【幻】モーニン・ブルーズ 2020/04/25
- 2020 4/25
- カテゴリー : Diary (日記) . Mornin' Blues by IsaoWashizu
- 投稿者 : 大家
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mb200425
前TM. Walikin’ Blues「アサー」入り / Paul Butterfield Blues Band
-R.Johnson- Rhino 8122 798434 0
N おはようございます、ワツシイサヲです。「幻」モーニン・ブルーズ2020年4月25日
を始めましょう。
恐ろしいコロナ禍はいつ晴れるとも知れずに続いています。にも関わらず、
他府県で営業中のパチンコ屋や波のないショーナン海岸に密集する愚かな民の群れに
は呆れるしかないですね。彼らは自らの武勇伝を人に語りたくて、ああいう
向こう見ずな事をするんでしょう。その結果の恐ろしさを考えずにね。遊伎
事業団体からの献金の兼ね合いで休業要請は出来ない、それに休業させたら
合法的にパチンコで食ってる人達の生活保障も必要になります。一方134号線を
閉鎖すれば地元の人たちが困る、こういう時、人類は結局「祈る」事しか出
来ないのです。
M01.祈り(3’10”)セルジオ・メンデス & ブラジル’66
-E.Lobo, R.Guerra- ユニバーサル UICY-3704
N セルジオ・メンデス & ブラジル’66で「祈り」でした。先週「ブラジルは西暦1977
年に歴史を閉じた」と申し上げましたが、ち冷えさんのご指摘通り、「’88」と
いうのがありましたね。思い出しました。その時のシングル曲は聞いた覚えもあ
ります。なんとも安易なディスコ音楽で、さすがはセルジオ・メンデス、発売時には話
題になりましたが、その時だけだったです。
今の「祈り」はやはりブラジルの音楽家エドゥー・ロボの作品で、本人のよりも
セルメンとブラジル’66の仕様で有名になりました、少なくともこの国ではね。
天災や今回のコロナ禍のような伝染病といった抗えない現象が人類の前に立
ちはだかった時こそ、「祈り」の出番です。ローマ法王には支配しているつもり
の全世界を代表してやってもらいましょう。回教も断食月ラマダーンが重なり、
その時期に「三密」を避けるため「教会へ行くな」と呼びかけたり大騒ぎで
すが、「祈り」で何とかならないのかな。仏教は何をやってるのでしょう。「境
内閉鎖」「拝観禁止」だけじゃダメですよ。朝夕のオツトメ、欠かさないようにね。
平成の明仁天皇は業務をほとんど「祈り」に費やしたそうです。皇居には
天井の高い祈祷専用の部屋があって、そこで古式ゆかしく1日じゅう祝詞を
あげていたと言われます。これほど天災の多い国の象徴として、国土、国民
を護る為に「祈り」しか出来なかったのでしょう。もどかしさを感じながら
も、他に出来ることはない。人間はかくも弱い存在なのです。あ、あの人は
神の子か。政り事は頼りになるジミントー政府が司ってくれますからダイジョーブで
す。浩宮はしっかり祈ってくれるのでしょうか。
さて、セルジオ・メンデス & ブラジル’66の「祈り」は1968年発表のアルバム『フール・
オン・ザ・ヒル』に収められています。「デイ・トリッパー」以降、ビートルズのカヴァが期
待されていましたが、この「フール・オン・ザ・ヒル」は原曲に依存しないオリヂナル
的な味わいでした。主旋をワルツで料理する発想には度肝を抜かれましたし、シタ
ール的な音色のリフも独創的でね、カッコよかった。当時、このポップ・コムボに憧れ
た人たちは世界中にいました。彼らを目標に組まれたグループも多かったよう
です。「恋の季節」のピンキーとキラーズもそうだった、と聞いたのは最近ですが、
唄える女性を前に置いて洒落たアレンヂのポップ・ヒットを連打する姿は、時代の
寵児のように見えた事でしょうね。
M02.フール・オン・ザ・ヒル(3’18”)セルジオ・メンデス & ブラジル’66
-J.Lennon, P.McCartney- ユニバーサル UICY-3704
M03.Entre Dos Aguas(6’03”)Paco De Lucia
-P.Lucia, J.Torregrosa, R.Algeciras- Philips 06007 5379790
N こちらも先週に引き続き、パコ・デ・ルシアです。彼を有名にした「二筋の川」、
これが母国スペインで大ヒットして、パコはフラメンコ・ギタリストとして知られるようにな
りました。なんとこの「二筋の川」はヒットパレイドで第一位になったと言います。
1972年の作品で、お聞きのように、フラメンコ・ギター1本だけでなくパカッション、控
えめながらベイスが加わっています。サイド・ギターの採用は大きかったんではな
いでしょうかね。音楽表現の幅が広がっただけでなく、過度の緊張感緩和に
もつながっている気がしました。詳細ではこの楽曲に「ルムバ」と書き加えら
れています。スペインでルムバは「アフリカ2拍子音楽」とされ、パコがフラメンコの世界に
持ち込んだリズムなんだそうです。その「ルムバ」スウィング感が気持ち良いですね。
ひとつのウネリに全員がノってます。
次はパコのギター1本で奏でられる、この「二筋の川」収録のアルバムの本来の
表題曲です。
「湧く泉,ゆたかな流れ」、という邦題がつけられていました。
M04.Fuente Y Caudal(5’12”)Paco De Lucia
-P.Lucia, J.Torregrosa- Philips 06007 5379790
M05.古調津軽あいや節の説明と津軽あいや節 (6’00”) 長谷川裕二
-trd.- コロムビア COCF-13189
N ギター1本から三味線1本へ。始めのは演奏者自身による解説です。長谷川裕
二の『地蔵伝承〜津軽じょんから節・語り世界〜』からでした。
この盤は、当然ながら三味線演奏と謳い節が収録されていますが、その間
に今のような語りで説明がされています。ですから通して聞けば、初心者や
門外漢にもなんとか津軽音楽の成り立ちが想像出来るようになります。
今の話を聞けば、九州の音楽が本州最北端の津軽に伝わった過程が見えて
来ますね。感の鈍いわたしはこの確固たる定型を持たない音楽群を、まだ耳
で判断をする事が出来ませんが、少しこの身近になって来た気がします。ひ
とつ気になるのはこれらが、なぜ津軽にしか残っていないか、という事です。
次は「津軽あいや節」と「津軽詩吟」です。
M06.津軽あいや節と津軽詩吟(4’00”)長谷川裕二
-trd.- コロムビア COCF-13189
N 「津軽あいや節」と「津軽詩吟」、津軽三味線弾きの長谷川裕二でした。
「津軽詩吟」は、盤に記載はありませんでしたが、NHK「みんなの歌」でし
ょうか、子供の頃に知った「春になれば・・・」の元歌ですかね。「どじょっ
こ、ふなっこ」というのが題名だったかな。
この『地蔵伝承〜津軽じょんから節・語り世界〜』は、何回か紹介してい
る2枚組『真説じょんがら節』の解説で存在を知り探しました。江州音頭と
同じネタの節もあってね、大変有難い。何度かしっかり聞くつもりです。
不要不急の個人行動を自粛していると、こうした静かな音楽に接する時間
が長くなるような気がします。ただ今回「幻」での禁欲的音楽連の発端は、
リアノン・ギデンズの新譜にありました。今朝はその表題曲をお届けしましょう。
「ヒー・ウィル・シー・ユー・スルウ」。
M07.He Will See You Through(3’59”)
Rhiannon Gidens with Francesco Turrisi
-R.Gidens, D.Powell- Nonesuch 7559-79253-0
M08.Standing In The Need Of Prayer(1’53”)デイヴィッド・ブロムバーグ
-unknown- BSMF 6290
N リアノン・ギデンズの新譜表題曲「ヒー・ウィル・シー・ユー・スルウ」に続けましたのは、
デイヴィド・ブロムバーグです。ギターの名手として何人かの大物の録音に客演して
いたブロムバーグ。確か「現」時代にオットセイのジャケットの新作を紹介した事があり
ます。今回はかなりリラクスした内容で、古い自分のルーツを気楽に再演したような
感じです。
今のは「スタンディング・イン・ザ・ニード・オヴ・プレイヤー」。原曲を聞いた事はあり
ませんが、たぶん初期のゴスペルでしょう。粗雑な仕上がりですけれども、き
ちんと各パートに別れた合唱が聞けます。とても自然な雰囲気で、雰囲気に呑
み込まれそうになります。ベイスがしっかり居るのがいい感じ。きっと彼の地
ではひとりが唄い出すと、こんな風に皆なが付いて来て仕上がるのでしょう。
羨ましいですね。
もう一曲、田舎ゴスペルを聞きましょう。
デイヴィド・ブロムバーグ、「テイク・ディス・ハマー」。
M09.Take This Hammer(4’12”)デイヴィド・ブロムバーグ
-unknown- BSMF 6290
N 「テイク・ディス・ハマー」、デイヴィド・ブロムバーグでした。今回の新作はこのように
リラクスした中で録音されています。わたしはこれら2曲、そして次にお送りす
る「ジョージ、マール、アンド・コンウェイ」という歌が気に入りました。この歌の謎解
きは、来週致します。お楽しみに。
M10.George, Merle & Conway(4’49”)デイヴィド・ブロムバーグ
-unknown- BSMF 6290
M11.(Love Is Like A)Baseball Game(2’44”)The Intruders
-K.Gumble, L.Huff- Legacy / Epic ZK 66688
N 普段ならとっくに開幕しているはずのプロ野球。様々な記録や、選手報酬が
どういう扱いになるのか、興味深いですね。「5月中の開幕は無理ではないか」
との見方も台頭しています。いま現在、野球に限らず各競技の団体、委員会
の独自性、見識が問われています。この国の運動競技団体はその辺が心配だ
なあ・・・あ、これは国家地方を問わず、政治も同じですね。こういう困難
な時こそ、日ごろ蓄えた叡智を結集した先見で力強くわたしたちを牽引して
頂きたいのですが、全くお粗末。頼りない限りです。でもそういう人間を選
んだのは、選挙民のわたしたちなのです。リス子、区長選、投票に行ったかな。
さてアメリカのメイジャー・リーグも開幕のメドが立ちません。今シーズンも沢山の話題
があっただけに、早く迫力の試合を展開して欲しいところです。
東海岸のフィラデルフィアはナショナル・リーグ東地区フィリーズの本拠地。博打好きのピート・
ローズも在籍してました。かつてアメリカ合衆国の首都でもあったこのペンシルヴェイニア
の州都は、R&Bでも重要な町です。それは70年代に権勢を揮ったフィラデルフィア・
インタナショナル・レコーズがあったからで、このP.I.R.を無視して現代ソウル・ミュージックは
語れません。けれど、スタクスやモータウンにずっと夢中で同時代的に乗り遅れたわた
しは、流行っている最中にはあまり親しんでいなかったのが事実です。それ
でも8枚組の箱物や編集盤などで追いかけて聞きました。
先日片付けをした時に出て来たのが、フィラデルフィア・インタナショナル・レコーズ台頭期
にその礎を築いたヴォーカル・グループ、イントゥルーダーズのベスト盤です。ビニール表装が
そのままなのは、聞いていなかったからですね。早速開けて回しました。
そこからお送りしたのが、今の「ラーヴ・イズ・ライク・ア・ベイスボール・ゲイム」で
す。野球ケンじゃないですよ、野球の試合です。「三振したらアウトだよ」なんて
唄ってましたが、フィリーズの応援歌にでもなったのかな。
通して聞きますと、良くも悪くも70年代のヴォーカル・グループの典型ですね。
響きは流れるような心地よさで、それには大編成の弦楽器群が貢献していま
す。南部の地味で質実剛健なR&Bとはだいぶ感触が異なります。どこまで甘
美を突き詰め、官能を表現できるか、これがこのレイベルの命題だったようです。
ではP.I.R.の屋台骨を支えたイントゥルーダーズの出世作です。
「カウボーイ・トゥ・ガール」。
M12.Cowboy To Girl(2’37”)The Intruders
-K.Gumble, L.Huff- Legacy / Epic ZK 66688
M13.Blues 2.0(5’24”)フルートランド・ジャクソン
-unknown- BSMF 2690
N 甘美な官能から粗野で力強い、半ばワーク・ソング的なブルーズでした。題名は
最後に叫んでましたね、「ブルーズ・トゥー・ポイント・オー」です。中心になって唄
っていたのはフルートランド・ジャクソンというシカゴの男です。これは13年ぶりの新作。
ここまで子供達に「ブルーズ教育」をして来たと言います。何を教えるんだろ
うね。渡世のシガラミかね。この経歴に興味を持ちまして、アルバムを通しました。
この盤は決して子供達への「ブルーズ教材」ではありませんが、覚えやすい長
音階の単純な歌が多かったですね。たぶん長年の経験の繁栄でしょう。お子
様向け、となるとこの国では極端に幼児化した表現が支配的になりますが、
「それは子供を馬鹿にしている事ではないか」とわたしは考えます。特にNHK
教育テレビの感覚には怒りも感じる。それが医療機関での老人の扱いとも共通
するのですよ。これじゃ個人の尊厳が滅茶苦茶だ。
フルートランド・ジャクソンはそういう思想ではないようで、極めて普通の大人とし
て振る舞っています。そんな中でわたしが興味を持ったのが先の「ブルーズ・
トゥー・ポイント・ジロ」でした。如何でしたでしょうか。
さてこちらも、ずっと前に手に入れていて今まで聞いていなかった1曲に
なります。
ドン・コーヴェイで「メムフィス」。
M14.Memphis(3’18”)DonCovey
-C.Berry- Ace CDCHD 1491
N ドン・コーヴェイで「メムフィス」。もちろん、チャック・ベリーのあの歌ですが、レゲの洒落
たアレンヂが効いています。1973年の発表ですからかなり進んでますね。ドン・
コーヴェイはアトランティックでノヴェルティ調のヒット曲をいくつか出していますけど、企画制
作能力も兼ね備えた男でして、この録音もキングストンのダイナミックステューディオで行っ
ています。ローリング・ストーンズの「山羊の頭のスープ」と同じ頃ですね。世界最先
端です。チャックのオリヂ ナルが好意的に受け入れられたイギリスでは、シングル盤として
も発売されました。
今の「メムフィス」は離婚して家を出たダメ父親が残した娘を慕うという、如何
にもチャック・ベリーらしい歌です。わたしはずっと離れ離れになった幼馴染を思
い出しているんだろうと決めてかかってました。当初は「ロング・ディスタンス・イン
フォメイション」というのが何だか分からなくてね。東急本店裏側にあった小さなレコ
ード屋でビクターから出ていた3枚組を開けて対訳を見て「長距離電話」だと分
かりました。この鍵言葉から歌全体が閃いて来たんです。この時の事は今で
もはっきりと覚えています。ちょうど100円玉が使える黄色い公衆電話が普
及し始めた頃です。初めての他人に電話もかけられない若い人たち、想像も
つかないでしょ。でも流石に相手が娘だとは分からなかったなあ。
さて次も「長距離電話」です。
マディ・ヲーターズで「ソシアル」ならぬ「ロング・ディスタンス・コール」。
M15.Long Distance Call(7’30”)Muddy Waters
-M.Morganfield- BSMF 7607
N マディ・ヲーターズ、「ロング・ディスタンス・コール」でした。これは1976年のボストンで行
なったラジオ番組用の実況録音です。メムバはベイスがカルヴィン・ジョーンズ、ドラムズは
ウイリー・スミス、ギターはボブ・モーガリンとルーサー・ジョンスン、そしてピアノがパイントップ・パ
ーキンス、後期のマディ・バンドですね。日本に来た時のパースネルとも重なるところが
ありますが、御大がとてつもなく元気です。新宿厚生年金会館はこんなじゃ
なかった。唄、そしてスライドのキョーレツさ、堪りませんね。「ロング・ディスタンス・コー
ル」自体もレコードではここまで熱量の高い歌じゃないですよね。どちらかとい
えば故郷に残した恋人を思い浮かべて唄う郷愁を擦る内容です。この録音の
頃マディは遠距離恋愛でもしてたのかな。いやもの凄い感情移入です。
同じ時の実況録音からもう1曲行きましょう。
ご存知「ガット・マイ・モージョ・ワーキン」。
M16.Got My Mojo Working(3’10”)Muddy Waters
-M.Morganfield- BSMF 7607
N 「ガット・マイ・モージョ・ワーキン」マディ・ヲーターズ1976年のボストンでの実況録音でし
た。この盤は来月22日の発売です。いま聞いている見本盤ですとトラックが1曲
ごとにブチ切れるんですが、一般商品も同じらしいので、通して聴くときに苛
つくかも知れません。しかし、ボーナスとして何ともう1枚がオマケで付きます。
それが@驚くジェイムズ・コトン、オーティス・スパンのいた頃の1960年のヌーポート実況盤。
わたしはこれで初めてマディ・ヲーターズを知ったのです。日立ミュージック・イン・ハイフォ
ニックというラジオ番組がLP1枚を特集してくれてね。丸ごと録音して、何度も繰
り返して聞いたものです。
マディは自作、そしてウィリー・ディクスンが書いてくれた物の他に、他人の歌も気
にいると採り上げていました。先のボストンでもルイ・ジョーダンの「カレドニア」を唄
ってます。これは来日時もリパトゥワに入っていましたね。
このヌーポート1960年では、こんな歌を披露していました。
ビッグ・ビル・ブルーンジーの「アイ・フィール・ソウ・グーッド」。
M17.I Feel So Good(3’02”)
-B.Broonzy- ユニバーサル UICY-3200
N マディ・ヲーターズ、ヌー・ポートジャズ・フェスティヴァル1960年の実況録音で、「アイ・
フィール・ソウ・グーッド」でした。バンドの演奏が小気味いいですね。
さてこの年のヌーポート・ジャズ・フェスティヴァルでは、酔っ払った若者たちが乱入
を試みまして、そのお陰で警官隊が導入され、中途半端な終わり方をせざる
を得なくなりました。その最後の日の午後にマディたちは出演したのです。司
会を務めていた黒人詩人のラングストン・ヒューズは最後に唄って欲しいと、その場
でガス会社の便箋にこの時の惨状を詩として書き記し、オーティス・スパンに渡しま
した。
スパンは「ガット・マイ・モージョ・ワーキン」。のアンコールが終わった後にこの詩を詠みな
がら全くの即興で唄い出しました。ブルーズという領域の中で演奏して来た仲
間同士とは言え、この即興曲がどういう進行なのか他の人間が知る由もあり
ません。でも充分な出来となって、録音されました。感動的です。
「グドバイ、ヌー・ポート・ブルーズ」。
M18.Goodbye Newport Blues(4’53”)Muddy Waters feat. Otis Spann
-L.Hughes, O.Spann- ユニバーサル UICY-3200
後TM Born In Chicago 「アサー入り / Paul Butterfield Blues Band
-N.Gravenites- Rhino 8122 798434 0
N 「グドバイ、ヌー・ポート・ブルーズ」、マディ・ヲーターズ・ブルーズ・オーケストラ、ヴォーカル
は、オーティス・スパンでした。アルバム全体を通すと、迫力はボストンのラジオ実況録音の
方が勝るでしょう。しかし、今の「グドバイ・ヌー・ポート、ブルーズ」に象徴され
た遣る瀬無さがここかしこに流れる『マディ・ヲーターズ・アット・ヌーポート』、やはり
わたしにとっては忘れられない1枚です。
ツイターにあった「からっ風野郎」ですが、日野さん、すみません、わたしま
だ聞いた事ないんです。映画も観てない。ファン失格だなあ。三島はね、今週「午
後の曳航」を読みました。これも三島らしい作品ですね。最後に竜二は子供
達に殺されるのでしょう。その前の猫を虐殺する場面も強烈に迫ります。彼
が主演した映画「憂国」を観る思いでした。いやこの映画は正直言ってずっ
と観ているのが辛かった。切腹の場面があまりに生々しくてね。
「午後の曳航」を読み終えた時ちょうど、広島で浮浪者を殺した子供たち
が捕まった報道がありまして、印象が重なりました。どちらも無抵抗の人間
に対する多数での暴行です。子供はこんなにも残虐なのですよ、ブルーズを教
えて貰わなくてもね。あ、ブルーズは自分と他人に憐れみを持つ事を教えてく
れるのかも知れない。
それはそうと、文学の美を追求した三島の小説からは、感じる所が多々あ
りました。そもそも変体仮名で書かれていますから、それだけで独特の空気
が漂います。その上に豊富な語彙、表現・・・私の読めない、知らない、言
葉がたくさん出て来ました。日本語の奥深さを思い知理ましたね。良かった。
外国で映画になったそうです。観たいなあ。
さて、今朝の特別付録は、以下の隠し場所です。どうぞお楽しみ下さい。
https://firestorage.jp/download/1b5ecc3d81ec75ea141f12caf1bfcea14f953070
ダウンロード・パスワードは、q60t8rf2です。
今朝もちょうど時間となりました。
こちらは、http://osamusawada.com/category/mornin-blues-by-isaowashizu/
「幻」モーニン・ブルーズ、鷲巣功でした。来週も首都圏で9人のあなただけに。
そして全国で9500万人のあなたにも、アサー。
快楽のための接触が出来るように、もう少しです。5月6日解除に根拠は
ありませんからもっと長引くでしょう。でも俺たちは負けない。トンチンカンな「要
請」ばかりを出し続ける頼りにならない国政や地方自治に依存せず、自分た
ちで、ここを凌ぎましょう。さあみんな、アサー。
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接触がないと幸せホルモンのオキシトシンが放出されないから人は弱っていきます。
でも、声だけでもいいそうだよ。
ワッシーのお声も『特別付録』してくれたら嬉しいのになぁ。
NHK「合点」を観たな。
見ましたよ、「ガッテン」今は音楽だけが頼りの私です。鷲巣さん「あなたが頼りです。」今日もありがとう
最近は外でも家でもスパイスカレーでしたが
今日はハウスのジャワカレー。
新玉と新じゃがで何も加えずレシピどおり。
これが本当においしいね。
鷲巣さん今週も幻ありがとう。
時差で感謝〜
先日勤め先から休業補償の連絡が文書で届きました。
私は世間一般の働き者では無いですが、働かざる者喰うべからず、、。
働かず、役に立たず、お金をもらうのは気が引けます。(頭脳労働で勤め先に貢献するつもりです)
老舗から完全個人経営のライヴハウスはどうしたらいいのでしょう。
ラジオ深夜便を聴きながらこの文章を書いていますが、NHKのアンカーは”職場の決まりでマスクをしながら話している”とのことです。
リクエストは、鷲巣さんの記憶に強烈に残るライヴハウスに関する曲と出来事を連休明けにでもお願い致します。