閃いた「オート・リズムと共にTKが引っ張った革命楽器 その2」、如

何でしたでしょうか。実は先週の予告で「ピンと来た」人が次の楽曲を教えて

くれました。ピーター・フランプトン‘、1975年のヒット曲「ショー・ミー・ザ・ウェイ」です。

先週この企画を思いついた時、この歌は全く頭の中にありませんでした。

投稿を読んで「そうかあ、普通の人なら『トーキング・マシーン』は『ショー・ミー・ザ・

ウェイ』なんだ」と素直に納得しました。

ただ肝心の盤を持ってなかったので、南大井の図書館まで自転車で借りに

行きました。あの暑かった日曜日、汗みどろでになってね。察して下さい。

往復20Km余りなんですが、大変な道程でした。更には迷ってだいぶ遠回り

しました。以前は毎日この辺りまで自転車で通っていたのですが、方向感覚

も全く衰えていました。頼りないですね、人間は。あ、わたしだけですか。

借りたのは1,000円のベスト盤で、その1曲目に収められていました。実況

録音ですね。イントロからトーキング・マシーンが登場し、喝采を浴びています。

心してお聞き願います。

 

M13.ショー・ミー・ザ・ウェイ(3’34”)ピーター・フランプトン

-P.Frampton-  ユニバーサル / A&M  UICY-90427

 

M14.Screamin’ And Hollerin’ Blues(3’06”)Charley Patton  

-C.Patton-  サンビーニャ ・インポート WNSI-23267

 

N  トーキング・マシーンから全くのアクースティク演奏に変わります。チャーリー・パトゥンで「スクリー

ミン・アンド・ホラーリン・ブルーズ」、アルバム『ザ・ラフ・ガイドトゥ・ザ・ルーツ・オヴ・ザ・

ブルーズ』からでした。これは「ザ・ルーツ・オヴ」とあるように、ブルーズとして

はっきりと定型化する前の黒人歌曲が集められた、とても充実したコムピ盤で

す。異常といっていいくらいにどのトラックもいい音で、大音量にも充分耐えら

れます。

以前もお話ししました日暮康文著「ブルース百歌一望」を、今週やっと読破

しました。1曲毎の章立てなので読み重ねて行くのは比較的容易なのですが、

やはりわたしには相当に難解な内容です。例に挙げられている殆どの楽曲に

馴染みがないのも事実ですが、あの人はブルーズという音楽をこういう風に聞

いていたのか、という思いが新たになります。「北米社会と黒人」という主題

は太く流れていまして、その視点の確実さには揺るぎがありません。思いの

ほか音楽的な分析が随所に見られ、成る程と共感する事もしばしばありまし

た。まあいずれにせよ、わたしは何回も読み直して、ほんの少しが分かるよ

うになるのでしょう。生きているうちに出来るかな、という気もしています。

ちょうど同じ時期に手に入れた『ザ・ラフ・ガイドトゥ・ザ・ルーツ・オヴ・ザ・ブ

ルーズ』を聞いて、彼の時代、彼の地に思いを馳せる・・・そんな想いでもあ

ります。

ではその初心者向け案内盤から、ブラインド・ウイリー・ジョンスンです。

「マザーズ・チルドレン・ハヴ・ア・ハード・タイムズ」。

 

M15.Mother’s Children Have A Hard Time(3’22”)Blind Willie Johnson  

-trd.-  サンビーニャ ・インポート WNSI-23267

 

N  初めから続く乱暴な節回しとは対照的に、終了部の驚くほど洗練された流麗

なギターが聞きものですね。「マザーズ・チルドレン・ハヴ・ア・ハード・タイムズ」ブラインド・

ウイリー・ジョンスンでした。

では同じアルバムから「ブルース百歌一望」にチャーリー・パトゥンと並んで何度も登場

する、重要で偉大なるブルーズ祖のひとり、ブラインド・レモン・ジェファスンで、

 

「シー・マイ・グレイヴ・イズ・ケプトゥ・クリーン」。

 

M16.See My Grave Is Kept Clean(2’52”)Blind Lemon Jefferson 

-B.J.Jefferson-  サンビーニャ ・インポート WNSI-23267

 

M17.サマー・ラヴ(4’35”)プリンス・ビリー・マージ・ライト

-unknown-  Pヴァイン PCD-24969

 

N  1928年の「シー・マイ・グレイヴ・イズ・ケプトゥ・クリーン」から約100年の隔たりを

経た、いやそれ程ではないですね、1980年の録音が再発売されます。プリンス・

ビリー・マージ・ライトの『ユー・ガット・ダット・ライト』から「サマー・ラーヴ」でした。シカーゴ

で演奏を続けていたプリンス・ビリー・マージ・ライト。「スピリチュアル・ジャズ」には、わ

たしも大いに惹かれる部分がありまして、今のところは、いわゆる思想性、

言論的主張とは違った場所からの音楽的訴えと理解しております。何故かい

つも不響的な要素が付きまとうのも、共通して感じる音楽要素です。昨今の

スピリチュアル・ジャズは大分プログレッシヴになっていまして、演奏技術の高等化とも

相まってわたしは付いて行けない事もありますが、この「サマー・ラーヴ」のスピリ

チュアル度なら大丈夫です。

さて、どうもパッと晴れない日が続くこの7月、今朝は強力な夏のロケンローで

一発気分転換といたしましょう。

まずはこれからです。ブルー・チアの傑作「サマタイム・ブルーズ」。

 

M18.Summertime Blues(3’47”)Blue Cheer

-Chocran, Capehart-  Mercury 314 514 685-2

 

M19.The Loco-Motion(2’45”)Grand Funk

-G.Goffin, C.King-  Capital 72435-80531-2-8

 

M20.太陽のツイスト・アンド・シャウト(3’58”)ベイス・スピナーズ

-Russell-  イーストウエスト AMCM-4296

 

M21.日の恋(2’45”)パーシー・フェイス・オーケストラ

-M.Steiner-  Columbia 4-41490

 

TM Born In Chicago 「アサー」入り / Paul Butterfield Blues Band

-N.Gravenites-  Rhino 8122 798434 0

 

N  一発気分転換夏のロケンロー集は

ブルー・チア「サマタイム・ブルーズ」

グランド・ファンク「ザ・ロコモーション」

ベイス・スピナーズ「太陽のツイスト・アンド・シャウト」、トーキン・ボクスもう一度でした。

そして勿体つけまして「夏の日の恋」、パーシー・フェイス・オーケストラ。これは永遠

の傑作ですね。のちのディスコ仕様はオリヂナルの前に霞んでしまいます。

 

今や貴重な存在の音楽雑誌「エリス」の最新号が出ました。わたしは自宅待機

を止む無くされた時期に読んだ一冊「私たちは洋楽とどう向き合ってきたの

かーー日本ポピュラー音楽の洋楽受容史」の読後感想文を寄せました。多少自

信のある内容です。どうぞお読み下さい。http://erismedia.jp/、ここから入っ

て行け ば、どなたも無料で購読が出来ます。印刷本もありまして、こちら

は有料ですが、いつも購入して下さる方もいらっしゃいます、感謝。タクシドライ

ヴァさん、ずっとありがとうございます。ご愛顧にお応えして萩原健太編集長

がご挨拶申し上げます。以下。

「第30号をお届けします。巻頭は、“泉麻人×亀渕昭信×萩原健太”によ

る鼎談。「カメのオールナイトニッポン」のプレイリスト(選曲表)を50年ぶ

りに発掘。時代を振り返りながら、楽しい音楽の話題がいっぱい」以上。

ここのところ人と長い話をしていないせいか、声がすぐに枯れて喉が痛く

なります。生放送本番までになんとかしなくちゃ。

 

 

今日は、自粛を強要されている都道府県境を超えで、知人のお見舞いに行

って来ます。決して相手が緊急な状態ではありませんが、機を逃したくあり

ません。同行する他の人間の都合もありまして、戒を破ります。お許しを。

わたしはこれまで誰とも元気なうちに会っておく、という考えでいました。

特に今、その思いが強くなっています。こういう時期ですから、葉書を出し

たりね。相互理解は、何より直接のふれ合いです。

この前消し忘れた下書きでは、こんな考えを伝えたかったのです。昨今「テ

レワーク」を煽動するテレビコマーシャルが目立つ様になって来ました。目にする度に、

イヤーな思いになります。もちろんハンコ押すだけに出社してたなんてのはお話に

なりませんが、それは案件決定の進め方に問題があるのです。在宅勤務とは

別の話でしょう。それよりも経済効率だけを考えて、大衆をどんどん孤立さ

せていく状況を招くような今の風潮に怖さを感じています。古い奴だとお思

いでしょうが、「交渉は対面、取引は現金」この路上感覚は死ぬまで失いたく

ないなあ。

さてこの「幻」ウェブサイト、管理人の話では画像掲示方法に変更があったらし

く、文字以外は改めて他から取得し直すやり方になっています。ご面倒をお

かけしております。なんとか改善努力中です。それとも使用素材写真なんて、

必要ないかも、ですね。ご意見お待ち致しております。

今朝の特別付録は、以下の隠し場所です。どうぞお楽しみ下さい。

https://firestorage.jp/download/c68e25be3e9c6d3c5fc058aafe1443831a64a9ef

使用素材の写真図版は、

https://firestorage.jp/download/b20dc362e363e36aa7427507332e2d69e6388f39

ダウンロード・パスワードは、両方ともhfy7m0wtです。

今朝もちょうど時間となりました。

こちらは、http://osamusawada.com/category/mornin-blues-by-isaowashizu/

「幻」モーニン・ブルーズ、鷲巣功でした。来週も首都圏で9人のあなただけに。

そして全国で9500万人のあなたにも、アサー。

 

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7月31日の生放送の告知画像はコチラです。。

→ https://15.gigafile.nu/0809-c9f3f033d341944a80f032ccbd3c8dadd

    • ロケンローハギリョウ
    • 2020 7/18 6:10am

    まさかまさかの!フォクシーッ!が聴けるなんて‼︎
    ゆめかまことかまぼろしかーッ╰(*´︶`*)╯♡←ゲット・オフ聴いたの中学1年でしたよ〜(๑˃̵ᴗ˂̵)
    42年前、かぁ、、、まさかこんな世の中想像もしてなかったなぁ(ToT)
    〝古いやつだとお思いでしょうが〜〝という事で
    次回OPは鶴田浩二♬傷だらけの人生♬か⁈
    はたまた井上堯之バンド♬傷だらけの天使のテーマ♬か(*≧∀≦*)
    月末生放送に備えなければッ!

    • たべるトンちゃん
    • 2020 7/19 7:35am

    The rough guide to〜シリーズは沢山あるんですね。コットンフィールドに立つ女性の写真が素敵でついポチりました。ヒルビリーブルースとかカントリーブルース、ジャグバンドブルースまで‼️興味ある。他もお持ちでしたらかけて下さい。
    めっきり人に会う機会が少なくなりました。やはり会える時に会いたい人に会っておいたほうがいいですね。亡くなった後では会えませんから。ここ数年そんなことばかりでした。
    中央fm生放送‼️楽しみにしております。

    • 日曜日のグリ子
    • 2020 7/19 5:38pm

    毎週本当にありがとうございます。

    幻でかかる曲をネットで調べる時に写真を先に見ておくと間違いなくCD、LPの
    情報にたどり着き曲やアーティストのことを知ることができます。
    幼い頃から聞きたい音楽はレコード屋さんで買ってきてジャケット眺めながら
    繰り返し聞いていたのでジャケットがないとしっくりしません。
    できましたら今まで通りに。

  1. いつもいつもありがとうございます。たまにしか書き込まずすみません。重ねて感謝!

    • 金曜日のグリ子
    • 2020 7/24 12:28pm

    4連休です。
    お家で幻再放送。
    近所のスーパーで買ったポテサラで缶ビール。
    がんもどきと小松菜の煮物をコトコト。
    ピーターフランプトンのトーキングモジュレーターが懐かしい。
    31日の生放送も近づいてきましたね。
    楽しみにしています。

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