【幻】モーニン・ブルーズ 2019/11/16

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TM. Walikin’ Blues「アサー」入り / Paul Butterfield Blues Band

-R.Johnson-  Rhino 8122 798434 0

N  おはようざいます、ワツシイサヲです。「幻」モーニン・ブルーズ2019年10月19日を  

 始めましょう。今朝はこの秋に50年ぶりに再び全英第一位を記録した、アルバ

 ムを集中してお届けします。わたしが15歳の時に初めて買った輸入盤です。

 ザ・ビートルズの事実上最終作品『アビイ・ロード』、実はわたし、このCDをこれ

 まで持っていなかったのですが、今回は敢えて国内盤を買いました。今朝は

 新譜、リマスター仕様でお楽しみいただきましょう。

  まずは冒頭曲「カム・トゥゲザー」。

M01.カム・トゥゲザー(4’20”)ザ・ビートルズ

-J.Lennon, P.McCartney-  ユニバーサル UICY-79051/2

N  ザ・ビートルズ、アルバム『アビイ・ロード』から「カム・トゥゲザー」でした。今朝は新

 譜、最新の「50 周年記念 2CDデラックス・エディション」でお届けしています。レコー

 ド屋の店頭で視聴した時に、「あ、いい音になってるな」というのは直感で分

 かりました。その後自分のシステムで聞いてみて、「これはリマスタリングだけではなく

 て、ミクスをやり直してるんじゃないか」という考えが心に拡がりました。もち

 ろん50年前のオリヂナルを念頭に置いてはいるでしょうが、最新技術で出来ると

 ころまでやってみた、そんな感じです。

  ビートルズですから当時のマルチ・トラック・テイプはアンタッチャボーで保存されているでし

 ょう。ただそれを正規のものとしていじるのは、どんなものかなあ、という

 気持ちは誰にもあるはずです。雑音などが少なくなって音楽そのものに触れ

 る事が出来る、という利点は確かにあります。ただ以前の状態で長く聴き込

 んでいると、細部に違和感が生まれるのも事実です。ボーナス・トラックと称して追

 加未発表分があったりすると、全体の印象も変わってしまいます。

  ですから今回の「50 周年記念 2CDデラックス・エディション」も、当初は細部に

 多少、抵抗が残りました。しかし幸いな事に、全体からはオリヂナル仕様への強

 い尊厳が感じられましたし、追加未発表分は別の1枚になっていた点もあっ

 て、50年前の印象を大きく変えるものではありませんでした。

  何よりもここに記録された音楽の力は、そんな甘いものじゃなかった。50

 年前に抱いた感動は色あせる事なく今も漲っていました。そもそもこの「名

 盤」を通して聞くのが、何十年ぶりでしたからね。今朝は「幻」の『アビイ・

 ロード』考察です。

M02.マックスウェルズ・シルヴァー・ハンマー (3’28”)ザ・ビートルズ 

-J.Lennon, P.McCartney-  ユニバーサル UICY-79051/2

N  「マクスウェルズ・シルヴァ・ハマー」でした。これね、始まって1分20秒のところで

 ポール・マカートニが「writing 50times…」と唄うところで笑ってるんです。この新

 譜でもそこはそのままでした。この歌は映画「レト・イト・ビ」でも何回か練習

 してましたね。その状態からすると、よくここまで仕上げたなあ、という思

 いもまた新たでした。この録音にジョン・レノンは参加していなかったそうです。

 この「50 周年記念 2CDデラックス・エディション」のライナで初めて知りました。「い

 いよ、このままで。これで完成だよ」とポールが言っているのが聞こえます。

  流石に全てに於いて音は良くなってます。今の「マクスウェル」などに顕著です

 が、この時に初めて使われたムーグ・シンセサイザの音がオリヂナル盤よりも大きく聞こ 

 えるのは、気のせいでしょうか。更にはオーヴァー・ダブしたフレイズの始まりと終

 わりがクッキリと聞こえるので、「ここ、やり直し」と声をかけたくなる部分もあ

 ります。でも3回も聞くと違和感はなくなりました。

  先ほども言いましたように、これはわたしが初めて買った輸入盤でした。

 町のレコード店に予約を入れてね、一日千秋の心で待ち続けたんです。到着

 したのはアメリカ盤S0-383、だからどこにもクレジットはありませんがキャピトルのプレス

 ですね。輸入盤だから歌詞カードがありません。「全曲掲載」の譜面誌「ガッツ」

 を買ったりして歌とコードを覚えました。手元に来たのはちょうど今頃、秋が

 深まっていく季節でした。発売と同時に手に入れられたのはこの前の『ホワイト・

 アルバム』に続いて2枚目でした。『レト・イト・ビ』も直後から持っていますが、

 これは未だに誰のLPか分からない物です。

  その頃わたしは中学校の3年生ですから、人生の、世の中の複雑で深いと

 ころは全く分かりません。けれども『アビイ・ロード』の圧倒的な迫力には、ぶ

 っ飛んでいました。でも周りに音楽好きは数えるほどしか居なくて、奴らは

 大抵レッド・ゼペリン以降に参入して来たのハード・ロック愛好者ですから、この魅力

 が分からないんです。それには悲しい思いをしましたね。

  最初に好きになったのはこれでした。

  「オウ、ダーリン」。

M03.オー!  ダーリン(3’36”)ザ・ビートルズ 

-J.Lennon, P.McCartney-  ユニバーサル UICY-79051/2

N  「オウ、ダーリン」でした。ジョン・レノンも「ポールのすごいやつ」と呼んで感心して

 いたこの「オウ、ダーリン」には、人生の機微などがわかるはずもない15歳の田

 舎少年の純な心にも大きな感動をもたらしまして、「この激情は大好きな人を

 抱きしめている時の心だと思うんだ」と級友に真剣に説明をしていたら、隣

 に座っていた女子生徒から「あんたは本当に嫌らしい事を考えてる人だね」

 と卒業するまでケーベツされ続けました。今でもわたしの意見は間違っていない

 自信があります。しかし、これには参った。

  それから3年ほど経った時に「『オウ、ダーリン』は、これだったのか」と目か

 ら鱗のように気付かされた歌があります。

  これです、エルヴィス・プレズリの「ワン・ナイト」。

M04.One Night(2’31”)Elvis Presley

-D.Bartholomew, P.King-  BMG  66050-2

N  エルヴィス・プレズリで「ワン・ナイト」でした。そもそもこの歌は「ワン・ナイト・オヴ・

 シン」でして、「背徳の一夜」です。「シン」とは「非婚姻関係における性愛行為」

 ですから、興奮の余韻と非道徳行為への後悔が入り交じった複雑な心中が主

 題です。エルヴィスが唄った時には「ワン・ナイト・ウィズ・ユー」と歌詞を変えて、うる

 さいP.T.A.を黙らせています。

  エルヴィスの「ワン・ナイト・ウィズ・ユー」は、十代のジョンもポールも大好きだった筈で

 す。しかしジョンは同じような主題を唄おうとするとひどく感傷的になってし

 まいます。「ディス・ボーイ」や「イエス、イティーズ」などはその好例ですね。それら

 は決して悪くない。汚れなきジョンの心が正直に現れています。

  それはともかく、この手のロッカ・バラッドが、リル・リチャードやラリー・ウイリアムズの

 ロケンローと同じように、子供だったジョンとポールを大いに刺激したのででしょう。

 ポールはここで、燃えたぎる若い愛を思いきりぶつけました。この激しさ、熱

 さ。他に敵うものはありません。「今でもわたしの意見は間違っていない自信

 があります」。

  さて、では「ワン・ナイト・ウィズ・ユー」、こちらは如何でしょうか。

M05. ワン・ナイト(3’21”) キャロル

-D.Bartholomew, P.King-  フォノグラム 30LD-21

N  キャロルのデビュー・アルバムから「ワン・ナイト・ウィズ・ユー」でした。これは素晴らしい

 出来ですね。ジョニーちゃんがまずいいね。そして若干変更された主旋律、そし

 てそれに絡むハーモニー、全体を司るリズム、そしてギター・ソロ、どこに出しても恥ず

 かしくない仕上がりです。初めて聞いた時には、「ワン・ナイト」からの連想では

 なく、「オウ、ダーリン」を思い出しました。

M06.ビコーズ(2’46”)ザ・ビートルズ  

-J.Lennon, P.McCartney-  UICY-79051/2

N  さて名盤『アビイ・ロード』B面に移ります。こちらはジョージの「ヒア・カムズ・ザ・

 サン」の次から9曲がメドリーになっています。その第1曲が今の「ビコーズ」にな

 りますが、わたしにはあのメドリーはどうしても「ユー・ネヴァ・ギミ・ヨ・マニ」で始

 まるように思えるのです。敢えて言えば「ビコーズ」は序曲かな。

  細部まで繊細に配慮の行き届いた構成を持ったジョン・レノンの歌です。ラリッて

 ない時に作ったのかな。それともキョーレツにキマッた時のヒラメキでしょうか。何れに

 せよ、これほど美しい音楽もないでしょう。複数のカヴァがあるようですが、

 わたしはひとつも聞いた事がありません。と言いますか、この他の仕様を聞

 く必要があるのでしょうか。

  創作の契機は不明ですが、ジョンの心の中にはずっとこういうモティーフがあった

 んじゃないか、そんな気がします。そこで興味深い1曲を聞いて下さい。

  デイヴ・クラーク・ファイヴです、「ビコーズ」。

M07.Because(2’24”)Dave Clark Five

-Clark- Universal 1781774

N  デイヴ・クラーク・ファイヴで「ビコーズ」でした。実際には何の関係もないただの同

 名異曲ですが、この歌をジョンが知らない筈がありません。何しろベスト盤には

 「ビートルズのジョン・レノンは、俺たちのことを脅威だ、と言っていた」というデイ

 ヴ・クラーク自身による特記があるくらいですから。非常に小さなヒラメキとして、

 この歌が『アビイ・ロード』の「ビコーズ」につながっていなくもない、というの

 が、「わたしの邪推」のひとつです。

  さて未発表、未完成のセッションが記録された2枚目の盤には、この「ビコーズ」

 の演奏だけのトラックが入っています。ビートルズはよくやるように「まずは演奏を

 しっかり決めてから、その後で唄を入れる」やり方ではなく、基本的に全て

 唄いながら演奏していた、とわたしは考えています。それは映画「レト・イト・

 ビ」を観ても明らかですし、同時に唄い、演奏をしているからこその瞬間的

 爆発力が感じられるからでもあります。ですからこの演奏だけのトラックは多少

 意外でした。尤も、あのハーモニーを同時演奏で出来るとしたら脅威的でもありま

 すね。ではその「ビコーズ」の演奏だけのトラックをお聞き頂きます。

M08.ビコーズ(2’46”) ザ・ビートルズ 

-J.Lennon, P.McCartney-  ユニバーサル  UICY-79051/2

M09.ユー・ネヴァ—・ギヴ・ミー・ユア・マネー(5’18“)  キック・ドラム

-J.Lennon, P.McCartney-  ユニバーサル  UICY-79051/2

N  「ビコーズ」の演奏だけのトラックと「ユー・ネヴァ・ギミ・ヨ・マニ」のリハーサル風景でし

 た。始まる前にジョンがずっとふざけて唄っているのはジャズ・スタンダードの「貴

 方の勝ちよ」ですね。きっと調整室に向けて「いいぜ、オウケイ」と返事をした

 時にこの歌が引っ掛かってきて、それを繰り返していたのでしょう。多少ラリ

 ってる感じもします。キックドラムの音がとても良かったですね。

  さて例のメドリーを通して聞いてみましょう。子供の頃のわたしには「ゴールデ

 ン・スラムバーズ」の後に繰り返されるモティーフが主題のように聞こえたものですか

 ら、勝手に組曲「ユー・ネヴァ・ギミ・ヨ・マニ」と呼んでいました。ただし今回オリヂ

 ナル通りに復刻されたジャケットを見ても、「メドリー」とは書かれていません。それ

 ぞれが素晴らしい作品であるのは言うまでもありませんが、それぞれを独立

 した楽曲として仕上げるだけの集団での創作意欲はもう蘇らなかったのでは

 なかった、そこまでの集中力を維持するのは無理だった、そこでメドリーという

 新しい形式に挑戦する、という動機付けで仕上げた、とわたしは見ています。

  作業中にはメムバも「ロング・ワン」と呼んで、一通りのつながった楽曲として

 練習をしていたのが2枚目のセッションを聞いていると分かります。わたしは個々

 を別々に録って、ジョージ・マーチンとポールがテイプの編集で繋いだと考えていまし

 た。

  では『アビイ・ロード』B面のメドリーです。

M10.ユー・ネヴァ—・ギヴ・ミー・ユア・マネー ~サン・キング~ミーン・ミスター・マスタード

 ~ポリシーン・パン ~シー・ケイム・イン・スルー・バスルーム・ウインドウ ~ゴールデン・スランバー

 ~キャリー・・ザット・ウェイト ~ジ・エンド(16’20”) ザ・ビートルズ  

-J.Lennon, P.McCartney-  ユニバーサル  UICY-79051/2

N  『アビイ・ロード』B面から、「ユ・ネヴァ・ギミー・ヨー・マニ ~サン・キング~ミーン・ミスタ・

 マスタード ~ポリシーン・パン ~シー・ケイム・イン・スルー・バスルーム・ウインドウ ~ゴールデン・スラムバ

 ーズ~キャリー・・ザット・ウェイト ~ジ・エンド」でした。それほど長くは感じませんね。

 全体が16分ですから、一曲平均1分40秒ほど。このメドリー形式を採用したの

 は大成功だったようです。

  この後20秒ほど無音が続きまして、その後にポールがユーモアいっぱいの「女王

 陛下」を披露します。手動式レコードプレイヤーを使っていた友達は何年もこのアンコー

 ルを知らずにいまして、いつか上げ忘れたトーンアームが突然「ハー・マジェスティ」を再

 生したので、大いに驚いていました。「得をした」なんて言ってましたが、ジ

 ョーシキですよ。

M11.Albatross(3’14”)Fleetwood Mac  

-P.Green- Columbia 88697625922

N  これはフリートウド・マクの「信天翁」、『アビイ・ロード』が発売された1969年に全

 英で1位になったシングル曲です。「サン・キング」を録音する時にジョンはこの器楽

 曲からのヒラメキで、リヴァーヴいっぱいのギター演奏をしたらしいです。なるほどね。

 でもわたしは、このマックのインスト曲を1位にした大英帝国民も偉い、と思います。

M12.Pinball Wizard(3’01”)The Who

-P.Townsent-  MCA  MCAD-10801

N  こちらはフーのロック・オペラ『トミー』から「ピンボールの魔術師」。これは作業の直前

 に発売された話題作で、「ポリシーン・パン」の冒頭のギター・コードはそれに負けじ

 とジョンが奮起して12弦を鳴らしたそうです。このあたりから察するに、ジョン

 は割と俗なヒットチャートを聞いていたようですね。いや、こういった新しい音楽が

 毎日生み出されていたのが、この頃のスウィンギン・ロンドンだったのでしょう。

M13.She Came In Through The Bathroom Window(2’43”)Joe Cooker

-J.Lennon, P.McCartney-  MCPS  BT3145

N  こちらはジョー・コカーがリオン・ラッソーの一座と一緒にフィルモアで吹き込んだ「シー・ケイ

 ム・イン・スルー・バスルーム・ウインドウ」、管楽器がマリアッチ風なのには、今頃気づきまし

 た。彼はジョージ・ハリスンに録音前の「サムシング」を聞かされていて、既に吹き込

 みも終わっていたそうです。ただ発売は『アビイ・ロード』の発売の後になりま

 した。そのお礼でしょうか、ジョーは一時期この「風呂場の窓から不法侵入し

 てきたファンの歌」を実演の場でよく披露していました。

  さて、ザ・ビートルズはこのアルバム『アビイ・ロード』でグループの命を終えました。

 録音制作中には誰もこれが最後だ、とは思っていなかったようですが、の継

 続はもう不可能だったでしょうね。例えば「ユ・ネヴァ・ギミー・ヨー・マニ」の歌詞

 は、企業体アップルの再建に登場した会計士アラン・クレインとの揉め事について書か

 れていますし、ジョージは録音作業中に一度グループを脱退しています。

  それでもこんな傑作を創り上げるなんて、流石ですね。『レト・イト・ビ』、あ

 れはオマケです。

  さていつもながら若干変則的な集中試聴、今朝は「50 周年記念 2CDデラッ

 クス・エディション」の『アビイ・ロード』をお聞き頂きました。日本のチャートではどこま

 で健闘したか知りませんでしたが、冒頭でお話しましたように本国イギリスでは

 50年経って再び第一位に輝いています。やっぱりこの盤に記録された音楽の

 力は衰えていない事の証明ではないでしょうか。

  実はわたしはこのアルバムを障害もう一度聞く事はないだろう、という予感が

 あったのです。全てが頭の中に入っていた事も関係していますが、今更『アビ

 イ・ロード』聞いてどうするの、とハスに構えた思いが強かったですね。ところが

 また聞いてしまいました。初めて聞いた時と同じ季節だった事もあって、何

 度も繰り返し、大変楽しませて頂きました。この作品に意見を述べたのも初

 めてです。きっと今朝の「幻」もずっと忘れられない思い出になりますでし

 ょう。皆さんのおかげです。ありがとうございます。この後また封印された

 りしてえ・・・。

  さて、レコード店には、この『アビイ・ロード』を中心に魅力的な海賊的CDが並

 んでいました。どうしても気になりますね、こういうのは。そこで逸る心を

 抑えて、「今日は他のを買わない」と慎重に見ていたのですが、『トゥイスト・アンド・

 シャウト』という3枚組を見つけました。副題が「ビートルズを刺激した60曲」と

 あります。こういうのに弱いんだな、どうも。わたしはビートルズやローリング・

 ストーンズがカヴァした原曲を聞くところから音楽の泥沼にハマったので、ほとんど

 のオリヂナル楽曲は持っていますが、値段が安かった事もありまして、この3枚

 組もつい買ってしまったのでした。

  その中からお届けしましょう。バディ・ホリーです。

  「メイルマン、ブリング・ミー・ノー・モー・ブルーズ」。

M14.Male Man, Bring Me No More Bluse(2’15”)Buddy Holly

-Katz, Robert, Clayton-  MCPS  BT3145

N   遠隔地にいる恋人からの便りを心待ちにしている「プリーズ、ミスタ・ポストマン」

 とは全く逆の内容です。

   配達人さんよ、憂鬱を持って来ないでおくれ

   俺にはブルーズはもう要らないんだよ、頼むぜ

  わたしは「プリーズ、ミスタ・ポストマン」を本当に嬉しそうに唄うジョンが大好きな

 のですけれど、これを聞いていたから、余計に嬉々としてるのか、とも思い

 ました。バディ・ホリーで「メイルマン、ブリング・ミー・ノー・モー・ブルーズ」でした。

  その他、この3枚組『トゥイスト・アンド・シャウト ~ ビートルズを刺激した60曲』に

 入っていた珍しい物といえば、これがあります。おそらく生涯聞く機会のな

 かった1曲でしょう。幸か不幸か、それをここで聞いてしまいました。皆さ

 んも同じサダメを受けてもらいましょう。

  シャーリイ・ジョーンズです。「ティル・ゼア・ヲズ・ユー」。

M15.Till There Was You(3’00”)Shirley Jones

-Wilson-  MCPS  BT3145

M16.El Paso(4’39”)Marty Robbins

-M.Robbins –  Legacy 19075960422

N  さていつもの「幻」に戻って、テレビドキュメント映画「カントリー・ミュージック」のサントラ

 盤からです。今朝はちょいと足を伸ばして、メキシコ国境が見える辺りで聞いた

 「エル・パッソ」、マーティ・ロビンスでした。この盤を手に入れて、もう3週ほど立ち

 ますが、聞く度に「カントリー音楽」の間口の広さ奥の深さを思い知ります。

  今週はこの歌との出会いが新鮮でした。

  「ザ・ロング・バック・ヴェール」、レフティ・フリゼルです。

M17.The Long Back Veil(3’13”)Lefty Frizell

-M.Wilkin, D.Dill-  Legacy 19075960422

N  あれ、この繰り返しのところは、どこかで聞いたことあるなあ、と一生懸命

 になって思い出しました。「そうだ、バンドだ」、と閃いたのは3日後。時間が

 かかる脳ですね。CPU交換が必要かな。

  『ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク』の7曲め、確か「ウイ・キャン・トーク」がB面の

 1曲めだったから、その次ですね。この「ザ・ロング・バック・ヴェール」が「ザ」

 抜きで収められていました。今のギッチョのフリゼルの仕様はある程度流行ったら

 しく、オリヂナル・ヒットとされています。他にはジョニー・キャッシュも唄っているらしい

 ですね。

  この歌の背景には親しい友人間の痴情関係の果てに起きた殺人事件があり

 ます。「死」という事実は、人間に様々な影響を及ぼします。カントリー音楽では、

 俗に「マーダー・バラッド」という殺人事件を基に作られた歌の領域があるくらい

 です。よほど殺人事件が多かったのでしょうか。その大半の原因は富や快楽

 などのために膨張した煩悩が原因です。日本でしたらさしづめ「河内十人斬

 り」でしょうか。あ、この「ザ・ロング・バック・ヴェール」では被害者はひとりで

 す。

  実は今朝の主人公ザ・ビートルズにも同じ背景を持った歌があリまして、すぐ

 に思い出したのは「山狸 ~ ロッキー・ラクーン」でしょうか。マギルという自分の女を

 取られた腹いせに仇を殺しに行く物語です。その狸が意を決し、銃を手に相

 手の部屋に乗り込んで・・・、ちょうど時間となりました。

M18.Go Rest High On That Mountain(5’13”)Vince Gill

-V.Gill-  Legacy 19075960422  

N   先々週、先週と新譜からお届けしたヴィンス・ギルもこのサウンド・トラック盤に参

 加して、「あの高い山の上でお休みよ」と、新譜と同じように丁寧な唄を聞か

 せてくれています。和音を鳴らすギターの響きが良いなあ。ますますこのドキュメ

 ント映画、観たくなりました。

  さて今朝の最後は、ひと足早いクリスマス・ソングです。好調なケブ・モが初めての

 クリスマス・アルバムを届けてくれました。これは嬉しいプレゼントです。まずは1曲

 めの「プリーズ、カム・ホーム・フォー・クリスマス」を聞いてください。

M19.Please Come Home For Chrismas(3’00”)Keb’ Mo’ 

-C.Brown, G.Redd- Concord 00888072118065

TM Born In Chicago 「アサー入り / Paul Butterfield Blues Band

-N.Gravenites-  Rhino 8122 798434 0

N  ケブ・モ、良いですね。今年の暮れはこれかな。

  先週の携帯電話器事件には大勢の方にご心配いただきまして、ありがとう

 ございます。その後は心して持ち歩いております、あ、おととい危なかった

 な。気を付けます。リス子のブーメラン電話器の話は、見捨てられないミステリですね。

 多分狙われたんだよ。それで犯人が後悔して家の前に置いてった。違うかな。

 世の中はいい人ばかりじゃないから、お互い気を付けようね。

  11月も20日になります。毎年10月以降が早く過ぎてゆくのは何故でしょ

 うか。慌ただしいと、いろいろ疎かになる事があります。皆様も何卒ご用心

 下さい。

  今朝の特別付録は、以下の隠し場所です。どうぞお楽しみ下さい。

http://firestorage.jp/download/37282b541bbd1f01f16205d4e04ee727c30efb5a

  ダウンロード・パスワードは、gszc8qg5です。

  今朝もちょうど時間となりました。

 こちらは、http://osamusawada.com/category/mornin-blues-by-isaowashizu/

 「幻」モーニン・ブルーズ、鷲巣功でした。来週も首都圏で9人のあなただけに。

   そして全国で9500万人のあなたにも、アサー。

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AwesomeBeats + Mornin’ Blues 生放送!

AwesomeBeats + Mornin’ Blues 生放送!

AwesomeBeats + Mornin’ Blues 新春特番

2020年(令和二年)1月10日(金曜) 24:00-29:00
※1月11日(土曜)00:00-早朝05:00まで
出演:澤田修、鷲巣功
中央エフエムから生放送!乞うご期待!



    • ワツシイサヲ
    • 2019 11/16 3:05am

    一番乗りは誰だ。

      • フェス ロンゲ
      • 2019 11/16 4:04am

      2019年11月16日
      OK牧場!

    • ちびっこ店主は早起き
    • 2019 11/16 8:15am

    アタシアタシ♪(3:01)

    • リスリス子
    • 2019 11/16 8:27am

    (;▽;)出遅れますた~~

    • 黒猫
    • 2019 11/16 1:23pm

    鷲津さん、黒猫です。毎週ありがとうございます。今朝のモーニンブルーズ素晴らしかった。アビィロードのリマスタリングは新聞の記事かなにかで読んでいましたが、実際聴かないと何も判ってなかったですね。メドレーセッションで背筋に鳥肌が立ちました。いつも興味深いお話しありがとうございます。メール読みながら曲を聴いて幸せな時間でした。また宜しくお願いします。

    • グリ子
    • 2019 11/16 2:09pm

    今頃ですが、おはようございます。

    • 類似穴
    • 2019 11/16 4:05pm

    16歳の時に買ってもらったCDアビイ・ロードを聴こうと思ったのですが、CD置き場になった元姉の部屋が荒れているので救出困難です。

    別件。職場で奄美出身の若者と話す機会が多いのですが、島の人は天然で面白い。
    育つカンキョーというのはつくづく重要だと思われます。

    • 日曜日のグリ子
    • 2019 11/17 9:51pm

    ゴールデンスランバー

    大好きな。大々大々好きな中の一曲。
    映画で使われて、また特別なものになりました。
    マンホールの蓋をつきぬけて花火が上がるシーンは最高。

    後で野菜とキノコと煮干しと干椎茸で豆乳のスープ。
    今日はロンドンのジンをロックでいただきます。

    • たべるトンちゃんはトン汁を今日はたべよう。
    • 2019 11/20 12:53pm

    こんにちは鷲巣さん、澤田大黒氏。いつも”幻”のラジオ番組をありがとう。
    で、アビーロードのリマスター版は秋葉原のヘッドホン専門店でポスター付き、アナログ盤などが販売されていたのを見付けて買おうかどうしようか悶絶してました。笑。やはり、良いですね。ビートルズの作品でホワイトアルバムとこのアビーロードはわたしの一二を争うお気に入りです。オンチにも程があるのだが、アビーロード収録曲はソラで未だに唄えます。
    財布と相談します。
    で、「河内音頭」さっきアマゾン熱帯雨林から着いてました。楽しみに読みます。結構、ボリュームたっぷりですね。お疲れ様でした。河内行きたい病が発病しそうです。

      • たべるトンちゃん
      • 2019 11/20 1:06pm

      追記☆単行本「河内音頭」は栞紐が付いてるね。

    • フェス ロンゲ
    • 2019 11/20 9:19pm

    待望の「河内音頭」を上梓され、
    おめでとうございます。

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